【完全予約制 ボルゲーゼ美術館】チケット予約方法を徹底解説
「ボルゲーゼ美術館」は、15世紀から19世紀までの絵画、彫刻、レリーフ、モザイク画などを収蔵・展示する美術館です。
館内は、ルネサンス三大巨匠の一人「ラファエロ」の絵画を筆頭に、ティツィアーノ、カラヴァッジオ、ベルニーニの作品など、名作ぞろいです。
本記事では、この人気美術館の「チケット予約方法」を中心に「見学ルール」「入場の流れ」「営業時間」「チケット料金」まで幅広く解説致します。
ボルゲーゼ美術館 見学の基本情報
ボルゲーゼ美術館の予約方法について解説する前に、まずは予約システムや見学ルール、営業時間やチケット料金などの基本情報からご紹介致します。
予約システムと見学ルールについて
「ボルゲーゼ美術館」の見学は【完全予約制】となっており、必ず事前にオンラインや電話などで時間指定の入場予約が必要となります。
また、館内見学は時間制となっており、最大で2時間まで見学が可能です。見学終了を早めて途中退館するのは自由ですが、2時間を超えて館内を見学する事はできません。
館内での写真撮影につきましては、2019年ごろまでNGでしたが、現在は写真撮影が許可されています。イタリアの名画を思う存分撮影する事できます。
営業時間と見学スケジュール
ボルゲーゼ美術館の営業時間は「9時〜19時」で、最終入場は17時45分となります。
ただし、館内見学は2時間制となっているため、以下10通りの見学スケジュールから、お好きな時間帯を選んで予約する形になります。
- 9時〜11時
- 10時〜12時
- 11時〜13時
- 12時〜14時
- 13時〜15時
- 14時〜16時
- 15時〜17時
- 16時〜18時
- 17時〜19時
- 17時45分〜19時
各時間帯の最大入場数は180人までとなっており、定員に達した時間枠の予約は不可となります。当日は、45分〜60分毎に各回の入場グループが見学を開始するスケジュールであるため、館内の見学者数は最大でも360人までとなります。
最終入場時間枠のみ、見学時間は1時間15分と短くなるのでご注意ください。
また、チケットオフィスの営業時間は「8時30分〜18時」までとなりますので、一番早い見学枠で予約された方は「8時30分」からチケットの受け取りが可能です。
ボルゲーゼ美術館の定休日
ボルゲーゼ美術館は毎週月曜日と、1月1日、12月25日が定休日となります。
チケット料金
チケット料金は以下の通りです。通貨単位はユーロで記載しております。
- 一般大人 : € 15(最終入場枠は€ 7)
- 18〜25歳: € 2
- 17歳以下 : 無料 ※1
事前にWEBでオンライン予約する場合は、上記の金額にプラス2ユーロ(予約手数料)がかかります。また、特別な企画展などがある場合は、内容に応じて料金が値上がりします。
※1 年齢による割引や無料入場を利用する場合も入場予約が必要です。また、当日に窓口にて、年齢を証明するパスポートなどの提示を求められます。
ボルゲーゼ美術館のチケット予約・購入方法
完全予約制のボルゲーゼ美術館のチケット予約方法には大きく以下の4種類の方法があります。
公式HPからオンライン予約(英語・イタリア語ページ)
料金:17€ボルゲーゼ美術館の「公式HP」からオンライン予約する王道の方法です。予約ページの言語は英語になりますが、オンライン予約ではこの方法が最安になります。本記事の解説に沿っていけば予約ハードルは高くありませんが、入力項目が少々多いのが難点です。サイト上での表示料金は15€となっていますが、最終的に手数料が上乗せされ17€で購入する形となります。
オプショナルツアーサイト経由で予約する(日本語ページ)
料金:29€オプショナルツアーサイト「Tiqets」の「ボルゲーゼ美術館のチケット(日本語ページ)」からも「ボルゲーゼ美術館」のチケット予約をする事が可能です。手数料が乗る分だけ正規料金よりも割高になりますが、予約完了まで日本語ページで行う事ができるほか、入力項目も公式サイトより格段に少ないで、24時間前までならキャンセル無料です。現地の入場から見学までの流れも公式サイトで予約した場合と変わりません。英語が苦手な方にお勧めです。ボルゲーゼ美術館の公式サイトでも、予約サイトとして「Tiqets」を紹介していますので、安心して利用できると思います。
