ウィーン おすすめホテルと宿泊エリア

ウィーン中央駅は、2014年に開業した新しいターミナル駅で、駅の北側と南側には数多くのホテルが点在しています。

ホテルのバリエーションも非常に豊富で、一泊1万円をきるリーズナブルな3つ星ホテルから、快適で設備の整った4つ星ホテル、家族やグループ旅行に最適なアパートメントホテル、バックパッカー向けのドミトリーまで、あらゆるタイプのホテルが揃っています。

中央駅周辺はホテルや近代的なビルが立ち並ぶ都会的なエリアです。周辺にスーパーやレストランなどは多くはありませんが、巨大スーパーの「INTERSPAR」が駅に隣接しているほか、駅の地下はショッピングモールとなっています。このショッピングモールには、ベーカリー、ドラッグストア、レストラン、カフェ、土産物店など、一通りの店が揃っているので、買い物や飲食で不憫を感じることはないと思います。

立地的には、「リング（旧市街）」の南端から2kmほど離れた場所に位置しています。リング内に移動するには、トラムや地下鉄を利用する必要がありますが、駅前から乗り換えなしで、10分から15分ぐらいで簡単にアクセス可能です。徒歩圏内にはクリムト作品の所蔵数で世界一を誇る「ベルヴェデーレ宮殿」もあります。

また、ウィーン空港からの交通の便も非常に良く、「Railjet」という超特急列車が「ウィーン空港駅」と「ウィーン中央駅」を乗り換えなしの直通で結んでいます。

更に、ウィーン中央駅からは「ÖBB（ウィーン国鉄）」の長距離列車も発着しており、隣国都市の「プラハ」「ミュンヘン」「ブダペスト」、近隣都市の「ザルツブルク」などへの移動も便利です。ウィーン中央駅を基点とすれば、大半の主要エリアやスポットには乗り換えなしで移動できますが、シェーンブルン宮殿にアクセスする場合は、ウィーン・ミッテか、ウィーン西駅でトラムや地下鉄へ乗り換えが必要となります。

ウィーン中央駅周辺は、どちらかと言えば、ウィーン市内だけを数日間かけて観光させる方よりも、ウィーンを起点に隣国や近隣都市にも羽を伸ばす方、軽くウィーンに立ち寄って、すぐに周辺都市へ移動される方などにオススメの宿泊エリアです。

周囲には飲食店やお洒落なカフェも多く、駅の近くにはスーパー（写真右）もあるため、ウィーン観光の拠点として長く滞在するには非常に便利なエリアです。

立地的には、リング（旧市街）のわずかに外側に位置しているだけなので、リング内の観光スポット「シュテファン寺院」や「ホーフブルク王宮」などには徒歩でも容易にアクセスする事ができます。トラムなどを利用すれば、わずか数分でリング（旧市街）の中心部に出る事ができます。

また、ウィーン・ミッテ駅からシェーンブルン宮殿までは、地下鉄一本でアクセスできるほか、空港まで最短で移動できる快速列車「CAT」も発着しています。そのため、ウィーン空港から市内に出る方にとっては、このウィーン・ミッテ駅が最もアクセスしやすい市内の中心駅と言っても過言ではありません。ただし、ウィーン・ミッテ駅から長距離列車は発着していませんので、隣国や近隣都市に電車移動する場合は、ウィーン中央駅を経由する必要があります。

ウィーン・ミッテ駅は、行きと帰りでウィーン空港駅を利用される方や、ウィーン市内やシェーンブルン宮殿を2日以上かけてじっくりと観光したい方、世界的な5つ星ホテルや設備の整った4つ星ホテルで優雅に過ごしたい方にお勧めの宿泊エリアです。

ウィーン西駅は、文字通りウィーンの西側に位置するターミナル駅です。ウィーン空港からはシャトルバスで所要40分と、ウィーン中央駅やミッテ駅と比べると、空港アクセスの利便性は落ちますが、宿泊料金の安いホテルをお探しの方には、非常に選択肢の多いエリアです。

