【パリ 地下鉄】乗り方、ゾーン料金、チケットの買い方まで徹底解説
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パリパリの広さは東西に12キロ、南北に9キロと、東京23区よりもやや小さいぐらいなので、徒歩だけではとても主要観光スポットを回る事はできません。
そのため、パリ観光時の主要移動手段は、地下鉄とRERになります。特にパリの地下鉄は、パリの中心部を東西南北に走っており、全部で14路線も存在しています。たいていの観光スポットは、各地下鉄駅から遠くても徒歩10分圏内には位置しているので、「地下鉄(メトロ)」を利用すればパリ市内の観光スポットを縦横無尽に移動する事ができます。
以上を踏まえ、本記事では、パリの地下鉄とRERの乗り方や、チケット購入方法について詳しく解説します。また、主要ラインの路線図や各駅の主要観光スポットなども記事内で紹介しています。
地下鉄の運行時間
パリ市内を走る「地下鉄」と、パリと近郊を結ぶ「RER」の営業時間は以下の通りです。
地下鉄の運行時間
地下鉄の運行時間は、平日が 5:30 〜翌日 25:15、日曜と祝日は 5:30〜翌日26:15まで運行しています。
ただし、乗車駅によって終電の時間は変わるほか、深夜は運行本数も少ないので、終電ギリギリに利用される方や、乗換がある場合はご注意ください。
RERの運行時間
RERの運行時間は、平日が 5:30 〜翌日 25:20まで運行しています。
ただし、乗車駅によって終電の時間は変わるほか、深夜は運行本数も少ないので、終電ギリギリに利用される方や、乗換がある場合はご注意ください。
ゾーン(Zone)について
パリの公共交通機関は上図の様にパリ市内から円状に1~6までのゾーン(Zone)で区分けされており、ゾーンによって運賃が定められています。ただし、「M」マークが目印の地下鉄(メトロ)利用時は、このゾーンを気にする必要は一切ありません。というのも、パリの地下鉄はパリ市内のゾーン1(1回券2.10€)の範囲内だけでしか移動しないので、料金は基本的に一律と考えて問題ありません。
ゾーンを気にする必要があるのは、パリ郊外に運行路線がある「RER(高速郊外鉄道)」を利用して「ヴェルサイユ宮殿」や「ディズニーランド・リゾート・パリ」及び、空の玄関口である「シャルル・ド・ゴール空港」や「オルリー空港」などに移動する時です。もちろんRERもゾーン1内の範囲であれば1回券を利用する事は可能です。
ゾーン1:パリ市内(20区内)
ゾーン2:ブーローニュの森などを含むパリ市周囲のエリア
ゾーン3:ソー公園、ラ・デファンスなど
ゾーン4:ヴェルサイユ宮殿、オルリー空港、サン・ジェルマン・アン・レー
ゾーン5:シャルル・ド・ゴール空港、ディズニー・ランド・リゾート・パリなど
チケットの種類と料金
地下鉄もRERもパリの交通公団「RATP」によって運行されております。RATPはそれ以外にも、バスやモンマルトルのケーブルカーの運行なども行っています。そのため、チケットは全て共通で、1回券は2.10€になります。
RER(高速郊外鉄道)に関しては、ゾーン1~2の範囲なら、メトロと同様に2.10€の1回券で利用可能ですが、ゾーン3以上の場所に行く場合は、ゾーンが増えるほど運賃も高くなります。
チケットの種類と運賃の概要については以下をご参照ください。
t+ tickets(1回券)
料金 | 2.10€ |
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有効期限 | 利用開始から90分間 |
乗車可能な 交通機関 |
空港発着バスには利用できません。 |
乗り継ぎ | 90分以内であればメトロ・RER間の乗り継ぎが可能 メトロからRERに乗り継ぐ場合、1回券の範囲でRERが移動できるのは「ゾーン2」までになります。ゾーン3以上の場所に行くには、その目的地に応じたチケットの購入が必要です。日本と違って乗り越し精算というシステムはなく罰金となりますのでご注意ください。 |
Carnet de 10(10回券)
1回券である「t+ tickets」を10枚綴でまとめて購入する事ができます。料金的にも「t+ tickets」を個別に10枚購入するよりもトータルで4.1€安くなります。仕様や条件などは全て1回券と同じです。
料金 |
|
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有効期限 | 1回券と同条件になります。 |
