イスタンブール ミュージアムパスの購入方法から、料金、入場可能施設まで徹底解説
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イスタンブール「ミュージアムパス」は、イスタンブールの博物館や宮殿などの主要スポット観光時に、チケット購入の列に並ばずに入場できるお得なパスです。このミュージアムパスを購入する事で「トプカプ宮殿」「ハレム」など、イスタンブールの人気スポットを効率よく観光できます。料金的には最低でも、だいたい6施設以上ぐらい訪問すれば元が取れると思います。
本記事では、この「ミュージアムパス」の料金、入場可能施設、有効期限、購入方法など、ミュージアムパスに関する情報を徹底的に解説致します。
最新情報
2020.09.30 ミュージアムパスの料金改定2020年3月頃より「ミュージアムパス」のチケット料金が325TL(トルコリラ)に値上がり致しました。2020年9月時点では325TLが正規料金となっております。大幅な料金値上げにも思えますが、トルコリラの相場が大幅に下落しておりますので、日本円で言うと、700円〜800円程度の値上げとなっております。
2019.01.01 ミュージアムパスの料金改定2018年10月頃より「ミュージアムパス」のチケット料金が、135TL→185TLに値上がり致しました。
ミュージアムパスの基本情報
「ミュージアムパス」の正式名称は「MUSEUM PASS ISTANBUL(ミュージアムパス イスタンブール)」になります。このミュージアムパス以外にも「MUSEUM PASS TURKY(ミュージアムパス トルコ)」や「MUSEUM PASS CAPPADOCIA(ミュージアムパス カッパドキア)」などもありますが、それぞれ入場可能施設や料金が異なりますので混同しない様にご注意ください。
本記事でご紹介しているのは、イスタンブールの主要施設(12スポット)に入場できる「ミュージアムパス イスタンブール ※以後は省略して「ミュージアムパス」と表記」になります。
また、以前まで「ミュージアムパス」は、3日間有効のチケットなど、有効日数によっていくつか種類がありましたが、現在は5日間有効のチケットのみの販売になっています
ミュージアムパスの概要(料金・有効期限・入場可能施設)
チケット料金 | 325TL(約4,500円) |
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有効期限 | 5日間有効 ※ミュージアムパスを最初に使用した時から数えて120時間(5日間)有効。 |
入場可能施設 | トプカプ宮殿(Topkapı Palace Museum) ハレム(Harem Apartments) イスタンブール考古学博物館(İstanbul Archaeological Museums) 大宮殿モザイク博物館(İstanbul Mosaic Museum) トルコ・イスラム美術博物館(Museum of Turkish & İslamic Arts) イスラム科学技術史博物館(Museum for the History of Science & Technology in Islam) カーリエ博物館(Chora Museum) ガラタメヴラーナ博物館(Galata Mevlevi House Museum) ユルドゥズ宮殿(Yıldız Palace) ルメリヒサール博物館(Rumeli Hisar Museum) フェトヒイェ博物館(Fethiye Museum) ※アヤソフィアは、2020年8月頃より入場が無料化されたため、ミュージアムパスの対象施設からは外れております。 【参考記事】 |
注意事項 | ・各施設には一度づつしか入場できません。 ・改修工事などが行われている施設には入場できない場合があります。 |
ミュージアムパスの特典は幅広く、上記の表内に記載した「入場可能施設」以外の施設や、カフェ、レストラン、市内観光ツアーの割引特典なども付帯しております。2019年ごろまでは、特典に関する情報を記載した公式サイトがありしましたが、現在はクローズしてしまった様です。詳細な情報は、こちらのサイト(英語・トルコ語)などでも確認可能ですが、英語となります。分かりにくいと思うので、本サイトで可能な限り詳しく解説致します。
ミュージアムパスの購入方法
ミュージアムパスを購入する方法は以下の3通りの方法があります
- 対象施設のチケットオフィスで現地購入
- 公式サイトからオンライン予約
- GET YOUR GIDE(代理店)サイトからオンライン予約
