【スコータイ遺跡】 王宮寺院 ワット・マハタート

スコータイ
スコータイ遺跡 ワット・マハタートの夕焼け

スコータイ遺跡を観光する上で絶対に外せないのが、スコータイ歴史公園内で最大の遺跡である王宮寺院「ワット・マハタート」。ワットは寺、マハタートは巨大な仏塔を意味し、初代の王「シーインタラーティット」が、王朝の誕生と同時に建立したとされています。完成当初は小さな寺院でしたが、後のスコータイ王たちによって何度も増築され、現在の大きさになりました。増改築の期間は1292年から1347年までの約50年間と碑文に記されています。

遺跡内には蓮型の仏塔が並ぶ

寺院の周囲は赤いレンガが区切られている

200M四方の広い境内は堀とレンガに囲まれ、185もの仏塔と18の聖堂が立ち並びます。その中でひと際高くそびえるのが中央の仏塔、その下段には仏の弟子たち160人の姿が掘られています。スコータイの寺院建築の特徴として、床や柱に石材やレンガが使用し、他は木材や瓦が用いられています。

高さ9Mの仏像の圧倒的な存在感

さらに、中央の仏塔の両脇には高さ9Mもの巨大な仏像が圧倒的な存在感でぞびえたちます。仏像は化粧漆喰という独自の手法で制作され、右手を軽く上げているのは、人々の罪を許すポーズを表していると言われています。

高さ10Mの仏像の前に並ぶ石柱

高さ10Mの仏像の前に並ぶ石柱。現在では柱だけが並ぶ異様な光景が広がっている。しかしかつては、木造の屋根を持つ経堂があったと考えられている。長い時間をかけて劣化し変貌をとげ現在の姿となった。

基本情報

  • 料金:100バーツ(城壁内の遺跡は全て共通)
  • オプション:自転車入場は入場料+10バーツ
  • 営業時間:毎日6:30~19:00(チケット販売は18:00まで)
  • 住所:Muangkao, Amphur Muang, Sukhothai 64210

地図・ロケーション

ワット・マハタートへのアクセスは、レンタサイクルさえしてしまえばどこから入場してもそんなに距離的に違いは感じませんが、メイン入口よりも少し南側の入口から入って真っすぐ行けば、丁度ワット・マハタートにぶつかります。

  • 夕暮れ時のワット・マハタートの仏像。向かって右手に見えるのは寺院中央の仏塔
  • 寺院中央の円柱。かつては天井を支えていた。
  • 大小様々な仏像が点在している。
  • 寺院の左部の写真。たくさんの樹木も生い茂っている。
  • ワット・マハタートの端っこの仏像。寺院の外側は溝で区切られている。
  • 遺跡内のレンガと仏塔
  • マハタート内で最も高い中央の仏塔
  • 寺院中央を斜め後ろから撮影
  • 160人の弟子たちが仏を支える中央の仏塔
  • とにかく夕焼け時のワット・マハタートは絶景です。