ローマパス 現地とオンラインでの購入方法から利用範囲まで徹底解説
本記事では、ローマパスの現地やオンラインでの購入方法をはじめ、利用方法、対象施設、料金、有効期限など、ローマパスの購入時や利用時に役立つ情報を徹底解説致します。
2024年 最新情報
48時間パスは売り切れ中 「ローマパス」には「48時間券」と「72時間券」がありますが、現在「公式販売サイト(英語)」や「GET YOUR GIDE(日本語)」などの、正規料金での販売サイトで軒並み売り切れとなっており購入できません。(2024年9月30日時点)。
ローマパスとは?
ローマ市と公共交通機関(ATAC社)が発行している「ローマパス」は、観光スポットや交通機関利用時に入場無料や割引特典が受けられるお得なパスです。パスの特徴と特典は以下の通りです。
ローマパスは45ヶ所以上の「観光スポット」「美術館・博物館」「遺跡」などへの入場が無料、もしくは割引になるお得なパス。
市内の交通機関「地下鉄(A、B、B1、C線)」「バス(ATAC社)」に加えて、ローマの路面電車や一部の鉄道線(Roma-Lido、Roma-Flaminio Piazza del Popolo-Viterbo、Roma-Giardinetti)も乗り放題。
- ローマ市内にある休憩所兼有料トイレ「P.Stop」の無料利用が可能。
ローマパスには「48時間券」と「72時間券」がある。
ローマパスは最初の施設で使用した時点から有効期限のカウントダウンが開始される。
「48時間券」は最初の1施設が入場無料、「72時間券」は最初の2施設が入場無料になる。
無料の入場特典使用後は、対象施設45ヶ所以上で割引料金での入場が可能。
利用回数に制限はありませんが、1施設につき1度のみ利用可能。
ローマパスのセット内容
ローマパス購入すると、最初は下画像の様にオレンジ色の紙帯で封がされています。
大きさは手のひら内に収まるぐらいのサイズです。
帯を切って中を開くと、ローマパスだけでなく市内の観光マップも付帯しています。
ローマパスの料金と有効期限
前項でも触れましたが、ローマパスには「48時間(ROMA PASS 48hours)」と「72時間(ROMA PASS 72hours)」の2種類があり、違いは「無料入場の回数」と「有効期限」の2点のみです。
ローマパス 48時間(ROMA PASS 48hours)
ローマパスの48時間有効なチケットは、任意で選択できる最初の1施設の入場が無料になります。それ以降の入場に関しては全ての対象施設で割引が適応されます。
料金 | 36.5€ |
---|---|
有効期限 | 48時間※使用開始から48時間有効 |
ローマパス 72時間(ROMA PASS 72hours)
ローマパスの72時間有効なチケットは、任意で選択できる最初と次の2施設の入場が無料になります。それ以降の入場に関しては全ての対象施設で割引が適応されます。
料金 | 58.5€ |
---|---|
有効期限 | 72時間※使用開始から48時間有効 |
「コロッセオ」や「ボルゲーゼ美術館」などの人気施設も「ローマパス」の無料及び割引対象施設ですが、共に別途で予約手続きが必要となります。
ローマパスの購入方法
ローマパスは以下のいずれかの方法で、予約または購入が可能です。料金は「48時間券 / 72時間券」の形で記載しております。 ただし2024年9月確認時点で、48時間券はオンラインでは軒並み売り切れとなっています。
ローマパスの公式サイトで予約する
(英語・イタリア語) 料金:36.5€/ 58.5€オプショナルツアーサイトで予約する
(日本語) 料金:33€/ 58.5€ローマ市内の観光案内所で購入する
(英語・イタリア語) 料金:36.5€ / 58.5€地下鉄や都市鉄道のチケットオフィスで購入する
(英語・イタリア語) 料金:36.5€ / 58.5€ローマパス対象施設の各チケットオフィスで購入する
(英語・イタリア語) 料金:36.5€ / 58.5€
「ローマパス」は現地購入が基本ですが、「ローマパスの公式サイト」や「オプショナルツアーサイト」を利用すれば、出発前に事前に「ローマパス」の予約をする事ができます。
現地販売所の全てでローマパスが売り切れになる事は滅多にないと思いますが、万が一立ち寄る予定の販売所で「ローマパス」の在庫が切れていた場合は、他の販売所を探すといった時間的ロスが生じます。
一方で、事前予約さえしておけば、希望の場所で確実にローマパスを受け取る事ができます。
何より、現地窓口での英語のやり取りに不安がある方などは、「GET YOUR GIDE」の「ローマ パス :48時間、72時間シティカード」ページなどを利用すれば、日本語ページから手軽にオンライン予約が可能です。手数料も一切発生しない上、24時間前までなら無料です。一応、48時間券も販売していますが、予約を進めると公式サイトと同様に在庫切れとなっています。
以下より、①〜⑤のオンライン予約方法と現地購入方法について、それぞれ解説してまいります。
ローマパスの公式サイトで予約する
