ローマパス 現地とオンラインでの購入方法から利用範囲まで徹底解説

ローマ市と公共交通機関(ATAC社)が発行している「ローマパス」は、ローマ市内の観光スポットや美術館に無料もしくは割引料金で入場できるお得なチケットです。
地下鉄やバスも乗り放題になるため、ローマの交通機関を活用して、美術館や博物館などを広範囲で観光する方には非常にメリットの大きいカードです。
本記事では、このローマパスの現地やオンラインでの購入方法をはじめ、利用方法、対象施設、料金、有効期限など、ローマパスの購入や利用に役立つ情報を徹底解説致します。
ローマパスの基本情報
ローマパスには「48時間(ROMA PASS 48hours)」と「72時間(ROMA PASS 72hours)」の2種類があり、それぞれ料金と有効期間、特典範囲などが異なります。
ローマパス 48時間(ROMA PASS 48hours)
ローマパスの48時間有効なチケットは、最初の任意の1施設の入場が無料になります。それ以降の入場に関しては全ての対象施設で割引が適応されます。
料金 | 28€※コロッセオ入場は別途2€で入場予約が必要 |
---|---|
有効期限 | 48時間※使用開始から48時間有効 |
その他の特典 | 地下鉄・バス(ATAC社)が乗り放題 |
ローマパス 72時間(ROMA PASS 72hours)
ローマパスの72時間有効なチケットは、最初の任意の2施設の入場が無料になります。それ以降の入場に関しては全ての対象施設で割引が適応されます。
料金 | 38.5€※コロッセオ入場は別途2€で入場予約が必要 |
---|---|
有効期限 | 72時間※使用開始から48時間有効 |
その他の特典 | 地下鉄・バス(ATAC社)が乗り放題 |
ローマパスのセット内容
ローマパスを購入すると、最初は上画像の様にオレンジ色の紙帯で封がされています。大きさは手のひら内に収まるぐらいのサイズです。帯を切って中を開くと、ローマパスだけでなく市内の観光マップも付帯しています。


ローマパスの購入方法
ローマパスは以下のいずれかの方法で購入が可能です。お勧め順に記載しています。
- ・ローマ市内の観光案内所(インフォポイント)で購入
- ・ローマパス対象施設の各チケットオフィスで購入
- ・地下鉄や都市鉄道のチケットオフィスで購入
- ・公式サイトでオンライン購入
- ・イタリアの販売窓口に直接電話して購入
注意点としては、オンラインや電話で事前に購入した場合も、結局は現地の「観光案内所」でローマパス現物の受け取りが必要となります。そう考えるとオンライン購入のメリットはさほどないかも知れません。以下は各購入方法の概要と補足説明になります。
ローマ市内の観光案内所(インフォポイント)で購入
「Tourist INFOPOINTS(ツアリスト インフォポイント)」と呼ばれる、ローマ市内の観光案内所で購入する方法です。インフォポイントはテルミニ駅や空港内にもあるので、この方法でのローマパス購入が最もお勧めです。また、オンラインで予約済みの方もローマパスを各インフォポイントで受け取る事ができます。
観光案内所(インフォポイント)の営業時間
■ ローマ・チャンピーノ空港 到着エリア- ・8:30-18:00
- ・8:00-18:00
- ・9:30-19:00(3/25-10/27)
- ・8:30-18:00(10/28-3/24)
- ・9:30-19:00(1/1,-6/30、9/1-12/31)
- ・9:30-20:00(7/1/-8/31)
- ・9:30-19:00
- ・8:00-18:45
各インフォポイントのロケーション
ローマ市内にある観光案内所(インフォポイント)のロケーションをグーグルマップにて記しましたので参考にしてください。
【テルミニ駅構内の観光案内所について】
ローマパスの購入や受け取りができるインフォポイントの中でも、多くの方が利用するのが「❹ テルミニ駅構内の観光案内所」だと思います。ローマ観光でテルミニ駅を利用しない方は少ないと思いますので、オンラインでローマパスを予約した方も、テルミニ駅構内の観光案内所を受け取り場所に指定しておけば間違いないと思います。
テルミニ駅構内 観光案内所の入り口は、空港シャトルバスの乗り場が並ぶジョヴァンニ・ジョリッティ通り沿いにあります。位置的には丁度、空港シャトルバス「Terravision bus」が発着する停留所①番を正面にして後ろあたりになります。