ローマパスで予約する(英語・イタリア語)
ローマパスの料金:36.5〜58.5€ + 2€(予約料金)ローマ市内の複数の美術館や博物館で、無料や割引入場ができる「ローマパス」を利用して「ボルゲーゼ美術館」に入場する事ができます。別途で予約が必要で、手続きは電話かメール、または2€の手数料がかかりますがオンラインでも可能です。
窓口に電話して予約する(英語・イタリア語)
料金:15€現地のチケットオフィス(+39 06 32810)に直接電話をして予約する方法です。イタリア国内でならこの方法もありですが、日本からだと電話料金がかかる分だけ割高になります。どちらかと言えば、現地在住者向けの予約方法です。
上記のどの方法でチケット予約(入場予約)をした場合でも、実際のボルゲーゼ美術館の入場チケットは、必ず現地のチケットオフィスでの受け取りが必要となります。
入場チケットの受け取り方法や場所については、予約方法ごとに若干だけ異なりますが、その辺も踏まえて、本記事内で予約方法から受け取り方法まで詳しく解説していきます。
① 公式HPでのオンライン予約方法
本項ではボルゲーゼ美術館のチケットを公式予約サイトからオンライン予約する方法を解説致します。予約を完了し「予約書」を入手するまでの手順は以下6ステップになります。
予約日を選択
予約時間とチケット枚数の選択
予約内容の確認・オプションの選択
会員登録(アカウント作成)
予約者情報の入力と決済方法の選択
予約書のダウンロード
予約方法解説
まずは、ボルゲーゼ美術館の公式予約サイト(英語)にアクセスしてください。
※予約はPCとスマートフォン、どちらからでも可能です。本記事では利用者の多いスマートフォン画面を例に予約方法を解説致しますが、パソコンから予約する場合も同じ手順で操作を行えば予約を完了できます。また、チケット予約にはクレジットカード(JCBも利用可能)が必要となりますので、ご準備の上でサイトにアクセスしてください。
サイトに初めて、もしくは久しぶりにアクセスした際に「クッキポリシー」への同意を求める項目が表示されますが、拒否して閉じるを意味する「Rifiuta e Chiudi(イタリア語)」もしくは「Reject And Close(英語)」をクリックして閉じてください。予約手続きに影響はありません。
また、ページ言語が「イタリア語」の場合は「英語」に変更ください。元から英語表示されている方はこの操作は必要ありません。
言語の変更手順は「① 三本線アイコンをクリック」→「② 地球マークをクリック」→ 「③ Englishを選択」の3ステップです。
① 予約日を選択
サイトの言語が英語表示になっているのを確認したら、まずはページ下方にある「予約日選択用のカレンダー」から、希望予約日をクリックして選択します。
青文字の日付のみ、最大で3ヶ月先の末日まで予約が可能です。表示する月はカレンダー上部の「< >」をクリックして変更できます。
カレンダーから日付をクリックすると「>ボタン」が表示されるのでクリックして次のステップに進みます。パソコン画面から予約されてる方は「Tickets」ボタンをクリックしてください。
② 予約時間とチケット枚数の選択
予約日を選択してページが切り替わったら「予約時間とチケット枚数の選択項目」が見える位置までページを下方にスクロールします。
予約可能な時間枠が縦に並んでいるので、希望する時間帯右側の「+」をクリックして、予約枚数を選択します。「+」の背景がオレンジ色になっている時間帯のみが選択可能です。時間枠の見方は、INが開始時間、OUTが退館時間になりますので、「IN 1 pm-OUT 3 pm」なら、13時〜15時からの見学枠という事になります。参考までに「Not available」と記載がある時間帯は枚数選択ができません。また、時間枠の下に「GUIDED TOUR」と記載がある見学枠は、ガイドツアーになります。館内を自由に回りたい方は「GUIDED TOUR」の表記がない枠から予約枚数を選択ください。
