ミラノ地下鉄ガイド|料金・チケットの買い方・乗り方・タッチ決済・ゾーン解説
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「ミラノ市内を効率よく移動するなら地下鉄が一番便利。この記事では旅行者が気になる料金やチケットの買い方、乗り方、ゾーン制度、タッチ決済まで徹底解説します。
ミラノ地下鉄の基本情報

ミラノ地下鉄はATM(ミラノ交通局)が運行する、観光移動の要となる交通機関です。
まずは、地下鉄の運行時間、運行間隔、料金などの基本情報をまとめた表をご覧ください。
| 運行時間 | 5時30分〜24時30分頃まで運行 始発と終電時間は運行駅によって異なります。 |
|---|---|
| 運行間隔 | 日中は約2〜3分ごと、夜間は約5〜10分ごとに運行 |
| 料金(Mi1-Mi3ゾーン内) | 【一般】
地下鉄、バス、トラムに共通で利用可能。 |
| チケット購入方法 |
|
| 路線と所要時間の目安 |
|
| 公式HP | ATM(Azienda Trasporti Milanesi) |
チケットの基本は「RicaricaMi」
現在ミラノ交通機関のチケットは「RicaricaMi(リカリカミ)」と呼ばれるタッチ式のカードチケットが主流となっております。自動券売機やタバッキで購入した場合も、基本はこのチケット(カード)が発券されます。

「RicaricaMi」は空の状態では発券されず、必ず初回購入時には選んだチケット(1回券・24時間券など)が入った状態で発券されます。
2回目以降は同じカードを使い、追加でチケットをチャージして繰り返し利用できます。
また、同じ種類であれば1回券を複数枚(例:3枚)まとめて入れておくことも可能です。
日本の交通系ICカードのように「お金」をチャージするのではなく、「乗車チケットのデータを入れる(データをチャージする)」点が大きな違いです。

このデータを追加する仕組みはチャージではなく、正式には「トップアップ(Top-up a ticket)」と呼ばれています。「RicaricaMi」は毎回新しくカードを発券することも可能ですが、プラスチックごみ削減の観点から、同じカードを繰り返し使うトップアップ方式が推奨されています。
トップアップ方法やルールに関しては記事の後半「チケットのチャージ(トップアップ)方法」の項で詳しく解説します。
旧式チケットについて

2024年ごろまで主流だった改札機に差し込むタイプの「紙チケット」は、現在も一部の駅窓口などで少数ながら販売されています。
ATM公式サイトの案内では、この紙チケットは2025年12月31日まで利用可能で、それ以降は廃止される見込みです。
ゾーンは気にしなくてOK(観光はほぼMi1)

