バルセロナおすすめスポット20選 人気スポットから穴場まで厳選紹介
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バルセロナ本記事では、バルセロナ観光で絶対に外せないお勧め観光スポットとショップを厳選して紹介いたします。ガウディの建築作品群はもちろん、定番から超穴場の人気スポットまで、バルセロナを観光する上で、是非立ち寄って頂きたいスポットを厳選いたしました。
これからバルセロナ観光をお考えの方や観光中の方は、是非当サイトの情報をご活用ください。
バルセロナの歩き方と交通手段
バルセロナの観光スポットは市内中心部に集中していますが、徒歩だけで主要スポットを観光するのは難しいと思います。そのため、多くの観光客の方が、地下鉄と徒歩を利用して市内の観光スポットを巡ります。基本は徒歩と地下鉄で十分市内スポットを網羅できます。
地下鉄さえ活用すれば、本記事で紹介するバルセロナの主要スポットは全て回る事ができますし、大抵のスポットは駅から徒歩圏内です。
唯一、グエル公園が地下鉄駅から結構はなれていますが、チケット予約者が無料で利用できるシャトルバスを利用すれば簡単にアクセスできます。
また、バルセロナのタクシーはぼったくりなどもほとんどなく、料金もリーズナブルなので、場合によってはタクシーを利用すると、非常に効率良く観光する事ができます。料金は、曜日や時間帯によっても変動しますが、基本料金は「2.2~2.3€」で、以降は1kmごとに「1.4~1.7€」づつ加算されていきます。例えば、サグラダファミリアからグエル公園までなら7〜12€ほどです。
さて、次項より、バルセロナのおすすめ観光スポットを紹介してまいりますが、まずは以下バルセロナ中心部の地図にて、各スポットのロケーションをご確認ください。
おすすめショップ
以下よりバルセロナの観光スポットとショップをおすすめ順に紹介していきます。
サグラダファミリア
バルセルナで言わずもがな必須の観光スポットが、年間300万人を越える観光客が訪れる「サグラダ・ファミリア」です。
約1万7000m2の敷地に建つこの「サグラダファミリア」は、キリスト教の教会です。元々は、宗教専門書の店主であった「ブカベリャ」によって、1882年3月19日に建設がスタートし、若干31歳の「アントニ・ガウディ」が2代目の建設主任を務めました。
その後、ガウディは生涯に渡ってこのサグラダファミリア建設に携わりますが、その建築プロジェクトがあまりに壮大であったため、後年の建築家達に完成を託しました。
現在、サグラダファミリアは2026年の完成に向けて工事中ですが、完成済みの大聖堂内部の装飾やステンドグラス、ファサードの彫刻など、未完成とは思えないほど見どころ満載の観光スポットとなっています。また、塔の入場チケットを購入すれば、高台からバルセロナ市内を一望できるほか、工事中の様子や塔の装飾を間近で見る事もできます。
バルセロナを訪問して、このサグラダファミリアを訪れない選択肢はないと思います。人気スポットのため、事前予約は必須です。
サグラダファミリアの基本情報
正式名称 | Temple Expiatori de la Sagrada Família |
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設計者 | アントニ・ガウディ |
営業時間 | 【11月〜2月】
【3月と10月】
【4月〜9月】
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カタルーニャ音楽堂
モデルニスモ建築の最高傑作と称される「カタルーニャ音楽堂」は、オルフェオ・カタラン合唱団の本拠地として建設された建物です。
設計には、ガウディのライバルで「サン・パウ病院」も手がけた「ルイス・ドメネク・イ・モンタネル」があたりました。モンタネルは全体的な建築デザインと指揮を担当しましたが、このカタルーニャ音楽堂を最高傑作にしたいという思いから、彫刻や外壁、色彩タイル制作など、細部の装飾ごとに、当時のバルセロナの一流デザイナーたちを起用しました。
建設は1905年に着工され、わずか3年後の1908年に完成を迎えました。以来、カタルーニャ音楽堂は、100年以上も現役のコンサートホールとして利用され、現在も定期的にフラメンゴやクラシックのコンサートなどが行われています。1994年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。
