火薬塔(プラハ城内)見どころと観光情報

プラハ
火薬塔(プラハ城内)の外観

プラハ城を正門から入場して、聖ヴィート大聖堂を左回りに歩いて行くと左手に火薬塔へ続く入口があります。

火薬塔は15世紀の終わりにプラハ城を守る要塞として建設され、ルドルフ二世の統治時代には錬金術師の研究所としても使用されました。そして更にその後は、火薬庫や牢獄としても使用され、20世紀になるとプラハ城の管理人の住居としても使用されました。

現在では軍事歴史博物館として、衛兵の制服や写真、武器、紋章など、軍事や衛兵にまつわる品々が展示されています。

火薬塔の案内看板

火薬塔の案内看板です。矢印の方向に進んで行くと火薬塔内への入場口があります。

火薬塔 入口前の通路

火薬塔の入場口までは細い通路を歩いて行きます。火薬塔に入らずに下におりると休憩所があります。

火薬塔の展示品を紹介

展示されている衛兵の制服

火薬塔内は3階まであります。1階には軍事の歴史ついての展示、2階にはユーゴスラビア独立後の1918年から1989年の衛兵にまつわる展示、3階には現在の衛兵に関する品々が展示されています。

壁に飾られた衛兵の写真

通路の壁には衛兵の写真が飾られています。

衛兵の集合写真

衛兵の集合写真なんかもあります。

衛兵の制服

火薬塔内には、色んな時代の制服が展示されています。

衛兵の軍服

こちらは非常に現代的な衛兵の制服と軍服です。

武器と紋章の展示

銃やガスマスク、ヘルメットも展示されています。一番上のロケットランチャーは対戦車用です。下には紋章も展示されています。

展示品の旗

衛兵の交代式やセレモニーなどで使用された旗です。

1945年から1948年に衛兵が使用していた武器類

1945年から1948年にかけて衛兵が使用していた武器や防具、紋章などです。丁度、ヒトラーが敗れた後で、チェコが共産党への道を進み始めた時代です。

火薬塔は写真でご紹介した様な衛兵にまつわる軍事関連の展示品が中心となります。軍事関連や、チェコの歴史に関心が強い方は是非訪れてみてください。夏場のピークシーズンでさえ、入場者は非常に少ないので息抜きにも良いかもしれません。

入場料金などの基本情報

プラハ城 城内マップ

■火薬塔の営業時間

・09.00 – 17.00(11月 – 3月)

・09.00 – 16.00(4月 – 10月)

■火薬塔のチケット

火薬塔には「Aコース」、もしくは「VII 火薬塔 – 火薬塔展」のチケットで入場する事ができます。

 チケットの種類一般入場料割引入場料*1家族入場料*2

プラハ城 – A コース

350 CZK175 CZK700 CZK
プラハ城 – B コース250 CZK125 CZK500 CZK
プラハ城 – C コース350 CZK175 CZK700 CZK
II 常設展「プラハ城歴史物語」140 CZK70 CZK280 CZK
IV 聖ヴィート大聖堂宝飾展250 CZK125 CZK500 CZK
VI 旧王宮美術館100 CZK50 CZK200 CZK
VII 火薬塔 – 火薬塔展70 CZK40 CZK140 CZK
X 大聖堂付属南塔 – 展望塔(南塔)150 CZK//

プラハ城 – A コースI 旧王宮、III 聖イジー教会、V 黄金の小道、VIII 聖ヴィート大聖堂、 II 常設展「プラハ城歴史物語」、IV 聖ヴィート大聖堂宝飾展、VII 火薬塔、IX ロジュンベルク宮殿

プラハ城 – B コースI 旧王宮、III 聖イジー教会、V 黄金の小道、VIII 聖ヴィート大聖堂

プラハ城 – C コースIV 聖ヴィート大聖堂宝飾展、VI 旧王宮美術館

*1 割引入場料:子供(6~16歳) • 26歳までの高校生と大学生(26歳を含む) •65歳以上のシニア(65歳を含む)

*2 家族入場料: 大人2名までと16歳以下の子供1~5名

チケット売り場の詳細については別記事の「チケット売場と購入方法」を参照ください。

プラハ城のおすすめスポット

プラハ城内には複数の見学スポットが存在しており、現在は以下の6施設に入場可能となっております。

以下の4施設は2022年頃より入場不可となっております。改修中や開放終了などの理由が考えられます。公式サイトでも特に案内はありません。