ルーブル美術館 チケット予約・購入方法を徹底解説

(2018年8月30日 公開) (2019-10-17 最終更新) ルーブル美術館 ガラスのピラミッド

世界で最も有名な美術館として名高いパリの「ルーブル美術館」には、あの「モナリザ」や「ミロのヴィーナス」をはじめとする世界でも有数の美術作品が約35,000点も展示されています。

ルーブル美術館は、パリで最も来場者数の多い混雑スポットとして知られ、世界の人気博物館ランキングでも常に2位以内にランクインしています。その来場者数は、年間で約700万人〜800万人にも上ります。

ルーブル美術館 展示ホール「サモトラケのニケ」

そのため、事前にチケットの準備や、オンライン予約を行わずにルーブルを訪れると、最悪の場合は2時間待ちという事態もありえます。しかし、事前にオンラインでチケット予約、もしくはミュージアムパスを購入しておけば、ほとんど並ぶ事なく入場する事ができます。

本記事ではこれから「ルーブル美術館」へ観光をお考えの方に向けて、オンラインでの「チケット予約方法」中心に、観光当日の「優先入場の流れ」などについても詳しく解説致します。その他にも、ルーブル美術館内の作品の見所をはじめ、行き方、入口、営業時間など、ルーブル観光に役立つ情報が満載です。

最新情報

  • 2019.10.17 予約必須化の進行状況ルーブル公式HP上では、予約が推奨されていますが、10月17日時点ではまだ必須化はされておりません。年内を目安に予約義務化を目指す様です。

  • 2019.08.02 年内にルーブル美術館の入場予約必須化を表明ルーブル美術館(Louvre Museum)は2019年8月2日付で、年内に入場予約を必須化する事をアナウンスしました。予約の義務化は2019年の10月から11月辺りから施行される見込みです。ただし、パリミュージアムパス保有者に関しては、現時点で予約が義務化されております。詳しくは本記事内にて詳しく解説しております。

ルーブル美術館のチケット予約方法

ルーブル美術館は、以下のいずれかの方法で、事前に入場チケットを予約(購入)をすれば、専用入口、もしくは優先レーンからほとんど並ばずに優先入場する事ができます。

① ルーブルの公式サイトからオンラインで予約する

ルーブル美術館のHP

ルーブル美術館のオンラインチケット予約ページ(英語)より、入場日時を指定の上でチケットを予約する方法です。入場する日時は限定されますが、指定した時間にチケット保有者の優先レーンから確実に入場する事ができます。料金的にはルーブルの一般入場料金の15€に、予約手数料の3€が加わって「18€」と若干だけ高くなりますが、これで行列を回避できるなら安いものです。

オンラインでのチケット予約方法については次項の「公式サイトでのチケット予約方法」にて、詳しく解説致します。

② GET YOUR GIDEから日本語で予約する

GET YOUR GIDE ルーブル美術館の予約ページ

「GET YOUR GIDE」というサイトの「パリ:ルーブル美術館 時間指定入場チケット」ページからチケット予約を行えば、正規料金にわずか3€の手数料だけで、日本語のページから優先入場予約が可能です。入力項目も公式サイトでの予約より少ないので簡単に予約を完了できます。

GET YOUR GIDEは2009年に設立された世界遺産や施設のツアーやチケット手配を行っている会社です。以前は日本語に対応しておりませんでしたが、ここ数年は日本語に対応し、日本の利用者も増えております。

ルーブル美術館の入場チケット

このGET YOUR GIDEの素晴らしい所は、ルーブル美術館の認定チケット販売業者に指定されている所です。

ルーブル認定の販売業者なので、チケット予約完了後に送られてくるチケット(写真右)は、ルーブル美術館の公式サイト(英語)で予約した際に送られてくる「Individual tickets for the Museum(一般の入場予約チケット)」と全く同じものになります。

手数料の3ユーロは日本語への翻訳料金だと思えば安いもんですね。当日はこのチケットをプリントアウトしてそのまま利用できます。別途モバイルバウチャー(電子チケット)も送られてくるので、何れか好きな方を利用できます。

▶ ルーブル美術館 時間指定入場チケットのページを見る

③ パリ ミュージアムパスを利用して予約する

パリ ミュージアムパス

ミュージアムパスはパリ市内の観光スポット50箇所以上で利用できるフリーパスチケットです。料金的には一番安い2日券で約6,500円(為替により変動)となるので、複数の観光スポットに訪問して、金額の元を取らないと割高になります。

以前まではこのパリミュージアム パスがあれば、好きな時間に優先入場が可能でした。しかし、2019年8月2日よりパリミュージアムパス 保有者が、ルーブル美術館に入場するには公式HPでの予約が必須となりました。ミュージアムパス保有者であれば、ルーブル公式サイトでの入場予約は無料です。

■ パリミュージアムパスの購入方法

パリミュージアムパスは「ミュージアムジャポンのHP(日本語)」からオンラインで購入する事ができます。サイトにアクセスの上、右上のメニュー「パスを購入する」から、必要情報を入力の上で申し込みを完了してください。その後、購入金額の振込案内メールが届きますので、指定された口座に料金を振り込むと、日本の正規代理店から自宅まで配送してくれます。