モンタネルの最高傑作とも言えるこの音楽堂には、美しい装飾やステンドグラス、色彩タイル、彫像群など見どころが満載です。
カタルーニャ音楽堂の楽しみ方は大きく2つあります。一つは、館内の見学ツアーに参加して館内を見学する楽しみ方、もう一つはコンサートやフラミンゴなどの上演チケットを購入して音楽鑑賞を楽しむ方法です。上演チケットを購入して入場された方は、自ずと館内も見学可能となりますが、館内ツアーに参加した方が、より詳細に館内を見学する事が可能です。
カタルーニャ音楽堂の基本情報
正式名称 | Palau de la Música Catalana |
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設計者 | ルイス・ドメネク・イ・モンタネル |
営業時間 | 【見学ツアー】
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L1、L4線「ウルキナオナ駅(Urquinaona)」から徒歩5分 |
グエル公園
グエル公園は、創設者の「エウゼビ・グエル」と、その建設ビジョンに共感して設計依頼を受けた「アントニ・ガウディ」の壮大な建設プロジェクトが始まりでした。
元々このグエル公園は、富裕層向けの新興住宅地として建設が開始され、住居や市場、礼拝堂、イベント広場、車道や歩道など、生活に必要なあらゆるものが敷地内に整備される予定でした。
しかし、買い手の興味を全く引く事ができなかった事や、時代背景や情勢なども相まって、計画は中止せざるを得ませんでした。
しかし後年になり、建設地がバルセロナ市庁によって買い取られると、1922年に「グエル公園」として、一般公開が開始される様になりました。更に1984年にはユネスコの世界遺産にも登録され、21世紀の現在、バルセロナ屈指の人気観光スポットの一つとなっています。
現在、グエル公園には、有料エリアと無料エリアがあり、敷地内の大部分は無料エリアとなっています。しかし、ガイドブックなどで紹介されている大きな見どころは全て有料エリア内におかれています。グエル公園を見学するなら、入場チケットを購入の上で、有料エリアの見学は必須となります。
グエル公園の有料エリア内には、「お菓子の家」や「大階段とトカゲの像」「波型のベンチ」「洗濯女の回廊」など、見応え十分な見学スポットが満載です。
グエルの基本情報
正式名称 | Parc Güell |
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設計者 | アントニ・ガウディ |
営業時間 | 【1/01~2/10、10/29~12/31】
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L4線「Lesseps 駅」から公園西側の入口まで徒歩15分ほど |
カサ・バトリョ
バルセロナの目抜き通り「グラシア通り」に一際異彩を放って建っているのがこの「カサ・バドリョ」です。カサ・バドリョは、当時グエル邸を完成させ勢いにのっていたガウディが、繊維業界のブルジョアであった「バトリョ家」に依頼されて1904年〜1906年にかけて建築したものです。
ガウディが手がけた他の作品と同様に自然界から多くのインスピレーションをうけてデザインされており、柔らかな曲線フォルムや青のグラデーション、素材にガラスや陶器をふんだんに使用して太陽光を最大限に活かすなど、ガウディならではの工夫が詰まっています。
一点、他のガウディ作品と大きく異なるのが、建物の基礎部分は、元々この場所にあった古い集合住宅を利用している点です。ガウディは、その建物を元にリフォームと増築を行いました。
カサ・バトリョは現在も現役のアパートメントとして利用されており、見学できるのは非住居スペースのみとなっています。しかし、4,300㎡の敷地内には、ドラゴンの背骨をイメージした「入口ホールの階段」をはじめ、海底や海底洞口をイメージした「中央サロン」、彩光豊かな「吹き抜けの中庭」、モザイクタイルの煙突が並ぶ「屋上テラス」など見どころが満載です。
カサ・バトリョの基本情報
正式名称 | Casa Batlló |
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設計者 | アントニ・ガウディ |
営業時間 |
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L2/L3/L4線「Passeig de Gràcia(パセチ・デ・グラシア)」から、徒歩1分ほど。 |
カサ・ミラ
