【ワットポー 行き方】地下鉄か水上バスでの快適アクセスがおすすめ
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バンコクバンコク市内から『ワットポー』への行き方は複数ありますが、「地下鉄(MRT)」か「水上バス」のいずれかを利用したアクセス方法がおすすめです。
本記事でも「地下鉄」と「水上バス」を利用した2通りの『ワットポー』への行き方について詳しく解説していきます。
ワット・ポーのロケーション
「ワットポーへの行き方」については次項より詳細に解説してまいりますが、まずは、路線図にて「ワットポー」と「ご自身の滞在ホテルの最寄駅」との位置関係をご確認ください。
チャオプラヤー川沿いの「高級宿泊エリア」か「カオサン通りエリア」以外にご滞在の方は、地図内の黄色で薄く塗ったエリアに滞在される方が多いと思います。ざっくりですが、この辺りがバンコクの中心部となります。ほとんどの場合、バンコク市内の中心部エリアにご滞在なら、所要35分〜60分ぐらいで「ワット・ポー」まではアクセス可能です。
「ワットポー」のざっくりとした位置を把握頂きましたら、Googleマップにて詳細なロケーションと住所もご確認ください。ワットポーはバンコク市内中心部からは、8〜10kmほど西側に位置しております。
住所: 2 Sanam Chai Rd, Phra Borom Maha Ratchawang, Phra Nakhon, Bangkok 10200 タイ(リンクをクリックすると別ウインドウでグーグルマップが開きます。)
ワット・ポーへの行き方を解説
本記事で推奨する「地下鉄」か「水上バス」を利用して『ワット・ポー』へアクセスする場合、それぞれの移動手段の概要は以下のとおりです。
地下鉄でアクセス(料金目安:20〜42バーツ) バンコクの中心部「スクムウィット駅」や「シーロム駅」「バーンワー駅」などから運行している地下鉄(MRT)のブルーライン(BLUE LINE)を利用してアクセスする方法です。ブルーラインに乗車してしまえば、乗り換えなしでワットポーの地下鉄最寄り駅「サナームチャイ駅(Sanamchai)」にアクセスが可能です。駅下車後、ワットポーまでは徒歩3分ほどです。
水上バスでアクセス(料金目安:16〜60バーツ)BTSシーロム線「サパーンタクシン駅(Saphan Taksin Station)」にあるサトゥーン船着き場から「水上バス」を利用してアクセスする方法です。風を切ってチャオプラヤー川を疾走するのは非常に爽快で旅行気分を高揚してくれます。最初に「ワット・ポー」ではなく「ワット・プラケオ」に行く場合は、水上バスを利用した方が効率が良いです。
「料金」は、文字通り目安として記載しておりますが、基本的にどちらの行き方もリーズナブルで大差ありません。
以下に「地下鉄」と「水上バス」それぞれの「アクセスフロー図」を掲載致しましたので、ワット・ポーへの移動手段を決める際の参考にしてください。
地下鉄利用時 ワット・ポーへのアクセスフロー図
地下鉄を利用した場合のワット・ポーまでのアクセス所要時間は、スタート地点にもよりますが、スムーズに行けば約30分ほどです。とにかく最短でワット・ポーにアクセスしたい方はこの方法でのアクセスが便利です。
水上バス利用時 ワット・ポーへのアクセスフロー図
水上バスは「チャオプラヤーエクスプレス」と「チャオプラヤーツアリストボート」の2種類があり、どちらを利用しても『ワット・ポー』へのアクセスが可能です。2つの水上バスは途中の停車駅が若干異なりますが、アクセスフローは同じです。
どちらの水上バスも、BTS「サパーンタクシン駅」から徒歩1〜2分でアクセスできる「サトゥーン船着き場」から発着しています。参考までに「BTS」とはバンコク市内中心部を東西南北に走る高架鉄道の事です。
どちらの水上バスを利用した場合も「ワット・ポー」までの所要時間は50分ほどです。「ターチャン船着場(Tha Chang)」まで水上バスで行き、そこからは徒歩でアクセスする形になります。2種類の水上バスの運賃や特徴の違いは、本記事後半の「水上バスの基本情報(運行時間・運賃・路線図)」にて詳しく解説しております。
地下鉄と水上バス どちらのアクセス方法がお勧め?
