フィレンツェカード 買い方・使い方・対象施設・アプリまで徹底解説
フィレンツェカードは有効期間の72時間以内であれば、市内約76カ所の美術館、博物館、教会に入場できるお得なフリーパスチケットです。
フィレンツェ滞在時に多くのスポットをアクティブに訪問しようとお考えの方は、料金的なメリットはもちろんですが、チケット売り場に並ぶ煩わしさからも解放されます。
本記事では、このフィレンツェカードの現地やオンラインでの購入方法をはじめ、利用方法、対象施設、料金、有効期限など、フィレンツェカードに関する情報を徹底解説致します。
フィレンツェカードの基本情報
フィレンツェカードには、美術館、博物館、教会の入場がフリーパスになる通常の「フィレンツェカード(Firenzecard)」と、追加で7ユーロの料金を支払う事で購入できる、市内交通(トラムやバス)が乗り放題になる「フィレンツェカードプラス(Firenzecard+)」の2種類があります。それぞれ料金や特典範囲などは以下を参考にしてください。
フィレンツェカード(Firenzecard)
Source by http://firenzecard.it/index.php?lang=en料金 | 85€ |
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有効期限 | 72時間※最初の入場施設での利用開始から72時間有効 |
特典範囲 |
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【※販売停止中】フィレンツェカードプラス(Firenzecard+)
現在、こちらのカードは販売停止となっております。
Source by http://firenzecard.it/index.php?lang=enフィレンツェカードプラスは、フィレンツェカード購入時に追加で7ユーロ支払う事で購入できる市内交通が乗り放題になるチケットです。あくまでも「フィレンツェカード」にプラスして購入できるオプションなので、フィレンツェカードプラス単体での購入はできません。
料金 | 7€※フィレンツェカード(85€)を購入する事が前提。 |
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有効期限 | 72時間※最初の交通機関での使用開始から72時間有効 |
特典範囲 |
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フィレンツェカードの購入方法
フィレンツェカードは以下のいずれかの方法で購入可能です。どちらの方法で購入しても料金的な違いはありません。
公式サイトでオンライン購入
「フィレンツェカードの公式販売ページ(英語)」からオンラインで購入する方法です。日本語には対応していませんが、3ステップで簡単に購入を完了する事ができます。
オンライン購入時のフィレンツェカードの受け取り方
フィレンツェカードをオンラインで購入した場合、購入完了後にメールに添付されてくるバウチャー(引換券)をプリントアウトして引換所で交換する方法と、「Google Play」か「App Store」でアプリをダウンロードの上、バウチャー番号を入力して電子チケットとして利用する方法があります。電子チケットとして利用した方が、現地でチケットをピックアップする手間が省けて便利です。
【専用アプリ】
【引換所のロケーション】
オンラインでフィレンツェカードを購入した際に引き換え(受け取り)ができる施設は以下になります。
上記のうち一番アクセスしやすくて、フィレンツェカードの受け取りに多くの方が利用するのが「❶ S・M・ノヴェッラ駅前の観光案内所(写真下)」だと思いますが、混雑している時が多いです。
個人的には「❸ カブール通りの観光案内所(写真下)」は空いている事も多く、スタッフの方が非常に親切だったのでお勧めです。
市内の販売所で購入
「authorized points (オーソライズドポイント)」と呼ばれる市内に12ヶ所ある販売所で「フィレンツェカード」の現物を購入する方法です。
各販売所のロケーションと施設名は以下のグーグルマップを参照ください。
フィレンツェカードの利用方法
フィレンツェカードとフィレンツェカードプラスの利用方法は簡単です。専用アプリ内で電子チケットとして使用する場合も、カードとして使用する場合も、最初に使用した時点から72時間有効となります。フィレンツェカードプラスの場合は、交通機関の最初の乗車時に改札機に通して利用を開始します。3日間ではないのでご注意ください。
電子チケットとして使用する場合
フィレンツェカードをオンライン購入した場合、専用のアプリをダウンロードすれば、フィレンツェカードを電子チケットとして利用する事ができます。専用のアプリは以下よりダウンロードください。
