エッフェル塔の楽しみ方を解説 – 回り方、見どころ、所要時間など

パリ
エッフェル塔の外観

本記事では、エッフェル塔の回り方や見どころを中心に、各展望フロアでの楽しみ方、所要時間などについて詳しく解説しております。

エッフェル塔のチケット予約方法や営業時間・行き方などの基本情報について知りたい方は、以下の記事などを参考にしてください。

エッフェル塔の回り方と見学ルート

エッフェル塔には、第1展望台(1st floor)、第2展望台(2nd floor)、第3展望台(Top floor)の3つのフロアがあります。

そのうち、第2展望台までは、エレベーターと階段のどちらでも上る事ができますが、最上階の第3展望台にはエレベーターでのみ上がる事ができます。

また、地上階から第2展望台まで行くエレベーターと、第2展望台から第3展望台(最上階)に行くエレベーターは別になります。第3展望台まで行く場合は、第2展望台で別のエレベーターに乗り換えてアクセスする形になります。

エッフェル塔内の回り方としては、第3展望台まで登る方であれば、最初に最上階の第3展望台まで上って、そこから下りながら「第2展望台」「第1展望台」の順で見学して行くとスムーズに観光できます。

第2展望台までしか行かない方も同様に、第2展望台から第1展望台の順で見学して行くと効率よく観光できます。

以下は当サイトがお勧めするエッフェル塔の見学ルートの一例になります。

  • ↓ 第3展望台を見学
  • ↓ 第2展望台を見学
  • ↓ お土産探し(第2展望台)
  • ↓ 第1展望台を見学
  • ↓ レストランで一休み(第1展望台)

お土産探しは、ギフトショップが3件もある第2展望台で、食事やティータイムは開放的なテラス席がある第1展望台のレストランがお勧めです。特に第1展望台があるフロアは、エッフェル塔内で一番広いフロアなので、ゆっくり休憩するにはもってこいです。

また、行きはエレベーターを利用した方も、帰りは階段を利用すると、行きと帰りで異なる景観を楽しむ事ができます。

エッフェル塔の見どころと楽しみ方

エッフェル塔の各フロアでは、高台からの景観だけでなく、「ギフトショップでの買い物」「レストラン、バー、カフェでの食事や休憩」「スリル満点のガラス張りの床」「各種撮影記念スポット」「最新技術を用いた展示スペース」まで、幅広く楽しむ事ができます。

「地上階(Ground floor)」の見どころと楽しみ方

エッフェル塔の地上階(Ground floor)

エッフェル塔の真下に位置する地上階には、チケットオフィスや入場口があるだけでなく、ギフトショップでの買い物や真下からの景観などを楽しむ事ができます。

地上階(Ground floor)の景観

エッフェル塔を真下から見上げる景観も中々迫力があるので、時間の都合でエッフェル塔内に入場できない方は、この「地上階」だけ見学するのもお勧めです。入場チケットは、この地上階から、エッフェル塔の建物に入場して階段かエレベーターで登る際に必要となります。

エッフェル塔の真下のエリアは、常に多くの人で賑わっています。

地上階(Ground floor)の景観

「OUEST(西側)」の支柱付近には、お土産屋さん(SOUVENIRS)とインフォメーションセンター(INFORMATION)があります。

地上階(Ground floor)のお土産屋とインフォメーションの入口

塔内に入場できなかった方や、展望フロアでお土産を買い忘れた方などはこちらのギフトショップを利用する事も可能です。

地上階(Ground floor)のお土産屋とインフォメーションの入口

チケット予約せずに訪問された方は、このエリアにあるチケットオフィスで当日入場券の購入が可能です。階段で登る入場券のチケット売り場が最も空いています。

地上階(Ground floor)のチケットオフィス

本記事は見どころ紹介がメインとなりますので、チケット予約や、当日券購入から入場の流れについて詳しく知りたい方は、以下の別記事を参考にしてください。

「第1展望台(1st floor)」の見どころと楽しみ方

第1展望台(1st floor)の景観

エッフェル塔の展望フロアで最も広いこの「第1展望台」は地上から高さ57mに位置しています。日本で言うところの2階に相当し、高さ的な驚きはありませんが、建物一つ一つがはっきりと見えます。

