パリ オペラ・ガルニエ(オペラ座)の見学方法、チケット、入場料金など

(2020年06月17日 最終更新) (2018年8月23日 公開) パリ
オペラ・ガルニエ(オペラ座)の外観

本記事では、オペラ・ガルニエを館内見学するための情報を徹底解説します。見学チケットやガイドツアーの詳細はもちろん、料金、営業時間、見学開始の手順まで余す事なくご紹介いたします。

目次「非表示」

オペラ・ガルニエ(オペラ座)とは

オペラ座 館内の景観と装飾

パリの人気スポットである「オペラ・ガルニエ(オペラ座)」は、ナポレオン3世が皇帝時代の1875年に、セーヌ県知事「ジョルジュ・オスマン」の都市改造計画の一環として建設された世界有数の大劇場(コンサートホール)です。映画「オペラ座の怪人」の舞台となった場所として、日本の方には馴染みが深いと思います。

現在のオペラ・ガルニエは、定期的にバレエやオペラ公演などが行われているほか、見学専用のチケット(12€〜14€)を購入すれば、館内見学だけをする事も可能です。

館内には、黄金の美しい回廊「グラン・フォワイエ」をはじめ、「シャガールの天井画 夢の花束」「中央階段 グラン・エスカリエ」など、見どころが満載です。

その装飾の美しさには一見の価値があり、「ネオバロック建築の最高傑作」「パレ・ガルニエ(ガルニエ宮殿)」などとも呼ばれています。

オペラ座の見学方法

オペラ・ガルニエの見学エリアの一つ グラン・フォワイエ - 大広間(GRAND FOYER)

オペラ・ガルニエのコンサートや公演を鑑賞するのではなく、館内を見学したい場合は、以下のいずれかのチケットを購入・予約する事で可能です。

  • ・セルフガイドツアー(12〜14ユーロ)
  • ・ガイドツアー(17ユーロ)

※()内は一般大人の場合の料金になります。

■セルフガイドツアー(自由見学)

オペラ・ガルニエの大階段

セルフガイドツアーは、ツアーとなっていますが、ご自身のペースで館内を回る事ができる自由見学の事です。当然ガイドの同行もありません。

一部だけ、ガイドツアーに参加しないと見学できないエリアもありますが、このセルフツアーのチケットで、オペラ・ガルニエのほとんどの部分を見学できます。当日に特別なイベント準備がない限りは、上階の観客席越しからシャガールの天井画の見学も可能です。

料金もガイドツアーが、17ユーロなのに対して、こちらはローシーズンなら12ユーロ、ハイシーズンなら14ユーロと安く設定されています。

セルフガイドツアー(自由見学)のチケットは、公式サイトや現地館内での購入が可能ですが、GET YOUR GIDEというサイトの「オペラ ガルニエ宮 セルフガイド ツアー」ページから予約すれば、日本語ページから手数料なし(定価)で簡単に予約が可能です。

▼画像をクリックするとツアー詳細ページに移動します。

GET YOUR GIDE オペラガルニエのセルフガイドツアーの予約ページ

GET YOUR GIDEでセルフガイドツアーを予約した場合、チケットの有効期間は購入日から6ヶ月となります。有効期間内かつ、オペラ・ガルニエの見学可能時間帯であれば、いつでも好きな時に館内見学を行う事ができます。

■ガイドツアー

オペラ座 劇場ホールと観客席

「ガイドツアー」は、オペラ・ガルニエ内で定期的に開催されている、専門ガイドと共に少人数グループ(最大30人まで)で館内を回る見学ツアーです。ツアー中は専任ガイドの解説(英語・フランス語)を聞きながら各スポットを見学する事ができます。

ガイドツアーでは、オペラ・ガルニエの建築に関する詳細な説明や、オペラ座の歴史にまつわる逸話などを聞きながら各スポットを巡って行きます。

また、通常のセルフガイドツアーでは2階席からしか見学できない「劇場ホール」に入場する事ができます。劇場ホールの座席に座ると、シャガールの天井画を真下からじっくりと鑑賞する事ができます。

以前はオペラ座の怪人で有名な、5番のボックス席もツアーで見学できた様ですが、現在はツアーに参加しても5番のボックス席の見学はありません。

ガイドの言語に関しては、残念ながら日本語には対応しておらず、フランス語か英語、スペイン語のいずれかになります。

開催時間は、フランス語のガイドツアーが、11.30、14:00、15.30 開始で1日3回、英語のガイドツアーが、11.00、13:30、14:30 開始で1日3回、スペイン語のツアーが、13:30 開始で1日1回ほど開催されています。各ツアーの所要時間は80分〜90分ほどで、料金は入場料金とガイド込みで、17€になります。

専門ガイドツアーの申し込みは、チケットオフィスがあるロビー内のツアー専用のカウンターで申し込む事ができます。HP上では、基本的に予約は必要ないと記載されていますが、ツアーは絶対に事前予約がお勧めです。事前に予約を行いたい方は、「オペラ・ガルニエの公式ページ(英語・フランス語)」より可能です。

英語ページでの予約に抵抗がある方は、日本語ページから予約ができるオプショナルサイト GET YOUR GIDEの「パリのオペラ座ガルニエ:専門ガイド ツアー」ページからの予約がお勧めです。料金的にも、公式サイトと同額(手数料なし)で予約できて、参加できるツアーも全く同じです。しかも、予約手順は公式サイトよりシンプルなので、マイナスポイントが一切ありません。

▼画像をクリックするとツアー詳細ページに移動します。GET YOUR GIDE オペラガルニエのガイドツアーの予約ページ

■セルフガイドツアー(自由見学)とガイドツアーはどちらがおすすめ?