ミラノの公共交通はゾーン制が導入されており、運賃は移動するゾーン数で決まります。ゾーンは8段階で「Mi1, Mi3〜Mi9」と表記され、地下鉄の路線表記「M1/M2/M3/M4/M5」とは別物です(混同に注意)。
ゾーン制と聞くと複雑に感じるかもしれませんが、観光の移動はほぼ「Mi1」内に収まるため、ゾーンは基本的に意識しなくてOKです。
Mi1ゾーンにある主な観光スポット:
- ドゥオーモ大聖堂
- ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世
(アーケードの商店街) - スカラ座
- スフォルツェスコ城とセンピオーネ公園
- ブレラ美術館
- 最後の晩餐
(サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会) - アンブロジアーナ図書館・絵画館
- 国立科学技術博物館 レオナルド・ダ・ヴィンチ
- ミラノ中央駅
- ミラノ・カドルナ駅
チケットの最小購入単位は Mi1–Mi3 です。最安の1回券(2.20€/90分)でも、この範囲は自由に移動できますが、一般的な観光ではMi3まで足を延ばすケースは多くありません。
なお、ゾーン設定上はMi2が設けられておらず、Mi1の次はMi3です。
空港のゾーンは?地下鉄で移動可能?
マルペンサ空港から市内への移動は地下鉄ではできません。ゾーンの範囲外です。空港市内間の移動は、ミラノ中央駅(Milano Centrale)またはミラノ・カドルナ駅(Milano Cadorna)などから乗車できる「マルペンサ・エクスプレス」と呼ばれる快速列車を利用します。
ミラノ地下鉄のチケット料金と種類
ミラノ地下鉄のチケットは1回券のほか、24時間券・3日券・回数券などがあり、旅行スタイルに合わせて選択可能です。
1回券
ミラノ地下鉄で最も基本的なチケットが「1回券」です。「Mi1-Mi3」ゾーンに対応しており、利用開始から90分間有効です。地下鉄だけでなく市バスやトラムでも共通で使えるため、短距離の移動に最適です。
| チケット名 | 90 minutes - Zones Mi1-Mi3 |
|---|---|
| 料金 | 2.20€(Mi1-Mi3ゾーン内) |
| 有効期限 | 利用開始から90分 |
| 乗り継ぎ | 有効時間内であれば、地下鉄・市バス・トラム間の乗り継ぎが可能です。 地下鉄は一度改札を出ても、電車で移動した後であれば有効時間内に再入場できます。 ただし、電車に乗らずに同じ駅の改札を出てすぐ入り直すような利用はできません。 |
24時間券
ミラノ地下鉄を1日に何度も利用する予定がある方には、この24時間券が便利です。利用開始から24時間、地下鉄(Mi1-Mi3ゾーン)だけでなく市バスやトラムも含めて乗り放題となります。1日3回以上利用するなら、1回券をその都度購入するよりもお得になります。
| チケット名 | 24 Hours - Zones Mi1-Mi3 |
|---|---|
| 料金 | 7.60€(Mi1-Mi3ゾーン内) |
| 有効期限 | 利用開始から24時間 |
| 乗り継ぎ | 有効時間内であれば、地下鉄・市バス・トラム間の乗り換えは自由です。 地下鉄の改札を出て再入場することも可能で、制限はありません。 |
3日券
利用開始から3日目の運行終了時間まで有効な日数券。地下鉄(Mi1-Mi3ゾーン)だけでなく市バスやトラムも含めて乗り放題となります。ミラノに2泊3日以上滞在する方で、市内の観光スポットを効率よく回りたい旅行者におすすめです。
| チケット名 | 3 day ticket - Zones Mi1-Mi3 |
|---|---|
| 料金 | 15.50€(Mi1-Mi3ゾーン内) |
| 有効期限 | 利用日から3日間有効 実際は4日目の午前3時45分まで有効。 |
| 乗り継ぎ | 有効期間内であれば、地下鉄・市バス・トラムを制限なく利用可能です。 地下鉄の改札を出て再入場することもでき、回数制限もありません。 |
この3日券の特徴として4日目の午前3時45分まで利用できるという点があります。地下鉄の終電は24時台ですが、深夜も運行している夜行バスなどATM全体の運行体系を考慮した有効期限となっています。
10回券
ミラノ地下鉄を複数回利用するなら、10回券が便利です。1回券が10枚セットになっただけですが、1回あたりの料金は通常の1回券(2.20€)より割安になる上、毎回購入する手間を省けます。ただし、同時に複数人での利用はできません。
| チケット名 | 10-ticket carnet - Zones Mi1-Mi3 |
|---|---|
| 料金 | 19.50€(Mi1-Mi3ゾーン内) |
| 有効期限 | 各回利用開始から90分 毎回1回券として消費されます。 |
| 乗り継ぎ | 乗り継ぎルールは1回券と同じです。 有効時間内であれば、地下鉄・市バス・トラム間の乗り継ぎが可能です。 地下鉄は一度改札を出ても、電車で移動した後であれば有効時間内に再入場できます。 ただし、電車に乗らずに同じ駅の改札を出てすぐ入り直すような利用はできません。 |
どのチケットがおすすめ? チケット種類別の比較表と選び方
ここまで紹介したチケットを一覧表にまとめ、あわせておすすめの選び方を解説します。料金や有効時間、乗り継ぎ条件を比較して、自分に合ったチケットを選びましょう。
| チケット名 | 料金 | 有効期間 | 乗り継ぎ |
|---|---|---|---|
| 1回券 | 2.20€ (Mi1-Mi3ゾーン内) | 利用開始から 90分 | 地下鉄・市バス・トラム間で有効時間内は乗換自由。 地下鉄は同じ駅での出入り直しは不可。別の駅なら有効時間内に再入場可。 |
| 24時間券 | 7.60€ (Mi1-Mi3ゾーン内) | 利用開始から 24時間 | 地下鉄・市バス・トラムを時間内乗り放題。 改札を出ての再入場も制限なし。 |
| 3日券 | 15.50€ (Mi1-Mi3ゾーン内) | 利用開始から 3日間 | 地下鉄・市バス・トラムを時間内乗り放題。 改札を出ての再入場も制限なし。 |
| 10回券 | 19.50€ (Mi1-Mi3ゾーン内) | 各回、利用開始から 90分 | 乗継ルールは1回券と同じ。 地下鉄は同じ駅での出入り直しは不可。別の駅なら有効時間内に再入場可。 複数人の同時利用不可。 |
表はスワイプ(横スクロール)で全体表示可能です。
結局どのチケットがおすすめ?
最適なチケットは、滞在日数や移動頻度によって変わります。観光で数回だけ地下鉄を利用するなら1回券がシンプルで無駄がありません。
1日の間に複数の観光スポットを巡る予定がある場合は24時間券、週末旅行や短期滞在で公共交通をフル活用するなら3日券がコストパフォーマンスに優れます。長期滞在や出張など、数日から数週間にかけて不定期に利用する場合は10回券が便利です。
意外と見落としがちなのは、時間券と回数券の性質の違いです。
時間券は「有効時間内なら何度でも乗り降り自由」という短期集中利用に強く、10回券などは「好きなタイミングで1回ずつ消化できる」ため日を空けて使える柔軟さがあります。旅行スタイルに合わせて選ぶことで、費用も時間も効率的に使えます。
ちなみに3日券は「日数ベース」でカウントされるため、初回の利用タイミングによっては実質的な利用時間が短くなり割高に感じることもあります。到着日が夜遅い場合などは、翌朝から使い始める方が効率的です。
チケットの購入方法とチャージ方法