「第1展望フロア」では市内の景観はもちろんですが「レストラン・カフェでの飲食」「ギフトショップでの買い物」「エッフェル塔関連の展示」「スリル満点のガラスの床」など、あらゆる面で楽しむことができます。

以下より「第1展望台」の景観と見どころを順番にご紹介してまいります。

エッフェル塔 第1展望台からの景観

まずは晴天時の「トロカデロ庭園」と「シャイヨー宮」側方面の景観をご覧ください。

第1展望台(1st floor) トロカデロ庭園方面の景観

続いてセーヌ川方面の景観です。行き交う船がアクセントになって映える写真を撮影できます。

第1展望台(1st floor)セーヌ川方面の景観

更にこちらは、エッフェル塔の南東側にある「シャン・ド・マルス公園」と「エコール・ミリテール」側の景観です。

第1展望台(1st floor) シャン・ド・マルス公園方面の景観

東側には、パリの歴史的建造物の一つ「アンヴァリッド廃兵院」も見えます。

第1展望台(1st floor) アンヴァリッド廃兵院方面の景観

パリ市内の景観を思う存分楽しんだ後は、是非フロア内を隈なく探索してみてください。「エッフェル塔」の全てのフロアは、外周通路を歩いて一周できる造りになっています。

第1展望台(1st floor) の外周通路

朝一番で訪問した際も通路には結構人が群がっていました。

第1展望台(1st floor) の外周通路

以下より、第1展望台の見どころをいくつかピックアップしてご紹介します。

ガラス張りの床

第1展望台 ガラス張りの床

フロアの通路の一部はガラス張りの床になっており、57mの高さから地上を見下ろす事ができます。

第1展望台 ガラス張りの床

ちょっと上の写真だと光の加減で分かりませんが、実際は真下までの景観がはっきりと見えます。この床に寝そべって写真を撮ると、スリル満点なので、是非挑戦してみてください。

通路の展示コーナー

第1展望台 通路で行われている展示

第1展望台フロアでは、外周に沿ってエッフェル塔に関連する様々な展示が行われています。下はそのうちの一つ、エッフェル塔に関連する映画ポスターを集めたコーナーです。

第1展望台 通路の展示コーナー

続いてこちらは、過去にエッフェル塔で行われた花火イベントやライトアップを撮影した写真の展示コーナーです。

第1展望台 通路の展示コーナー

過去のエッフェル塔に関する映像コーナーもあります。全部白黒なので、かなり貴重だと思います。

第1展望台 通路の展示コーナー

世界中にある塔の高さや建設年度などを数値データーで比較できるタッチスクリーンモニターなどもあります。名古屋タワーもデーターに入っていました。

第1展望台 通路の展示コーナー

エッフェル塔のエレベーターの動力である油圧システム(hydraulique system)を分かりやすく紹介したこんなコーナーもあります。

第1展望台 通路の展示コーナー 油圧システム

元々は水圧式だったエッフェル塔のエレベーターは、1900年の万国博覧会の際にこの油圧システムに置き換えられました。

その万国博覧会の様子を展示しているコーナー「Exposition Universelle(万国博覧会)」もあります。

第1展望台 通路の展示コーナー 油圧システム

ガラス越しにミニチュア風な建物と人が動いて物語を構成していきます。このコーナーには子供が立ち代わり入れ替わり集まっていました。

第1展望台 通路の展示コーナー 万国博覧会物語

ギフトショップ(第1展望台)