ウィーン西駅周辺には、非常にお手頃なホテルが多く、一泊1万円以下の3つ星や2つ星のホテルを数多く見つける事ができます。また、設備の充実した4つ星ホテルをお探しの場合も、一泊1万円台前半ぐらいから、質の高い良質なホテルを見つける事ができます。

立地的にも非常にバランスの取れたエリアで、駅前からトラム60番を利用すれば、シェーンブルン宮殿に乗り換えなしでアクセスできるほか、隣国や近隣都市の移動に利用する「ÖBB（ウィーン国鉄）」の長距離列車も発着しています。また、ウィーン西駅からは、地下鉄のU3号線とU6号線が運行しているので、リング内（旧市街内）への移動も10分以内です。

ウィーン西駅周辺は、安い宿泊料金で、ウィーンの中心部やシェーンブルン宮殿に手軽にアクセスできるエリアに宿泊したい方や、ウィーン空港は利用せずに、列車で近隣都市や隣国に移動したい方などには、ピッタリの宿泊エリアです。

ウィーンの主要駅周辺エリアにはモダンでスタイリッシュなホテルが多いですが、このリング（旧市街）と呼ばれるエリアには、クラシカルな雰囲気漂う老舗ホテルが数多く存在しています。ガイドブックで紹介されている観光名所の多くもこのリング周辺に集中しており、「シュテファン寺院」「ホーフブルク王宮」「美術史美術館」「オペラ座」「ケルントナー通り」なども全てこのリングエリア周辺に位置しています。

逆にリング周辺以外で大きな見どころと言えば「シェーンブルン宮殿」か「ベルヴェデーレ宮殿」ぐらいになるので、リング周辺を宿泊拠点とすると、ウィーン市内観光という点においては最も利便性が高いです。

更に、リング内のエリアの中でも、メトロU4路線が走る「カールス・プラッツ駅（Karlsplatz）」と「シュテファンスプラッツ駅（Stephansplatz）」は特に観光の利便性が高く、いずれかの駅周辺に宿泊すれば、シェーンブルン宮殿の最寄り駅であるU4路線の「Schönbrunn 駅」まで乗り換えなしでアクセスする事ができます。

また「シュテファンスプラッツ駅（Stephansplatz）」は、ウィーンの目抜き通りである「ケルントナー通り」も目の前なので、お土産探しやカフェ巡りをするにも抜群のロケーションです。

一見マイナスポイントがない「リング内エリア」ですが、ウィーン空港からアクセスする場合は「ウィーン・ミッテ駅」や「ウィーン中央駅」で、乗り換えが必要になります。所要時間的にはさほどかかるわけではありませんが、スーツケースを持った状態で、地下鉄やトラムに乗り換えたりするのは結構な労力だと思います。もし、リング内エリア（旧市街）に宿泊される方で、ウィーン空港から移動される場合は、ドアtoドアの移動が可能な「ウィーン空港：片道または往復の専用トランスファー」などのサービスを利用すると便利です。

リング内は、ウィーン観光や買い物に特化したエリアなので、少なくとも3日以上どっぷりとウィーン市内を観光される方、買い物目的で何度も「ケルントナー通り」に足を運びたい方、夜遅くにオペラ鑑賞をしたい方、ヨーロッパのクラシカルな雰囲気のホテルに宿泊したい方などにおすすめの宿泊エリアです。

出典：Booking.com

駅前に位置するお手頃価格のモダン3つ星ホテル

現代美術館の様な外観が特徴的なこの3つ星ホテルは、ウィーン中央駅南口から徒歩3分ほどの好立地に位置しています。見るからに現代的で真新しいこのホテルの部屋数は約300室、ホテルとしては大型で、ロビーも広く、バーも併設しています。部屋も23㎡～35㎡とそこそこ広く、ピークシーズンでも一泊1万円台前半ぐらいで宿泊する事ができます。ウィーン中央駅周辺で、安く広く綺麗で快適なホテルをお探しの方にはベストマッチだと思います。足を運べば何でも揃う大型スーパー「INTERSPAR」まで徒歩3分なのもポイントが高いです。

