Navigo Easy(ナヴィゴイージー)&アプリガイド – 買い方・チャージ•使い方まで徹底解説【パリ】
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パリ
パリの地下鉄やRER、バス・トラムを利用する際、チケット管理の基本となるのが「Navigo Easy(ナヴィゴ・イージー)」と公式アプリ「Bonjour RATP」です。
本記事では、この2つの最新の使い方をまとめ、購入方法・チャージ方法・改札での利用方法・複数チケット混在時の注意点まで、旅行者が迷いやすいポイントを徹底的に解説します。
紙の回数券が廃止された今、最適なチケット管理手段を知っておけば、パリ観光の移動が格段にスムーズになります。
パリ地下鉄チケット管理の基本は
「Navigo Easy」か「アプリ」
パリの交通機関(地下鉄・RER・バス・トラムなど)では、従来の紙チケットが廃止され、現在はすべての乗車チケットを「Navigo Easy」またはスマホアプリにチャージして利用する仕組みに変わりました。
日本の交通系ICカードが「お金」をチャージするのに対し、パリでは1回券や日数券などの「チケットそのもの」をチャージするのが特徴です。下の図は、Navigo Easyやアプリと日本のICカードの違いをイメージでまとめたものです。

「Navigo Easy」と「アプリ」も乗車チケット(1回券や日数券など)を電子データとして格納する点は共通ですが、カードにチャージするか、スマホのアプリ(デジタル版 Navigo)にチャージするかが大きな違いです。
続いて「Navigo Easy」と「公式アプリ」について、基本情報や購入方法、使い方を順に解説していきます。
Navigo Easyを徹底解説(料金・買い方・チャージ方法など)

「Navigo Easy(ナヴィゴ・イージー)」は、パリの公共交通で利用できる「チャージ式の乗車カード」です。
地下鉄の窓口や自動券売機で乗車チケットを購入すると、このカード(2ユーロ)が発券されます。一度購入すれば繰り返し利用でき、Suicaのように残高を入れるのではなく、1回券や日数券などのチケットをデータとして格納する仕組みです。
以下に「Navigo Easy」の基本情報を表で整理しました。
| 初回購入料金 | 2.00€(カード本体価格) |
|---|---|
| カード有効期限 | 10年間 |
| チャージ可能なチケット |
ウィークリー(1週間券)•マンスリーパス(1ヶ月券)はチャージ不可 |
| 購入場所 | 駅構内の自動券売機 / 窓口 |
| 利用方法 | カードを改札のタッチエリアにかざす(軽くタッチ) |
「Navigo Easy」を自動券売機で買う場合は、カード本体に、最初から1回券やParis Visiteなどをチャージした状態で購入するのが基本です。
例えば、1回券を1枚チャージした状態で購入した場合は、カード本体2€ + 1回券の運賃2.50€ = 合計4.50€ となります。
名前が似ている「Navigo pass(ナヴィゴパス)」は、1日乗り放題のチケットそのものを指します。一方で、この「Navigo Easy」は、そのチケットを載せて使うためのカードなので、全く別物です。
Navigo Easyの買い方と改札での使い方

