パリ オペラ・ガルニエ(オペラ座)の見学方法、チケット、入場料金など
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パリ
本記事では、オペラ・ガルニエを館内見学するための情報を徹底解説します。見学チケットやガイドツアーの詳細はもちろん、料金、営業時間、見学開始の手順まで余す事なくご紹介いたします。
- 1 オペラ・ガルニエ(オペラ座)とは
- 2 オペラ座の見学方法を2通り紹介
- 3 館内見学チケットの予約・購入方法
- 4 行き方・ロケーション
- 5 入口と見学開始までの流れ
- 6 見学コースと所要時間の目安
- 7 オペラ・ガルニエの見どころ
7-1 ピュティアの泉(BASSIN DE LA PYTHIE)
7-2 グラン・エスカリエ - 大階段(GRAND ESCALIER)
7-4 クラシエの間(GALERIE DU GLACIER)
- 8 オーディオガイドのレンタルと返却方法
- 9 オペラ・ガルニエの基本情報
- 10 オペラ・バレエの公演チケットについて
- 11 まとめ
2026年の最新情報
2重価格の導入により、実質的に値上がり オペラ・ガルニエでは「2026年2月16日(フランス時間)」より、居住地によって異なる料金体系(いわゆる2重価格)が導入されています。EU圏内在住者は、これまでどおり「15ユーロ」で館内見学チケットを購入できますが、日本在住者を含む「EU圏外在住者」は、10ユーロ値上がりした25ユーロが通常チケットの料金となります。
公式サイトで事前予約推奨オペラガルニエを見学予定の方は事前のチケット予約が推奨されています。
→ 見学チケットの予約・購入方法
オペラ・ガルニエ(オペラ座)とは

パリの人気スポットである「オペラ・ガルニエ(オペラ座)」は、ナポレオン3世が皇帝時代の1875年に、セーヌ県知事「ジョルジュ・オスマン」の都市改造計画の一環として建設された世界有数の大劇場(コンサートホール)です。映画「オペラ座の怪人」の舞台となった場所として、日本の方には馴染みが深いと思います。
現在のオペラ・ガルニエは、定期的にバレエやオペラ公演などが行われているほか、見学専用のチケット(25€)を購入すれば、館内見学だけをする事も可能です。
館内には、黄金の美しい回廊「グラン・フォワイエ」をはじめ、「シャガールの天井画 夢の花束」「中央階段 グラン・エスカリエ」など、見どころが満載です。
その装飾の美しさには一見の価値があり、「ネオバロック建築の最高傑作」「パレ・ガルニエ(ガルニエ宮殿)」などとも呼ばれています。
オペラ座の見学方法を2通り紹介

オペラ・ガルニエのコンサートや公演を鑑賞するのではなく、館内を見学したい場合は、以下のいずれかのチケットを購入・予約する事で可能です。
2026年2月16日〜
- セルフガイドツアー(25ユーロ)
- ガイドツアー(35〜42ユーロ)
全ての記載料金は一般大人(26歳以上)の場合の料金です。
2026年2月16日(フランス時間)より、EU圏外在住者(日本在住者)の見学料金は全てのチケットで『10€』前後値上がりしております。
以下より、それぞれの概要をご紹介します。
① セルフガイドツアー(自由見学)を予約の上で見学する

セルフガイドツアーは、ツアーとなっていますが、ご自身のペースで館内を回る事ができる自由見学の事です。当然ガイドの同行もありません。
館内には、一部だけガイドツアーに参加しないと見学不可のエリアもありますが、オペラ・ガルニエのほとんどの部分は、この「セルフガイドツアー」のチケットで見学できます。当日に特別なイベント準備がない限りは、上階の観客席越しからシャガールの天井画の見学も可能です。
料金もガイドツアーが「35〜42ユーロ」なのに対して、セルフガイドツアーは25ユーロと安く設定されています。
セルフガイドツアーの予約は定価で日本語ページから可能

セルフガイドツアー(自由見学)のチケットは、公式サイトや現地館内での購入が可能ですが、Tiqetsというサイトの「オペラ座ガルニエ宮:入場券」ページから予約すれば、日本語ページから手数料なし(定価)で簡単に予約が可能です。予約完了後は、その場で入場チケットとなる「予約書(PDF版とEチケット版)」をダウンロードできます。サイトを覗いて見ると、実際に利用した「日本人」のレビューも複数あるので、参考になると思います。
公式サイト経由で「セルフガイドツアー」の予約をする場合、英語での住所入力などが必要になりますが、「Tiqets」経由でチケット予約すれば、面倒な英語入力を省略する事ができるのでお勧めです。
② ガイドツアーを予約の上で見学する
「ガイドツアー」は、複数ありますが、最も一般的なものが「Discovering the Palais Garnier」と呼ばれるツアーになります。このツアーでは、専門ガイドの解説(英語・フランス語)と共に少人数グループ(最大30人まで)で、館内の大きな見所を一通り見学する事ができます。
ガイドツアーでは、オペラ・ガルニエの建築に関する詳細な説明や、オペラ座の歴史にまつわる逸話などを聞きながら各スポットを巡って行きます。
また、通常のセルフガイドツアーでは2階席からしか見学できない「劇場ホール」に入場する事ができます。劇場ホールの座席に座ると、シャガールの天井画を真下からじっくりと鑑賞する事ができます。
ガイドの言語に関しては、残念ながら日本語には対応しておらず、フランス語か英語、スペイン語のいずれかになります。
ガイドツアーの開催時間は、参加するツアー言語にもよりますが、だいたい10時〜16時の間で1日3〜5回ほど開催され、所要時間の目安は80分〜90分ほどです。
料金も参加するツアーによって異なりますが、最も一般的なガイドツアーである「Discovering the Palais Garnier」に参加した場合は、入場料金とガイド料金込みで、35€、閉館後に館内を見学できる「Mysteries Tour(ミステリアスツアー)」の場合は42€となります。
専門ガイドツアーへの参加は、事前予約かチケットオフィスがあるロビー内のツアー専用カウンターで申し込む事ができます。HP上では、ツアー参加に予約は必要ないと記載されていますが、絶対に事前予約がお勧めです。事前に予約を行いたい方は、「オペラ・ガルニエの公式ページ(英語・フランス語)」より可能です。
セルフガイドツアー(自由見学)とガイドツアーはどちらがおすすめ?
「自由見学(セルフガイド)」と「ガイドツアー」の両方を実際に体験した結論として、パリのオペラ・ガルニエ観光では自由見学(セルフガイド)をおすすめします。
筆者は2023年に通常のガイドツアー、2026年2月に閉館後の「ミステリーツアー」に参加しました。たしかにガイドツアーでは「劇場ホール」の座席に座ることができ、ツアー終了後は館内を自由に見学できます。つまり、実質的にセルフガイドも兼ねたお得なプランのように感じるかもしれません。
しかし、時間効率・料金・自由度を総合的に考えると、ガイドツアーに明確な優位性があるとは感じませんでした。
まず、ガイドツアーは開始30分前までに受付を済ませる必要があり、集合から解散までを含めると所要時間は約2時間、場合によってはそれ以上かかります。さらに日本語ガイドには対応していないうえ、料金も自由見学より10ユーロ以上高いため、コストパフォーマンスの面ではやや割高です。
また、開催時間の枠が限られているため、ルーヴル美術館やエッフェル塔など他の観光スポットと組み合わせる際、スケジュール調整が難しくなる点もデメリットといえるでしょう。
その点、自由見学(セルフガイド)であれば入場後すぐに見学を始められ、最初から最後まで自分のペースで回れます。予約時間から30分以内であれば入場可能なため前後の予定も立てやすく、限られた滞在時間を有効に使いたい方には最適な選択です。
以上から、館内見学が目的であれば「セルフガイドツアー(自由見学)」が断然おすすめです。
Tiqetsなら「セルフガイドツアー(自由見学チケット)」が手数料なしで予約可能!
オペラ・ガルニエの見学チケットは、Tiqetsの「オペラ座ガルニエ宮:入場券」ページから予約すれば、公式サイトと同額の25ユーロで購入できます。
予約時の入力項目も公式サイトより少なく手続きが簡単なため、日本から事前に「セルフガイドツアー(自由見学)」を予約して訪問するのであれば、Tiqets経由がおすすめです。
オペラ・ガルニエ 見学チケットの予約・購入方法