ラ・ペドレラ(石切場)とも呼ばれるこの建築物は、1906年から1912年にかけて、実業家のペレ・ミラ氏の依頼を受けたガウディによって建設された家族用のアパートメントです。建物の外観はもちろん、内部の装飾や家具のフォルムに至るまで、直線を一切排除して、柔らかい曲線で構成されているのが特徴的です。
カサ・ミラは、同じくグラシア通りに建つ「カサ・バトリョ」を仕上げた後、ガウディ晩年の54歳に手がけた作品です。建設当初は「奇抜すぎ」などの批判もありましたが、現在はガウディの作品群の中でも非常に完成度の高いものとして評価されています。
しかし、ガウディにとっては不完全燃焼とも言える作品で、屋上に設置する予定だったマリア像の設置中止や建築規模の縮小など、ガウディの構想を完全に具現化する事はかないませんでした。そして、このカサ・ミラがガウディが手がけた最後の民間建築物となりました。
現在、カサ・ミラは自由見学、もしくはガイド付きのツアーなどで館内を見学する事ができます。内部には、屋根裏の回廊や屋上の煙突、円形と楕円形の中庭などの見どころが満載です。ガウディの作品群を巡るなら、サグラダファミリア、カサ・バトリョと並んで必須見学スポットの一つです。
近年は入場料金の高騰によって、一時期ほどの混雑ぶりはなくなりましたが、夏場のピークシーズンなどは今も長蛇の列ができます。日によっては当日券は売り切れという事も多々ありますので、確実に並ばずに見学したい方は、事前予約の上での訪問がお勧めです。
ロケーション的にカサ・バトリョから徒歩数分圏内にあるので、カサ・バトリョを訪問するなら、このカサ・ミラにも足を運ぶのがお勧めです。
カサ・ミラの基本情報
正式名称 | Casa Mila (La Pedrera) |
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設計者 | アントニ・ガウディ |
営業時間 | 【~2023/2/19】
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L2/L3/L4線「Passeig de Gràcia(パセチ・デ・グラシア)」から、徒歩5分ほど。 |
グエル邸
ガウディ初期の最高傑作と言われる「グエル邸」は、ガウディが34歳の時に手がけた作品です。ガウディ中期以降の作品と比べると、奇抜さや色合いが控えめで、ゴシック、アールヌーボー、ロマネスクなど、複数の建築様式が混在しているのが特徴です。
現在、グエル邸は入場チケットを購入すれば、誰でも館内見学が可能です。館内には、レンガ造りの柱が並ぶ地下階や、高さ17.5mの吹き抜けの大広間、20の煙突が並ぶ屋上テラスなど、見どころが満載です。
また、さすがはガウディ初期の最高傑作と評されるだけあって、館内の重厚で高級感あるつくりには、他のガウディ作品とは一線を画す大きな魅力があります。そして、館内には、狭い土地を最大限に広く美しく見せようとしたガウディの創意工夫が詰まっています。
グエル邸は、予約なしの思いつきで立ち寄っても、比較的容易に入場できるスポットです。是非、近場にお立ち寄りの際は足を運んでみてください。外観の窮屈さからは想像できないほど、見応え十分です。
グエル邸の基本情報
正式名称 | Palau Güell |
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設計者 | アントニ・ガウディ |
営業時間 | 【11月〜3月】
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L3線「Liceu(リセウ駅)」から徒歩5分 |
ピカソ美術館
バルセロナのピカソ美術館では、多作のピカソの作品の中でも、幼少期から学生時代、更に青の時代と呼ばれる時期までの作品がメインに展示されています。
館内には、ピカソが15歳の時に手がけた「初聖体拝領」や、その翌年に描いた「科学と慈愛」など、ピカソ生誕の地「スペイン」ならではの貴重な作品が数多く展示されています。一番の見どころは、ベラスケスの大作「ラス・メニーナス LasMeninas」をもとにした連作です。テイストやサイズが異なる、ピカソ風の「ラス・メニーナス LasMeninas」の絵画が何作も展示されています。
ピカソ美術館には、超がつくほどの有名作品は「ラス・メニーナス LasMeninas」の連作ぐらいですが、ピカソの若き日から晩年までの作風の変移を、絵画を通じて詳細に知る事ができます。