ただし、ミュージアムパスを郵送で受け取る場合は、7営業日(土日祝日除く)前までの申し込みが必要となりますのでご注意ください。

パリ ミュージアムパスを販売しているキオスク

購入期間に余裕のない方は、パリ市内の美術館や空港、キオスク(写真右)、FNACショップなどでも購入が可能です。

ルーブル美術館の近場で購入したい場合は「LA CIVETTE DU CARROUSEL」というショップや、「パリ装飾美術館」などでも「ミュージアムパス」を購入する事ができます。ただし現地購入の場合、「ルーブルの入場予約」がパリミュージアムパス入手後に現地で行う事になるため、あまりお勧めしません。余裕を持って日本の正規代理店で購入する事をお勧めします。

■ パリミュージアムパス保有者のルーブル予約方法

パリミュージアムパス保有者の方が、ルーブル美術館の入場予約をする方法については以下の記事で詳しく解説しております。

お勧めの予約方法

ルーブル観光当日は、上記①〜③のどの方法で予約しても、混雑の緩やかな優先レーンから入場する事できます。ご自身の予約しやすい方法で入場予約を行なってください。もし、英語に極度の抵抗がある方は、日本語で予約完了からチケット発券まで完了できる「パリ:ルーブル美術館 時間指定入場チケット」での予約がお勧めです。

次項では、英語サイトでの予約に挑戦される方のために「① ルーブルの公式サイトからオンラインで予約する方法」について詳しく解説していきます。

公式サイトでのチケット予約方法

本項では、ルーブル美術館の公式サイトからオンラインでチケット予約をする方法を解説いたします。

まずは、クレジットカードをご用意の上、「ルーブル美術館のチケット予約ページ」にアクセスしてください。クレジットカードは「VISA」と「MasterCard」のみご利用が可能です。JCBには対応しておりません。

① 表示言語の変更

ルーブル美術館のチケット予約ページ

ルーブル美術館の予約サイトにアクセスすると、初期状態がフランス語表示になっているので、まずは表示言語を「英語」に変更します。

ページ右上の赤い背景で白文字のボタン「Select language ▶︎」にマウスを合わせると、メニューの中に「English」という項目が表示されるので、この「English」をクリックして、表示言語を英語に切り替えてください。残念ながら日本語はありません。

② チケットの選択

表示言語が英語に切り替わったら、購入するチケットを選択します。

ルーブル美術館予約ページ チケットの選択

通常の入場チケットは一番上のモナリザが目印の「Individual tickets for the Museum」になりますので、黄色枠の範囲をクリックして選択してください。

【※重要 レオナルドダヴィンチ展開催に伴う注意事項】

ルーブル美術館では、2019年10月24日~2020年2月24日まで「レオナルドダヴィンチ展」が開催されます。この期間中は、通常時の一般入場チケット「Individual tickets for the Museum」では「モナリザ」が鑑賞できなくなります。

同期間中にルーブル美術館の予約を行う際は、上から2番目のチケット「Individual tickets for the Leonardo da Vinci」を選択してください。このチケットは、通常の入場予約に加えて、「レオナルドダヴィンチ展(モナリザ含む)」の入場も可能になります。料金も通常のチケット「Individual tickets for the Museum」と変わりません。

ルーブル美術館予約ページ チケットの選択

チケット選択後の予約完了までの流れは、通常のチケットと同様なので、本記事の「③ 予約日時・購入枚数の選択」以降の流れに沿って予約を完了してください。

③ 予約日時・購入枚数の選択

チケットの種類を選択後、予約日時と購入枚数の選択ページに移動するので、必要項目を選択して行きます。

ルーブル 予約日時と購入枚数の選択

①が予約日の選択項目になるので、カレンダーからルーブルに訪問したい日を直接クリックして選択してください。背景がグレーに赤字の日付けのみ選択が可能です。

次に、②の予約時間の選択項目から、訪問を希望する時間帯を選択してください。水曜と金曜は午前9時〜午後7時30分まで、それ以外の曜日は午前9時〜午後4時までの中で、30分単位で入場時間を指定する事ができます。火曜は休館日のため予約はできません。

続いて、③の予約枚数の選択項目で予約したい枚数を選択してください。一度に最大で6枚まで予約する事ができます。

①〜③の項目の選択が完了したら、④の「Confirm」ボタンをクリックして、予約日時と購入枚数の選択を確定してください。

【レオナルドダヴィンチ展のチケットを選択した場合】

「Individual tickets for the Leonardo da Vinci(レオナルドダヴィンチ展)」のチケットを選択した方は、下画像の様に「③の予約枚数の選択項目」で「17 €」と「Free」の2種類から枚数選択が可能だと思います。

ルーブル美術館予約ページ 枚数の選択画面

入場チケットの予約(購入)とレオナルドダヴィンチ展の予約をしたい方は上の「Full fare admission visitors(17 €)」の枚数を選択してください。

レオナルドダヴィンチ展の予約だけを行う方は下の「Free of charge visitors(0 €)」の枚数を選択してください。これは、パリミュージアムパス保有者や、既にチケット予約済みの方向けの項目かと思いますが、現在調査中です。

④ 予約内容の確認

予約日時と購入枚数の選択を確定すると、予約内容の確認ページに移動します。

ルーブル 予約内容の確認ページ

ページ内には、これまで選択した内容が表示されていますので、内容を確認の上で問題がなければページ下部の「Confirm your order」ボタンをクリックして、次のステップに進んでください。