下の写真がテルミニ駅構内の「観光案内所」になります。私もこの観光案内所でローマパスを購入しました。

また、上記の観光案内所の近くに「AGENGIE365」というツアーやチケットを手配するデスク(写真下)がありますが、こちらではローマパスの購入やオンライン予約時のローマパス受け取りはできないのでご注意ください。私も最初こちらのデスクに並んでしまいました。結構間違える人は多いと思います。

ローマパス対象施設の各チケットオフィスで購入
ローマパスの割引や無料入場対象となっている各施設のチケットオフィスでも、ローマパスの購入が可能です。対象施設の一つである「コロッセオ」のチケット売り場は最も混雑するので、混雑の緩やかな「フォロ・ロマーノ」「パラティーノの丘」「ボルゲーゼ美術館」「サンタンジェロ城国立美術館」「カラカラ浴場」などのチケットオフィスでの購入がお勧めです。
ローマパスの対象施設は本記事後半の「ローマパスの利用可能施設」の項をご参照ください。
地下鉄や都市鉄道のチケットオフィスや販売所で購入
ローマ市内の公共交通会社「ATAC(アタク)」のチケットオフィスや販売所で「ローマパス」を購入する方法です。ATACのチケットオフィスや販売所は、地下鉄 (Metro)や都市鉄道 (Ferrovie ATAC)の主要駅構内にあります。
ATACのチケットオフィスがある駅
■ 地下鉄A線- ・アナニーナ駅(Anagnina)
- ・バッティスティーニ駅(Battistini)
- ・レパント駅(Lepanto)
- ・オッタヴィアーノ駅(Ottaviano)
- ・スパーニャ駅(Spagna)
- ・ラウレンティーナ駅(Laurentina)
- ・エウル・フェルミ駅(Eur Fermi)
- ・ポンテ マンモーロ駅(Ponte Mammolo)
- ・テルミニ駅(Termini)
- ・コンカ・ドーロ駅(Conca d’Oro)
- ・フラミーニオ駅(Flaminio)
- ・ローマ・ポルタ・サン・パオロ 駅(Porta San Paolo)
ATAC チケットオフィスの営業時間
- ・7:00-20:00(月曜-土曜)
- ・8:00-20:00(日曜祝日)
お勧めの販売所
地下鉄テルミニ駅の改札フロアには「METRO」という看板の販売所があります。ローマに到着してすぐにメトロを利用して移動される方は、この販売所で「ローマパス」を購入するのがお勧めです。

公式サイトでオンライン購入
文字通り「ローマパスの公式販売サイト」からオンラインで購入する方法で、1日最大4枚まで同時購入が可能です。支払いはクレジットカードのみで、VISAとマスターカードの使用が可能です。
オンライン購入後は、フィウミチーノ空港や市内に複数ある「観光案内所(Tourist INFOPOINTS)」で「ローマパス」の受け取りが可能です。オンライン上だけで受け取りまでを完結する事はできません。
また、オンライン購入してから「ローマパス」の受け取りまでは、最低でも24時間の時間が必要です。この点を踏まえると、オンライン購入のメリットは皆無と言っても過言ではありません。当日に予約なしで「観光案内所(Tourist INFOPOINTS)」に直接立ち寄って購入した方が手っ取り早いです。
それでもオンラインでローマパスを購入したい方のために、本記事後半でローマパスのオンライン購入方法にて詳しく解説しております。
イタリアの販売窓口に直接電話して購入
現地イタリアにある販売窓口に電話(0039 060608)して購入する方法です。この購入方法に関しては、クレジットカード(VISAとマスターカード)でのみ支払いが可能と言う以外の詳しい記載はありません。どちらにしてもこの方法でローマパスを買う日本人の方もいないと思いますし、その必要性もないと思います。
ローマパスの使い方
利用方法と有効時間について
ローマパスを利用するには、まずは必ずカード裏面に「署名(ローマ字)」と「利用開始日」を記載します。カードには「name(名前)」と「surname(苗字)」と指示があるので「Taro Yamada」などと記載ください。日付は、日/月/年 という指示があるので、2019年10月1日なら「1/10/2019」と記載してください。「01/10/2019」でも大丈夫です。

