カッパドキアのレッドツアー完全ガイド|予約方法・料金相場・コース内容を解説

カッパドキア
カッパドキア パジャバーの妖精煙突

カッパドキアを効率よく観光する方法として人気なのが、複数の定番スポットを1日で巡る現地ツアーです。代表的な観光ツアーには「レッドツアー」「グリーンツアー」「ブルーツアー」があり、その中でも初めてカッパドキアを訪れる方に特に人気が高いのが「レッドツアー」です。

レッドツアーでは、岩窟教会や住居跡が残る野外博物館、パシャバー、デヴレント渓谷など、カッパドキア北部を中心とした定番スポットを効率よく巡ります。

本記事では、レッドツアーの特徴や所要時間、料金相場、失敗しない選び方、おすすめの予約方法、実際に巡る見学スポットまで詳しく解説します。

レッドツアーとは?特徴と基本情報

カッパドキア レッドツアーの各見学ポイント

レッドツアーは、ギョレメやアヴァノス周辺に点在する、カッパドキアを代表する観光スポットを1日かけて巡るツアーです。

「北部ツアー」と呼ばれることもあり、妖精の煙突が並ぶ奇岩スポットや岩窟教会、展望スポット、陶器の町などを効率よく観光できるのが特徴です。

地下都市やウフララ渓谷などを巡る「グリーンツアー」と比べると、レッドツアーは奇岩群や岩窟教会など、一般的にイメージされるカッパドキアらしい景観を楽しめるコースになっています。

代表的な訪問先には、ギョレメ野外博物館、パシャバー(パシャバグ)、デヴレント渓谷、アヴァノスなどがあります。ウチヒサールやギョレメ周辺の展望スポットにも立ち寄るため、カッパドキアを初めて訪れる方にも人気があります。

▼ パシャバーの妖精の煙突

レッドツアーの見学スポット「パシャバーの妖精の煙突」

ただし、「レッドツアー」という名称に統一された公式コースがあるわけではなく、訪問スポットや見学順序は催行会社によって異なります。

プランによっては、ギョレメ野外博物館の代わりにゼルベ野外博物館を訪れたり、チャウシン村やラブバレーなどを組み込んだりする場合があります。予約する際は、ツアー名だけで判断せず、実際の訪問スポットを確認することが重要です。

レッドツアーの開始時間と料金に含まれるもの・含まれないもの

レッドツアーは、英語ガイドが同行する乗合形式のグループツアーが一般的です。ホテルを午前中に出発し、夕方ごろに戻る1日ツアーとして催行されています。

開始時刻(ホテルの送迎時間) 08:30〜10:00頃

催行会社や滞在ホテルによって異なります。

所要時間6〜8時間程度
ツアー料金目安 14〜55€ / 1名

昼食や各観光施設の入場料が含まれるかどうかによって大きく異なります。詳しくは次章の料金相場で紹介します。

ツアー形態 10〜20人程度のグループツアーが一般的

少人数ツアーやプライベートツアーもあります。

ガイド言語英語が一般的
代表的な訪問スポット
  • ギョレメ野外博物館またはゼルベ野外博物館
  • パシャバー(妖精の煙突)
  • デヴレント渓谷(ラクダ岩など)
  • アヴァノス
  • ウチヒサールまたはギョレメ周辺の展望スポット

訪問スポットや見学順序は催行会社によって異なります。

多くのツアーに含まれるもの
  • 滞在ホテルからの往復送迎
  • ガイドによる案内
  • エアコン付き車両での移動
  • 昼食
  • 各観光施設の入場料

プランによっては昼食や入場料を含まない場合もあります。

一般的に含まれないもの
  • 昼食時の飲み物
  • ガイドやドライバーへのチップ
  • 陶器や絨毯などの個人的な買い物代

なお、料金に含まれる内容はツアーによって異なりますが、ホテルからの往復送迎とガイドによる案内は、多くのプランに含まれています。

一方、昼食やギョレメ野外博物館、ゼルベ野外博物館などの入場料は、プランによって別料金となる場合があります。特に格安ツアーを予約する場合は、表示料金だけで判断せず、昼食や入場料が含まれているかを必ず確認してください。

レッドツアーの料金相場と選び方

レッドツアーの見学スポット「ギョレメ野外博物館の奇岩群」

レッドツアーは、複数の催行会社がそれぞれ異なるプランを販売しているため、訪問スポットや料金に含まれる内容によって価格が異なりますが、料金相場は、一般的な10〜20人程度のグループツアーで、1名30〜55€前後が目安です。