18歳以上の大人の方は「Full Price」、17歳以下の方は「Child under 18 and others entitled」で、それぞれ予約枚数を選択してください。17歳以下の枚数選択項目が表示されていない枠は「Booking options & discounts」の文字をクリックすると表示できます。
【当サイトへの投稿情報】
《ボルゲーゼ美術館は子供も無料チケットの予約項目(手数料2ユーロはかかる)がありますが、大人のチケットの予約時間に子供の予約がいっぱいだったので、子供の予約をしないで大人のチケットだけ購入して行きましたが、入り口スタッフに「子供は無料」と言いわれ何も問題なく入れました。》
18歳未満の無料枠を予約しないで入場できた方もいる様です。ただし、海外では係員によって対応が変わる事は日常茶飯事ですので、当サイトでは念のために17歳未満の方もチケット予約(2ユーロ)を行なって訪問される事を推奨致します。その上で、最終的な判断は皆様で行なってください。
「+」ボタンを押してチケット枚数を選択すると「青色のボタン」が表示されるので、クリックして次のステップに進みます。
上画像の例だと「13時〜15時」の見学枠で「大人1枚」「17歳以下1枚」が選択されています。
③ 予約内容の確認・オプションの選択
予約枚数を選択後、「予約内容の確認ページ」に移動するので、ページをスクロールしながら、選択した日時や枚数に誤りがない確認します。
「Insurance “Biglietto Sicuro”」というチェックボックスの選択項目がありますが、これは不足の事態(病気など)で「ボルゲーゼ美術館」を訪問できなかった場合に、全額返金が受けられる有料オプションです。必要なければ□はチェックしないままで大丈夫です。
更にページを最下部付近までスクロールすると「Continue to checkout」ボタンがあるので、クリックして次のステップに進みます。
前ページで「キャンセルオプション」を選択しなかった方のみ、再度「本当に保険に入らなくて大丈夫ですか?」としつこく聞かれるので、必要ない方は「No, I assume full risk」をクリックしてください。
④ 会員登録(アカウント作成)
続いて会員登録(アカウント作成)を行います。会員登録はチケット予約時には必須となります。まずは「Create new account」左側の○にチェックを入れてください。
入力フォームが表示されるので情報を入力していきます。
①「E-mail address(メールアドレス)」メールアドレスを入力します。このメールアドレスに予約バウチャーが届くので間違いない様に入力してください。
②「New password(パスワード)」任意のパスワードを8文字以上で設定します。パスワードは、半角アルファベット(要大文字と小文字組み合わせ)と半角数字、半角記号の3種類を組み合わせて設定する必要があります。記号は「-」を使用すると組み合わせやすいです。「例:Tokyo-2023」
①メールアドレスと②パスワードを入力したら、その下あたりにある水色のボタン「Continue」をクリックします。
ページが切り替わり「Delively(チケットの受け取り方法)」という項目が表示されていますが、「stampa@casa(自宅でプリント)」以外は選択できないので、このままで大丈夫です。
続けて、会員登録完了までに必要な項目を入力・選択していきます。本記事で解説がない箇所は必須ではないので入力なしで大丈夫です。
③「Customer type(購入者のタイプ)」購入者する方のタイプを「Individual(個人)」と「Business(法人)」から選択します。通常の旅行者の方は「Individual」の左側の○にチェックを入れてください。
④「Salutation(敬称)」購入者の敬称を選択します。女性の方は「Ms」、男性の方は「Mr」の方にチェックを入れてください。
⑤「First name(名前)」購入者の名前を半角のローマ字で入力してください。
⑥「Last name(苗字)」購入者の苗字を半角のローマ字で入力してください。
⑦「Date of birth(生年月日)」購入者の生年月日を日月年の順で入力してください。1999年1月22日生まれの方なら、22/ 01 / 1999 の順で入力します。
⑧「Sex(性別)」男性の方は「Male」、女性の方は「Female」を選択してください。
