トプカプ宮殿 ハレムの見どころと観光情報(行き方・チケット料金・営業時間など)

(2018年3月31日) トプカプ宮殿 バーダット・キョシュキュ

イスタンブール観光で「アヤソフィア」に続く大きな見どころの1つがこの「トプカプ宮殿」です。トプカプ宮殿は歴代のスルタン(皇帝)の居城としてだけでなく、行政の中心として政治的に重要な決議もここで行われていました。

トプカプ宮殿という名前から、1つの大きな建物を連想する方も多いと思いますが、トプカプ宮殿という建物はなく「ハレム」や「議会場」「宝物館」などの敷地内に20箇所以上点在する観光スポットに、庭やテラスまでを加えた敷地全体を「トプカプ宮殿」と呼んでいます。

本記事では、この広大なトプカプ宮殿の大きな見どころや、観光情報(行き方、チケット料金、営業時間など)について詳しく紹介致します。

トプカプ宮殿の基本情報

トプカプ宮殿 ハレムの景観

■営業時間と入場料金

営業時間・09:30〜18:45(4/15-10/30)
・09:30〜16:45(11/1-4/14)※チケットオフィスと入場は営業時間終了の45分前までとなります。
休館日火曜日、宗教の祝日、特別の祭事の日
チケット料金40TL
25TL(ハレム)※ハレムへの入場は通常のチケット40TLに加えて、ハレムの入場料金25TLが必要です。

■ミュージアムパスの購入がおすすめ

トプカプ宮殿の観光時は「ミュージアムパス」の購入がおすすめです。「ミュージアムパス」は、イスタンブールの博物館や宮殿などの主要スポット観光時に、チケット購入列に並ばずに入場できるお得なパスです。このミュージアムパスを購入する事で「アヤソフィア」「ブルーモスク」「トプカプ宮殿」などの人気観光スポットを効率良く観光する事ができます。ミュージアムパスの詳細に関しては別記事の「イスタンブール観光 ミュージアムパスの基本情報(料金・有効期限・対象施設・購入方法など)」で詳しく紹介しております。

■トプカプ宮殿観光の注意事項

○展示ホールでの写真撮影は禁止

ハレムなどの主要スポットでは写真の撮影が可能ですが、唯一「展示ホール」内での撮影は禁止されております。また、三脚を使用するには特別な許可が必要です。

○肌の露出が多い服は入場不可

ノースリーブや半パンなど、肌の露出が多い服装では入場する事ができません。女性は膝丈のスカートは不可ですが、スネの下ぐらいから足首が見える程度のロングスカートならOKです。

■アクセスとロケーション

トプカプ宮殿はアヤソフィの北東側に位置しています。

「スルタンアフメット地区(旧市街)」内のホテルに宿泊している場合は、徒歩でアクセスするのが一番ですが、トラムを利用する場合は、最寄りの「Sultanahmet station(スルタン・アフメット)」駅から徒歩10分ほどです。

トラムの「Sultanahmet station」駅で降りたら、アヤソフィアに突き当たるまで東方向に進みます。アヤソフィアに突き当たったら、常にアヤソフィアが左手に見える形で反時計周りに道なりに進んで行くと、トプカプ宮殿に続く一本道に出ます。その道を北に3分〜5分進んでいくと、正面に「トプカプ宮殿」が見えてきます。

■トプカプ宮殿の入口とチケット売り場

正面に見えるのが「皇帝の門」と呼ばれるトプカプ宮殿の入り口です。この門を抜けると第1庭園が広がっています。第1庭園までは無料で入場できます。

トプカプ宮殿の入口

第1庭園の奥まで進むと「儀礼の門」に突き当ります。チケット売り場はその右斜めのやや後ろ側にあります。

トプカプ宮殿の入口

▲チケット売り場に並ぶ観光客

儀礼の門 チケット売り場でチケットを購入した方、もしくはミュージアムパスを持っている方は、この儀礼の門から入場します。

セキュリティチェックを受ける観光客 儀礼の門を抜けると、セキュリティチェックを通過する必要があります。セキュリティチェックを無事通過したら、いよいよ第2中庭から観光スタートです。

トプカプ宮殿と周辺マップ

黄緑で囲った部分がおおよそのトプカプ宮殿の範囲です。正門の入口にあたる「皇帝の門」から入場して、第1庭園でチケットを購入後、儀礼の門からチケットを提示して入場します。チケットが必要なのは、この儀礼の門から先になります。

所要時間の目安

ハレム内部の景観 所要時間の目安は2時間〜2時間30分ほどです。

アヤソフィアやブルーモスクが1つの建造物であるのに対して、トプカプ宮殿は70,000m2という広大な敷地の中に、ハレムをはじめとする複数の見学スポットが点在しています。