ここでは「Navigo Easy」を実際に利用するための基本的な流れを解説します。まずはカードをどこで、どのように購入できるのかを整理し、その後に改札での使い方を写真付きでご紹介します。
「Navigo Easy」の購入方法
「Navigo Easy」カードは地下鉄駅構内の窓口でも購入可能ですが、小さな駅や早朝は「自動券売機で買ってください」と案内されることが多いため、基本的には自動券売機での購入が前提です。自動券売機は地下鉄の改札近くや、空港の到着ホールにも複数台設置されています。
自動券売機の画面表示は「フランス語」と「英語」のみで、日本語には対応していません。支払い方法は「クレジットカード(タッチ決済対応)」や「現金(紙幣・硬貨)」が利用可能です。
現在主流となっているのは「タッチモニター式タイプ」で、画面に直接触れて操作できます。チケットの種類と枚数を選ぶだけなので、英語が苦手でも過度に心配する必要はありません。
▼タッチモニター式の自動券売機 
一方で、駅によっては旧型の「ローラー式タイプ」もまだ多く設置されています。こちらは中央のローラーを回して選択する方式で、初めてだと少し操作が分かりにくいかもしれません。
▼ローラー式タイプの自動券売機 
どちらの券売機でも購入できるチケットや選択項目は同じで、初回は「Navigo Easy」カードの購入と同時にチャージも行います。
操作方法の詳しい画面の流れは、別記事「自動券売機でのチケット購入方法(タッチ式・ローラー式タイプ)」をご参照ください。
改札での利用方法
購入した「Navigo Easy」で改札を通る際は、カードを読み取り部分に軽くかざしてください。

認証が完了すると奥の透明なゲートが開くので、そのまま改札を通り抜けてください。

一部の駅には、バーを押して通過する旧型の改札機も残っています。このタイプはチケットが認証されるとロックが解除され、体でレバーを押して通過する仕組みです。

改札を通過して電車に乗るまでの流れは、別記事「地下鉄の乗り方ガイド|非接触での改札利用方法」をご参照ください。
Navigo Easy(ナヴィゴイージー)のチャージ方法

ここでは自動券売機で購入済みの「Navigo Easy」に任意のチケットを追加(チャージ)する方法を解説します。
チャージする場合も購入時と同じ、駅構内や空港内に設置されている自動券売機から行います。

ここではタッチ式の券売機を例に手順を紹介しますが、ローラー式も操作の基本は同じです。
まずは初期画面で「English」をタッチして表示言語を「英語」に切り替えます。

2つの選択肢が表示されるので、左側の「Place your Navigo pass」をタッチします。

ローラー式の場合は、上の「Reload Navigo pass」にローラーでカーソルを合わせて右手側のボタンで確定します。

続いて「Navigo Easy」をリーダーに読み込ませます。
下写真の様に縦向きに「Navigo Easy」を置いて読み取らせます。

なお、自動券売機のタイプによってはリーダー形状が若干異なりますが、カードの設置方法は同じです。縦向きにカードを設置してください。

読み取りが完了すると、チケットのジャンル選択画面が表示されます。1回券は「Tickets」、1日券は「Passes」を選びます。

購入したいチケットを選択します。表示される項目はカードの状態や対応可能なチケットによって異なります。

必要に応じて「Full fare(大人)」か「Reduced fare(4〜9歳)」を選択します。
次にチャージ枚数を指定し「Add to cart」をタッチします。

確認画面が表示されるので、内容を確認して「Validate」をタッチします。

「Do you want a receipt?」とレシートが必要か聞かれるので、必要な方は「Yes」、必要なければ「No」をタッチしてください。

支払い画面が表示されたら、現金、またはクレジットカードを挿入します。

支払いが完了後、しばらくはカードを置いたまま待ち「Pick up your Navigo pass」と表示されたら、チャージ完了です。カードを取り去ってOKです。

なお、「アプリ」や「Apple Wallet」に関しては、都度「チケット購入」すれば、それが実質的にチャージとなります。
アプリでのチケット購入方法については、別記事内の「公式アプリでのチケット購入方法」を参考にしてください。
公式アプリ「Bonjour RATP」を徹底解説(買い方・使い方など)