⑨「Country of birth(国籍)」購入者の国籍を選択します。日本なら「Japan」です。
⑩「Fiscal code(財政コード)」ここは次の必須項目⑪在住国を選択すると自動で入力されます。自動入力されない時は「EE1」と入力しておけばOKです。
⑪「Country(在住国)」現在、税金を納めている国を選択ください。日本なら「Japan」です。ここで「Japan」を選択すると⑩の「Fiscal code」のフォームに 「EE1」と自動で入力されます(自動入力されない事もあります)。
⑫「Street and Housenumber(番地町名)」番地と町名をローマ字表記で記載します。新宿区歌舞伎町9-40-24 という住所なら「9-40-24 KABUKICHO」と記載します。
⑬「Postcode(郵便番号)」ご住所の郵便番号を入力してください。「-(ハイフン)」なしで大丈夫です。
⑭「city(市町村区)」新宿区なら「Shinjuku-ku」と入力します。都道府県の入力箇所がないと疑問に思った方もいるかと思いますが、問題ないです。気になる方は、ここに「Tokyo-to」と入力して、⑫(番地町名)の項目を市区から入力ください。
⑮「E-mail address(メールアドレス)」ここは前ページで入力したメールアドレスが自動入力されています。万が一入力されてない場合は再度入力ください。
⑯「Phone number(電話番号)」日本の国番号「JP (+81)」を選択し、電話番号を入力します。例えば、番号が「080-4●23-3333」なら「80-4●23-3333」と最初の0を取って入力します。
⑰「個人データーの利用などに関する同意」⑰にある2つの○のチェック箇所は、個人データーをマーケティングのリサーチに利用する事への同意なので、同意したくない方は「I deny consent(同意しない)」の左側の○に2箇所チェックを入れてください。
下に「I ask to receive…」と記載された□のチェックボックスがありますが、メールマガジン購読の申し込みなので、チェックを入れないで大丈夫です。
①〜⑰までの必要項目の入力・選択が完了したら、ページ下部の水色のボタン「Save and go to payment」をクリックします。
入力漏れや不備があると次のステップに進めません。その場合は、赤字で修正および入力漏れ箇所を知らせてくれるので、修正の上で、再度、ボタンをクリックしてください。
⑤ お支払い方法の選択と最終確認画面
「Payment」と表示されたページに移動するので「お支払い方法」を選択します。ほとんどの方は「クレジットカード」で決済されると思いますので「Credit card / debit card」の○にチェックを入れてください。
これまでの入力内容や選択内容に間違いがないか確認しながら、ページを下方にスクロールします。
「Continue to Summary」ボタンを見つけてクリックします。
「Check and place order」と書かれたページに移動するので、すぐ下の「After having examined …」のチェックボックスにチェックを入れます。こちらは購入などに関する規約同意です。
ページを下方にスクロールして「Send order and pay」ボタンをクリックします。
⑦ お支払い方法情報の入力
クレジットカードカード情報の入力を進めていきます。
①「Card owner(カード名義)」カードに記載されている名義をローマ字で入力してください。
②「Card number(カード番号)」クレジットカードの番号を入力してください。
③「Valid until(カード有効期限)」カードの有効期限を選択してください。2026年3月なら「03」「2026」と順番に選択します。
④「Card security code(セキュリティコード)」カードの裏面に記載されている数字の下3桁を入力します。
①〜④までのお支払い情報を入力したら「Buy now for €金額」ボタンをクリックします。
後は、カード会社ごとの決済ページにて支払いを完了ください。
⑥ 予約書のダウンロード
支払い処理が正常に完了すると「Many thanks」と表示されたページに移動します。このページが表示されて入れば予約完了です。
