【ボスポラスクルーズ】 料金、スケジュール、乗り場、おすすめの運行会社まで徹底解説

(2018年5月21日) ボスポラス海峡クルーズ

トラム「T1」ラインの「エミノニュ駅」北側の埠頭からは、ボスポラス海峡を周遊できる様々な定期船や観光船が運行しています。

そのため、予約やツアーに参加しなくても、直接、運行会社の乗り場に足を運べば、簡単に「ボスポラスクルーズ」に参加する事ができます。料金も個人で参加すれば、12TL〜15TLほどなので、非常にリーズナブルです。

しかし、ボスポラス海峡を周遊するクルーズ船の運行会社はいくつかあり、実際どの会社のクルーズに参加すればいいのか分からないと思います。また、情報もない運行会社のクルーズに参加をするのは不安という方も少なくないと思います。

以上を踏まえ、本記事では、評判の良いオススメのボスポラスクルーズ運行会社「Sehir Hatlari」と「Turyol」の2社に絞ってご紹介致します。

ボスポラスクルーズの種類

Sehir Hatlari社の大型船

ボスポラスクルーズは大きく分けて、「ショートクルーズ」と「ロング(フル)クルーズ」の2種類のコースがあります。ショートでもロングでも、運行会社によって、所要時間や折り返し地点は若干だけ異なります。しかし、基本的には北上して戻ってくるので、運行ルート上で見る事ができる景観は一緒です。

ほとんどの観光客は所要1時30分〜2時間ほどの「ショートクルーズ」に参加しますので、「ロングクルーズ」は提供せずに、「ショートクルーズ」だけを提供している運行会社が多いです。

ショートクルーズの場合は「Eminönü(エミノニュ)」からスタートして、「 Üsküdar(ウスキュダル)」か「ORTAKÖY(オルタキョイ)」で一度停船後、第2ボスポラス大橋の辺りでUターンして戻ってきます。一方、ロングクルーズの場合は、所要6時間ほどかけて「Eminönü(エミノニュ)」から、黒海近くの「A.KAVAĞI」まで行って戻ってきますので半日がかりになります。

各クルーズ運行会社の概要

■Turyol社のボスポラスクルーズ 基本情報

Turyol社の船とボスポラス海峡

中型船を専門とするTuryol社が運行するボスポラスクルーズは「ショートクルーズ」のみになります。非常に運行本数が多いのが特徴で、平日は1時間ごと、土日は45分ごとにクルーズ船を運行しています。

本数が多いので、観光の状況に応じて参加できるため、日本人の方も多く利用している運行会社の1つです。

【Turyol社 ショートクルーズ概要】
参加料金15TL
運行時間(平日)10:00〜20:00の間で1時間毎に運行
運行間隔(土日)10:00〜20:00の間で45分〜1時間毎に運行
所要時間1時間30分
出発地Eminönü(エミノニュ)
停船地点 Üsküdar(ウスキュダル)※下船不可
帰着地Eminönü(エミノニュ)
【チケット購入方法と乗り場】

チケットはオンラインでも購入できますが、公式HPの予約システムがポンコツで機能していないので、基本は現地のチケットオフィス「TORYOL BOUPHORUS TOUR」と書かれたオフィス(サバサンドの店の左側)でチケットを購入します。ガラタ橋を起点にすると、橋の西側になります。小さな行列が出来ているので、すぐに分かると思います。

チケットを購入したら、あとは予約した運行時間に合わせて船着場に行き、係員にチケットを渡して乗船するだけです。※運行スケジュールに関してこちらからご確認頂けます。HPにアクセスしたら、メニューの中から「Bosphorus Tours」を選択、もしくはクリックして、画面内に表示される「Eminönü - Üsküdar / BOĞAZTURU / Üsküdar - Eminönü」がショートクルーズのスケジュールになります。

【乗船時の注意点】

「Turyol社」は、口コミサイトなどでも高い評価を得ており、基本的には、日本の方でも安心して乗船できるクルーズ運行会社です。しかし、わずかではありますが、乗船中に食べ物や飲み物を無料の様に渡してきて、料金を請求されてしまったなど、マイナス評価の口コミも目にします。

ただ、これは悪質というほどではなく、商売上手と取るのが良いと思います。ですので、必要のない方はきっぱりと「NO」と言えば全く問題ないと思います。決して執拗に押し売りしてくる訳ではありませんので、船員スタッフが、さり気なく無く飲食物を手渡ししてきても、受け取らない様にしてください。

■Sehir Hatlari社のボスポラスクルーズ概要

Sehir Hatlari社の船

大型船を専門とする個人的には最もおすすめのクルーズ運行会社です。大型船なので、船内の2階席から見る景色は一際素晴らしいです。難点としては、「ショートクルーズ」も「ロングクルーズ」も、1日1回しか運行していない事です。