文字通り「ローマパスの公式販売サイト」からオンライン予約する方法です。1日に最大4枚まで同時予約が可能で、支払いはクレジットカードのみとなります。JCBカードには対応していませんが、VISAやマスターカードなどの利用が可能です。
オンラインで「ローマパス」を予約する場合、パスの現物は現地受け取りとなります。「ローマパス」の受け取りは、フィウミチーノ空港や市内に複数ある「観光案内所(Tourist INFOPOINTS)」などで可能です。残念ながらスマートフォン上で提示する「Eチケット(電子チケット)」には対応しておりません。
注意点と致しまして、パスは予約から現地受け取りまでの準備期間が必要なため、受け取りが可能になるのは、予約の24時間後以降となります。
公式サイト経由での「ローマパス」の予約方法につきましては、本記事後半の公式サイトでの「ローマパス」予約方法にて詳しく解説しております。
オプショナルツアーサイトで予約する(日本語)
「ローマパス」をオンラインで販売している「オプショナルツアーサイト」は複数ありますが、正規料金で予約購入が可能な「GET YOUR GIDE」の「ローマ パス :48時間、72時間シティカード」ページ経由が最安でお勧めです。
48時間券は売り切れ中(2024/09/30)
48時間券は公式販売サイトや「GET YOUR GIDE」など、どのサイトでも全て売り切れとなっています。
公式サイトでは予約完了後のキャンセルはできませんが、「GET YOUR GIDE」経由で予約した場合だと、24時間前まで無料でキャンセルする事ができます。何より、72時間であれば一切の手数料なしで購入できます。現地受け取りの手間はありますが、日本語購入できる点と手軽にキャンセルできる点は、メリットが大きいです。
予約完了後は、オンラインで「予約書」をダウンロードできる様になるので、その「予約書」をプリントアウトか、スマートフォンの画面上で提示の上、現地で「ローマパス」の現物を受け取る流れになります。この辺りの受け取りの流れは公式サイトで予約した場合も全く同様です。
現地での受け取り場所も複数あり、空港や市内中心部の観光案内所など、自由に選択可能です。
オプショナルツアーサイト経由での「ローマパス」の予約方法につきましては、本記事後半のオプショナルツアーサイトでの「ローマパス」予約方法にて詳しく解説しております。
また、予約後の受け取り場所に関しましては「GET YOUR GIDE経由で予約した場合の受け取り場所」の項を参考にしてください。
ローマ市内の観光案内所(インフォポイント)で購入
「Tourist INFOPOINTS(ツアリスト インフォポイント)」と呼ばれる、ローマ市内の観光案内所で購入する方法です。インフォポイントは空港内にもあるので、この方法でのローマパス購入が最もお勧めです。また、オンラインで予約済みの方もローマパスを各インフォポイントで受け取る事ができます。
観光案内所(インフォポイント)の営業時間
■ ローマ・チャンピーノ空港 到着エリア
- 8:30-18:00
■ フィウミチーノ空港 ターミナル3 到着ホール
- 8:30-18:00
■ テルミニ駅構内の観光案内所
- 8:00-18:00
■ サンタンジェロ城の観光案内所
- 9:30-19:00(4/01-10/27)
- 8:30-18:00(10/28-3/31)
■ フォリ・インペリアーリの観光案内所(閉業)
- 9:30-19:00
■ マルコ・ミンゲッティ通り沿いの観光案内所
- 9:30-19:30
各インフォポイントのロケーション
ローマ市内にある観光案内所(インフォポイント)のロケーションをグーグルマップにて記しましたので参考にしてください。
「フォリ・インペリアーリの観光案内所」のインフォポイントは閉鎖されました。一方で、長らく閉鎖していた「テルミニ駅構内の観光案内所」が復活しました。ただし、以前とは場所が変わっていますのでご注意ください。また、上記以外にも「フィウミチーノ空港」や「チャンピーノ空港」のインフォポイントでも「ローマパス」の購入が可能です。
ローマパス対象施設の各チケットオフィスで購入
ローマパスの割引や無料入場対象となっている各施設のチケットオフィスでも、ローマパスの購入が可能です。この方法で購入する場合、混雑の緩やかな「ボルゲーゼ美術館」「サンタンジェロ城国立美術館」「カラカラ浴場」などのチケットオフィスでの購入がお勧めです。
以前まで「コロッセオ」や「フォロ・ロマーノ」のチケット売り場でも「ローマパス」の購入ができましたが、現在はチケットオフィス自体がなくなっております。
ローマパスの対象施設は本記事後半の「ローマパスの利用可能施設」の項をご参照ください。
どちらにしても、対象施設(利用可能施設)で「ローマパス」を購入するより「地下鉄や都市鉄道のチケットオフィスや販売所で購入」した方が便利でお勧めです。
地下鉄や都市鉄道のチケットオフィスや販売所で購入
ローマ市内の公共交通会社「ATAC(アタク)」のチケットオフィスや販売所で「ローマパス」を購入する方法です。ATACのチケットオフィスや販売所は、地下鉄 (Metro)や都市鉄道 (Ferrovie ATAC)の主要駅構内にあります。
