イスタンブール 大宮殿モザイク博物館 観光情報(営業時間・入場料金・行き方など)
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イスタンブール現在の「大宮殿モザイク博物館」が建っている場所は、第4回十字軍の頃まで使用された東ローマ帝国の大宮殿があった場所です。広さ250m2の館内には、この場所で発見された450年から550年頃のモザイク画が展示されています。
本記事では、モザイク博物館への行き方はもちろん、営業時間や入場料金、館内の様子などを写真付きで詳しく紹介いたします。
モザイク博物館の基本情報
営業時間と入場料金
営業時間 | 09:00~19:00(4/1〜10/31) 09:00~17:00(11/1〜3/31) ※最終入場及び、チケットの販売は営業時間終了の30分前までとなります。 |
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休館日 | 月曜日、宗教的な祝日、ラマダーン(断食の期間) |
チケット料金 | 30TL(約450円ほど) |
HP | モザイク博物館HP(英語) |
行き方
大宮殿モザイク博物館はブルーモスクの南側に位置しており、アラスタバザールに内に組み込まれる形で建っています。トラムの「スルタンアフメット駅(Sultanahmet)」からだと徒歩10分弱ほどです。
入口
モザイク博物館の入場口は、アラスタ―バザールの入口(写真の景観)を正面にして左手にまっすぐ30m~40mほど進むとあります。
モザイク博物館の入場門と標識
モザイク博物館のチケットオフィスは観光客がほとんどいないので、ミュージアムパスなども容易に購入する事ができます。
館内入場口のチケット改札です。観光客はほとんどいません。入場前に本当に簡単なボディチェックがあります。
モザイク博物館の作品と館内の景観
モザイク博物館の各作品には、150人もの人間と神話の動物などが描かれており、当時の生活や狩猟の場面など90ものシーンが表現されています。
モザイク博物館で展示されているモザイク画はアヤソフィアなどと比べると、色彩の鮮やかさも弱く、保存状態も良くはありません。これは当時、モザイク画が中庭にあったため、風雨にさらされていた事や、モザイク画の上を人々が歩いたりしていた事が影響しています。モザイク博物館の内部は、うちっぱなしの様な壁に簡易的に鉄骨を組んだ簡素な感じです。床には発掘されたモザイク画をそのままの状態で展示され、通路の壁に沿ってモザイクを見学する事ができます。
ラクダに乗った人々と、ラクダを操る人を表現したモザイク画。奴隷ではない様ですね。
空想の動物を描いたモザイク画。かなり損傷が激しく色もあせて見えます。
所要時間とまとめ
モザイク博物館の広さはわずか250m2ほどです。1つ1つのモザイク作品の説明をじっくり読みながら鑑賞していけば1時間近く要する場合もあるかもしれませんが、基本的には所要15分〜20分もあれば十分です。所要15分〜20分もあれば、館内を一周して全てのモザイク画を鑑賞できてしまいます。
また、館内には小さいながらギフトショップもありますが、よほど当時の芸術と文化に造詣の深い方や関心の強い方以外は、購入意欲の湧く製品はないと思います。
まとめ
大宮殿モザイク博物館の展示品や館内は、目を見張る鮮やかさやインパクトはありませんので、よほど当時の歴史や文化、芸術などに関心の深い方以外は無理に観光する必要はないと思います。
ただ、人気薄なスポットなだけに「トプカプ宮殿」や「アヤソフィア」を含む様々な博物館に入場できる「ミュージアムパス」を買うにはもってこいの場所です。私もイスタンブール観光時はこの「大宮殿モザイク博物館」でミュージアムパスを購入してから、トプカプ宮殿やアヤソフィアを観光する様にしています。そうする事で人気観光名所にも並ばずにスイスイと入場できます。
ミュージアムパスに関しては別記事の「イスタンブール ミュージアムパスの購入方法から、料金、入場可能施設まで徹底解説」にて詳しく紹介しております。
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