クーポラとジョットの鐘楼はどちらがおすすめ? フィレンツェの2大絶景スポットを徹底比較
ドゥオーモがある広場には、絶景スポットが2箇所存在しています。一つはドゥオーモの半円部分「クーポラ」の展望フロア、もう一つが「ジョットの鐘楼」の展望フロアです。
共に、ドゥオーモの共通チケットで1度つづ入場できるため、どちらの塔に登るか頭を悩ませてる方も多いと思います。
本記事では、「クーポラ」と「ジョットの鐘楼」の景観を紹介しつつ、両スポットのメリットやデメリットなどもご紹介致します。
展望フロアからの景観
百聞は一見に如かずだと思います。まずは、クーポラとジョットの鐘楼それぞれの展望フロアから見る事ができる景観をご覧ください。参考までにクーポラの高さは116mで階段を463段、ジョットの鐘楼の高さは84.7mで階段を414段登る必要があります。
ジョットの鐘楼 展望フロアからの景観
上の2枚は、5月の正午頃に「ジョットの鐘楼」から撮影した写真です。この様に「ジョットの鐘楼」からは「クーポラ」を撮影できるのが非常に大きなメリットだと思います。クーポラ側の展望フロア(写真下)も撮影できてしまいます。
他にも「ヴェッキオ宮殿」や「サンタ・クローチェ教会」など、フィレンツェ市内のあらゆる建物を一望する事ができます。
クーポラより低いとは言え、鐘楼の高さも80m以上はあるので、遥か遠くの景色も視界に捉える事ができます。
ジョットの鐘楼の展望階は、建物の一つ一つが美しく見える丁度いい高さです。
クーポラ 展望フロアからの景観
クーポラの展望フロアからは一切視界を遮るものなく、フィレンツェの街をパノラマビューで一望できます。ジョットの鐘楼からの景観と比べると、更に高い位置から市内を見下ろす事ができるのが特徴です。
クーポラの西側からは「ジョットの鐘楼」も見下ろす事ができます。ジョットの鐘楼を見下ろす事ができるのは、クーポラの展望フロアからだけです。
また、クーポラの階段を登る途中で、クーポラ二重構造部分の内側通路を歩くので、「最後の審判」の天井画を間近で見る事ができます。
ただし天井画が近すぎて、通常のカメラではちょっと歪んだ感じの写真しか撮影できないと思います。
ジョットの鐘楼とクーポラのどちらに登るのがおすすめ?
景観の美しさや写真の映え具合で言えば「ジョットの鐘楼」に軍配があがります。高さ84.7mのジョットの鐘楼からは、フィレンツェ市内の景観をバックに、美しい「クーポラ」の写真を撮影する事ができます。これに勝る景観は中々ないと思います。
一方、高さ116メートルのクーポラからは、視界を遮るものが一切ないので、視野の広い壮大な景観を楽しむ事ができます。建物一つ一つはやや小さく見えますが、その分だけ視野の開けた壮大な景色を望む事ができます。写真に拘らず爽快さを求めるなら「クーポラ」に登るのがお勧めです。
以上を踏まえると、映える写真を撮影したいなら「ジョットの鐘楼」、写真に拘らず爽快な景観を望みたいなら「クーポラ」に登るのがお勧めです。体力のある方は是非、両方登ってみてください。
ジョットの鐘楼とクーポラはどっちが混雑する?
人気があるのは圧倒的に「クーポラ」ですが、クーポラの入場には、ドゥオーモの共通チケット購入に加え、日時指定の入場予約(無料)が必須となっています。予約の手間こそありますが、予約さえしてしまえば、確実に指定した時間に入場する事ができます。
一方、ジョットの鐘楼に関しては、予約制を導入していた時期もありましたが、現在は入場予約制度はありません。そのため、タイミングによっては行列ができており、ピークの時間帯だと、30〜45分ぐらい並ぶ場合もあります。
並ばずに確実に入場したい方は「クーポラ」に登った方がスケジュールは立てやすいと思います。
まとめ
本記事では、ジョットの鐘楼とクーポラのどちらに登るかというテーマーで記事を書きましたが、フィレンツェ滞在日数が2日以上ある方や、体力に自信のある方は、両方の展望フロアに登ってしまえば間違いないと思います。
確実に言えるのは、どちらの展望フロアも苦労して登るだけの価値がある素晴らしい景観を望む事ができます。
この記事をシェアする