【サント・シャペル教会 観光情報】 行き方・入場料金・営業時間を詳しく解説

(2018年9月12日 公開) (2018-09-16 最終更新) サント・シャペル教会のステンドグラス

パリ最古の美しい「ステンドグラス」が見学できる場所がこの「サント・シャペル教会」です。ゴシック建築の至宝とも言われるこの教会は、国王ルイ9世がパリの権威を高めるために買い取った「キリストの聖遺物」や「王冠」などを所蔵する目的で建設されました。

建設は1242年から1248年にかけて行われ、わずか7年間という短い期間で完成を迎えました。その後、フランス革命によって建物は大きな被害を受けますが、ステンドグラスだけは窓から取り外されていたために被害を免れました。そして1846年に入ると、大々的な修復作業が行われ、再びその美しい外観を取り戻しました。

現在、サント・シャペル教会では、教会内部の美しい景観やステンドグラスを見学できるほか、定期的にコンサートなども行われています。

本記事では「サント・シャペル教会」への観光をお考えの方に向けて、教会への行き方や営業時間などの観光情報をはじめ、教会内部やステンドグラスの景観を写真付きで紹介いたします。

営業時間・入場料金・休館日

サント・シャペル教会の外観
営業時間
  • 【1月2日〜3月31日】
    9時〜17時
  • 【4月1日〜9月30日】
    9時〜19時
  • 【10月1日〜12月31日】
    9時〜17時
休館日1月1日、5月1日、12月25日
入場料金
  • ・10 €(サント・シャペル教会の入場のみ)
  • ・15 €(サント・シャペル教会とコンシェルジュリーの入場がセットになったチケット)
オーディオガイド
  • 【レンタル料金】
    3 €
  • 【対応言語】
    日本語、英語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語なd.
その他パリミュージアムパスによる優先入場可能。

コンシェルジュリーは、同じ敷地内にある別の施設になります。マリーアントワネットが収監されていた牢獄がある事で有名です。

行き方・ロケーション

サント・シャペル教会はシテ島の西側、パリの1区に位置しております。近隣にはノートルダム大聖堂やメトロ駅もあり非常にアクセスしやすい場所に位置しています。

【地下鉄での行き方】

地下鉄ライン4「Cité(シテ駅)」で降りて徒歩4分(280m)ほどです。

【バスでの行き方】

バスライン21, 27, 38, 85, 96のいずれかの路線を利用して、「Cité - Palais de Justice」や「Pont Saint-Michel - Quai des Orfevres」などの停留所で降りて徒歩1分〜2分ほどです。

【徒歩での行き方】

■サント・シャペル教会の入口

パレ・ド・ジュスティスの正門とサント・シャペル教会の外観

サント・シャペル教会は裁判所の敷地内にありますが、裁判所の正門からは入場できません。教会の入口は正門を右手にしてパレ通り沿いに歩いて行くと、右手側に見つける事ができます。

パレ通り沿いにあるサント・シャペルの入口は「Sainte Chapelle」と書かれた看板(写真下)が目印です。

サント・シャペル 入口の案内標識

下の画像が教会の入口付近の写真です。右側は車椅子や障害者の方の優先レーンなので、パリミュージアムパス保有者の方もこの時点では左側の一般入場列ならんで入場します。

サント・シャペル教会 敷地内への入口

▲このパレ通り沿いにある入口は、あくまでも敷地内に入るための入口になります。

敷地内に入って、道なりに進んで行くと、今度はサント・シャペル教会内部への入場口が見えてきます。

サント・シャペル教会の入口

下の写真はサント・シャペルの入口側から撮影した写真です。

サント・シャペル教会の入口

向かって左側のレーンがパリミュージアムパスの優先レーンになります。ご覧の通りミュージアムパスの優先レーンには一切の行列がありません。一方、一般入場レーンの方にはやや行列が出来ています。チケットをお持ちでない方は、この一般入場レーンの先にあるチケット売り場で購入する事ができます。