セルフツアーとガイドツアーの項でも少し触れましたが、オペラ・ガルニエの館内見学チケットは「ガイドツアー」「セルフツアー」共に、オンライン、チケットオフィス、自動券売機の何れかの方法で購入する事ができます。本項ではそれぞれの購入方法の詳細について解説致します。
Tiqetsでオンライン予約

オペラ・ガルニエの館内見学チケットを日本で事前に予約したい方は「Tiqets」の「オペラ座ガルニエ宮:入場券」ページの利用がお勧めです。予約できるのは「セルフガイドツアー(自由見学)」のチケットのみとなりますが、ほとんどの方が参加するのは、この「セルフガイドツアー」になるので、全く問題ないと思います。「Tiqets」で予約すれば、公式サイトで予約した場合と同じ経路で入場して、同じ範囲を見学することが可能です。
サイトにアクセスしたら「予約日」「チケット枚数(予約人数)」「予約時間」の3項目を選択の上で、手続きを進めて行きます。後は日本語の案内に沿って行けば、3〜5分程度で予約を完了できます。
予約を完了した後は、予約完了ページでダウンロード、もしくはメールで添付されてくるPDFのチケットをプリントアウトして持参するだけです。チケットは、スマートフォン上での電子チケット提示にも対応しているので、現地でプリンターがない環境で予約する場合にも便利です。
当日の入口や見学開始までの流れは、本記事後半の「入口と見学開始までの流れ」の項で詳しく解説しておりますので、参考にしてください。
セルフガイドツアーの予約はおおよそ1ヶ月先まで可能です。これは公式サイト経由で予約する場合も同様です。
公式サイトでオンライン予約
オペラ・ガルニエの公式HP(英語・フランス語)からも、見学チケットのオンライン予約が可能です。上で紹介している「GetYourGuide」での予約だと、手数料が発生していたので、以前まで、当サイトでも「公式サイト」での予約を推奨していました。
しかし、現在は「GetYourGuide」経由なら、日本語ページから定価(手数料なし)で予約できてしまうので、「ガイドツアー」に参加する以外は、公式サイトから予約するメリットはないと言っても過言ではありません。
公式サイトでの予約は、英語ページからになるだけでなく、入力項目も非常に多くて面倒です。特に英語での住所入力は多くの方にとってストレスかと思います。
▶︎オペラ座ガルニエ宮:入場券ページを見る(GetYourGuide)
公式サイトでの予約の流れ
あまりお勧めはしませんが、それでも公式サイトから予約される方のために、簡単にですがチケット予約の流れをご紹介致します。まずは「公式HP(英語・フランス語)」にアクセスします。
サイトにアクセスすると、スマホの場合は、上に「オペラガルニエ」、下に「オペラ・バスティーユ」の項目が並んでいるので、上のオペラガルニエの「VISIT US」ボタンをクリックします。

続いて、上から「セルフツアー(自由見学)」と「ガイドツアー」の選択項目が表示されるので、予約したい方の「Book」ボタンをクリックして予約を進めて行きます。

なお「ガイドツアー」を選択した場合は「セルフガイドツアー」を選択した場合とは全く異なる予約ページに移動します。以下では、多くの方が予約する「セルフガイドツアー(自由見学)」の予約画面を例に紹介しています。

「セルフガイドツアー」の予約ページに移動したら「予約日」「予約時間」「予約枚数」の順で選択を行い予約を進めて行きます。
予約時はクレジットカード決済が必須です。「VISA」「Amex」「MasterCard」は利用可能ですが、「JCB」は利用できません。
予約には英語での住所入力が必要です。事前に当サイトの「 日本語住所を英語住所に簡単変換できるツール 」で住所を英語表記に変換し、コピーして保存しておくとスムーズに予約できます。
支払いが正常に処理されて予約が完了すると「Your order number ‥」という件名で予約完了メールが届きます。
▼ 実際の予約完了メール(2026年予約時)

