アンコール・ワット遺跡の回り方 観光日数や見るべき遺跡も徹底解説

(2019年1月8日 公開) (2019-09-24 最終更新) アンコールワットと参道

本記事では、アンコール・ワットとその周辺遺跡の観光をお考えの方に向けて、観光の所要日数および、絶対に見るべき遺跡を効率良く観光するためのモデルコースを紹介しております。

これからアンコール遺跡群の観光をお考えの方は、是非当サイトをご活用いただけますと幸いです。写真や地図を交えて可能な限り詳しく紹介させて頂きます。

観光所要日数

アンコール・トム 観音菩薩の仏塔

アンコール・ワットと周辺遺跡の観光所要日数は、ご自身の見たい遺跡の数によって異なってきますが、最低でも丸々2日間の観光日数を確保する事をお勧め致します。

フルで2日間の観光日数があれば、観光必須と言われているアンコールの三大遺跡「アンコール・ワット」「アンコール・トム」「タ・プローム」はもちろん、「プノン・バケン」でのサンセット鑑賞や、郊外の人気遺跡「ベン・メリア」や「バンデイ・アイスレイ」にも足を運ぶ事が可能です。

もし丸1日しか観光日数を確保できない場合は、流石に「ベン・メリア」などの郊外遺跡へ羽を伸ばすのは難しいですが、王道の観光コースと言われる「小回りコース(small course)」のルートで観光すれば、アンコール三大遺跡とその周辺の遺跡は網羅する事が可能です。

そして、もし丸3日間の観光日数が確保できるのであれば、アンコール・ワット周辺遺跡の網羅はもちろん、郊外遺跡の「ベン・メリア」「バンデイ・アイスレイ」「クバールスピアン」「ロリュオス遺跡群」、そして世界遺産の絶景スポット「プレアヴィヒア」まで観光範囲を広げる事が可能です。

以上の所要日数を踏まえ、次項以降ではアンコール遺跡や郊外の遺跡を効率良く観光できるモデルコースを紹介して行きます。

アンコール3大遺跡と夕焼け鑑賞コース

アンコール・ワットのナーガ象
タ・プロームと大樹

アンコール周辺遺跡観光の王道コースである「小回りコース」を更に効率良くアレンジした本モデルコースは、アンコール観光で絶対に外せない「アンコール・ワット」「アンコール・トム」「タ・プローム」の観光はもちろん、夕日の絶景スポットである「プノン・バケン」にもベストのタイミングで足を運ぶ事ができます。

通常の「小回りコース」のルートで観光すると、サンセットのタイミングで「プノン・バケン」には訪問する事ができないため、本コースではややアレンジを加えて、順路とは逆の反時計回りに観光して行きます。反時計回りの方が、午前と午後でハイライトの遺跡が分散されるほか、丁度夕暮れ時のタイミングで「プノン・バケン」を訪れる事ができます。観光日数が1日しか取れない方は、このモデルコースで観光すれば効率良く主要遺跡を網羅する事ができると思います。

まずは以下のグーグルマップの観光ルートをご覧ください。

【観光ルートとスケジュール】
  • ◼️早朝アンコール・ワットのサンセット ⇒ ホテルに戻って朝食

  • ◼️午前(1)アンコール・ワット ⇒ (2)スラ・スラン ⇒ (3)バンテアイ・クデイ ⇒ (4)Tropical Rohal Village(レストラン)でランチ

  • ◼️午後(5)タ・プローム ⇒ (6)タ・ケウ ⇒ トマノンとチャウ・サイ・テヴォーダ(時間次第) ⇒ (7)アンコール・トム ⇒ (8)プノン・バケン

  • ◼️夜(9)クーレンレストランでアプサラダンス観賞とディナー

別の地図で、遺跡の位置関係を見ると以下の様な感じです。赤字で記載の遺跡を反時計回り観光していきます。

アンコールワットと周辺遺跡群の地図

アンコール・ワットのサンセット

アンコール・ワットのサンライズ

アンコール・ワットは絶好のサンライズスポットとして知られています。朝焼けをバックに、アンコール・ワットのシルエットが浮かび上がる景観は何とも言えない美しさです。

サンライズのスポットはいくつかありますが、一番の人気スポットは参道南側の聖池前です。この聖池の水面に寺院が映しだされる光景は非常に幻想的で一見の価値があります。

ただし、非常に混雑するのでベストスポットを確保したいなら、アンコール・ワットの開門時間である午前5時には到着している事をお勧めします。サンライズは天候に左右されるので必ず見れるとは限りませんが、どちらにしてもアンコール・ワットは複数回訪れておいても絶対に損はない場所です。

