聖ミクラーシュ教会 旧市街広場(プラハ)
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プラハ
旧市街広場の北西側に面して立つ白亜の教会が、聖ミクラーシュ教会です。聖ミクラーシュ教会は12世紀に創設され、その後何度も増改築が繰り返されました。
1685年には火災により大きな被害を受けますが、1735年に入り、バロック建築の第一人者「キリアーン・ディーツェンホーファー」によってバロック様式の教会へと建て替えれました。聖ミクラーシュ教会は、彼の最高傑作だと言われています。
教会の外観を飾る数々の彫刻は、カレル橋の彫像の多くを手掛けた「アントニー・ブラウン」が手がけました。当初この教会は、カトリック教会として使用されていましたが、後に正教会となり、現在はチェコのフス派の教会として使用されています。
■教会内部の見どころ
教会内は中央身廊と両脇の礼拝堂で構成され、内装はパリの「サン=ルイ・デ・ザンヴァリッド教会」に影響を受けて装飾されました。
バロック様式のスイを極めた内装はまるで絵画の様に美しいです。「ベルナルド・スピネッティ」が手掛けたスタッコ細工を始め、ウィーン生まれの芸術家「ヨハン・ルーカス・クラッカー」による壁面のフレスコ画など、著名アーティスト達の技術が集約されています。

その中でも、「ダミアン・アサム」によって描かれた教会ドーム天井の「聖ミクラーシュの祝祭」と「聖ベネディクトゥス」は必見です。20世紀には、側面のファサードに「聖ニコラス像」か加えられました。そして、第一次世界大戦中には陸軍大佐によって、シャンデリアや壁画が加えられました。これは第一次世界大戦中の間、聖ミクラーシュ教会が軍の駐屯地となっていたためです。
現在のミクラーシュ教会は、ミサなども行われるほか、結婚式やクラシックコンサートの会場としても利用されています。マラーストラナ広場にも同名の教会があり、共に「キリアーン・ディーツェンホーファー」が手掛けたものです。
聖ミクラーシュ教会 基本情報
■営業時間
・10時〜16時(月曜〜土曜)
・12時〜16時(日曜)
■入場料金
・無料
■アクセス・ロケーション
聖ミクラーシュ教会は旧市街広場の北西側に面して建っています。
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