このメール本文内に当日の入場チケットとして利用できる「QRコード」が案内されています。

見学当日は、このQRコードを入場チケットとして利用できます。
チケット(予約書)のダウンロード方法 - 予約完了メールが届かない場合
「オペラ・ガルニエ公式サイト」の入場チケットは、予約完了メール本文内の「QRコード版の入場チケット」を利用するのが一番簡単ですが、万が一「予約完了メール」が届かない場合は、「My purchasing history(購入履歴ページ)」から「PDF版」または「モバイル版」の入場チケットをダウンロードする事が可能です。
購入履歴ページには、「Ticketページ内のログインフォーム(公式サイト)」からログインするとアクセスできます。メールアドレスとパスワードは予約時にご自身で設定したものです。
下画像は、筆者が実際に購入履歴ページから2026年1月にダウンロードした「PDF版」と「モバイル版」の「セルフガイドツアーのチケット(予約書)」です。2023年からデザインや仕様は全く変わっていません。
PDF版チケット(セルフガイドツアー用)

こちらがPDF版のチケットです。プリントアウトして利用したい方には、こちらのチケットが便利です。4つ折りして持ち運べる様に折り目の線がありますが、基本はQRコード部分さえ読み取れれば問題ないです。スマートフォンの画面上でこのチケットを提示しても利用できます。
モバイル版チケット(セルフガイドツアー用)

こちらはスマートフォンの画面上で提示する事を目的とした「モバイル用チケット」です。これ以上にないぐらいQRコードが大きく表示されているので、利用方法は一目瞭然です。心配性の方は「プリントアウト用」と「モバイル用」の両方を準備の上で、オペラ座を訪問すれば間違いないと思います。
セルフガイドツアーのチケットは予約時間の30分後もまで有効です。30分を過ぎると入場できなくなる可能性があります。当日は余裕を持って訪問してください。なお、入場チケットに関しては、いずれか1種類だけ提示出来れば問題ありません。
なお、公式サイト経由で「ガイドツアー(ガイド同行ツアー)」を予約した場合、現在予約書などはなく、予約完了メールを窓口で提示して、ツアー参加の受付をする形となります。
現地窓口(チケットオフィス)で購入
オペラ・ガルニエ館内に入場して、少し進んだ右手側にある「BILLETTERIE」と書かれた現地窓口(チケットオフィス)で、当日のセルフガイドツアー(自由見学)チケットを購入する事ができます。予約の必要がない分、非常に手っ取り早い方法ですが、結構混雑している事が多いです。
混雑具合を見て、チケット購入に時間がかかりそうなら、次でご紹介する「自動券売機」で購入するのがお勧めです。
当日予約でガイドツアーに参加したい場合
当日にガイドツアーに参加したい場合は、セキュリティチェックを抜けてすぐ右手側にある「VISITES GUIDEES」と書かれた専用窓口で参加申し込みをする形になります。

「VISITES GUIDEES」と書かれた窓口はガイドツアー専用なので、当日の購入はできません。「当日券(セルフガイドツアーチケット)購入窓口」と「ガイドツアー参加窓口」は別に設けられています。
自動券売機で購入

オペラ・ガルニエの館内に入場して、少し通路を進むと、右手側と左手側に2台づつ合計4台の「自動券売機」があり、オペラガルニエを自由見学できる「セルフガイドツアーのチケット」は、この自動券売機からも購入可能です。
ただし、自動券売機での支払いは現金には対応していませんので「クレジットカード(JCB利用可)」が必要となります。また、日本語表示にも対応していないので、英語案内に沿っての購入となります。
操作はタッチパネル式で、直接画面に触れて行います。

購入完了までの手順は以下5ステップになります。
最初の画面で「ENGLISH」をタッチ
self-guides tour… 右側のBuyボタンをタッチ
Full Price の右側の+ボタンで購入枚数を選択
PAYボタンをタッチ
券売機右手側の挿入口にクレジットカードを差し込んで、4ケタ暗証番号入力して確定ボタン(右下のVボタン)を押す
以上の操作を行い、決済が正常に完了するとチケットが発券されます。
自動券売機は、チケット窓口よりも手前にありますが、ほとんどの方が存在に気がつかずに、わざわざ混雑している有人窓口に並んでしまいます。毎回、有人の窓口よりも空いているので、止む無く当日券を購入するのであれば、自動券売機での購入がお勧めです。
行き方・ロケーション
オペラ・ガルニエはパリの9区に位置しています。
【地下鉄での行き方】メトロのライン3, 7, 8の停車駅「Opéra(オペラ駅)」で下車後、徒歩3分(250m)ほどです。
【RERでの行き方】RERのラインAの停車駅「Auber station(オーベール駅)」で下車後、徒歩2分(150m)ほどです。
【バスでの行き方】バス路線 42, 68, 81のバスターミナル駅「Opera(オペラ)」で下車後、徒歩4分(290m)ほどです。
【主要スポットからのアクセス】- ■ヴィヴィエンヌ:徒歩11分(900m)
- ■マドレーヌ寺院から:徒歩10分(750m)
- ■パレ・ロワイヤルから:徒歩16分(1.2km)
- ■ルーブル美術館から:徒歩17分(1.3km)
- ■コンコルド広場から:徒歩17分(1.3km)
入口と見学開始までの流れ

オペラ・ガルニエの一般入場口は建物の西側にあります。地下鉄を利用して「オペラ座」の最寄りである「Opéra(オペラ駅)」に到着すると、オペラ・ガルニエの正面(南の正門側)に出ます。

後は、建物に向かって左手側の通り(オーベール通り)を歩いて行けば、オペラ・ガルニエの入場門に辿り着きます。
念のため、以下より写真付きで「オペラ座(オペラ・ガルニエ)」に入場するまでの流れを解説していきます。まずは、オペラ座を正面にして建物の左側の道を進んで行きます。

「オペラ座」を右手、大通り(オーベール通り)を左手にして数百メートル直進します。

奥に街灯の柱が見えてきます。

この街灯を右折すると、すぐ目の前にオペラ・ガルニエの入場門があります。

ただし、RERを利用してアクセスする方は、地下鉄とは逆方面からのアクセスになるので、下画像の様に正面の信号を渡って入場門にアクセスする形になります。

入場門の前のスタッフに予約書を提示して入館
2026年2月訪問時は、入場門前でスタッフに予約書(入場チケット)を提示すると、そのまま奥に案内される運用になっていました。