ミラノ地下鉄の乗車チケットの購入方法は次の5通りです。購入経路によってチケットの発券形態(カード式かEチケットかなど)が異なる点にも注目してください。
自動券売機で購入する
現金またはクレジットカードで支払いが可能で、発券されるのは基本的にカード式チケット「RicaricaMi(リカリカミ)」です。購入するチケットの種類(1回券、24時間券、3日券、10回券など)はすべてこのカードに記録されます。なお、ごく一部の古い券売機では紙チケットが出る場合もあります。公式アプリ「ATM Milano Official」で購入する
購入後はアプリ画面上に「Eチケット」(QRコード)が表示され、改札ではこのQRコードをかざして入出場します。アカウント作成の手間はありますが、日本国内で事前にチケット購入する事も可能。タバッキ(Tabacchi:売店)で購入する
認可された売店では、自動券売機と同じく「RicaricaMi(リカリカミ)」が発券されます。駅窓口で購入する
駅の窓口で購入する場合も、基本的には「RicaricaMi(リカリカミ)」が発券されます。設備が古い窓口では、例外的に紙チケットが渡されることもあります。
筆者の実体験では、上記のうち「自動券売機」と「公式アプリ」が最も手軽で購入しやすいと感じました。どちらも購入操作は難しくありませんが、画面表示は日本語非対応のため英語表示で購入を進める必要があります。以下で写真付きで詳しく解説します。
自動券売機での購入方法
地下鉄の乗車チケットは、駅構内の通路や改札近くに複数台設置してある「赤い自動券売機」から購入できます。
基本的に主要スポットから徒歩圏内の駅にある改札は、「現金(硬貨・紙幣)」と「クレジットカード」の両方に対応しています。以下購入手順です。
駅構内に入ったら赤い券売機を見つけて購入を進めていきます。

自動券売機は駅によって若干仕様が異なりますが、以下の2機種がほとんどの主要駅で見かけるタイプです。

どちらの券売機もタッチ式画面で操作します。いずれの機械でも、1回券や24時間券などを購入すると、その場でカード式チケット「RicaricaMi(リカリカミ)」が発券され、チケット情報がカード内に記録されます。
2回目以降は発券済みのカードにチケットを追加(データ記録)して繰り返し利用することも、新しいカードを発券することも可能です。なお、毎回新しいカードを発券しても運賃自体は変わりませんが、環境面や利便性を考えると1枚を使い続けるのがおすすめです。
参考⇨「チケットのチャージ(トップアップ)方法と基本ルール」
自動券売機の購入手順
ここからは「Top up tickets」と書かれた最新タイプの券売機で「1回券(90分間有効)」を例に購入手順を解説します。

券売機の種類によって微妙に購入手順が異なりますが基本は同じです。一般的な手順は以下の通りです。
初期画面で表示言語を「ENG(英語)」に変更
購入するチケット種を選択
購入枚数を選択
支払い方法を選択
領収書発券の有無を選択
料金支払いを完了してチケット発券
まずは右上の「国旗部分」をタッチして表示を「ENG(英語)」に変更します。既に英語になってる場合はこの操作は不要です。

初期段階で上記画面が表示されていない場合は、画面に何度かタッチすると表示できます。
表示が英語に切り替わったら、今度は購入する「チケットの種類」を選択します。1回券を購入する場合は「Buy」をタッチします。

1回券以外のチケット(24時間券・3日券・10回券など) を購入したい場合は、その下の「Tickets and carnets」をタッチすると選べる画面に移るので同様にタッチして選択します。
続いて「チケット枚数」を選択の上で「Pay now」ボタンをタッチします。

必ず人数1人につき1枚のチケット「RicaricaMi(リカリカミ)」を購入してください。10回券を購入して2人で使い回すなどは不可です。
お支払い方法の選択画面が表示されるので「クレジットカード」か「現金(Cash)」かを選択します。