「Bonjour RATP(ボンジュール・アールエーティーピー)」は、パリ交通公団(RATP)が提供する公式アプリで、オンラインで乗車チケットを購入・管理できます。
| 初期費用 | 無料(カード本体の購入は不要) |
|---|---|
| 対応端末 | iPhone / Android(NFC対応のスマートフォン) iPhoneの場合は「iPhone 8以降」および「iPhone SE(第2世代以降)」が対象です。iPhone 7以前ではApple Payによる支払い自体は可能でも、交通チケットの購入や非接触利用には対応していません。 |
| 購入できるチケット |
|
| アプリでできる事 | 各種チケットの購入•チャージ•管理 改札での利用は「Apple Wallet」などのアプリが別途必要。 |
前述の「Navigo Easy」が物理カードにチケットをチャージするのに対し、「Bonjour RATP」では、アプリ内の「デジタル版 Navigo Card※1」にチケットをチャージする仕組みです。
※1 公式には「Navigo sur mobile」と呼ばれますが、アプリ上では「Navigo Card」と表記されています。本記事では混乱を避けるため「デジタル版 Navigo Card」として統一しています。
「Bonjour RATP」は初期費用(カード発券料)がかからず、日本にいるうちにチケットを購入・準備できる点が大きな利点です。現地に到着してすぐに利用開始できるため、特に旅行初日の移動がスムーズになります。
アプリは以下から無料でダウンロードできます。
ただし、購入したチケットを改札で利用するには、別途「Apple Wallet(iPhone)」または「My Navigo Tickets(Android)」のインストールが必要です。これらを通じて、スマートフォンを改札機にかざすだけで通過できる様になります。
iPhoneとAndroidにおける各アプリの役割を図表にまとめると以下の通りです。

つまり、iPhoneは「Bonjour RATP + Apple Wallet」、Androidは「Bonjour RATP + My Navigo Tickets」の2つのアプリを入れておけば利用可能です。「Apple Wallet」は標準搭載、「My Navigo Tickets」は購入時にインストールを案内されるので、特別な準備は不要です。
なお、iPhoneの場合は「Bonjour RATP」をインストールしなくても、標準搭載の「Apple Wallet」だけで「購入」「管理・確認」「改札利用」のすべてを行うこともできます。 ただし、「Bonjour RATP」の方が、乗車チケットをより細かく管理できたり、購入できるチケットの種類も若干多いので併用がお勧めです。
| 端末区分 | iPhone | Android |
|---|---|---|
| 購入 | Bonjour RATP / Apple Wallet | Bonjour RATP |
| 管理・確認 | Bonjour RATP / Apple Wallet | Bonjour RATP |
| 改札で利用 | Apple Wallet | My Navigo Tickets |
アプリのアカウント作成手順
「Bonjour RATP」アプリを利用するには、アカウント作成が必須となりますが、入力項目は決して多くありません。
以下より、アカウントの作成手順を解説します。まずはスマートフォン端末にアプリをインストールの上で起動してください。
アプリを起動したら「Accept and start」をタップします。

「Create an account(アカウント作成)」のボタンが画面下部に表示されたらタップします。

「メールアドレス」と「パスワード(12文字以上)」を設定して「Validate」ボタンをタップします。

チェックボックスはメルマガ購読希望になるので不要の方はチェックしないでください。
次の画面で「Check your mailbox」と表示されたタイミングで、登録したアドレス宛に「Activate your Bonjour RATP account」という件名のメールが届くので開きます。
メール本文内のボタン「Activate my account」ボタンをタップして、メール認証を完了します。

WEBブラウザが開き認証完了ページ(上画像右手)が表示されたらメール認証完了です。「Confirm my address」「Go back to application」の順でボタンをタップして、再びアプリ画面に戻ります。
アプリ画面に戻ったら、左上の「キャンセル」ボタンをタップして現在の画面を一旦閉じます。