なお、予約がない「当日券購入者」は、この門の奥に進めず待機していましたが、筆者は「Tiqets」で事前予約していたため、スマートフォン上で予約書を提示するだけでスムーズに奥に案内されました。予約しておくことで、こうした不安を避けられます。
門を奥に進んだ先で、像を挟んで右手側が「一般訪問者」、左手側が「団体客」でレーンが分かれているので右手側に進みます。

後は指定されたレーンから奥に進み館内へ入場します。今回は15時予約で訪問しましたが、14時に到着してもそのまま問題なく入場できました。最終的な判断は現地スタッフに委ねられますが、事前に予約を済ませておけば、入場は基本的にスムーズです。

門の先のレーンが予約者と非予約者レーンで分かれている場合
夏場などピークシーズンでは、入場門を抜けた先で「チケット予約者」と「当日券購入者」の列に分かれることもあります。

この場合、公式サイトや「Tiqets」で予約済みの方は、入口付近のスタッフに予約書を提示し、「ENTRANCE WITH TICKET」「WITH RESERVATION」などの案内に沿ってレーンに並び、館内に入場してください。

「当日券購入者」は「ENTRANCE WITHOUT RESERVATION」の案内に従ってレーンに並び、スタッフの案内のもと館内に入り、そこでチケットを購入する流れになります。

建物に入場すると、すぐにセキュリティチェックがあります。写真の奥に、かすかに見える緑色の光が、セキュリティゲートです。

セキュリティゲートを抜けた後の見学までの流れは、皆さんのシチュエーションによって以下の3パターンに分かれます。
- ① セルフツアー(自由見学)のチケットを予約済みの方
- ② 当日券を購入して自由見学をされる方
- ③ 予約済みのガイドツアーに参加する方・これから予約する方
以下より①〜③までのそれぞれのシチュエーション別に見学フローを解説して行きます。
① セルフツアー(自由見学)のチケットを予約済みの方
事前に公式サイト、Tiqets、GetYourGuide経由などで、「セルフガイドツアー(自由見学)」のチケットを予約済の方は、無駄な手続きは一切ありません。
セキュリティゲートを抜けた後は、通路に沿って館内を奥に進み見学を開始するだけです。

青い矢印の方向に真っ直ぐ進んで行きます。基本一方向です。
通路の左右に「チケット販売窓口」や「自動券売機」がありますが「セルフガイドツアー(自由見学)のチケット」をお持ちの方は、目もくれずに真っ直ぐ進んでください。

この通路にスタッフがいる場合は「予約書(入場チケット)」の提示を求められる場合がありますので、その場合は提示してください。どちらにしても、青い矢印の方向に真っ直ぐ進んで行きます。
数十メートルほど進むと、最初の見学ポイント「円形ロビー(ROTONDE DES ABONNES)」に出ます。

このロビーは「ガイドツアー」の集合場所にもなっているため、時間帯によってはかなり混雑します。
ロビーに入ったら、入場口側を背にして右斜め方向へ進みます。

こちらの館内マップでも進行方向をご確認ください。赤い矢印の方向に進むイメージです。

進んだ先に「TICKET CONTROL(チケット検札)」があるので、スタッフにチケットを提示し、QRコード(またはバーコード)をスキャンしてもらいます。

レーンは左右に分かれていますが、どちらでも構いません。チケットは紙のプリントアウト、またはスマートフォン画面の提示で入場できます。
なお、チケット確認を抜けてすぐ右手側に、オペラ・ガルニエのパンフレットが無料配布されています。見学ポイントの日本語解説や館内地図が書かれているので、必ず入手してください。

本格的な見学ポイントはこの先からスタートします。後はご自身のペースでパンフレットの見学ポイントに沿って自由に見学を開始してください。
なお、オーディオガイドをレンタルされる方は、チケット検札カウンターの正面にレンタルカウンターがあるので、そこでレンタル可能です。
② 当日券を購入して自由見学をされる方
予約なしでオペラ・ガルニエを訪問の上、当日に「セルフツアー(自由見学)」のチケットを購入して見学される方は、自動券売機かチケットオフィスでチケット購入が可能です。
自動券売機で購入する場合は、セキュリティゲートを抜けて通路を少し進んだ、右手側に2台、更にもう少し進んだ左手側にも2台、合計4台の自動券売機の設置があります。

自動券売機はクレジットカードのみ使用可能です。

有人の窓口で購入する場合は、更に少し通路を進んだ右手側にチケットオフィスがあるので、ここで購入できます。チケットオフィスは「BILLETTERIE」という金色の文字が目印です。

チケット購入後の見学の流れは、上で解説した「① セルフツアー(自由見学)のチケットを予約済みの方」と同じになります。
③ 予約済みのガイドツアーに参加する方・これから予約する方
ガイド付き見学ツアーに参加する場合の流れは、自由見学とは少し異なります。セキュリティゲートを抜けて、すぐ右手側にある「ガイドツアー専用窓口」へ向かい、事前予約済みの方は参加手続きを行います。

窓口前には「Guide tours」と書かれた案内板が出ているため、場所はすぐに分かるはずです。当日予約で参加する場合も、空きがあれば同じ窓口で「予約」と「参加手続き」をまとめて行うことができます。
ツアーは結構人気があるので、当日に予約しようとすると既に予約がいっぱいの事が多いです。

「SOLD OUT」という貼り紙がある場合は、既にその言語のツアーは売り切れとなります。ガイドツアーに参加する場合は事前予約が望ましいです。
オンラインでガイド付きツアーを予約済みの方は、この窓口で予約時間の30分前までに参加手続きを行います。未予約の場合も、空きがあればその場で予約と参加手続きを同時に行うことが可能です。手続き自体は簡単で、窓口で予約確認メールを提示するだけで完了します。
筆者は予約確認メールをプリントアウトして提示しましたが、スマートフォンの画面上で提示しても問題ないです。

