ロジュンベルク宮殿 見どころと観光情報

プラハ
ロジュンベルク宮殿内部と展示品

ロジュンベルク宮殿はルネサンス様式の宮殿として、1545年から1574年にかけて、貴族のロジュンベルク家によって建てられました。

1600年になり、宮殿は当時のローマ皇帝「ルドルフ二世」の所有物となりました。そして、その後は100年近くも建設当初の形をとどめていました。

しかし、1756年に入ると、マリア・テレジアの支援のもと、未婚女性の貴族を保護して教育するための施設へと大改修が行われました。施設の制度は1919年に廃止され、以後のロジュンベルク宮殿は政府の管理下となりました。

現在、宮殿内では、天井のフレスコ画や、天井を映し出す不思議の鏡をはじめ、カレル4世を象った美術品、城内で発見された鉱石、金細工職人が使用していた道具など、バリエーション豊かな品々が展示されています。

宮殿内部の展示品とフレスコ画

ロジュンベルク宮殿の展示品

ロジュンベルク宮殿の内部をご紹介します。

ロジュンベルク宮殿内部の様子 ロジュンベルク宮殿の内部です。展示品と展示品の間に広くスペースが取られているので、ゆったりと見学できます。

プラハ城内で発見された鉱石や宝石の原石 1980年頃にプラハ城内で発見された鉱石と宝石の原石です。恐らくかつて城内の建築部品や装飾に使用されていたのでしょう。

紋章の説明パネル 王を頂点とした紋章の説明パネルです。明確に階級が示されているのが分かります。

カレル4世を象った美術品 カレル4世を象った立体感のある美術品はペーター・パーラの作品です。

鉄製の箱 鉄の様な素材でつくられた箱ですね。宝石や鍵などをしまっておいたのでしょうか。

金細工職人の道具の展示 中世の時代に金細工職人が使用していた道具です。

王冠・王笏・宝珠のレプリカ

王冠・王笏・宝珠のレプリカも展示されています。以前は、王冠のレプリカは旧王宮で見ることができたのですが、もしかしたら移動したのでしょうか。

王冠・王笏・宝珠のレプリカ

左右にあるのがキャンドルスタンド。真ん中は何かの入れ物でしょうか。色鮮やかで見るからに高価な感じがしますね。

鏡に映るフレスコ画

こちらは床に設置された鏡に映ったフレスコ画です。鏡を通して撮影する事で、自撮り的な撮影もできるので、記念撮影スポットとしておすすめです。

ロジュンベルク宮殿の窓から見える絶景 ロジュンベルク宮殿は展示がメインですが、宮殿の中から外を見ると思いの他絶景です。

ロジュンベルク宮殿の窓からの絶景 赤色で統一された屋根の街並みが綺麗ですね。

本記事で紹介した展示品はほんの一部です。この他にも様々な展示品や、歴史や展示品の起源を説明するパネルがありました。観光の所要時間は15分~30分と言った所でしょうか。

Aコースのチケットを購入したのであれば、軽く立ち寄る程度に見学してみてください。

宮殿の入口

ロジュンベルク宮殿の入口

ロジュンベルク宮殿は聖イジー広場を抜けて、右側の城壁沿いに真っすぐあるいて行くと右手に入口があります。

入場料などの基本情報

プラハ城 城内マップ

■ロジュンベルク宮殿 営業時間

・09.00 – 17.00(11月 – 3月)

・09.00 – 16.00(4月 – 10月)

■チケット料金と種類

ロジュンベルク宮殿には「Aコース」のチケットで入場する事ができます。

 チケットの種類一般入場料割引入場料*1家族入場料*2

プラハ城 – A コース

350 CZK175 CZK700 CZK
プラハ城 – B コース250 CZK125 CZK500 CZK
プラハ城 – C コース350 CZK175 CZK700 CZK
II 常設展「プラハ城歴史物語」140 CZK70 CZK280 CZK
IV 聖ヴィート大聖堂宝飾展250 CZK125 CZK500 CZK
VI 旧王宮美術館100 CZK50 CZK200 CZK
VII 火薬塔 – 火薬塔展70 CZK40 CZK140 CZK
X 大聖堂付属南塔 – 展望塔(南塔)150 CZK//

プラハ城 – A コースI 旧王宮、III 聖イジー教会、V 黄金の小道、VIII 聖ヴィート大聖堂、 II 常設展「プラハ城歴史物語」、IV 聖ヴィート大聖堂宝飾展、VII 火薬塔、IX ロジュンベルク宮殿

プラハ城 – B コースI 旧王宮、III 聖イジー教会、V 黄金の小道、VIII 聖ヴィート大聖堂

プラハ城 – C コースIV 聖ヴィート大聖堂宝飾展、VI 旧王宮美術館

*1 割引入場料:子供(6~16歳) • 26歳までの高校生と大学生(26歳を含む) •65歳以上のシニア(65歳を含む)

*2 家族入場料: 大人2名までと16歳以下の子供1~5名

チケット売り場の詳細については別記事の「チケット売場と購入方法」を参照ください。

プラハ城のおすすめスポット

プラハ城内には複数の見学スポットが存在しており、現在は以下の6施設に入場可能となっております。

以下の4施設は2022年頃より入場不可となっております。改修中や開放終了などの理由が考えられます。公式サイトでも特に案内はありません。