この価格帯では、「ホテルの往復送迎」「英語ガイド」「ランチ」「各観光スポットの入場料」などが含まれるプランが多く見られます。以下では、複数あるレッドツアーを比較する際の目安として、内容別の料金相場を表にまとめました。

1ユーロ = 円で

表はスワイプ(横スクロール)で全体表示可能。

ツアーの種類料金相場含まれるもの

格安グループツアー

14

30

  • ホテル往復送迎
  • 英語ガイド
  • 10〜20人程度のグループ
  • 昼食・入場料は別料金の場合が多い
  • ショッピングスポットへの立ち寄りが多い場合がある

一般的なグループツアー

30

55

  • ホテル往復送迎
  • 英語ガイド
  • 昼食
  • 各観光スポットの入場料
  • 10〜20人程度のグループ

少人数グループツアー

55

100

  • ホテル往復送迎
  • 英語ガイド
  • 昼食
  • 各観光スポットの入場料
  • 10人以下の少人数グループ

プライベートツアー

100

300

  • 専用車によるホテル往復送迎
  • 専属ガイド
  • 参加者だけの貸切ツアー
  • 見学時間やコースの調整が可能
  • 昼食・入場料はプランによって異なる

プライベートツアーは、1名料金ではなく1台または1グループ単位で販売されている場合があります。

変換ボタンをタップすると最新レートで円加算できます。

失敗しないレッドツアーの選び方

レッドツアーを選ぶ際は、表示料金だけで判断せず、入場料・ランチ・ホテル送迎が含まれているかに加え、訪問スポット、最大参加人数、ガイド言語まで確認することが重要です。

一般的なグループツアーの相場を大きく上回る場合は、少人数制や日本語ガイド、専用車、追加スポットなど、料金が高くなる理由を確認してください。

また、レッドツアーは、催行会社によって訪問スポットの組み合わせが異なりますが、「ギョレメ野外博物館またはゼルベ野外博物館」「パシャバー(パシャバグ)」「デヴレント渓谷」などは、レッドツアーを構成する代表的なスポットです。予約前に訪問先として含まれているかを確認しておきましょう。

カッパドキ レッドツアーの各訪問スポット

なお、野外博物館はいずれかのみの訪問となりますが、主な違いは以下の通りです。

  • ギョレメ野外博物館がおすすめの方
    カッパドキアを代表する岩窟教会や、内部に残る貴重な壁画をじっくり見学したい方

  • ゼルベ野外博物館がおすすめの方
    広い渓谷内に点在する住居跡や教会、妖精の煙突を歩きながらまとめて楽しみたい方

ショッピングスポットが多いツアーは要確認

筆者がこれまで参加したレッドツアーでは、アヴァノスの陶器工房など、1〜2か所程度のショッピングスポットが行程に組み込まれているのが一般的でした。

▼ アヴァノスの陶器工房

アヴァノスの陶器工房の陶芸体験の様子

一方で、ツアーによっては、陶器工房に加えて、絨毯工房や宝石店、土産物店など、複数のショップを巡るプランもあります。

▼ ツアーで立ち寄る場合がある絨毯工房

レッドツアーで立ち寄る場合がある絨毯工房の制作風景

こうしたショップへの立ち寄りを増やすことで料金を抑えているツアーもあるため、立ち寄りスポットが多いほどお得とは限りません。

悪質という意味ではありませんが、担当スタッフによっては、日本人旅行者の感覚からすると販売の働きかけが強いと感じる場合があります。筆者が参加した範囲では、購入しない意思を明確に伝えれば、それ以上強く勧められることはありませんでしたが、1日のうちに同じような場面が何度も続くと、精神的に少し疲れてしまうこともありました。

そのため、買い物に特別な興味がなければ、定番として組み込まれることの多い「アヴァノスの陶器工房」のみにするか、多くても陶器工房に加えてもう1か所程度に抑えたプランがおすすめです。

