【カッパドキア おすすめ洞窟ホテル】料金相場から宿泊エリアまで解説

(2018年6月8日 公開) (2018-09-18 最終更新) ギョレメの街並み

トルコの世界遺産「カッパドキア」は、火山灰が降り積もって形成された奇岩群の絶景が有名な地域です。そして、この奇岩をくり抜いて造る「洞窟ホテル」と呼ばれるホテルに宿泊するために、世界中から多くの旅行者がカッパドキアを訪れます。

洞窟ホテルへの宿泊は、他の国や地域では味わえない貴重な体験なので、カッパドキアで洞窟ホテルに宿泊しない手はないと思います。

本記事では、これからカッパドキア観光をお考えの方に向けて、おすすめの宿泊エリアや宿泊料金の相場、おすすめの洞窟ホテルから選び方まで徹底解説致します。

宿泊エリアは「ギョレメ」がおすすめ

ギョレメの街並み

カッパドキア訪問時は、「ギョレメ」「ユルギャップ」「ウチヒサル」「オルタヒサル」の4つあるエリアのいずれかに宿泊するのが一般的ですが、その中でも、多くの旅行者が宿泊する人気エリアが「ギョレメ」か「ユルギャップ」になります。

「ギョレメ」はバックパッカーや個人旅行、家族旅行まで幅広い層が宿泊し、「ユルギャップ」はツアーの団体客が多く宿泊するという傾向があります。しかし、もしカッパドキア訪問が初めてなら、圧倒的に「ギョレメ」への宿泊がおすすめです。


ギョレメ 土産物店

「ギョレメ」は、カッパドキアの中心的な場所でありながら、最もカッパドキアらしい雰囲気が漂う田舎街です。街はコンパクトながら、レストランやバー、スーパー、お土産屋なども多く、ツアー会社や両替所、バスの発着所などもコンパクトな範囲に集中しています。

また、肝心の宿泊施設に関しても、リーズナブルなホテルから、小中規模な洞窟ホテル、高級感ある洞窟ホテルまで、ホテル選びの選択肢が非常に多いエリアです。他にも、ツアーで訪れる「ギョレメ野外博物館」や、穴場の「サンセットビューポイント」に徒歩でアクセスできる点なども、ギョレメ滞在の大きなメリットの1つです。

とにかくギョレメはカッパドキアの中でも、何をするにもどこに行くにも非常に便利なエリアです。もし、他のエリアで余程宿泊したい特定のホテルがないなら、初めてのカッパドキア滞在は「ギョレメ」宿泊がおすすめです。

▶ギョレメのホテルを探す

参考までに、ギョレメ以外の3つの宿泊エリアの概要と特徴は以下になります。

ウチヒサル(ウチヒサール)

ウチヒサルの景観

ウチヒサルは、4つ星から5つ星クラスのホテルが立ち並ぶ高級リゾートエリアです。カッパドキアの中でも非常に高台に位置しており、特にこのエリアのシンボル「ウチヒサル城塞」の上から眺める、カッパドキアの景観は絶景です。

ウチヒサルは、閑静で高級な洞窟ホテルやリゾートホテルをお探しの方にはおすすめのエリアですが、ギョレメやユルギャップなどと比べると、レストランやお店なども非常に少ないので、ツアーで観光に出る時以外は、やや退屈すると思います。

▶ウチヒサルのホテルを探す

オルタヒサル(オルタヒサール)

オルタヒサルの景観

「オルタヒサル」は、一際高く聳える岩の砦が特徴的なエリアで、その景観はどことなく「ウチヒサル」にも似ています。

ギョレメ同様に、カッパドキアらしい雰囲気が強く、ホテルもコストパフォーマンスの高い洞窟ホテルを見つける事ができます。

しかし、ホテルの数やレストラン、ショップなどが非常に少ないのが難点で、このエリアを選ぶなら、ギョレメの方が色んな面で選択肢は広いです。

この「オルタヒサル」の周囲には、奇岩以外に特筆するべきほどのスポットはありませんが、敢えてここを宿泊エリアに選ぶ旅行者もいます。理由としては、他のエリアと比べて、観光地化され過ぎていない分、カッパドキアの本物の集落的な雰囲気を味わえるからです。

