【ジョットの鐘楼】入口、登り方、入場料金などの観光情報を徹底解説

(2018年3月18日 公開) (2019-10-16 最終更新) ジョットの鐘楼の景観

高さ84.7m、幅15mを誇る「ジョットの鐘楼(しょうろう)」は、ドゥオーモ広場にある関連施設の中でも、特に人気の高い観光スポットの一つです。

ジョットの鐘楼の上は絶景の見晴台になっており、徒歩で414段の階段を登るとアクセスする事ができます。残念ながらエレベーターはありません。

ジョットの鐘楼 展望フロアの景観

鐘楼の上からは、フィレンツェ市内を一望できると共に、正面にドゥオーモのクーポラを望む事ができます。この景観を見るためだけでもフィレンツェを訪れる価値があるほど、その景観の素晴らしさには定評があります。

本記事では、このジョットの鐘楼への入場方法や登り方をはじめ、入場料金、所要時間など、鐘楼の観光に役立つ情報を徹底解説致します。他にも展望フロアからの景観や、建築の歴史など、ジョットの鐘楼にまつわる情報が満載です。

ジョットの鐘楼 基本情報

営業時間・入場料金

  • ・営業時間:08:15~19:00
  • ・チケット料金:18ユーロ(約2,400円)

入場には18ユーロ(WEB購入時は20ユーロ)の共通チケットが必要です。共通チケットはオンライン、もしくは当日にチケットオフィスで購入する事ができます。また、少し前までは「ジョットの鐘楼」も時間指定をして入場予約ができましたが、現在は入場予約(時間指定入場)が可能な施設は、ドゥオーモのクーポラだけとなっております。

ジョットの鐘楼 チケット(表側) こちらは、現地のチケットオフィスで購入できるドゥオーモ周辺施設の共通チケット(表側)です。ジョットの鐘楼もこのチケットで入場します。

ジョットの鐘楼 チケット(裏側) 共通チケットの裏側です。現地で購入したので18€と記載されていますが、WEBで事前予約した場合は20€になります。

ジョットの鐘楼のチケットは、WEB予約した場合も現地購入した場合も共通チケットとなり、以下の6つの施設にそれぞれ1回づつ入場する事ができます。「ドゥオーモ」だけはチケットがなくても無料入場可能です。

①ドゥオーモ(入場無料)②クーポラ※1③サン・ジョヴァンニ洗礼堂④ジョットの鐘楼⑤ドゥオーモ付属美術館⑥クリプト(サンタ・レバラータ地下教会の跡地)

※1 クーポラは完全予約制となっているため、別途入場予約が必要。

共通チケットは最初にチケットを使用した(施設に入場した)時から72時間有効です。72時間以内であれば、日をまたいで②~⑥の施設に自由に一度づつだけ入場する事ができます。例えば、2019年11月10日の13時に最初に共通チケットを使用した場合、2019年の11月13日の13時までチケットが有効となり、それより後は無効となります。以前は48時間有効だったので、ネット上だと情報が混在していますが、2019年10月時点では72時間有効で間違いありません。

鐘楼への行き方と入口

ジョットの鐘楼はフィレンツェの列車駅「サンタ・マリア・ノヴェッラ駅」から徒歩12分ほどで、ほぼフィレンツェの中心に位置しております。

「ジョットの鐘楼」は「サンタ・マリア・デル・フィオーレ教会(ドゥオーモ)」の南側、メインのチケットオフィスは「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」の北側にあります。

各施設と「ジョットの鐘楼」との位置関係や、チケットオフィスの場所などは以下の地図を参考にしてください。

ドゥオーモ周辺マップ ショットの鐘楼とチケットオフィスの場所

鐘楼の登り方は簡単です。チケットオフィス(もしくはオンライン)で購入したチケットを持って入口(写真下)に並び入場するだけです。チケットは鐘楼の建物に入ってから、中に設置してある機械にバーコード部分をスキャンして利用します。後はひたすら階段を登って展望フロアを目指すだけです。