次の画面で「Log in」をタップします。

設定したメールアドレスとパスワードを入力の上で「CONNECT」ボタンをタップしてログインします。

「敬称」「名前」「苗字」の項目を埋めて「Save」をタップしてアカウント作成を完了します。

「Save」ボタン上にあるチェックボックスはメルマガの購読希望なのでチェックしなくてOKです。
次の画面で「Enable notifications」「アプリの使用中は許可」の順でタップすると、ログインした状態でアプリのトップ画面が表示されます。これでアカウント作成完了です。
アプリでのチケット購入・チャージ方法
ここでは、公式アプリ「Bonjour RATP」を利用してチケットを購入する方法を解説します。アプリ上でチケットを購入すると、自動的に「デジタル版 Navigo Card」が発行され、端末に保存されます。
アプリの場合、チケットの「購入」と「チャージ」に明確な区別はありません。新しいチケットを追加購入すること自体が、カードへのチャージと同じ意を持ちます。
それでは、実際のチケット購入手順を順を追って解説していきます。
まずは前項の「アプリのアカウント作成手順」に沿ってログインを完了し、トップページを表示させます。
チケット購入は下メニューから「Tickets」を選択の上で進めていきます。

チケットのカテゴリが表示されるので、各種1回券を購入する場合は「Tickets」を、日数券を購入する場合は「Navigo tickets」を選択します。

続いて、各種チケット候補の中から購入したいチケットを選択します。

上の画面はチケットのカテゴリで「Tickets」をした場合の選択候補です。「Navigo tickets」を選択した場合は各種「日数券」が表示されます。
購入したいチケットが表示されない場合
既に1つの「Navigo Card」内に同種のチケットや組み合わせ不可のチケットがある場合は、チケット種類選択時の項目が限定される事があります。その場合は、画面下部に表示される「Create a new card」ボタンから、新しい「Navigo Card」を発行する事で選択できる様になります。
後は、「枚数」や「決済方法」を選択の上で、購入を完了します。ただし、iPhoneの決済方法で「クレジットカード」を選択するとセキュリティ的な理由でブロックされてしまう可能性が高いです。可能であれば「Apple Pay」を利用するのが現実的です。
ここでの購入方法は簡単な流れ程度に留めております。詳細な購入手順を知りたい方は、別記事内の章「公式アプリでのチケット購入方法」を参照してください。
アプリでのチケット管理・確認方法
「Bonjour RATP」で購入したチケットはアプリのメニュー「Tickets」から確認できます。これは「iPhone」も「Android」共通です。

アプリ内には「デジタル版 Navigo Card」が自動追加され、そのカードの中に「各種チケット」がチャージされるイメージです。上の例だと「Metro-Train Ticket(地下鉄・RERの1回券)」が追加された状態です。
下の例は、2枚の「Navigo Card」が発券された状態で、それぞれ1枚ずつ「Metro-Train Ticket(地下鉄・RERの1回券)」がチャージされています。

「デジタル版 Navigo Card」では、同じカード内に同種チケットを複数枚チャージすることはできません。そのため、1回券を2枚購入したい場合や、組み合わせ不可の異なるチケット種を利用したい場合は、新たに2枚目の「Navigo Card」を追加する必要があります。カード追加は、チケット選択画面の下部に表示される「Create a new card」ボタンから可能です。
なお、何度か触れていますが、実際の改札機での利用は「Apple Wallet(iPhone)」や「My Navigo Tickets(Android)」を介して行われます。

改札機は「非接触」で通過できるので、利用時に各アプリを開く必要なく、スマートフォンを改札機のタッチエリアにかざすだけで通過できます。
改札利用アプリ「Apple Wallet(iPhone)」や「My Navigo Tickets(Android)」はインストールさえしておけば機能します。
アプリ内チケットの利用方法•改札の通り方
アプリ内に追加された各種チケットで改札を通る際は、端末を読み取り部分に軽くかざしてください。直接アプリを開いたり、「有効化」ボタンを押したりする必要はありません。