パスの署名や利用開始日を係員や検札でチェックされるのは稀ですが、記載がないと罰金の対象となりますので、必ず利用開始前に記載してください。
署名と利用開始日を記載したら、ローマパスの利用準備は完了です。あとは対象施設の入場時に、ローマパスの「バーコード」部分を入場ゲートの機械にかざした時点、もしくは係員にスキャンにして貰った時点で利用が開始されます。
ローマパスを地下鉄で最初に利用した場合も、駅の改札機にバーコード部分をスキャンした時点で利用が開始されます。逆に言うと、入場施設か交通機関で、ローマパスのバーコード部分を読み取らない限りは、パスの有効時間のカウントダウンはスタートしません。
また、ローマパス72時間の場合は3つ目以降の施設入場、ローマパス48時間の場合は2つ目以降の施設入場から割り引きが適応になります(それまでは無料)。
入場施設でのローマパスの無料特典利用時は、直接ローマパスを入口の改札機にスキャンして入場する場合(下写真左 サンタンジェロ城など)と、パスを窓口で見せてチケット代わりのレシートを発券してくれる場合(下写真右 コロッセオなど)があります。

上記の様にローマパスの使用方法は対象施設によって若干異なりますが、とにかくローマパスを窓口や係員に提示すれば手続きや入場の流れを案内してくれるので心配は要りません。
ローマパスの最初の無料入場特典終了後は、割引特典に切り替わるので、その場合は窓口でチケット購入時にローマパスを提示すれば割引が適応されます。
地下鉄やバスでのローマパス利用について
地下鉄で利用する場合
ローマパスを地下鉄で利用する場合は、改札機の円形の黄色い部分に、ローマパスの裏面をタッチしてください。ピッという音が鳴って改札のゲートが開きます。地下鉄で利用する場合は、改札を通る度(乗車の度)に改札機にパスをタッチする必要があります。
バスで利用する場合
ローマパスを「バス」で利用する場合は、ローマパスの使用自体が初回で無ければ、検札員にチケット提示を求められた時だけ、パスを提示すれば大丈夫です。つまり、既に他の入場施設などでパスの利用を開始済みであれば、バスの場合はそのまま乗車するだけでOKです。
逆に、滞在中にローマパスを最初に使用するのがバス乗車であれば、必ず専用の機械にローマパスをタッチして、パスの利用開始処理を行ってください。
地下鉄とバスでのローマパスの使い方に関しては以下の画像も参考にしてください。