乗車可能な 交通機関 | 1回券と同条件になります。 |
乗り継ぎ | 1回券と同条件になります。 |
Mobilis(モビリス)
Mobilisは、RATPの交通機関に乗り放題の1日乗車券です。チケットの料金はゾーンによって決定し、利用できる範囲が広いほど料金は高くなります。1日に地下鉄を4回以上利用するなら、この「Mobilis」の購入がお得です。
料金 |
|
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有効期限 | 1日乗り放題 |
乗車可能な 交通機関 |
Transilien(トランシリアン)は、フランス国鉄「SNCF」が運行する「近距離列車」です。パリ市内からSNCFでヴェルサイユ宮殿に行く場合などに利用できます。 |
乗り継ぎ | 有効期限内であれば無制限 |
Mobilisは、チケット表側の左上にある「必要項目」を記入の上で使用する形になります。Valable leの欄には「利用開始日」を 日/月/年の形式で記入、Nomの欄には「性」を、Prenomeの欄には「名前」をそれぞれローマ字で記載してください。
Paris Visite travel pass(パリヴィジット)
Paris Visite travel passは、指定されたゾーン内であればRATPの交通機関が乗り放題になるフリーパスチケットです。「Mobilis」との違いは、「Mobilis」がゾーンを指定するのに対して、「Paris Visite travel pass」は、ゾーンとチケットの有効日数の両方を指定する事ができます。ただし、ゾーンは「1-3」か「1-5」の何れかのみ選択可能で、料金も有効日数が長いほど高くなります。
Zones 1-3
パリヴィジット有効日数別の料金表
有効日数 | 料金 |
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1日間有効 |
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2日間有効 |
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3日間有効 |
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5日間有効 |
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Zones 1-5
パリヴィジット有効日数別の料金表
有効日数 | 料金 |
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1日間有効 |
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2日間有効 |
|
3日間有効 |
|
5日間有効 |
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その他の基本情報
(パリヴィジット)
乗車可能な 交通機関 |
Transilien(トランシリアン)は、フランス国鉄「SNCF」が運行する「近距離列車」です。パリ市内からSNCFでヴェルサイユ宮殿に行く場合などに利用できます。 |
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乗り継ぎ | 有効期限内であれば無制限 |
Navigo Easy(ナヴィゴ・イージー)
「Navigo Easy(ナヴィゴ・イージー)」は、誰でも利用できるチャージ式タイプの乗車カードです。日本の様に指定金額をチャージするのではなく、既存のチケット種から「t+ tickets(1回券)」や「Carnet de 10(10回券)」などを選択してチャージする形になります。
料金 | 2.00€(初回カード購入料金) 利用には各種チケットのチャージが必要です。 |
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カードの 有効期限 | 10年間 |
チャージ可能な チケット種 |
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乗車可能な 交通機関 |
乗車可能な交通機関はチャージしたチケット種類によって異なります。 |