アンコール・ワット

アンコール・ワットの外観
  • アンコール・ワットの景観
  • アンコール・ワットの景観
  • アンコール・ワットの景観
  • アンコール・ワットの景観
  • アンコール・ワットの景観
  • アンコール・ワットの景観
  • アンコール・ワットの景観
  • アンコール・ワットの景観
所要目安60分〜90分アンコールパス利用可アンコールワット様式Googleマップ
聖池に映る逆さアンコールワット

アンコール・ワットは時の権力者「スーリヤヴァルマン2世」によって、1113年にから30年もの歳月をかけて建設されました。クメール語で「アンコール」は王城、・ワットは「寺」を意味しています。

アンコール・ワットは、クメール建築の最高峰とされ、単一遺跡としては世界最大規模の大きさを誇ります。また、その幾何学的構造や細部に施された建築技法、均整のとれたシンメトリーの外観の美しさなどは、歴史的にみても類を見ない完成度の高い芸術的な遺跡となっています。

アンコール・ワットは東西に1040m、南北に820mの周壁と190mの幅を持つ塀によって囲まれ、約200ヘクタールに渡ってカンボジアの大地に広がっています。これだけでも如何に当時のアンコール王朝が強大であったかを知る事ができます。

アンコールワットの塔

寺院の中心部には三重の回廊と中央祠堂、そしてそれらに付属する複数の塔によって構成されています。

三重の回廊は内側になるほど高さが増して行き、最も内側の第3回廊の中央祠堂は高さ65mを誇ります。また、外周が最も長い第1回廊の距離は東西に215m、南北に180mもあり一周800mもの距離があります。

アンコール・ワットは、王朝独自の宇宙観を表現していると言われていますがその存在自体に謎も多く、寺院として建設されたのか、あるいは墓地として建設されたのかは現在もはっきりとした結論は出ていません。

【参道と7つの首を持つナーガ】

アンコールワットの参道

アンコール・ワット寺院の観光はこの西側の参道からスタートしていきます。参道の入口ではチケットチェックがあるのでここでチケットを提示します。

参道の入口には7つの首を持つナーガ(邪神)と魔除けのシンハ(獅子像)が立っています。このうちナーガ―の像は大海(環濠)を渡る舟を表現していると言われています。

ナーガ(邪神)の欄干と魔除けのシンハ

像の先には左右を環濠(かんごう)に挟まれた長さ540mの参道テラスが西塔門に向かって伸びています。西塔門を抜けるとようやくアンコールワットのシンボルである中央祠堂が見えてきます。

参道テラスと尖塔参道テラスと尖塔

【仮設の浮き橋】

仮設の浮き橋

残念ながら2019年1月時点で西参道は改修のため閉鎖されています。変わりに参道に向かって右手側に人口の浮き橋(写真上)が設けられています。改修工事は2020年頃の終了を予定しており、それまではこの仮設の浮き橋を利用する形になります。浮き橋は石畳ではなく、遺跡の雰囲気にそぐわない現代的なプラスチックの様な素材が使用されています。

【西塔門】

西塔門

参道を奥まで歩くと西塔門の正面に出ます。かつて西塔門は王のための通路だったと言われています。塔門前の階段を登り塔門を抜けようとすると、アンコールワットが写真のフレームに収まる様な形で目に飛び込んできます。(写真下)。ここは絶好の撮影スポットなので、写真を撮るのをお忘れないよう様にしてください。