ページを少し下にスクロールして「Download ticketdirect」ボタンを押すと「予約書」をダウンロードできます。
また同時に、登録したメールアドレス宛に、件名「Your order confirmation from … order number: 予約番号」というメールが届きます。このメール内の「Download」というボタンをクリックすれば「予約書」を何度でもダウンロードできます。
ボルゲーゼ美術館の予約書(公式サイト予約時)
こちらが予約完了後にダウンロードできるボルゲーゼ美術館の「予約書」です。
観光当日は、この「予約書」を必ずプリントアウトの上でご持参ください。スマートフォンの画面上などでデジタル表示する形式は受け付けていないのでご注意ください。
また、これは必須ではないと思いますが、プリントアウト後は3つ折りにして持参する様に予約書内に記載があります。
折り方が雑ですが、点線に沿って3つ折りすると、写真の様な感じになります。3つ折りの必要性の有無はさておき、この方が持ち運びやすいと思います。ただし、あくまでも点線に沿って折りたたみ、バーコード部分やQRコード部分に折り目をつけない様にご注意ください。
因みに、この「予約書」は入場チケットではないので、必ず当日に館内窓口で「バリデート(有効化)」の手続きが必要となります。
窓口での手続きから見学開始までの流れについては、本記事後半の「チケットの引き換えから見学開始までの流れ」の項を参考にしてください。
② オプショナルツアーサイト経由での予約方法
ボルゲーゼ美術館の見学予約ができるオプショナルツアーサイトはいくつかありますが「Tiqets」というサイトの「ボルゲーゼ美術館のチケット(日本語ページ)」などを利用するのが、比較的手数料が安くてお勧めです。
Tiqets(日本語サイト)経由で予約した場合の総額は「24ユーロ」となるため、公式HP(英語サイト)の総額「17ユーロ」よりも、7ユーロほど割高になります。ただし、予約手順は公式サイトよりも、圧倒的にTiqetsの方が簡単です。しかも、公式サイトではキャンセル不可ですが、このサイト経由なら24時間前までキャンセル無料です。
オンラインで予約を完了すると、即座に「予約書」をダウンロードできる様になります。観光当日は、その予約書と引き換えに入場チケットを受け取って見学をスタートするだけです。この一連の流れは公式サイトで予約した場合も同様です。
予約方法解説
「ボルゲーゼ美術館のチケット(日本語ページ)」にアクセスしたら、ページ下部の「予約する」ボタンをクリックします。
「予約日」と「予約時間」の選択項目が表示されるので、それぞれ選択します。
続いて「予約枚数」を選択し、次のステップへ進む」ボタンをクリックします。
ページが切り替わり「予約内容の確認画面」が表示されます。この時に「オーディオガイド」の有料オプションもつける事ができます。
修正などがなければ「次のステップに進むボタン」をクリックします。
後は日本語の案内に沿って、「名前」「性」をローマ字で入力、更に「メールアドレス」と「電話番号」を入力し、ページ下部「予約確定ボタン」をクリックします。ページが切り替わったら、支払い方法を選択し「クレジットカード情報」などを入力。最後に「支払うボタン」を押すと予約が確定します。
決済が正常に完了すると、予約完了画面が表示されます。
「PDFチケットをダウンロード」ボタンを押すと、PDFファイルにて、当日に利用する「ボルゲーゼ美術館の予約書」をダウンロードできます。
見学当日はこのPDFの「予約書」をプリントアウトの上で持参し、館内窓口で本チケットを受け取ってください。以後の流れについては、チケットの引き換えから見学開始までの流れ
この「Tiqets」経由で予約した場合は、スマートフォン画面で予約書を提示しても本チケットを受け取れますが、一応プリントアウトして予約書を持参する事をお勧めします。
③ ローマパスを利用した予約方法
ローマパスの「48時間券」と「72時間券」のどちらを購入された方も、ボルゲーゼ美術館の入場予約が可能です。
予約は「ボルゲーゼ美術館 ローマパス専用の予約ページ」から手数料2ユーロにて可能です。