もし、多少不便でも、とにかくカッパドキアの雰囲気に可能な限り溶け込みたい方にはおすすめの宿泊エリアです。

▶オルタヒサルのホテルを探す

ユルギャップ

ユルギャップのワイン工場

ワイン工場で有名ユルギャップは、カッパドキアでは最もモダンで賑やかなエリアです。ギョレメと同様に、お洒落でユニークな洞窟ホテルが数多く立ち並びますが、宿泊料金的にはやや高い傾向にあります。

また、ユルギャップはカッパドキアの中では非常に大きな街なので、ホテル、レストラン、ショップも非常に多く、ツアー団体客の宿泊が多いのも特徴の1つです。

ただ、ギョレメと比べると、カッパドキアらしさにやや欠ける部分はあるので、敢えてこのエリア選ぶというよりは、カッパドキア内でお洒落で雰囲気のある洞窟ホテルを探した結果、滞在エリアが「ユルギャップ」だったという場合や、ツアー会社を通して予約した結果が「ユルギャップ」の宿泊だったという場合が多いです。

とは言え、広くてショップも多いエリアなので、買い物好きの方や、リピーターの方などにはおすすめのエリアです。

▶ユルギャップのホテルを探す

ホテルの料金相場

ギョレメの街並み

カッパドキアの宿泊料金相場は、他のヨーロッパの都市に比べると格段に安いと言えます。

例えば、ギョレメであれば、広さ20㎡ぐらいの洞窟部屋なら一泊3,000円ぐらいから見つける事ができますし、1万円台後半も出せば、ホテルによっては100㎡以上のお洒落な洞窟部屋に泊まる事ができます。これを複数人で宿泊すれば超激安ですね。

また、日本人の方に人気のある中級クラスの(平均的な)洞窟ホテルであれば、一泊8,000円も出せば、かなり雰囲気のある洞窟ホテルに宿泊できると思います。ギョレメの洞窟ホテルは、安くても素敵なホテルが多く、非常にコストパフォーマンスの点で優れています。

カッパドキアのホテル

そのため、ギョレメに限っては、宿泊料金が安いからと言って、設備や接客が悪い訳ではありません。値段の高低に惑わされずに、部屋や設備、口コミなどを吟味しながらお得な洞窟ホテルを探してみてください。きっと穴場の洞窟ホテルに巡り会うことができます。

また、ギョレメ以外のエリア、ユルギャップやウチヒサールなどでも、一泊3,000円ぐらいで宿泊できるホテルは結構あるのですが、ギョレメと比べるとコスパが低く、値段相応のホテルが多い傾向にあります。ただ、ウチヒサルに関しては、高い宿泊料金さえ出せば、他のエリアにはない様なゴージャスな洞窟ホテルに宿泊する事ができます。

ウチヒサルの中でも、特にゴージャスな洞窟ホテルだと「ミュージアム ホテル(Museum Hotel)」が有名です。このホテルからの景観は、正に天界から地上を見下ろす様な絶景ですが、宿泊料金は、1泊5万円ぐらいからになります。

ギョレメ おすすめ洞窟ホテルと選び方

(1)グランドケーブスイーツ(Grand Cave Suites)

グランドケーブスイーツ(Grand Cave Suites)

ギョレメの街南端の高台にある小規模でアットホームな洞窟ホテル。ギョレメの洞窟ホテルの中でも、かなりリアルなつくりの洞窟部屋を提供しています。スタッフも非常に親切で、常にこちらの様子を伺いながら、何かの助けになろうと努めてくれます。オーナーの兄弟が、日本でトルコ料理店を経営しており、日本人には親しみが強い様です。

ホテルは3階建ての全16室で構成されており、各部屋ごとにレイアウトが異なるのが特徴で、全ての部屋に独立したシャワールームとジャグジー付きのバスタブを完備されています。また、各部屋の出口は全て共有の広いテラスと隣接しており、そのテラスから見るギョレメの街並みは絶景です。

もちろん、カッパドキア観光のあらゆるツアー手配も可能で、特に気球会社に関しては、安全の高さから人気の「バタフライバルーン社」と提携しています。そのため、このホテル経由で予約すれば、「バタフライバルーン社」の1時間15分の気球ツアーが、130€で予約可能です。観光系ツアーも、グリーンツアーなら1人40€、レッドツアーなら1人35€で予約する事ができます。