結論から申し上げます。セルフガイドツアー(自由見学)がおすすめです。

確かにガイドツアーは、劇場ホールの座席に座る事ができますし、ガイドツアー終了後も館内を自由に見学できるので、実質的にセルフガイドツアーも兼ねているのでお得です。

しかし、一点非常に面倒な事があります。ガイドツアーを予約した場合、当日にツアー専用の窓口で参加手続きを行ってパスポートを預けなくてはなりません。パスポートは、ツアー終了後にガイドさんから返却されますが、一時的とは言え、パスポートを預ける事に抵抗のある方も多いのではないでしょうか。

その点、セルフガイドツアー(自由見学)は、入場してすぐに自由に見学を開始できますし、最初から最後までご自身のペースで見学できて、時間配分もしやすいと思います。また、館内には日本語のパンフレットや地図もあるので「セルフガイドツアー」で十分にオペラ・ガルニエ見学を堪能できると思います。

オペラ ガルニエ宮 セルフガイド ツアー予約ページを見る

館内見学チケットの予約・購入方法

オペラ・ガルニエの入場チケット

セルフツアーとガイドツアーの項でも少し触れましたが、オペラ・ガルニエの館内見学チケットは「ガイドツアー」「セルフツアー」共に、オンラインチケットオフィス自動券売機の何れかの方法で購入する事ができます。本項ではそれぞれの購入方法の詳細について解説致します。

■GET YOUR GIDEでオンライン予約

GET YOUR GIDE オペラガルニエの見学チケット予約ページ

オペラ・ガルニエの館内見学チケットをWEBで事前予約したい方は、「GET YOUR GIDE」というサイトを利用すれば、一切の手数料なし(定価)で日本語説明ページから予約可能なので、利用しない手はないと思います。

GET YOUR GIDEは2009年に設立された世界遺産や施設のツアーやチケット手配を行っている会社です。以前は日本語に対応しておりませんでしたが、ここ数年は日本語に対応し、日本の利用者も増えております。

日本語の案内に沿って予約を完了した後は、予約完了ページでダウンロード、もしくはメールで添付されてくるPDFのチケットをプリントアウトして持参するだけです。チケットは、スマートフォン上での電子チケット提示にも対応しているので、現地でプリンターがない環境で予約する場合にも便利です。日本の方も多く利用されているのでお勧めです。

オペラガルニエの見学予約ページ

  • オペラ ガルニエ宮 セルフガイド ツアーご自身のペースで自由に見学したい方はこちらのページから予約を行ってください。チケットは購入日から半年間有効となり、有効期間内かつ、営業時間内であれば、いつでも好きな時に館内見学が可能となります。

  • パリのオペラ座ガルニエ:専門ガイド ツアーガイドと共に、自由見学では入る事のできないエリアも見学したい方はこちらを選択ください。ガイドの言語は「英語」「フランス語」「スペイン語」のいずれかになります。セルフガイドツアーと違い、訪問日時は固定されますが、ツアーの2日前まで無料キャンセルが可能です。

GET YOUR GIDE予約時のチケット

参考までに、こちらがGET YOUR GIDE経由で「オペラ・ガルニエのガイドツアー」を予約した際の予約書(仮バウチャー)になります。

GET YOUR GIDE ガイドツアーの仮バウチャー

ガイドツアーの場合は、館内のツアーカウンターにてこのバウチャーを提示して、ツアー開始の案内を受けてください。ツアーの場合は遅くともツアー開始時刻の30分前までにはカウンターを訪れてください。

セルフガイドツアーを予約した場合は、予約完了後に送られてくるPDFのバウチャーをそのままチケットとして利用できます。入り口で係員にチケットを提示の上で見学を開始してください。

■公式サイトでオンライン予約

オペラ・ガルニエの公式ツアー予約サイト

オペラ・ガルニエの公式HP(英語・フランス語)からも、見学チケットのオンライン予約が可能です。以前までは、上で紹介している「GET YOUR GIDE」経由の予約には手数料が発生していたので、オンライン予約は、この公式サイトでの予約を推奨していました。

しかし、現在はGET YOUR GIDE経由なら、日本語ページから定価(手数料なし)で予約できてしまうので、もはや公式サイトから予約するメリットはないかもしれません。GET YOUR GIDEの方が、公式サイトよりも入力項目も少なく簡単に予約できます。

公式サイトでの予約は、英語とフランス語が混在しているページもあるほか、同じ項目を英語で何度も入力させられるので非常に面倒くさいです。この方法での予約は全くお勧めはしません。

公式サイトでの予約の流れ

あまりお勧めはしませんが、それでも公式サイトから予約される方のために、簡単にですがチケット予約の流れをご紹介致します。まずは「公式HP(英語・フランス語)」にアクセスします。

サイトにアクセスすると、スマホの場合は、上に「オペラガルニエ」、下に「オペラ・バスティーユ」の項目が並んでいるので、上のオペラガルニエの「VISIT US」ボタンをクリックします。

オペラ・ガルニエの公式サイト

続いて、「セルフツアー(自由見学)」と「ガイドツアー」の選択項目が表示されるので、予約したいツアーの「READ MORE」ボタンをクリックして予約を進めて行きます。

オペラ・ガルニエの公式サイト ツアー選択ページ

ツアー選択後は「Cultival」と言う外部の予約サイトに移動するので、まずは言語を英語(EN)に変更します。その後は、予約日時や予約者情報などを入力のうえで、予約を完了していきます。

オペラ・ガルニエの公式チケット予約サイト「Cultival」

予約完了後のチケット受け取りは、予約途中で「Eメール」「オフィスで受け取り」「郵送」から選択可能で、「Eメール」を選択した場合は、予約完了ページやマイページからPDFのバウチャーがダウンロードできます。メールアドレスには添付されてこないのでご注意ください。