または、受付窓口(+39 06 32810)に直接電話するか、romapass@tosc.it 宛に英語でメールすれば、手数料なしで予約する事も可能です。
電話で予約する場合の受付時間は、月〜金曜の9時30分〜18時までとなります。土日は予約できませんのでご注意ください。
どの経路で予約した場合も、予約完了後に入手できる「予約番号」を控え、現地窓口にて「ローマパス」と「予約番号」の両方を提示し、「本チケット」を受け取る流れになります。
④ 窓口に電話して予約する方法
ボルゲーゼ美術館の予約は現地ローマのチケットオフィス(+39 06 32810)に電話する事で直接行う事も可能です。
電話をかけると最初は自動音声での案内となるので、まずは案内の言語を選択します。イタリア語なら電話番号の1番、英語なら2番を押してください。続いて、前で選んだ言語で、個人予約(1番)か、グールプ予約(2番)かを聞かれるので、個人予約の方はダイヤル1番を選択してください。
言語と予約形態を自動音声で入力すると、オペレーターにつながります。オペレーターが電話に出たら「I would to make a reservation Borghese Museum(ボルゲーゼ美術館を予約したい)」などと伝えて、後は予約日時と人数を伝えます。ネットなどの口コミを見ると、予約する美術館名を聞かれた方などもいるので、最初にこちらから「I would to make a reservation Borghese Museum」と言って「ボルゲーゼ美術館を予約したい」と伝えてしまった方が手っ取り早いです。
予約時に伝えた日時に空きがあれば「予約番号」を英語で伝えてくるので、その番号をメモの上で、当日にチケット売り場で予約番号を伝えてチケットを受け取ってください。
電話予約の場合のチケットは、遅くとも予約時間の30分前には受け取る様に公式HPで案内されています。
チケットの引き換えから見学開始までの流れ
本項では「予約書」を「本チケット」に引き換えて、見学を開始するまでの流れについて詳しく解説致します。「公式サイト」はもちろん、「Tiqets」や「GET YOUR GIDE」などのサイト経由で予約した場合も、流れは同じです。
チケット受け取りから見学開始までの流れ
ボルゲーゼ美術館の観光当日、まずは地下のチケットオフィスに立ち寄って入場チケットを受け取ります。余裕を持って、見学開始時間の15分〜20分くらい前にはチケットを受け取る様にしてください。
ボルゲーゼ美術館の建物は上下に入り口が2つありますが、現在は下の入口のみが利用可能です。
正面下の入口から入場して、予約したチケットをピックアップの上で見学を開始して行きます。
建物に入場して奥に進むと、円形の「チケット引き換え窓口」があります。
予約経路に関わらず「予約書」をお持ちの方は、このチケット引き換え窓口にて「予約書」を提示の上で「本チケット」を受け取ります。
「Tiqets」などのオプショナルツアーサイト経由で予約された方は、スマートフォン上で予約書(電子バウチャー)を提示しても大丈夫です。当サイトも前回訪問時は、スマートフォンで「Tiqets」の予約書を提示して本チケットを受け取りました。
こちらが「予約書」を提示すると受け取れる「本チケット」になります。この時は2名だったので、写真は2枚分のチケットです。
ここで一点、チケットを受け取る際の注意事項です。チケット窓口に向かって左側付近に行列が出来ている場合がありますが、予約者の方は並ばない様にご注意ください。
これは、当日の見学枠を求める「非予約者の行列」です。この日は最終の見学枠に13枠のみ空きがあった様です。
さて、チケットを受け取ったら入場を待つだけです。予約時間の10分ぐらい前になったら、「チケット窓口」の奥にある「展示エリアの入口」に向かいます。
「展示エリアの入口」は、チケット窓口の右側を通った奥ですが、左側から回り込んでもアクセスできます。館内構造は単純なので、迷う人は絶対にいないと思いますが、分からない場合は「MUSEUM ENTRANCE」の案内に沿って移動してください。
数10メートル進んだ突き当たりに、展示エリアの入口があります。
突き当たって右手側に、チケットを確認する係員が待機しています。
