「ヒースロー・エクスプレス」チケットの買い方と乗り方を徹底解説【空港〜ロンドン市内間を最速移動】

「ヒースロー・エクスプレス」は、「ヒースロー空港」とロンドン市内の主要駅の1つ「パディントン駅」を直通の最速15分で結ぶ特急列車です。空港からの利用はもちろん「パディントン駅」から空港への移動にも利用できます。

料金や運行時間の基本情報などは、以下の表をご覧ください。

「ヒースローエクスプレス」は、早く快適に「ヒースロー空港」〜「ロンドン市内」間を移動したい方には一押しです。

「ヒースロー・エクスプレス」のチケット購入方法は、大きく以下の3通りがあります。

1. 公式サイトからオンライン購入する（英語）
   （通常チケット：25ポンド）

   

   「ヒースローエクスプレス」の乗車チケットは、事前に「公式サイト」からオンライン購入（予約）する事ができます。購入したチケットはプリントアウトする必要はなく、「公式アプリ」やスマートフォンの画面上で提示が可能です。ページの言語は英語となりますが、枚数限定の早割で予約できれば、最大で40％も割引となります。ただし、早割は3ヶ月以上先の予約に対して適応されるので、既に乗車予定日が3ヶ月を切っている場合は早割利用は不可です。

2. KLOOKからオンライン購入する（日本語）
   （通常チケット：25ポンド）

   

   世界中の美術館や観光スポットのチケット手配を行っている「KLOOK」の「ヒースローエクスプレス 乗車チケット（ロンドン）ページ」からも「ヒースローエクスプレス」の乗車チケット予約（購入）が可能です。料金的にも早割なしで公式サイトで購入する場合と同額なので、英語ページに抵抗があり、日本語で予約したい方にはお勧めです。指定日であれば、好きな時間の列車に乗車できます。

3. 現地の自動券売機や窓口で購入する（英語）
   （通常チケット：25ポンド）

   

   「ヒースロー空港」の到着ロビーや「パディントン駅」内に設置してある「自動券売機」や「有人の窓口」でも「ヒースローエクスプレス」のチケット購入が可能です。自動券売機は改札の近くや、空港内の至る所にあり、クレジットカードの利用も可能です。英語表示の自動券売機操作に抵抗がなければ、この方法で購入しても問題ないと思いますが、空港到着直後の慌ただしさを避けたい方は、事前予約がベストです。

上記3通りのチケット購入方法のうち、チケット予約（購入）が3ヶ月以上前で、早割を利用できるのであれば「① 公式サイトからオンライン購入する」のが圧倒的にお勧めです。

一方、既に乗車日まで3カ月を切ってしまっている場合は「早割」の利用はできませんので、日本語ページから同料金で予約できる「② KLOOKからオンライン購入する」方法がお勧めです。

▶「ヒースローエクスプレス 乗車チケットページ（KLOOK）」

「KLOOK」では、日本語でのお問い合わせができる上、72時間前まで無料キャンセルも可能です。購入手続きが公式サイトより遥かに簡単で、購入完了後、すぐに入手できるPDFチケット（下画像参照）をそのままスマートフォンの画面から乗車チケットとして利用できます。

次項では「ヒースローエクスプレス 公式サイト」でのチケット購入に拘る方のために、チケット予約（購入）方法を詳しく解説いたします。

「ヒースローエクスプレスの公式サイト」経由で、事前にチケットをオンライン購入する方法を詳しく解説いたします。

① サイトにアクセスして旅程を選択

まずは「公式サイト」にアクセスしてください。

サイトにアクセス後、「Return（往復チケット）」か「One-way（片道チケット）」のいずれかをタップします。

続けて「From（出発駅）」と「To（到着駅）」を選択します。ヒースロー空港からの出発なら、出発駅は「Heathrow Rail」を選択、到着駅は「London Paddington」を選択してください。パディントン駅から出発の場合は、その逆を選択すればいいだけです。選択肢は「Heathrow Rail」と「London Paddington」の2つしかないので簡単です。

残りの「When（出発日）」と「購入枚数」も選択します。往復チケットで購入される方は「Return（帰り）」の日付も選択してください。片道チケットの方は「Return」の選択は不要です。

「ヒースローエクスプレス」に乗車できるのは、ここで選択した日付のみとなりますが、乗車時間に関しては、同日内であれば、どの時間の便に乗っても問題ありません。また、15歳以下の子供は無料ですが、必ず乗車人数に応じて「Child（子供）」の枚数を設定してください。チケット購入（無料）自体は必要です。全ての必要項目を選択したら、下部の「Find Tickets」ボタンをタップして次のステップに進みます。

