プラハ城 入場料金や観光の見どころを徹底解説

(2017年9月28日) ペトシーン公園から見るプラハ城の夕景

プラハ市内の小高い丘に一際高くそびえるプラハ城。9世紀に築かれた城塞がプラハ城の元になっています。城内はとても広く、ギネスブックにも世界で最も広い城であると認定されています。

城内は、聖ヴィート大聖堂を囲むように旧王宮や、大統領府が立ち、他にもカフェやレストラン、土産物屋をはじめ、聖イジー教会ではクラシックコンサートも行われます。

プラハ城は全体が一つの町の様相を呈しており、城の敷地というよりは、街の中を歩く感覚です。城内ではバロックやルネッサンスなどの様々な建築様式を見る事ができます。

プラハ城 基本情報と城内のみどころ

■プラハ城の見どころ

プラハ城の見どころの多くは第3中庭とその先に集中しております。本項では各施設の概要やチケット料金についてご紹介します。

■チケット料金と種類

 チケットの種類一般入場料割引入場料*1家族入場料*2

プラハ城 – A コース

350 CZK175 CZK700 CZK
プラハ城 – B コース250 CZK125 CZK500 CZK
プラハ城 – C コース350 CZK175 CZK700 CZK
II 常設展「プラハ城歴史物語」140 CZK70 CZK280 CZK
IV 聖ビート大聖堂宝飾展250 CZK125 CZK500 CZK
VI 旧王宮美術館100 CZK50 CZK200 CZK
VII 火薬塔 – 火薬塔展70 CZK40 CZK140 CZK
X 大聖堂付属大南塔 – 展望塔(南塔)150 CZK//

プラハ城 – A コースI 旧王宮、III 聖イジー教会、V 黄金の小道、VIII 聖ヴィート大聖堂、 II 常設展「プラハ城歴史物語」、IV 聖イジー修道院 – 国立美術館、VII 火薬塔、IX ロジュンベルク宮殿

プラハ城 – B コースI 旧王宮、III 聖イジー教会、V 黄金の小道、VIII 聖ヴィート大聖堂

プラハ城 – C コースIV 聖ビート大聖堂宝飾展、VI 旧王宮美術館

*1 割引入場料:子供(6~16歳) • 26歳までの高校生と大学生(26歳を含む) •65歳以上のシニア(65歳を含む)

*2 家族入場料: 大人2名までと16歳以下の子供1~5名

プラハ城 城内マップ

■営業時間

・06.00 – 22.00※各施設ごとに営業時間は異なります。上記はプラハ城の敷地内へ入場できる時間帯です。

プラハ城へのアクセス

■徒歩でのアクセス

プラハ城はカレル橋から徒歩15分ほどの場所に位置しています。旧市街側からカレル橋を渡り、聖ミクラーシュ教会を通過して、ネルトヴァ通り、もしくは新登城道を登って行くとプラハ城の正門に到着します。

■地下鉄・トラムでのアクセス

・地下鉄:地下鉄A線の「マロストランカ駅(Malostranské náměstí)駅」で下車して徒歩10分ほど

・トラム:トラム22番「Pražský hrad」駅で下車して徒歩5分ほどです。

地下鉄の場合は結局、坂を登る事になるので、おすすめしません。年配の方がいる場合はトラム22番に乗れば坂を登らずに高台まで上がってくれます。

ただ、カレル橋からプラハ城に行く道にはショップも多く、特徴的な建造物もたくさんあるので、折角なら歩いてプラハ城までアクセスする方がおすすめです。もし体力的に厳しい場合は、帰りだけでも、是非徒歩で歩いてみてください。

正門と入場口

プラハ城の正門とフラッチャ二広場

プラハ城の最も一般的な入場口である正門は「フラッチャ二広場」の東側に面しています。

正門には衛兵が立ち、その正門を通って第一中庭を抜けると、第二中庭が現れます。さらに第三中庭があり正面には聖ヴィート大聖堂がそびえます。

城内への入場自体は無料で「黄金小路」以外は自由に歩く事ができます。

チケットは、敷地内の聖堂や教会、展示コーナーなどに入場する際に必要となります。チケットの購入は城内のインフォメーションや各施設の入口などで購入可能です。

■正門と2体の闘う巨人像

プラハ城の正門を守る巨人像。

プラハ城の正門の上には、闘う巨人像と呼ばれる2体の像が、門を守る様に置かれています。これらの彫像は1770年から1771年にかけて制作されました。

プラハ城の正門を守る巨人像。

かつて、正門の場所には深い掘りがあり、広場と建物を明確に隔てていました。しかし、ハプスブルク家統治時代に正門が築かれ、溝は埋め立てられました。この正門は別名「巨人の門」と呼ばれる事があります。これは2体の闘う巨人像にちなんだ呼び名です。