ATACのチケットオフィスがある駅
■ 地下鉄A線
- アナニーナ駅(Anagnina)
- バッティスティーニ駅(Battistini)
- レパント駅(Lepanto)
- オッタヴィアーノ駅(Ottaviano)
- スパーニャ駅(Spagna)
■ 地下鉄B線
- ラウレンティーナ駅(Laurentina)
- エウル・フェルミ駅(Eur Fermi)
- ポンテ マンモーロ駅(Ponte Mammolo)
- テルミニ駅(Termini)
■ 地下鉄B1線
- コンカ・ドーロ駅(Conca d’Oro)
■ ローマ=チーヴィタ・カステッラーナ=ヴィテルボ線
(Ferrovia Roma-Civitacastellana-Viterbo)
- フラミーニオ駅(Piazzale Flaminio)
■ ローマ=リード鉄道線
(Ferrovia Roma-Lido)
- ローマ・ポルタ・サン・パオロ 駅(Porta San Paolo)
ATAC チケットオフィスの営業時間
ATACのチケットオフィスは基本的に以下の時間帯で営業しております。
- 7:00-20:00(月曜-土曜)
- 8:00-20:00(日曜祝日)
お勧めの販売所
地下鉄テルミニ駅の改札フロアには「METRO」という看板の販売所があります。ローマに到着してすぐにメトロを利用して移動される方は、この販売所で「ローマパス」を購入するのがお勧めです。
ローマパスの使い方
ローマパスの「利用開始方法」から「地下鉄」や「バス」での利用方法まで詳しく解説致します。
ローマパスの利用開始方法
ローマパスを利用するには、まずは必ずカード裏面に「署名(ローマ字)」と「利用開始日」を記載します。
まず向かって左側の入力エリアに「name(名前)」と「surname(苗字)」と指示があるので「Taro Yamada」などと記載ください。
向かって右側の入力エリアには「day/month/ year」という指示があるので「日/月/年」の順で記載します。2023年5月31日なら「31/05/2023」の様に記載してください。
ローマパス裏面に記載した「署名」と「利用開始日」を係員や検札でチェックされる事は稀ですが、記載がないと罰金の対象となりますので、必ず利用開始前に記載してください。
署名と利用開始日を記載したら、ローマパスの利用準備は完了です。あとは対象施設の入場時に、ローマパスの「バーコード」部分を入場ゲートの機械にかざした時点、もしくは窓口などの係員にスキャンして貰った時点で利用が開始されます。交通機関でローマパスを最初に利用した場合も、その時点から利用が開始されます。
ローマパスの各対象施設で無料特典を利用する際は、直接ローマパスを入口の改札機にスキャンして入場するパターンや、パスを窓口で係員に見せてチケット代わりのレシートを発券してもらうなどのパターンがあります。
使用方法は対象施設によって若干だけ異なりますが、あまり深く考えず、とにかく窓口や係員にローマパスを提示すれば手続きや入場の流れを案内してくれるので心配はいりません。
ローマパスの無料特典をどの施設で使用するかは自由ですが、48時間の場合は一番最初の利用施設、72時間券の場合は最初と次の利用施設で自動的に無料特典が適応されます。割引特典を先に利用して、後で無料特典を利用するという使い方はできません。割引特典は無料特典が終了した時点から利用可能となります。
割引特典は、基本的に現地でのチケット購入時に適応されるので、窓口で「ローマパス」を提示の上で、入場チケットを購入する形になります。
地下鉄やバスでの利用方法
ローマパスを地下鉄やバスで利用する場合の基本的な使い方は同じで、専用の機械でローマパス裏面のバーコード部分をスキャンするだけです。
地下鉄で利用する場合
ローマパスを地下鉄で利用する場合は、改札機の円形の黄色い部分に、ローマパスの裏面をタッチしてください。ピッという音が鳴って改札のゲートが開きます。地下鉄で利用する場合は、改札を通る度(乗車の度)に改札機にパスをタッチする必要があります。
バスで利用する場合
ローマパスを「バス」で利用する場合は、ローマパスの使用自体が初回で無ければ(既に利用を開始していれば)、検札員にチケット提示を求められた時だけ、パスを提示すれば大丈夫です。
一方、ローマパスを最初に使用するタイミングが「バス乗車」である場合は、必ず専用の機械にローマパスをタッチして「利用開始処理」を行ってください。
ローマパスの有効期限について
「ローマパス(48時間券と72時間券)」は、利用を開始した時点から有効期限のカウントダウンが開始され、それぞれ「48時間」と「72時間」が有効期限となります。通常「利用開始」となるタイミングは以下2パターンです。
- 対象の美術館、博物館、遺跡、観光スポットの入場時に「ローマパス」を初めて利用した。
- バスや地下鉄の乗車時に「ローマパス」を初めて利用した。
入場施設だけでなく、対象の交通機関で利用した際にも、利用開始となる点にご注意ください。
ローマパスの利用可能施設
以下はローマパスの特典が適応される施設の一覧です。「バチカン美術館」はイタリアではなくバチカン市国の施設なので、ローマパスの適応範囲外です。