ロケーション的にも非常にアクセスしやすい場所にありますので、「グエル邸」や「カタルーニャ音楽堂」などを見学される方は、是非同日の観光コースに組み込んでみてください。展示作品数も多く見応えは十分です。
ピカソ美術館の基本情報
正式名称 | The Picasso Museum in Barcelona |
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営業時間 |
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L4線「Jaume I(ハイメ1世駅)」から、ピカソ美術館の入口までは徒歩3分。 |
サン・パウ病院
サン・パウ病院は、20世紀初期のバルセロナに、大きな病院が一つもなかった事を案じた銀行家「パウ・ジル」の遺言に従って、彼の遺産で建設された総合病院です。
設計には、後年に「カタルーニャ音楽堂」も手がけた「モンタネル」が担当し、建設着工から28年後の1930年にサン・パウ病院は完成を迎えました。1997年には、サン・パウ病院の施設と建築群がユネスコの世界遺産にも登録されています。
現在のサン・パウ病院は、病院としての役目は完全に終えていますが、館内を有料で見学する事ができます。スペイン特有の美しい「ムデハル様式」の建築群や、当時の様子が分かる写真付きのパネルや、病棟の模型展示など、見どころは満載です。
混雑的には比較的緩やかですが、ガウディが手がけた建築スポットと比べても、見ごたえ的には全く引けを取らないお勧めの穴場観光スポットです。
見学の際は、この場所が当時「病院」として機能していた事を想像しながら見学してください。設計者のモンタネルが、入院患者にできる限りリラックスしてほしいと願った創意工夫が建築や装飾に詰まっております。
サン・パウ病院の基本情報
正式名称 | Hospital de Sant Pau |
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設計者 | ルイス・ドメネク・イ・モンタネル |
営業時間 | 【11月〜3月】
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L5線「Sant Pau/Dos de Maig(サン・パウ病院駅)」から徒歩3分 |
グラシア通り
カサ・ビセンス
バルセロナに10区ある行政区のなかでも最小面積(4.19 km²)のグラシア地区というエリアに建築された「カサ・ビセンス」は、ガウディが初めて手がけた民間建築物です。
建築には、スペインならではの「ムデハル」という様式が用いられているのが特徴で、外観や内装の至る所に幾何学模様が多用されています
依頼人は、タイル製造業者の「マヌエル・ビセンス・ムンタネール」と言う人物で、自身の夏の別荘を造るために、カサ・ビセンスの建築をガウディに依頼しました。工事は1883年に着工され、1888年に完成しました。
その後、物件所有者の変更などもあり、一時期は手つかずの状態にありましたが、2014年に入り、一般公開を目的に、銀行系グループ企業がカサ・ビセンスの所有権を取得し、2017年11月より一般公開がスタートしました。
このカサ・ビセンスは、ガウディ初期の作品だけあって、サグラダファミリアやカサミラなどには見られない、ガウディ初期ならではの特徴を多く見る事ができます。正にガウディ建築の原点を知る上では絶好の見学スポットと言えます。
内部には、オリエンタル調の「庭園」や「喫煙ルーム」をはじめ、「ダイニングルーム」や「寝室」などの住居スペース、更にカサミラやカサバトリョの原点とも言える「屋上」の装飾やオブジェクトなど見どころが満載です。
ロケーション的には、バルセロナ市内の他の見学スポットからは、やや離れた場所にありますが、地下鉄を利用すればアクセスは容易です。
カサ・ビセンスの基本情報
正式名称 | Casa Vicens |
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設計者 | アントニ・ガウディ |
営業時間 | 【11月1日〜3月31日】
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L3線「Fontana 駅」から徒歩3分 |
カテドラル(サンタ・エウラリア大聖堂)
別名「サンタ・エウラリア大聖堂」とも呼ばれるこの「カテドラル」は、典型的なカタルーニャ・ゴシック様式の教会で、1298年から1448にかけて建設されました。
内部は三廊式で構成され、両側には約30ほどの礼拝堂や聖具室が並んでいます。他にも中庭や回廊など、見どころは満載です。