- ・App Store(Iphoneの方)
- ・GooglePlay(Iphone以外の方)
アプリの使い方
アプリをダウンロードして起動したら「Your cards」の部分をタップ(クリック)します。
バウチャーコードを入力するフォームが表示されるので、オンライン予約時にメールで受け取った13桁のバウチャーコードを入力してください。入力後「DOWNLOAD CARD」という赤いボタンをタップすれば、フィレンツェカードを電子チケットとして利用する準備は完了です。
後は、最初に対象施設に入場する際にアプリ上で、フィレンツェカードを有効化すればOKです。有効化のやり方は、下画像の様に「Mmuseums」の部分をタップします。
対象施設の一覧が表示されるので、入場したい施設をタップします。上の検索フォームに施設の頭文字をローマ字を入力して検索するとすぐに見つける事ができます。
対象施設のページが開いたら赤いボタン「Start your visit」を押せば有効化(アクティべート)は完了です。ここからカードの利用期限のカウントダウンがスタートします。以後も、入場施設毎に「Start your visit」ボタンを押して、その都度、アプリ上のチケットを提示すればOKです。
また、フィレンツェカードプラスも、フィレンツェカードとは別に有効化する必要があります。バスやトラムを利用する直前に、メニュー下方の電車のアイコン「Public transpatation」をタップしてバウチャーコードを入力後に有効化を進めてください。
フィレンツェカードを受け取って利用する場合
フィレンツェカードを現地購入、もしくはオンライン予約の上で現地で受け取りを行うと、上画像の様に「オリジナルの入れ物」や「ネックストラップ」、対象施設などが記載された「利用ガイド」、「マップ」や「日本語のパンフレット」など、色々な付属品がセットになっています。
オンライン予約の上でアプリ上でフィレンツェカードを利用すると、チケットオフィスでの受け取りを省略できて便利ですが、フィレンツェカードの現物や付属品を受け取る事ができなくなります。逆に、一度チケットオフィスでフィレンツェカードと付属品を受け取ると、アプリ上でのフィレンツェカードの利用はできなくなります。
フィレンツェカードの利用方法
フィレンツェカードをチケットオフィスで発行してもらったら、まずはカード裏面にローマ字か漢字で氏名をフルネームで記載します。
私の場合、ローマ字で記載しようとしたら、チケットオフィスの人に「カンジオッケー!」とアドバイスされました(笑)。カードの裏面をチェックされる事は稀ですが、念のために必ず記載してください。これでカードを利用する準備は完了です。
後はフィレンツェカードの対象施設に行って、フィレンツェカード専用の窓口や入口の係員にフィレンツェカードを提示します。
フィレンツェカード対象施設の入口や窓口には、目立つ赤い看板や標識(写真上)が置かれているので一目瞭然です。フィレンツェカードの窓口や提示場所が分からない場合は、窓口や係員に水戸黄門の印籠の様にカードを提示すれば案内してくれます。
フィレンツェカードを提示すると、専用の機械でバーコード部分をスキャンされ「レシート」の様な紙切れ(写真下)が発券されます。これが入場チケットとなります。施設によってはフィレンツェカードを提示するだけで入場できる場所もあります。
フィレンツェカードは最初の施設でバーコードを読み取らせた時点で利用が開始され、この時点から72時間有効となります。
フィレンツェカードプラスの場合は、最初の交通機関の乗車時に検札機に通すだけで有効化されます。有効化してないカードで乗り物に乗車すると無賃乗車となりますので、ご注意ください。
フィレンツェカードプラスの利用方法
利用方法はフィレンツェカードとほぼ同じですが、「フィレンツェカードプラス」の裏面には、フィレンツェカードの裏面に記載されている番号を記入します。私の場合はチケットオフィスの人が記載してくれましたが、もし記載がない場合は必ずご自身で記載してください。
裏面に番号を記入したら、カード利用の準備は完了です。後は最初に利用する交通手段(バス・トラム・電車)の乗車時に刻印機に通してください。この時点でカードは有効化され、有効期限の72時間からカウントダウンがスタートします。
下画像の様にカードを通す箇所がないタイプの刻印機は、フィレンツェカードプラスのバーコード部分を赤枠の部分にタッチして有効化してください。
2回目以降に交通手段を利用する場合は、フィレンツェカードプラスを持っているだけで大丈夫です。検札員に提示を求められた時にのみ提示してください。この時に有効化が行われていないと罰金の対象となります。
リスタート(RESTART)について