なお、以前まではガイドツアー参加時に「パスポート」を預ける必要がありましたが、2026年2月に参加した際は、予約確認メールの提示のみで受付が完了しました。
窓口スタッフに予約確認メールを提示すると、本チケットとネックストラップ付きのオーディオガイドが手渡され、受付完了です。

受付時には「ネックストラップの色によって参加するツアーグループが分かれている」と説明があります。
受付後は「受付窓口」を右手に見ながら奥へ進み、「円形ロビー(ROTONDE DES ABONNES)」へ向かいます。途中でスタッフからチケットの提示を求められた場合は、先ほど受け取ったチケットを提示してください。

奥に「GUIDED TOUR」と書かれた案内板と待機用の椅子が見えます。この円形ロビー周辺がガイドツアーの集合場所となっており、ガイドが到着するまでここで待機します。
ツアー開始時間の5分前頃になると、担当ガイドが集合場所に現れます。

ガイドツアーは、受付時に渡される「ネックストラップの色」でグループ分けされています。ガイドとの合流時に改めてチケット確認はありません。

ガイドが示す「ブルー」などの合図や、同じ色のストラップを着用した参加者を目印に、そのグループの前へ集合します。筆者が参加した際は「ブルー」グループで、ほかに「イエロー」グループもありました。
ツアー中は、受付時に渡されたイヤフォンを通してガイドの説明を聞きながら見学します。ガイドと多少距離があっても音声が届くため、非常に便利です。

オーディオ機器の操作は特に必要なく、イヤフォンのケーブルを差し込むだけで使用できます。

ツアー終了後は館内で解散となるため、時間の許す限り自由に見学できます。ただし「ミステリーツアー」の場合は、終了後の自由見学時間が制限される、またはできない可能性があります。
見学コースと所要時間の目安
本項では、オペラ・ガルニエの見学コースと所要時間の目安について解説します。
見学コース
オペラ・ガルニエの館内で配布されている「日本語のパンフレット」には、以下の7スポットを回るコースが案内されています。
- ↓ ピュティアの泉(BASSIN DE LA PYTHIE)
- ↓ グラン・エスカリエ - 大階段(GRAND ESCALIER)
- ↓ 観客席とシャガールの天井画
- ↓ グラシエの間(GALERIE DU GLACIER)
- ↓ アヴァン・フォワイエ(AVANT FOYER)
- ↓ グラン・フォワイエ - 大広間(GRAND FOYER)
- ↓ オペラ座図書館・博物館
所要時間の目安
上でご紹介したコースに沿ってオペラ座内を見学する場合、セルフツアー(自由見学)なら45分〜1時間ほど、ガイド付きツアーなら1時間30分〜2時間ほどが所要時間の目安になります。
オペラ・ガルニエは、単なるバレエ公演の劇場とお考えの方も多いと思いますが、内部の装飾の美しさや、見学ポイントの多さには、良い意味で期待を裏切られると思います。
30分ぐらいでさらっと見学するには勿体無いスポットなので、折角なら1時間ぐらいの時間を確保してゆっくりと見学してください。
オーディオガイドをレンタルされる方は、再生時間だけでも1時間はあるので、その場合は所要1時間30分ぐらいは見ておいた方が無難です。
オペラ・ガルニエの見どころ

本記事内の「見学コース」の項でもご説明しましたが、オペラ・ガルニエの大きな見どころは「ピュティアの泉」「グラン・エスカリエ - 大階段」「観客席とシャガールの天井画」「グラシエの間」「アヴァン・フォワイエ」「グラン・フォワイエ - 大広間」「オペラ座図書館・博物館」の7カ所になります。
それ以外にもお好みで「ギフトショップ」での買い物、「館内の展示品」の見学なども楽しむ事ができます。以下より、各スポットの詳細な見どころを解説してまいります。
ピュティアの泉(BASSIN DE LA PYTHIE)
まずは、入口階にあたる1Fで「① ピュティアの泉」を見学します。
チケット検札を抜けた後に最初に目にするのがこのピュティアの泉です。

泉を飾るのは、マルチェロ作の「ピトニス(女予言者)」の像です。「ピトニス」は予言の才に長けたギリシャの女神官で、アポロ神のお告げを人々に伝えていたとされています。
ピュティアの泉は訪問日によってパープルでライトアップされている日もあります。

ピュティアの泉の見学を終えたら、目の前の階段で最上階まで上がります。この時に利用する立派な階段が次の見どころの「 グラン・エスカリエ - 大階段」です。
グラン・エスカリエ - 大階段(GRAND ESCALIER)

オペラ・ガルニエの見学の目玉の一つがこの「GRAND ESCALIER(グラン・エスカリエ)」です。階段の両側には2体の女性像が光の花束を持つように照明を照らしています。
この彫刻は設計者のガルニエのアイデアを元に、フランスの彫刻家「カリエ・ベルーズ」が手掛けました。
こちらはグラン・エスカリエを上から撮影した景観です。高さ30mの吹き抜けの空間に、幅10mの大階段(グラン・エスカリエ)が左右に分かれ、上階のロビーや観客席へと繋がっています。白く輝く階段の素材には、大理石が使用されています。
グラン・エスカリエは、テラスの手すりから細部に至るまで本当に美しいです。
大階段の頭上に目を向けると、オペラ座のシンボルでもある「アポロン」をテーマにした天井画も描かれています。

この天井画は、フランス画家「イジドール・ピルス」と、その弟子の「クレラン」が手掛けました。
グラン・エスカリエ(大階段)を登り切ると、「観客席」や「グラシエの間」などの見どころがある最上階に出ます。
自由見学の場合、見学順序に拘る必要はありませんので、好きな順番で「③ 観客席とシャガールの天井画」から「⑥ グラン・フォワイエ」までの4つのスポットを見学して行きます。
観客席とシャガールの天井画
現在もオペラやバレエの公演が行われるこの「イタリア式劇場ホール」の大きさは、奥行き27m、幅48.5m、高さ60m、総面積は1200㎡を誇ります。

客席は5階建の全2081席で構成され、舞台を見るだけでなく、舞台側からも見られる構造になっています。建築素材には、大理石、漆喰、金メッキなどが使用され、全体的に馬の蹄(ひづめ)型をしているのが特徴です。内装や座席は高級感のある金とロイヤルレッドで統一されています。