西塔門から見る中央祠堂

西塔門の左右は通路になっており歩いて見学が可能です。壁面や柱にはレリーフが描かれ、仏像なども置かれています。

西塔門 左右の通路

通路を右手側に30mほど行くと、高さ4mほどの「ヴィシュヌ神」が置かれています。

ヴィシュヌ神の像

【十字型テラスと聖池】

十字型テラス

塔門を抜けると更に400mほどの参道が続いています。正面には圧倒的な迫力でアンコールワットがそびえ、参道を挟む様に左右対称に2つの経蔵が配置されています。

参道脇の経蔵

2つ経蔵の先には更に左右対称に聖池が配置され、そのうち正面に向かって左手側の池には、蓮の花が浮かびアンコールワットのシルエットが綺麗に池に映し出されています。ここはアンコール・ワットの5つの祠堂が全て見渡せる場所で、写真撮影必須のスポットです。

聖池の水面に映る逆さアンコールワット

中央の参道に戻って、再び西方向(中央祠堂方面)に奥まで進むと、数段の階段があり十字型テラスへと続いています。

十字テラスへの階段

階段の両脇を4体のシンハ(獅子)像が入口を守る様に立っています。

十字テラスへの階段と4体のシンハ像

この階段を登ると、その先には第1回廊へと続く大塔門の入口(写真下)があります。

第1回廊へと続く塔門

【第1回廊とレリーフ群】

アンコールワットの第1回廊

第1回廊に出ると、壁面や柱、天井に至るまで美しいレリーフやデヴァターが彫り込まれています。第1回廊は一周おおよそ800mもの距離があり、東西南北全ての壁面がレリーフで飾られています。まるで遺跡の中の美術館にいる様な気分になります。

第1回廊のレリーフ

壁面のレリーフはヒンドゥー教の神話や神々、戦闘シーン、スールヤヴァルマン2世の偉業などが描かれています。

第1回廊のレリーフ第1回廊 南面のレリーフ

▲第1回廊南面にあるレリーフ。アンコールワット建国の父であるスールヤヴァルマン2世が家来を従え玉座に座っている姿を現しています。

第1回廊のレリーフ

回廊のレリーフは触る事ができますが、劣化が進んでしまうので触らないのがマナーです。

回廊の柱には立体的なシルエットが美しいデヴァターが彫り込まれています。

第1回廊のデヴァター

【十字回廊と沐浴池跡】

第1回廊から第2回廊に向かう途中に、十字回廊があります。そして、この十字回廊に面して4つの沐浴池跡(写真下)があります。

十字回廊の沐浴池跡

現在、沐浴池の水は全て枯れており、水が合った部分には下りて見学する事ができます。

十字回廊の沐浴池跡

十字回廊を奥に進むと再び天井がなくなり、急こう配な階段が正面に現れます。この階段を登ると第2回廊に出ます。

第2回廊へと続く階段

【第2回廊】

第2回廊の景観

第2回廊の内部は第1回廊に比べるとレリーフや装飾も少なく寂しい感じになっています。

第2回廊の仏像

第2回廊には首のない仏像がいくつも置かれています。

第2回廊内部は簡素な感じですが、外壁には下の様な美しいデヴァター(写真下)がいくつも彫り込まれています。

第2回廊外壁のデヴァター

【第3回廊】

第3回廊の中央祠堂

第2回廊から更に内側に進むと、アンコールワットのシンボルである中央祠堂(第3回廊)と4つの塔が目の前に姿を現します。

第3回廊の外側は通路になっていて外周に沿って歩く事ができます。

第3回廊の外側の通路

第3回廊へと続く階段は全部で12か所ありますが、実際に使用できるのは東側にある1か所のみとなっています。入場時間は7:30~17:00となっていますが、この時間内でも閉鎖されている事があります。

第3回廊へと続く階段

第3回廊は最も神聖な場所なので、服装のルールやマナーが非常に厳しくなっています。当然半パンで入場する事はできません。帽子などの被り物も脱ぐ必要がありますが、かつらやウイッグは大丈夫です。