公式サイト予約時のチケット

参考までに、こちらが公式サイト経由で「ガイドツアー」を予約した際の予約書(バウチャー)になります。

オペラ・ガルニエ公式サイト ガイドツアーのバウチャー

当日はこのバウチャーをプリントアウトして持参します。ガイドツアーを予約した場合は、予約時間の30分前までにツアーカウンターでバウチャーを提示してツアーに参加する流れになります。

下画像は、公式サイト経由で「セルフガイドツアー」を予約した場合に、ダウンロードできるチケットになります。

オペラ・ガルニエ公式サイト セルフガイドツアーのチケット

公式サイト経由で「セルフガイドツアー」を予約した場合、利用できるのは予約時に指定した日付のみとなります。

■チケットオフィスで購入

オペラ・ガルニエのチケットオフィス

オペラ・ガルニエ館内に入場して、少し進んだ右手側にある「BILLETTERIE」と書かれたチケットオフィスで、当日のセルフガイドツアー(自由見学)チケットを購入する事ができます。予約の必要がない分、非常に手っ取り早い方法ですが、結構混雑している事も多いです。

また、チケットオフィスは、館内見学のチケット販売だけでなく、各公演のチケット販売も行うため、バレエやオペラの公演などがある日は、やはり事前に公式サイトかGET YOUR GIDE経由でチケットを予約しておくのがお勧めです。

当日は、チケットオフィスの混雑具合を見て、購入に時間がかかりそうなら、自動券売機で購入するという感じがよいと思います。

ただし、当日にガイド付きのツアーに参加したい場合は、セキュリティチェックを抜けてすぐ右手側にある「Guided tours」と書かれた専用窓口でしかチケット購入と手続きを行う事ができませんのでご注意ください。

オペラ・ガルニエ ガイドツアー専用窓口

■自動券売機で購入

オペラ・ガルニエ管内の自動券売機

オペラ・ガルニエの館内に入場して通路を進むと、右手側と左手側に2台づつ合計4台の「自動券売機」があります。この券売機からも「セルフガイドツアー(自由見学)」のチケット購入が可能です。ただし、専門ガイド付きのツアーのチケットは自動券売機では購入する事はできません。

自動券売機は画面に直接触れて操作するタッチパネル式になります。日本語の表示には対応しておりませんが操作は簡単なので、チケットカウンターでの英語のやり取りが苦手な方は、こちらの方法での購入もお勧めです。券売機は現金には対応しておりませんので、購入には「クレジットカード」が必要になります。JCBも使用可能です。

行き方・ロケーション

オペラ・ガルニエはパリの9区に位置しています。

【地下鉄での行き方】

メトロのライン3, 7, 8の停車駅「Opéra(オペラ駅)」で下車後、徒歩3分(250m)ほどです。

【RERでの行き方】

RERのラインAの停車駅「Auber station(オーベール駅)」で下車後、徒歩2分(150m)ほどです。

【バスでの行き方】

バス路線 42, 68, 81のバスターミナル駅「Opera(オペラ)」で下車後、徒歩4分(290m)ほどです。

【主要スポットからのアクセス】

入口と見学開始までの流れ

オペラ・ガルニエの入口案内

オペラ・ガルニエの一般入場口は建物の西側にあります。最寄駅からオペラ・ガルニエの正面(南側)に到着したら、建物に向かって左手側の通り(オーベール通り)を歩いて行くと、オペラ・ガルニエの一般用入場口の門に辿り着きます。

オペラ・ガルニエ周辺地図

まずは、オペラ座を正面にして建物の左側の道を進んで行きます。

オペラ・ガルニエ 入場口への経路説明オーベール通りの景観

上写真で人が歩いてる通りが「オーベール通り」です。この通りを2分〜3分直進し、街灯の柱が見えたらそこを右折します。

オーベール通りの景観

右折すると目の前がオペラ・ガルニエの入場門です。

オペラ・ガルニエの入場門

入場門を抜けると正面に「シャルル・ガルニエの像」が立っています。以前はここで自由見学とガイドツアーで列が左右に別れていましたが、2020年訪問時は列が一つに統合されていました。

オペラ・ガルニエ 入口の説明画像

全ての入場者は「シャルル・ガルニエの像」の左手側の列に並びます。ただし、この辺りはコロコロ変わるので、現地の案内に従ってください。

オペラ・ガルニエ 入口の説明画像

列の先にオペラ・ガルニエ館内への入場口があります。ここから入場して、セキュリティチェックを受けます。

オペラ・ガルニエ館内への入場口

写真の奥に、かすかに見える緑色の光が、セキュリティゲートです。

オペラ・ガルニエ館内への入場口

セキュリティゲートを抜けた後の見学までの流れは、皆さんのシチュエーションによって以下の3パターンに分かれます。

  • ① セルフツアー(自由見学)のチケットを予約済みの方
  • ② 当日券を購入して自由見学をされる方
  • ③ 予約済みのガイドツアーに参加する方・これから予約する方

以下より①〜③までのそれぞれのシチュエーション別に見学フローを解説して行きます。

① セルフツアー(自由見学)のチケットを予約済みの方

事前に公式サイトやGET YOUR GIDE経由で、「セルフガイドツアー(自由見学ツアー)」のチケットを予約済の方は、無駄な手続きは一切ありません。

セキュリティゲートを抜けた後は、通路(画像下)に沿って進み見学を開始するだけです。

オペラ・ガルニエ館内の通路

上画像の通路を数10mほど進んだ先に、最初の見学ポイントである「円形ロビー(ROTONDE DES ABONNES)」があります。

円形ロビー(ROTONDE DES ABONNES)