券売機の種類によっては現金が使用できない場合があり、その際にはこの画面は表示されません。
続いて「購入したチケットの領収書」が必要かどうか聞かれるので、不要であれば「No」をタッチします。

さらに次の画面で「支払いに関する領収書」が必要かを確認されることもあります。不要であれば同様に「No」をタッチします。
「Pay by credit card or mobile Phone」と表示されたら、券売機右手側の決済端末で操作を行います。

上の画面はクレジットカードを選択した場合の例です。現金で支払う場合は「Pay by cash」などと表示されるので、右手側の紙幣または硬貨投入口に現金を入れてください。
支払い方法ごとの挿入口やタッチ箇所は下の画像を参考にしてください。

クレジットカードを利用する場合は、右側のカード挿入口に差し込み、上部のテンキー(電卓のような部分)でPINコードを入力し、最後に緑色のボタンで確定します。
支払いが完了すると「Printing」と表示され、券売機下部からカード式チケット「RicaricaMi(リカリカミ)」が発券されます。

発券されたカード式チケット「RicaricaMi(リカリカミ)」です。

ミラノの公共交通機関の自動券売機で購入した場合、「1回券」「24時間券」「3日券」「10回券」のいずれでも発券されるのは基本的にこの「RicaricaMi」です。一部の古い券売機では例外的に旧式の紙チケットが出る場合もありますが、紙チケットは廃止の方向にあるため、現在は「ミラノの公共交通チケット=RicaricaMi」と考えて差し支えありません。
公式アプリでの購入方法(おすすめ)
地下鉄の乗車チケットは、スマートフォンの公式アプリ「ATM Milano Official」から、日本国内でも現地イタリアでも好きなタイミングで購入できます。
購入したチケットはアプリ上で管理でき、利用直前に「Activate(有効化)」をタップすることで利用が開始されます。この仕組みにより、日本国内で事前に購入しておき、乗車直前に有効化するなどの使い方が可能。自動券売機や窓口に立ち寄る必要がなく、スムーズに乗車できます。筆者の経験上、最もおすすめできるチケット購入・管理方法です。
公式アプリでの購入手順
ここからはミラノ公共交通機関共通の公式アプリ「ATM Milano Official App」で「1回券(90分間有効)」の購入手順を解説します。
購入は非常に簡単で、以下の通りです。
アプリをインストールしアカウント作成。
アプリ内でチケット種類と枚数を選択。
決済方法を選択の上でオンライン決済を完了
「Wallet」でチケットを確認
① アプリをインストールしアカウント作成。
まずはご利用端末に応じて、以下よりアプリをインストールストールしてください。
アプリを開いたら「Sign up」ボタンをタップして「アカウント作成」を行なっていきます。

次の画面で必要情報を入力・選択していきます。

パスワードは数字と英語を組み合わせる必要があります。チェック項目は最上部の2箇所だけチェック。それ以外はメルマガ配信希望になります。
必要項目を全て埋めたら最下部付近のボタン「Create it」をタップします。

下の様なメールアドレスをチェックしてくださいというページに移動したら、一旦メールボックスを開いて確認します。

この時点で、件名「Conferma la tua registrazione」でメールが届いてるはずなので、メール本文内の「Clicca qui」の文字をタップします。WEBブラウザが自動で開いて「Conferma registrazione」と表示されていたら「メール認証」は完了です。再びアプリに戻って上画像の「Continue」ボタンをタップして「Registration complete」と表示されたら「アカウント登録」も完了です。
② アプリ内でチケット種類と枚数を選択
アプリ上でログイン状態になったら、下メニューから「① Buyをタップ」します。

選択項目の中からチケット&回数券を意味する「② Tickets and carnetsを選択」します。
各種チケットが表示されるので購入したいチケットの買い物カゴアイコンをタップして選択します。

通常は上から「1回券(90 minutes)」「24時間券(24 hours)」「3日券(3 days)」「10回券(10-ticket)」の順で表示されます。
チケット選択後、ページ下部に表示される「Buy」ボタンを続けてタップします。
チケット枚数の選択項目が表示されるので、必要に応じて枚数を増減してください。最後に「Confirm」ボタンをタップして確定します。

③ 決済方法を選択の上でオンライン決済を完了
決済方法の選択項目が表示されます。「クレジットカード/デビットカード」か「PayPal」のいずれかを選択の上、「Confirm」ボタンをタップします。

以下、クレジットカードを選択した場合の入力項目です。項目を埋めて支払いを完了します。

上から「カード名義」「カード番号」「有効期限」「セキュリティコード」の順で入力し「Paga ◯◯€」ボタンをタップします。
決済処理がスタートし正常に完了すると「Esito del pagamento(支払い結果)」と表示されます。