リスタートは2018年12月に導入された制度で、フィレンツェカードおよび、フィレンツェカードプラス購入者は、カードの有効期限終了後に、専用アプリから「リスタート」を行う事で、カードの有効期限を1度だけ48時間追加する事ができます。
しかも、料金は28ユーロとかなり割安になります。ただし、リスタートを行うには以下の条件を満たしている必要があります。
- ・最初にフィレンツェカードを購入した日から12ヶ月以内であること。
- ・リスタートの購入手続きはオンライン上でのみ可能。
- ・オンライン購入後、リスタートは専用のアプリ(Firenzecard app)上でのみ行う事ができる。
リスタート方法
リスタートを行うには、フィレンツェカード公式サイトの「リスタートのページ」から購入手続きを行います。ページにアクセスしたら、赤いボタン「Buy now」をクリックしてください。
ページが切り替わったら、ページ下部の「 I confirm that I have read and understand the terms of use of Firenzecard R」と書かれた左側の□にチェックを入れて「Continue」ボタンをクリックします。
次のページで、バウチャーコード(voucher code)の入力を求められるので、最初に購入した際に入手した「バウチャーコード」を入力します。コードを入力したら、最後に「Add」ボタンをクリックして、購入手続きを進めていきます。
購入が完了したら、専用アプリを起動して下画像の様に「Your cards」をタップします。すると、期限切れのフィレンツェカードやフィレンツェカードプラスがある場合は右側に赤字で「EXPIRED(期限切れ)」と表示されているので、その部分をタップします。
ページが切り替わったら、今度は「enter the voucher number」というリンクをクリックします。後はリスタート購入時に発行された新規のバウチャーコードを入力してカードの利用準備は完了です。その後の利用の流れは、最初にフィレンツェカードやフィレンツェカードプラスを購入した時と同じになります。
また、初回に購入したのが「フィレンツェカード」だけであっても、リスタート時に「フィレンツェカードプラス」を7ユーロで追加する事も可能です。
利用範囲・対象施設
冒頭でも申し上げましたが「フィレンツェカード」は、市内約76カ所の美術館、博物館、教会に無料で入場する事ができます。
以下に主要施設名と地図内の番号を記載致しました。
全対象施設はこちらの「フィレンツェカード対象施設一覧(PDF)」をダウンロードください。
人気施設ベスト10
フィレンツェカードで入場可能な施設の中でも、特に人気が高い施設をトップ10までご紹介致します。データーはフィレンツェカード公式アプリの訪問数ランキングに基づいています。
❶ ウフィツィ美術館
ダ・ヴィンチやラファエッロなど、世界の名画が展示してある人気美術館が予想通り一番人気です。
❷ アカデミア美術館
ダビデ像のオリジナルが展示されているアカデミア美術館が、クーポラを押さえて2位にランクイン。
❸ クーポラ(ドゥオーモ)
現在ドゥオーモ関連施設はフィレンツェカードの特典対象外となっております。フィレンツカードを利用した入場はできません。(2023/1/12更新)
463段の階段を登り切ると、ドゥオーモの円形部分「クーポラ」からフィレンツェの町並みを一望できます。登頂には体力が必要なため、年配の方の足が遠のいたのでしょうか。2大美術館に次いで3位にランクイン。
➍ ボーボリ庭園
ピッティ宮の裏手に広がる東京ドームと同等の広さを誇る典型的なイタリア式庭園。
➎ サンタ・クローチェ聖堂
"Santa Croce church, Florence" by ByB is licensed underCC BY 3.0
ウフィツィ美術館の東側に位置する13世紀前半に建設された教会。内部は広く、装飾の美しさは中々のものです。
➏ ヴェッキオ宮殿
シニョーリア広場のシンボルとも言える宮殿。ウフィツィ美術館に行く途中に多く方が目にすると思います。
➐ サンタ・マリアノヴェッラ教会
サンタ・マリアノヴェッラ広場の北側に位置する教会。内部の装飾の美しさには一見の価値があります。
➑ パラティーナ美術館(ピッティ宮殿)
ピッティ宮殿内に複数ある中で最も見応えのある美術館。歴代トスカーナ公のコレクションが公開されています。
➒ 近代美術館(ピッティ宮殿)
ピッティ宮殿の3階にある美術館。18世紀から20世紀にかけてのトスカーナ地方の絵画を中心に展示しています。
❿ サンジョヴァンニ洗礼堂(ドゥオーモ)
現在ドゥオーモ関連施設はフィレンツェカードの特典対象外となっております。フィレンツカードを利用した入場はできません。(2023/1/12更新)
ドゥオーモの入り口正面に位置する八角形が特徴的な「洗礼堂」。建物の東側ではあのミケランジェロが称賛したとされる「天国の門」を目にする事ができます。