このロビーは、上画像の様に青いライトで照らされている日もあれば、下画像の様に照らされてない日もあります。ただの演出なので気にしないでください。

円形ロビー(ROTONDE DES ABONNES)

入場口側を背にしてこのロビーを右方向に行くと、メイン見学エリアへと続く通路があり、その先でチケットの検札があります。以下は館内地上階のフロアマップです。赤い矢印の方向に進む感じです。

オペラ・ガルニエ 地上階フロアマップ

チケットは、公式サイトで予約した場合も、GET YOUR GIDEで予約した場合も、予約完了後にダウンロードできるPDFのチケットをプリントアウト、もしくはモバイルチケットとして提示すればOKです。

オペラ・ガルニエ チケットの検札

オーディオガイドをレンタルされる方は、チケット検札カウンターの正面にレンタルカウンターがあるので、ここでレンタルが可能です。

また、チケット確認を抜けてすぐ右手側に、オペラ・ガルニエのパンフレットが無料配布されています。見学ポイントの日本語解説や館内地図が書かれているので、必ず入手してください。

オペラ・ガルニエ チケット パンフレット配布コーナー

本格的な見学ポイントはこの先からスタートします。後はご自身のペースでパンフレットの見学ポイントに沿って自由に見学を開始してください。

② 当日券を購入して自由見学をされる方

予約なしでオペラ・ガルニエを訪問の上、当日に「セルフツアー(自由見学)」のチケットを購入して見学される方は、自動券売機かチケットオフィスでチケット購入が可能です。

自動券売機で購入する場合は、セキュリティゲートを抜けて通路を少し進んだ、右手側に2台、更にもう少し進んだ左手側にも2台、合計4台の自動券売機の設置があります。自動券売機はクレジットカードのみ使用可能です。

オペラ・ガルニエ館内設置の自動券売機でチケットを購入する人々オペラ・ガルニエ管内の自動券売機

有人の窓口で購入する場合は、更に少し通路を進んだ右手側にチケットオフィスがあるので、ここで購入できます。チケットオフィスは「BILLETTERIE」という金色の文字が目印です。

オペラ・ガルニエ館内のチケットオフィス

チケット購入後の見学の流れは、上で解説した「① セルフツアー(自由見学)のチケットを予約済みの方」と同じになります。

③ 予約済みのガイドツアーに参加する方・これから予約する方

ガイド付きの見学ツアーに参加される方の見学フローが一番複雑です。まずは、セキュリティゲートを抜けてすぐ右手側にある「ガイドツアー専用の窓口」に行き、事前にツアーを予約済みの方は「参加の手続き」を行います。一方、当日に予約の上でツアーに参加される方は「予約と参加の手続き」を同時に行います。

オペラ・ガルニエ ガイドツアー専用窓口

ツアーは結構人気があるので、当日に予約しようとすると既に予約がいっぱいの事が多いです。

オペラ・ガルニエ ガイドツアー専用窓口

「SOLD OUT」という貼り紙がある場合は、既にその言語のツアーは売り切れとなります。ガイドツアーに参加する場合は事前予約が望ましいです。

さて、オンラインでガイド付きツアーを予約済みの方は、この窓口でツアーの参加手続きを行います。未予約の方は空きがあれば予約と参加手続きを同時に行う形になります。

参加手続きと言っても、窓口で予約書とパスポートを提示するだけです。これは公式サイトで予約した方も、GET YOUR GIDE経由でガイドツアー予約した方も同様です。

予約書とパスポートを提示すると、アルファベットと時間が記載された本チケット(画像下)を手渡されます。ただし、パスポートに関してはツアー終了まで返却されません。ツアー終了後に参加したツアーのガイドからその場で返却される流れになっています。管理はしっかりしていると思いますので、そんなに心配しなくて大丈夫です。

オペラ・ガルニエ ガイドツアーの本チケット

予約書と引き換えに手渡される本チケットには、ガイドツアーの開始時間と参加するツアーのグループ名がアルファベットで記されています。上画像の例で言うと、2時30分からFグループのガイドツアーに参加するという意味になります。

ガイドツアーの開始場所は、ガイドツアーの専用窓口を右手にしてまっすぐ進んだ奥の「円形ロビー(ROTONDE DES ABONNES)」になります。

円形ロビー(ROTONDE DES ABONNES)

ツアーの開始場所である円形ロビーの柱には、A〜Gまでアルファベットの貼り紙が貼られています。これはツアーグループの番号なので、ご自身のチケットに記載されたアルファベットと同じアルファベットが貼られた柱の前で、ツアーガイドが来るのを待ちます。ツアー開始の10分ぐらい前にはこのロビーで待機しているのが望ましいです。

円形ロビー(ROTONDE DES ABONNES)ツアーグループ分けのアルファベット

ツアーの開始時間になると、ガイドがやってきて、ヘッドフォンと受信機を渡されます。ツアー中はこの受信機を通してガイドの説明を聞きながら見学して行く形になります。結構遠くにいてもガイドさんの説明が聞こえるので非常に便利です。

一点注意事項です。ガイドツアー中に混雑していると、ツアーガイドとはぐれてしまう方がいます。見学ツアー終了後は、受付を行った窓口ではなく、ガイドさんから手渡しでパスポートを返却されるので、絶対にガイドを見失わない様にしてください。ちなみにツアー終了後は館内解散となるので、時間の許す限り館内を自由に見学する事ができます。

見学コースと所要時間の目安

本項では、オペラ・ガルニエの見学コースと所要時間の目安について解説します。

見学コース

オペラ・ガルニエの館内で配布されている「日本語のパンフレット」には、以下の7スポットを回るコースが案内されています。

所要時間の目安

上でご紹介したコースに沿ってオペラ座内を見学する場合、セルフツアー(自由見学)なら45分〜1時間ほど、ガイド付きツアーなら1時間30分〜2時間ほどが所要時間の目安になります。

