【パリ】オペラ・ガルニエ(オペラ座)の入場料金・行き方・チケット購入・見学方法

(2018年8月23日 公開) (2018-11-13 最終更新) オペラ・ガルニエ(オペラ座)の外観

19世紀のネオバロック様式建築の中でも最高傑作の呼び声高い「オペラ・ガルニエ(オペラ座)」は、ナポレオン3世が皇帝時代の1875年、フランスの建築家「シャルル・ガルニエ」によって建設されました。

オペラ・ガルニエは、座席数2,200席、高さ約74m、幅125m、奥行き172mと、おおよそ東京ドームの4分の1ほどの大きさを誇り、建設当時は世界で最も大きい劇場でした。

その後、1994年から2007年まで大改修が行われ、その際に舞台に電動の機械装置などの設備も追加されました。

現在、オペラ・ガルニエでは、定期的にバレエやオペラ公演が行われるほか、見学専用のチケット(11€〜12€)を購入すれば、館内を見学する事ができます。

本記事では、オペラ・ガルニエの館内見学をお考えの方に向けて、営業時間や入場料金、アクセス方法などの観光情報をはじめ、チケットの購入方法から当日の入場の流れまで詳しく解説致します。

営業時間・入場料金

グラン・フォアイエの天井画(ポールポードリー作)

オペラガルニエの営業時間とチケット料金は、時期や公演スケジュールによって変動致します。特に営業時間は、オペラやバレエの公演スケジュールによって大きく変動しますので、最新情報は公式HP(英語)よりご確認ください。

営業時間
  • ・10:00~17:00
  • ・10:00~18:00(ハイシーズン)

※最終入場とチケット販売は、営業時間の30分前に終了となります。

休業日1月1日、5月1日
入場料金【ハイシーズン】
  • ・大人:12ユーロ
  • ・12歳〜25歳:8ユーロ
【ローシーズン】
  • ・大人:11ユーロ
  • ・12歳〜25歳:7ユーロ

■専門ガイドツアーについて

「専門ガイドツアー」は、オペラ・ガルニエ内で開催されている少人数グループ(最大30人まで)の見学ツアーです。ツアー中は専任ガイドの解説を聞きながら各スポットを見学する事ができます。

ツアーでは、一般入場では入れない舞台裏の見学や、劇場ホールの椅子に座ったりして、オペラ・ガルニエの建築に関する説明や、オペラ座の歴史にまつわる逸話などを聞くことができます。

ツアーを案内するガイドさんの言語は、フランス語か英語のいずれかになり、残念ながら日本語には対応しておりません。所要時間は80分〜90分ほどで、料金は15.5€(入場料金込)になります。

開催時間は、フランス語のガイドツアーが、11.30、14:00、15.30 開始で1日3回、英語のガイドツアーが、11.30、14:00 開始で1日2回開催されています。ただし、オペラやバレエの上演状況によってスケジュールが変動致しますのでご注意ください。

専門ガイドツアーの申し込みは、チケットオフィスがあるロビー内のカウンターで申し込む事ができます。HP上では、基本的に予約は必要ないと記載されていますが、前もって予約を行いたい方は、「ガイドツアーの予約ページ(英語)」より事前予約をする事が可能です。基本的に、予約ページから予約ができる日は「専門ガイドツアー」が開催される日なので、当日に現地で「専門ツアー」のお申し込みをお考えのかたも、スケジュールの確認として、予約ページを利用すると便利です。

また、英語での予約に抵抗がある方は、日本語で予約を完了できる現地オプショナルツアー「パリのオペラ座ガルニエ:専門ガイド ツアー」などもお勧めです。料金的にも、通常の予約とほぼ同額です。

行き方・ロケーション

オペラ・ガルニエはパリの9区に位置しています。

【地下鉄での行き方】

メトロのライン3, 7, 8の停車駅「Opéra(オペラ駅)」で下車後、徒歩3分(250m)ほどです。

【RERでの行き方】

RERのラインAの停車駅「Auber station(オーベール駅)」で下車後、徒歩2分(150m)ほどです。

【バスでの行き方】

バス路線 42, 68, 81のバスターミナル駅「Opera(オペラ)」で下車後、徒歩4分(290m)ほどです。

【主要スポットからのアクセス】

オペラ・ガルニエの入口と入場までの流れ

オペラ・ガルニエの入口案内

オペラ・ガルニエの一般入場口は建物の西側にあります。最寄駅からオペラ・ガルニエの正面(南側)に到着したら、建物に向かって左手側(オーベール通り)を歩いて行くと、オペラ・ガルニエの一般用入場口の門に辿り着きます。