主祭壇から地下の礼拝堂に降りると、バルセロナの守護聖女である「エウラリア」の石棺が安置されています。この石棺は、イタリア出身の彫刻家ニコラ・ピサーノの弟子によって1327年に造られました。
以前まで、カテドラルの入場は無料でしたが、近年は観光目的での入場は有料となっています。
また、午前中(日曜を除く)は、別料金で屋上テラスから景観を楽しむ事も可能ですが、そこまでの絶景はありませんので、教会内部の見学だけで十分です。
カテドラルの基本情報
正式名称 | catedral de Barcelona |
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営業時間 | 【教会内部】
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L3線「Liceu(リセウ駅)」から徒歩7分 |
ランブラス通り
カタルーニャ広場の南側から、海沿いのコロンブスの塔まで伸びる全長1180mほどの通りが「ランプラス通り」です。
元々この通りには川が流れていましたが、18世紀初頭に埋め立てられ、現在のランブラス通りが誕生しました。グラシア通りが都会的なのに対して、こちらの通りは旧市街の穏やかな雰囲気が漂っています。
通りには、ナポレオン占領時代に植えられたプラナタスの木が並び、カフェ、レストラン、本屋、花屋など、多くの店で賑わっています。
他にも「ミロのモザイク」や「コロンブスの塔」「ボケリア市場」など、ランブラス通りには、小規模ながら多くの見どころが存在しています。
ミロのモザイク
ランプラス通りの中間地点、地下鉄リセウ駅の近くにあるカラフルな床が、1976年に制作されたジョアン・ミロ作「ミロのモザイク」です。
ミロのモザイクは石畳に溶け込み過ぎており、意識しないと見逃してしまうと思います。通行人もミロの作品と気がつかずに普通に踏んづけていきます。
ボケリア市場
ランブラス通りの中頃から少し横に入った場所にある「ポケリア市場」は、1836年に創設されたバルセロナ市民の台所とも言える場所です。敷地内には約200店舗の店が隙間なくびっしりと立ち並んでいます。
このバルセロナ最大規模の市場には、肉や野菜の生鮮食品から、キッチン用品、スイーツなど、ありとあらゆる食品や商品が販売されています。また、タパスやバル、レストランも営業しているので、ローカルフードを味わうにも持ってこいの場所です。無料のトイレも完備されています。
参考までに、市場名のポケリアは胃袋を意味する愛称です。正式名称はサン・ジュセップ市場になりますが、地元での呼び名は「ポケリア」が一般的です。
ボケリア市場 基本情報
正式名称 | MERCAT DE LA BOQUERIA |
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営業時間 |
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L3線「Liceu(リセウ駅)」から徒歩2分ほど |
コロンブスの塔
ランブラス通りの端には、高さ60m「コロンブスの塔」が建っています。
この塔は、1888年のバルセロナ万博の際に、アメリカとカタルーニャが交易を記念して建てられたもので、塔の上には新大陸発見で知られるコロンブスの像(高さ8m)が飾られています。コロンブスの左手は航海図を持ち、右手はアメリカへのルートを指しています。
有料エレベーターで塔の上に登れば、高さ51mの展望階からパノラマビューを楽しむ事ができます。展望階から望むバルセロナ市内の景観はそこまで絶景ではありませんが、夜景を見る場所としては悪くないと思います。夜遅くまで営業しているので、日中よりも夜の訪問がお勧めです。
コロンブスの塔 基本情報
正式名称 | Mirador de Colom |
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営業時間 |
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L3線「Drassanes(ドラサネス駅)」から徒歩2分ほど |
カタルーニャ広場
バルセロナ市内観光の起点とも言える場所がこのカタルーニャ広場です。周囲には大型デパートやビルが立ち並び、空港行きのシャトルバスも、この広場から発着します。
時期によっては、広場で色々なイベントが開催されており、露店が出てる日もあります。噴水やベンチなど、地図を見ながら一休みするには持ってこいの場所です。地下鉄駅も近く、このカタルーニャ広場周辺に宿泊すると、色々と便利でおすすめです。