紫色の渦巻きエリアに10cm程度端末を離してかざすだけです。認証が完了すると奥の透明なゲートが開くので、そのまま改札を通り抜けてください。

一部の駅には、バーを押して通過する旧型の改札機も残っています。このタイプはチケットが認証されるとロックが解除され、体でレバーを押して通過する仕組みです。

「スマートフォン」を利用した非接触での改札通過は 1人=1台のスマホ前提となるため、子連れで子ども用の端末がない場合は、駅の自動券売機でチャージ式ICカード「Navigo Easy」(カード代2€)を人数分用意して運用するのが現実的です。大人はWallet、子どもはNavigo Easyという組み合わせにしてもOKです。
改札を通過して電車に乗るまでの流れは、別記事「地下鉄の乗り方ガイド|Navigoとアプリの改札利用方法」をご参照ください。
iPhoneでの任意チケット優先利用方法
通常、アプリ内に複数のチケットを混在させても、改札機側で自動的に適切なチケットが判別されるため問題はありません。1回券(Metro-Train-RER Ticket)と日数券(Navigo Pass)、または日数券と観光パス(Paris Visite)を同じ端末に保存しても、実際にトラブルになるケースはほとんどありません。
ただし、1回券(Metro-Train-RER Ticket)と空港アクセス専用チケット(One Way from/to Airports)だけは同じ「デジタル版 Navigo Card」に保存できません。この組み合わせを購入しようとすると、アプリから新しい「Navigoカード」を作成するよう案内され、結果的に2枚のカードを使い分ける形になります。
物理カード「Navigo Easy」であれば、使いたい方のカードをかざせば問題ありませんが、アプリでは、どちらのチケットを使うかは利用者が明示的に選択する必要があります。
任意チケットを優先利用する方法(Apple Wallet)
iPhoneで任意のチケットを優先的に利用する場合は、端末右側のサイドボタンを続けて2回押します。すると「Apple Wallet」に追加されているパスの一覧が表示されるので、利用したい「パス」をタップして選択します。

写真で「Île-de-France Mobilités」と表示されているのが各「Navigo カード」です。1回券(Metro-Train-RER Ticket)と空港アクセス専用チケット(One Way from/to Airports)を混在させている場合は、最低でも2枚以上の「Navigo カード」が表示されているはずなので、使用したい方のカードをタップしてください。
選択したカードがアクティブになると、画面下部に「パスコードで使用」といったボタンが表示されます。これをタップし、Face ID認証またはパスコードを入力します。

