【スコータイ遺跡(城壁内)】 ワット・ソラサック

(2017年1月18日) 「ワット・ソラサック」象の彫像
ワット・ソラサックは城壁内の北部に位置する非常に小さな遺跡です。サーン・ルアン門へ向かう道沿いにひっそりとたたずんでいます。周囲には緑の木々が生い茂り、のどかなスコータイ遺跡の中でも一際のどかな雰囲気です。この遺跡を観光で訪れる旅行者は少なく、ガイドブックにも地図上に名前があるだけの場合が多いです。

現存する碑文によれば「ワット・ソラサック」は1412年に建立され、その寺院名は建立者である「インタラソラサック」に由来すると記されています。現在、この碑文は数百メートル離れたラムカムヘン国立博物館に展示されています。

ワット・ソラサック寺院は仏塔と礼拝堂で構成され、一番の特徴は鐘型の仏塔を支える四角形の土台にあります。土台からは24匹の象の彫像が突き出しており、まるで仏塔を運んでいる様に見えます。象は化粧しっくいがほどこされたレンガで制作され、その多くはスコータイ王朝時代に彫られたとされています。

かつての東南アジアでは、象は戦争時の乗り物として利用されるなど、様々な場面で重要な役割を果たしてきました。また、仏を守る存在であるとも信じられていました。

ワット・ソラサックの仏塔は、1980年代にタイ政府によって修復作業が行われました。像を土台する仏塔は「ワット・チャーン・ローム」や「カムペーン・ペッツ」を始め、現在もスコータイ遺跡で多く見受けられます。