優先入場に予約が必要な人気施設について
フィレンツェカード保有者は、多くの美術館や施設で、専用の列から優先的に入場する事ができます。優先入場が可能な施設の入り口付近には必ず「firenze card」と書かれた赤い標識があるので、目印にしてください。
また、以前までは、フィレンツェカードで「ドゥオーモのクーポラ」「ウフィツィ美術館」「アカデミア美術館」の人気施設にも優先入場が可能でした。しかし、2019年4月より、この3施設に優先入場するためには別途予約手続きが必要となりました。追加料金は必要ありませんが、各施設ごとに現地で予約手続きを行う必要があります。
上記3施設のフィレンツェカードを利用した予約方法については、以下を参照ください。
ウフィツィ美術館の優先入場予約方法
フィレンツェカードで「ウフィツィ美術館」の入場予約を行うには以下の方法があります。
- (1)ウフィツィ美術館のチケットオフィスで「フィレンツェカード」を購入する際に入場予約をする。
- (2)ウフィツィ美術館の予約専用ダイヤル「(+39) 055 294883」に電話して予約番号を入手。現地の予約者専用のチケット受け取り窓口「3番」に行き、予約者番号と引き換えに優先入場チケットを受け取る。
- (3)「オルサンミケーレ教会」「アカデミア美術館のブックショップ」「ウフィツィ美術館の3番窓口」のいずれかで、フィレンツェカードを提示の上で直接予約する。
上記を見て頂くとお分かりかと思いますが、(2)以外の方法は、現地予約になるので、当日の入場は難しい場合があります。確実に入場したい場合は、フィレンツェカードでの入場をあきらめて、ウフィツィ美術館の公式予約サイトで、事前に入場予約をしておくのがお勧めです。
アカデミア美術館の優先入場予約方法
フィレンツェカードで「アカデミア美術館」の入場予約を行うには以下の方法があります。
- (1)アカデミア美術館のチケットオフィスで「フィレンツェカード」を購入する際に入場予約をする。
- (2)アカデミア美術館の予約専用ダイヤル「 (+39) 055 294883」に電話して予約番号を入手。現地の予約者専用の窓口「51番」に行き、予約者番号と引き換えに優先入場チケットを受け取る。
- (3)「オルサンミケーレ教会」「アカデミア美術館のブックショップ」「ウフィツィ美術館の3番窓口」のいずれかで、フィレンツェカードを提示の上で直接予約する。
(2)以外の方法は、現地での予約になります。ウフィツィ美術館やドゥオーモほどではありませんが、稀にアカデミア美術館も当日の入場予約が埋まっている場合があります。確実に入場したい場合は、フィレンツェカードでの入場をあきらめて、アカデミア美術館の公式予約サイトから入場予約をしておくのがお勧めです。
ドゥオーモ クーポラの優先入場予約方法
現在ドゥオーモ関連施設はフィレンツェカードの特典対象外となっております。フィレンツカードを利用した入場はできません。(2020/12/04更新)
ドゥオーモ付属施設に「フィレンツェカード」で入場する場合、フィレンツェカードの現物を入り口で提示しても入場する事はできません。まずは「サン・ジョヴァンニ洗礼堂前のチケットオフィス」か、「ドゥオーモ付属美術館内のチケットオフィス」に立ち寄って、フィレンツェカード(アプリ利用の場合も)を提示の上、「共通チケット」を発券(無料)してもらう必要があります。各ドゥオーモ関連施設とチケットオフィスの位置関係は以下の地図を参考にしてください。
サン・ジョヴァンニ洗礼堂のチケットオフィスはクローズしている場合や混雑している事も多いので、「ドゥオーモ付属美術館(写真下)」内のチケットオフィスでの共通チケット発券がお勧めです。
ドゥオーモ付属美術館内入り口付近の向かって一番左側のカウンターで「フィレンツェカード」を提示すると「ドゥオーモの共通チケット」を発券してくれます。
フィレンツェカードの受付カウンターには「Firenze Card」と書かれた赤白の看板が置かれています。下写真の左側が、フィレンツェカード提示後に発券された「ドゥオーモの共通チケット」です。
2020年の初め頃まで、クーポラを含むドゥオーモ関連施設(ジョットの鐘楼、洗礼堂、ドゥオーモ付属美術館、サンタ・レバラータ地下教会)は、「共通チケット(20€)」1枚でそれぞれの施設に1度づつだけ入場が可能でした。しかし、2020年中頃より、各施設ごとに入場料金が定められ、共通チケットは廃止されました。
この改正に伴い、クーポラを含むドゥオーモ関連施設に入場するには、各施設ごとに日時指定の入場予約チケットが必要となりました。チケット料金も施設毎に異なります。ただし、ドゥオーモ大聖堂に関しては引き続き無料かつ予約なしで入場が可能です。
上記記事内の「フィレンツェカードを利用する場合」の項を参考にしてください。
フィレンツェカードは購入するべきか?
