ヨーロッパの格安長距離バス「FlixBus(フリックスバス)」の予約方法

FlixBus(フリックスバス)は2013年にドイツの若い3人の起業家によって設立された、ドイツのミュンヘンを起点とする長距離バスの運行会社です。
そのリーズナブルな料金設定と、ヨーロッパの人気観光地を網の目状に網羅する路線数の多さから、2013年から2017年までの4年間だけで「FlixBus」の利用者数は約4千万人に達しました。
元々は、ドイツ国内のみで運行されていましたが、既存の交通手段よりもリーズナブルで、WEBで簡単に予約ができる手軽さなどから、瞬く間に「フランス」「イタリア」「デンマーク」「クロアチア」など、そのネットワークはヨーロッパ全土に広がっていきました。
本記事では、このFlixBusの予約方法から当日の乗車の流れまで徹底解説致します。
Flixbus(フリックスバス)の基本情報
FlixBus(フリックスバス)は、運転手を自社で直接雇用するのではなく、現地のドライバーや地元のバス会社などとパートナー契約を結ぶ事で、ヨーロッパ全土に急激に普及しました。現在では、19カ国で250以上の運転手や地元のバス会社などとパートナーシップを結んでいます。
設立 | 2013年 |
---|---|
サービス内容 | ヨーロッパ及び、米国における長距離バスの運行サービス |
サービス対応国 | 世界28カ国 |
運行路線数 | 1,700以上 |
乗車料金(片道) | 5.99ドル〜 乗車路線や距離によって異なります。 |
予約方法 | アプリ・WEB経由(FlixBusのHPより) |
■乗車料金に含まれるサービス
Flixbusでは以下のサービスが通常料金の範囲で利用可能です。
- ・無料Wifi乗車中は車内でWifiが無料で利用可能です。
- ・USBチャージャー各座席にはUSBチャージャーが付いているので、充電器などを持参すれば、スマートフォンやタブレットなどの充電が可能です。
- ・手荷物と預け荷物(各1個)車内への手荷物1個の持ち込みに加えて、トランクなどの大きな荷物を1個まで無料で預ける事ができます。
- ・トイレバスには必ずトイレが付いています。
FlixBusの路線数とヨーロッパの主な発着地
現在、FlixBus(フリックスバス)は、ヨーロッパを中心に全28ヶ国、1,700以上の路線を長距離バスで結んでいます。
例えば、日本人にも人気の観光地「ノイシュヴァンシュタイン城」や「モンサンミッシェル」へのアクセスも「FlixBus」を利用すれば「ミュンヘン」や「パリ」から乗り換え無しでアクセスする事ができます。
他にも「ミュンヘン」から「ザルツブルク」や「ウイーン」への移動、更に「ローマ」から「ドブロブニク」への移動など、「FlixBus」の誕生によって、ヨーロッパの人気観光地同士を長距離バスでリーズナブルに移動する事が可能になりました。
FlexBusの主なヨーロッパの発着地
【ドイツ】ミュンヘン、フランクフルト、フュッセン、ホーエンシュバンガウ(ノイシュヴァンシュタイン城)、ベルリン、ケルン、ドレスデン、マインツ、デュッセルドルフ、ハイデルベルク、ボン、ヴォルフスブルク、コサート、レーヴェンベルク、ミュンヒベルク
【イタリア】ローマ、ヴェネチア、フィレンツェ、ヴェローナ、ミラノ、ナポリ、パルマ、シエナ、ピサ、アルベロベッロ
【フランス】パリ、リンツ、モンサンミッシェル、カルカッソンヌ、ランス、リヨン、ニース、ボルドー
【オーストリア】ウィーン、ウィーン空港、ザルツブルク、インスブルック
【チェコ】プラハ、ブルノ、チェスキークルムロフ、カルロヴィ・ヴァリ、
【ハンガリー】ブダペスト
【スロヴェニア】リュブリャナ、ブレッド
【クロアチア】ドブロブニク、ロヴィニ、スプリット、ザグレブ、プリトヴィツェ湖
【イギリス】ロンドン
【ポーランド】ワルシャワ、クラクフ
【スペイン】バルセロナ、マドリッド、アビラ、セビリア、マラガ、サンティアゴ・デ・コンポステーラ
【オランダ】アムステルダム、リンブルフ、ロッテルダム
【モンテネグロ】コトル
- 【スイス】
ジュネーヴ、チューリッヒ
【ベルギー】アントウェルペン、コサート
【その他】ストックホルム、ルクセンブルク、コインブラ、ソフィア
上記はFlixBus路線のほんの一部になります。特にドイツに関してはFlixBus発祥の地だけあって、かなりの路線網が構築されています。また、「イタリア」や「フランス」も非常に路線数が豊富です。
FlixBusの予約方法