『ワット・ポー』へバンコク市内からアクセスする際に、最も効率の良いお勧めの移動手段は、出発地点によっても変わってきますが、多くの人にとっては「地下鉄(MRT)」を利用するのが、最も手軽かつ体力的に省エネだと言えます。
特に、シーロム駅(SiLom)や、スクムウィット駅(Sukhumvit)周辺に滞在の方は、ワット・ポーの最寄り駅「サナームチャイ駅(Sanamchai)」まで、地下鉄のブルーラインで乗り換えなしで簡単アクセスできます。バンコク中心部の路線図にて位置関係もご確認ください。
一方で、皆さんの滞在ホテル(出発地点)が「チャオプラヤ川」沿いのエリアで、「サトゥーン船着き場(SATHORN)」が徒歩圏内であれば、水上バスを利用した方が圧倒的に便利だと思います。上の路線図で青色で記したのがそれぞれの船着き場の位置になります。
また「水上バス」はアトラクション的な要素も強く、乗るだけでバンコク旅行の記念になります。「行きは水上バス」で「帰りは地下鉄」の様に、行きと帰りでアクセス方法を変更するのも個人的にはお勧めです。
次項より「① ワット・ポーへの地下鉄での行き方の流れ」「② ワットポーへの水上バスでの行き方の流れ」の順で、それぞれの行き方の流れを写真付きで詳細に解説していきます。
① ワット・ポーへの地下鉄での行き方の流れ
MRT(地下鉄)には主に「ブルーライン(BLUE LINE)」と「パープルライン(PURPLE LINE)」の2路線があります。そのうち「ワット・ポー」の最寄り駅「サナームチャイ駅(Sanamchai)」へアクセスできるのはバンコク市内の中心部を走る「ブルーライン(BLUE LINE)」になります。
① 地下鉄のブルーラインへアクセス
ワット・ポーに地下鉄で行く場合、まずは滞在ホテルの最寄り駅から「地下鉄(MRT)のブルーライン」にご乗車ください。BTS(スカイトレイン)の各駅が最寄りの場合は、「ハイェーク ラーブラオ駅」「モーチット駅」「アソーク駅」「サラデーン駅」などで、地下鉄のブルーラインへ乗り換えが可能です。
ご自身のアクセスしやすい駅から、地下鉄ブルーラインに乗車(もしくは乗り換え)したら、ワット・ポーの最寄り駅「サナームチャイ駅(Sanamchai)」で下車します。
バンコク中心部の各地下鉄駅から、ワット・ポーの最寄り駅である「サナームチャイ駅(Sanamchai)」までは、乗車した駅にもよりますが、おおよそ所要20〜25分ほどです。地下鉄(MRT)やBTS(スカイトレイン)の利用方法につきましては、以下の記事にて詳しく解説しておりますので、合わせて参照ください。
地下鉄で20分〜25分程
② サナームチャイ駅(Sanamchai)
サナームチャイ駅に到着して地下鉄を降りたら、乗車ホームから階段かエスカレーターを利用して一つ上の改札階まで上がります。
改札を抜けたら、「Wat Pho」と書かれた標識(写真下)がある「出口1番」、あるいは「出口2番」から地上に出てください。どちらの出口から地上に出ても大差はありませんので、目に入った方からどうぞ。
【出口1】
【出口2】
参考までに下画像は「サナームチャイ駅」周辺の地図です。「出口1」と「出口2」の位置関係をご確認ください。若干ですが「出口2」の方が「ワットポー」方面には近いです。
「サナームチャイ駅(Sanamchai)」から「ワット・ポー」の入り口までのルートは以下のグーグルマップを参考にしてください。
地図上は「A サナームチャイ駅(Sanamchai)」「B ワット・ポーの南側入口」付近になります。上のルートの様に「サナームチャイ通り(Sanam Chai Road)」を通って「ワットポー」の南側入口を目指します。
こちらが「サナームチャイ通り」の景観です。とにかくこの通りを北側にしばらく進みます。
2〜3分歩くと、左手側に「駐車場」の入口が見えてくるので、ここで左折して駐車場側へ歩いていきます。既に右手側に見えているのはワットポー敷地内の建物です。
少し進んだ右手側に「ワットポー」の南側入口があります。
ワット・ポーはこの南側以外にも、北側や東側にも入り口があります。
万が一、南側の入り口が閉まっている場合は、北側か東側の入口より入場ください。
徒歩3分〜5分程
③ ワット・ポー
南側入口から入場した場合、入ってすぐ左手側の少し奥にチケット売り場があります。ここで拝観料金200バーツを払ってチケットを購入します。
チケット売り場に向かって右手側の通路を進むと見学エリアの東側に出ますので、そこから「ワットポー」見学を開始する形となります。
② ワットポーへの水上バスでの行き方の流れ
バンコク市内中心部から「ワットポー」へ「水上バス」を利用してアクセスする流れを詳しく解説していきます。
バンコク市内 BTSの各最寄り駅からスタート