第1展望台 ギフトショップ

第1展望台のフロアにはギフトショップが1件営業しています。エッフェル塔に関連したグッズ各種はもちろん、マカロンも販売されています。

第1展望台 ギフトショップ販売商品 マカロン

フィルム映像コーナー

第1展望台 フィルム映像

第1展望台にある、小階段を登ると、ちょっとした休憩スペースと、スタジオ エッフェルというフィルム映像コーナーがあります。結構穴場的なスポットで混雑が緩やかなので、休憩にはお勧めです。利用される方は、「STUDIO G・EIFFEL FILM」の案内に沿って階段を上がってください。丁度、ギフトショップの入口横に階段があります。

第1展望台 映像コーナーへと続く階段

ちなみにこの階段は、第2展望台に行く階段ではありませんのでご注意ください。

第1展望台 映像コーナーへと続く階段

階段を登ると、映像コーナーや休憩スペース(画像下)、トイレなどがあります。ここはフロアが混雑していても空いている事が多いので、映像コーナーと同様に穴場休憩スポットです。

第1展望台 休憩コーナー

カフェ

第1展望台 カフェ

第1展望台のカフェでは、リゾットやラザニアなど、少しだけ手の込んだ食事を頂く事ができます。

第1展望台 カフェのリゾットとラザニア

メニューラインナップはそこまで抱負ではありませんので、軽く軽食やドリンク片手に一休みといったときに便利な場所です。

第1展望台 カフェのレジカウンター

晴れている日や、しっかりと食事を摂りたいなら、同階のテラスに面した「レストラン」の方が本格的かつ、座席も開放的でオススメです。

レストラン

第1展望台 レストラン

第1展望台には、テラスに面した開放的な空間の中で、フランス料理やワインを提供するレストランがあります。上写真の半円形の透明の建物内の中央はワインバーになっており、食事やドリンク(ワインも)を楽しむことができます。

第1展望台 レストラン

下は晴天時のテラス席の様子です。

第1展望台 レストランのテラス席

第1展望台の見学後、地上階に降りる場合は「DESCENTE(WAY DOWN)」の案内に従って、階段かエレベーターで下に降りてください。

エッフェル塔の案内版

第1展望台から第2展望台へはエレベーターでは行けませんので、上階に上がる方は「STAIRS」の案内に従って階段で上がってください。基本は、上階から見学して行き、最後に第1展望台を見学するのが効率的です。

「第2展望台(2nd floor)」の見どころと楽しみ方

第2展望台(2nd floor)の景観

階段で上る事ができるのは、高さ115mに位置するこの第2展望台までとなります。また、エレベーターを利用した場合は、第一展望台をスキップして最初にこの階に到達します。最上階の第三展望台に行く場合は、階段で登ってきた方も、エレベーターで登ってきた方も、ここで別のエレベーターに乗り換える必要があります。

第2展望階に展示などはありませんが、女性が喜びそうなマカロンバー、高級レストラン「ル・ジュール・ヴェルヌ」、カジュアルレストラン、ギフトショップなどが営業しています。第1展望階よりも狭い分だけ混雑も激しいので、簡易的な食事を摂るなら、一つ下の「第1展望台」がお勧めです。

エッフェル塔 第2展望台からの景観

地上115Mの高さに位置するこのフロアからは、ルーブル美術館やグラン・パレなど、パリ市内の主要なモニュメントのほとんどを眼下に望む事ができます。

第2展望台(2nd floor)の景観 セーヌ川方面

ご覧の通りセーヌ川も一望できます。最上階からの展望よりも、この第2展望台からの展望の方が、建物が良く見えて個人的には好みです。

こちらは、モンマルトル方面の景観です。高台の上にそびえるのは、モンマルトルのシンボル「サクレ・クール寺院」です。

第2展望台(2nd floor)の景観 モンマルトル方面

以下より第2展望台の見どころをピックアップしてご紹介します。

ギフトショップ(第2展望台)

ギフトショップ(第2展望台)

第2展望台にはギフトショップが3件もあるので、お土産を探すならこのフロアがお勧めです。ギフトショップはエッフェル塔の最上階(第3展望台)以外の全てのフロアにあります

レストラン(第2展望台)

レストラン(第2展望台)