対象施設 | 通常料金(€) | 割引料金(€) |
---|---|---|
コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘 Anfiteatro Flavio: Colosseo, Foro Romano e Palatino | 18.00 | 11.50 |
フォーラムパススーパー(フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘、フォリ・インペリアーリ、およびSUPERサイト) Forum Pass Super (Foro Romano, Palatino, Fori Imperiali e i siti SUPER) | 18.00 | 11.50 |
ボルゲーゼ美術館 Museo e Galleria Borghese | 13.00 | 6.50 |
サンタンジェロ城(博物館) Museo Nazionale di Castel Sant'Angelo | 13.00※ ローマパスHPだと13.00ユーロで記載されていますが、現地販売は16.00ユーロに値上がりしている可能性あり。公式販売ページでは16ユーロ + 1ユーロ(予約料金)= 17ユーロで販売中。 | 6.50 |
ローマ国立博物館内の4つの分館(ディオクレティアヌスの浴場跡、クリプタ バルビ、アルテンプス宮殿、マッシモ宮殿) MNR: Terme di Diocleziano, Crypta Balbi, Palazzo Altemps e Palazzo Massimo | 12.00 | 8.00 |
アカデミア・ディ・サン・ルカ Accademia Nazionale di San Luca | 無料 | 無料 |
カピトリーノ美術館 Musei Capitolini | 13.00 | 9.50 |
モンテマルティーニ美術館 Centrale Montemartini | 9.00 | 6.50 |
チルコ・マッシモ Circo Massimo | 5.00 | 4.00 |
チルコ・マッシモ・エクスペリエンス Circo Maximo Experience | 12.00 | 10.00 |
アウグストゥス廟(閉鎖中) Mausoleo di Augusto | 5.00 | 4.00 |
トラヤヌスの市場 Mercati di Traiano Museo dei Fori Imperiali | 13.00 | 9.50 |
ナポレオン美術館 Museo Napoleonico | 無料 | 無料 |
ローマ博物館 Museo di Roma - Palazzo Braschi | 11.00 | 7.50 |
トラステヴェレのローマ博物館 Museo di Roma in Trastevere | 7.50 | 5.00 |
カサール デ パッツィ博物館 Museo di Casal de’ Pazzi | 無料 | 無料 |
バラッコ古代彫刻美術館 Museo di Scultura Antica Giovanni Barracco | 無料 | 無料 |
フクロウの館(ヴィッラ・トルロニア公園内) Musei di Villa Torlonia - Casina delle Civette | 7.50 | 6.00 |
貴族の館(ヴィッラ・トルロニア公園内) Musei di Villa Torlonia - Casino Nobile | 9.00 | 6.50 |
フクロウの館 + 貴族の館の共通券 Musei di Villa Torlonia - Casina delle Civette + Casino Nobile | 11.00 | 7.50 |
温室(ヴィッラ・トルロニア公園内) Musei di Villa Torlonia - Serra Moresca | 6.00 | 5.00 |
温室 + フクロウの館 + 貴族の館の共通券(ヴィッラ・トルロニア公園内) Musei di Villa Torlonia - Casina delle Civette + Casino Nobile + Serra Moresca | 13.00 | 12.00 |
ピエトロ・カノニカ博物館 Museo Pietro Canonica a Villa Borghese | 無料 | 無料 |
城壁博物館 Museo delle Mura | 無料 | 無料 |
アラ パチス博物館 Museo dell'Ara Pacis | 12.00 | 8.50 |
カルロ・ビロッティ博物館 Museo Carlo Bilotti - Aranciera di Villa Borghese | 無料 | 無料 |
ローマ市立動物学博物館 Museo Civico di Zoologia | 8.50 | 5.50 |
マクセンティウスの競技場 Villa di Massenzio | 無料 | 無料 |
