【ブダペスト】 マーチャーシュ教会 行き方、入場料金、見どころを詳しく解説

ブダペスト
マーチャーシュ教会の景観

高さ88mの尖塔がシンボル。歴代王の戴冠式が行われた別名「戴冠教会」

マーチャーシュ教会は、ハンガリー国王「ベーラ4世」によって13世紀に建立されたネオゴシック様式の教会です。この教会は、モザイク柄が描かれた屋根と、非常に細かい装飾が施された高さ88mの尖塔が非常に特徴的です。教会の正式名称は「聖母マリア聖堂」ですが、一般的には15世紀のハンガリー国王「マーチャーシュ1世」に因んだ「マーチャーシュ教会」という通称で呼ばれています。

現在、教会内部を有料で見学ができるほか、別料金で尖塔の上に登ってパノラマビューの景色を楽しむ事もできます。また、普段は通常の教会としても使用されており、結婚式やコンサートなども行われています。

マーチャーシュ教会の外観

マーチャーシュ教会のシンボル高さ88mの尖塔

マーチャーシュ教会は現在の姿となるまでに何度も増改築が繰り替えされました。元々はゴシック建築として造られたマーチャーシュ教会でしたが、1541年にトルコ軍に占領された時は真っ先にモスクに改変されました。その後、トルコ軍が撤退した1686年にはカトリック教会として復元されました。

そして、ハンガリー建国1000年後の記念日にあたる1896年に「シュレック・フリジェシュ」という有名建築家によって本来のゴシック建築様式を基本とした建物に改築され現在の「ネオゴシック様式」の造りとなりました。マーチャーシュ教会の外観は非常に精巧なモザイク模様の天井と石で造られた塔が非常に印象的です。

三位一体広場から見る「マーチャーシュ教会」の景観。 ▲三位一体広場から見る「マーチャーシュ教会」の景観。

「マーチャーシュ教会」の屋根。 ▲「マーチャーシュ教会」は、モザイク柄が描かれた茶色の屋根が非常に特徴的です。

「マーチャーシュ教会」の屋根と尖塔。 ▲屋根の至るところにモザイク柄が描かれています。背後には一棟だけ黒い塔があるのも印象的です。

「マーチャーシュ教会」の扉上部のリュネット。 ▲三位一体広場側に面した扉とその上のリュネット。現在はこちらの扉からは入場できません。

教会内部の景観

マーチャーシュ教会内部 中央祭壇

マーシャーシュ教会の内部は黄金に輝く様に見える壁面とそこに描かれた数々の装飾が非常に美しいです。かつて、ハンガリー人にも愛されたエリザベート王妃(シシィ)や、カール4世の戴冠式もこの教会で行われました。

中央祭壇 ▲赤い絨毯に映えて黄金の中央祭壇が輝いています。

中央祭壇後部のステンドグラス ▲中央祭壇後部の窓に描かれたステンドグラス

教会壁面の装飾 ▲教会の壁面には植物の様な模様が描かれています。

教会壁面に描かれた騎士とキリストの壁画 ▲壁面に描かれた騎士とキリストの壁画。

教会内部の景観

▲教会の中は非常に神秘的で厳かな雰囲気です。

教会内部の景観

▲中央祭壇側から見た教会後塵部分。

マーチャーシュ教会の基本情報

営業時間とチケット料金

【営業時間とチケット料金】

  • ・営業時間:09:00~17:00(月-金)、09:00-13:00(土)、13:00-17:00(日)
  • ・入場料金:1500HUF(約700円)
  • ・入場料金(尖塔の入場料):1500HUF(約700円)

マーシャーシュ教会 チケットの料金表 ▲マーチャーシュ教会、漁夫の砦の料金表

チケット売り場 ▲漁夫の砦の横(マーシャーシュ教会の正面)にあるチケット売り場、ここで「マーシャーシュ教会」や「漁夫の砦」の入場チケットを購入する事ができます。

行き方・アクセス情報

マーチャーシュ教会は王宮の丘に位置していますので、まずは丘の上に登るために王宮の丘のたもとにアクセスする必要があります。

王宮の丘のたもとまでは、地下鉄2番(M2)で「Batthyány tér(バッチャーニ広場)」駅で下車後、徒歩10分~15分ほどです。もしくは、バス系統 16,16A,116番に乗って「Disz ter(ディース・テール)」駅で下車後、徒歩4分ほどになります。最寄り駅と王宮の丘やマーチャーシュ教会との位置関係は以下の地図をご覧ください。

ブダペストの詳細地図

王宮の丘の袂(たもと)に到着したら、ケーブルカー、もしくは徒歩で丘の上に登る事ができます。ケーブルカーの乗り方については、別記事の「王宮の丘への行き方とケーブルカーの乗り方」にて詳しく紹介しております。

ケーブルカーで王宮の丘に到着したら、後は大通りを道なりに600m(約5分)ほど歩いて行けば茶色のモザイク柄が目印の「マーチャーシュ教会」が見えて来ます。

ブダの丘 観光マップ