出典：Booking.com

ウィーン中央駅徒歩1分の好立地ホテル

ウィーン中央駅周辺で、最強の立地を誇るのがこの「ibis ウィーン ハウプトバーンホフ」で、ウィーン中央駅北口から徒歩わずか1分の場所に位置しています。ウィーン空港から「Railjet」を利用して中央駅にアクセスされる方は、ほぼドアtoドアに近い形でホテルまでアクセスできます。ウィーン中央駅北口を出るとホテルは目の前です。エリアの所でも紹介しましたが、ウィーン中央駅には大型スーパー「INTERSPAR」が併設していており、そのスーパーまでも徒歩わずかに4分です。立地的な面では、このホテル以上を望むのは難しいと言えるほどの好立地です。宿泊料金も非常に良心的で、冬場のローシーズンは一泊7千円台から、ピークシーズンでも1万円台中頃で宿泊できます。ホテルとしては大型で、部屋数は全部で300室、全部屋に防音設備を完備しています。宿泊ルームの広さはダブルやツインで19㎡～と十分な広さがあり、日本で言えばアパホテルに近い感じのホテルです。

出典：Booking.com

駅近のお洒落でスタイリッシュなホテル

外観からしてデザインに強いこだわりを感じるこの「モーテル ワン ウィーン ハウプトバーンホフ」は、モダンでスタイリッシュと言う言葉が雰囲気にピタリと合うホテルです。ウィーン中央駅の南側、徒歩3分の場所に位置しており、駅からホテルまでの道も平坦なので楽々アクセスできます。部屋の広さは16㎡からと決して広くありませんが、部屋は綺麗で快適と評価が高いです。料金もリーズナブルで、お一人での宿泊なら一泊1万円以下、2人でも一泊1万円台前半で宿泊可能です。朝食は別オプションで日本円で約1,500円ほどになりますが、つけなくてもいいと思います。むしろ徒歩圏内に大型スーパーがあるので、そこで朝食を購入した方が滞在を楽しめると思います。ただし、冷蔵庫はありませんのでご注意ください。また、設備やアメニティも必要最低限になります。口コミでは、チェックアウト手続きのスムーズさが好評を得ており、特に支払いさえなければ、キーを返却するだけの数秒でチェックアウトが可能です。

出典：Booking.com

ファミリー向けアパートメントホテル

ウィーン中央駅周辺で、家族4人で安く宿泊できるホテルをお探しの方にはこの「S-Home @ Central Station」がお勧めです。ほとんどの予約サイトで取り扱いもなく、グーグルマップにも掲載されていない穴場的なアパートメントホテルです。このホテルが提供しているのは、最大4人まで宿泊可能なバルコニー付きの部屋（50 m²）一室のみです。宿泊料金は一泊一部屋1万円台中頃なので、4人で宿泊した場合の一人あたりの負担額は4000円前後とかなりお得です。また、さすがはアパートメントホテルだけあり、キッチン、オーブン、冷蔵庫、洗濯機、物干しラックなど、長期滞在にはもってこいのアイテムが充実しています。しかも大型スーパーが徒歩数分圏内にあるので、ここで現地の食材を買って自炊を楽しむという滞在スタイルも可能です。注意点としては、多くのアパートメントホテルがそうであるように、ホテルの受付は24時間営業ではありません。早朝や深夜の出発・到着になる場合はご注意ください。日本の方の利用実績もあるので、安心して宿泊できると思います。

出典：Booking.com

シティービューが人気の4つ星ホテル

「ホテル アム パークリング」は、高級ホテルが建ち並ぶ、ウィーン・ミッテ駅周辺の中では非常にリーズナブルな4つ星ホテルです。このホテルは景観に定評があり、全55部屋の客室全てからシティビューの景観を望む事ができます。おすすめはバルコニー付きの部屋への宿泊で、この部屋に宿泊すれば、広いバルコニーでリング内の景色を眺めながら、片手にワインなんて楽しみ方も可能です。客室はモダンでスタイリッシュという言葉がぴったりのお洒落な雰囲気で、部屋の広さこそ全体的に狭めではありますが、使い勝手がよく機能的に作りになっています。接客も非常に優秀で、常に笑顔の絶えないスタッフが受付で旅行者を迎えてくれます。立地的には、ウィーン・ミッテ駅から徒歩4分と好立地で、総面積65,000m2の市立公園に面した非常に完成な場所に位置しています。更に、スーパーマーケット「SPAR」までは徒歩3分、リング内の中心エリアまでも徒歩10分以内と文句の付け所がありません。ホテルの前の大通りからはトラムも運行しており、トラムを利用すればリング内の中心部まではほんの数分でアクセス可能です。