恐らくバンコクの中心地に滞在の方は、BTS スクムウイット線の各駅「アソーク(Asok)」「ナーナー(Nana)」「ブルンチット(Phloen Chit)」「トンロー(Thong Lo)」などが最寄り駅となると思いますので、BTSスクムウィット線と、BTSシーロム線の両方が走る「サヤーム(Siam)」駅を目指してください。
もし、BTSシーロム線の各駅が最寄り駅の場合は、シーロム線の各駅から直接、水上バスの最寄り駅「サパーンタクシン駅(Saphan Taksin Station)」を目指してください。
BTS(高架)で5分〜15分程
① BTS スクムウイット線 サヤーム駅
サヤーム(Siam)に到着にしたら、BTSのスクムウィット線から、BTSのシーロム線に乗り換えて「サパーンタクシン(Saphan Taksin Station)」駅を目指してください。
BTSシーロム線で10分程
② BTS シーロム線 サパーンタクシン駅
水上バス乗り場へのアクセスは、サパーンタクシン駅(Saphan Taksin Station)に到着後、まずは「2番出口」から階段を降ります。
2番出口から階段を降りて地上に出たら、道なりに真っすぐ進んでいきます。
数10mほど行くと、左右と正面に道が分かれています。
正面に受付カウンターが見えますが、これはツアー会社のボート案内になりますので、間違えて受付しない様にご注意ください。
最も一般的な水上ボート「Chao Phraya Express Boat」は左方向と書かれているので、左方向に数メートルほど進んでいきます。
30秒ほど進むと、正面に「サトゥーン船乗り場」の入口が見えてきます。
サパーンタクシン駅と「サトーン船着場」の位置関係は以下の地図も参考にしてください。
徒歩1分〜2分
③ サトーン船着場
「ワットポー」「ワットプラケオ」「ワットアルン」のいずれかの寺院に水上バスで行く場合は、この「サトーン船着場(sathorn)」が起点となります。
サトーン船着場に入って、数m進んだ右手側にチケット売り場があります。窓口は2つありますので、乗船したい方の水上バスのチケットを購入してください。
向かって左手側が「Chao Phraya Express Boat(チャオプラヤーエクスプレスボート)」の、右手側が「CHAO PHRAYA TOURIST BOAT(チャオプラヤーツアリストボート)」のチケット売り場になります。
Chao Phraya Express Boat(チャオプラヤーエクスプレスボート)片道料金:16バーツ
地元の方も利用する割安のローカル線。色別に路線が分かれていますが、ワットポーやワットプラケオなどに行く場合は「オレンジライン」の乗船チケット(16バーツ)を購入すればOKです。窓口で「オレンジライン ワンアダルト プリーズ」などと伝えてください。本数もオレンジラインが一番多いです。CHAO PHRAYA TOURIST BOAT(チャオプラヤーツアリストボート) 片道料金:30バーツ
完全に観光客向けの水上バスで「ホップオンホップオフボート」とも呼ばれます。少し割高ですが、2階席などもあり見晴らしが良く、路線も一本のみなので、チケット購入時は「ワンウェイチケット ワンアダルトプリーズ」などと伝えればOKです。こちらの方が旅行初心者向けではあると思いますが、基本的に「チャオプラヤーエクスプレスボート」とそこまで大きな差はありません。
午前の早い時間などは「Chao Phraya Express Boat(チャオプラヤーエクスプレスボート)」を利用する方が大半です。どちらの水上バスを利用するか迷ったら、窓口付近の時刻表を比較して決めても良いと思いますが、「チャオプラヤーエクスプレスボート」のオレンジラインが最も頻繁に運行しているので、これに乗船すれば間違いありません。
どちらのボートを利用して「ワットポー」や「ワットプラケオ」に行く場合も、最終的に降りるのは「ターチャン船着場」になり、基本のアクセスフローは同じです。
とにかく「Tha Chang(ターチャン船着場)」で下船すると覚えておけば問題ありません。
それぞれの水上バスの特徴や運賃、運行ルートなど違いについて詳しく知りたい方は、本記事後半の「水上バスの基本情報(運行時間・運賃・路線図)」にて詳しく解説しております。
乗車チケットを購入したら、乗り場はチケット売り場を奥に少し進んだ右手側にあります。チケット購入後は「To Boat」の案内版に従って行けば、水上バスに乗船する事ができます。「ワットポー」方面行きの乗り場は人の流れが盛んなので、すぐに分かると思います。
水上バスが到着したら、係員の案内に従って、ゆっくりと足下に気をつけながら乗船してください。