①検索条件を設定して旅程を検索

サイトにアクセスすると、ページの上部に、①「From」と、②「To」の入力欄があるので、出発の「From」には「Munich(ミュンヘン)」、目的地の「To」には「Schwangau Neuschwanstein(シュヴァンガウ ノイシュヴァンシュタイン)」と入力して選択します。
続けて③「Departure(行き)」と、④「Return(帰り)」の日にちを選択します。④「Return(帰り)」は赤枠④の中の+ボタンを押すと選択可能になります。
最後に⑤「Passengers/Bikes(乗車人数)」にて必要枚数(乗車人数)を指定したら、オレンジ色のボタン⑥「Search」を押してください。ボタンを押すと、次のページに移動して検索条件に合った旅程候補が複数表示されます。
②バスの旅程選択

上側の①の緑枠内が「行きの旅程」の候補、下側②の緑枠内が「帰りの旅程」の候補になります。
赤枠内が各旅程のブロックになりますので、予約したい旅程内右側のボタン「Reserve 1 Seat」をクリックして、旅程を選択してください。ボタンがオレンジ色に変わり「Remove 1 Seat」となっていればその旅程が選択されている状態です。往復のチケットを購入する場合は帰りの旅程も選択してください。
選択が完了すると、その旅程がカートに保存され、ページ下部にオレンジ色の「BOOK」というボタンが表示されます。※パソコンで閲覧している場合は画面右側に「TOTAL:$金額 BOOK」というボタンが表示されます。
選択した旅程で問題なければ「BOOK」ボタン(写真下)をクリックしてください。

「BOOK」ボタンは「To Checkout」となっている場合もありますが、BOOKボタンと同義なのでクリックしてください。次のページで「予約者情報の入力」を行います。
③予約者情報の入力

赤枠内①の「First name」には名前をローマ字で、②の「Last name」には苗字をローマ字で入力、③の「Mobile number」には、日本の国旗を選択の上で、携帯番号を入力します。
携帯番号は最初の0を取って、入力します。080-0000-0000なら、80-0000-0000と入力します。
続いて、画面を下にスクロールすると、オプションの選択項目がありますので、用途に応じて選択していきます。。

【オプションの選択】
④の「Seat Reservation」は座席指定の項目です。チケットを購入すれば席は確保されますが、特定の席を指定したい場合は緑色の「Reserve」ボタンを押して座席指定画面に進んでください。座席指定に関しては、本記事の後半で詳しく解説しております。
⑤「Additional luggage」は追加料金を払って預け荷物を追加できます。追加しなくても手荷物の持ち込みと、20キロ以下のスーツケース1個までは持ち込み可能です。
⑥はエコ運動への寄付になります。寄付をしないのであれば□はチェックなしのままで大丈夫です。
①〜⑥の入力及び選択が完了したら、画面下部のオレンジ色のボタン「Proceed to payment」をクリックしてお支払い情報の選択とメールアドレスの入力画面に進みます。
④決済方法の選択とメールアドレスの入力

①はお支払方法の選択です。「Credit card(クレジットカード)」、「Google Pay(グーグルペイ)」、「PayPal(ペイパル)」のいずれかを選んでください。
「Paypal」以外の決済方法を利用する場合はチケット料金に加えて0.1€(数十円)だけ手数料がかかります。
赤枠内②にはメールアドレスを入力します。このアドレスにPDFのチケットが届くので「スマートフォン」のメールアドレスを使用するのがおすすめです。
①〜②までの入力と選択が完了したら、画面下部のオレンジ色のボタン➂「Proceed」をクリックしてお支払い情報の入力画面に進みます。
⑤お支払い情報の入力

①の「Card type(カードの種類)」では今回の決済に使用するカードのブランドを選択、②の「Card Number(カード番号)」には、クレジットカードの番号を入力、➂の「CVC(セキュリティコード)」には、カード裏面記載の3桁の数字を入力、④の「Card Holder Name(カード名義)」にはクレジットカードの名義をローマ字で入力します。そして、⑤の「Expiration(有効期限)」ではカードの有効期限を選択します。左側のMonthが「月」で、右側のYearが「年」になります。
①~⑤の選択と入力が全て完了したら⑥のボタン「Pay now」を押します。「Pay now」ボタンを押すと、各クレジットカード会社の決済画面に移動するので、そこで暗証番号を入力して決済を完了してください。
⑥予約完了・チケットダウンロードページ
決済が正常に行われ、予約が正常に完了すると「Success(成功)」と表示されたページ(写真下)に移動します。