出典：Booking.com

お手頃価格の5つ星ホテル

言わずと知れた5つ星ホテルの代名詞「ヒルトン」。ウィーン市内にはヒルトンは3件ありますが、こちらの「ヒルトン ウィーン」は、ウィーン･ミッテ駅から徒歩4分ほどの場所に位置しています。空港特急列車のCATを利用すれば、空港からウィーンミッテ駅までは所要わずか16分、空港からホテルまでのトータルでも所要30分ほどでアクセス可能です。ホテルの内装は比較的シンプルなので、5つ星ホテルのゴージャスさを期待して宿泊された方は口コミ評価を低めにつけている様です。しかし、5つ星の豪華さを求めなければ、サービス、立地、部屋の広さなどは、ウィーン市内のホテルでもトップクラスです。宿泊料金的にも比較的リーズナブルで、一泊2万円台中頃から宿泊可能です。サービスと立地が良く、コスパの高いホテルをお探しの方には一押しのホテルです。

出典：Booking.com

最高峰の5つ星ホテル

5つ星ホテルが数多く並ぶウィーン･ミッテ駅の中でも最高峰の豪華さを誇るのがこの「ザ リッツ カールトン ウィーン」です。同じ5つ星の「ヒルトン ウィーン」と比べても、設備の充実度や豪華さは遙かに上をいきます。ただし、その分料金も高く、ローシーズンでも一泊3万円台から、ハイシーズンなどは一泊5万円くらいからになります。どちらかと言えば、予算に余裕があって、ノンビリと優雅にウィーン観光をしたい方にお勧めのホテルです。徒歩圏内には「オペラ座」もあるので、日中はホテルで優雅に過ごしながらも、夜はドレスアップして散歩がてらにオペラ鑑賞なんて過ごし方も可能です。ウィーン･ミッテ駅までは、徒歩13分と少し離れてしまいますが、徒歩数分圏内に地下鉄U4線「Stadtpark駅」があるので、シェーンブルン宮殿やリング内への移動は容易です。全202室（うちスイートルーム43室）の客室は全てバスタブを完備しており、すべての部屋からウィーンの町並みや庭園を見下ろすことができます。 一番狭い部屋でも38m²の広さがあり、最高ランクのプレジデンシャルスィートに至っては、なんと261㎡の広さがあります。宿泊者のレビュー評価も高く、高い宿泊料金を払っても宿泊する価値のある高級ホテルです。

出典：Booking.com

日本人に人気が高い5つ星ホテル

ヒルトンと並ぶ世界的5つ星ホテル「インターコンチネンタル ウィーン」は、市立公園の南側に面して建っています。ウィーン･ミッテ駅からだと、徒歩10分ほどの距離です。老舗ホテルなので、外観はやや古さを感じますが、館内に入るとさすがは5つ星の豪華な内装と言った感じです。ラグジュアリーさでいくと、近隣で同じく5つ星ホテルの「ザ リッツ カールトン ウィーン」には劣りますが、「ヒルトン ウィーン」よりは高級感があり、料金的にもリッツカールトンより安く、ヒルトンより高いと言った感じです。立地的には、地下鉄U4線「Stadtpark駅」まで徒歩1分ほどなので、リング内やシェーンブルン宮殿にもアクセスしやすく、市内の観光拠点としては申し分ありません。口コミ評価では、全室バスタブを完備している点や、朝食ブュッフェに納豆や味噌汁などの和食がある点が、日本の方には好評を得ています。