オペラ・ガルニエは、単なるバレエ公演の劇場とお考えの方も多いと思いますが、内部の装飾の美しさや、見学ポイントの多さには、良い意味で期待を裏切られると思います。

30分ぐらいでさらっと見学するには勿体無いスポットなので、折角なら1時間ぐらいの時間を確保してゆっくりと見学してください。

オーディオガイドをレンタルされる方は、再生時間だけでも1時間はあるので、その場合は所要1時間30分ぐらいは見ておいた方が無難です。

オペラ・ガルニエの見どころ

グラン・エスカリエ

本記事内の「見学コース」の項でもご説明しましたが、オペラ・ガルニエの大きな見どころは「ピュティアの泉」「グラン・エスカリエ - 大階段」「観客席とシャガールの天井画」「グラシエの間」「アヴァン・フォワイエ」「グラン・フォワイエ - 大広間」「オペラ座図書館・博物館」の7カ所になります。

それ以外にもお好みで「ギフトショップ」での買い物、「館内の展示品」の見学なども楽しむ事ができます。以下より、各スポットの詳細な見どころを解説してまいります。

ピュティアの泉(BASSIN DE LA PYTHIE)

まずは、入口階にあたる1Fで「① ピュティアの泉」を見学します。

オペラ・ガルニエ 1F館内マップ

チケット検札を抜けた後に最初に目にするのがこのピュティアの泉です。泉を飾るのは、マルチェロ作の「ピトニス(女予言者)」の像です。「ピトニス」は予言の才に長けたギリシャの女神官で、アポロ神のお告げを人々に伝えていたとされています。

ピュティアの泉(BASSIN DE LA PYTHIE)

ピュティアの泉は訪問日によってパープルでライトアップされている日もあります。

ピュティアの泉のライトアップ

ピュティアの泉の見学を終えたら、目の前の階段で最上階まで上がります。この時に利用する立派な階段が次の見どころの「 グラン・エスカリエ - 大階段」です。

グラン・エスカリエ - 大階段(GRAND ESCALIER)

GRAND ESCALIER(中央階段)の景観

オペラ・ガルニエの見学の目玉の一つがこの「GRAND ESCALIER(グラン・エスカリエ)」です。階段の両側には2体の女性像が光の花束を持つように照明を照らしています。

GRAND ESCALIER 2体の女性像

この彫刻は設計者のガルニエのアイデアを元に、フランスの彫刻家「カリエ・ベルーズ」が手掛けました。

こちらはグラン・エスカリエを上から撮影した景観です。高さ30mの吹き抜けの空間に、幅10mの大階段(グラン・エスカリエ)が左右に分かれ、上階のロビーや観客席へと繋がっています。白く輝く階段の素材には、大理石が使用されています。

GRAND ESCALIER(中央階段)の景観

グラン・エスカリエは、テラスの手すりから細部に至るまで本当に美しいです。

GRAND ESCALIER(大階段)の景観

大階段の頭上に目を向けると、オペラ座のシンボルでもある「アポロン」をテーマにした天井画も描かれています。

GRAND ESCALIER(大階段)の天井画

この天井画は、フランス画家「イジドール・ピルス」と、その弟子の「クレラン」が手掛けました。

グラン・エスカリエ(大階段)を登り切ると、「観客席」や「グラシエの間」などの見どころがある最上階に出ます。

オペラ・ガルニエ 最上階のフロアマップ

自由見学の場合、見学順序に拘る必要はありませんので、好きな順番で「③ 観客席とシャガールの天井画」から「⑥ グラン・フォワイエ」までの4つのスポットを見学して行きます。

観客席とシャガールの天井画

劇場の景観

現在もオペラやバレエの公演が行われるこの「イタリア式劇場ホール」の大きさは、奥行き27m、幅48.5m、高さ60m、総面積は1200㎡を誇ります。客席は5階建の全2081席で構成され、舞台を見るだけでなく、舞台側からも見られる構造になっています。建築素材には、大理石、漆喰、金メッキなどが使用され、全体的に馬の蹄(ひづめ)型をしているのが特徴です。内装や座席は高級感のある金とロイヤルレッドで統一されています。

劇場ホールの景観

全ての座席は、光沢のパイル織物「ピロード」で赤く覆われています。

劇場の座席

19世紀頃、ブルジョワと呼ばれる上流階級の間では、オペラ座の良い席に座る事がステータスの一つとされていました。

参考までに、座席番号は、背もたれ上部の金メッキのプレートに彫り込まれています。

座席番号プレート

舞台幕は、ガルニエの指示に従って、2人の装飾画家が手がけました。その後、二度ほど同一のもので新調されました。ちなみにこの幕は平面に描かれた絵です。

劇場ホールの幕

幕の上部には、太陽王ルイ14世の紋章と、王立音楽アカデミーの創設年「1669」の文字が書かれています。

劇場ホールの幕

見学のタイミングが良ければ公演の練習や準備のシーンに遭遇できます。

劇場ホール 公演の準備風景

そして、オペラ・ガルニエ見学の目玉の一つがこのマーク・シャガールが手掛けた天井画「夢の花束」です。

マルク・シャガールの天井画「夢の花束」

1964年の9月23日にお披露目されたこの天井画は、完成当初あった元の天井画を置き換えて設置されたものです。当時、この天井画の変更には、設計者のガルニエの意図にそぐわないなど、多くの批判がありました。

作中では「白鳥の湖」や「魔笛」などのオペラやバレエ作品を題材に、14人の有名作曲家の作品が表現され、背景には凱旋門などのパリのランドマークも描かれています。下の3枚は天井画の一部をアップした写真です。