② チケットの種類（座席クラス）の選択

ページが切り替わったら「チケットの種類（座席クラス）」を選択します。

乗車時間は15分なので、基本は「通常チケット(Fully Flexible Single Standard)」で十分ですが、折角ならビジネスクラスの座席に座りたいという方は「Business First Class」の方を選択してください。また、目安として3月以上先のチケットを予約する場合に限り、「早割（Early Bird Discounted Single）」も選択項目として表示され、最大で40パーセントお得になります。表示されていない場合は、売り切れか、既に予約期限を過ぎているかのいずれかです。いずれの場合も早割は利用できません。

「チケットの種類（座席クラス）」の選択が完了したら、その下の「Confirm selection」ボタンをタップします。

③ アカウント情報の入力

ページが切り替わったらアカウント情報を入力していきます。

「メールアドレス」を入力の上、「No, I don't have an account」の方にチェックを入れて、最後に「Continueボタン」をタップします。

今度は「お支払い方法」を選択します。クレジットカードで決済する場合は「Buy with card」側をタップします。

下に入力欄が表示されるので全て埋めます。ここでの入力が面倒な方は前項でご紹介した「KLOOK」で予約する事をお勧めします。

• ①「First Name（名前）」下の名前を半角ローマ字で入力。

• ②「Last Name（苗字）」苗字を半角ローマ字で入力

• ③「Title（敬称）」男性なら「Mr」、女性なら「Mrs」を選択しておけば間違いないです。

• ④「Country（在住国）」日本にお住いの方は「Japan」と入力してください。

• ⑤「Town（市町村区）」市町村区を入力します。新宿区なら「Shinjuku-ku」です。海外だと都道府県に相当する項目がない事が多いです。気になる方は「Shinjuku-ku, Tokyo」の様に入力しておけば間違い無いです。

• ⑥「Postcode（郵便番号）」郵便番号を数字だけで入力してください。

• ⑦「Address（住所）」市町村区より後の住所を入力します。新宿区歌舞伎町なら、歌舞伎町以下の住所をローマ字で記載します。

①〜⑦の入力・選択が完了したら、ページ下部の「Continue to secure checkout」ボタンをタップします。

④ お支払い情報の入力

決済完了に必要な情報を入力します。

上から「カード番号」「カードの有効期限」「セキュリティコード」の順で埋めていきます。セキュリティコードはカード裏面の３桁の数字です。

全て入力の上で、問題なければ下部のボタン「Pay」をタップします。

「Pay」ボタンをタップした時点で決済処理が開始されます。

⑤ 乗車チケットのダウンロード

決済処理が正常に完了すると「Thank you for booking」と表示された予約完了ページに移動します。

このページが表示されていれば予約は正常に完了しております。「View ticket」ボタンをタップしてチケットにアクセスします。

ページ下部の「Download ticket」ボタンをタップすると「PDFファイル」の乗車チケットが表示されます。スマートフォンにダウンロードしておいてください。

あるいは、普段から「Apple Wallet」に慣れている方であれば、ページ上部の「Apple Wallet」のアイコンをタップすれば、「Apple Wallet」内に乗車チケットをダウンロードできます。乗車チケットはいずれかの方法で、１パターンダウンロードしておけば問題ありません。

こちが「PDFファイル版」の乗車チケットです。決済完了後に届く予約完了メールにもこちらのPDFチケットは添付されています。

「PAD」はパディントン駅の略称、「HRA」はヒースロー空港の略称です。スマートフォンに慣れていない方は、プリントアウトして持参してもQRコード部分が改札機で読み取れさえすれば問題ありません。このPDFファイルがそのまま乗車チケットとなりますので、現地でチケットを引き換える必要や受け取る必要もありません。

参考までに、こちらは「Apple Wallet版」の乗車チケットです。

「Apple Wallet」って何？という感じの方は、PDF版のチケットをスマートフォンの画面で提示すれば問題ありませんので、難しく考えないでください。

乗車日当日の「ヒースローエクスプレス」の利用の流れは「ヒースロー・エクスプレス 空港からの乗り方」の項を参考にしてください。

本項では「ヒースローエクスプレス」の乗り方について、実際に「ヒースロー空港」から「パディントン駅」に行く流れを例に詳しく解説致します。チケットは「公式サイト」や「KLOOK」で事前購入（予約）しておくとスムーズです。