参考までに、確認ページの各項目の概要は以下になります。

  1. ①「チケットの種類」「Individual tickets for the Museum(一般入場チケット)」が選択されていればOKです。

  2. ②「予約日時」選択した予約日時が表示されています。画像の例だと2019年9月15日 PM1時30分が選択されています。

  3. ③「予約枚数」選択した予約枚数が表示されています。このページでも予約枚数の変更は可能です。

  4. ④「チケット受け取り方法」ここは自動で「Print at Home」が選択されます。

  5. ⑤「お支払いの総額」お支払い金額の総額が表示されています。一般入場チケット1枚なら17€です。

また、「 ◽︎ I support the Louvre by donating」というチェック項目がありますが、これは寄付金(2€)の募集になるので、寄付をしない方は、◽︎にチェックを入れない様にしてください。

⑤ 会員登録

確認ページから次のページに移動すると、いきなり「ログイン」を求められます。しかし、ほとんどの方が会員登録をしてないと思いますので、ページ右側(スマホの場合はページ下部)の「Sign up」というリンクをクリックして、会員登録ページに移動してください。

ルーブル ログインページ

会員登録ページに移動したら、「* 」の付いた必要項目の入力と選択を行い、会員登録を完了して行きます。

ルーブル 会員登録ページ
  1. ①「Title」敬称を選択します。男性は「Mr.」、女性は「Ms.」を選択してください。

  2. ②「Last name」予約者の苗字をローマ字で入力してください。大文字でも小文字でも問題ありません。

  3. ③「First name」予約者の名前をローマ字で入力してください。

ルーブル 会員登録ページ
  1. ④「Email」メールアドレスを入力します。このメールアドレスにEチケットをダウンロードするためのメールと、支払い完了メールが届きます。

  2. ⑤「Confirm Email」確認のため、④で入力した「メールアドレス」を再度入力します。コピペはできません。④と⑤のメールアドレスが一致しないと会員登録を完了できません。

  3. ⑥「Zip Code」郵便番号を「-(ハイフン)」なしで入力してください。

  4. ⑦「City」都道府県名をローマ字表記で入力してください。

  5. ⑧「Country」現住所の国名を選択してください。日本なら「Japan」を選択します。

  1. ⑨「I accept the terms and conditions」規約への同意を求めるチェックボックスです。◽︎にチェックを入れて同意してください。同意しないと会員登録はできません。

ルーブル 会員登録ページ
  1. ⑩「Password」ログイン時に使用するパスワードを半角英数字で入力してください。※パスワードの形式に指定はありませんが、極端に短すぎると会員登録ができない様です。エラーが出て次のステップに進めない場合は、「12k34567」の様に、アルファベットと数字を混ぜて最低8桁ぐらいで入力してみてください。

  2. ⑪「Confirm password」確認用のパスワードを入力します。⑩で入力したパスワードと全く同じパスワードを入力してください。⑩と⑪のパスワードが一致しないと会員登録は完了できません。

  3. ⑫「I'm not a robot」予約者がロボットでない事の確認項目なので、◽︎にチェックを入れてください。

  4. ⑬「Proceed to payment」①〜⑫で入力・選択した内容に問題がなければ、このボタンをクリックして次のステップに進んでください。

「Proceed to payment」をクリックすると、敬称と氏名の入力を求められるので、実際にルーブルに入場する方の「① Title(敬称)」「② Last name(苗字)」「③ First name(名前)」を人数分だけ入力・選択してください。当日はここで入力した氏名と入場者が一致している必要があります。

ルーブル美術館予約ページ 氏名の入力

①〜③までの選択と入力が完了したら、ページ下部の「 Payment」のボタンを押してください。ページが切り替わり、お支払い情報の入力画面に移動します。

⑥ お支払い情報の入力

お支払い情報の入力ページに移動したら、まず利用するカード会社を選択します。残念ながらJCBは利用できません。

ルーブル美術館予約ページ カード会社の選択

お好きなカード会社の左側の○にチェックを入れたら、その下の「Make the payment」をクリックします。

続いて、利用するカードの情報を入力・選択していきます。カード番号とカードの有効期限、セキュリティコードの3項目を入力して行きます。

ルーブル お支払い情報入力ページ
  1. ①「Card number」クレジットカードの番号を入力します。

  2. ②「Expiration date(MM/YY)」クレジットカードの有効期限を選択します。左側が「月」、右側が「年」になります。

  3. ③「Cryptogram: the last 3 digits on …」セキュリティコードの入力欄です。クレジットカードの裏面に記載されている3桁の数字を入力します。

  4. ④「Validate」①〜③の入力・選択内容に間違いがなければ、この「Validate」をクリックしてください。ボタンを押すと、カード会社毎の決済ページに移動するので、支払いを完了してください。

⑦ チケットのダウンロード

クレジットカードの支払いが無事に完了すると、「Summary」というタイトルのページ(下画像)に移動します。予約したチケットはこのページからダウンロードする事ができます。

予約完了ページ

プリントアウト用のチケットをダウンロードする場合はページ下部の「Download your tickets to print」ボタンをクリック、スマートフォン用の電子チケットをダウンロードする場合は「Your Mobile-tickets」をクリックしてください。それぞれPDFファイルにてチケット(予約書)がダウンロードできます。