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(2)ストーンハウスケーブホテル(Stone House Cave Hotel)

ストーンハウスケーブホテル(Stone House Cave Hotel)

ギョレメの街の中でも平たんな場所に位置する「ストーン ハウス ケーブ ホテル」は、築300年の建物を利用した雰囲気抜群の洞窟ホテルです。口コミサイトでは、スタッフの熱心で親切な接客が非常に高く評価されています。

全22室の客室は、全てトルコ調(オスマン調)のインテリアで装飾されており、トルコのローカルな雰囲気と、神秘的な洞窟の雰囲気を同時に感じる事ができます。

部屋はとても築300年の建物を改築したとは思えないほど、お洒落で清潔感に溢れています。

ホテルの隣にはスーパーもあり、お土産屋やレストランまでも徒歩2分〜3分ほど、たいていの場所には徒歩5分圏内でアクセスする事ができます。それでいて、車通りの多い場所からは離れているので、周囲はのどかで落ち着いた雰囲気です。

もちろん、このホテル経由で各種観光ツアーの予約が可能です。気球会社は老舗の「カッパドキアバルーン社」を含む三社ぐらいと提携しているので、その中から選択する事が可能です。

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「ストーンハウスケーブホテル」については、本サイト別記事の「【カッパドキア】安くてお得な洞窟ホテル「ストーン ハウス ケーブ ホテル」」でも詳しく紹介しております。

(3)チャーミング ケーブ ホテル(Charming Cave Hotel)

チャーミング ケーブ ホテル(写真出典:https://www.booking.com/)

「チャーミング ケーブ ホテル」は部屋数わずか16室、家族経営のアットホームがコンセプトのブティックホテルです。もし、ギョレメで1万円台前半でコスパの高いホテルをお探しなら、この「チャーミング ケーブ ホテル」が一押しです。

「チャーミング ケーブ ホテル」は、ワンランク上のスイートルームのコスパが高いのが特徴で、ピークシーズンでも、広さ50㎡で、ジャグジーと展望バルコニー付きのスイートルームに一泊1万円台前半から宿泊可能です。ちなみにですが、広さ30㎡の「ストーンルーム」と呼ばれるスタンダードな部屋なら、一泊7,000円から宿泊可能です。

立地的にもギョレメの中心に位置しており、徒歩で容易にレストランやカフェ、スーパー、バス乗り場などに足を運ぶことができます。

部屋の雰囲気も自らを「ブティックホテル」と呼ぶだけあり、非常にお洒落で家具にも拘りが見える洞窟部屋を提供しています。いろんな口コミサイトで見ても、イメージ通りの洞窟ホテルなどと評価する声が非常に多いです。

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【ギョレメ 洞窟ホテル選びのポイント】

ギョレメは小さな街なので、数時間もあれば一通りは観光できてしまうほどの大きさです。ですので、ギョレメの中でどこに宿泊するかは、特に拘る必要はありませんが、レストランやショップが並ぶ中心地から離れすぎると、折角ギョレメに宿泊するメリットが半減してしまうので、その点だけはご注意ください。

また、ギョレメの中でも、高台側と平地側のホテルがあり、高台に位置するホテルは、見晴らしも良く、ホテルのテラスからギョレメの街を一望する事ができます。

しかしその反面、レストランやショップなど、街の中心地に行って戻って来る際に、急な坂を上る必要があります。その点を踏まえると、年配の方や足が不自由な方は、ギョレメの中でも平地側のホテルを選んだ方が良いかもしれません。

逆に、坂があろうがホテルからの景観を重視したい方は、高台にある見晴らしの良い洞窟ホテルへの宿泊が絶対におすすめです。

ウチヒサル おすすめ洞窟ホテル

(1)ミュージアム ホテル(Museum Hotel)

ミュージアム ホテル(写真出典:https://www.booking.com/)