① 「ヒースロー空港」の到着ホールから乗り場へ移動

「ヒースロー空港」に到着して「入国審査」と「バゲージクレーム」を抜けて、空港内の「到着ホール」に出たら、地上階にある「ヒースローエクスプレス」の乗り場に移動します。「ターミナル２」から移動される方は、最初にお伝えしますが、乗り場まで結構歩きます。

乗り場への案内は至る所にあるので、とにかく「Trains」「Heathrow Express」の表示や、「電車のアイコン」が示す方向に歩いて行きます。

上画像は「ターミナル2」の到着ホールです。利用便によって到着ターミナルは異なりますが、どこから移動する場合も、基本的な乗り場までのアクセスの流れは同じです。

途中に何度か「ヒースローエクスプレス」の「自動券売機」を通過しますので、オンライン予約（購入）していない方は、このタイミングで購入する事も可能です。

ただし、到着後に慌ただしい状況を避けたい方や、混雑に巻き込まれたくない方は、絶対に乗車チケットは事前予約がおすすめです。

到着ホールの案内に沿って歩いて行くと、エレベーター乗り場に到着します。

「ヒースローエクスプレス」の乗り場は「０階（地上階）」になりますので、エレベーターで下階におります。

地上階へは「0階」のボタンを押せばOKです。

地上階に出たら、再び「Trains」の案内板に従って乗り場を目指します。

基本的に青い目立つ看板が「ヒースローエクスプレス」の乗り場を示していると思ってください。青い看板を見つけて、その方向に歩いていきます。

案内に沿ってしばらく進むと「動く歩道（ムービングウォーク）」が走る長い通路に出ます。

「動く歩道」を抜けた後も再び「Trains」の方向に進みます。「ターミナル２」からの移動だと、ここまで来るのに結構歩きます。

途中の右手に「UNDER GROUND（地下鉄）」の入口がありますが、乗車するのは地下鉄ではありませんので、全力でスルーしてください。

地下鉄駅を右手にして通路をそのまま真っ直ぐ進むと、今度は青い照明の「動く歩道」に出ます。

「動く歩道」を抜けた少し先にあるこのゲートの扉が見えたら、「ヒースローエクスプレス」の乗り場までもう少しです。

左奥に自動券売機エリア「Train tickets」が見えたら、そのすぐ手前に「自動改札機」があります。

② 改札を通過してヒースローエクスプレスに乗車

事前に「公式サイト」か「KLOOK」でチケット予約した方は「Barcode Tickets」の部分にQRコードをスキャンして改札を通過します。

購入経路や表示方法によって、チケットは若干だけ異なりますが、とにかくQRコード部分をスキャンすればOKです。

改札を抜けたら、奥に進んで乗り場に移動します。

プラットホームの番号は電光掲示板で確認できます。

「ヒースロー空港」からロンドン市内へ移動する場合は「London Paddington（パディントン駅）」行きの列車に乗車してください。この時は「Platform 2（プラットホーム2番）」からの出発でした。

また「ヒースローエクスプレス（ロンドン市内まで所要15分）」と似た様な列車で「エリザベスエクスプレス（ロンドン市内まで所要30〜40分）」もあるので混同しない様にしてください。停車する駅も異なります。

ヒースローエクスプレスは、黒い手裏剣の様なロゴが目印です。

「電光掲示板」に表示されていたプラットホームに移動します。

後は、列車の到着を待って乗車するだけです。

「BUSINESS FIRST」と記載されている車両はビジネスクラスとなりますので、通常チケットの方は乗車できません。

下画像の様に「BUSINESS FIRST」と記載のない車両に乗車ください。

③ パディントン駅で列車を降りる

参考までに、向かって左側が「通常座席」、右側が「ビジネスクラス」になります。

「ビジネスクラス」の座席の方が広くて座りごごちは良いですが、所要15分の移動なので、基本は「通常席」で十分です。ビジネスクラスの座席には身なりの整ったビジネスマン風の乗客や、裕福な感じの家族が多いです。

ヒースロー空港から「パディントン駅」までは直通15分です。途中で車内スタッフがチケットを確認しにやってくるので、提示の準備はしておいてください。通常席の場合は確認に来ない事もあります。