出典：Booking.com

安定の3つ星ホテル

ウィーン中央駅周辺のおすすめホテルでも紹介した「Motel One」ホテルグループのウィーン西駅バージョンです。駅近をメインにホテルを出しているだけあって立地は申し分なく、空港行きバス乗り場も目の前、ウィーン西駅までも徒歩1分以下でアクセス可能です。ウィーン空港やザルツブルクなどからウィーン西駅に来る方は、降り場から徒歩数分でホテルにアクセスできます。ウィーン西駅付近でコスパの良い機能的なホテルをお探しの方は、このホテルを選べば間違いありません。ピークシーズンでも朝食をつけなければ、広さ18㎡のダブルルームやクイーンルームに一泊1万円以下での宿泊が可能です。

出典：Booking.com

ドイツが拠点の4つ星ホテル

「フレミングス カンファレンス ホテル ウィーン」は、フランクフルトやミュンヘンを拠点に4つ星ホテルを展開しているホテルグループ系列のホテルです。ラグジュアリーさこそありませんが、モダンかつ快適で、朝食も充実しており、さすがは4つホテルといった安定したサービスと設備を提供しています。また、部屋内にガラス張りのシャワーブースがあるのが特徴で、トイレとシャワーが別になっている点もポイントが高いです。宿泊料金的にもグループホテルならではの安さで、タイミングによっては、周囲の3つ星ホテルと同相場の一泊1万円以下で宿泊できる事も結構あります。4つ星ホテルで一泊1万円を切るのはかなりお得なので、私もこのフレミングス系列のホテルは、料金が安いタイミングを狙って、結構なヘビロテで利用しています。立地も良好で、ウィーン西駅や空港行きシャトルバス乗り場へも徒歩数分圏内です。

出典：Booking.com

激安タイミングが狙い目の3つ星ホテル

「Hotel Westbahn」は、ウィーン西駅の北側すぐの場所にあるコストパフォーマンスに優れた人気ホテルです。宿泊料金には結構な幅があり、高い時だと一泊1万円を超えますが、安いタイミングだとシングルルーム（15㎡）に一泊6,000円台（朝食）で宿泊できる時があります。一人旅の方などは、この安くなるタイミングを狙って予約をすれば、かなりお得な料金で宿泊する事ができます。宿泊料金は直前のタイミングで部屋に空きがある場合などに安くなる傾向があるので、宿泊日が近い方は、値段だけでもチェックして見るのがお勧めです。このホテルをグーグルマップで検索すると、地図上では「アートホテル ANA ヴェストバーン」というホテル名で登録されていますが、それはこの「Hotel Westbahn」の事です。また航空会社のANAとも一切関係はありませんので混乱しないでください。

出典：Booking.com

リング内の好立地4つ星ホテル

ホテル ロイヤルは、リング内の「ジンガー通り」という大通りに面して建つ4つ星ホテルです。ホテルは9階建の全88室と、決して大きくはありませんが、外観からしてヨーロッパの重厚でお洒落な雰囲気が漂っています。部屋の内装も、モダンな雰囲気のリング外ホテルとは打って変わって、アンティーク調の高級家具で統一されたクラシカルな雰囲気です。広さはスタンダードだと15㎡、スーペリアで22㎡と、4つ星ホテルとしては決して広い方ではありませんが、全部屋にバスタブを完備しています。朝食も味のクオリティが高いと宿泊者には高い評価を得ています。そして、このホテルに宿泊する一番のメリットが「立地の良さ」です。シュテファン寺院に近いのはもちろん、地下鉄U1・U3線 Stephansplatz 駅までも徒歩数分圏内です。また、リング内の目抜き通りとして知られる「グラーベン通り」や「ケルントナー通り」も目と鼻の先です。更にホテルが面する大通りにも「マクドナルド」や「スーパー」なとがあり、ショッピング、飲食、観光、何をするにも便利な立地です。宿泊料金的には、4つ星ホテルでこの立地なので、一泊1万円を切る事はまずありませんが、スタンダードのシングルやダブルルームなら一泊1万円台から宿泊可能です。リング内でヨーロッパらしい雰囲気のある好立地ホテルをお探しの方には一押しです。