しかし、コストパフォーマンスは非常に高く、料金も割安の12TLで、途中下船も可能なので、タイミングさえ合えば、こちらのクルーズ会社運行の「ショートツアー」への参加がおすすめです。

【Sehir Hatlari社 ショートクルーズ概要】
参加料金12TL
運行時間(3月上旬〜9月下旬まで)14:00より毎日1日1回のみ運行
運行時間(10月上旬〜3月初旬まで)14:00より土日祝日に1日1回のみ運行
所要時間2時間
出発地Eminönü(エミノニュ)
停船地点ORTAKÖY(オルタキョイ)※下船可能だが再乗船は不可。
帰着地Eminönü(エミノニュ)
【Sehir Hatlari社 ロング(フル)クルーズ概要】
参加料金・25TL(往復)
・15TL(片道のみ)
運行時間10:35(午前)より毎日1日1回のみ運行
所要時間6時間
出発地Eminönü(エミノニュ)
停船地点A.KAVAĞI(アナドル カヴァウ)※約3時間停船
帰着地Eminönü(エミノニュ)
【チケット購入方法と乗り場】

チケットは、現地のチケットオフィスで購入します。チケットオフィスはガラタ橋袂のやや東側にあるので、ガラタ橋から東側に海沿いに沿って歩いて行けば必ず見つける事ができます。

Sehir Hatlari社のチケットオフィスと乗り場

「BOGAZ İSKELESi」と「BOSPHORUS CRUSE PIER(黄色文字)」と書かれた看板と、会社名である「Sehir Hatlari 」のイカリのロゴマークもあるので、すぐに分かると思います。チケットを購入したら、あとは建物の中で乗車を待つだけです。

ボスポラスクルーズ 船からの景観

ボスポラス海峡沿いには、宮殿や寺院、城塞など多種多様の大型建造を目にする事ができます。見どころの多くは進行方向に向かって左側のヨーロッパサイドに集中しているので、船の左手側に陣取るのがお勧めです。

ドルマバフチェ宮殿 ドルマバフチェ宮殿
ポスポラス海峡クルーズ最初の見どころがこの「ドルマバフチェ宮殿」です。この宮殿は1853年にスルタンアフメット一世によって建設されました。ドルマバフチェ宮殿が完成すると、スルタンはトプカプ宮殿からこの宮殿へ住まいを移しました。

チュラーン・パラス・ケンピンスキー チュラーン・パラス・ケンピンスキー
ドルマバフチェ宮殿を過ぎると、ヨーロッパ側(進行方向左手)には、19世紀のオスマン様式の宮殿を改築して造られた5つ星ホテル「チュラーン・パラス・ケンピンスキー」が見えてきます。かつてはイスタンブールの高級ホテルの代名詞とされていました。

オルタキョイ・ジャーミー オルタキョイ・ジャーミー
橋の左岸に建つバロック様式のモスク「オルタキョイ・ジャーミー」はオルタキョイのシンボルです。改装は2014年に終了しました。

ボスポラス大橋 ボスポラス大橋
ボスポラス海峡を全長1000mの長さで繋ぐ「ボスポラス大橋」は1973年に建築されました。

ルメリ・ヒサール

ルメリ・ヒサール
メフメット2世が東ローマを攻略するために建設した砦。対岸アジア側の「アナドル・ヒサール」と向き合う様に建てられ、東ローマへ武器や食料が運搬されない様に厳しく監視していました。

ルメリ・ヒサール

第2ボスポラス大橋
正式名は「ファーティフ・スルタン・メフメット大橋」、ボスポラス大橋が建設された15年後の1988年に建設されました。全長は約1200m、高さは約64mもあります。

ボスポラス海峡沿いには、大型建築物以外にも個性的な建造物や住宅なども目にする事ができます。

海峡沿いに建つ住宅群

住宅が立ち並ぶ景観はどことなく、ヨーロッパのリゾート地を彷彿させます。

まとめ

ボスポラスクルーズの景観は、そこまで絶景という訳ではありませんが、夏場の暑い日などは涼しくて爽快です。料金も非常にリーズナブルでコストパフォーマンスも高いので、エミノニュ付近を訪れた時にタイミングが合えば是非乗船して見てください。陸から見る景色とは一味違った景観を堪能する事ができます。

参加時間帯的には、暑さがピークの12時~15時ぐらいに涼み休憩がてら、ピール片手に乗船するのも最高ですが、17時頃の夕暮れ時の落ち着いた景観が見れるタイミングでの乗船もおすすめです。