また、同時に会員登録時に登録したメールアドレス宛にも、件名「EPML DE INTERNET: Payment ticket」と「Musée du Louvre - E-ticket booking confirmation」という2通のメールが届きます。

このうち、件名「Musée du Louvre - E-ticket booking confirmation」のメール本文内(画像下)には、予約完了ページでダウンロードできるチケット(予約書)と同じチケットをダウンロードできるリンクがあります。

予約完了メール

予約完了ページを閉じてしまった後でも、このメール内のリンクをクリックすれば、いつでも何度でもチケットのダウンロードが可能です。ただし、予約日を過ぎたチケットはダウンロードできなくなります。

チケットについて

ルーブル美術館の公式サイトでチケットを予約すると、「プリントアウト用のチケット」と「スマートフォン用のチケット」の両方をダウンロードできます。

プリントアウト用のチケット

文字通りプリントアウトして持参する従来のルーブルの入場チケットです。

ルーブル美術館の入場チケット(プリントアウト用)

ルーブル美術館の観光当日は、このEチケットをプリントアウトの上で係員に提示すれば、館内に入場する事ができます。

大事な部分は①の予約日時と、②のバーコード部分です。当日は②のバーコード部分をスキャンして入場するので、この部分を折り曲げたりしない様にご注意ください。

また、①の予約日時は、指定時間から30分間有効なので、9時に予約した場合は、遅くとも9時30分までには、ルーブル美術館に入場する様にしてください。

スマートフォン用チケット

2019年頃から利用が開始されたスマートフォンの画面上で提示が可能なチケットです。こちらを利用すれば、プリントアウトする事なく、電子チケットとしてルーブル入場に利用できます。

ルーブル美術館のスマートフォン用の入場チケット

観光当日はこちらのチケットをスマートフォンに保存の上で画面上で提示すれば入場できます。ただし念のため、プリントアウト用のチケットも持参しておく事をお勧めします。

予約日時と予約者名の変更方法

ルーブル美術館の予約チケットは非常に良心的です。予約完了後に予約日時と予約者名(当日の入場者)の変更を行う事できます。

予約内容の変更にはログインが必要です(ログイン済みの方は不要です。)。まずはこちらの「ログインページ」にアクセスしてください。

ルーブル美術館公式サイト ログインページ

ログインページにアクセスしたら、チケット予約時に設定した「メールアドレス」と「パスワード」を入力の上でログインしてください。

ログインが完了後、ページの右上の部分にご自身のお名前が表示されている箇所があります。

ルーブル美術館公式サイト ログイン後のメニュー

ご自身の名前がローマ字で表示されている箇所をクリックし、さらに「My orders」をクリックします。すると、現在予約済みのチケットが表示されます。

ルーブル美術館公式サイト 予約内容の変更ページ

変更を行いたい予約の「∨」の部分をクリックすると、「Change date/Time slot (予約日時の変更)」ボタンと「Change ticket owner(予約者名の変更)」ボタンが表示されます。変更したい項目に応じて、いずれかのボタンをクリックしてください。

日時を変更する場合は、表示されるカレンダーと時間の一覧から、変更を希望する日時を選択して「Confirm」ボタンを押せば、日時の変更が完了します。スマートフォンで操作を行うとエラーが出る場合が多いので、PCでアクセスしてやり直してみてください。

予約のキャンセルについて

残念ながら、一度予約を完了したルーブル美術館の入場チケットのキャンセルはできません。ただし、予約者名は変更できるので、誰かにお譲りするという事は可能です。

営業時間・入場料金

ルーブル美術館 展示ホールの景観

ルーブル美術館は、火曜が休館日で、水曜と金曜は夜間も開館しています。

営業時間
  • 9時〜18時(月、木、土、日)
  • 9時〜21時45分(水、金)
休館日毎週火曜日、1月1日、5月1日、12月25日
入場料金
  • ・15 €
  • ・18 €(オンライン予約)
※18歳未満の方は入場無料です。
※10月から3月までのローシーズンに限り、毎月第1日曜日は無料で入場できます。
オーディオガイド5€でレンタル可能(日本語対応)
その他パリミュージアムパスの使用可能。※公式サイトより入場予約(無料)が必要です。

行き方・ロケーション

ルーブル美術館 北側の景観

ルーブル美術館は、「シテ島」や「ノートルダム大聖堂」、「パレ・ロワイヤル」などの観光スポットがある、パリの1区に位置しています。

ルーブル美術館には、徒歩、もしくはメトロと徒歩でアクセスするのがお勧めですが、バスを利用してのアクセスも可能です。

【地下鉄での行き方】

メトロ1番線または7番線で「パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーブル駅(Palais-Royal Musée du Louvre)」で下車後、ルーブル美術館の入場口までは徒歩5分ほどです。

【バスでの行き方】

RATP(パリ交通公団)のバス路線番号、21、24、27、39、48、68、69、72、81、95 のいずれかに乗車の上、停留所「Musée du Louvre(ルーブル美術館)」で下車後、ルーブル美術館の入場口までは徒歩5分ほどです。