「Navigo Easy(ナヴィゴ・イージー)」は、駅構内にある「RATP」のチケット販売窓口で購入する事ができます。チャージのみ、窓口だけでなく自動券売機の利用も可能です。
「Navigo Easy(ナヴィゴ・イージー)」の仕様は少しだけ複雑
「Navigo Easy(ナヴィゴ・イージー)」の仕組みは、SuicaやPASMOとは若干だけ異なります。
カードの中に金額ではなく、「t+ tickets(1回券)」「Carnet de 10(10回券)」「OrlyBus and RoissyBus(空港バスチケット)」などを、そのまま電子データーとしてチャージするイメージです。
チャージしたチケット種は、全て電子データーとしてカード内に記憶されるので、「10回券」と「空港バス チケット」を、1枚のカード内にまとめてチャージする事も可能です。
注意点としては「1回券」と「10回券」を組み合わせてチャージできないなどの細かいルールもあり、仕組みを理解してないと、混乱してしまう可能性があります。この辺りの仕様がややこしいと感じる方は、通常の紙チケットの利用がお勧めです。
チケットの購入方法
地下鉄とRERのチケットは、空港や地下鉄に設置してある自動券売機や窓口で購入する事ができます。窓口で乗車チケットを購入する場合は「ワン アドルト プリーズ(大人1枚)」などと言えば、1回券の「t+ tickets」を購入する事ができます。
ただし、あまり大きくない地下鉄駅の窓口や朝早い時間帯などは、チケットを窓口で購入しようとすると、自動券売機で購入してくれと言われる事が多いので、自動券売機(写真下)の使い方はマスターしておいた方が良いと思います。地下鉄とRERのチケットは共通なので、自動券売機の操作方法も共通になります。
地下鉄の各駅に必ず設置してある「自動券売機」には、自動券売機のモニターに直接タッチして操作するタイプ(写真左下)と、ローラーとボタンで操作するタイプ(写真右下)の2種類があります。
どちらの自動券売機も基本的な選択項目は同じですが、操作方法や表示画面が若干だけ異なります。それぞれの自動券売機の操作手順は以下より順を追って説明致します。
自動券売機でのチケット購入方法(タッチモニター式タイプ)
上画像の様に、モニターに指のイラストが表示されているタイプの自動券売機は、画面に直接タッチして操作を行います。まずは「English」の部分をタッチして表示言語を「英語」に切り替えて購入を進めて行きます。
【チケット購入メニューを選択】
言語選択画面の後は「チャージ」か「チケット購入」かを選択する画面が表示されるので、向かって右側の「Touch here by tickets」をタッチして乗車チケット購入に進みます。
【チケットの選択】
チケットの選択画面に移動したら、購入したいチケットを選択します。1回券を購入する場合は、一番上にある「t+ tickets」をタッチします。購入枚数は後で選択できます。
また、 ヴェルサイユ宮殿など、パリ郊外に行く場合のチケットは「Tickets for paris region(パリ郊外のチケット)」をタッチします。次の画面でアルファベットの入力画面になるので、ヴェルサイユ宮殿に行く場合は最寄り駅の「Versailles Rive Gauche」の最初の数文字のアルファベットを入力するば、画面下方に候補駅が表示されるので「Versailles Rive Gauche」をタッチしてください。
続けて、Full fare(大人)か、Reduced fare(4~9歳)のどちらを購入するか聞かれるので、10歳以上の方は「Full fare(大人)」をタッチして選択します。
【購入枚数の選択】
最後にチケットの購入枚数を選択します。10枚(Carnet de 10)まとめて買うと、4.1€、20枚なら8.2€、個別でチケットを購入するより安くなります。
【選択内容の確認】
購入枚数を選択すると、これまで選択した購入内容が画面に表示されます。問題なければ右下の「Validate」をタッチして支払いに進みます。
同時に子供用のチケットなども購入する場合は左側の「Next purchase(次の購入)」をタッチすれば、別のチケットを同時に選択してまとめて購入する事ができます。
【料金の支払い】
支払い画面が表示されたら、料金、もしくはクレジットカードを挿入します。
利用可能な支払い方法は自動券売機の種類によって異なります。上の画像の例だと、クレジットカード、硬貨、紙幣(20€、10€、5€)でのみ支払いが可能です。