ローマ現代美術館 Galleria d'Arte Moderna di Roma Capitale | 9.00 | 6.50 |
イタリア共和国への歩みの博物館 Museo della Repubblica Romana e della memoria Garibaldina | 無料 | 無料 |
共通券 - ローマ文明博物館、ルイージ・ピゴリーニ国立民俗博物館、アレッサンドラ・ヴァッカロ国立中世博物館、Museo Nazionale delle Arti e Tradizioni Popolari、イタリア国立東洋博物館 Museo delle Civiltà、Museo Nazionale Preistorico ed Etnografico “Luigi Pigorini”、Museo Nazionale dell’Alto Medioevo、Museo Nazionale delle Arti e Tradizioni Popolari、Museo Nazionale d’Arte Orientale “Giuseppe Tucci” | 10.00 | 5.00 |
カラカラ浴場 Terme di Caracalla | 8.00 | 2.00 |
共通券 - アッピア街道、チェチーラ・メテッラの墓、カエタニ城、クィンティルスのヴィッラ、その他複数の施設 Parco Archeologico dell'Appia Antica - Mausoleo di Cecilia Metella, Castrum Caetani, Villa dei Quintili, Capo di Bove, Tombe della Via Latina e Antiquarium di Lucrezia Romana | 8.00 | 4.00 |
共通券 - バルベリーニ宮殿、コルシーニ宮殿 Galleria Nazionale d'Arte Antica di Palazzo Barberini e Palazzo Corsini | 12.00 | 2.00 |
ローマ国立近代美術館 La Galleria Nazionale d'Arte Moderna e Contemporanea | 10.00 | 5.00 |
スパーダ美術館 Galleria Spada | 6.00 | 3.00 |
ローマ国立楽器博物館 Museo Nazionale degli Strumenti Musicali | 6.00 | 3.00 |
ヴィラ・ジュリア国立博物館 Museo Nazionale Etrusco di Villa Giulia | 10.00 | 4.00 |
イタリア国立21世紀美術館 MAXXI - Museo Nazionale delle Arti del XXI secolo | 15.00 | 12.00 |
ヴァレンティーニ宮殿のローマ式ドムス Palazzo Valentini - Scavi Archeologici - Domus Romane | 12.00 | 8.00 |
オスティア・アンティカ(遺跡) Scavi di Ostia Antica | 12.00 | 2.00 |
チェーリオの考古学公園とウルビス形状博物館 Parco Archeologico del Celio e Museo della Forma Urbis | 9.00 | 6.50 |
ラルゴ・アルゼンティーナ聖域 Area Sacra di Largo Argentina | 5.00 | 4.00 |
割引料金は販売価格ではありません。ローマパスの割引枠を利用する場合は、通常料金-割引料金=購入金額となります。
上記のローマパスの対象施設と料金は、ローマパス公式サイト掲載の「PDFファイル(英語)(2024年5月時点版)」にてご確認頂けます。2024年9月に最終確認しましたが、5月時点以降の更新はないようです。
別途で予約が必要な「ローマパス」対象施設
ローマパスの対象施設のいくつかは、「ローマパス」だけでは入場できず、別途で入場予約が必要となります。2024年9月の時点で 予約必須なのは以下の4施設のみとなります。
別途で予約必須の対象施設
上記以外にも、予約が推奨される施設はいくつかありますが、必須ではありませんので、そこまで気にしなくても問題ありません。詳しく知りたい方は「ローマパス公式サイトのQ &Aページ(英語)」で最新情報をご確認ください。
以下、多くの方が訪問される可能性がある「コロッセオ」と「ボルゲーゼ美術館」の「ローマパス保有者」の予約方法をご紹介致します。
ローマパス保有者の「コロッセオ」予約方法
ローマパスの無料特典を利用して「コロッセオ」に入場するには、別途「24H – COLOSSEUM, ROMAN FORUM, PALATINE – ROME PASS ページ」より、「時間指定の入場予約(無料)」が必要です。また、割引特典で入場する場合も「ローマパス割引特典用の入場予約(11.5ユーロ)」が必要です。
無料特典と割引特典のどちらを利用する場合も、必ずコロッセオのローマパス専用の予約ページ「24H – COLOSSEUM, ROMAN FORUM, PALATINE – ROME PASS」からオンライン予約の上で訪問ください。