【主要スポットから徒歩でのアクセス】

ルーブル美術館の入口と優先入場レーン

ルーブル美術館 入場口マップ

ルーブル美術館の入場口は、「① ガラスのピラミッド中央入口」「②カルーゼル・デュ・ルーブル入口」「③ パッサージュ・リシュリュー入口」「④ ポルト・デ・リオン入口」の4箇所があります。

ルーブル美術館は入口によって、チケット保有者(予約者)と、当日券購入者で入場レーンが別れていたり、チケット保有者しか入場できない入口があったりします。また、入口によって混雑具合も変わってくるので、どの入口からルーブル美術館内に入場するかは、ルーブル観光をする上で、意外と重要な要素です。

最も混雑するのが「① ガラスのピラミッド中央入口」になるので、予約者の方もそうでない方も「②カルーゼル・デュ・ルーブル入口」から入場するのがお勧めです。ガラスのピラミッド中央入口よりも混雑が緩やかなのはもちろんですが、「Palais-Royal Musée du Louvre(パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル駅)」の地下道から直結でアクセスする事ができます。

「カルーゼル・デュ・ルーブル入口(写真下)」には、入場レーンが2つあります。

一般入場口と優先入場口

入場口に向かって左側が当日券を購入して入場する一般入場レーン、右側が、オンラインチケット予約者や、ミュージアムパス保有者が並ぶ優先レーンになります。この入口の優先レーンであれば、ピークシーズンでもほぼ並ぶ事なく入場する事ができます。

ルーブル美術館の入口の概要やアクセス手順などについては以下の記事で詳細に解説しております。

「ナポレオンホール(地下2階)」について

ナポレオンホールの景観
ルーブル美術館のフロア構成図

ナポレオンホールは、5階層で構成されるルーブル美術館の最下層(地下2階)に位置する巨大なホールです。丁度、ガラスのピラミッドの真下に位置しています。

ルーブル美術館の4つある入口のうち、「ポルト・デ・リオン入口」を除く、他の3つの入口からセキュリティチェックを受けて入場すると、チケット保有や予約の有無に関係なく、全ての方が必ず最初にこの「ナポレオンホール」に出ます。

▼ナポレオンホールの景観

ナポレオンホールの景観
地下2階 ナポレオンホールのフロアマップ

ナポレオンホールには、観光マップが貰えるインフォーメーションをはじめ、チケット売場や券売機、売店、クロークなどの施設が集まっています。

ルーブルの各作品が展示してある3翼、北側の「RICHELIEU(リシュリュー翼)」、南側「DENON(ドゥノン翼)」、東側の「SULLY(シュリー翼)」に繋がるエスカレーターもこのナポレオンホールにありますので、ここからエスカレーターを上がり、3翼のいずれかの入口から観光をスタートして行く形になります。

また、各展示翼に入場する際には、チケットの提示が必要となります。

「RICHELIEU(リシュリュー翼)」へと続くエスカレーターナポレオンホールから見る「リシュリュー翼」へと続くエスカレーターの景観です。この階段、もしくはエスカレーターを登って行くと「リシュリュー翼」の入口があります。

「DENON(ドゥノン翼)」へと続くエスカレーター ナポレオンホールから見る「ドゥノン翼」へと続くエスカレーターの景観です。この階段、もしくはエスカレーターを登って行くと「ドゥノン翼」の入口があります。

「RICHELIEU(リシュリュー翼)」入口 北側「RICHELIEU(リシュリュー翼)」の入口。

「DENON(ドゥノン翼)」入口南側「DENON(ドゥノン翼)」の入口。

前述しましたが、上記の2つの入り口に、東側の「シュリー翼」入り口を加えて、合計3つの入り口があります。

どのエリア(翼)から観光して良いか分からない方は、南側の「DENON(ドゥノン翼)」から入場後、地下1階と0階はスルーして、「モナリザ」や「サモトラケのニケ」などの有名作品が集中している1階の「ドゥノン翼」から観光をスタートするのがお勧めです。

とはいえ、展示ホールに入場後も、各翼同士を行き来する事は可能ですので、自分が見たい作品がないエリア(翼)から入場しても、一旦外に出る必要はありません。

当日券の購入と自動券売機

ナポレオンホール チケット売場

事前にチケットを購入せずに各入口からナポレオンホールに到着された方は、ナポレオンホールの南西側にある「チケット売場(写真上)」か「自動券売機」のいずれかで入場チケットを購入する事ができます。

チケット売り場は「Tickets」と書かれた方向に進んで行けばすぐに見つかります。

インフォメーションへの表示案内

下の写真は、チケット売り場に設置してある自動券売機になります。

チケット売り場の自動券売機

自動券売機は、最初の画面で日本語を選択すれば、日本語表示でチケット購入を完了する事ができます。

自動券売機の言語選択画面

自動券売機はタッチパネル式なので、画面をタッチして操作します。ルーブルの入場チケットは、「美術館 常設展示」になるので、こちらを選択して購入を進めていきます。

自動券売機のチケット選択画面

購入枚数や購入内容の確認画面などが表示されるので、画面下部の「支払い」というボタンを押して、お支払いを進めて行きます。

自動券売機のお支払い画面

上の画像は、オーディオガイドレンタルのチケット購入時の画面ですが、「ルーブル美術館の入場チケット」の購入時も流れは一緒です。

クレジットカードを利用する方は、券売機に向かって右側のカード挿入口にクレジットカードを挿入して、ピンコード(4桁の暗証番号)を入力の上、確定ボタン(VAL)を押してお支払いを完了ください。決済処理が正常に行われれば、入場チケットが発券されます。