第3回廊入場時の注意事項

第3回廊へと続く階段は急こう配なので登る際はくれぐれもご注意ください。

第3回廊へと続く階段の上からの景観

第3回廊に登って眺める景観(写真下)は、そこまで絶景という程ではありませんが、第3回廊内部も見学できるので、是非登って見てください。

第3回廊へと続く階段の上からの景観

第三回廊(写真下)も第二回廊同様に、彫刻やレリーフは少なくガランとした雰囲気です。

第3回廊の景観

第三回廊の中央祠堂には仏陀象が祀られています。

第3回廊の仏陀象

下の画像は第3回廊の柱に掘られているデヴァターです。

第3回廊のデヴァター
【アンコール・ワット 営業時間】

午前5時~17時30分

スラ・スラン

スラ・スランの景観
  • スラ・スランの景観と彫像
  • スラ・スランの景観と彫像
  • スラ・スランで沐浴をする子供たち
  • スラ・スランで沐浴をする子供たち
所要目安10分〜15分アンコールパス利用可バイヨン様式Googleマップ

「王の沐浴」を意味する「スラ・スラン」は、10世紀には基礎が築かれ、12世紀にジャヤヴァルマン7世によって完成されました。当時は王と王妃が実際にこの場所で沐浴をしていたと言われています。

スラ・スランは、東西に700m、南北に300mの大きさを誇る水深1m~2.5mほどの人造湖で、湖の周囲は砂岩で縁取られ、西側のテラスでは獅子神と7つの首を持つ蛇神ナーガの彫像を見る事ができます。

ラテライトの階段は湖の底まで続いており、底の部分にも石が敷き詰められています。湖の中央には、乾季に水が引いた時だけ目にする事ができる島があり、その上に崩れた神殿の瓦礫が残っています。

【営業時間】

午前5時~17時30分

バンテアイ・クデイ

バンテアイ・クデイの景観
  • バンテアイ・クデイ 遺跡内の景観
  • バンテアイ・クデイのデバター
  • バンテアイ・クデイ 遺跡内の景観
  • バンテアイ・クデイのデバター
所要目安30分〜35分アンコールパス利用可アンコールワット/バイヨン様式Googleマップ

現在も多くの僧が暮らす「バンデアイ・クデイ」は、かつてクメール王朝の国王「ジャヤヴァルマン7世」の仏教の祈り場として使用されていました。寺院の建設は12世紀末〜13世紀の初期にかけて行われ、アンコール・ワット様式とバイヨン様式など複数の建築様式が混在しているのが特徴です。これは建設の途中で設計が変形されたという説や、単に「ジャヤヴァルマン7世」がヒンズー教様式の寺院を無理やり仏教徒の寺院に変更したためなど諸説あります。

また、建築素材には砂岩を多く利用しているため、強度的には非常にもろく他の遺跡と比べると建設の技術もかなり劣っています。そのため破損も多く、この遺跡に関する記述を記した石碑なども見つかっていません。しかしながら、デバター(踊り子たちの女性像)に関しては質が高く素晴らしいものが残っています。

「バンデアイ・クデイ」は、東西に700m、南北に500mと比較的小さな遺跡で、スラ・スランとは道路を挟んで対岸に位置しております。相互の遺跡は徒歩にて数分で行き来が可能です。

【営業時間】

午前7時30分~17時30分

Tropical Rohal Villageでランチ

下記画像をクリックすると別サイトに移動します。Tropical Rohal Village (トリップアドバイザー提供)
クメール・多国籍料理Googleマップ

バンテアイ・クデイの観光後は、遺跡から800mほどの場所にあるレストランでランチタイムです。おすすめは、カンボジアのクメール料理を中心に提供しているこの「Tropical Rohal Village」です。料理は他にも洋食やタイ料理、韓国料理など幅広く提供しています。

この辺り(バンテアイ・クデイやスラ・スラン周辺)には数件のレストランがありますが、味も平均以上で、冷房が快適なこのレストランがおすすめです。是非、地元の味である「クメールカレー(7.5ドル)」を食して見てください。