一方で、絨毯店や宝石店では、商品の製作工程や現地ならではのデザインに触れられるため、伝統文化やショッピングに興味がある方にとっては、楽しめる見学先でもあります。

▼ アヴァノスの陶器工房

アヴァノスの陶器工房の陶芸体験の様子

予約前に口コミや行程表を確認し、ショッピングスポットの数や、買い物に割かれる時間が長すぎないかを確認しておくと安心です。

以上を踏まえ、まずは希望する野外博物館と、パシャバー、デヴレント渓谷が含まれているかを確認し、そのうえで、入場料・ランチ・ホテル送迎の有無、最大参加人数、ガイド言語などを比較して選ぶのがポイントです。

レッドツアーの予約方法|おすすめはホテル経由か日本語予約サイト

レッドツアー 各予約サイトのイメージ画像

レッドツアーの主な予約方法は、以下の3通りです。

  1. 滞在予定のホテル経由で予約する(英語・トルコ語)

    ⇨ この予約方法の詳細へ

  2. 日本語対応の予約サイトで予約する(日本語)

    ⇨ この予約方法の詳細へ

  3. 現地ツアー会社で予約する(英語・トルコ語)

    ⇨ この予約方法の詳細へ

上記のうち、筆者は基本的に「① 滞在予定のホテル経由」か「② 日本語対応の予約サイト」のいずれかの方法で予約しています。

現地ツアー会社のオフィスで直接予約した方が料金を抑えられる可能性はありますが、筆者自身、できるだけ日本出発前に予約を済ませた上で現地を訪れたいと考えているためです。

特にレッドツアーは、催行会社によって訪問スポットの組み合わせが異なり、ギョレメ野外博物館ではなくゼルベ野外博物館を訪れるプランや、複数のショッピングスポットに立ち寄るプランもあります。

そのため、訪問スポットや料金に含まれるもの、ショッピングスポットの数まで比較しやすい「② 日本語対応の予約サイト」は、初めてレッドツアーを予約する方にも利用しやすい方法です。ツアー内容やキャンセル条件、集合・送迎方法、利用者の口コミなどを日本語で確認でき、中には参加日の24時間前まで予約ページから無料でキャンセルできるなど、柔軟性の高いプランもあります。

▶︎ GetYourGuide ツアーの一覧ページを見る

料金面でも、同程度の内容であれば、「① ホテル経由」と「② 日本語対応の予約サイト」で、大きな差が生じるケースは多くありません。

ここからは、「① ホテル経由」「② 日本語対応の予約サイト」「③ 現地ツアー会社」の順に、それぞれの予約方法の特徴やメリット・デメリットを詳しく紹介します。料金だけでなく、予約のしやすさやキャンセル方法、訪問スポット、ショッピングに割かれる時間なども比較しながら、ご自身に合った方法を選んでください。

滞在予定のホテル経由で予約する

カッパドキア洞窟ホテル内の景観

宿泊するホテルに依頼し、提携する現地ツアー会社のレッドツアーを手配してもらう方法です。カッパドキアでは、宿泊予約後にホテルから気球ツアーや各種現地ツアーの案内が届くケースが多いです。

筆者はこれまで3度カッパドキアを訪れましたが、宿泊したホテルはいずれも現地ツアーの手配に対応していました。希望日と参加人数を伝えるだけで予約できる場合が多く、自分で複数のツアー会社を探す必要がない点は大きなメリットです。

また、集合場所が宿泊ホテルとなるプランであれば、前日や当日にフロントで送迎時間を確認できます。ツアー会社からの連絡が届かない場合や、送迎が遅れている場合もホテルスタッフに相談できるため、現地での対応に不安がある方には利用しやすい予約方法です。

ただし、ホテルから紹介されるレッドツアーは、必ずしも複数のプランから比較して選べるとは限りません。提携先のツアー会社が決まっている場合は、訪問スポットや参加人数、料金に含まれるものを十分に比較できないまま予約することになります。

特にレッドツアーは、ギョレメ野外博物館とゼルベ野外博物館のどちらを訪れるか、パシャバー(パシャバグ)やデヴレント渓谷が含まれるかなど、催行会社によってコースに違いがあります。ホテル経由で予約する場合も、ツアー名と料金だけで判断せず、具体的な訪問スポットを確認しておくのがおすすめです。

日本語対応の予約サイトで予約する

GetYourGuide レッドツアー関連商品の一覧ページ

レッドツアーは、同じ名称で販売されていても、催行会社によって訪問スポットや見学順序が異なります。希望する場所を確実に回りたい方や、複数プランをじっくりと比較したい方は、詳細を日本語で確認できる予約サイトを利用するのが便利です。