投入した金額がチケットの料金に達すると、「Do you want a receipt?」とレシートが必要か聞かれるので、必要な方は「Yes」、必要なければ「No」をタッチしてください。
クレジットカードや紙幣、硬貨の投入口は以下の画像を参考にして、乗車チケット料金の支払いを完了してください。
支払いが完了すると、自動券売機下方の取り出し口(写真下)にチケットが発券されます。
自動券売機でのチケット購入方法(ローラー式タイプ)
地下鉄の自動券売機で上の様に、モニターの下に「操作用のローラー」がついているタイプの自動券売機は、このローラーとその左右のボタンを使って操作します。
まずは、ローラーを下方向に回転させてモニター内のカーソルを「English」に合わせてください。カーソルが「English」に合わさったら、右手側の緑色の「決定ボタン」を押して選択を確定します。
言語を選択すると、下図の様に「チャージ」か「チケット購入」かを聞かれるので、ローラーを回転させて下側の「Buy tickets(チケットを購入する)」にカーソルを合わせて決定ボタンを押してください。
続いてチケットの種類を選択します。1回券を購入する場合は、既に一番上にある「t+ tickets」にカーソルがあるので、緑色の「決定ボタン」を押して次のステップに進みます。購入枚数は後で選択できます。
また、ヴェルサイユ宮殿など、パリ郊外に行く場合のチケットは「Tickets for paris region(パリ郊外のチケット)」をタッチします。次の画面でアルファベットの入力画面になるので、ヴェルサイユウ宮殿に行く場合は最寄り駅の「Versailles Rive Gauche」の最初の数文字のアルファベットを入力するば、画面下方に候補駅が表示されるので「Versailles Rive Gauche」をタッチしてください。
チケットの種類を選択後、Full fare(大人)か、Reduced fare(4~9歳)のいずれかを選択する画面が表示されるので、10歳以上の方は「Full fare(大人)」をタッチして選択します。
今度は購入したい「チケット枚数」を選択します。
購入枚数までの選択が確定すると、購入内容の確認画面が表示されます。表示内容に問題がなければ「Validate」にカーソルが合った状態で緑色の「確定ボタン」を押して、支払いに進みます。
下画像の様な画面が表示されたら、硬貨か、クレジットカードを挿入して支払いを完了します。
上画像の様に「クレジットカード」と「硬貨」のマークしか表示されていない場合は、乗車チケットの支払いに「紙幣」は使用できません。
投入した金額がチケットの料金に達すると、「Do you want a receipt?」とレシートが必要か聞かれるので、必要な方は「Yes」、必要なければ「No」を選択してください。
乗車チケットの料金は、モニター右側にある「硬貨投入口」と「クレジットカード挿入口」より支払いが可能です。
支払いが完了すると、乗車チケットはモニター右下辺りにある「取り出し口」より発券されます。
地下鉄とRERの乗り方と降り方
地下鉄もRERも乗り方は非常に簡単です。乗車チケットを自動改札機の挿入口に通してそのまま改札をくぐり、後はホームに到着する列車に乗って目的地で降りればよいだけです。以下より地下鉄とRERの乗車手順の詳細を写真付きで解説します。地下鉄とRERの乗り方はほぼ同じですが、若干だけ異なりますので、その部分についても解説します。
改札通過から乗車までの流れ
パリの各地下鉄駅には、地下に下りてすぐの場所に必ず以下の様な自動改札機が設置してあります。
乗車チケット購入後、下の画像の様に乗車チケットを自動券売機のチケット挿入口に挿入します。チケットを挿入すると、レバーのロックが解除されて改札を通れる様になります。
改札を抜ける際に、チケット取り出し口から、挿入した「乗車チケット」を必ず回収する様にしてください。後は特にチケットの回収などはありませんが、抜き打ちで係員による乗車チケットのチェックがありますので、乗車チケットは絶対に外に出るまでなくさない様にしてください。
【地下鉄の場合】
地下鉄の場合、自動改札を抜けたら、乗りたい路線番号の案内に沿って乗車ホームへ移動します。
地下鉄の乗車ホームは、日本の地下鉄と一緒で進行方向別に乗車ホームが対面になっています。ホーム移動時は同じ路線でも進行方向にご注意ください。