料金的にはドリンクと食事で一人辺り10ドルほどで、明らかに観光客向けの価格設定になっていますが、この辺りのレストランはどこも同じ様な価格設定だと思います。ロケーション的にも次の観光スポット「タ・プローム」にも近いので、色んな意味でバランスが良いレストランだと思います。

タ・プローム

タ・プローム遺跡とガジュマルの樹
  • タ・プローム 遺跡内の景観
  • タ・プローム 遺跡内の景観
  • タ・プローム 遺跡内の景観
  • タ・プローム 遺跡内の景観
所要目安40分〜50分アンコールパス利用可バイヨン様式Googleマップ

梵天の古老を意味する「タ・プローム」は、クメール王朝の国王「ジャヤヴァルマン7世」が母の冥福を祈るために1186年にアンコール・トムの東方に建設させた仏教寺院です。近年では映画「トゥームレイダー」の舞台になった事で知られ、日本人にも非常に人気の高い遺跡の一つです。

タ・プロームはほぼ発見当時の状態で残されており、自然の生命力が如何に凄まじいかを間近で感じる事ができる遺跡です。長い年月をかけて成長した太いカジュマルの樹木が遺跡に食い込むように一体化し、その景観は非常に神秘的でインパクトがあります。

東西1000m、南北600mの敷地内には、5000人近い僧侶と使用人、615人の踊り子を含め、1万2千人以上の人間がこの敷地内で暮らしていたと言われています。敷地内には60以上の塔堂が建ち並び、かつては無数の回廊が縦横に結ばれていましたが、自然の侵食などにより現在では回廊の7割以上が倒壊してしまいました。

【営業時間】

午前7時30分~17時30分

タ・ケウ

タ・ケウの景観
  • タ・ケウ 遺跡内の景観
  • タ・ケウ 遺跡内の景観
  • タ・ケウ 遺跡内の景観
  • タ・ケウ 遺跡内の景観
所要目安20分〜30分アンコールパス利用可クレアン様式Googleマップ

「碧王の砦」「クリスタルの古老」を意味する「タ・ケウ」は、ピラミッド式の外観が特徴の寺院です。ジャヤヴァルマン5世の時代にシヴァ神を奉るための寺院として建設がスタートしました。しかし、王の死によって未完成のまま放置されたため、壁面にはほとんど装飾がありません。

寺院は2重の城壁に囲まれ、外側の周壁は東西120m、南北100mとそこまで大きな遺跡ではありません。また、通常は土台にのみ硬質な材料を使用しますが、このタ・ケウは土台から堂塔まで全て硬質な砂岩を使用し、外観はどこか威圧的で非常に重量感を感じます。

同じくピラミッド様式の寺院で、夕焼けスポットでもある「プレ・ループ」と外観が似ている事から二つの遺跡を混同する人が多いですが、こちらの方が後年に建設された寺院になります。

中央の急な階段を登って行くと堂塔の上方まで行く事ができますが、景観的には差ほど素晴らしくもないので無理に上る必要はないと思います。

【営業時間】

午前7時30分~17時30分

トマノン

トマノン
  • トマノン デヴァター
  • トマノン 首のない仏像観
  • トマノン 遺跡内の景観
  • トマノン 遺跡内の景観
所要目安15分〜20分アンコールパス利用可アンコール・ワット様式Googleマップ

アンコール・トムの東側の入口「勝利の門」からわずか東に500mほどの場所に位置する小さな遺跡がこの「トマノン」です。この寺院はシヴァおよびヴィシュヌに捧げられています。

トマノンはスーリヤヴァルマン2世によって、アンコール・ワットとほぼ同時期の11世紀後半から12世紀前半にかけて建設されたヒンドゥー教の寺院です。

小ぶりな寺院ながら、周囲を一辺50mほどのラテライトの城壁に囲まれ、高さ2.5mほどの基壇の上に1つの塔と拝殿を持ち、塔門、経蔵、中央祠堂、東塔門に付属するテラスなど、正にアンコール様式のお手本とも言える建築物で、アンコール様式を知るには持って来いの寺院です。

1960年代にフランスの極東学院の手によって復元された事もあって、全体的に保存状態も非常に良く、中央祠堂には美しいと評判のデヴァターや、首のない大仏などが残されています。