乗船時にチケット提示は求められませんが、船内で筒の様な入れ物を持った「チケットの売り子さん」が来たら、チケットを提示してください。この際にチケットを持ってない方は、その場で乗船チケットを購入する事も可能です。チケット確認は日本と比べるとかなりアバウトです。
「ワットアルン船着場(画像下)」の次が「ターチャン船着場」になるので、ワットアルンが進行方向の左手側に見えてきた辺りで、下りる準備をゆっくり開始すれば良いと思います。
水上バスで約30〜40分
④ターチャン船着場
現在、ワットポーに水上バスを利用して行く場合は「Tha Chang(ターチャン船着場)」で下船する形になります。停留所番号は「N9」です。最近リニューアルされてかなり綺麗になりました。
どの水上バスに乗った場合も、運行ルートに沿って各駅で必ず停船するので、停車ボタンなどはありません。船が停船したら人の流れに沿って船を下りるだけです。
「ターチャン船着場」で下船後、「ワットポー」までは徒歩でのアクセスになります。
効率良く観光するには、下のグーグルマップのルート「A. ターチャン船着場」「B. ワット・プラケオ」「C. ワット・ポー」の順で、まずは「ワットプラケオ」に立ち寄ってから、「ワットポー」を目指すのがお勧めです。「ターチャン船着場」から「ワット・プラケオ」までは徒歩3分〜5分、「ワット・プラケオ」から「ワット・ポー」までは徒歩10分〜12分ほどになります。
「A. ターチャン船着場」で船を下りたら、橋の様な通路(写真下)を渡ります。
橋を渡ったら、そのまま案内版の「EXIT」に従って建物の外に出ます。
船着き場の建物を出たら、建物を背にして正面の小階段を下ります。
参考までに、ターチャン船着場を背にして左の奥(写真の手前側)に進むとトイレがありますので、状況に応じてお立ち寄りください。
小階段を下りたら、店舗が並ぶ奥の曲がり角を左手に曲がります
角を曲がったら、店舗側を左手にして、大通りにぶつかるまで真っ直ぐ進みます。
数10mほど進むと、正面奥の右斜め方向に「王宮」と「ワット・プラケオ」を囲む塀が見えてきます。
塀を右手にして進むと「ワット・プラケオ」の入口があります。通りの右手側から伸びる通りが「ワット・ポー」へと続く「Maha Rat (マハラット通り)」になります。直接、ワットポーに行く場合も、ワット・プラケオを観光してから行く場合も、この「マハラット通り(写真下)」を通って、「ワットポー」にアクセスする形になります。
しばらくは白い壁を左手に「マハラット通り」をひたすら真っ直ぐです。
600mほど進むと、左側と正面で道が分かれるので、左手側の通りへ進んで「ワットポー」の北側入口を目指します。
奥に見えているのが「ワットポー」敷地内の「寝釈迦像」を安置する建物なので、ここまで来ればもう到着したも同然です。
後は、地図内に矢印で記した様に、「ワットポー」の外壁を右手にして「北側入口」から入場するだけです。地図上だと「B」が寝釈迦像の建物になります。
以前までは、西側のマハラット通り沿いにも入口がありましたが、現在は入場できなくなった様です。
こちらが「ワットポーの北側入口」になります。
かなり目立つので見逃す事はないと思います。万が一クローズしている場合は、外壁を右手に時計回りで「東側入口」か「南側入口」を目指してください。
徒歩10分〜15分
⑤ ワットポー
ワットポーの入口は複数箇所ありますが、水上バスを利用して「北側入口」から入場した場合は、敷地内に入ってすぐ右手側にチケット売り場があります。
ここで200バーツで入場チケットを購入して観光スタートです。北側から入場した場合「寝釈迦像」がある仏堂の真裏側辺りにいるので、建物の正面に回れば「寝釈迦像」をすぐに見学できます。
水上バスの基本情報(運行時間・運賃・路線図)
2種類の水上バス「 チャオプラヤーエクスプレス」「チャオプラヤーツアリストボート」について、それぞれの運行情報など詳しくご紹介致します。
水上バス チャオプラヤーエクスプレスの基本情報
チャオプラヤーエクスプレスは、バンコク市民の通勤や移動にも利用される水上バスで、料金的には最もリーズナブルです。バンコク市民の生の空気感を感じる事ができるので、バックパッカー的な旅を求めている方にはお勧めです。
「チャオプラヤーエクスプレス」には「オレンジライン」「イエローライン」「グリーンライン」「レッドライン」の4路線がありますが、運行時間や運行本数などを考慮すると、我々観光客が実質的に利用するのは、「オレンジライン」のみとなります。「オレンジライン」の運行情報のみ把握しておけば問題ありません。
乗り場 | サトーン船着場「sathorn」 |
---|---|
乗り場の最寄駅 | BTSサパーンタクシン駅(Saphan Taksin Station)から徒歩1分〜2分。 |
営業日 | 毎日運行 |