魔笛(モーツァルト)マルク・シャガールの天井画「夢の花束」の「魔笛」

白鳥の湖(チャイコフスキー)マルク・シャガールの天井画「夢の花束」の「白鳥の湖」

ロメオとジュリエット(ベルリオーズ)マルク・シャガールの天井画「夢の花束」の「ロメオとジュリエット」

クリスタルとブロンズで造られた中央のシャンデリアは、設計者のガルニエ自らが手がけたもので、総重量は7トン、340個もの電球が付いています。

マルク・シャガールの天井画にかかるシャンデリア

このシャンデリアは過去に、重りの一部が女性客の上に落ちた事がありました。この事故は映画「オペラ座の怪人」の題材の一部にもなっています。

また、劇場の外側にはボックス席のドアが並んでおり、オペラ座の怪人で有名な5番のボックス席のドアを見る事ができます。残念ながら中には入る事はできません。

オペラ座の怪人 5番のボックス席のドア

グラシエの間(GALERIE DU GLACIER)

オペラ・ガルニエの最上階(日本式で4階)の長い回廊の端には「グラシエの間」と呼ばれる円形の広間があります。

グラシエの間(GALERIE DU GLACIER)

窓と窓の間の壁面には、フランスで製作されたゴブラン織のタペストリー8枚が飾られています。

グラシエの間のタピスリー

8枚のタピストリーは、それぞれ「カフェ」「釣」「菓子作り」「アイスクリーム」「ワイン」「果物」「狩」「お茶」というタイトルがつけられています。

広間の天井には、フランス人画家ジョルジュ・クレラン作の美しい天井画「バッカスの祭」が描かれています。

グラシエの間の天井画

アヴァン・フォワイエ(AVANT FOYER)

グラシエの間の天井画

アヴァン・フォワイエは、中央の大階段に面したネオ・バロック様式のロビーの様な回廊です。次で紹介するオペラ・ガルニエ最大の見どころ「グラン・フォワイエ」とはつなげて使用できる構造になっています。普段はオペラ公演の休憩場所や、大階段の絶好の撮影スポットになっています。

このロビーの最大の見どころであるきらびやかに輝く天井のモザイク画は必見です。

アヴァン・フォワイエ 天井のモザイク画

床の円形部分には全て異なる模様が描かれています。

アヴァン・フォワイエ 床の模様

グラン・フォワイエ - 大広間(GRAND FOYER)

グラン・フォワイエ

オペラ・ガルニエの最大の見どころがこの「グラン・フォワイエ」です。よくヴェルサイユ宮殿の「鏡の間」と比較されますが、明らかにこちらの方が絢爛豪華です。世界的ブランドのファッションショーなどもこの広間で行われる事があるそうです。

天井の高さは18m、長さ58m、幅は13mもあり、鏡と窓の効果で実際の大きさ以上に広く壮大に感じる様に演出されています。天井画は、フランスを代表する画家「ポール・ポードリー」が音楽史の実話をもとに描いたものです。

グラン・フォワイエの天井画

ポール・ポードリーは、ナポレオン三世の命によって、10年間もオペラ・ガルニエの装飾に携わりました。

グラン・フォワイエの景観 通路に沿って高さ違いの2段のシャンデリアが並ぶ景観は絢爛豪華の一言です。

グラン・フォワイエの景観 古典様式の豪華な広間は、柱、暖炉、絵画、全てが美しく調和しています。

最上階の見どころを一通り見学したら、階段で一つ下の階に降りて、次の見学スポット「オペラ座図書館・博物館」を見学します。

オペラ・ガルニエ 館内マップ

オペラ座図書館・博物館

オペラ座図書館

オペラ座内には非常に美しい図書館と博物館が併設しています。図書館(画像上)には、300年にわたる上演演目の楽譜などが収められ、博物館にはオペラや公演にまつわる絵画やデッサン、写真、舞台の立体模型などが展示されています。

図書館は頭上の棚までびっしりと書籍が収納されています。

オペラ座図書館

図書館を抜けると、その奥が博物館になっています。

オペラ座博物館

博物館の展示品はわずかなので5分~10分もあれば一通り見学できます。展示品は絵画がメインになります。

オペラ座博物館の絵画

オペラ座博物館の絵画

こちらは1872年に「ジュール=ウジェーヌ・ルヌヴー」によってデザインされた「天井画」です。ご存知の通り、現在の劇場の天井画はシャガールの「夢の花束」に変更になっています。

オペラ座博物館 天井画

数点ですが模型も展示されています。

オペラ座博物館 模型

パンフレットの見学コースはここで終了となりますが、館内に展示されているバレエの衣装なども少しご紹介します。

展示衣装

オペラ・ガルニエ館内の通路の一部には実際に公演などで使用された衣装も展示されています。

オペラ座館内の展示衣装

かなり攻めたデザインの衣装ですね。オペラ・ガルニエには専属のデザイナーがいてその方達がデザインしているそうです。

オペラ座館内の展示衣装

オペラ座館内の展示衣装

見学を終了する場合は、入場したフロアの1つ上の階に出口があります。

オペラ・ガルニエ フロアマップ

「EXIT(SORTIE)」の案内板が出口を示してくれます。

オペラ・ガルニエ 出口の案内板

出口に向かう際に、ギフトショップ(書籍ブティック)を必ず通過するので、時間のある方はお土産探しも楽しんでください。また、オーディオガイドをレンタルした方は、ギフトショップに入る前に、出口付近の返却カウンターにて忘れずに返却してください。ギフトショップに入った時点で館内の見学エリアに戻る事はできません。