チャウ・サイ・テヴォーダ

チャウ・サイ・テヴォーダ
  • チャウ・サイ・テヴォーダのレリーフ
  • チャウ・サイ・テヴォーダのレリーフ
  • チャウ・サイ・テヴォーダ 遺跡内の景観
  • チャウ・サイ・テヴォーダのデヴァター
所要目安15分〜20分アンコールパス利用可アンコール・ワット様式Googleマップ

チャウ・サイ・テヴォーダは12世紀の中頃、スールヤヴァルマン2世の時代に建立されたヒンドゥー教の寺院です。道路を挟んで向かいにある「トマノン」とはほぼ同時期に建設されたため形的にも似ています。

しかし、建設時期に建築材料の石が不足していたため、この寺院より前に建設されたトマノンよりも完成度が低く、トマノンと比べると保存状態は決して良いとは言えません。寺院の一部にはトマノンに使用された石材なども使用されています。

2006年には中国政府の支援によって修復が行われたものの、塔門はくずれたままになっています。それでも寺院の壁面に施された掘りの深い美しいレリーフは健在なので、見る価値はあります。

アンコール・トム

アンコールトムの観音菩薩像
  • アンコール・トム 観音菩薩の塔
  • アンコール・トム バイヨンの景観
  • アンコール・トム 敷地内の景観
  • アンコール・トム 敷地内の景観
  • アンコール・トム ライ王のテラスの景観
  • アンコール・トム ライ王のテラスのレリーフ
  • アンコール・トム バイヨンのレリーフ
  • アンコール・トム バイヨンのレリーフ
  • アンコール・トム バイヨンの仏像
  • アンコール・トムの回廊
  • アンコール・トム バイヨンのレリーフ
  • バイヨン遺跡の瓦礫
所要目安120分〜150分アンコールパス利用可バイヨン・バプオン様式などGoogleマップ
アンコール・トムの仏塔

アンコールワットの北側約1.5kmほどの場所に位置する「アンコール・トム」は、1181年、ジャヤヴァルマン7世の統治時代に建設がスタートし、13世紀の初めごろに完成しました。これ以前のアンコール・ワットに代表される王宮寺院は、あくまでも宗教的象徴に過ぎなかったため、他民族の侵略に備えた防衛機能などは一切ありませんでした。

しかし、隣国のチャンパ軍に侵攻を受けた際に、これまでの都城が外敵に対して無防備である事を痛感した「ジャヤヴァルマン7世」は、高さ8mの城壁と5つの城門を有するアンコール・トムを完成させました。

アンコール王朝至上最大の都城である「アンコール・トム」は大きな町を意味し、幅113m、外周12kmの環濠がエリアを囲み、その総面積は約9km2にも上ります。

ほぼ正方形の敷地内には、バイヨン寺院をはじめ、ライ王のテラス、象のテラス、王宮跡など、建築様式の異なる複数の寺院や建築物が点在しており見どころが満載です。全部の主要スポットをじっくりと観光するなら最低でも2時間以上は必要です。

【バイヨン寺院】

アンコールトム バイヨン

正方形の敷地内の丁度中心に位置し、アンコールトムを代表する仏教寺院がこの「バイヨン」です。この12世紀に建設された寺院は、神々の聖域とされるメール山を象徴化していると言われ、城内の参道は全てこのバイヨンに通じています。

バイヨンは2重の回廊を持ち、外側の第1回廊の大きさは東西に160m、南北に140m、内側の第二回廊は東西に80m、南北に70mを誇ります。

バイヨン内の景観バイヨン内の景観

寺院の中心部には中央祠堂が立ち、それを囲む様にアンコール・トムの代名詞でもある観世音菩薩をイメージした16の四面仏塔が立っています。

アンコールトムの仏塔

バイヨン内にこの仏塔は全部で49基あり、その四面には全て仏の顔が描かれています。この四面仏は穏やかな微笑みを浮かべているのが非常に特徴的で「バイヨンの微笑み」とも呼ばれています。これは王が菩薩の微笑みが世界中に広がる様にと願いをこめたためだと言われています。これはアンコール遺跡群の中でもこの時代のものにしか見る事ができない特徴です。