すると、次のように「リーダーにかざしてください」という画面が表示されます。

この状態になったら、iPhoneの画面側を改札機のタッチエリアにをかざしてください。選択したチケットが確実に消費され、意図しないチケットが使われることはありません。
また「iPhone」では「設定」→「ウォレットとApple Pay」から優先したいカードを選び、「エクスプレスカード」をオンにすることで、非接触改札通過時もそのカードを優先して利用する事も可能です。
この方法の場合、アプリを起動せず、画面OFFの状態でもスムーズに改札を通過可能です。
任意チケットを優先利用する方法(Android)
Androidの「My Navigo Tickets」アプリには、Apple Walletのように任意のチケットを事前に選択して優先利用できる機能はありません。どのチケットが利用されるかは、改札機側の自動判定に依存します。
ただし、ある程度の優先ルールが存在します。例えば、「1回券」より「1日券」が優先して消費されるといった仕組みです。そのため、通常利用で大きな問題が生じることはほとんどありませんが「空港チケット」と「地下鉄•RERの1回券」は同時にチャージしない様にだけ注意してください。メトロやRERの改札機がどっちのチケットを優先で使うか判断できないです。
Navigoカードの種類を整理しよう
「Navigo」と名のつくものは、大きく分けて「カード本体(入れ物)」と、そのカードにチャージして使う「チケット(パス)」に分かれます。ここで両者を整理しておきましょう。
- 【カード本体】 Navigo Easy(ナヴィゴ・イージー)
記名不要で手軽に使える発行料2ユーロのICカード。観光客はこのカードの利用が基本となり、1回券・空港アクセス券・空港バスチケット(ロワシーバスなど)・ナヴィゴ 1デーパス(1日券)・パリヴィジットなどをチャージ可能。 自動券売機でチケット購入と同時に発券可能。ただし、Navigo Weekly Pass(ウィークリーパス)や月間パスはチャージ不可。 - 【カード本体】Navigo Découverte(ナヴィゴ・デクーヴェルト)
記名式かつ顔写真も必要な発行料5ユーロのICカード。ウィークリーパスや月間パスなど、長期利用パスをチャージできるのが特徴。
有人窓口でのみ発行可能で、長期滞在者には最適。 - 【カード本体】デジタル版 Navigo カード
アプリでチケット購入する際に自動でアプリ内に生成(発券)されるデジタルカード。「Navigo Easy」にチャージ可能な各種チケットとパス、さらにウィークリーパスもチャージ可能。 - 【チケット】Navigo Weekly Pass(ナヴィゴ・ウィークリーパス/1週間券 )
月曜~日曜の週単位で、 パリとイル=ド=フランス地方の公共交通が、乗り放題になるパス。 ※チャージできる媒体は「Navigo Découverte」またはアプリ(デジタル版 Navigo Easy)。 - 【チケット】Navigo 1-Day Pass(ナヴィゴ 1デーパス/1日券)
パリとイル=ド=フランス地方の公共交通が、1日乗り放題になるパス。短期観光に便利ですが、Orlyvalや空港直通バス(Roissybus・Orlybusなど)には利用できません。
チャージできる媒体は「Navigo Easy」 またはアプリ(デジタル版 Navigo Easy)。
つまり「Navigo Easy」と「Navigo Découverte」はあくまでカード本体であり、その上に「Navigo 1-Day Pass(ナヴィゴ 1デーパス)」や「Navigo Weekly Pass(ナヴィゴ・ウィークリーパス)」といった各種チケットをチャージして使う仕組みです。
短期旅行者は手軽に使える「Navigo Easy」、1週間以上の滞在や繰り返し利用する人は「Navigo Découverte + Navigo Weekly Pass」と目的に合わせて選べば失敗しません。
Navigo利用に関するよくある質問(Q&A)
ここでは「Navigo Easy」と、アプリ用の「デジタル版 Navigo Card」に関してまとめました。
「Navigo Easy」はヴェルサイユ宮殿の移動に利用できますか?
はい、利用できます。
「Navigo Easy」にチャージできる「Metro-Train-RER Ticket(1回券)」は、パリ市内から郊外のRER区間まで利用可能で、ヴェルサイユ宮殿の最寄駅「Versailles Château Rive Gauche 駅」(RER C線・ゾーン4)まで問題なく移動できます。
なお、往復する場合は2枚分(行きと帰り)のチケットが必要です。
「Navigo Easy」は空港内で購入できますか?
はい、購入できます。
「Navigo Easy」はシャルル・ド・ゴール空港(CDG)、オルリー空港(ORY)ともに購入可能です。