全ての座席は、光沢のパイル織物「ピロード」で赤く覆われています。

19世紀頃、ブルジョワと呼ばれる上流階級の間では、オペラ座の良い席に座る事がステータスの一つとされていました。
参考までに、座席番号は、背もたれ上部の金メッキのプレートに彫り込まれています。
舞台幕は、ガルニエの指示に従って、2人の装飾画家が手がけました。その後、二度ほど同一のもので新調されました。ちなみにこの幕は平面に描かれた絵です。
幕の上部には、太陽王ルイ14世の紋章と、王立音楽アカデミーの創設年「1669」の文字が書かれています。

見学のタイミングが良ければ、公演のリハーサルや舞台準備の様子に遭遇できることもあります。

また、日によっては幕が完全に上がり、舞台セットがそのまま公開されていることもあります。劇場の裏側を垣間見られる貴重な瞬間です。

そして客席から視線を上へ向けると、劇場を象徴する天井画が広がります。オペラ・ガルニエ見学のハイライトの一つが、マルク・シャガールが手掛けた天井画「夢の花束」です。

写真のように真下から撮影するには「ガイドツアー」に参加し、劇場ホールの座席エリアに入る必要があります。ただし、セルフガイド(自由見学)でも上階席から十分きれいに撮影できます。
上階席から撮影した天井画

マルク・シャガールによる天井画「夢の花束」は、1964年9月23日に正式公開されました。もともとこの劇場にはジュール・ウジェーヌ・ルヌヴーによる伝統的な天井画がありましたが、文化大臣アンドレ・マルローの提案により、シャガール作品へと差し替えられました。
かつての天井画の模型

歴史的建築であるオペラ・ガルニエに現代美術を導入する試みは当時大きな議論を呼びましたが、現在では劇場の象徴的存在として高く評価されています。
直径約12メートルの円形画面には、モーツァルト、ワーグナー、チャイコフスキー、ベルリオーズなど14人の作曲家の代表作が色彩豊かに描かれ、背景にはパリの街並みやランドマークも織り込まれています。以下は天井画の一部をクローズアップした写真です。
魔笛(モーツァルト)

赤を基調とした幻想的な構図で、《魔笛》の神秘的世界観が象徴的に表現されています。中央に描かれる人物像は、愛と試練を乗り越える物語を暗示し、背景には舞台装置のような建築モチーフが配置されています。
白鳥の湖(チャイコフスキー)

黄色を基調とした明るい場面では、舞い踊るバレリーナたちが描かれ、《白鳥の湖》の優雅な世界を象徴しています。流れるような身体表現と軽やかな筆致が、音楽の旋律を視覚的に再現しているのが特徴です。
ロメオとジュリエット(ベルリオーズ)

緑を基調とした場面には、抱き合う恋人たちの姿が描かれています。背後にはパリの凱旋門が確認でき、物語と都市風景を重ね合わせるシャガール特有の構成が見られます。
ワーグナー(トリスタンとイゾルデ)

青を基調とした幻想的な場面には、翼を持つ人物や楽器を奏でる天使の姿が描かれています。ワーグナー作品の神秘性と超越的な愛のテーマを象徴する構成で、音楽的高揚感を色彩で表現しているのが特徴です。
クリスタルとブロンズで造られた中央のシャンデリアは、設計者のガルニエ自らが手がけたもので、総重量は7トン、340個もの電球が付いています。

このシャンデリアは過去に、重りの一部が女性客の上に落ちた事がありました。この事故は映画「オペラ座の怪人」の題材の一部にもなっています。
劇場の外周部にはボックス席の扉が並んでおり、小説『オペラ座の怪人』で有名な「5番ボックス(Loge n°5)」のドアを見ることができます。

この「5番ボックス」は、ガストン・ルルーの小説の中で怪人が姿を現す席として描かれ、現在も作品の象徴的存在となっています。

ただし、見学ツアー(セルフ・ガイドともに)では内部に入ることはできず、扉の外観のみ見学可能です。
グラシエの間(GALERIE DU GLACIER)
オペラ・ガルニエの最上階(日本式で4階)の長い回廊の端には「グラシエの間」と呼ばれる円形の広間があります。
窓と窓の間の壁面には、フランスで製作されたゴブラン織のタペストリー8枚が飾られています。
8枚のタピストリーは、それぞれ「カフェ」「釣」「菓子作り」「アイスクリーム」「ワイン」「果物」「狩」「お茶」というタイトルがつけられています。
広間の天井には、フランス人画家ジョルジュ・クレラン作の美しい天井画「バッカスの祭」が描かれています。
アヴァン・フォワイエ(AVANT FOYER)

アヴァン・フォワイエは、中央の大階段(Grand Escalier)とグラン・フォワイエをつなぐ中間回廊にあたる空間です。シャルル・ガルニエ設計によるネオ・バロック様式が色濃く表れ、重厚な大理石の柱と金彩装飾が連なる華やかな構造になっています。

本来は公演の幕間に観客が談笑や休憩を楽しむためのロビーとして設計されており、現在も公演時にはインターミッションの社交空間として機能しています。見学時には、大階段を見下ろす絶好の撮影スポットとしても人気です。
最大の見どころは、色彩豊かな天井のモザイク装飾です。幾何学模様と神話的モチーフが組み合わされ、19世紀後半の装飾芸術の完成度を間近で体感できます。

足元にも注目してください。床面には細かなモザイク装飾が施され、円形部分の意匠はそれぞれ異なるデザインになっています。天井だけでなく、床まで一体となって空間美を構成している点が、この回廊の魅力です。

グラン・フォワイエ - 大広間(GRAND FOYER)

オペラ・ガルニエ最大の見どころが、この「グラン・フォワイエ」です。1875年の開館当初から観客の社交空間として設計された大広間で、豪華な装飾様式から「ヴェルサイユ宮殿の鏡の間」にも例えられることがあります。

全長約58メートル、幅約13メートル、天井高は約18メートル。鏡と窓が交互に配置された構造により、実際の寸法以上に奥行きと広がりを感じさせる空間設計になっており、現在も特別イベントなどで使用されることがあります。
天井画を手がけたのは、フランスの画家ポール・ボードリー。古代から19世紀に至る音楽の歴史を主題に、神話的・寓意的な人物像を描いています。