ジョットの鐘楼 入口の行列

参考までに、上写真ぐらいの行列なら20〜30分で入場できます。また、ジョットの鐘楼の入場を含む共通チケットは、建物に入ってからでも購入可能です。

ジョットの鐘楼の入口 ▲ジョットの鐘楼の入口は塔の東側にあるのでここに並んで入場します。通常はここに行列ができているのですぐに分かると思います。

ジョットの鐘楼の階段 ▲ジョットの鐘楼の階段。頂上まではこの狭い階段を徒歩で414段登っていきます。

鐘楼の階段の中間地点 ▲鐘楼の階段の途中には中間地点が2つほどあり、中間地点では休憩をしたり写真撮影をしたりする事もできます。

鐘楼の上の景観 ▲鐘楼の上には通路があり一周する事ができます。壁には金網がありますが、金網の間からカメラやスマホを通して写真の撮影ができます。

鐘楼からの景観

ジョットの鐘楼からの景観 ジョットの鐘楼から見るクーポラ

ジョットの鐘楼の上からは、フィレンツェの街並みを360°のパノラマビューで望む事ができます。上の2枚の写真は13時頃に鐘楼の上からドゥオーモ方面を撮影した写真です。ドゥオーモのクーポラ方面を順光で撮影したい場合は正午付近にジョットの鐘楼に登るのがおすすめです。

クーポラの展望フロアの景観

ジョットの鐘楼からは、クーポラの展望フロアも望む事ができます。

鐘楼から見る「サンタ・クローチェ教会」 鐘楼の上からはフィレンツェのあらゆる建造物を目にする事ができます。こちらは街の南側にある「サンタ・クローチェ教会」です。

ヴェッキオ宮殿 シニョリーア広場に面して建つヴェッキオ宮殿も眼下に望む事ができます。後方の高台にそびえるのは「ベルヴェデーレ要塞」

鐘楼からのフィレンツェ北側の景観

フィレンツェの北側の景観。手前に見えるのは「サン・ジョヴァンニ洗礼堂」です。

鐘楼からの景観

鐘楼の上からは、どの角度から写真を撮影しても、赤色の屋根が映えて非常に美しい景観です。左奥に見えるのはフィレンツェの支配者であった「メディチ家の礼拝堂」です。

ジョットの鐘楼の建築の歴史

ジョットの鐘楼は、フィレンツェの画家で建築家の「ジョット・ディ・ボンドーネ」の設計によって1334年に建設が着工されました。ジョットの鐘楼の名前はこの設計者の「ジョット」に因んで名付けられています。

しかし、ジョットが生前に完成できたのは鐘楼の基礎部分の下部(写真下)だけでした。

ジョットの鐘楼 ジョットが手掛けた基壇部分の説明画像

基壇部分は56枚のレリーフと16体の彫像で飾られています。

ジョットの鐘楼 基壇部分のレリーフ

ジョットの亡き後、建築を引き継いだ彫刻家の「アンドレア・ピサーノ」が第2層までを完成させました。そして、残りの3層から5層までを「フランチェスコ・タレンティ」が完成させ、工事着工から役25年後の1359年にジョットの鐘楼は完成しました。

この様に、ジョットの鐘楼は異なる年代の3人の建築家が建築に携わったため、階層ごとに建築様式が異なっています。

ジョットの鐘楼 階層別の建築家

担当した建築家によって建築様式こそ異なりますが、赤緑白の三色の大理石が共通で用いられているので、余程目ざとい方以外は違和感を感じる事は無いと思います。

ジョットの鐘楼の装飾

所要時間

ジョットの鐘楼の景観

ジョットの鐘楼の観光に必要な所要時間は1時間~1時間10分ほどです。
おおよそ階段の上り下りで往復30分〜40分、鐘楼の上での観光時間に20分〜30分ほど見ておけば良いと思います。

ただし、ジョットの鐘楼は人気スポットで、入場するまでに30分〜40分ほど並ぶ事があります。この時間を含めると所要2時間は見ておいた方が間違いがありません。