この画面は左上の「キャンセル」ボタンをタップするなどして閉じます。アプリ自体は閉じないでください。
次の画面で「Go to section wallet」ボタンをタップすると購入したチケットが表示されます。

④ 「Wallet」でチケットを確認
購入したすべてのチケットはアプリ下部メニューの「Wallet」をタップするといつでも確認できます。

チケットはこの画面の「Activate(有効化)」ボタンをタップして利用を開始します。
ただし、有効化した時点から有効期限のカウントダウンが開始されますので、利用直前まで有効化しない様にしてください。有効期限が切れたチケットは「EXPIRED(使用済みチケット)」タブ内に自動で移動します。
利用時は、「Activate」ボタンを押すと確認画面が表示され、ここで再度「Activate」ボタンをタップすると利用が開始されます。

チェックボックスにチェックを入れてから有効化すると、次回以降はこの確認画面がスキップされます。ただし誤って有効化してしまうリスクを避けるため、確認画面は毎回表示される状態のままにしておく方が安心です。
チケットが有効化されて初めて「QRコード」が表示されます。下の「Remaining time」の所で残りの有効期限を確認できます。

地下鉄利用時は、このQRコードを自動改札機に直接かざして利用します。セキュリティ上、スクリーンショットは無効化されているため、必ずアプリ上で直接QRコード画面を開いてください。
改札機でQRコードをスキャンして実際に地下鉄に乗車する流れは、記事後半の「ミラノ地下鉄の乗り方ガイド」で詳しく解説致します。
チケットのチャージ(トップアップ)方法と基本ルール

発券済みの「RicaricaMi」に「1回券」や「24時間券」などを追加する手順を解説します。この操作はトップアップ(Top-up a ticket)と呼ばれ、チケットデータをカードに記録させることを意味します。なお、アプリ経由で購入した場合は「Eチケット(QRコード)」となるのでトップアップはできません。
「RicaricaMi」へのトップアップは、改札近くなどに設置されている赤い自動券売機で行います。画面には“Top-up a ticket”と表示されています。

手元に「RicaricaMi」を用意し、初期画面で言語を英語(ENG)に切り替えたら、「Top-up a ticket」をタッチします。

画面に“Insert your ticket”と表示されたら、「RicaricaMi」を専用の挿入口に差し込みます。

カードの向きは「R」の文字が右上に来るように挿入します(表示の“INSERT TRAVEL CARD OR TOP UP TICKET”に従う)。画面の反応を確認しながら、ゆっくりと奥まで差し込みましょう。
カードが認識されると、画面に“Reading the travel document”と表示され、データの読み込みが始まります。

読み込み完了後、カード内のチケット状況が表示されます。続いて「Top up your ticket」をタップします。

現在のカード状況に応じて、トップアップ可能なチケットが表示されるので、「Buy」をタッチしてチケットを選択します。

上の例では、カード内に有効なチケット、または未使用のチケットがないため(カードデータが空のため)全種類のチケットが表示されています。カード内に未使用、または有効なチケットが残っている場合は、同じ種類のチケット以外は表示されません。
続いて枚数を選択します。

1回券は最大30枚まで、24時間券・3日券はそれぞれ1枚のみ選択可能です。
次に、支払い方法を選択します。

続いて領収書発行の有無を聞かれるので、不要であれば「No」を選択します。

場合によっては、支払いに関する領収書の発行可否も確認されます。不要なら同様に「No」をタッチしてください。
画面に“Pay by credit card or mobile phone”などと表示されたら、券売機右手側の端末で決済を完了します。
決済が正常に完了すると、“We're topping up your travel document”(カードにトップアップ中です)と表示されます。

画面が“Your travel document is ready!”に切り替わったら、カードを取り出してトップアップ完了です。

後は、ご自身の利用タイミングに応じて改札機でカード(RicaricaMi)をタッチの上で利用を開始してください。
RicaricaMiの基本ルール・注意点
「RicaricaMi」の基本ルールや注意点をまとめると以下の通りです。
異なる種類のチケットは同時にチャージ不可
1枚のRicaricaMiに入れられるのは、同じ種類・同じゾーンのチケットだけです。例えば「1回券」が残っている状態では、「24時間券」「3日券」や「10回券」を追加することはできません。既存のチケットを使い切ってから新しい種類をチャージします。チャージできる上限
- 1回券:最大30枚まで
- 10回券(Carnet):最大5セット(=50回分)まで(Mi1–Mi3ゾーンのみ)
- 24時間券・3日券:それぞれ1枚のみ(他の種類との併用不可)チャージできる場所
地下鉄駅の自動券売機、または街中のTabacchi(売店)でチャージ可能です。ATM公式窓口(ATM Point)ではチャージできません。利用時の注意点
RicaricaMiは「無記名カード」ですが、同時に複数人で使うことはできません。1人につき1枚のカードが必要です。
チケットの残数は、自動券売機でのトップアップ時や、改札機でカードをかざしたタイミングで、残り回数や券種を表示されます。
ミラノ地下鉄の乗り方・乗り換え・降り方
ここではミラノ地下鉄の乗り方について詳しく解説します。まずは全体の流れを6ステップでまとめます。
地下鉄の入口(赤い「M」マーク)を探して改札へ移動
改札機でチケットやクレジットカードをタッチして入場
案内に従って乗車ホームへ移動
停車駅で降車
出口の案内に従って改札方面へ移動
改札機でチケットやクレジットカードをタッチして出場
以下では、この流れを写真付きで順を追って解説します。
STEP① 地下鉄の入口(赤い「M」マーク)を探して改札へ移動
地下鉄へのアクセスは赤い「M」の標識が目印です。

