橋塔(カレル橋)からの絶景と基本情報
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プラハ
カレル橋の両端には、それぞれ大きな橋塔がそびえ立っています。旧市街側の橋塔は「オールドタウン ブリッジタワー」、マラーストラナ側の橋塔は「レッサータウン ブリッジタワー」と呼ばれ、かつては、列強諸国から街を守るための見張り台としての役目や、敵が攻め込んで来た時などは、橋塔の鉄柵が敵の侵入を防ぐなど、重要な役目を担っていました。
現在の橋塔は、単に外観を眺めるためのランドマークではなく、中では常設展示が行われているほか、橋塔の上は展望階となっており、プラハのパノラマビューの絶景を眼下に望む事ができます。しかし残念ながら、エレベーターはありませんので、螺旋状の木造階段を登って展望階までアクセスする形になります。
橋塔の入口は、非常に目立たないので見逃す観光客の方も多いですが、塔の上からの景観はプラハの中でも間違いなくベスト3に入る絶景なので、是非登って見てください。個人的には旧市街側の橋塔の上から見る景観はプラハの中でナンバーワンです。
基本情報
旧市街側の橋塔 オールドタウン ブリッジタワー
旧市街側の橋塔は14世紀に建設され、当時のヨーロッパにおいては、ゴシック建築の最高傑作でした。橋塔の中段と上段に目を向けると、中段に三体、上段に二体、合計5体のチェコを代表する守護聖人の像が建っている事が分かります。
下の写真は、橋塔中段に建つ3体の像です。向かって左から「カレル4世」「聖ヴィート」「聖ヴァーツラフ」の像になります。

こちらは橋塔上段に建つ2体のボヘミアの守護聖人像です。向かって左から「聖ヴォイチェフ」「聖ジグムント」の像になります。カレル橋を行きかう人々は、今も昔も、塔の上の5体の守護聖人によって見守られています。
橋塔からの景観(旧市街側)
旧市街側の橋塔からは、カレル橋の全景とプラハ城を写真に収める事ができます。個人的には、ここから見るプラハの景観が一番の絶景だと思います。
こちらは反対側の景観です。この先には旧市街広場が広がっています。

マラー・ストラナ側の橋塔 レッサータウン ブリッジタワー
カレル橋のマラーストラナ側の端っ子には、中央にゴシック門を挟んで、二つの橋塔が建っています。向かって左側の低い塔は、カレル橋建設前に洪水で崩壊したユディット橋の一部だったもので、13世紀以前に建設されました。
向かって右側の高い橋塔は、1464年に建設されたもので、建築家ペトル・パルレーシュによって建てられた旧市街側の橋塔を模して造られたものです。どちらの塔も、16世紀末に一度修復され新たな装飾が加えられています。
橋塔からの景観(マラー・ストラナ側)
旧市街側の橋塔から見るカレル橋の景観です。旧市街側の橋塔からの景観に比べると、少し華やかさに欠けますが十分すばらしい景色です。午前中は逆光になるので、午後の訪問がおすすめです。
下は、逆側のマラーストラナ側の景観です。聖ミクラーシュ教会や、高台に位置するプラハ城を迫力のアングルで撮影できます。

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