そのため、全てのスポットをじっくり観光しようとすると、半日(6時間ぐらい)はかかると思います。

一般的には「ハレム」と「宝物館」の2大スポットに多くの時間を割いて観光し、あとのスポットはサラッと見る程度で、所要2時間〜3時間というのが一般的です。

もし、トプカプ宮殿観光に1時間ほどしか当てられない場合は、広く浅く観光するよりも「ハレム」と「宝物庫」の2つだけ、もしくはいずれか1つに絞ってじっくり観光するのがおすすめです。

トプカプ宮殿の見どころと観光ポイント

トプカプ宮殿内には第1庭園から第4庭園まで4つの庭園があり、そのうち第1庭園は一般に開放されていて、第2庭園以降へ入場するにはチケットが必要になります。

トプカプ宮殿の主要な見どころは、第2庭園から第4庭園にかけて点在しており、20以上の見学スポットがあります。中でも特に人気があるのが第2庭園の左翼にある「ハレム」と、第3庭園の「宝物館」です。また、かつて後宮と呼ばれた第4庭園の先にあるテラスでは、金閣湾と新市街の景観を望む事ができます。


アフメット3世の泉亭 トプカプ宮殿の入り口付近にあるトルコ・ロココ建築の美しい建造物「アフメット3世の泉亭」。この泉亭は18世紀に造られたものです。

アヤ・イリニ教会 皇帝の門から第1庭園に入って少し歩くと、この「アヤ・イリニ教会」が見えてきます。この教会はかつては武器庫として使用されていました。

儀礼の門 第1庭園の先にあるのがこの「儀礼の門」です。かつてこの門を馬にまたがって通過できたのは歴代のスルタンだけでした。この門を抜けると外廷と呼ばれる第2庭園に出ます。儀礼の門に向かって右斜め後ろ側にチケット売り場があります。

正義の塔 第2庭園に入ると最初に目に入るのがこの「正義の塔」です。この塔はかつて街の監視塔として外敵を監視するために使われていました。

議会場

第2庭園の中で一際目を引く黄金の建物が「議会場」です。ここはかつて国政会議が行われていた場所です。スルタンは家臣の前には滅多に顔出さず、鉄格子のはめれた窓の奥から高官や宰相の議論のやり取りを傍聴していたと言われています。

議会場

「至福の門」は内廷とも呼ばれる第3庭園へとつづく門で宮殿の護衛隊長と宦官の宿舎などがありました。ここから先に入れるのはスルタンとその側近だけに限られていました。

トプカプ宮殿のテラス

第3庭園を抜けてさらに第4庭園の奥まで進むと、金閣湾と新市街を一望できる絶景のテラスに出ます。

トプカプ宮殿のテラス

テラスの北側には「バーダット・キョシュキュ」と呼ばれる内部のイズニックタイルが見事なあずま屋が建っています。

■ハレムの見どころ

スルタンのために集められた300人近くの女性たちが住む場所、それがハレムです。また、ハレムで暮らす女性たちの世話係として去勢された男性もこのハレムで暮らしていました。

ハレムの入口

議事堂にむかって左手にあるのが、トプカプ宮殿の最大の見どころであるハレムです。ハレムの入場は通常のチケット40TLに加えて、別途25TLのハレムのチケットが必要です。

ハレムの入口

ハレムには大小合わせて400もの部屋や中庭があります。これは歴代のスルタンが増改築を繰り返したためです。

ハレムの内装 イズニックタイル ハレム内部の床から天井、壁に至るまで「イズニックタイル」と呼ばれる発色の美しいタイルが使用されています。

ハレムの内装 イズニックタイル 歴代のスルタンは新しい部屋を追加するたびにこの「イズニックタイル」を使用する様に命じていました。現在ではこの発色を完全に再現するのは困難だと言われています。

ハレム内部「スルタンの母の部屋」

ハレム内部の見どころの一つ「スルタンの母の部屋」です。ハレムの権力はスルタンの母親にあり、その座を得る事がハレムの女性たちの最大の目標でした。この部屋はその権力を手にした歴代のスルタンの母たちが生活していた部屋です。元々16世紀に造られましたが、17世紀の火事の際に改修され、18世紀にもロココ様式への改修が行われました。メインホールのタイルは17世紀当時の高品質のイズニックタイルが使用されています。

ハレム内部のメインエントランス ハレム内部の「メインエントランス」。かつてこの門を境にスルタンの家族と第一夫人以外の妻を隔てていました。

ハレム内部の「Sentry Post」 「Sentry Post」と呼ばれる場所で、ここで警備兵がメインエントランスへの入場を管理していました。

ハレム内部「皇太子の部屋」

17世紀に造られた「皇太子の部屋」と呼ばれる部屋。