ウチヒサルの高台にあり、これこそが絶景と言わんばかりの景観を提供する高級ホテル。ヨーロッパやトルコ国内における、様々なホテルアワードを受賞しています。

もし、カッパドキアで予算を気にせずにとにかく最高級で絶景の洞窟ホテルに宿泊したいなら、このホテル以上の選択肢はありません。

ホテルからの景観を遮る物はなく、早朝などは、部屋で毛布にくるまりながら、飛び立つ気球の景観を眺める事ができます。

ホテルの庭では、天然のフルーツや野菜を栽培しており、この食材を利用したビュッフェ形式の朝食を毎朝堪能する事ができます。また、何故か庭では、クジャクやゾウガメなどを放し飼いにしており、ここは天国か?と突っ込みたくなる様な場所です。

料金は一泊50,000円ぐらいからなので、一人だと割高ですが、1室の料金なので、複数人数で宿泊すれば、一人1万円台後半で宿泊できてしまいます。一生の思い出を作りたい方におすすめの絶景ホテルです。

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オルタヒサル おすすめ洞窟ホテル

エリカ ケーブ スイーツ(Elika Cave Suites)

エリカ ケーブ スイーツ(写真出典:https://www.booking.com/)

800年前の洞窟を可能な限りオリジナルの状態で利用しており、「これが真の洞窟ホテルだ!」と言わんばかりの独特の雰囲気を醸し出しています。また、インテリアの材質や色からも部屋の雰囲気への強いこだわりが見えるホテルです。

全てレイアウトが異なる25室の部屋からは、全室カッパドキアの景色を眺めることができます。25室の内、スイートが12室、残りの13室がデラックスルームで、当時の洞窟の形状を活かした部屋は、広さ20 ㎡から100㎡までと非常に幅があります。

カッパドキアの洞窟ホテルには、数百年前の本物の洞窟を利用したホテルと、洞窟風に新しく造った洞窟もどきのホテルがありますが、この「エリカ ケーブ スイーツ」はもちろん前者で、洞窟ホテルの中の真の洞窟ホテルと言えるホテルです。

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ユルギャップ おすすめ洞窟ホテル

ケメルハン ケーブ スイーツ(Kemerhan Cave Suites)

ケメルハン ケーブ スイーツ(写真出典:https://www.booking.com/)

「ケメルハン ケーブ スイーツ」は、ユルギャップの中でも非常に低料金ながら、宿泊者から超が付く高評価を得ている洞窟ホテルです。

いろんな口コミサイトで調べても、ほぼ満点に近い評価を得ており、わずか8室のみの客室は全ての部屋に、オーナーの真心が行き届いているなどと評されています。他にも、5つ星ホテル以上、リッツカールトンに宿泊した気分など、賞賛の例を挙げれば切りがないほどです。

観光ツアーや気球ツアーの手配も信頼できるツアー会社と提携している様なので、ツアーも全てこのホテルを通じて行えば間違いありません。

宿泊料金は、ピークシーズンでも、最もスタンダードな洞窟部屋(20㎡)なら、1泊7,000円から宿泊可能です

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まとめ

ギョレメ

カッパドキアの交通手段は車だけなので、現地で車を調達できる方以外は、ツアー参加が基本になります。

観光ツアーも気球ツアーも、ホテルへの往復送迎付きが基本なので、観光立地としての利便性という意味では、滞在エリアにそこまで拘る必要はありません。

しかし、宿泊エリアの雰囲気は旅行気分を高揚させる大事な要素だと思います。また、観光ツアー後の、買い物やレストラン探しもカッパドキア観光の醍醐味の1つです。

以上を踏まえると、雰囲気はもちろん、レストランやショップのバリエーションという点から考えても、「ギョレメ」が最もバランスの良いエリアです。

また、カッパドキアのホテル選びには「ホテルの提携ツアー」も非常に重要な要素です。カッパドキアのほとんどのホテルが、ツアー会社と提携しており、予約完了後には、ほぼ例外なくツアーの案内メールも送られてきます。

ですので、ホテル選びの際は、そのホテルの宿泊に関する口コミだけでなく、ツアーに関する口コミもチェックする様にしてください。トリップアドバイザーなどで口コミを調べると、大抵はホテルの口コミと一緒に、そのホテル経由のツアーの感想もレビューに記載してあります。是非参考にしてください。