営業時間 | 【平日】 06.00頃発 〜 18.00台発まで 【土曜・祝日】 08.30頃発 〜 17.30台発まで 【日曜】 10.30頃発 〜 17.30台発まで ※始発終発の時間は乗車船着き場によって異なります。 |
運賃 | 16 バーツ(距離に関係なく一律) |
主な停車駅 |
|
公式サイト | Chao Phraya Express Boat |
上記の基本情報は「チャオプラヤーエクスプレス」の「オレンジライン」の運行情報となります。
乗車チケットの購入方法
水上バス(チャオプラヤーエクスプレス)のチケットは、「サトーン船着場」に入って右手にチケットカウンター(写真上)があるので、そこで購入が可能です。窓口は2箇所あり向かって左側が「チャオプラヤーエクスプレス」のチケット販売窓口になります。
観光する時間帯で利用するのは、ほぼ「オレンジライン」の水上バスになるので、「オレンジライン ワンアダルトプリーズ」の様に「乗船したい路線」「購入したい枚数」の順で単語を並べて伝えれば、チケットを購入できます。
また、チケットは乗船後でも、随時同船している水筒の様な筒を持った売り子さん(写真下)から購入する事も可能なので、降りる前に購入すれば問題ありません。
水上バスの乗り降りの際にチケット確認はありませんが、チケットの売り子さんが船内でチケット確認を行います。下船するまでチケットは無くさない様にしてください。
【チャオプラヤーエクスプレスのチケット】チャオプラヤーエクスプレスのチケットはレシートの様なの薄い紙切れです。
また、念のために旧デザインのチケットの写真もご紹介しておきます。
船内で売り子さんからチケットを購入すると、こちらの切手風のチケットを渡される可能性もあります。もちろん、問題なく利用できます。
路線図・運行ルート
チャオプラヤーツアリストボートの路線図です。観光客の方が利用する可能性のある船着き場のみ日本語表記しております。
2023年1月の確認時点では「ワットポー」がある「ターティアン船着場(tha tien)」は改装中のため、全ての水上バスが停船致しません。そのため、ワットポーに「チャオプラヤーエクスプレス」を利用して行く場合は、「ターチャン船着場」から徒歩でのアクセスになります。
ただし、ワットアルンとワットポーを往復する渡し船は「ターティアン船着場(tha tien)」からも乗車する事ができます。
水上バス チャオプラヤーツアリストボートの基本情報
チャオプラヤーツアリストボートは、完全に観光客向けの水上バスで、「ホップオンホップオフボート」とも呼ばれます。船体のデザインは時期によって大幅に変わりますが、必ず「HOP ON HOP OFF」と書かれています。
「Sathorn(サトーン船着場)」から、カオサン通りの最寄り船着き場である「Phra Arthit(プラアーティット船着き場)」までを結び、「ワット・プラケオ」や「ワット・ポー」の最寄り船着き場などにも停船します。
こちらの水上バスに路線の区分けはありませんので、チケット購入時に手書きで渡される乗車時間に合わせて、到着した水上バスに乗船すればOKです。
営業日 | 毎日運行 |
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営業時間 |
※サトゥーン行きの水上バスは乗車する乗り場によって営業時間が若干異なりますが、「Maharaj(ワットプラケオ最寄り)」や「Wat Arun(ワットアルン最寄り)」からサトゥーン船着き場に戻る場合は17時頃が終発となります。 |
運賃 |
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主な停車駅 |
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乗車チケットの購入方法
チャオプラヤーツアリストボートのチケットは船着場に入ってすぐ右手側にあるチケット売り場の右手側窓口で購入可能です。チケットは1回券と1日券のみになるので、「ワンウェイチケット ワンアダルトプリーズ」と言えば、1回券を購入できます。1日券は5回以上乗船しないと元が取れないので、基本は1回券で十分です。
チケットを購入すると路線マップも貰えます。下に乗車時間が手書きで記載されていますが、この時間じゃなくてもボートが来たタイミングで乗船できます。
路線図・運行ルート
チャオプラヤーツアリストボートの路線図です。
一つ前でご紹介した「チャオプラヤーエクスプレス」と同様に「ワットポー」がある「ターティアン船着場(tha tien)」には停船致しません。ワットポーに行く場合は、「ターチャン船着場」から徒歩でのアクセスになります。
どちらの水上バスがお勧め?
