【香港国際空港 エアポートエクスプレス】空港から市内への行き方

香港
エアポートエクスプレスのチケットセンター

香港国際空港から市内(香港・九龍)へのアクセスは「エアポートエクスプレス」が一番便利で快適です。

本記事ではその点を踏まえて「エアポートエクスプレス」のチケットの買い方、列車の乗り方などを写真を交えて可能な限り詳しく解説致します

■エアポートエクスプレスのおすすめポイント
・乗り場が空港直結で分かりやすい。
・チケットの買い方・乗車方法も分かりやすい。
・市内までのアクセスが一番早い。
・車内は綺麗で快適。
・free Wifiが利用可能。
・スーツケース置き場もあるので便利
・スマホ・ノートPCなどの充電が可能。
・インタウン・チェックインが利用できる。
・購入から1時間以内は乗り継ぎのMTR乗車料金が無料

エアポートエクスプレス チケットの種類

エアポートエクスプレスのチケット(当日内での香港と空港の往復)

■切符の種類

チケットの種類は片道と往復の2種類になります。料金は目的地によって異なり、子供は大人の運賃の半額になります。また、同日内の往復であれば片道の料金で、往復チケットが購入できます。

□香港まで
・片道(大人):115HKD
・往復(大人):205HKD
□九龍まで
・片道(大人):105HKD
・往復(大人):185HKD
□青衣まで
・片道(大人):70HKD
・往復(大人):120HKD

香港国際空港についたら、まずはチケットを購入する。

香港国際空港に到着後、入国審査を終えて預け荷物を受け取り到着ロビーに出たら、まずは「エアポートエクスプレス」のチケットを購入します。

エアポートエクスプレスのチケットカウンターはバゲージクレームを出てすぐの所にあります。

エアポートエクスプレスのチケットセンター

チケットカウンター(写真左側)はバゲージクレームを出ると目の前にあります。写真の通り必ず通過する場所なので、誰でも分かると思います。ただ、このチケット・カウンターは常に混雑しています。

もし、最初に通過するチケットカウンターが非常に混雑している場合はそこをスルーして、到着ロビーにあるチケット・カウンターでチケットを購入するのがおすすめです。こちらのチケットカウンターの方が空いている事が多いです。

到着ロビーにあるチケットカウンター

写真の右奥が到着ロビーにあるチケットカウンターです。到着ロビーに出て周囲を見渡せばすぐに見つかると思います。こちらのチケットカウンターの方が空いている場合が多いです。

また、チケットは到着ロビーにある自動券売機でも購入可能です。旅行者の方は意外と、自動券売機は利用せずにチケットカウンターに並んでいるので、券売機で買うのが一番早くて手っ取り早いです。

ただし、自動券売機だと片道チケットしか購入できませんので(同日内の往復チケットなら購入可能)、空港からの乗車日と、空港への乗車日が異なる場合はチケットカウンターに並んで往復チケットを購入してください。

■自動券売機について

自動販売機は到着ロビーにいくつかありますが、到着ロビーから、MTR乗り場の標識に従って歩いて行けば、乗り場に行く途中に簡単に見つかります。

エアポートエクスプレスのチケット券売機

エアポートエクスプレスのチケット券売機。ほとんどの旅行者がチケットカウンターに並ぶので、券売機は空いている事が多いです。

券売機を見つけたら、まずは「One Way(片道)」か「Same Day Return(同日内の往復)」のいずれかを選択します。ちなみに同日内の往復ならば、片道も往復も同じ料金なので、とりあえず「Same Day Return(同日内の往復)」を購入しておけば間違いないです。

次の画面で「Adult(大人)」「Child(子供)」と、購入枚数「1」「2」「3」の選択ボタンが表示されますので、それぞれ用途に応じて選択して、最後に「ENTER」を押します。後は表示された金額を挿入すれば切符が出てきます。

エアポートエクスプレスの乗り場と乗り方

■エアポートエクスプレスの乗り場

切符を購入したら後は乗車するだけです。「Airport Express」の看板に従ってホームを目指して進んでください。同階の直結なので非常に分かりやすいです。

エアポートエクスプレスの看板

これが「エアポートエクスプレス」の看板です。とにかくこの看板を探して、その方向に進んで行けば「エアポートエクスプレス」の乗り場にたどり着けます。

  • エアポートエクスプレスまでの通路。

    エアポートエクスプレスの乗り場までの通路はこんな感じです。正面には常に看板があるのでそれに従って歩いて行きましょう。

  • エアポートエクスプレスのホーム(乗り場)