ボードリーは約10年にわたりオペラ座の装飾制作に携わりました。

通路に沿って二列に並ぶブロンズ製シャンデリアも圧巻です。

繊細な装飾と温かみのある光が、金箔装飾と天井画をいっそう引き立てています。

柱、大理石の暖炉、壁面の装飾彫刻まで、すべてが一体となって構成された空間美は、第二帝政期フランス建築の完成形ともいえる存在です。
広間の奥正面には、ポール・ボードリーによる象徴的な壁画が配置されています。

中央に描かれているのは「調和(L’Harmonie)」を主題とした寓意画で、音楽と芸術の栄光を表現しています。シャンデリアの光と金箔装飾に囲まれ、グラン・フォワイエの視線が自然と集まる構図になっています。
最上階の見どころを一通り見学したら、階段で一つ下の階に降りて、次の見学スポット「オペラ座図書館・博物館」を見学します。
オペラ座図書館・博物館

オペラ座内には非常に美しい図書館と博物館が併設しています。図書館(画像上)には、300年にわたる上演演目の楽譜などが収められ、博物館にはオペラや公演にまつわる絵画やデッサン、写真、舞台の立体模型などが展示されています。
図書館は頭上の棚までびっしりと書籍が収納されています。
図書館を抜けると、その奥が博物館になっています。
博物館の展示品はわずかなので5分~10分もあれば一通り見学できます。展示品は絵画がメインになります。
こちらは1872年に「ジュール=ウジェーヌ・ルヌヴー」によってデザインされた「天井画」です。ご存知の通り、現在の劇場の天井画はシャガールの「夢の花束」に変更になっています。
数点ですが模型も展示されています。
パンフレットの見学コースはここで終了となりますが、館内に展示されているバレエの衣装なども少しご紹介します。
展示衣装
オペラ・ガルニエ館内の通路の一部には実際に公演などで使用された衣装も展示されています。
かなり攻めたデザインの衣装ですね。オペラ・ガルニエには専属のデザイナーがいてその方達がデザインしているそうです。
見学を終了する場合は、入場したフロアの1つ上の階に出口があります。
「EXIT(SORTIE)」の案内板が出口を示してくれます。
出口に向かう際に、ギフトショップ(書籍ブティック)を必ず通過するので、時間のある方はお土産探しも楽しんでください。また、オーディオガイドをレンタルした方は、ギフトショップに入る前に、出口付近の返却カウンターにて忘れずに返却してください。ギフトショップに入った時点で館内の見学エリアに戻る事はできません。
ギフトショップ
オペラ・ガルニエのギフトショップの商品もご紹介します。
まずはこちら、CD各種です。音楽劇場だけあって、かなり豊富なラインナップです。
クラシックCD、オルゴール、音楽家風なミニ人形もあります。
こちらは、バレエや音楽を題材にした子供用絵本です。デザインが可愛いので、雑貨として部屋に飾るのもありだと思います。
バレエの小説本も表紙デザインがお洒落です。
お土産の定番「キーホルダー」も、オペラ座ならではの商品が揃っています。
バレエダンサーの置物は100ユーロ前後する高級品です。メモ帳やコースターなどもオペラ座仕様です。
バレエダンサー型のテーブルランプは日本円で10万円以上もします。
高価過ぎて手が出ませんが、まとめて配置すると非常に面白い商品です。
オペラ座の怪人がプリントされたTシャツは、お土産にお勧めです。左手側にはカサも見えます。
オペラ座の怪人グッズのコーナーもあります。オペラ座に来た記念品としては持ってこいですね。
動物型のバレエ人形は4,000円ぐらいです。可愛いかは微妙なラインですね。
バレエの衣装も販売されています。
最後に個人的に一押しの商品「シャガールの天井画のお皿飾り」です。6枚セットで5万円ぐらいしますが、1863年創業のフランス老舗ブランド「ベルナルド」社製です。
ベルナルドの食器は高級ホテルなどで使用される一級品です。
買い物を終えたか方もそうでない方も、ギフトショップの奥が、オペラ・ガルニエの出口になります。入り口はオペラ座の建物の北側でしたが、出る時は建物の南側に出ます。
外観と彫刻群
オペラ・ガルニエのメインは館内の見学ですが、建物の外観や彫刻も見逃せない見学ポイントの一つです。
当時、このオペラ・ガルニエの建設にあたってはコンクールが行われ、200近くもの設計案が集まりました。この高い競争率の中で採用されたのが、当時まだ35歳で新進気鋭の建築家「シャルル・ガルニエ」の案でした。既にお気づきかと思いますが、オペラ・ガルニエという呼び名はこの設計者の名前に因んだ呼び名です。
ガルニエは、伝統的な建築様式には一切拘らず、新古典主義からバロックまで様々な建築様式を取り入れ、彼独自の「ナポレオン3世様式」というスタイルで「オペラ・ガルニエ」を造り上げました。
以来、オペラ・ガルニエは、偉大な芸術家たちの活躍の場として、様々な名作を生み出し、世界で最も美しい劇場の一つに数えられています。1994年から2007年にかけては大改修も行われ、舞台の電動装置など、近代的な設備も追加されました。
建物の規模も世界最大級で、幅125m、奥行き173m、ドーム部分の高さ73.6m、総面積は1万1237㎡を誇ります。これは、東京ドームのおおよそ4分の1ほどの大きさと言えば想像しやすいかと思います。
建物正面(西側)に回って屋根の中央を見ると、オペラ座のシンボルとも言える「アポロンの像」が飾られています。この像はオペラ座の建物に近づきすぎると隠れてしまうので、少し距離おいてから見ると、ひょっこりと屋根上に出現します。