ローマパスの利用可能施設
以下はローマパスの特典が適応される施設の一覧です。お勧めの施設は赤字で記しております。残念ながら「バチカン美術館」はイタリアではなくバチカン市国の施設なので、ローマパスの適応範囲外です。
対象施設 | 通常料金 | 割引料金 |
---|---|---|
アカデミア・ディ・サン・ルカ | free | free |
カピトリーノ美術館 | € 11,50 | € 9,50 |
Centrale Montemartini | € 7,50 | € 6,50 |
トラヤヌスの市場 | € 11,50 | € 9,50 |
ナポレオン美術館 | free | free |
ローマ博物館 | € 9,50 | € 7,50 |
トラステヴェレのローマ博物館 | € 6,00 | € 5,00 |
Museo di Casal de’ Pazzi | free | free |
バラッコ古代彫刻美術館 | free | free |
Musei di Villa Torlonia - Casina delle Civette | € 6,00 | € 5,00 |
Musei di Villa Torlonia - Casino Nobile | € 7,50 | € 6,50 |
Musei di Villa Torlonia - Casina delle Civette + Casino Nobile | € 9,50 | € 7,50 |
Museo Pietro Canonica a Villa Borghese | free | free |
壁の博物館 | free | free |
Museo dell'Ara Pacis | € 10,50 | € 8,50 |
Museo Carlo Bilotti - Aranciera di Villa Borghese | free | free |
ローマ市立動物学博物館 | € 7,00 | € 5,50 |
マクセンティウス帝の邸 | free | free |
Galleria d'Arte Moderna di Roma Capitale | € 7,50 | € 6,50 |
Museo della Repubblica Romana e della memoria Garibaldina | free | free |
Museo delle Civiltà | € 10,00 | € 5,00 |
Museo Nazionale Preistorico ed Etnografico “Luigi Pigorini” | ||
Museo Nazionale dell’Alto Medioevo | ||
Museo Nazionale delle Arti e Tradizioni Popolari | ||
Museo Nazionale d’Arte Orientale “Giuseppe Tucci | ||
コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘 | € 12,00 | € 7,50 |
カラカラ浴場 | € 8,00 | € 2,00 |
チェチリア・メテッラ・エ・カストルム・カエタニ霊廟 | € 5,00 | € 2,00 |
マッシモ宮殿、アルテンプス宮殿、Crypta Balbi、ディオクレティアヌスの浴場跡 | € 12,00 | € 8,00 |
€ 13,00 (€2,00) | € 2,00 | |
バルベリーニ宮殿、コルシーニ宮殿 | € 12,00 | € 6,00 |
ローマ国立近代美術館 | € 10,00 | € 5,00 |
スパーダ美術館 | € 5,00 | € 2,50 |
ローマ国立楽器博物館 | € 5,00 | € 2,50 |
ヴェネツィア宮殿 | € 10,00 | € 2,50 |
サンタンジェロ城(博物館) | € 14,00 | € 5,00 |
ヴィラ・ジュリア国立博物館 | € 8,00 | € 4,00 |
イタリア国立21世紀美術館 | € 12,00 | € 9,00 |
ヴァレンティーニ宮殿のローマ式ドムス | € 12,00 (€1,50) | € 8,00 |
オスティア・アンティカ | € 10,00 | € 2,00 |
※ 通常料金列の()内は予約料金です。予約料金の記載がある施設の入場には別途予約が必要となります。ただし、コロッセオ、フォロ・ロマーノ、パラティーノの丘で予約が必要なのは、コロッセオ入場のみになります。
上記のローマパスの対象施設と料金は、ローマパス公式サイト掲載の「PDFファイル(英語)」にてご確認頂けます。
コロッセオへの優先入場について
以前はローマパスと言えば、コロッセオに優先入場できると言う大きなメリットがありました。このメリットのためにローマパスを購入されていた方も多いと思います。
しかし、2019年3月よりローマパスで「コロッセオ」に入場するには別途「時間指定の入場予約」が必要となりました。
時間指定の入場予約は、現地のチケットオフィス及び、公式HP「Colosseum - Rome - Official Ticket Office(英語サイト)」より行う事ができます。
ボルゲーゼ美術館のローマパス適用について
以前までローマパスを利用すれば「ボルゲーゼ美術館」にも入場可能でしたが、2019年頃から完全にローマパスの利用施設から除外されました。ボルゲーゼ美術館は完全予約制なので、鑑賞したい方は、現地か公式サイトでオンライン予約が必要となります。
ローマパスのオンライン購入方法
本項では、ローマパスをオンライン購入(予約)する方法を解説致します。
まずは公式サイトの「チケット予約ページ(英語)」にアクセスしてください。
※予約はPCとスマートフォン、どちらからでも可能です。本記事では画面遷移の分かりやすいPCの画面を例に予約方法を解説致します。また、WEBでのチケット予約にはクレジットカード(VISAかMasterCardのみ)が必要となりますので、ご準備の上でサイトにアクセスしてください。
WEBで購入してから、ローマパスの受け取りまでは、最低でも24時間の期間が必要です。
【STEP1】パスの種類や受け取り日時を選択
サイトにアクセスすると、左側に「ローマパス72時間」、右側に「ローマパス48時間」が表示されています。購入したい方のローマパスの「+ボタン」を押して、購入枚数を選択してください。

①「パスの種類と枚数を選択」48時間と72時間のローマパスが並んでいるので、購入したい方の「+ボタン」を押して枚数を選択してください。
②「受け取り日の選択」入力フォームをクリックするとカレンダーが表示されるので、カレンダーからローマパスを受け取る日時を選択します。利用開始日ではありません。
③「受け取り場所の選択」現地でローマパスを受け取る場所を選択します。「Tourist INFOPOINT Termini(テルミニ駅)」か「Tourist INFOPOINT Fiumicino(フィウミチーノ空港)」がお勧めですが、ご自身の滞在先や立ち寄り場所を踏まえて選択ください。
①〜③までの項目選択を完了後、ページを下にスクロールしていきます。

途中に「Do you want to buy Vox Vatican Guide?」という項目(画像上)があります。これはバチカン美術館やローマ観光に役立つ立つ有料スマホアプリ(5€)の購入案内なので、興味が無ければ「NO」の○にチェックを入れてください。
最後にページ最下部の「Continue」ボタンをクリックして、予約者情報の入力ページに進みます。
【STEP2】予約者情報の入力
ページが切り替わると、入力項目が複数表示されているので、必須項目だけを埋めて行きます。