オペラ・ガルニエ周辺地図

以下はオペラ・ガルニエの一般入場口付近をグーグルのストリートビューで表示したものです。正面の門から入場して、チケットは館内で購入します。

オペラ・ガルニエの入口 オペラ・ガルニエの入口は、この彫像と円柱形の建物が目印です。

オペラ・ガルニエの入場門 オペラ・ガルニエの一般入場用の門です。この先に館内への入口があります。

入場門をくぐって建物に向かって歩いて行くと、館内への入口(下の写真参照)があるので、ここから入場します。入場する際は荷物検査を受ける必要があります。写真の奥に、かすかに見える緑色の光が、セキュリティゲートです。

オペラ・ガルニエ館内への入場口

セキュリティゲートを通過して、そのまま進んで行くと、左手側に、見学用の入場チケットが購入できる「自動券売機」が見えてきます。

オペラ・ガルニエ館内設置の自動券売機でチケットを購入する人々

更に少し進むと、今度は右手側にチケットオフィスが見えてきます。「BILLETTERIE」という金色の文字が目印です。

オペラ・ガルニエ館内のチケットオフィス

大抵の場合、自動券売機よりもチケットオフィスの方が混雑しています。チケットの購入は、次項の「入場チケットの購入方法」を参考にご自身の購入しやすい方法でご購入ください。基本的には、チケットオフィスか、自動券売機の空いている方で購入すれば良いと思います。

チケットの購入が完了したら、いよいよ見学のスタートです。見学時に「オーディオガイド」が必要な方は、チケットオフィスの先にレンタルカウンター(下の写真参照)があるので、そこでレンタルしてください。

オーディオガイドのレンタルカウンター

オーディオガイドの借り方や詳細については、本記事別項の「オーディオガイドの概要とレンタル方法」を参照ください。

入場チケットの購入方法

オペラ・ガルニエの入場チケット

オペラ・ガルニエの館内見学用の入場チケット(写真上)は、チケットオフィス自動券売機WEBで事前購入の何れかの方法で購入する事ができます。

■チケットオフィスで購入

オペラ・ガルニエの館内に入場して、右手側にあるチケットオフィスで当日の入場チケットを購入する事ができます。ピークシーズンでも、そこまで並ばずに購入できる場合がほとんどなので、この方法が一番手っ取り早くてお勧めです。

ただし、チケットオフィスは、各公演のチケット販売も同じカウンターで行うため、バレエやオペラの公演などがある日は非常に混雑します。

当日は、チケットオフィスの混雑具合を見て、購入に時間がかかりそうなら、自動券売機で購入するという感じがよいと思います。

■自動券売機で購入

当日の入場チケットは、オペラ・ガルニエの館内に入場して、左手側に設置してある「自動券売機」で購入する事ができます。

残念ながら、日本語の表示には対応しておりませんが、非常に操作は簡単なので、チケットカウンターでの英語のやり取りが苦手な方は、こちらの方法での購入もお勧めです。ただし、券売機は現金には対応しておりませんので、購入には「クレジットカード」が必要になります。JCBも使用可能です。

■WEBでオンライン購入

入場チケットは、公式HP(英語)から、日時と購入枚数を選択して事前に購入する事ができます。旅行前にきっちりと準備されたい方や、少しでも効率良く観光したい方にはこの方法もお勧めです。

WEBで予約購入が完了すると、登録したメールアドレスにPDFのEチケットが添付されてきます。当日はこのEチケットをプリントアウトして係員に提示すればOKです。

オーディオガイドのレンタルと返却方法

オーディオガイドの貸出カウンター

オーディオガイドは、館内のチケットオフィスの先にある貸出カウンター(写真上)で5€でレンタルする事ができます。ガイドは日本語を含む全10ヶ国語に対応しています。

レンタル時には、クレジットカードかパスポートを預ける必要があります。パスポートを預けると、オーディオガイドと一緒にレシートの様なものも渡されるので、観光終了まで大切に保管してください。

オーディオガイドはスマートフォン型のタッチパネル式で、画面に表示される観光ポイントを直接タップすれば、説明を聞く事ができます。直感的に操作できるので、非常に操作しやすいと思います。

ガイドは、建物や各スポットの説明だけでなく、オペラ座やオペラ座の怪人にまつわる逸話や伝説、建物の設計者である「シャルル・ガルニエ」の秘密など、盛りだくさんの内容です。トータルの再生時間は1時間ほどになります。

オーディオガイドの概要に関しては、「こちらのページ(You Tube)」で動画の説明ページを見る事ができます。説明文は英語ですが、何となくイメージがつかめると思います。