正門の案内板 普段は正門から入場できるのですが、この日は正門からの入場が禁止され、正門左側の小さな入口からの入場となりました。プラハ城内に要人でも来ていたのでしょうか。

正門左側 別の入場口 こちらは正門左側にある別の入場口です。この日は荷物チェックも相当に厳しく、入場まで非常に時間がかかりました。通常は正門からスムーズに入場できます。

衛兵の交代式

プラハ城の衛兵

正門の両脇には常に衛兵が二人立っています。毎日午前5時から午後11時までの間、1時間ごとに衛兵の交代式が行われます。正午の交代式は盛大で、ファンファレーに合わせて旗の交換も行われます。

入口の衛兵1 衛兵は常に直立不動です。陽がまぶしい時はサングラスを掛けています。

入口の衛兵2 サングラスをかけていない衛兵です。制服で身を固めてシュッとしてますね。

入口の衛兵3 こちらは別の日に撮影した衛兵です。銃は常に右側に携帯してますね。

入口の衛兵4 更に別の日に撮影した衛兵です。制服が違いますね。制服は1989年に有名デザイナー「ピーセック」によってデザインされたそうです。

プラハ城 正午に行われる衛兵の交代式 正午に行われる衛兵の交代式です。式は正門からマチアスをくぐって第1中庭で行われます。

衛兵さんのアップ写真 衛兵さんのアップの写真です。めちゃくちゃ強そうですね。

チケット売り場へのアクセス

プラハ城の第1中庭

正門を抜けるとまずは第1中庭に入ります。上の写真は第1中庭から正門に向かって撮影した写真です。プラハ城のチケット売り場は、この第1中庭からマチアス門を抜けた「第2中庭」にあります。

第1中庭の正面にそびえ立つのがマチアス門です。この門をくぐると第2中庭に出ます。

マチアス門 マチアス門

こちらが第2中庭の景観です。奥に見える白い建物が「IV 聖ヴィート大聖堂宝飾展」です。聖ヴィート大聖堂宝飾展はCコースのチケットで入場可能です。

チケット売り場の場所 マチアス門を抜けて、進行方向左側の建物沿いにチケット売り場があります。このチケット売り場は常に混雑しています。

チケット売り場(インフォメーション)に並ぶ観光客 チケット売り場(インフォメーション)は緑色の四角内の「i」マークが目印です。「i」はインフォメーションの略です。

■旧王宮美術館内のチケット売り場がおすすめ

下の写真は第2中庭にある「旧王宮美術館」の入口です。意外と知られていませんが、この中でも各種チケットを購入する事ができます。観光客の多くがメインのインフォメーションでチケットを購入しようとするので、美術館内のチケット売り場の方が空いている場合が多いです。一応右側に「i」のインフォメーションマークも書かれていますね。

旧王宮美術館の入口

旧王宮美術館は、インフォメーションセンターを背にして左斜め前にあります。

プラハ城 城内マップ

プラハ城の歴史

プラハ城の誕生

プラハ城は、かつてはボヘミア国王や神聖ローマ皇帝の居城だった場所。9世紀後半にボヘミア王国を建国したプシェミスル家が、丘の上の高台に城塞を築いたのがプラハ城のはじまりでした。それ以降、この城には歴代の王が暮らし、王宮や聖堂を建てて城は徐々に拡張されて行きました。しかし、その後の四百年もの間に王家の衰退と共に、プラハ城も劣化の一途を辿りました。

カレル1世によって輝いたプラハ城

1346年になり、カレル1世がカール4世として神聖ローマ皇帝を奪還し首都をプラハに移すと、カレル橋や大学の建設をはじめ、近代的な街づくりに乗り出しました。 また、カレル1世には、プラハをローマやコンスタンティノーブルに負けない最大の都にしたいという野望がありました。 そしてその野望実現のため、フランスやイタリアから建築家や芸術家を呼び寄せてプラハ城の大改修を命じました。世界屈指のスケールと優美さを誇るプラハ城は完成までには六百年の歳月を費やしました。