CDGでは各ターミナル到着エリアのロビーやRER B線駅構内、ロワシーバス乗り場付近に自動券売機が設置されています。オルリー空港も同様に、到着ロビーやRER接続駅に券売機があります。有人カウンター(RATP窓口)でも購入可能です。
発行料は2ユーロで、その場でチケットをチャージしてすぐに利用できます。
ただし、自動券売機は到着便が重なる時間帯に混雑しやすく、特に初めての旅行者は操作に時間がかかることもあります。到着直後に慌てたくない方は、日本にいるうちに公式アプリ「Bonjour RATP」で「Airports Ticket(空港アクセス1回券)」や「RoissyBus Ticket(ロワシーバスチケット)」を事前購入しておくと安心です。
「Navigo Easy」にウィークリーパスはチャージできますか?
いいえ、できません。
「ウィークリーパス(Navigo Weekly Pass)」がチャージできるのは「Navigo Découverte カード」か「デジタル版 Navigo カード」のいずれかです。
「Navigo Easy」は日本国内で購入できますか?
いいえ、購入できません。
ただし「デジタル版 Navigo Card」であれば、日本国内から購入可能で、チャージできるチケットや機能も「Navigo Easy」と変わりません。
「デジタル版 Navigo Card」は
公式アプリ「Bonjour RATP」経由で各種チケットを購入すれば、自動で発券されます。国内でチケットを準備して、現地パリの好きなタイミングで利用を開始できます。
「Navigo Easy」の有効期限はありますか?
はい、有効期限があります。
物理カードの「Navigo Easy」は、発行から10年間有効です。チャージしたチケットを使い切っても、同じカードに繰り返しチャージして利用できます。
デジタル版については公式に明確な有効期限は設けられていません。ただし、大きくパリ交通機関の仕組みが変わらない限りは物理カードと同様に10年程度有効と考えて問題ありません。
なお、機種変更や端末リセット時にはアプリを再インストールして再発行する必要があります。
「Navigo Easy」を紛失した場合に再発行はできますか?
いいえ、再発行できません。
紛失や破損した場合は、改めて新しいカードを購入する必要があります(発行料2ユーロ)。既にチャージしたチケットや残額を引き継ぐことはできません。
一方、Navigo Découverte(記名式カード)は再発行可能です。窓口で手続きを行えば、残っているパスを引き継ぐことができます。
また、デジタル版 Navigo カードはアプリから何度でも無料で作成でき、機種変更時も同じアカウントでログインすれば再発行(データ引き継ぎ)が可能です。
結論:「デジタル版 Navigo Card」の利用がおすすめ
ここまで「Navigo Easy(物理カード)」と「デジタル版 Navigo Card※1」の両方について詳しく解説してきました。
結論として、対応端末をお持ちであればデジタル版 Navigo Cardの利用をおすすめします。物理カードに比べて柔軟性が高く、旅行者にとって実用的なメリットが多いからです。
※1 公式には「Navigo sur mobile」と呼ばれますが、アプリ上では「Navigo Card」と表記されています。本記事では混乱を避けるため「デジタル版 Navigo Card」として統一しています。
デジタル版をお勧めする理由をまとめると以下の通りです。
- 発券手数料が不要
物理カードのNavigo Easyは発行時に2ユーロかかりますが、デジタル版なら手数料が一切かからず、初回から交通費だけで利用を開始できます。 - 日本やホテル滞在中から購入できる
公式アプリ「Bonjour RATP」を使えば、日本にいる段階でも、あるいはパリ到着前のホテル滞在中でも、事前にチケットを購入して端末にセットしておけます。現地の券売機に並ぶ必要がないため、空港到着直後の移動なども非常にスムーズです。券売機や窓口でのやり取りが不要になり、混雑時も快適です。 - 紛失のリスクがない
物理カードは紛失や破損時に再発行ができません。一方、デジタル版はスマホに直接発行されるため、落とす・失くすといったリスクがありません。もし端末を機種変更しても、同じアカウントで再ログインすれば再発行できます。 - ウィークリーパスも利用可能
Navigo EasyではチャージできないNavigo Weekly Pass(1週間券)も、デジタル版なら利用可能です。短期滞在から1週間滞在まで、幅広い旅行者ニーズに対応できます。ただし、Navigo Weekly Pass(1週間券)は、IDFM Connect Accountへのアカウント登録が必須でフランス(またはEU)の携帯番号が必要です。また、IDFMのアカウント登録は、日本国内からはセキュリティブロックにより不可となっており、現地到着後にアカウント登録やチャージを行う必要があります。 - 非接触でスムーズに利用