筆者も実際に利用している「GetYourGuideのツアーページ」では、複数のレッドツアーを一覧で確認できます。ギョレメ野外博物館またはゼルベ野外博物館のどちらを訪れるか、パシャバー(パシャバグ)やデヴレント渓谷が含まれるかなど、プランごとの違いを比較しながら選べます。

また、グループの最大参加人数やショッピングスポットへの立ち寄り、昼食・入場料の有無なども予約ページ上で確認できます。料金が近いプランでも内容に差があるため、単純に安い順で選ぶより、1日の行程全体を見比べることが重要です。

参加者の口コミでは、ガイドの説明や車内の快適さ、各スポットで確保される見学時間なども確認できます。予約後はマイページやアプリから内容を確認でき、対象プランであればオンライン上でキャンセル手続きを行うことも可能です。

なお、14€前後から予約できる格安プランもありますが、野外博物館などの入場料やランチが含まれていない場合があります。最終的な支払額だけでなく、当日に別途必要となる費用まで確認した上で選んでください。

現地ツアー会社のオフィスで直接予約する

ギョレメ カッパドキアデイリーツアー社のオフィス外観

ギョレメやウルギュップなどの中心部には、現地ツアー会社のオフィスが複数あり、カッパドキア到着後にレッドツアーを直接予約することも可能です。

オフィスでは、翌日以降に催行されるツアーの空き状況や料金を確認できるほか、訪問スポットや最大参加人数、ランチ・入場料の有無などをスタッフへ直接質問できます。複数の店舗を回れば、各社のコースや条件を比較した上で選べる点も現地予約のメリットです。

また、ホテルや予約サイトを経由せず、実際にツアーを運行する会社へ直接申し込める場合は、同程度のプランでも料金が安くなることがあります。参加日が迫っていて空席が残っている場合には、店頭で割引料金を案内される可能性もあります。

一方、レッドツアーという名称だけでは具体的な訪問先を判断できないため、ギョレメ野外博物館またはゼルベ野外博物館のどちらを訪れるか、パシャバー(パシャバグ)やデヴレント渓谷が含まれるかなどを、その場で確認する必要があります。ツアー内容やキャンセル条件の説明も基本的に英語またはトルコ語です。

さらに、観光シーズンや連休中は希望日のツアーが満席になる可能性があります。現地で複数のオフィスを比較する時間も必要になるため、参加日や希望するコースが決まっている方は、日本出発前に予約を済ませておく方が安心です。

筆者の場合は、「気球ツアー」「グリーンツアー」「レッドツアー」など、旅行日程に組み込む王道ツアーは滞在ホテルや「GetYourGuide」で事前予約し、旋回舞踊「セマー」の鑑賞など、現地で予定を追加したい場合にツアー会社のオフィスを利用することが多いです。

レッドツアーはどこを巡る?見学スポットとルートを地図で解説

まずは、レッドツアーで巡る主なエリアと、各見学スポットの位置関係を以下の地図でご覧ください。

カッパドキア レッドツアーの見学スポットとルートマップ 画像をタップすると高解像度版の地図が別タブで開きます。

レッドツアーは、ギョレメやアヴァノス周辺を中心に、カッパドキア北部の定番観光スポットを巡るツアーです。

ホテル送迎を含めた所要時間は、一般的に6〜8時間ほどで、午前に出発して夕方前後に戻る1日ツアーとして催行されます。

グリーンツアーほど遠方まで移動しませんが、野外博物館や奇岩群、展望スポットなどを複数組み合わせて見学します。

ただし、「レッドツアー」という名称で販売されていても、訪問スポットは催行会社やプランによって統一されていません。

ギョレメ野外博物館を訪れるプランもあれば、ゼルベ野外博物館を中心に巡るプランもあり、パシャバー(パシャバグ)やデヴレント渓谷、アヴァノスなどの組み合わせにも違いがあります。

一般的なレッドツアーでは、主に以下のようなスポットを巡ります。

定番の立ち寄りスポット

プランによっては立ち寄りが異なるスポット

以下より、各スポットの概要を写真付きで簡単にご紹介します。

レッドツアーの定番スポット

レッドツアーの訪問先は催行会社やプランによって異なりますが、多くの定番コースに含まれている代表的な見学スポットは、以下の4か所です。

ギョレメ野外博物館(またはゼルベ野外博物館)