このページ内のオレンジ色のボタン「Ticket」をクリックすると、乗車チケットのPDFファイルがダウンロードできます。また、予約時に入力したメールアドレスにも同じPDFの乗車チケットが添付されています。
当日はどちらのチケットを利用しても問題ありません。チケットは、プリントアウトした紙ベースで提示しても、端末上で電子チケットとして提示しても、「QRコード」の部分さえ読み取れればOKです。
ちなみに「Ticket」ボタン下の「Luggage label」ボタンを押すと、預け荷物用のネームタグがダウンロードできます。
チケットについて
WEBでチケット予約が完了すると「FLIX-Booking-予約番号.pdf」という名前でPDFファイル(2ページ)が添付されてきます。これが乗車チケットになり、1ページ目には「予約者情報」と「QRコード」が、2ページ目には「購入の明細(インボイス)」が記載されています。
■チケット1ページ目
当日はこの1ページ目の「QRコード」をスマートフォンで提示するか、プリントアウトして乗車チケットとして利用します。

- ①予約番号予約番号は、予約のキャンセルを行う際に必要になります。
- ②QRコード当日はこのQRコードを運転手に提示して乗車するので、最も大事な部分になります。
- ③乗車日時乗車日時が記載されています。乗車当日は乗車時間の15分前には乗り場に到着している必要があります。
- ④出発地と目的地上部には「出発時間」と「出発地」、下部には「到着時間」と「目的地」が記載されています。
- ⑤名前と電話番号予約者の名前と電話番号が記載されています。
- ⑥座席番号有料の座席指定オプションを選択した方のみ、ここに座席番号が記載されています。座席指定をしなかった場合は「Free seating(自由席)」と表示されます。
- ⑦乗車ポイント行きのバスの乗車場所の住所と地図が記載されています。
■チケット2ページ目
チケットの2ページ目は料金の明細になっています。こちらは、どちらかと言えば予約者ご自身の確認用です。

FlixBusの乗り方

乗車当日は、チケットに記載されている乗り場の地図を参考にして、発車時刻の15分前までにバス乗り場に行き、バスに乗車します。バス乗り場はミュンヘンなどの大きなバスターミナルであれば、必ず電光掲示板(写真下)が設置してあります。乗車当日はこの電光掲示板で乗り場番号を確認の上、該当の乗り場から乗車します。

上の写真はミュンヘンの巨大バスターミナル「ZOB munich」の電光掲示板ですが、あまり大きくない都市から乗車する場合は、電光掲示板などの設置はありません。その場合は「FlixBus」と書かれた乗り場や標識(写真下)を目印に乗車する形になります。


下の写真はフランクフルト中央駅近くのFlixBus専用バスターミナルになります。ドイツはFlixBus発祥の地だけあって、大きな駅の近くには「FlixBus」専用のバスターミナルが設けられている場所が多いです。

乗り場にバスが到着したら、バス前方のドア(写真下)から乗車します。

乗車時は入り口か、少しバスの中に入った時点で、予約完了メールに添付されてくる「乗車チケット(QRコード)」を提示します。チケットはプリントアウトしても、スマートフォンなどのデバイス上で表示しても問題ありません。また、FlixBus専用アプリをスマートフォンやタブレットにダウンロードの上、電子チケットをアプリ内に表示してもOKです。
電子チケットの提示が完了したら、バスに乗り込んで席に座り、出発を待つだけです。