自動券売機のクレジットカード挿入部分

現金でお支払の方は、クレジットカード用入力キーの上方にある、紙幣挿入口から現金を投入して支払いを完了してください。


オーディオガイドのレンタルについて

オーディオガイドとヘッドフォン

ルーブル美術館では、日本語対応のオーディオガイド(任天堂DS)を専用の窓口にて、5€でレンタルする事ができます。オーディオガイドは、WEBで事前に予約の上で予約書をプリントアウトして持参するか、ナポレオンホールにある自動券売機で引換券を購入すればレンタルする事ができます。オーディオガイドにはヘッドフォンとネックストラップが付属しています。

オーディオガイドの自動券売機は、ルーブルの入場チケットの券売機と兼用になります。

自動券売機のチケット選択画面

オーディオガイドをレンタルする場合は、画面下の「マルチメディアガイド」を選択してください。購入が完了すると、オーディオガイドの引き換え券が発券されます。

貸し出しカウンターは、ナポレオンホールの1つ上階の各展示翼(リシュリュー翼、ドゥノン翼、シュリー翼)の入口付近にありますので、そこで引換券、もしくは予約券(WEBで事前予約)を提示すれば、オーディオガイドをレンタルする事ができます。

下の写真は、リシュリュー翼入口横のオーディオガイド貸出カウンターになります。

オーディオガイドの貸し出しカウンター

オーディオガイドの貸出カウンターは、ナポレオンホールからエスカレーターを上がった場所に3か所あります。時間帯によっては無人のカウンターもありますが、下の地図内の青丸で囲った一番大きい貸出カウンターなら、常に数人のスタッフがいるのでお勧めです。

ルーブル美術館 館内マップ

レンタル時にはIDとしてパスポートを預ける必要があり、パスポートと引き換えにレシートの様なものを受け取ります。このレシートはオーディオ返却まで大切に保管する様にしてください。レシートとオーディオガイドの2点と引き換えに、借りた時と同じ場所にて、パスポートが返却される仕組みになっています。

オーディオガイド(任天堂DS)の表示言語は、予約時に予め指定するので、貸出しカウンターで受け取った時点で既に日本語に設定されています。

このオーディオガイドはかなり優秀で、GPSで現在地を把握したり、見たい作品の場所をナビゲートしてくれたりします。活用すると、非常に効率良く観光できるので、是非レンタルして見てください。

インフォメーション

ナポレオンホールのインフォメーション

ナポレオンホールの西側には「インフォメーション」が2か所あります(写真上)。インフォメーションでは日本語の館内マップを無料で入手する事ができます。

パンフレットには、主要作品の展示場所などが記載されているので、あると重宝します。必要な方は観光前にインフォメーションにお立ち寄りください。

また、館内マップ付きのパンフレットはルーブルの公式ページでもPDFファイルにて配布されています。事前に入手したい方はこちらの「ルーブル美術館 館内マップ PDFページ」よりダウンロードください。ページが結構重いので、表示されるまでに少し時間がかかります。

各フロアの概要とおすすめ作品

ルーブル美術館のフロア構成図

地上3フロア、地下2フロア、合計5つのフロアで構成されているルーブル美術館は、最下層(地下2階)の「ナポレオンホール」を除く4つのフロアにて作品展示が行われています。

【階数の表記について】

階数の表記について、日本の多くガイドブックでは、地下1階、半地階、1階、2階、3階の5フロアで分類しておりますが、ルーブル美術館で配布されるマップや館内の表記では、地下2階、地下1階、0階、1階、2階となっているので、当記事でもルーブル美術館に合わせて階数を表記します。

地下1階(-1階)の概要

ルーブル美術館 地下1階展示ホールの景観

「ナポレオンホール」の1つ上階にあたるこのフロアには、「マルリーの中庭」や「時計のパビリオン」をはじめ、版画や素描、オリエントやエジプトの美術品などが展示されています。展示作品数は全フロアの中で最も少なく、一般的に名の知られた有名作品などは展示されておりません。

特定の見たい美術品があれば別ですが、館内を2時間〜4時間ぐらいで効率よく回りたい方は、このフロアはスルーしてしまった方が良いと思います。

0階の概要とおすすめ作品

ルーブル美術館 0階展示ホールの景観

日本の1階に相当するこの0階では、古代ローマやオリエントの美術品を中心に、古代イタリア、アフリカ、アジア、オセアニアなどの彫刻や美術品が展示されています。

ルーブル美術館 0階フロアマップと主要作品【0階の見るべき作品】

ミロのヴィーナス

① ミロのヴィーナス
作者不明(紀元前2世紀末)

ミロのヴィーナスの呼び名で知られるヘレニズム時代の最高傑作であるこの像は、1820年にギリシャ人農夫によってミロス島で発掘されました。高さは202cm、素材には大理石が使用されており、ギリシア彫刻の黄金期にあたる紀元前5~4世紀頃に製作されました。左足と両腕は発見当初から破損しており、元々がどの様なポーズであったかは未だに様々な説が唱えられています。ちなみにミロのヴィーナスという呼び名は通称で、「アフロディーテ」が正式名称になります。像の発見後、様々な国がミロのヴィーナスの所有権を主張する中で、なんとかフランスが所有権を勝ちとり、ルイ18世によって1821年にルーブル美術館に寄贈されました。