出典：Booking.com

好立地と高評価を兼ね備えた4つ星ホテル

ウィーンのリング内に宿泊をお考えであれば、まず第一候補にするべきおすすめホテルがこの「Boutique Hotel am Stephansplatz」です。リング内ホテルの中でも最高峰の立地を誇り、シュテファン寺院が目の前である事をはじめ、地下鉄U1・U3線 Stephansplatz 駅までも徒歩2分、目抜きどおりの「ケルントナー通り」にも徒歩2分弱でアクセスが可能です。色んなサイトでこのホテルの口コミを見て頂くと分かりますが、マイナスポイントがほとんどなく、とにかく宿泊者の満足度が高いのが特長です。多くの予約サイトや口コミサイトで満点、もしくはそれに近い評価を獲得しています。その高評価は好立地の面だけにとどまらず、朝食に温かい料理や自分で絞れるフレッシュジュースを提供してくれる点、部屋が空いていればアーリーチェックインをさせてくれる点、スタッフの接客の良さ、部屋の完璧な清掃具合など、とにかく多様な面で高く評価されています。特に接客に関しては「日本以上に親切」と評する声もある程です。本記事のリング内のおすすめホテルの中でも一押しのおすすめホテルです。

出典：Booking.com

伝統と格式の5つ星ホテル

ホテル・ザッハは、日本のガイドブックでもお馴染みの「カフェ・ザッハ」が付属する5つ星ホテルです。参考までに「カフェ・ザッハ」とはオーストリア名物の「ザッハトルテ」発祥のカフェで、店頭は常にそのザッハトルテを求める観光客で溢れています。ホテル・ザッハは、1876年にザッハ家によって創業された老舗のホテルです。既に創業100年を超えているので、外観だけはやや古さを感じますが、館内に入るとそこは別世界です。美しいシャンデリアや彫像、アンティーク調の高級家具、大理石の柱や床など、多くの方が思い描くこれぞヨーロッパの5つ星ホテルと言った雰囲気で、まるで宮殿の様な豪華さです。ホテルは6階建の全149室（スイート63室）で構成されており、2012年には全客室のリノベーションも行われました。客室は、伝統的なヨーロッパのクラシカルな雰囲気を残しながらも、ややモダンで清潔感に溢れる絶妙のバランスを保っています。宿泊料金的には、さすがに一泊4万円を切る事はほぼありませんが、少し予算を奮発してでも、高級でクラシカルなホテルをお探しの方には、非常におすすめのホテルです。立地的にもオペラ座や地下鉄駅に近く、ウィーン市内の観光拠点としても文句の付け所がありません。

出典：Booking.com

リング内で最高峰の高級クラシカルホテル

リング内のエリアで、中世の雰囲気漂う宮殿の様なホテルをお探しの方にはこの「ホテル インペリアル - ア ラグジュアリー コレクション ホテル」がおすすめです。外観からして宮殿の様なこのホテルの建物は、かつてヴュルテンベルク王国の王子の住まいだった建物をホテルに改装したものです。創業は1863年と、上で紹介した老舗ホテル「ホテル・ザッハ」よりも古く、「ホテル・ザッハ」の客室が若干のモダンさを感じるのに対して、こちらのホテルの客室は中世の王族の部屋そのものです。女性の方はまるでお姫様になった様な気分で宿泊できる事間違いありません。宿泊料金的には、一番ランクの低いクラシックルームでも3万円台後半ぐらいからになりますが、その豪華さ、立地、サービス、朝食のクオリティ、どれをとっても宿泊料金に見合うだけの価値があります。ホテル内には受賞歴のあるレストラン「Opus」や、インペリアルトルテ（ケーキ）で有名なカフェ「Imperial」も併設しています。立地的にはリングの南端に位置していますが、地下鉄「Karlsplatz駅」までは徒歩3分ほど、トラム停留所も徒歩1分ほどの場所にあり、立地的に不憫を感じる事はありません。宿泊の予算に余裕があるリッチな方や、ハネムーンの記念に豪華なホテルに宿泊しようとお考えの方などには、これ以上にないほどお勧めのラグジュアリーホテルです。