【バプーオン寺院】

バプーオン寺院

バプーオン寺院は、11世紀の中頃に建築されたヒンドゥー教の寺院です。構造は三層からなるピラミッド様式でかつては「バイヨン」よりも高い50mほどの建造物であったとされています。

正面入り口の東塔門から延びる参道は200mにも渡り、2mの短い円柱によって支えられています。これは空中を歩く事をイメージしており、ヒンドゥー教神話の地上と天界を結ぶ虹の架け橋を再現しています。この技法は、アンコールワット参道横の環濠にも見ることができます。

バプーオン寺院の参道

また、かつてはこの寺院の壁面上部に、他の寺院では見られないほど美しい彫刻が刻まれていましたが、劣化が進み現在は残念ながらほとんど残っていません。

【王宮】

王宮跡

バイヨンの北に位置する東西600m、南北300mの二重の城壁に囲まれた王宮は木造建築であったため、現在は何も残っていません。その多くは隣国のシャム軍との戦いで焼失してしまったと言われています。

現在は、敷地内に「ピミアナカス」と呼ばれる寺院と、その北側にある「女池」と「男池」が残されているのみです。女池より小さい男池には彫刻も施されています。

【ピミアナカス(王宮内)】

ピミアナカス

バプーオン寺院の南側に位置するこの「ピミアナカス」は、かつて天井の宮殿と呼ばれた寺院で、王は毎夜ここに住む9つの頭を持つ蛇の聖霊と交わったという伝説が残っています。

ピミアナカスは、10世紀末から11世紀前半にかけて何代かの王によって建設された3層のピラミッド型の寺院です。第1階層は東西に35m、南北に28m、最上層は東西30m、南北23mほどの大きさで、最上層までの高さは12mに上ります。

【象のテラス】

象のテラス

王宮の城壁の外、東側の広場に面するこのテラスはジャヤヴァルマン7世によって造られました。バブーオンの入口からライ王のテラスまでの南北300mを結ぶこのテラスは、一番高い中央部と両端の高さが4m、それ以外の部分は3mほどになります。

象のテラスは、テラスの壁一面に象の頭部の彫刻が彫りこまれている事から、近年そう呼ばれる様になりました。かつてこのテラスでは祝宴や式典が行われていたと言われています。

象のテラス象のテラス

【ライ王のテラス】

ライ王のテラス

ライ王のテラスは、12世紀の後半にジャヤヴァルマン7世によって建立されたテラスで、高さ6m、長さ25mを誇ります。ラテライトを基盤とした壁面の砂岩には阿修羅やデヴァター、ナーガ―、ガルーダなどが彫り込まれており、保存状態も良く非常に見ごたえがあります。

ライ王のテラスのレリーフ群

テラスの名前は基盤に置かれている「ライ王」の像から名づけられたものですが、ライ王とは一体誰の事なのか、様々な憶測や逸話がありますが確かな事は分かっていません。近年では、ライ王は地獄の神ヤマ(閻魔大王)であるのが最も有力な説だとされています。

下の写真がテラスの基壇上に置かれている「ライ王」の象のレプリカです。現在本物はプノンペンの国立博物館に展示されています。右膝を立てているのが非常に特徴的です。

ライ王の像

【プリヤ・パリライ】

プリヤ・パリライ

王宮跡の北側に位置するこの「プリヤ・パリライ」は12世紀に仏教徒であったジャヤヴァルマン7世の父である「ダラニンドラヴァルマン国王」によって12世紀頃に建設された仏教寺院です。

周囲は50m四方の城壁に囲まれ、現在、メインの部分は高さ2mほどの基盤の上にわずかに中央祠堂があるのみです。祠堂の上部はアンコール後期の建築スタイルに見られる煙突の様な形をしているのが特徴的で、タ・プロームを思わせる様な自然と一体となった景観は中々の見ごたえがあります。