王の広場(Plaça del Rei )
14世紀のゴシック建築(王宮、副王の館、アガタ礼拝堂)に囲まれた「王の広場」は、バルセロナの中でも中世の面影が色濃く残る小さな広場です。
この広場奥の4分円の階段は、新大陸到達後のコロンブスが、イザベル女王に謁見するために登ったと言われる歴史的な場所です。
ロケーション的には、カテドラルのすぐ東側にあるので、カテドラルの見学前後にさっと見学するのがおすすめです。
サン・ジャウマ広場
サン・ジャウマ広場は、バルセロナにおける行政の中心となっている場所で、南東側に市庁舎、北西側に自治政府庁があります。
広場自体は、特に大きな見どころがあると言う場所ではないので、近場に来た際に軽く立ち寄る程度で十分なスポットです。広場にある市庁舎や自治政府庁は、日曜日の早い時間のみ無料で見学可能です。
ちなみに、サン・ジャウマと言う呼び名は、かつてこの広場にサン・ジャウマ教会があった事に由来しています。この広場から伸びる小道はゴシックの教会カテドラルへと続いています。
カサ・カルベット
カサ・カルベットは、1899年に建築されたガウディ初期作品の1つで、内部の家具もガウディが手掛けました。建築素材には、モンジュイックの丘で採石された石が使用されています。
カサ・カルベットは、イマジネーション溢れるガウディ作品群の中では、かなり大人しめのデザインです。とは言え、石のブロックを積み上げた様な壁面や、最上部を飾る弓形の破風デザインなど、随所にガウディらしさが垣間見えます。
世論的な評価も高く、1900年には、バルセロナ市の第一回建築賞を受賞しています。
建築の依頼主は、織物業者を営む富裕層「Pere Màrtir Calvet(ペレ・マルティル・カルベット)」と言う人物で、1階と地下をビジネス用に、上層階を住居や賃貸スペースとして利用していました。
残念ながら、現在は内部を見学する事はできませんので、外観を軽く見学するだけの観光スポットとなっています。
カサ・カルベットの基本情報
正式名称 | CASA CALVET |
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設計者 | アントニ・ガウディ |
最寄り駅と行き方 | 地下鉄L1, L4線「Urquinaona(ウルキナオナ駅)」から徒歩7分 |
カンプ・ノウ・スタジアム
あのリオネル・メッシが所属するサッカークラブ「FC バルセロナ」の本拠地がこのカンプ・ノウ・スタジアムです。リーグ戦のシーズン中であれば、世界で最もレベルの高いと言われる「スペインリーグ」のサッカーを生で観戦する事ができます。
チケットは「FC バルセロナの公式HP(英語)」などから、オンラインで予約する事が可能ですが、レアルマドリード戦や優勝がかかった試合でなければ、当日の窓口購入で十分です。
カンプ・ノウまでは、地下鉄を利用すれば、バルセロナ中心部から所要30分ほどです。スタジアムの外観だけを見学したいという方も、気軽にアクセスが可能です。
参考までに、現在のスタジアムの正式名称である「カンプ・ノウ(Camp Nou)」は「新しいスタジアム」を意味する言葉で、以前までは「カム・ダ・ラス・コルツ(Camp de Les Corts)」が正式名称でした。
カンプ・ノウ 基本情報
正式名称 | Estadio Camp Nou |
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営業時間 |
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チケット料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L10S線「Collblanc(カンプノウ・ スタジアム)」から徒歩10分ほど |
モンジュイックの城(ムンジュイックの城)
モンジュイックの丘の頂上にそびえ立つ「モンジュイックの城」は、バルセロナ市内や港を見渡せる絶好の展望スポットです。
元々、モンジュイックの城は、外敵の侵入を防ぐために築かれた要塞で、19世紀頃は監獄としても使用されていました。現在、城内では要塞の歴史に関する展示も行われています。
さらに、この城を囲む様に、庭園や記念碑、遊園地、博物館なども置かれ、モンジュイックの丘は、バルセロナ市民の憩いの場となっています。
地下鉄「パラレル駅」から、モンジュイックの丘の中腹まで行ける「フニクラ」と呼ばれるケーブルカーが出ています。更にそこからゴンドラを利用すれば、モンジュイック城まで所要10分ほどです。