地下鉄ホームの上部には、先発と次発列車の到着するまでの時間が電光掲示板に表示されているので、次の電車の到着時間を確認する事ができます。
上の例だと、13番線の「Saint-Denis」行きの列車の先発が「3分後」、次発が「13分後」に到着する事を示しています。
地下鉄の電車がホームに到着後、ドアは自動で開くのでそのまま乗車するだけです。後は目的地の駅で降りればOKです。
地下鉄の電車内は、路線によってもやや雰囲気が変わりますが、基本的には落ち着いた雰囲気です。
【RERの場合】
RERの場合は改札を抜けた後、駅構内に設置してある電光掲示板で乗り場を確認して移動します。それ以外の流れはメトロの乗車と同じです。
RERの車内は乗車車両にもよりますがポップな感じです。
地下鉄・RERの降り方
電車を降りる際は、電車の種類によって、ドアの開け方が異なります。ドアの種類は、自動でドアが開くタイプ、レバーを上げてドアを開くタイプ、ボタンを押してドアを開くタイプなど、3つの種類があります。
【レバー開閉式タイプのドア】
下画像の様に、電車のドアにレバーが付いているタイプは、駅に到着して電車が停車したら、レバーを上げてドアを開き電車に乗車します。
このタイプのドアは、若干電車が動いている時でもレバーを上げるとドアが開くので、電車が完全に停車するまでは、絶対にレバーを上げない様にしてください。
電車のドアに関しては、乗車ホームに乗る人さえいればドアは開きますし、不安な場合は、他の乗客の後ろについて降りれば問題ありません。それよりも、降車駅の乗り過ごしや、切符の紛失にはくれぐれもご注意ください。
電車を降りた後は、「Sortie(出口)」の標識に従って歩いて行けば、外にでる事ができます
地下鉄の別の路線に乗り換える方は、各路線の案内板に従って乗り場を目指してください。
「Sortie」の案内標識に従って、出口方面に進んで行くと、下の様な「Sortie」と上部に書かれたゲートに辿り着きます。
「Sortie(出口)」のゲートを抜ける際は、チケットの提示や回収はありません。ただし、抜き打ちで係員が待ち構えている場合があります。地下鉄とRER利用時はこの「Sortie」のゲートを抜けるまでは、絶対に乗車チケットを無くさない様にしてください。参考までに以前は3日間のパリ滞在で、2度ほど係員の抜き打ち乗車チケット検査に遭遇しました。チケットがないと罰金となるのでご注意ください。
地下鉄の治安状況
パリの地下鉄は治安が悪いという情報を耳にする方も多いと思います。確かに日本に比べると、スリは圧倒的に多く、荷物の強奪事件などの事例も報告されています。
実際、日本人観光客をターゲットにしたスリの件数が多いのは事実ですが、身体に危機が及ぶ様な「強盗」や「傷害」などに遭遇する可能性は非常に低いと思います。私もこれまでのパリ滞在で100回以上は地下鉄を利用しておりますが、一度も強盗どころか、スリにも遭遇した事はありません。
ただし、車内では常に細心の注意を払って、スマートフォンなどはいじりませんし、なるべくドア側を背に立ったり、周囲の人々の動向には常に細心の注意を払っています。また、以外と効果的でお勧めなのが、地下鉄の乗車直前に、乗る車両をずらす方法です。集団のスリグループなどは、乗車ホームで電車を待つ時点でターゲットに目をつけているので、乗車直前に、少し離れた車両に乗り込むだけでも、スリなどの被害に遭遇する可能性を低くする事ができます。もちろんポケットに貴重品を入れたり、バッグを正面に背負うなど、基本的な防衛策も忘れずに行ってください。
深夜や早朝の地下鉄の治安について
早朝や深夜に地下鉄を利用する際は、日中以上に注意を払ってご利用ください。ただ、主要観光スポットを走る路線は、深夜でも観光客や地元の人など、乗客数はそれなりに多いので、そこまで神経質になる必要はないと思います。
どちらかと言えば、車内に人が少ない早朝の方が危険度としては高いと思います。止む無く早朝に地下鉄を利用する際は、なるべく荷物を減らして、いつでもとなりの車両に移動したり、電車を降りたりできる様な身軽な恰好で乗車してください。とは言え、個人的には、最低限の注意さえ払っていれば、時間帯に限らず地下鉄の利用にそこまで神経質になる必要はないと思っています。どうしても怖い方は、早朝の地下鉄利用は控えた方がよいかもしれません。
地下鉄とRERの路線図
地下鉄とRERの全路線図に関しては次ページにて掲載しております。
次のページでは地下鉄全14線とRERの路線図を掲載しております。この記事をシェアする