レッドツアーで訪れるギョレメ野外博物館

写真はギョレメ野外博物館

岩山を掘って造られた教会や修道院跡が集まる野外博物館です。レッドツアーでは「ギョレメ野外博物館」または「ゼルベ野外博物館」のいずれかを訪れるプランが基本となります。

妖精の煙突が並ぶパシャバー(パシャバグ)

パシャバー(パシャバグ)に並ぶ妖精の煙突

キノコのような形をした「妖精の煙突」が数多く並ぶ、カッパドキアを代表する奇岩スポットです。岩の近くまで歩いて見学できるため、レッドツアーの中でも特に人気があります。

デヴレント渓谷(ラクダ岩・ナポレオン岩など)

デヴレント渓谷のラクダ岩

動物や人物の姿を連想させる奇岩が点在する渓谷です。「ラクダ岩」や「ナポレオンの帽子型の岩」など、特徴的な形をした奇岩を眺めながら見学します。

アヴァノス(陶器工房)

アヴァノスの陶器工房

アヴァノスは、カッパドキアを代表する陶器の町として知られています。レッドツアーでは、昼食とあわせて陶器工房に立ち寄るプランが多く、職人によるろくろを使った実演や、伝統的な陶器作りの様子を見学できます。工房によっては、実際にろくろ体験や作品の購入も楽しめます。

プランによっては立ち寄るスポット

レッドツアーでは、前述した定番スポットに加え、催行会社や予約するプランに応じて、以下で紹介する観光スポットのうち2〜3か所ほどを組み合わせて巡る場合が多いです。

ウチヒサール城

ウチヒサール城

カッパドキアで最も高い場所に位置する巨大な岩山で、岩肌にはかつて住居や要塞として利用されていた無数の洞窟が残されています。レッドツアーでは、城の内部に入場するのではなく、周辺の展望スポットから外観や町並みを見学するプランが一般的です。

ラブバレー

ラブバレー

細長くそびえる独特な形の妖精の煙突が数多く並ぶ、カッパドキアを代表する渓谷の一つです。レッドツアーでは、谷を歩くのではなく、周辺の展望スポットから奇岩群を眺めながら写真撮影を楽しむプランが一般的です。

エセンテペ(3姉妹岩)

スリーシスターズ(ウルギュップ)

ウルギュップ近郊にある、帽子をかぶったような3本の奇岩で、「三姉妹の岩」とも呼ばれる人気の景勝地です。筆者が参加したレッドツアーでも立ち寄りましたが、プランに含まれないケースも多いです。

チャウシン村

チャウシン村

チャウシン村は、岩山を掘って造られた住居や教会跡が残る、カッパドキアでも歴史ある集落です。レッドツアーでは、岩肌に広がる洞窟住居群や独特の景観を見学しながら散策するプランが組み込まれることがあります。ギョレメとアヴァノスの中間に位置し、レッドバレーやローズバレーへの玄関口としても知られています。

ギョレメパノラマ

ギョレメパノラマ周辺の景観

ギョレメの町や周囲に広がる奇岩群を一望できる展望スポットです。ツアーでは移動途中の写真撮影スポットとして立ち寄ることが多く、どちらかといえばグリーンツアーの行程に組み込まれるケースが多いですが、一部のレッドツアーでも訪問します。

本記事では、レッドツアーで訪れる主なスポットの概要を中心にご紹介しました。筆者が実際に参加した際の詳しいタイムスケジュールや各スポットの見学風景、ランチ・工房見学の様子、実際の所要時間については、以下の体験ブログで詳しく紹介しています。

レッドツアーでよくある質問(Q&A)

レッドツアーの所要時間や料金、訪問スポット、グリーンツアーとの違いなど、参加前に気になるポイントをQ&A形式でまとめました。ツアー選びで迷っている方は、以下の内容も参考にしてください。

レッドツアーの内容を簡単に教えてください

レッドツアーは、ギョレメやアヴァノス周辺を中心としたカッパドキア北部の観光スポットを、1日で効率よく巡る現地ツアーです。

妖精の煙突をはじめとする奇岩群や、野外博物館、展望スポットなど、一般的にイメージされる「カッパドキアらしい景観」をまとめて楽しめるのが特徴です。

カッパドキ レッドツアーの各訪問スポット

ホテルから各観光スポットまでの移動距離が比較的短く、長時間のトレッキングも基本的には含まれないため、初めてカッパドキアを訪れる方でも参加しやすいツアーです。

参考⇨ レッドツアーの概要と基本情報

レッドツアーの所要時間は?半日で回れますか?