【オーディオガイドの返却カウンター】

オーディオガイドの返却カウンター(写真下)は出口付近にあるので、すぐに分かると思います。

オーディオガイドの返却カウンター

オーディオガイド返却時は、レンタル時に渡される「レシート」が必要なります。レシートとオーディオガイドを返却カウンターの係員に渡せば、パスポート(クレジットカード)が返却されます。

オペラ・ガルニエの見どころ

■グラン・エスカリエ(中央階段)

GRAND ESCALIER(中央階段)の景観

館内に入場して、最初の見どころがこの「GRAND ESCALIER(中央階段)」です。右側の彫刻が花束を持つように照明を照らしています。

GRAND ESCALIER(中央階段)の景観 高さ30mの吹き抜けの大広間に、幅10mの美しい白大理石の階段が左右に分かれてバルコニーへと伸びてます。

GRAND ESCALIER(中央階段)の景観 中央階段を別角度から撮影。テラスの手すりから細部に至るまで本当に美しいです。

■シャガールの天井画「夢の花束」

マルク・シャガールの天井画「夢の花束」

オペラ・ガルニエ見学の目玉の一つがマーク・シャガールが手掛けた劇場ホールの天井画「夢の花束」です。天井画は、「白鳥の湖」や「魔笛」などの有名オペラとバレエ作品を題材に、パリの風景も描かれています。

中央のシャンデリアは実に8t の重さがあります。このシャンデリアは過去に落下事故があり、映画「オペラ座の怪人」の題材の一部になっています。

下の写真は、シャガールの天井画が見られる劇場ホールの景観です。金色の装飾と座席部分のロイヤルレッドがラグジュアリーな雰囲気を演出しています。

劇場ホールの景観

■グラン・フォワイエ(大広間)

グラン・フォワイエ

オペラ・ガルニエの最大の見どころがこの「グラン・フォワイエ」です。よくヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」と比較されますが、明らかにこちらの方が絢爛豪華です。

天井の高さは18m、長さ58m、幅は13mもあり、鏡と窓の効果で実際の大きさ以上に広く壮大に感じる様に演出されています。

天井画は、フランスを代表する画家「ポール・ポードリー」が音楽史の実話をもとに描いたものです。

グラン・フォワイエの天井画

ポール・ポードリーは、ナポレオン三世の命によって、10年間もオペラ・ガルニエの装飾に携わりました。

グラン・フォワイエの景観 通路に沿って高さ違いの2段のシャンデリアが並ぶ景観は絢爛豪華の一言です。

グラン・フォワイエの景観 古典様式の豪華な広間は、柱、暖炉、絵画、全てが美しく調和しています。

■黄金の女神像

ギュメリー作の金の彫像「詩」と「ハーモニー」

オペラ・ガルニエの正面(南側)の屋根両脇には、ギュメリー作のの黄金象が立っています。建物に向かって左側の象が「詩」、右側の像が「ハーモニー」と呼ばれています。

ここでご紹介した「オペラ・ガルニエ」の見どころはほんの一部です。他にも、オペラ座の怪人で有名な「5番のボックス席」や、オペラ通りの景観を一望できる「テラス」など見どころ満載です。また、ギフトショップや、2つ星店出身のシェフが腕を振う「フレンチレストラン」なども併設しています。

所要時間の目安

オペラ・ガルニエの見学所要時間は1時間ほどです。

オペラ・ガルニエは、単なるバレエ公演の劇場とお考えの方も多いと思いますが、内部の装飾の美しさや、見学ポイントの多さには、良い意味で期待を裏切られると思います。

30分ぐらいでさらっと見学するには勿体無いスポットなので、最低でも1時間ぐらいは時間を取ってゆっくりと見学する事をお勧め致します。

オーディオガイドをレンタルされる方は、再生時間だけでも1時間はあるので、所要1時間30分〜2時間は見ておいた方が無難です。

まとめ

オペラ・ガルニエ館内の装飾は、金をふんだんに使用しており、正に絢爛豪華の一言につきます。

旅行者の方の中には、劇場の中を見学するだけで、12€も支払うのは勿体無いという声もありますが、実際に内部を見学した方の満足度は非常に高く、「ヴェルサイユ宮殿」より見応えがあったと評価する声も少なくありません。

オペラ・ガルニエは、オペラやバレエを鑑賞するための劇場としては混雑必須の人気スポットです。しかし、館内見学を目的に訪問する方は意外に少ないので、見応えの割には、やや穴場的なスポットになっています。ぜひ、パリ訪問時は足を運んでみてください。