オペラ・ガルニエ 出口近くのオーディガイド返却カウンター

ギフトショップ

オペラ・ガルニエのギフトショップの商品もご紹介します。

オペラ・ガルニエのギフトショップ

まずはこちら、CD各種です。音楽劇場だけあって、かなり豊富なラインナップです。

ギフトショップのCD

クラシックCD、オルゴール、音楽家風なミニ人形もあります。

ギフトショップのCD、オルゴール、ミニ人形

こちらは、バレエや音楽を題材にした子供用絵本です。デザインが可愛いので、雑貨として部屋に飾るのもありだと思います。

ギフトショップの子供用絵本

バレエの小説本も表紙デザインがお洒落です。

ギフトショップ バレエの小説本

お土産の定番「キーホルダー」も、オペラ座ならではの商品が揃っています。

ギフトショップ キーホルダー

バレエダンサーの置物は100ユーロ前後する高級品です。メモ帳やコースターなどもオペラ座仕様です。

ギフトショップ バレエダンサーの置物

バレエダンサー型のテーブルランプは日本円で10万円以上もします。

ギフトショップ バレエダンサー型のテーブルランプ

高価過ぎて手が出ませんが、まとめて配置すると非常に面白い商品です。

ギフトショップ バレエダンサー型のテーブルランプ

オペラ座の怪人がプリントされたTシャツは、お土産にお勧めです。左手側にはカサも見えます。

ギフトショップ オペラ座の怪人Tシャツ

オペラ座の怪人グッズのコーナーもあります。オペラ座に来た記念品としては持ってこいですね。

ギフトショップ オペラ座の怪人グッズ

動物型のバレエ人形は4,000円ぐらいです。可愛いかは微妙なラインですね。

ギフトショップ 動物型のバレエ人形

バレエの衣装も販売されています。

ギフトショップ バレエの衣装

最後に個人的に一押しの商品「シャガールの天井画のお皿飾り」です。6枚セットで5万円ぐらいしますが、1863年創業のフランス老舗ブランド「ベルナルド」社製です。

シャガールの天井画をあしらったベルナルド社製のお皿飾り

ベルナルドの食器は高級ホテルなどで使用される一級品です。

買い物を終えたか方もそうでない方も、ギフトショップの奥が、オペラ・ガルニエの出口になります。入り口はオペラ座の建物の北側でしたが、出る時は建物の南側に出ます。

オペラ・ガルニエ 出口の景観

外観と彫刻群

オペラ・ガルニエの外観

オペラ・ガルニエのメインは館内の見学ですが、建物の外観や彫刻も見逃せない見学ポイントの一つです。

当時、このオペラ・ガルニエの建設にあたってはコンクールが行われ、200近くもの設計案が集まりました。この高い競争率の中で採用されたのが、当時まだ35歳で新進気鋭の建築家「シャルル・ガルニエ」の案でした。既にお気づきかと思いますが、オペラ・ガルニエという呼び名はこの設計者の名前に因んだ呼び名です。

ガルニエは、伝統的な建築様式には一切拘らず、新古典主義からバロックまで様々な建築様式を取り入れ、彼独自の「ナポレオン3世様式」というスタイルで「オペラ・ガルニエ」を造り上げました。

以来、オペラ・ガルニエは、偉大な芸術家たちの活躍の場として、様々な名作を生み出し、世界で最も美しい劇場の一つに数えられています。1994年から2007年にかけては大改修も行われ、舞台の電動装置など、近代的な設備も追加されました。

建物の規模も世界最大級で、幅125m、奥行き173m、ドーム部分の高さ73.6m、総面積は1万1237㎡を誇ります。これは、東京ドームのおおよそ4分の1ほどの大きさと言えば想像しやすいかと思います。

建物正面(西側)に回って屋根の中央を見ると、オペラ座のシンボルとも言える「アポロンの像」が飾られています。この像はオペラ座の建物に近づきすぎると隠れてしまうので、少し距離おいてから見ると、ひょっこりと屋根上に出現します。

オペラ座外観のシンボル アポロン像

更にアポロン像の両脇には、ギュメリー作の黄金象が立っています。建物に向かって左側の象が「詩」、右側の像が「ハーモニー」と呼ばれています。

ギュメリー作の金の彫像「詩」と「ハーモニー」

今度は視線を下に向けて見ると、全てのアーチ部分の間に、合計8体の彫像が飾られています。この中でも、右端の2体と左端の2体は、一際巨大な大作となっています。

オペラ・ガルニエ南側 アーチ門を飾る彫像群

まずは右端の2体からご紹介します。

▼ 叙情悲劇(ペロー作)

オペラ・ガルニエ 南側ファサードの彫像 カルボー作「舞踏」

▼ 舞踏(カルボー作)

オペラ・ガルニエ 南側ファサードの彫像 カルボー作「舞踏」

ファサードの彫刻の中でも特にいわく付きなのが、この右から2番目の彫像「舞踏」です。裸体の男女が踊る姿が当時としては過激であったため、多くの非難を受けました。他の彫像への置き換えもほぼ確定的な段階までいきましたが、作者「カルボー」の死によって立ち消えとなりました。こちらは20世紀に入って複製されたレプリカで、本物はオルセー美術館に展示されています。

続いて、左端の2体もご紹介します。

▼ 器楽(ギョーム作)

オペラ・ガルニエ 南側ファサードの彫像 ギョーム作「器楽」

▼ 調和(ジュフロワ作)