ここで係員にチケットを提示します。前回訪問時は15分前に入場しようとしたらダメでした。早くても予約時間の10分前にならないと入場させてくれない様です。
係員にチケットを提示したタイミングで「GALLERIA BORGHESE」と書かれたシールを渡されるので、上着に貼って準備完了です。
展示エリアでは、このシールが予約者である事の証明ですので、落とさない様にしっかりと服に貼ってください。
後は、順路に沿って奥に進み、最初の半地下のフロアから、最上階の2階まで階段で上がります。
2階と1階が展示エリアになっていますので、2階→1階の順番で見学するのがいいと思います。
多くの方がお目当であろう「ラファエロ」の作品は2階の展示室9番です。すぐに対面できます。
「一角獣を抱く貴婦人」は必見ですのでお見逃しなく。
館内構造は単純ですので、気の向くままに部屋を行ったり来たりしながら、作品鑑賞を楽しんでください。以前までは「館内での撮影」は一切禁止されていましたが、現在はフラッシュを使用しなければ撮影OKです。
館内見学の所要時間
ボルゲーゼ美術館の展示は2フロアで20室ほどの規模です。そこまでじっくり見ない方だと30分ぐらいで見終わってしまうと思いますが、1時間ぐらいかけてゆっくり鑑賞するのがお勧めです。見学は最大で2時間まで可能なので、じっくり見ても時間は十分にあります。2時間経った時点で入場者は完全に入れ替えとなります。
まとめ
ボルゲーゼ美術館を見学する上で重要なポイントをまとめると以下になります。
- ・見学には必ず予約が必要
- ・予約はオンライン・電話などで可能ですが、絶対に事前のオンライン予約がお勧め
- ・予約経由に関わらず必ず現地でチケットの受け取りが必要
- ・館内は自由見学可能だが、2時間の完全入れ替え制
- ・特別展開催時は入場料金が通常時よりも5ユーロほど値上がりする。
ボルゲーゼ美術館は、日本のガイドブックなどでもそこまで取り扱いは大きくありませんが、非常に見応えのある場所なので、是非足を運んでみてください。
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この記事への質問と回答一覧
ローマパス保有者です。コロッセオについてお世話になりました。有難うございました。
ボルゲーゼ美術館についても予約しようとして壁にぶち当たっています。
48時間のローマパスで、無料枠の施設はコロッセオ、割引枠でボルゲーゼを予約したいのですが、オンラインでアクセスすると、ボルゲーゼについて2ユーロの手数料のみのコースしかなく、割引料金に2ユーロを追加したコースでの購入ができません(コロッセオではそのようなコースがあったように記憶しています)。
割引料金については現地で支払うのでしょうか。
ご教示の程、宜しくお願い致します。
当サイトでも、ローマパスの割引枠でボルゲーゼを利用したことがないので、明確な回答はできませんが、AIの見解によれば、窓口で割引された料金を払う可能性が高いとのことです。
また、現在のボルゲーゼ美術館の公式サイトに「ローマパス」に関する注意事項が記載されています。
割引枠の場合は窓口で料金を支払うとは明確には記載されてはいませんが、どう考えても窓口で料金を支払う前提の記載になっています。
この点を踏まえると、ほぼ間違いなく割引枠も窓口で料金を支払う形になると思います。
実際に、他のローマパス対象美術館でも、チケット売り場でローマパスの割引枠でチケット購入する(料金を払う)パターンは複数あります。
サンタンジェロ城なども窓口で割引された料金を支払うシステムです。
仮に当サイトで「ボルゲーゼ美術館」で割引枠を利用する場合も、現状では窓口でのお支払いを前提で訪問します。
どちらにしても(無料枠でも割引枠でも)、館内の窓口に行く流れは変わりませんので、まずは窓口でローマパスと予約書を提示してください。
もしお手間で無ければ、今後の訪問者の助けになりますので、訪問後の実体験を報告頂けますと幸いです。
チケット予約を公式サイトの英語版で始めたら、メールアドレスのパスワードの所で適応できない旨出てその先へ進めません。パスワードは数字4桁の次にアルファベット4文字ですが、時間がたってやり直せば予約をすることが出来るのでしょうか?また、新たなパスワードを入れたらだめですか?