階段を降りて地下エリアに入ったら、M1・M3 など乗りたい路線の案内に沿って移動します。

路線の案内が見つからない場合は、英語表示の “To trains” などの誘導サインに従って進みます。
STEP② 改札を通過する
案内に沿って歩いていくと、自動改札機が並ぶエリアに到着します。

緑色の矢印が点灯している改札のみ通行可能です(赤い×は閉鎖)。未購入の場合は近くの券売機でチケットを買ってから進みましょう。
改札を通るときは、右手側のタッチエリアに各種チケット(RicaricaMi、タッチ決済対応のクレジットカード、アプリのQRコードなど)をタッチまたはかざしてください。

上の自動改札機は最新型のもので、タッチエリアが共通ですが、自動券売機によっては、下画像の様にQRコードの読み取り部分だけ独立している場合もあります。

こちらの場合、アプリのQRコードは左手側の透明部分にかざしますが、RicaricaMiやクレカのタッチ決済利用時は右側のタッチエリアにタッチして利用します。
なお、紙チケット(2025年内で廃止)を使う場合は、タッチエリア下部の挿入口に挿入します。通過時にチケット回収忘れに注意してください。
自動券売機の画面に緑のチェックマーク(✓)が表示されたら認証完了。ゲートが開くので前に進みます。

RicaricaMi の場合はカードの裏面をタッチ。アプリのQRコードを使う場合は、スマホ画面側を改札機の読み取り部にかざしてください。なお、このタイミングで画面にチケットの有効時間なども表示されます。

STEP③ 乗車ホームへ移動
改札を通過したら、乗車ホームを目指して移動します。各路線への案内は至る所にあり、迷いにくい構造です。

案内板は路線別に色分けされており、非常にわかりやすいです。
なお乗車ホームに移動する前に必ず「行き先」を確認しましょう。始発・終点駅以外の駅では、必ず2方面に分かれたホームがあります。

例えば上の路線図では、SAN DONATO 駅行きは左側ホームと表示されています。路線図では現在駅から先の停車駅が黒字で示されるため、進行方向を確認する際の目安になります。
ただし、下の路線図のように途中で分岐する区間もあります。

この場合、同じ乗車ホームから2方面、上の路線図だと「RHO駅行き」と「BISCEGLIE駅行き」に分かれます。
そのため、乗車時は必ずホーム上の電光掲示板や電車の行き先表示を確認してください。
なお、分岐前の駅で降りる場合は、どちらの電車に乗っても問題ありません。
STEP④ 電車に乗車する
ホームに着いたら電車が来るのを待ちます。頭上の電光掲示板には次発列車の行き先と到着までの時間が表示されるので、ここで再確認してください。

上の例では「SAN DONATO駅」行きが8分後に到着することを示しています。
電車が到着したら乗車します。

ドアは降車客がいれば自動で開きますが、誰も降りない場合はドア中央下の緑色ボタンを押して開けてください。
車内ではモニターや案内表示で停車駅を確認し、目的地で降りましょう。

ミラノの地下鉄はどの路線も似た雰囲気で落ち着いた環境ですが。観光客はスリに注意してください。
日本の電車と同様にドア上部付近で路線図を確認できます。

目的地で降車する際も、乗車時と同様に、ドア中央下の緑色ボタンを押してドアを開けます。

STEP⑤ 出口へ移動する
電車を降りたら、ホームの案内板に沿って「出口」または「乗り換え路線」へ移動します。

地上に出たい場合は「Uscita Exit(出口)」の案内に沿って出口の改札へ移動します。別の路線に乗り換える場合は「M1」など各路線の案内に従ってください。
路線を乗り換える際は、同じ改札内でそのまま別路線に移動できる駅もあれば、一度改札を出てから別の改札に入り直す必要がある駅もあります。
なお、1回券などは90分間の有効時間内かつ、乗車駅と異なる駅であれば改札を出て再入場することが可能です。一方、同じ駅で一度も電車に乗らずに改札を出て入り直す事はできませんのでご注意ください。
出口や別の路線まで5分程度歩くこともありますが、案内は通路に途切れず設置されているため迷うことはありません。