オペラ・ガルニエ 南側ファサードの彫像 ジュフロワ作「調和」

オペラ座の設計者である「ガルニエ」は、このジュフロワ作の「調和」が、オペラ座の彫像の中で、最もバランス的に優れていると評価しました。

オーディオガイドのレンタルと返却方法

オーディオガイドの貸出カウンター

ツアーに参加される方は必要ありませんが、セルフツアー(自由見学)の方は、館内のチケットオフィスの先にある貸出カウンター(写真上)で「オーディオガイド 」のレンタルが可能です。オーディオガイドの貸し出しカウンターは、オペラ・ガルニエ館内1階の奥、チケット検札カウンターの前あたりにあります。詳細な場所に関しては以下の地図を参照ください。

オペラ・ガルニエ フロアマップ1階

オーディオガイドは日本語を含む全10ヶ国語に対応しており、「Iphone型」と「Ipod mini型」の2種類から選択が可能です。

大きい画面でオーディオガイドの解説映像を見たいかたは、Ipod miniのレンタルがお勧めですが、通常はIphone型のオーディオガイドで十分だと思います。

オーディオガイドレンタル 基本情報

レンタル料金
  • Iphone型:5€
  • Ipod mini型:7€
再生時間60分
対応言語日本語、フランス語、英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、韓国語

レンタル時には、クレジットカードかパスポートを預ける必要があります。パスポートを預けると、オーディオガイドと一緒にレシートの様なものも渡されるので、観光終了まで大切に保管してください。

オーディオガイドはタッチパネル式で、画面に表示される観光ポイントを直接タップすれば、説明を聞く事ができます。直感的に操作できるので、非常に操作しやすいと思います。

ガイドは、建物や各スポットの説明だけでなく、オペラ座やオペラ座の怪人にまつわる逸話や伝説、建物の設計者である「シャルル・ガルニエ」の秘密など、盛りだくさんの内容です。トータルの再生時間は1時間ほどになります。

オーディオガイドの概要に関しては、「こちらのページ(You Tube)」で動画の説明ページを見る事ができます。説明文は英語ですが、何となくイメージがつかめると思います。

オーディオガイドの返却カウンター

オーディオガイドの返却カウンター(写真下)は出口付近などにいくつかあるので、すぐに分かると思います。

オーディオガイドの返却カウンター

オーディオガイド返却時は、レンタル時に渡される「レシート」が必要なります。レシートとオーディオガイドを返却カウンターの係員に渡せば、パスポート(クレジットカード)が返却されます。

オペラ・ガルニエの基本情報

オペラガルニエの館内見学の営業時間とチケット料金は、時期によって変動致します。

営業時間と休館日

最終入場とチケット販売は、営業時間の30分前に終了となります。

【ハイシーズン】

  • ・10:00~18:30

【ローシーズン】

  • ・10:00~16:30

【休館日】

1月1日、5月1日、その他臨時休業日あり

館内見学が可能な時間を確認する方法

オペラ・ガルニエ館内の見学可能時間は、基本的には定められた営業時間どおりですが、コンサートやイベントの都合によって、午前や午後のみの営業となる場合があります。また、ハイシーズンとローシーズンの明確な定めも公式HP上で記載されていません。

そのため、当日券を購入して見学しようとお考えの方などは、現地に行って館内見学不可という事態もありえます。

そういった事態を避けるためにも、見学予定日の営業時間を「オペラガルニエ公式サイト」で事前に確認される事をお勧めします。

オペラ・ガルニエ公式サイト

上記ページにアクセスしたら「Prices, open times and conditions of booking」のテキストリンクをクリックします。

すると、ポップアップ画面(画像下)でカレンダーが表示されるので、ここで休館日や営業時間を確認できます。

オペラ・ガルニエ公式サイト 営業日カレンダー

カレンダーの日付が◯で囲まれてない日が通常営業の日です。一方、◯で囲まれている日付は、休館日、もしくは午前か午後のみの営業となります。赤色の●が館内見学不可の日、黄色の◯が午後のみ見学可能な日、青色の◯が午前のみ見学可能な日になります。日付を直接クリックすると、画像の②の部分に営業時間の詳細が表示されます。

画像の例では11月16日が選択されており、営業時間は10時〜13時までとなっています。予約の方は、予約可能日=見学可能日なので、確認の必要はないと思いますが、現地でチケットを購入して見学される方は、必ず事前に予定を確認してから訪問してください。

入館料金(見学チケット料金)

【セルフガイドツアー(自由見学のチケット)】

  • 12〜14ユーロ(一般大人)
  • 10〜12ユーロ(12歳〜25歳)

※ セルフガイドツアーの料金は、時期により上記の範囲で変動します。

【ガイドツアー】

  • 17ユーロ(一般大人)
  • 12.5ユーロ(25歳未満)
  • 9.5ユーロ(10歳未満)

オペラ・バレエの公演チケットについて

オペラ・ガルニエの公演チケット予約ページ

本記事では、ここまでオペラ・ガルニエの見学方法について解説してきましたが、本来この場所は、オペラやバレエなどの公演が行われる歌劇場です

公演チケットは、現地で購入する事もできますが、事前のオンライン予約がお勧めです。

予約は「オペラ・ガルニエの公式サイト」からオンラインで行う事ができます。公式サイトでの公演チケット予約方法については以下の記事にて詳しく解説しております。

まとめ

オペラ・ガルニエ館内の装飾は、金をふんだんに使用しており、正に絢爛豪華の一言につきます。

旅行者の方の中には、劇場の中を見学するだけで、14€も支払うのは勿体無いという声もありますが、実際に内部を見学した方の満足度は非常に高く、「ヴェルサイユ宮殿」より見応えがあったと評価する声も少なくありません。

オペラ・ガルニエは、オペラやバレエを鑑賞するための劇場としては混雑必須の人気スポットです。しかし、館内見学を目的に訪問する方は意外に少ないので、見応えの割には、やや穴場的なスポットになっています。ぜひ、パリ訪問時は足を運んでみてください。