ボルゲーゼ美術館予約ページのアカウント登録のパスワードは「8文字以上」「半角英数字」である事に加えて、「大文字小文字」を含めて「記号」も組み合わせないとエラーになります。
悪い例
tokyo1234
tokyo-1234
良い例
Tokyo-1234
半角英数字の小文字と大文字、記号を組み合わせてパスワードを設定してください。
ボルゲーゼ美術館の公式サイト(伊・英)ではnot availableと表示されてしまう2024年4月9日15時のチケットを、やむをえずこちらのTiquetsの日本語サイトで予約し、一人35ユーロ、二人分で合計70ユーロで(高いのは承知で)予約したところ、貴記事で紹介されているのと同じフォーマットが表示され、パソコンでpdfからプリントしました。このpdfにある電子チケットのQRコードを携帯で読ませてみたのですが、TIC-以下Tに続き8桁の数列が表示されるだけで、上部にあるサプライヤーコードや照会IDとも違いますので、本当にこれで入場できるのか不安です。これで大丈夫なのでしょうか?
当サイトも前回はTiqetで予約して問題なく入場できました。
何より、ボルゲーゼ美術館の公式サイトでも「Tiqet」を販売サイトの一つとして推奨しています。
通常、入場チケットなどのQRカードはスマホで読みこむ仕様ではないと思いますが、如何でしょうか。
チケットのQRコードは、入口のチケット改札機やリーダーで読み込むためのものです。
第一日曜日に美術館等が無料になるのを利用して、5月の第一日曜日にボルゲーゼ美術館に行く予定です。
調べると、ボルゲーゼ美術館は無料でも予約が必要という情報を見たのですが、公式サイトを見ると、5/5はsoon availableと記載がありまだ購入することができないようです。
4月の第一日曜日である4/7も同じくsoon availableと記載があるのですが、発売はいつから始まるのでしょうか?もし何かご存知でしたら教えて頂けますと有難いです。
ボルゲーゼ美術館の無料予約枠の開放タイミングは、不規則ですので、当サイトも把握する事ができません。頻繁に公式サイトをチェックする以外に対策はございません。
一応「Not available(利用不可)」ではなく「soon available(間もなく利用可)」なので、いずれは予約が開始されるはずかと思います。
初めまして。
質問させていただきます。
美術館を訪問するために予約書を印刷する際なのですが、カラーではなく白黒で印刷してもよろしいのでしょうか。
QRコードやバーコードが表示されているチケットでは、むしろ白黒印刷が推奨されていますので、恐らく問題ないと思います。
スマートフォンをお持ちでしたら、念のために画面上でも「バーコード」または「QRコード」を表示できる状態にしておけば、万が一の備えになります。
と言うよりも、スマートフォンの画面で提示するのが一番かと思います。
初めまして。
ここしばらく毎日ボルゲーゼ美術館の公式ページをチェックしています。
11月19日に訪問したいのですが、チケット販売の日程がすすみません、、、。
何日前ですとか、何日分ずつなど、ご存じでしたら教えて下さいませんか?
だいたい一月前ぐらいから販売されますが、「ボルゲーゼ美術館」のサイトでもまだの様ですね。
近々更新されますので、予約カレンダーの確認を頻繁に行なってくださいませ。