STEP⑥ 改札を出る
改札機は出るときも入場時と同じ手順でタッチ(紙チケットは挿入)して通過します。

同じ駅での路線乗り換えは、駅の構造によって対応が異なります。
M1とM3が交差するドゥオーモ駅のように、共通改札内でホームを移動できる場合は改札を出る必要はありません。
一方、駅によっては路線ごとに改札が分かれている場合があり、その際は一度改札を出て、駅内の別の改札(乗り換え先路線の改札)から再入場する必要があります。
1回券は有効時間内であれば改札を出た後に再入場も可能ですが、電車に乗らずに同じ駅で出てすぐ入り直すような利用は不可です。
一方、24時間券や3日券なら、誤って改札を出ても時間内は使い放題なので安心です。
クレジットカードやスマホのタッチ決済で乗車した場合も、改札を出る際は必ず同じカード・同じ端末でタッチしてください。タッチを忘れると正しい運賃が計算されず、最大運賃や追加料金(エクストラコスト)が請求されます。
タッチ決済の利用方法とルール
ミラノではクレジットカードやスマホのウォレットを使った「タッチ決済(Contactless Pay As You Go)」が広く導入されています。
「RicaricaMi」などの物理的チケットを買う必要がなく、利用時は最安運賃が自動的に適用されるため、観光客にも非常に便利な仕組みです。
以下、利用方法とルール、注意点になります。
利用方法と利用料金
タッチ決済は、対応するクレジットカード(Mastercard・Visa・American Express など)、またはそれらを登録した各種モバイル決済を利用できます。交通手段別の乗り方は以下の通りです。
地下鉄での利用時
改札機右手側のタッチエリアにクレジットカードやスマホをかざして(またはタッチ)して入場し、降車時も必ず同じカード・端末でタッチして出場します。
入場と出場で異なるカードや端末は利用できません。改札エラーになるか、正しい運賃が計算されず追加料金の対象になります。
バス・トラムでの利用時
乗車時に車内のリーダーにタッチします。市内(Mi1ゾーン)およびMi3ゾーン内では降車時のタッチは不要ですが、路線121・130・140・165・166・327は降車時も必須です。
市外への移動時
ゾーンMi3を超えて市外に向かう場合は、必ず乗車時と降車時の両方でタッチしてください。そうしないと正しく区間が判定されず、追加料金の対象になります。
タッチ決済利用と料金イメージ(Mi1〜Mi3ゾーン内)
タッチ決済では、1日の合計料金は最大で €7.60 に自動的に制限され、それ以上課金されることはありません。
1回目: €2.20(合計 €2.20)
2回目: €2.20(合計 €4.40)
3回目: €2.20(合計 €6.60)
4回目: €1.00(合計 €7.60 → 自動的に1日券扱い)
5回目以降: 追加なし(合計 €7.60)
この仕組みにより、1日の利用料金は最大で €7.60 に収まります。
翌日以降は再び1回券 (€2.20) からスタートし、その日の利用回数に応じて再計算されます。
基本ルールと注意点まとめ
ミラノのタッチ決済を使う際に知っておきたい基本ルールと注意点を簡単にまとめました。
対象交通機関
タッチ決済が使えるのはATM(ミラノ市交通局)の運行する地下鉄・バス・トラム・トロリーバスのみ。S線やTrenord鉄道では利用不可です。利用できるカード・デバイス
Mastercard、Visa、Amex、Maestro、VPayに対応。Apple PayやSamsung Payなどのスマホ・スマートウォッチも利用可能。同じ旅程内でカードとスマホを切り替えることはできません。運賃の仕組み
- 90分以内の複数乗車:1回券 (€2.20) と同額
- 1日4回以上乗車:自動的に1日券 (€7.60, Mi1–Mi3) に切り替わる
- 週・月単位の割引はなし、日ごとに計算追加料金(エクストラコスト)
タッチを忘れると追加料金が発生。
- 地下鉄で出場忘れ:+€1.30〜1.80
- 入場忘れ・出場のみ:€5(2.20+2.80分割決済)
- バス・トラム降車タッチ忘れ(対象路線):+€0.40〜1.30支払い・確認
運賃は翌日以降に決済。ATM公式サイトに登録すれば利用履歴を確認可能。検札時はカードや端末を提示するだけでOK。返金対応