ハンムラビ法典

② ハンムラビ法典
作者不明(紀元前1792~1750年)

目には目をで有名な石碑で、ハンムラビ王がメソポタミアを統一した後につくらせたと言われています。王が命じた判決のうち282の判例が残っており、当時の文化を知る貴重な手がかりとなっています。玄武岩で造られたこの石碑の大きさは高さ225cm、幅65cm、奥行き47cmもあり、石碑の正面上部の向かって左側には「ハンムラビ王」、右側にはメソポタミアの太陽神「シャマシュ」の姿が彫り込まれています。石碑の文字は「楔形文字」で記されています。

翼の付いた雄牛

➂ 翼の付いた雄牛
作者不明(紀元前8世紀末)

この高さ4mもある巨大な像は、メソポタミア北部のアッシリア帝国の王「サルゴン2世」によって、現在のイラク(コルサバード)の近くに建設された宮殿で発掘されました。足は5本、頭部は人間、胴体は翼の生えた雄牛と、非常に特徴的な姿をしています。

1階の概要とおすすめ作品

ルーブル美術館 1階展示ホールの景観

1階は、ルーブルの有名絵画や彫刻が最も集中しているフロアで、あの「モナリザ」や「サモトラのニケ」「ナポレオン一世の戴冠式」などもこのフロアで見学する事ができます。

主に1階の南側「ドゥノン翼」では、18世紀以降の「フランス絵画」や「イタリア絵画」、更に「スペイン絵画」や「イギリス・アメリカ絵画」など、絵画中心の展示が行われ、北側の「リシュリュー翼」では、ヨーロッパの装飾美術品などの展示が行われています。

ルーブル美術館 1階フロアマップと主要作品【1階の見るべき作品】
サモトラケのニケ

①サモトラケのニケ
(前200–前190年頃)

エーゲ海のサモトラケ島で、フランス人副領事によって発見されたヘレニズム彫刻の最高傑作と言われる作品。ニケは、ギリシャ神話に登場する勝利の女神の事で、軍船の先頭に立つ女神の姿を表現しています。この像はギリシャのロードス島の人々(ロドス人)がシリアとの海戦に勝利した際に、サモトラケ島の聖域に奉納したものだと言われています。左側の翼はオリジナルですが、右側の翼はオリジナルを反転して複製したものになります。また、この像の右手の一部は1950年に像とは別に発掘されています。

モナリザ

②モナリザ
ダヴィンチ作(1503年〜1506年頃)

世界で最も有名な絵画。フランス語では「ラ・ショコンドゥ」と呼ばれ、その謎めいた微笑みの表情は様々なエピソードが語られています。モデルはフィレンツェの富豪フランチェスコ・デル・ジョコンドの妻であると言われていますが、未だにこの絵が描かれた正確な年や場所などは分かっていません。また、モナリザが描かれた16世紀頃の肖像画は、単なる絵としてではなく、モデルの身分や家柄、特徴を示すという意味合いもありました。そのため、モデルとなる人間は自身の特徴を示す装飾品などを可能な限り身に着けるのが慣習でした。しかし何故かモナリザは黒いヴェールと喪服しか身につけていません。こういった部分も「モナリザ」という絵画を一層謎めいた存在にしている要因の一つです。ダビンチはこのモナリザを描きあげるために、光の効果を緻密に計算した上で、透明に限りなく近い絵の具を何層も重ねる作業を行いました。この緻密な作業こそ、モナリザの神秘的な微笑みを生み出している所以となっています。

  • ナポレオン一世の戴冠式

    ➂ ナポレオン一世の戴冠式
    ダヴィッド作(1805〜1807年)

  • カナの婚宴

    ④ カナの婚宴
    ヴェロネーゼ作(1562〜1563年)

  • 民衆を導く自由の女神

    ⑤ 民衆を導く自由の女神
    ドラクロワ作(1830年)

  • メデューズ号の筏

    ⑥ メデューズ号の筏
    ジュリコー作(1818年~1819年)

  • エビ足の少年

    ⑦ エビ足の少年
    ホセ・デ・リベーラ(1642年)

  • 聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ

    ⑧ 聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ
    ラファエロ・サンティ(1507~1508年頃)

  • 岩窟の聖母

    ⑨ 岩窟の聖母
    ダヴィンチ作(1483~1486年頃)

  • ナポレオン三世の居室

    ⑩ ナポレオン三世の居室

  • 書記坐像

    ⑪ 書記坐像
    作者不明(紀元前2600~2350年頃)

2階の概要とおすすめ作品

ルーブル美術館 2階展示ホールの景観

2階は主に、14世紀から17世紀にかけて制作された「フランス絵画」が半分以上を占め、他には北ヨーロッパの絵画なども展示されています。

2階の展示スペースは北側の「リシュリー翼」と、東側「シュリー翼」に限定されているため、1階程の展示数はありませんが、フェルメールの「レースを編む女」を筆頭に、「ダイヤのエースを持ついかさま師」など、見逃せない作品が数多く展示されています。