① 対象施設のチケットオフィスで現地購入
この購入方法が最もお勧めです。ミュージアムパスは、アヤソフィアやトプカプ宮殿をはじめとするパスの入場対象美術館にて現地購入が可能です。
ミュージアムパスが購入できる施設
ミュージアムパスは以下の施設の各チケットオフィスで購入可能です。
- ・トプカプ宮殿
- ・イスタンブール考古学博物館
- ・トルコ・イスラム美術博物館
- ・大宮殿モザイク博物館
- ・ガラタ・メヴラーナ博物館
- ・カーリエ博物館
- ・アヤソフィア(博物館)※1
ミュージアムパスが購入できる施設のうち「アヤソフィア」や「トプカプ宮殿」はチケット売り場も混雑必須なので、まずは、人気薄のスポット「大宮殿モザイク博物館」や「イスタンブール考古学博物館」で「ミュージアムパス」を購入してから、「アヤソフィア」や「トプカプ宮殿」などを観光するのがおすすめです。「大宮殿モザイク博物館」から「ブルーモスク」までは徒歩2分〜3分ほどです。
※1 アヤソフィアは2020年8月頃より、入場料金が無料化されました。それに伴い、ミュージアムパスの販売も終了してしまった可能性がございます。
▶大宮殿モザイク博物館の場所をGoogle Mapで確認する
▶イスタンブール考古学博物館の場所をGoogle Mapで確認する
ミュージアムパスの自販機について
アヤソフィアなどの人気スポットに設置されている「ミュージアムパスの自販機」でもパスの現地購入が可能です。ただし、使用不可の時も多いので、基本的にはチケットオフィスで購入する方がお勧めです。
② 公式サイトからオンライン予約
ミュージアムパスは、公式チケット販売サイトからオンライン予約が可能です。もちろん手数料はなく、料金は現地で購入する場合と同額になります。
予約チケットの受取り方法
この方法でチケットを予約した場合、チケットの受け渡しが郵送のみとなり、受取り場所に指定できるのが、トルコ国内の住所のみになります。滞在予定のホテルにその旨を伝えた上で、トルコ到着後にホテルで受け取るという方法もありますが、ややハードルが高いと思います。
③ GET YOUR GIDE(代理店)サイトからオンライン予約
ミュージアムパスは、日本語のHPを持つ、代理店サイトからも予約が可能です。この方法だと、手数料が発生するため、料金的には割高となりますが、日本語で予約できるメリットは大きいと思います。
個人的に良く利用してお勧めなのが、GET YOUR GIDEというサイトです。このサイトを利用する場合は、「イスタンブール:美術館パスとボスポラス海峡ボートツアー」ページから予約が可能です。
通常料金よりもかなり割高になりますが、その分、人気の「ボスポラス海峡クルーズ」もセットになっています。
予約チケットの受取り方法
GET YOUR GIDE経由で、ミュージアムパスを予約した場合、受取りは、予約後にメールで送られてくるバウチャー(予約書)を「現地サプライヤーの事務所」で提示して引き換えとなります。現地サプライヤーの事務所は以下のグーグルマップにてご確認ください。
受取り窓口は「Turista」という看板が目印です。旅行代理店(Travel Agency)とも書かれているので、すぐにわかると思います。場所的にも、トラムのメイン駅とも言える「Sultanahmet(スルタンアフメット駅)」から徒歩ですぐです。
まとめ
ミュージアムパスの料金は「325トルコリラ(約4,500円)」なので、入場料金の元を取るには、最低でも6施設ぐらいは訪問しないと難しいと思います。
イスタンブールの必須観光スポット「トプカプ宮殿 (100TL)」「ハレム (42TL)」の2施設に入場しても、合計料金142TL(トルコリラ)なので、料金の半分も消化できません。正直、この2スポット以外は、マニアックな博物館しか対象施設になっていません。以前までは「アヤソフィア」も対象施設だったので、かなりお得感がありましたが、現在の「アヤソフィア」は入場無料となっています。
ただし、コロナ開け以後、アヤソフィアへの優先入場特典などが付与される可能性は高いと思います。なぜなら、ミュージアムパスの最大のメリットは、料金的なお得感よりも、チケット購入列に並ぶ手間と時間を省略できる点にあるからです。
この辺りのミュージアムパスの進捗情報に関しては、当サイトで随時ご紹介していきます。コロナ明けにイスタンブール訪問予定の方は、また是非当ページを訪問してくださいませ。
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