【プラハ城】城の衛兵展(火薬塔)|見どころ・展示内容・歴史を徹底解説
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プラハ
城の衛兵展(火薬塔)は15世紀末、プラハ城を防衛するための要塞として建設され、ルドルフ2世の治世には錬金術師の研究所としても使用されました。その後、火薬庫や牢獄として転用され、20世紀にはプラハ城の管理人の住居としても利用されていました。
現在は軍事歴史博物館(Military Historical Museum)として公開されており、衛兵の制服、武器、紋章、写真など、チェコの軍事や衛兵の歴史に関する資料が展示されています。展示は3階にわたって構成され、来訪者は時代ごとの展示や当時のシーンを通して、プラハ城を守ってきた「城衛兵(Castle Guard)」の歩みを学ぶことができます。
展示の中でも特に注目を集めるのは、1989年のビロード革命後に城衛兵の復活を象徴した、伝説的なBMW K75 モーターサイクルです。これは、ヴァーツラフ・ハヴェル大統領就任後、国賓訪問時の先導車として使用されていた実車です。
16世紀以降、プラハ城の防衛は騎兵や射撃兵によって担われており、彼らは城門の警備や囚人の監視を行っていました。ルドルフ2世の死後(1612年)、帝国の首都がウィーンへ移ると、プラハ城の政治的重要性は低下しましたが、1918年のチェコスロバキア共和国成立とともに、新たな「城衛兵」が創設されます。
1939年のドイツ占領期には一時的に役割を失いましたが、1945年以降に再建。共産政権下では象徴的な存在に留まりましたが、1989年の体制転換後に再び独立した軍事組織として復活し、現在ではチェコ共和国軍の正式な部隊として活動しています。
この展示は、プラハ城管理局・軍事歴史研究所・城衛兵によって共同制作されたもので、プラハ城の軍事的役割を知る貴重な展示スポットとなっています。
火薬塔の見どころと展示品を紹介

火薬塔内は3階まであります。1階には軍事の歴史ついての展示、2階にはユーゴスラビア独立後の1918年から1989年の衛兵にまつわる展示、3階には現在の衛兵に関する品々が展示されています。
通路の壁には衛兵の写真が飾られています。
衛兵の集合写真なんかもあります。
火薬塔内には、色んな時代の制服が展示されています。
こちらは非常に現代的な衛兵の制服と軍服です。

銃やガスマスク、ヘルメットも展示されています。一番上のロケットランチャーは対戦車用です。下には紋章も展示されています。

衛兵の交代式やセレモニーなどで使用された旗です。
1945年から1948年にかけて衛兵が使用していた武器や防具、紋章などです。丁度、ヒトラーが敗れた後で、チェコが共産党への道を進み始めた時代です。
火薬塔は写真でご紹介した様な衛兵にまつわる軍事関連の展示品が中心となります。軍事関連や、チェコの歴史に関心が強い方は是非訪れてみてください。夏場のピークシーズンでさえ、入場者は非常に少ないので息抜きにも良いかもしれません。
チケット料金・営業時間・ロケーション
◾️城の衛兵展(火薬塔)のチケット料金
城の衛兵展(火薬塔)には「プラハ城 常設展チケット」を購入すれば入場する事ができます。
表はスワイプ(横スクロール)で全体表示可能。
| 料金(大人17歳以上) | 入場対象 | |
|---|---|---|
プラハ城 メイン周遊チケット | 450CZK |
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プラハ城 常設展チケット | 300CZK |
|
旧王宮美術館 チケット | 200CZK |
|
大聖堂付属の展望塔 チケット | 200CZK |
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5歳以下、障害者手帳をお持ちの方は無料
◾️城の衛兵展(火薬塔)の営業時間
□09:00 〜 17:00(4月1日〜10月31日)
□09:00 〜 16:00(11月1日〜3月31日)
入場は閉門の30分前までです。
◾️城の衛兵展(火薬塔)のロケーション
「城の衛兵展(火薬塔)」は、プラハ城を正門から入り、聖ヴィート大聖堂を左回りに進むと、左手に入口があります。
こちらは、火薬塔の案内看板ですが、現在は「IV」が火薬塔の番号になっています。矢印の方向に進んで行くと火薬塔内への入場口があります。

なお、火薬塔の入場口までは細い通路を歩いて行きます。火薬塔に入らずに下におりると休憩所があります。

プラハ城のおすすめスポット
プラハ城内には複数の見学スポットが存在しており、現在は以下の9施設に入場可能となっております。
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