モンジュイックの城 基本情報
正式名称 | MONTJUÏC CASTLE |
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営業時間 | 【11月〜2月】
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L2線「Paral.lel(パラレル駅)」からフニクラとゴンドラで所要15分〜20分ほど |
Natura(雑貨・アパレルショップ)
Naturaは、スペインを中心に200以上の店舗を展開するショップで、日本で言えば「Francfranc」と「ビームス」を足して二で割った様な感じです。雑貨、iPhone関連小物、衣類、インテリア、家具、カードゲームなど、この店でしか購入できない、お洒落でユニークな商品が広い店内にセンスの良いレイアウトで陳列されています。
アパレルの販売にかなり力を入れているのが特徴で、女性向けの可愛いセーターやカーディガン、Tシャツなどラインナップは豊富です。価格もリーズナブルで素材の触り心地にもこだわっており、商品を手にとるだけで、ついつい色々な商品を買いたくなってしまいます。女性へのお土産探しの場所としても重宝すると思います。もちろん、男心をくすぐる商品も満載です。
このショップは自らを「においを言葉で説明するのが難しい様に、我々の店を簡単には表現する事はできない。さまざまな製品、色、質感、感覚がミックスされたショップです」と表現しています。
Naturaはバルセロナ市内だけでも数店舗展開していますが、「クンセイ・デ・セン通り」沿いの店舗が便利でお勧めです。同じ通り沿いには、日本人に人気のチョコレートショップ「Cacao Sampaka(カカオサンパカ)」もあります。また、グラシア通りも近いので、カサ・ミラやカサ・バトリョ観光時に、一緒に立ち寄る事ができます。
Naturaの基本情報
正式名称 | catedral de Barcelona |
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営業時間 | 確認中 |
最寄り駅と行き方 | 地下鉄L2/L3/L4線「Passeig de Gràcia(パセチ・デ・グラシア)」から、徒歩3分ほど。 |
カカオ・サンパカ(チョコレートショップ)
日本でも人気のチョコレート専門店「カカオサンパカ」は、1999年にスペイン最大のカカオ豆の輸入・チョコレート原材料製造会社「Nederland(ネダーランド)」グループの子会社として誕生しました。
親会社がカカオの産地に工場を持っているため、高品質なカカオ豆の選別、原材料の製造や販売まで、一貫して行っています。そのクオリティの高さと上質なチョコの味はスペイン王家の御用達となるほどのクオリティを誇っています。
日本では高級チョコレートとして、伊勢丹などでも販売されていますが、バルセロナで購入すれば、日本の半額かそれ以下の値段で購入する事ができます。
カカオ・サンパカの基本情報
正式名称 | MERCAT DE LA BOQUERIA |
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営業時間 |
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入場料金 |
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最寄り駅と行き方 | 地下鉄L3線「Liceu(リセウ駅)」から徒歩3分ほど |
まとめ
本記事でご紹介しているスポットを全て回るには最低でも2日、余裕を持って観光したい方は3日の観光日数がお勧めです。逆に言えば、バルセロナは2日~3日あれば、主要スポットは全て網羅する事ができます。
また、ほとんどの観光スポットは公式サイトから事前のオンライン予約が可能となっています。事前予約をしておくとしないでは、入場までの待ち時間に大きな差がでてきます。特に人気の高い、サグラダ・ファミリアやカサ・ミラ、カサ・バトリョ、グエル公園、カタルーニャ音楽堂、ピカソ美術館などは、絶対に予約をお勧めします。予約しないと最悪の場合は入場できないという自体もありえます。事前準備の上で、スムーズなバルセロナ観光を心がけてください。良い旅になる事を願っております。
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