また、どちらのレーンから入場した場合も見学前にセキュリティチェックを受ける必要があります。

内部の景観と美しいステンドグラス

サント・シャペル教会の大きさは、高さ42.5m、奥行き36m、幅17m、上層(2階)と下層(1階)の2層の礼拝堂で構成されています。

見学は1階からスタートして、ハイライトであるステンドグラスは2階に上がると見学することができます。

■下層礼拝堂(1階)

サント・シャペル教会 正面入口の柱近くのマリア像
サント・チャペル 下層礼拝堂の景観

一階の礼拝堂に入場すると、正面入口の柱近くに教会の守護聖人であるマリア(イエスの母)の彫像が飾れています。バジリカ式の下層礼拝堂は、2階に比べると非常に簡素なつくりで、主に使用人など身分の低い人達の祈りの場として使用されていました。ヴォールト構造の天井も低く、どことなく閉塞感を感じる空間です。

1階のギフトショップ 1階にはギフトショップも営業しており、ステンドグラスの模様をあしらった商品を中心に様々なアイテムを販売しています。

1階の景観 2階の上層礼拝堂には1階内部の階段から上がる事ができます。当時の王などは1階の礼拝堂を通らずに、外側のテラスから上層礼拝堂(2階)に直接入場していました。

■上層礼拝堂(2階)

サント・シャペルのステンドグラス

1階から階段を登り、上層礼拝堂に入場した瞬間に、煌びやかなステンドグラスの数々が目に飛び込んできます。

15の窓を飾るステンドグラスは高さ約15m、フロア全体の約600m2を占有しています。15のステンドグラスのうち3分の2が、12世紀当時の最高技術を駆使して制作されたオリジナルで、全てのステンドグラスには、新約、旧約聖書に登場する人類誕生からキリスト復活までの1,113ものシーンが描かれています。

壁面の大半をステンドグラス窓が占有しているため、その間に細い柱を何本も建てる事で強度を維持しているのが分かります。

サント・シャペルのステンドグラス

壁面のステンドグラスだけでなく、バラ窓のステンドグラスの美しさも中々の物です。この西側のバラ窓はヨハネの預言者である黙示録を表していて、敢えて東側の「キリストの受難」のステンドグラスの正面に配置されています。

教会西側のバラ窓

所要時間

サント・シャペルの公式パンフレットでは、見学の所要時間は1時間となっています。

確かに、教会内部の装飾やステンドグラスに描かれた物語を一つ一つじっくりと見学して行くと、それぐらいの所要時間は必要かと思います。

ただ実際は、1時間もかからずに見学を終える人が大半だと思います。教会内部はそこまで広くないので、内部の景観を堪能して、ある程度ステンドグラスをゆっくりと鑑賞するだけなら、所要30分〜45分もあれば十分だと思います。

また、上記の所要時間は、ミュージアムパス所有者で優先レーンから並ばずに入場する事が前提となっております。ミュージアムパスなしで訪問すると、タイミングによっては30分ぐらい並ぶ場合もあります。

ただし、多少の行列ができていても入場の流れは早いと思いますので、見た目の行列の長さだけで判断せずに様子を見ながら並んでみてください。

まとめ

サント・シャペル教会は、その規模こそ大きくはありませんが、ステンドグラスだけで言えば、チェコの聖ヴィート大聖堂や、スペインのサグラダファミリアなど、著名な教会を遥かに凌ぐ美しさです。更に簡素な1階の礼拝堂とのギャップ効果もあり、1階から2階に上がった瞬間は、2階のステンドグラスが一段と豪華に見えるはずです。

ロケーション的にもパリ市内の観光の中心部に位置しており、ノートルダム大聖堂からも徒歩5分〜6分ほどでアクセスする事ができます。また、ミュージアムパスをお持ちの方は優先レーンからほとんど並ばずに入場ができるので、ノートルダム大聖堂を訪れた際は、是非この「サント・シャペル」にも足を運んで見てください。