予約のポイントとしては、予約日を選択した後、その下部にある項目「Add tickets to cart」で、無料枠なら「Free (Roma Pass)」から枚数を、割引枠なら「Reduced fare (Roma Pass)」から枚数を選択する様にしてください。
ローマパス保有者のコロッセオ予約について詳しく知りたい方は、別記事「コロッセオ チケット予約・購入方法を徹底解説」内の「③ ローマパスを利用した予約方法」の項なども参考にしてください。
ローマパス保有者の「ボルゲーゼ美術館」予約方法
ローマパスの無料特典と割引特典のどちらを「ボルゲーゼ美術館」で利用する場合も、事前に時間指定の上で入場予約が必要です。
予約は「ボルゲーゼ美術館 ローマパス専用の予約ページ」から手数料2ユーロにて可能です。
または、受付窓口(+39 06 32810)に直接電話するか、romapass@tosc.it 宛に英語でメールすれば、手数料なしで予約する事も可能です。
電話で予約する場合の受付時間は、月〜金曜の9時30分〜18時までとなり、土日の予約はできませんのでご注意ください。
どの経路で予約した場合も、予約完了後に入手できる「予約番号」を控え、現地窓口にて「ローマパス」と「予約番号」の両方を提示し、「本チケット」を受け取る流れになります。
公式サイトでの「ローマパス」予約方法
本項では、ローマパスをオンライン購入(予約)する方法を解説致します。
まずは公式サイトの「チケット予約ページ(英語)」にアクセスしてください。
※予約はPCとスマートフォン、どちらからでも可能です。本記事では画面遷移の分かりやすいPCの画面を例に予約方法を解説致します。また、WEBでのチケット予約にはクレジットカード(VISAかMasterCardのみ)が必要となりますので、ご準備の上でサイトにアクセスしてください。
WEBで購入してから、ローマパスの受け取りまでは、最低でも24時間の期間が必要です。
【STEP1】パスの種類や受け取り日時を選択
サイトにアクセスすると、左側に「ローマパス72時間」、右側に「ローマパス48時間」が表示されています。購入したい方のローマパスの「+ボタン」を押して、購入枚数を選択してください。
①「パスの種類と枚数を選択」48時間と72時間のローマパスが並んでいるので、購入したい方の「+ボタン」を押して枚数を選択してください。
②「受け取り日の選択」入力フォームをクリックするとカレンダーが表示されるので、カレンダーからローマパスを受け取る日時を選択します。利用開始日ではありません。
③「受け取り場所の選択」現地でローマパスを受け取る場所を選択します。「Tourist Infopoint Fori Imperiali(フォリ インペリアリ通りの観光案内所))」か「Tourist INFOPOINT Fiumicino(フィウミチーノ空港)」がお勧めですが、ご自身の滞在先や立ち寄り場所を踏まえて選択ください。
①〜③までの項目選択を完了後、ページを下にスクロールしていきます。
途中に「Do you want to buy Vox Vatican Guide?」という項目(画像上)があります。これはバチカン美術館やローマ観光に役立つ立つ有料スマホアプリ(5€)の購入案内なので、興味が無ければ「NO」の○にチェックを入れてください。
最後にページ最下部の「Continue」ボタンをクリックして、予約者情報の入力ページに進みます。
【STEP2】予約者情報の入力
ページが切り替わると、入力項目が複数表示されているので、必須項目だけを埋めて行きます。
①「Name」予約者(利用者)の名前を半角ローマ字で入力します。半角であれば、大文字小文字は気にしなくて大丈夫です。
②「Surname」予約者(利用者)の苗字を半角ローマ字で入力します。
③「Country」現在お住いの国名を選択します。ほとんどの方が「Japan[JP]」だと思います。
④「E-mail」メールアドレスを入力します。このメールアドレスにローマパスを受け取るための予約コードの記載されたメールが届きます。間違えない様に慎重に入力してください。
⑤「Confirm e-mail」上の④で入力したメールアドレスと同じメールアドレスを入力します。④と⑤のメールアドレスが一致しないとエラーが出ます。
⑥「I accept the processing of personal data」個人情報の取り扱いに関する同意を求めっれています。同意が必須なので「I agree」の右側の○にチェックを入れてください。
⑦「I accept the processing of personal data for marketing …」収集した個人情報をマーケティング調査に利用することへの同意を求められています。同意は必須ではないので「I don't agree」の右側の○にチェックを入れてください。
⑧「I accept the Regulations and all the conditions of …」基本的な条項や規約への同意を求められています。同意が必須なので「I agree」の右側の○にチェックを入れてください。