■自由席と指定席の区別について
座席指定があるバスの場合、既に指定されている座席には座る事はできません。
フリックスバスの公式サイトでは、自由席は「グリーンのステッカー」で自由席である事が記されているとあります。ただしこの制度はいまいち機能しておらず、バスによっては、自由席の区別がつかない場合が多いです。ですので、乗車時に自由席の区別がつかなければとりあえず好きな席に着席して良いと思います。座席指定している人の方が圧倒的に少数ですし、予約席に座ってしまった場合は、予約者の方が来たら席を移動すれば良いだけの話です。座席自体は乗客全員に確保されているので必ず座れます。座席指定は、あくまでもどの席に座るかを指定してするだけです。
不安な方はいっそのこと、予約時に座席指定(1.49ドル〜)を行ってしまえば良いと思います。座席指定をした場合はチケットに座席番号が記載されますので、該当の席に着席すればよいだけです。
予約のキャンセルと変更
FlixBusのチケット予約のキャンセルと変更は、出発の15分前まで可能です。ただし、キャンセルのタイミングに応じて以下のキャンセル料金が発生致します。
- ■出発日の30日以上前:無料
- ■出発日の14日前~29日前:1ドル
- ■出発日の3日前~13日前:3ドル
- ■出発日の2日前から:5ドル
上記の注意点として、キャンセルは返金ではなく、チケット料金からキャンセル費用を差し引いた「バウチャー」発行という形で行われます。
したがって、現金やクレジットカードへの払い戻しなどは行われませんので、30日以上前のキャンセルでも現金は戻らず、全額分に相当する「バウチャー」が発行されます。
発行されたバウチャーはキャンセル日から1年間有効で、次回以降の予約時の割引券として利用が可能です。下の画像は予約のキャンセル時に届く「バウチャー」のサンプルになります。
【キャンセル時に発行されるバウチャー】
バウチャーは中央の12桁の数字とアルファベットを入力して、予約時にクーポンの様な形で使用します。
■バウチャーの利用方法
予約や座席のキャンセルを行った際に発行されるバウチャーは、旅程の選択画面(写真下)で利用する事ができます。

旅程を検索して、旅程を選択すると画面下方に「TOTAL ○○ €」という形で、現在カートに入っている旅程の金額が表示されます。バウチャーで割引を適用させるには、その左側の緑色の矢印アイコンをクリックします。

アイコンをクリックすると、バウチャーの入力フォームが表示されるので、発行されたバウチャーの12桁のアルファベットを入力します。入力が完了したら、その右側の「Redeem」というオレンジ色のボタンをクリックしてください。バウチャーが有効で数字に間違いが無ければ割引が適用されます。
■予約のキャンセル方法
予約のキャンセルは「FlixBusのログインページにアクセスして、「Booking No.(予約番号)」と「name ,email(氏名かメールアドレス)」を入力の上でログインし、マイページでキャンセル手続きを行います。

マイページにログインすると、緑色の「Cange data」と赤色の「Cancel」の2つのボタンが表示されています。キャンセルする場合は赤色の「Cancel」ボタンをクリックします。
するとページ下方に、オレンジ色のボタン「Finish rebooking」が表示されるので、このボタンを押してください。
※パソコンの場合は「Finish rebooking」ボタンは下方ではなくページの右側に表示されます。
「Finish rebooking」ボタンを押すと、次のページでキャンセル金額が「Vouncher value:$9.99」の様に表示されています。キャンセルが完了すると、この金額分のバウチャーがメールで添付されてきます。
更に、ページの下方(※パソコンだと右側)に、「Continue Making」というオレンジ色のボタンが表示されているので、このボタンを押すとキャンセルが完了します。
■予約の変更方法
予約完了後に変更が可能なのは「氏名」と「電話番号」のみになります。「氏名」もしくは「電話番号」を変更する場合はマイページにログイン後、緑色の「Cange data」ボタンを押すと編集画面に移動するので、そこで予約の変更を行ってください。

編集が完了したら、緑色のボタン「Save」を押して変更を保存します。するとページ下方に、オレンジ色のボタン「Finish rebooking」が表示されるので、このボタンを押して変更を完了してください。この「Finish rebooking」ボタンを押さないと変更が完了しません。
※パソコンの場合は「Finish rebooking」ボタンは下方ではなくページの右側に表示されます。
予約内容の変更が完了すると、メールアドレスに変更内容が反映された新たなチケットが添付されてきます。
また、既に予約済みの「日付」か「時間」を変更する場合は、一度予約をキャンセルする必要があります。
キャンセルの上で、キャンセル完了後に届く「バウチャー」を使用して、割引適用の上で再予約を行う形になります。
持ち込み手荷物と預け荷物について
各荷物の大きさと重量の制限は以下になります。
【車内持ち込み手荷物の制限】縦×横×奥行の長さの合計が35インチ(88.9cm)、重さ約11キロ(25ポンド)までの手荷物の持ち込みが可能です。
【預け荷物の制限】縦×横×奥行の長さの合計が63インチ(160cm)、重さ約22キロ(50ポンド)までのトランクや大荷物を預ける事ができます。荷物は乗車前に車体のコンパートメント(写真下)に収納する形になります。