2種類の水上バスの乗船料金は、「チャオプラヤーエクスプレスボート」が16バーツ、「チャオプラヤーツアリストボート」が60バーツになります。安い運賃でローカルの雰囲気を味わいたいなら「チャオプラヤーエクスプレスボート」を、停車駅を若干だけ少なく快適に移動したいなら「チャオプラヤーツアリストボート」の利用がお勧めです。
「ワット・ポー」までの所要時間に関しては、「チャオプラヤーツアリストボート」の方が若干早いですが、そこまで大きな差はありません。行きと帰りで交互に乗船してみるのも良いかもしれません。乗りたい方にご乗車ください。
ワットポーの基本情報
ワットポーの入場料や営業時間は以下のとおりです。基本的に年末年始も365日入場可能です。
営業時間 | 08:00 – 18:30 |
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入場料金 | 200バーツ(約690円) |
最寄り駅 |
※ ターティアン船着場(tha tien)は閉鎖中となっております(2022年11月) |
寺院内マップ | ワットポーマップ |
三大寺院を効率よく観光するためのヒント
「ワットポー」だけに行くなら、地下鉄を利用して「サナームチャイ駅(Sanamchai)」からアクセスするのが最も手軽な「ワットポー」へのアクセス方法ですが、「ワット・プラケオ」や「ワット・アルン」も合わせて観光する場合は「水上バス」の方が効率がいい場合があります。
水上バスを利用した「三大寺院」のアクセスフローをご覧ください。
①〜⑥のオレンジ色の矢印を流れで移動・観光して行きます。観光手順をまとめると以下のとおりです。
水上バスで「ターチャン船着場」にアクセス
徒歩でワット・プラケオに移動し観光
徒歩でワット・プラケオからワット・ポーに移動し観光
「ワット・ポー」の最寄り駅「ターティアン船着場」に徒歩で移動
渡し船で対岸の「ワット・アルン」へ移動し観光
「ワット・アルン」の最寄り駅「ワット・アルン船着場」から水上バスで「サトーン船着場」に戻って終了
「ワット・ポー」「ワット・プラケオ」「ワット・アルン」の位置関係を考慮すると、「ワット・アルン」は最初か最後に観光した方が効率がよいです。また、行きは水上バスではなく、地下鉄と徒歩で「ワット・プラケオ」にアクセスして、帰りは「ワット・アルン」から水上バスでサトゥーン船着場に戻ってくるルートもお勧めです。
とにかく「ワット・ポー」は「ワット・プラケオ」と「ワット・アルン」の中間に位置しているので、最初に観光すると、「ワット・ポー」を往復する羽目になるのでお勧めしません。
時間の都合などで「ワット・プラケオ」に立ち寄らない方は、地下鉄で「ワットポー」にアクセスし、「ワットアルン」から水上バスでサトーン船着場に戻って来ると効率が良いです。ただし、「ワット・プラケオ」は見どころ満載なので、観光ルートから外すなら「ワット・アルン」の方だと思います。「
現地発着のツアーを利用した「ワット・ポー」観光もおすすめ!
ワット・ポーやワット・プラケオに自力で行くのが不安という方は、ツアーを利用するという選択肢もあります。料金は多少高くなりますが、移動に神経を煩わされる事なく観光に集中できます。
私も良く利用する「GET YOUR GIDE」というオプショナルツアーの日本語予約サイトでは、ワット・ポーの各種ツアーを運行しています。
GET YOUR GIDEは2009年に設立された世界遺産や施設のツアーやチケット手配を行っている会社です。以前は日本語に対応しておりませんでしたが、ここ数年は日本語に対応し、日本の利用者も増えております。
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