    エアポートエクスプレスのホーム(乗り場)です。空港から乗車する場合は改札はありません。降りる時に改札機にタッチする形になります。

■乗車方法(空港から各駅)

空港から各主要駅(青衣、九龍、香港)に行く場合は特に改札などはなく、チケットを購入したらそのまま乗り場に行って列車に乗るだけです。降りる時にだけ改札がありますので、SUICAやPASMOの様にチケットを改札にタッチして通過してください。

改札機にタッチする写真

空港から市内(青衣・香港・九龍)へ行く場合は、降りる時にだけ改札があるので、写真の黄色い部分をタッチして改札を通過します。最終的に手元に使用済みのカードが残ります。購入から1時間以内であればこの使用済みのカードでMTRに無料乗車が可能です。

■乗車方法(各駅から空港)

逆に各主要駅(香港・九龍)から空港に行く場合は、改札を通ってからホーム(乗り場)に行く形になります。ですので、今度は行きとは反対で、空港到着時(降車時)に改札がありません。列車を降りたらそのまま出発ロビーに進んでください。もしかしたら降車時に係員にチケット提示を求められる可能性も無いとは言えないので、チケットはロビーに出るまでは無くさない様にしてください。

■車内の様子

車内は綺麗で非常に快適です。本数が多いので日本の満員電車の様に混雑する事はないと思います。

  • エアポートエクスプレスの車内

    車内はまだ新しく綺麗で快適です。正面にはモニターも付いています。

  • エアポートエクスプレスのバゲージコンパートメント

    スーツケースはこのバゲージコンパートメントに収納できます。座席からも見えるので安心ですね。

車内の駅表示版

移動中、停車駅が青で点滅するので非常に分かりやすいです。ここを見ていれば間違えて降りたり、乗り過ごす事もないと思います。香港まで行く場合は香港が終点となります。

タイムテーブル(運行時間)と各駅までの所要時間

■運行時間

列車はだいたい10分間隔で運行しています

□空港から市内(始発〜終電)
05:54〜00:48
□市内から空港(始発〜終電)
・香港:05:50〜00:48
・九龍:05:53〜00:52
・青衣:06:00〜00:59

■所要時間

行きも帰りも所要時間は同じです。

  • ・香港 - 空港:所要24分
  • ・九龍 - 空港:所要22分
  • ・青衣 - 空港:所要14分

オクトパスカードについて

オクトパスカード

オクトパスカードは日本で言う「SUICA」「PASMO」みたいなカードです。料金をチャージして使用します。

このカードを購入して「エアポートエクスプレス」に乗ると通常のチケットよりも安い料金で乗車ができます。オクトパスカードを利用した場合の空港と主要駅の料金表は以下になります。

□香港まで
・片道(大人):110HKD
・往復(大人):205HKD
□九龍まで
・片道(大人):100HKD
・往復(大人):185HKD
□青衣まで
・片道(大人):65HKD
・往復(大人):120HKD

通常のエアポートエクスプレスのチケットと比べると、片道に限り5HKDだけ安くなりますが、往復だと同じ料金です。

しかも、このオクトパスカードは購入時に、デポジットとして50HKD、チャージ金額として100HKD、最低でも150HKDを支払う事になります。

デポジット金額は、最終的にはチケットカウンターで返金されます。また、チャージ金額を超えてカードを使用すると、一回に限りデポジットから使用分の金額が差し引かれるシステムになってます。

デポジットとチャージというのがちょっと紛らわしいですが、デポジットはチャージ金額を超過して使用した場合の保険みたいなものでしょうか。デポジットとチャージを分けている意味が正直わかりかねる所ではありますが…

オクトパスチケットは、往復での金額は通常のチケットと変わらない点や、最後にデポジット返金の手続きをする手間などを考えると、単にエアポートエクスプレスで空港と市内を往復したいなら、通常のチケットを購入した方が楽だと思います。

オクトパスカードのメリットとしては、チャージした金額でエアポートエクスプレス以外に、MTR、バスをはじめとする公共の交通機関や、買い物などで支払いに利用できる点です。ですので、香港に数日滞在する方で、交通の公共機関を頻繁に利用する方であれば、オクトパスカードで300HKDぐらいチャージしておけば、いちいち切符やチケットを買う手間や、買い物時にお金をだす手間は省けていいかもしれませんね。