レッドツアーの所要時間は、ホテルからの往復送迎を含めて6〜8時間程度が目安です。

一般的には午前8時30分〜10時ごろにホテルを出発し、複数の観光スポットやランチ会場を巡った後、午後4時〜6時ごろにホテルへ戻ります。

出発時刻や帰着時刻は、宿泊ホテルの場所や参加人数、当日の交通状況、訪問スポットによって異なります。半日ツアーとして販売されているプランもありますが、定番スポットをひと通り巡る一般的なレッドツアーは、1日ツアーが基本です。

半日プランは、訪問スポットが少なかったり、野外博物館やランチが含まれていなかったりする場合があるため、予約前に行程を確認してください。

参考⇨ レッドツアーの基本情報(開始時間・含まれるもの・含まれないもの)

ホテルからの送迎はツアー料金に含まれていますか?

多くのレッドツアーには、ギョレメやウチヒサール、アヴァノス、ウルギュップなど、カッパドキアの主要エリアにあるホテルからの往復送迎が含まれています。

ホテルの入口付近でピックアップしてもらい、ツアー終了後も宿泊ホテルまで送ってもらえるため、参加者が自分で集合場所や各観光スポットまで移動する必要は基本的にありません。

ただし、中心部から離れたホテルや一部の宿泊施設では、送迎対象外となったり、追加料金が必要になったりする場合があります。予約前に滞在ホテルのエリアが送迎対象に含まれているか確認しておくと安心です。

参考⇨ レッドツアーの基本情報(開始時間・含まれるもの・含まれないもの)

レッドツアーではどこを訪れますか?地下都市も訪問しますか?

レッドツアーの代表的な訪問先は、「ギョレメ野外博物館またはゼルベ野外博物館」「パシャバー(パシャバグ)」「デヴレント渓谷」「アヴァノス」などです。

このほか、催行会社や予約するプランによって、ウチヒサール城、ラブバレー、チャウシン村、ギョレメパノラマ、エセンテペ(3姉妹岩)などが組み込まれる場合があります。

レッドツアーで立ち寄る各見学スポット

一方、デリンクユ地下都市やカイマクル地下都市などの地下都市は、基本的にグリーンツアーの定番訪問先です。一般的なレッドツアーでは地下都市を訪れませんが、催行会社独自の混合プランや追加スポットを含むツアーでは、行程に組み込まれる可能性もあります。

レッドツアーには統一された公式コースがあるわけではなく、催行会社ごとに訪問スポットや見学順が異なります。予約時は「レッドツアー」という名称だけで判断せず、実際にどのスポットを訪れるのか確認してください。

特に、野外博物館、パシャバー、デヴレント渓谷のうち、ほとんどが含まれていないプランは、一般的なレッドツアーとは内容が大きく異なる可能性があります。

参考⇨ レッドツアーはどこを巡る?見学スポットとルートを地図で解説

レッドツアーの料金相場はいくらですか?

ランチや各観光スポットの入場料、英語ガイド、ホテル送迎などを含む一般的なレッドツアーの料金相場は、1名30〜55€程度です。

30€を下回る格安ツアーもありますが、野外博物館などの入場料やランチが料金に含まれておらず、現地で別途支払いが必要になる場合があります。

反対に、少人数制のツアーや日本語ガイド付きツアー、専用車で巡るプライベートツアーは、一般的なグループツアーより料金が高くなります。

料金を比較する際は、表示されている金額だけでなく、入場料、ランチ、ホテル送迎、ガイド、最大参加人数など、料金に含まれる内容まで確認することが重要です。

参考⇨ レッドツアーの料金相場と選び方

格安のレッドツアーを予約する際の注意点はありますか?

30€を下回るような格安ツアーを予約する場合は、ランチや各観光施設の入場料がツアー料金に含まれているかを特に確認してください。

表示料金は安くても、野外博物館やパシャバーなどの入場料を現地で支払うと、最終的な総額が一般的なツアーとほとんど変わらなくなる場合があります。

また、料金だけでなく、実際に訪れる観光スポット、最大参加人数、ガイド言語、ホテル送迎の対象範囲、キャンセル条件なども比較する必要があります。

訪問スポットが少ないプランや、観光よりもショッピング施設への立ち寄りが多いプランもあるため、予約前に行程表や利用者の口コミまで確認するのがおすすめです。

参考⇨ 失敗しないレッドツアーの選び方

レッドツアーではショッピングスポットにも立ち寄りますか?