改札やリーダーの故障でタッチできなかった場合、ATM Pointにカードと身分証を持参すれば返金手続きが可能。
基本ルールを守れば、タッチ決済は常に最安運賃が自動的に適用されるので、気づかないうちに料金が嵩んでしまう心配もなく安心です。
地下鉄路線と主要スポット
ミラノ観光を効率よく巡るなら地下鉄の利用が欠かせません。ここではまず地下鉄の路線を紹介し、その後に各路線・駅ごとの主要観光スポットをまとめました。
ミラノの地下鉄は、番号と色で区別された5つの路線で構成されています。観光の中心「ドゥオーモ大聖堂」や空港アクセスなど、日本人旅行者がよく利用する目的地とあわせて紹介します。
・M1線(赤)
ドゥオーモ大聖堂やガレリアなど観光の中心を通り、サン・バビラやフィエラ・ミラノ方面へ伸びる路線。ショッピング・観光どちらでも利用頻度が高い王道ラインです。・M2線(緑)
ミラノ中央駅・カドルナ駅を結び、ナヴィリオ運河エリアへもアクセス可能。空港列車や国鉄との接続で、郊外・他都市へ向かう際に欠かせません。・M3線(黄)
ドゥオーモ駅からモンテナポレオーネ通り(ブランド街)、ミラノ中央駅を結ぶ観光路線。高級ブランド街に行きたい人や、中央駅利用の旅行者に便利です。・M4線(青)
リナーテ空港とドゥオーモを直通で約15分。空港到着後すぐに市中心部へ移動できる最新の便利路線です。・M5線(紫)
ガリバルディ駅からサン・シーロ・スタジアム直通。サッカー観戦やイベントに行く人にとって欠かせない路線です。
以下では、観光に便利な主要駅ごとに、徒歩圏内でアクセスできるスポットをまとめています。
ドゥオーモ駅(M1・M3)
ミラノ観光の中心地であり、多くの旅行者が最初に訪れるエリアです。大聖堂やショッピング街、劇場がすべて徒歩圏内に揃います。
- ドゥオーモ大聖堂
- ガレリア・ヴィットリオ・エマヌエーレ2世(アーケードの商店街)
- スカラ座
カイロリ駅(M1)
ドゥオーモ駅から1駅の位置にあり、歴史的建造物や美術館が集中するエリアです。
- スフォルツェスコ城とセンピオーネ公園
- ブレラ美術館(徒歩圏内、またはモンテナポレオーネ駅 M3)
カドルナ駅(M1・M2/Trenord)
郊外鉄道やマルペンサ空港鉄道と直結しているターミナル駅で、観光名所も近くにあります。
- 最後の晩餐(サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会)
- アンブロジアーナ図書館・絵画館(徒歩圏内はドゥオーモ駅 M1・M3 も可)
- 国立科学技術博物館 レオナルド・ダ・ヴィンチ
- ミラノ・カドルナ駅(Trenord の郊外鉄道・マルペンサ空港鉄道の拠点)
チェントラーレ駅(M2・M3/Trenitalia)
ミラノ最大の鉄道ターミナルで、イタリア各都市や国際列車の発着駅です。建物自体が壮大なアール・デコ様式で一見の価値があります。
- ミラノ中央駅(高速列車や国際列車のターミナル駅)
ミラノ地下鉄に関するまとめ
ミラノ地下鉄の重要ポイントをまとめると以下の通りです。
ミラノ地下鉄はATM(ミラノ交通局)が運行する、移動の要となる交通機関。主要スポットは地下鉄+徒歩でほぼ回れる。
路線は M1(赤線)・M2(緑線)・M3(黄線)M4(青線)・M5(紫線)の5路線。
⇨ 地下鉄路線と主要スポット運行時間の目安は 05:30〜00:30(乗車駅による)。日中は約2〜3分間隔で運行。
チケットはATMの各交通機関で共通。地下鉄・バス・トラムで利用可能。
運賃はゾーン制(Mi1〜Mi9)。観光の移動はほぼ Mi1 内で完結。
⇨ ゾーンは気にしなくてOK最小券種は「1回券 2.20€(90分間有効)」。24時間券・3日券券・10回券などもあり。
⇨ ミラノ地下鉄のチケット料金と種類ミラノ交通機関のチケットはタッチ式の「RicaricaMi(カード式チケット)」が基本。挿入式の紙チケットは廃止方向。
⇨ チケットの基本は「RicaricaMi」改札は自動式。RicaricaMi(カード式チケット)やクレジットカード/スマホは読み取り機にタッチ、アプリ利用時はQRコードをかざして通過。
チケット購入は、駅の自動券売機・タバッキ(売店)・公式アプリ「ATM Milano Official」・駅窓口などで可能。
⇨ チケットの購入方法とチャージ方法
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