第2展望台のレストランでは、各種ドリンクや、ハンバーガー、ホットドッグなどの軽食を販売しています。レストランというよりはカフェの様な感じです。

マカロンバー(第2展望台)

第2展望台(2nd floor)のマカロンバー

女性受けしそうなマカロンバーの入り口には、マカロンでエッフェル塔を象ったオブジェクトが置かれ、店内には色鮮やかなマカロンが販売されています。

高級レストラン「Le Jules Verne restaurant」

高級レストラン「Le Jules Verne restaurant」Source:Le Jules Verne restaurant

第2展望台には、ミシュランで一つ星を獲得した高級フレンチレストランも営業しています。基本的には要予約で、予約すると地上階から直通エレベーターを利用して優先入場できます。

気になる方は「Le Jules Verne restaurantのHP(英語)」でメニューなども確認できるのでサイトを覗いてみてください。クレジットカードがあればHPからの予約も可能です。営業時間はランチタイムの12時~13時30分と、ディナータイムの19時~21時のみとなります。ドレスコードもあるので、半パンなどのカジュアル過ぎる服装はNGです。

「第3展望台(3rd floor)」の見どころと楽しみ方

第3展望台(Summit)の通路

第2展望台からエレベーターに乗ると、高さ276mに位置するこの第3展望台に到着します。第3展望台はエッフェル塔の最上階にあたり、もはや頭上にあるのはアンテナのみとなります。各展望台の中ではこの第3展望台が最も狭いエリアになります。

金網の外側にはパリ市内の絶景が広がっています。下の写真の撮影時は雨だったので写りがいまいちですが、晴れた日であればもっときれいな夜景が撮影できると思います。

第3展望台(Summit)から見るパリの夜景

最上階ではシャンパンバーも営業しています。夜に訪問される方は、シャンパン片手にパリの夜景を堪能するという楽しみ方などがおすすめです。

第3展望台(Summit)のシャンパンバー

通路の内側では、塔の設計者であるエッフェルの研究所が再現され展示されています。向かって左が「エジソン」、右側が「エッフェル」になります。かなり精巧な蝋人形です。

第3展望台(Summit)の展示 エッフェルの研究所とエッフェルの蝋人形

エッフェル塔見学 所要時間の目安

エッフェル塔 夜の外観

エッフェル塔の所要時間の目安は2時間30分ほどです。

上記の所要時間はエッフェル塔の公式サイトに記載されている、第1展から第3展望台までの全ての展望台を見学した場合の所要時間の目安です。

もし、第1展望台と第2展望台だけの見学なら、1時間から1時間30分が所要時間の目安になります。

ただし、これらの所要時間の目安は、長時間チケット購入の列に並ぶ事は想定されていないので、チケットをWEB予約するか、当日券でもスムーズに入場できた場合の所要時間の目安になります。

エッフェル塔 おすすめ撮影ポイント

エッフェル塔の外観

エッフェル塔のシルエット全体を綺麗に撮影できるポイントは「シャイヨー宮」「イエナ橋の上」などいくつかありますが、個人的には、エッフェル塔南東側の「シャン・ド マルス公園」から撮影するのが一番お勧めです。上と下の写真は「シャン・ド マルス公園」からエッフェル塔を撮影したものになります。時期にもよりますが、「シャン・ド マルス公園」から撮影する場合は午前中なら順光で撮影できます。

シャン・ド・マルス公園から見るエッフェル塔の景観

エッフェル塔のアーチ部分に入る様に撮影するといい感じの写真が撮れますよ。

参考までに下画像は、シャン・ド・マルス公園の反対側の撮影ポイント「シャイヨー宮」側から撮影したものです。天気が悪かったので写りがイマイチでした。

シャイヨー宮側から見るエッフェル塔の景観

また、穴場的な撮影スポットとしてお勧めなのが、凱旋門の屋上です。天気が良ければ下画像の様に非常に映える写真が撮影できます。

凱旋門のテラスから見るパリ市内の景観

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