収納スペースは広いので、重量さえ気をつければ大抵の荷物はバスの車体に収納して移動する事ができます。
【預け荷物のタグについて】
WEBチケットの予約完了時に送られてくるPDFファイルは「電子チケット」以外に「FLIX-Luggage tags -予約番号」という名前のPDFファイル(写真上)もあります。これは、バゲージロストや、他の乗客と荷物を混同しない様に「FlixBus社」がサービスで送ってくれる「荷物タグ」になります。必須ではありませんが、プリントアウトの上で預ける荷物に念の為貼っておく事をおすすめします。
預け荷物の追加
手荷物に関しては、規定の大きさや重さを超えての持ち込みはできませんが、預け荷物に関しては、WEB予約時に10ドルの追加オプションを選択する事で1点だけ追加する事ができます。ただし、1つの荷物の重さや大きさを追加するオプションはありません。
座席指定について
バスの座席は基本全て自由席です。もちろんチケットを購入した時点で、座席は確保されますが、乗車順に好きな席に座って行く形になります。
ただしここ数年、全ての路線ではありませんが、フリックスバスの多くの路線で「座席指定」が導入されています。
以下は座席指定の料金表になります。乗車料金に加えて、以下の座席指定料金を支払う事で座席の指定が可能です。
【座席指定料金表(走行距離310マイル以下の長距離バス )】座席種 | 料金 |
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Classic(クラシック) | 1.49ドル |
Table(テーブル席) | 2.49ドル |
Panorama(パノラマ席) | 4.99ドル |
座席種 | 料金 |
---|---|
Classic(クラシック) | 2.99ドル |
Table(テーブル席) | 4.99ドル |
Panorama(パノラマ席) | 7.99ドル |
各座席タイプに関しては以下の画像を参照ください。

基本的に、乗車券を購入した時点で席は確保されるので、座席指定の必要はないと思いますが、グループの方などは「Table(テーブル席)」がお勧めです。
座席の指定方法
座席指定は、WEBチケット予約の「予約者情報(Passangers)」の入力ページ下方にある「Seat Reservation」より行う事ができます。※座席指定ができないバス路線では項目自体が表示されません。

「Seat reservation(座席指定)」内にある「Reserve」ボタンを押すと、別画面でシートマップ(写真下)が表示され、座席の選択を行う事ができます。

白背景の席が選択可能な席で、グレー背景に×が付いている席は指定できません。また「☆マーク」が付いているのは「パノラマ席」と呼ばれる視界の良い席になります。指定する席が決まったらクリックして選択します。選択された座席は緑色で表示されます。指定した座席で問題なければ、画面左上の「Payment」部分をクリックして、予約者情報の入力画面に戻ります。
座席指定の上で乗車チケットを予約すると、送られてくる乗車チケット(PDF)内に座席番号が記載されています。
当日はこの番号と荷物収納棚の下あたりに記載された番号を照らし合わせて、同じ番号の席に座ってください。
座席指定のキャンセル
座席指定のキャンセルはマイページにログインの上で行う事ができます。座席指定のキャンセルが完了すると、メールアドレス宛に、新規の乗車チケットとは別に、座席指定の費用分の「バウチャー」が添付されてきます。発行されたバウチャーは、キャンセルを完了した日から1年間有効で、次回以降の予約時の割引券として利用できます。下の写真が座席指定のキャンセル時に発行される「バウチャー」のサンプル画像です。
【キャンセル時に発行されるバウチャー】
座席指定のバウチャーの金額はキャンセルのタイミングによっては、キャンセル費用を差し引いた料金で計算されますので、満額ではない場合があります。
座席指定の変更
予約の完了後に、指定した座席を他の座席へ変更する事はできません。どうしても座席を変更したい場合は、予約自体を一度完全にキャンセルの上、再度予約を取り直す必要があります。
まとめ
現在、世界中の旅行者の中で「FlixBus(フリックスバス)」は安くて手軽に活用できる移動手段として、確固たる地位を確立しております。
もはや、ヨーロッパを長距離バスで移動する上で、この「FlixBus」はなくてはならない存在となっています。
残念ながら、日本語での予約には対応しておりませんが、2018年からは、アメリカ国内における長距離バス運行サービス「Flixbus USA」もスタートし、その勢いは益々加速しています。
「FlixBus」は、時間とお財布に余裕がある方には、あまり魅力的ではないかも知れませんが、時間を節約して、長距離バスでリーズナブルにヨーロッパを旅行したい方には、非常におすすめのサービスです。予約も簡単なので、良ければ是非活用してみてください。
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