「フィレンツェカードは購入するべきか?」。この問いに対して、以前なら迷わずイエスでした。しかし、ウフィツィ美術館とアカデミア美術館、更にクーポラ(ドゥオーモ)の優先入場予約手続き(無料)が別途必要となった現在、85ユーロもするフィレンツェカードの購入は、慎重に検討する必要があると言えます。
特に上記の人気3施設(ウフィツィ、アカデミア、クーポラ)をフィレンツェカード保有者が予約する場合、混み具合によっては当日の入場ができなくなるリスクがあります。この点を踏まえると、「ウフィツィ美術館」「アカデミア美術館」「クーポラ(クーポラ)」に確実に入場したい方は、フィレンツェカードに頼らずに個別でそれぞれのサイトで予約するのがベターです。
上記のフィレンツェ3大人気施設を別途予約した場合で考えると、例えば以下の施設を回れば料金的な元は取れます。
- ・ヴェッキオ宮殿(12.50€)
- ・アルノルフォの塔(12.50€)
- ・ピッティ宮殿(夏期:16.00€、冬期:10.00€)
- ・ポーポリ庭園(夏期:10.00€、冬期:6.00€)
- ・サンタマリア・ノヴェッラ教会(7.50€)
- ・サンタクローチェ教会(8.00€)
- ・ジョットの鐘楼、サン・ジョヴァンニ洗礼堂(18.00€)
- ・ストロッツィ宮(18.00€)
以上を踏まえると、フィレンツェに3日以上滞在で、ウフィツィ美術館、アカデミア美術館、クーポラ(ドゥオーモ)を除いて、8施設以上の対象施設に入場する方には購入をお勧めします。
ただし冬場であれば、ウフィツィ美術館、アカデミア美術館、クーポラも当日予約の上で入場できる可能性が高いです。そういった意味で、ローシーズンにフィレンツェを訪れる方は、かなりお得に「フィレンツェカード」を利用できると思います。
まとめ
フィレンツェカードに関して重要なポイントをまとめると以下の様な形です。
- ・フィレンツェカードは市内の76カ所の施設に無料で入場できるカード
- ・フィレンツェカードはオンラインと現地で購入可能
- ・フィレンツェカードは専用アプリをダウンロードすれば、電子チケットとして利用可能
- ・フィレンツェカードプラスは、市内のバスやトラムが乗り放題になる
- ・フィレンツェカードプラスは、フィレンツェカード購入者のみ購入可能
- ・有効期限が切れたフィレンツェカードは1年以内なら28ユーロでリスタートが可能
- ・リスタート時の有効期限は48時間
- ・ウフィツィ美術館とアカデミア美術館に優先入場するには別途予約が必要
- ・ドゥオーモ関連施設に入場するには、チケット売り場で共通券を発券してもらう必要がある
- ・ドゥオーモのクーポラに上るには、共通券を入手後、専用の機械で予約が必要
上記のまとめポイントは全て本記事内で解説した内容を要約したものです。気になる箇所がある場合は、もう一度読み直してみてください。
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