【スコータイ遺跡(城壁東側)】ワット・チャーンロム

(2016年11月20日)
「ワット・チャーンロム」は城壁東側に位置する大きな仏教寺院で、その名は象に囲まれた寺を意味します。スコータイ王朝時代の14世紀に、ラムカムヘン王が象を率いてクメール軍を破った際、戦勝記念としてヨム川の近くに建立されました。四角形の寺院の敷地には、スリランカ様式の釣鐘型をしたメインの仏塔を中心に、二つの礼拝堂と、いくつかの小さな仏塔があり、その周囲は土壌(ラテライト)の壁に囲まれています。

スリランカ様式のメインの仏塔は、周囲を象の彫像に囲まれているのが大きな特徴で、スコータイの中でも特に重要な遺跡と考えられています。メインの仏塔は二層の高い土台の上に置かれ、一層目の土台には39頭の象の彫像が彫りこまれ、土台の四隅にはひときわ巨大な象が彫り込まれています。少し離れた位置で仏塔を見ると、象が背中で仏塔を運んでいるかの様に見えます。しかし、39頭の象の彫像は顔がなかったりと損傷もひどく、それらのわずか数頭だけが修復されている状態である。修復された部分は石が新しく白いのですぐに分かります。