①「Name」予約者(利用者)の名前を半角ローマ字で入力します。半角であれば、大文字小文字は気にしなくて大丈夫です。
②「Surname」予約者(利用者)の苗字を半角ローマ字で入力します。
③「Country」現在お住いの国名を選択します。ほとんどの方が「Japan[JP]」だと思います。
④「E-mail」メールアドレスを入力します。このメールアドレスにローマパスを受け取るための予約コードの記載されたメールが届きます。間違えない様に慎重に入力してください。
⑤「Confirm e-mail」上の④で入力したメールアドレスと同じメールアドレスを入力します。④と⑤のメールアドレスが一致しないとエラーが出ます。
⑥「I accept the processing of personal data」個人情報の取り扱いに関する同意を求めっれています。同意が必須なので「I agree」の右側の○にチェックを入れてください。
⑦「I accept the processing of personal data for marketing …」収集した個人情報をマーケティング調査に利用することへの同意を求められています。同意は必須ではないので「I don't agree」の右側の○にチェックを入れてください。

⑧「I accept the Regulations and all the conditions of …」基本的な条項や規約への同意を求められています。同意が必須なので「I agree」の右側の○にチェックを入れてください。
①〜⑧までの入力・選択項目に問題が無ければ、ページ下部の「Continue」ボタンをクリックして次のステップに進んでください。
【STEP3】予約内容の確認と支払い情報の入力
続いて、予約(購入)内容の確認画面が表示されます。

金額や受け取り日時などに問題が無ければ、ページ下部のボタン「Pay by credit card」をクリックしてお支払いページに進んでください。
下の様な支払いに関する説明ページが表示されるので「next」ボタンをクリックします。

するとお支払い情報の入力ページに移動するので、必要項目を埋めていきます。

①「Credit card holder(カード名義)」カードに記載されている名義をローマ字で入力します。例:TARO YAMADA
②「Card type(カード会社)」カード会社をプルダウンメニューから選択します。メニューの中にない「JCBカード」などは使用できません。
➂「Card number(カード番号)」クレジットカードの番号を入力します。
④「expiration date mm/yyyy(カードの有効期限)」クレジットカードの有効期限を左から月年の順で選択します。
⑤「メールアドレス」メールアドレスを入力します。こちらのアドレスには支払いが正常に完了した事をお知らせするメールが届きます。
①~⑤までの全ての項目の入力が完了したら、青枠で囲ったボタン「Next」を押します。「Next」ボタンを押すと、クレジットカード会社のページに移動します。

右の画像は「VISA」の暗証番号入力画面です。この画面は利用するクレジットカード会社によって異なります。
下に「パスワード」という項目があるので、そこにご自身がクレジットカード発行時に設定したWEB決済用のパスワードを入力してください。
パスワード入力後「送信」ボタンを押すと決済処理がスタートします。
クレジットカードの決済が正常に完了すると、「Summary(概要)」と言う画面(画像下参照)が表示されます。この画面は閉じてしまっても構いませんが、万が一予約完了メールや決済完了メールが届かない場合に備えて、青枠で囲った「The code to collect your cards」の右側に表示されている「予約コード」は控えておいた方が安心です。

ローマパスの受け取り方法(オンライン予約時)
ローマパスのオンライン予約(購入)が完了したら、予約時に指定した日と場所にて、ローマパスの現物を受け取る事ができます。受け取りの際には「パスポート」と「予約コード」の2点が必要となります。この2点を提示すれば「ローマパス」を受け取る事ができます。
ローマパスの受け取りが可能なローマ市内の観光案内所(インフォポイント)につきましては、本記事前半部分の「各インフォポイントのロケーション」の項をご参照ください。
ローマパスは購入するべきか?
ローマパス購入の必要性は、皆さんの訪問スポットによって変わってくると思いますが、複数の博物館や美術館に訪問予定の方にはかなりお得なパスだと思います。
また、美術館や博物館にあまり興味がない方でも、「コロッセオ」と「サンタンジェロ城」に訪問予定かつ、地下鉄の1日券を購入予定であれば、ローマパス48時間分の料金の元は取ることができます。
一方、ローマパスの72時間を購入する場合は、最低でも4つ以上の対象施設を訪問しないと元は取れません。しかし、地下鉄やバスの乗車時に、その都度チケットを購入する手間が軽減できるメリット(これがかなり大きいです)もあるので、多少料金的に損をしても、ローマパス購入のメリットは大きいと思います。