多くのレッドツアーでは、陶器の町として知られるアヴァノスを訪れ、陶器工房やショップに立ち寄ります。

陶芸家によるろくろの実演を見学したり、プランによっては陶芸体験に参加したりできるため、アヴァノスの陶器工房は観光スポットの一つとして楽しめます。

一方、格安プランの中には、陶器工房に加えて絨毯工房や宝石店、土産物店など、複数のショッピングスポットを行程に組み込んでいるものがあります。

工房見学そのものはトルコの伝統文化に触れられる貴重な機会ですが、ショッピングスポットが多すぎると、奇岩群や野外博物館などの見学時間が短くなる可能性があります。買い物にあまり興味がない方は、立ち寄る店舗数や滞在時間を確認しておきましょう。

レッドツアーは自力で回れますか?

レッドツアーで訪れるギョレメ野外博物館やパシャバー、デヴレント渓谷、アヴァノスなどは、レンタカーがあれば自力で回ることも可能です。ただし、各スポットを結ぶ電車はなく、路線バスや乗り合いバスだけで1日ですべてを巡るのは現実的ではありません。

以上から、1日で主要スポットを効率よく巡るなら、自力観光よりもレッドツアーへ参加する方が、総合的にはコストパフォーマンスに優れています。

レンタカーを利用して自力で回る場合は、レンタカー代や燃料代に加え、野外博物館などの入場料などが別途必要になります。また、各スポットの駐車場や移動ルート、営業時間も自分で調べる必要があります。

一方、レッドツアーの多くは、滞在ホテルからの往復送迎、英語ガイド、昼食、各施設の入場料がセットになっているプランが一般的です。

2〜3名以上でレンタカーを利用する場合や、自分のペースで自由に観光したい方を除けば、送迎付きのレッドツアーへ参加する方が、手軽で効率的に主要スポットを巡ることができます。

ツアーは「GetYourGuideの予約ページ」などから日本語で簡単に予約できます。

参考⇨ レッドツアーの予約方法とおすすめ予約サイト

レッドツアーとグリーンツアーの違いは何ですか?

レッドツアーとグリーンツアーの大きな違いは、レッドツアーが奇岩群や岩窟教会などの景観を中心に巡るのに対し、グリーンツアーは地下都市や渓谷、岩窟修道院などを巡る点です。

レッドツアーでは、妖精の煙突や動物の姿を連想させる奇岩、写真映えする展望スポットなど、一般的にイメージされるカッパドキアらしい景観を効率よく楽しめます。

一方のグリーンツアーでは、デリンクユまたはカイマクルの地下都市、ウフララ渓谷でのトレッキング、セリメ修道院などを巡ります。単に景色を見るだけでなく、歴史的な地下空間に入ったり、渓谷の中を歩いたりできるのが特徴です。

奇岩群や写真映えする景観を重視するならレッドツアー、地下都市やトレッキング、歴史と自然を組み合わせた体験を重視するならグリーンツアーが向いています。

レッドツアーとグリーンツアーはどちらがおすすめですか?

どちらがおすすめかは好みによりますが、両方に参加した筆者の経験では、初めてカッパドキアを訪れる方にはレッドツアーをややおすすめします。

レッドツアーでは、妖精の煙突をはじめとするさまざまな形の奇岩群や岩窟教会、展望スポットなど、初めてカッパドキアを訪れた際に期待する景観を効率よく巡ることができます。

筆者の家族をはじめ、実際に両方のツアーへ参加した同行者の感想を踏まえても、どちらか一方だけを選ぶなら、レッドツアーを支持する意見が優勢でした。

ただし、地下都市に強く興味がある方や、渓谷の中を歩いてみたい方、絶景だけでなく歴史や自然も幅広く体験したい方には、グリーンツアーの方が高い満足度を得られると思います。

カッパドキアらしい奇岩群や写真映えする景観を重視する方、初めてカッパドキアを訪れる方にはレッドツアーがおすすめです。地下都市や岩窟修道院、トレッキングを含む変化のある1日ツアーを楽しみたい方には、グリーンツアーが向いています。