iPhoneの「エクスプレスカード機能」やAndroidのNFC対応を活用すれば、アプリを立ち上げることなく画面OFFのまま改札を通過可能です。
注意点と使い分け
総合的に見れば、対応端末を持っている人にとってデジタル版 Navigo Card は圧倒的に便利で安心な選択肢です。
ただし、最終的には、ご自身の旅行スタイルや端末環境にあった方法を選ぶことが一番大切です。
最新のスマホを利用していて操作に慣れている方はデジタル版 Navigo Card が圧倒的に便利ですが、物理カードを実際に手元に持っていたい方や、アプリ操作に不安がある方は Navigo Easy を選んでも十分に快適に利用できます。
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この記事への質問と回答一覧
ナビゴイージーの、カード自体の有効期限は10年との事ですが、
チャージした分で使い切らなかった分も、有効期間は10年なのでしょうか?
ロワシーバスを往復分買いましたが、帰りは結局タクシーで空港にいったので、ロワシーバスのジャージが一回残っています。
公式サイトには「Navigo Easy」のカード自体の有効期間が10年と明記されていますが、チャージしたチケット(未使用分)についても同様に10年有効とする記載はありません。
一方で、海外の旅行フォーラムや実際に利用した旅行者の間では、未使用のチケットもカードが有効な限り残る=10年間有効とする意見が多数を占めています。
結論としては、チャージしたチケットについては有効期限に関する注意書きが公式サイトに存在しないことから、有効期限は設けられていない。つまり、カード本体と同様に10年間有効と考えるのが自然です。
もし使えないのであれば通常はその旨が明記されるはずです。ただし、公式に明記された情報はなく、Navigo Easy 自体が比較的新しいサービスであるため、確実に答えられる人はいない状況です。
こんにちは。
まもなくパリに行きます。とても参考にさせていただいております。
2025年のパリ交通網の改編で、ナヴィゴの1週間カードでロワシーバスに乗れなくなったと聞いたのですが、情報を見つけられなくて困っています。1週間パスでロワシーバスは乗れますか?
また、ナヴィゴスメーヌのアプリ版はフランスの電話番号が必要性になってハードルが上がってしまったとのことですが、物理カードにはチャージは可能なのでしょうか。
以上2点教えていただけますと幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
一週間券にあたるNavigo Semaine(ナヴィゴ セメーヌ)、英語でNavigo Week Passは、Navigo Découverteカードにチャージ可能です。一方でNavigo Easyにはチャージ不可です。
ただし、ご認識のとおり、IDFM Connect Accountというアカウントの登録でフランス(またはEU)の携帯番号が必要です。また、IDFMのアカウント登録は、日本国内からはセキュリティブロックされるため不可です。EU圏に入ってからアカウント登録して、更にSIMを購入するなどハードルが高いです。
◾️ロワシーバスについて
公式サイトの現行記載を見ると、Navigo 一日券については「RoissyBus は対象外」と明記されていますが、ウィークリー(Navigo Semaine)にはその記載がなく、除外対象は Orlyval のみです。したがって、ウィークリーについては ロワシーバスにも乗れると解釈するのが自然だと思います。
一部で「ロワシーバスは使えない」とされているのは、Orlyval 除外と混同されている可能性が高そうです。
もっとも、どちらにしても空港到着直後にSimを変えて Navigo Semaine をチャージするのは手間がかかる場合が多いので、最初はクレジットカードのタッチ決済や空港バス専用チケットの利用がおすすめです。
料金的にはウィークリー1枚で済ませるのがお得ですが、現地でのスムーズさを優先するなら、この方法が安心だと思います。
ご回答ありがとうございました!
ロワシーバスは乗れるとのこと安心いたしました。
ナヴィゴの1週間パスについて、質問の仕方が悪かったようで申し訳ないです。以前の旅行でカードを購入しています。日本からRATPアプリでチャージできたら良いなと思って、スマホにチャージは無理でも、カードにならできるかなと思って質問させていただいておりました。
ロワシーバスに乗れるのなら、空港の自動販売機でチャージすれば良いですね。
出発まで、いろいろ読ませていただいて学習していきます!
お忙しいところ、詳しくお応えいただきありがとうございました。