更にアポロン像の両脇には、ギュメリー作の黄金象が立っています。建物に向かって左側の象が「詩」、右側の像が「ハーモニー」と呼ばれています。

今度は視線を下に向けて見ると、全てのアーチ部分の間に、合計8体の彫像が飾られています。この中でも、右端の2体と左端の2体は、一際巨大な大作となっています。
まずは右端の2体からご紹介します。
▼ 叙情悲劇(ペロー作)
▼ 舞踏(カルボー作)
ファサードの彫刻の中でも特にいわく付きなのが、この右から2番目の彫像「舞踏」です。裸体の男女が踊る姿が当時としては過激であったため、多くの非難を受けました。他の彫像への置き換えもほぼ確定的な段階までいきましたが、作者「カルボー」の死によって立ち消えとなりました。こちらは20世紀に入って複製されたレプリカで、本物はオルセー美術館に展示されています。
続いて、左端の2体もご紹介します。
▼ 器楽(ギョーム作)
▼ 調和(ジュフロワ作)
オペラ座の設計者である「ガルニエ」は、このジュフロワ作の「調和」が、オペラ座の彫像の中で、最もバランス的に優れていると評価しました。
オーディオガイドのレンタル方法と返却方法

ツアーに参加される方は必要ありませんが、セルフツアー(自由見学)の方は、館内のチケットオフィスの先にある貸出カウンター(写真上)で「オーディオガイド 」のレンタルが可能です。オーディオガイドの貸し出しカウンターは、オペラ・ガルニエ館内1階の奥、チケット検札カウンターの前あたりにあります。詳細な場所に関しては以下の地図を参照ください。

オーディオガイドは日本語を含む全10ヶ国語に対応した「タブレット型のオーディオガイド」レンタルが、現地またはオンラインにて可能です。
オーディオガイドレンタル 基本情報
| レンタル料金 |
|
|---|---|
| 再生時間 | 90分 |
| 対応言語 | 日本語、フランス語、英語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、中国語、韓国語 |
| 付属品 | ヘッドフォン |
90分間のガイド解説では、オペラ座の歴史や専門家のインタビュー、アーカイブ画像が楽しめます。拡張現実を利用して、普段は立ち入りが難しいエリア(ダンスのホワイエや衣装保管庫)も探索可能。タブレットで提案されたルートに従って見学すれば重要な見学ポイントを見逃す心配がありません。
レンタル時には、クレジットカードかパスポートを預ける必要があります。パスポートを預けると、オーディオガイドと一緒にレシートの様なものも渡されるので、観光終了まで大切に保管してください。
オーディオガイドはタッチパネル式で、画面に表示される観光ポイントを直接タップすれば、説明を聞く事ができます。直感的に操作できるので、非常に操作しやすいと思います。
ガイドは、建物や各スポットの説明だけでなく、オペラ座やオペラ座の怪人にまつわる逸話や伝説、建物の設計者である「シャルル・ガルニエ」の秘密など、盛りだくさんの内容です。トータルの再生時間は90分です。
オーディオガイドの概要に関しては、「こちらのページ(You Tube)」で動画の説明ページを見る事ができます。説明文は英語ですが、何となくイメージがつかめると思います。
ただし、動画内で案内されている「iPhone版オーディオガイド」は現在取り扱いを終了した可能性があります。公式サイト上では案内されていません。
オーディオガイドの返却カウンター
オーディオガイドの返却カウンター(写真下)は出口付近などにいくつかあるので、すぐに分かると思います。

オーディオガイド返却時は、レンタル時に渡される「レシート」が必要なります。レシートとオーディオガイドを返却カウンターの係員に渡せば、パスポート(クレジットカード)が返却されます。
オペラ・ガルニエの基本情報
オペラガルニエの館内見学の営業時間とチケット料金は、時期によって変動致します。
営業時間と休館日
最終入場とチケット販売は、営業時間の45分前に終了となります。
【ハイシーズン(7月中旬〜8月末まで)】
- ・10:00~18:00
【ローシーズン】
- ・10:00~17:00
【休館日】
1月1日、5月1日、その他臨時休館日あり
パレ・ガルニエには決まった定休日のほかに「臨時休館日」が設定されることがあります。最新のスケジュールは、約30日先まで公式サイトで確認可能です。
確認手順は、公式サイトの「Visit the Palais Garnier」へアクセスし、「Self-guided tour」の「BOOK」ボタンから予約画面を進めていくだけ。カレンダーで選択できる日が「開館日」となります。旅行の日程が決まったら、まずは予約ページで希望の日が空いているかチェックしてみましょう。
入館料金(見学チケット料金)
2026年2月16日(現地時間)から二重価格の導入より「EU圏外在住者(日本在住者)」の入場料金は10ユーロ前後値上げとなります。
セルフガイドツアー(自由見学のチケット)
2026年2月16日〜
- 25ユーロ(一般大人)
- 20ユーロ(12歳〜25歳)
- 無料(11歳以下)
年齢割引を受けるにはパスポートなどのID提示が必要な場合があります。
ガイドツアーの料金
2026年2月16日〜
- 35.0〜42.0ユーロ(一般大人)
- 28.0ユーロ(12〜25歳未満)
- 11.0ユーロ(11歳以下)
ガイドツアーの料金はツアーごとに異なります。
年齢割引を受けるにはパスポートなどのID提示が必要な場合があります。
オペラ・バレエの公演チケットについて

本記事では、ここまでオペラ・ガルニエの見学方法について解説してきましたが、本来この場所は、オペラやバレエなどの公演が行われる歌劇場です
公演チケットは、現地で購入する事もできますが、事前のオンライン予約がお勧めです。
予約は「オペラ・ガルニエの公式サイト」からオンラインで行う事ができます。公式サイトでの公演チケット予約方法については以下の記事にて詳しく解説しております。
まとめ
オペラ・ガルニエ館内の装飾は、金をふんだんに使用しており、正に絢爛豪華の一言につきます。
旅行者の方の中には、劇場の中を見学するだけで、14€も支払うのは勿体無いという声もありますが、実際に内部を見学した方の満足度は非常に高く、「ヴェルサイユ宮殿」より見応えがあったと評価する声も少なくありません。
オペラ・ガルニエは、オペラやバレエを鑑賞するための劇場としては混雑必須の人気スポットです。しかし、館内見学を目的に訪問する方は意外に少ないので、見応えの割には、やや穴場的なスポットになっています。ぜひ、パリ訪問時は足を運んでみてください。
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