終点が「パディントン駅」なので、全員が降りるタイミングで電車を降りればOKです。

到着後、ドアは自動で開くと思いますが、開かない場合は「OPEN」ボタンを押してください。

「パディントン駅」に到着して列車を降りた後は、行きと同じ要領で「Barcode Tickets」の部分にQRコードをスキャンして改札を通過します。

後はご自身の目的地に応じて、地下鉄に乗り換えるなどしてください。地下鉄へ乗り換える場合は「UNDER GROUND」の案内標識に沿って行けば、乗り場にたどり着けます。

「パディントン駅」のヒースローエクスプレスなどが走る地上電車の乗り場と、地下鉄の乗り場は直結していますが、少しだけ離れています。

「パディントン駅」から「ヒースローエクスプレス」に乗車する場合も、空港から乗車する場合と大きな違いはありません。

乗り方の詳細は前項の「空港からの乗り方」もご一読頂ければと思いますが「パディントン駅」から「ヒースローエクスプレス」を利用する簡単な流れも本項でご紹介します。

地下鉄で「パディントン駅」に到着したら「Paddington Heathrow」の案内に沿って、地上列車の乗り場に移動します。

地下鉄を降りた時点で「Paddington Heathrow」の案内が見つからない場合は、とりあえず「Way out」の案内に従って行けば、途中で「Paddington Heathrow」の案内は見つかります。

こちらが「ヒースローエクスプレス」などの地上列車が発着する「パディントン駅」の景観です。

駅構内に到着したら電光掲示板を探して「Heathrow Airport（ヒースロー空港）」の文字を見つけてください。

電光掲示板の「Heathrow Airport（ヒースロー空港）」行きの部分だけ、特別な枠で囲われているので、最初に目に入ると思います。

乗り場が確定すると、出発時刻の右側あたりに「プラットホーム番号（乗り場番号）」が表示されます。この時の「ヒースローエクスプレス」はプラットホーム７番からの出発でした。「ヒースローエクスプレス」を「パディントン駅」から利用する場合は「空港」以外に停車しないので、とにかく乗り場を確認して乗車すれば大丈夫です。

乗車チケットの購入がまだの方は、駅構内にある自動券売機で乗り場に移動する前に購入してください。

KLOOKというサイトの「ヒースローエクスプレス 乗車チケット（ロンドン）ページ」経由であれば、直前でも、日本語ページからオンラインチケット購入が可能です。料金も自動券売機や公式サイトと同額です。乗車チケットはすぐに利用できるのでお勧めです。

各プラットホームに移動する際は、チケットのQRコード部分を改札機に読み込ませてください。

ゲートが開いたら改札機を通過して奥に進みます。

こちらが、前回当サイトで「ヒースローエクスプレス」に乗車したプラットホーム7番の景観です。

乗り場の先頭にも電光掲示板があるので、乗車ホームに間違いがないか確認できます。

後は「ヒースローエクスプレス」の到着を待って乗車するのみです。

15分間隔で運行しているので、既に列車が到着している場合の方が多いです。ヒースローエクスプレスの場合、チケットに記載されている日であれば、何時出発の列車に乗車しても問題ありません。タイミングの良い列車に乗車してください。通常クラスの車両だと、チケット確認は来ない時もありますが、提示できる準備はしておいてください。ビジネスクラスの場合は、必ずチケット確認があります。

列車乗車後は、空港への到着を待って下車するだけです。

「ヒースロー･エクスプレス」の乗車チケットには、大きく以下の2種類があります。15歳以下は大人の同伴者がいれば乗車クラスに関係なく無料です。

通常クラス
(Standard Saver)

通常チケットの料金は以下の通りです。

ビジネスクラス
(Business First Class)

ビジネスクラスのチケット料金は以下の通りです。

「ビジネスクラス(Business First Class)」の座席は通常クラスよりも、広くてゆったりしており、全ての座席にテーブルが付いています。無料の新聞と雑誌サービスなども付帯します。日本で言えばグリーン車に近いです。

「通常クラス(Standard Saver)」「ビジネスクラス(Business First Class)」のどちらのチケットを購入した場合も、同日中であれば、乗車する時間帯は自由です。

「ヒースローエクスプレス」の「空港発」と「パディントン駅発」のタイムテーブルは以下のとおりです。

タイムテーブルは変更になる場合がありますので、おおよその目安として参考にしてください。

正確な時間を確認されたい方は、ヒースローエクスプレス公式HPの「Heathrow Express Timetable」にて、日付を指定してタイムテーブルを表示できます。