①〜⑧までの入力・選択項目に問題が無ければ、ページ下部の「Continue」ボタンをクリックして次のステップに進んでください。
【STEP3】予約内容の確認と支払い情報の入力
続いて、予約(購入)内容の確認画面が表示されます。
金額や受け取り日時などに問題が無ければ、ページ下部のボタン「Pay by credit card」をクリックしてお支払いページに進んでください。
下の様な支払いに関する説明ページが表示されるので「next」ボタンをクリックします。
するとお支払い情報の入力ページに移動するので、必要項目を埋めていきます。
①「Credit card holder(カード名義)」カードに記載されている名義をローマ字で入力します。例:TARO YAMADA
②「Card type(カード会社)」カード会社をプルダウンメニューから選択します。メニューの中にない「JCBカード」などは使用できません。
➂「Card number(カード番号)」クレジットカードの番号を入力します。
④「expiration date mm/yyyy(カードの有効期限)」クレジットカードの有効期限を左から月年の順で選択します。
⑤「メールアドレス」メールアドレスを入力します。こちらのアドレスには支払いが正常に完了した事をお知らせするメールが届きます。
①~⑤までの全ての項目の入力が完了したら、青枠で囲ったボタン「Next」を押します。「Next」ボタンを押すと、クレジットカード会社のページに移動します。
右の画像は「VISA」の暗証番号入力画面です。この画面は利用するクレジットカード会社によって異なります。
下に「パスワード」という項目があるので、そこにご自身がクレジットカード発行時に設定したWEB決済用のパスワードを入力してください。
パスワード入力後「送信」ボタンを押すと決済処理がスタートします。
クレジットカードの決済が正常に完了すると、「Summary(概要)」と言う画面(画像下参照)が表示されます。この画面は閉じてしまっても構いませんが、万が一予約完了メールや決済完了メールが届かない場合に備えて、青枠で囲った「The code to collect your cards」の右側に表示されている「予約コード」は控えておいた方が安心です。
現地ローマでのパスの受け取りに場所つきましては「ローマパス予約者の受け取り場所」の項を参考にしてください。
オプショナルツアーサイトでの「ローマパス」予約方法
複数あるオプショナルツアーサイトの中でも、正規料金で予約できる「GET YOUR GIDE」の「ローマ パス :48時間、72時間シティカード」ページ経由での予約方法を解説致します。
48時間券は売り切れ中
「GET YOUR GIDE」のページにアクセスすると、72時間券が「58.50ユーロ」、48時間券が「33.00ユーロ」で販売されています。48時間の正規料金は「36.50ユーロ」なので、格安となっていますが、予約を進めても公式サイトと同様に「48時間券」には在庫がない状態となっています。公式サイトやGET YOUR GIDE経由で購入できるのは、現状「72時間券」のみとなります。
解説と言っても、基本は日本ページなので案内沿って、入力・選択していくのみです。
「ローマ パス :48時間、72時間シティカード」ページにアクセス後、ページ下部の「今すぐ予約」ボタンをクリックするか、ページをやや下方に「参加人数、日付、言語を選んでください」という文字が見える位置までスクロールしてください。
表示に従って「① 予約枚数」「② ローマパスの受け取り日」「③ ローマパスの言語」をそれぞれ選択し「空き状況を見る」をクリックします。「③ ローマパスの言語」は、現地で受け取る「ローマパス」の小冊子の言語になりますので基本は「英語」を選択すれば問題ありません。
先ほど選択した項目の下部に「ローマ パス:48時間有効シティカード」「ローマ パス:72時間有効シティカード」の選択項目が表示されます。「48時間券」を予約される方は上側のブロック内、72時間券を予約される方は下側のブロック内の「今すぐ予約」ボタンをクリックしてください。
「今すぐ予約」ボタンが見つからない場合は、各ブロック内を一度クリックすると表示されます。
「今すぐ予約」ボタンをクリックすると別ページへ移動します。これ以降の予約の流れについては、別記事の「GET YOUR GIDE チケット・ツアー予約方法から利用方法まで徹底解説内の【旅行者情報の入力】以降を参考にしてください。予約の例は「ルーブル美術館のチケット」で解説していますが、流れや操作は同じです。
予約者情報や決済情報を入力して予約が完了すると、最終的に以下の予約完了ページが表示されます。
この画面が表示された時点で、予約時に入力したメールアドレス宛に件名「注文確定 |チケットの説明」と言う注文確定メールが届きます。
注文確定メール内の「予約を管理」というリンクをクリックすると予約した内容の詳細ページに移動できます。この予約詳細ページ内にて「印刷用パウチャー」ボタンをクリックすれば、ローマパスの予約書となるPDFがダウンロードできます。