ルーブル美術館 2階フロアマップと主要作品【2階の見るべき作品】
レースを編む女

① レースを編む女
フェルメール(1669~1670年頃)

生涯の作品数が30数点と非常に少ない寡作のオランダ人画家として知られる「フェルメール」の代表作の一つ。絵画の大きさは24×21cmほどと小さな作品ですが、細い指先まで鮮明かつ詳細に描かれています。フェルメールは光の魔術師とも称されており、巧みな光の表現によって手先に神経を集中させるモデルの臨場感を際立たせています。この作品が描かれた17世紀はレース製品が盛んであったため、オランダ出身の多くの画家が、絵画の題材としてレースの制作風景を多様していました。このレースを編む女はフェルメールの作品の中ではかなり後期に描かれたものです。

浴槽のガブリエル・デストレとその妹

② 浴槽のガブリエル・デストレとその妹
作者不明(1594年)

滑らかな曲線で描かれた2人の女性が特徴的な作品。ルーブルのグランドギャラリーを完成させたアンリ4世の寵姫であった「ガブリエル・デストレ(右)」とその妹「ヴィラール公爵夫人」の二人が描かれています。作者は不明ですがアンリ4世の宮廷で活躍したフォンテーヌブロー派の画家によって描かれたと考えられています。乳房の先端をつかむのは姉「ガブリエル」の懐妊を表しており、ガブリエルの左手の指輪は愛の絆の証であるとされています。

ダイヤのエースを持ついかさま師

➂ ダイヤのエースを持ついかさま師
ジョルジュ・ド・トゥール(1635年頃)

フランス北東部のロレーヌという地方で活躍した17世紀の古典派を代表する画家「ラ・トゥール」の作品。彼の死後は長らく忘れさられていた作品ですが、20世紀初頭にフランスの地方美術館で発見された事を機に、3世紀ぶりに作品に注目があつまりました。中央の女性は非情な目つきで、他者を欺こうとする人間の心理をリアルに表現しています。また、左側の男性は後ろにカードを隠しもっており作品の緊張感を演出しています。

【ルーベンスの間】

2階のリシュリュー翼の西端にある「ルーベンスの間」と呼ばれる大きな広間には、「マリー・ドゥ・メディシスのマルセイユ上陸」や「王女の交換」など、全部で24枚もの絵画が並んでいます。

ルーベンスの間

ルーブル美術館のみるべきお勧めの作品については、別記事の「見るべきおすすめ作品(0~1階)」と「見るべきおすすめ作品(2階)」にてより多くの作品を解説しております。

所要時間の目安

ルーブル美術館 展示ホールの景観

ルーブル美術館の所要時間の目安は3時間ほどです。

上記の所要時間は、ルーブルの中でも特にメジャーな作品「モナリザ」や「ミロのヴィーナス」「サモトラケのニケ」「ナポレオン1世の戴冠式」「民衆を導く自由の女神」「レースを編む女」「ハムラビ法典」など、絶対にこれだけは外せないという主要作品だけに絞って観光した場合の所要の目安です。3時間あれば、一般的なガイドブックなどで紹介している15〜30作品は網羅できると思います。

ただし、ある程度腰を据えて、主要作品以外もじっくりと鑑賞したい方は、最低でも半日、できれば、丸1日はルーブル美術館の観光に時間を確保した方が良いと思います。

ルーブル美術館の展示スペースは全部で4フロア、約6万m2の広さ中に、約35,000点もの作品を展示しております。全ての作品をじっくりと見学しようとすれば、一週間あっても足りません。

お勧めの訪問時間と曜日

ルーブル美術館は、夜間営業がある「水曜」と「金曜」の19時以降、もしくは月曜日以外の朝一番での訪問がお勧めです。特に水曜と金曜の19時以降になると、観光客が一気にはけて行くので、嘘の様に空いている場合があります。ただし、19時丁度の訪問だと、見学時間も限られてしまうので、18時頃にはルーブル美術館に入場の上、少し早めに見学をスタートするのがお勧めです。

また、逆に来館を避けたい曜日が月曜日です。ルーブル美術館は火曜が休館日にあたるため、その前日である月曜日が最も混雑します。更に月曜日は、パリの多くの美術館やベルサイユ宮殿なども休館日になるため、観光客はルーブル美術館に集中する傾向があります。

まとめ

ルーブル美術館 展示ホールの美術品

ルーブル美術館はパリの観光名所の中でも、特にチケット事前購入者(予約者)の入場プライオリティが高い観光スポットです。

夏場のピークシーズンなどは、当日券購入者用の一般入場レーンには長蛇の列ができているにも関わらず、チケット保有者(予約者)の優先レーンや入場口には数人しか並んでいない、もしくは誰もいないという光景も度々目にします。

事前の購入や予約手続きは、確かに面倒かもしれませんが、ルーブルの公式HPからのオンラインチケット予約であれば、ほんの数十分で完了し、その場でチケットを入手する事ができます。複雑な入力項目など全くありませんので、是非事前にチケットを準備の上で、快適なルーブル観光をお楽しみにください。

ルーブル美術館は入場するまでは大変ですが、館内は非常に広く、座れる休憩スポットも多いため、一旦入場してしまうと非常に快適な観光スポットです。