また「モバイルバウチャー」ボタンを押してアプリをダウンロードすれば、アプリ上で電子チケットとしての提示も可能となります。
「ローマパス」予約者の受け取り場所
ローマパスを「公式サイト」や「GET YOUR GIDE」で予約した場合の「受け取り場所」や「受け取り方法」についてご案内致します。
公式サイト経由で予約した場合の受け取り場所
公式サイト経由で予約した場合は、予約時に指定した場所でのみ受け取りが可能です。予約を完了した時点から24時間以上経過したのちに、受け取り場所に直接足を運んでください。
受け取りの際は「パスポート」と「予約コード」の2点を提示すれば「ローマパス」を受け取る事ができます。
ローマパスの受け取りに指定できる観光案内所(インフォポイント)のロケーションにつきましては、記事前半部の「各インフォポイントのロケーション」の項などをご参照ください。
GET YOUR GIDE経由で予約した場合の受け取り場所
GET YOUR GIDE経由で「ローマパス」を予約した場合、複数ある受け取り場所の中から、お好きな場所を選ぶ事ができます。予約完了後にダウンロードできる「予約書」をプリントアウトか、モバイルアプリ上で提示できる状態にして「ローマパス」の現物を受け取ってください。GET YOUR GIDEのページに記載されている受け取り可能場所は以下になります。
GET YOUR GIDEで予約した場合の受け取り可能場所は以下の通りです。リンクテキストをクリックすると別タブでGoogleマップが開きます。
PIT Minghetti(マルコ・ミンゲッティ通り沿いの観光案内所)パンテオンの近く、マルコ ミンゲッティ通り沿いに「ツアリスト インフォポイント」あります。丁度「マルコ ミンゲッティ通り」の西側、コルソ通りにぶつかる直前ぐらいの場所です。建物は売店の様な感じですが「TOURIST INFORMATION」「ROMA PASS」と書かれているのですぐに分かります。
PIT Castel Sant'Angelo(サンタンジェロ城近くの観光案内所)サンタンジェロ城の西側にある「ツアリスト インフォポイント」でローマパスを受け取る事ができます。
PIT Fori Imperiali(フォリ インペリアリ通りの観光案内所)フォロ・ロマーノ近くにある観光案内所(ビジターセンター)です。分かりやすい場所にあるので、ここで受け取るのもお勧めです。
フィウミチーノ空港の観光案内所多くの方が利用される「フィウミチーノ空港」の到着ロビー T3でローマパスを受け取る事ができます。
チャンピーノ空港の観光案内所利用する方は少ないと思いますが「チャンピーノ空港」の到着ロビー でもローマパスを受け取る事ができます。
ローマパスは購入するべきか?
ローマパス購入の必要性は、皆さんの訪問スポットによって変わってくると思いますが、複数の博物館や美術館に訪問予定の方にはかなりお得なパスだと思います。
また、美術館や博物館にあまり興味がない方でも、「コロッセオ」と「サンタンジェロ城」に訪問予定かつ、地下鉄の1日券を購入予定であれば、ローマパス48時間分の料金の元は取ることができます。
一方、ローマパスの72時間を購入する場合は、最低でも4つ以上の対象施設を訪問しないと元は取れません。しかし、地下鉄やバスの乗車時に、その都度チケットを購入する手間が軽減できるメリット(これがかなり大きいです)もあるので、多少料金的に損をしても、ローマパス購入のメリットは大きいと思います。
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この記事への質問と回答一覧
来月のローマ旅行でローマパスを当日テルミニ駅で購入予定です。
ローマパスの無料特典を利用して「コロッセオ」に入場する際の「時間指定の入場予約(無料)」は購入前(いま現在)でも出来るのでしょうか?ご存知でしたら、教えて下さい。
コロッセオのローマパス入場予約はパスの購入前に可能です。
詳細は別記事「コロッセオ チケット予約・購入方法を徹底解説」の「③ ローマパスを利用した予約方法」の項目を参考にしてください。
ありがとうございました。
ローマパスの無料枠を使ってコロッセオを予約した場合、その予約時間前に他の施設への割引入場をすることは出来ないでしょうか?
ローマパスの場合、最初の1または2施設が無料となるので、無料枠を後に回す事はできないと思います。
ローマ旅行行くに際して、とても参考にさせていただいております。
ローマパスを事前に購入してテルミニ駅のインフォポイントで受けろうとしていたのですが、選択肢の中にテルミニ駅がなく、また、グーグルマップで調べてみても閉業となっているのですが、もう営業はしていないということでよろしいのでしょうか。
お手数をおかけしますが、教えていただけないでしょうか。
ローマパスの公式サイトなどを当サイトでも確認しましたが、現在は「テルミニ駅のインフォポイント」は利用できない様でございます。
「フィウミチーノ空港」などでの受け取りをご検討くださいませ。