また、中央祠堂の破風に描かれた3つの頭を持つ象に乗るインドラ神の彫刻や、東塔門の破風に描かれた寝釈迦像の彫刻など、いくつか状態の良いレリーフも残されているほか、東側のテラスでは仏陀象やシンハ、ナーガ―の象なども見る事ができます。

プリヤ・パリライの仏陀象プリヤ・パリライのテラスとナーガ象

【プリア・ピトゥ】

プリア・ピトゥ

ライ王のテラスのやや北東側に位置する「プリア・ピトゥ」は、複数の寺院からなる遺跡群です。遺跡群の大半を占めるヒンドゥー教の寺院は、12世紀にスーリヤヴァルマン2世によって建設されたとされ、唯一ある一つの仏教寺院のみ13世紀から16世紀に建設されました。

全体的に保存状態が悪く、足場がデコボコになっています。アンコール・トムに立ち寄ってもこの場所は観光しない旅行者がほとんどで周囲は閑散としています。西門にはナーガ―の欄干が残っていますが、そこまで目を見張る何かはないので、時間があれば見学する形で良いと思います。

【プラサット・スゥル・プラット】

プラサット・スゥル・プラット

綱渡りの塔と呼ばれるこの寺院は、12世紀にジャヤヴァルマン7世によって建設され、6辺2層から成るラテライトと砂岩の塔が複数建っているのが特徴です。

一説によれば、この塔は祝い事の際に曲芸などのロープをかける用途に使用され、王はその様子をテラスから眺めていたとも言われています。綱渡りの塔を意味する寺院の名前は、こういった曲芸の場として利用されていた事に由来しています。

プラサット・スゥル・プラットの塔

【南大門】

アンコール・トム 南大門

アンコール・トムは東西南北に4つの大門と勝利の門の5つの門があり、通常旅行者の方はこの南大門から入場します。

アンコール・トムの5つの城門は全て同じ装飾で造られていますが、この南大門が最も保存状態が良いです。門の上部の巨大な四面像は観音菩薩で、顔の大きさは3mもあります。

左右の欄干には大蛇の胴体を抱えて綱引きをする像が左右54体つづ並んでいます。これは、乳海攪拌(にゅうかいかくはん)と言われるヒンドゥー教における天地創造の神話をモチーフにしています。

アンコール・トム 南大門 欄干の像アンコール・トム 南大門 欄干の像
【アンコール・トム 営業時間】

午前7時30分~17時30分

プノン・バケン

プノン・バケンの景観
  • プノン・バケンの夕焼け
  • プノン・バケンから見るアンコールワット
  • プノン・バケンの景観
  • プノン・バケン 遺跡内の景観
  • プノン・バケンで夕焼けを待つ観光客
  • プノン・バケンの夕焼け
  • プノン・バケンの景観
  • プノン・バケンの景観
所要目安50分〜60分アンコールパス利用可バケン様式Googleマップ

アンコール遺跡群の中でも絶好のサンセット観賞スポットとして知られるのがこの「プノン・バケン」です。高さ70mほどの小高い丘の上に立つこのヒンズー教の寺院からは、ジャングルに埋もれたアンコールワットはもちろん、周辺の遺跡やトンレサップ湖まで視界に捉える事ができます。

プノン・バケンは9世紀末に、インドの王「ヤショーバルマン1世」よって建設されたバケン様式の寺院で、当時はこの場所を中心に一辺4kmの大都があったと言われています。

この場所でサンセットを見るために、夕方ごろには観光客が殺到しますが、丘の上には17時30分までに到着しないと入場する事ができません。また、時間前でも入場の人数制限があるので16時30分頃には到着しているのがベストです。

【営業時間】

午前5時~19時00分

クーレンレストラン(Koulen Restaurant)

下記画像をクリックすると別サイトに移動します。写真:トリップアドバイザー提供
  • アプサラダンスの踊り子
  • アプサラダンスの踊り子観
  • アプサラダンスの踊り子
  • アプサラダンスの踊り子
ブュッフェ料理Googleマップ

シェムリアップ市内には、「アプサラダンス」という舞踊を鑑賞しながらビュッフェ形式で食事ができるショーレストランが存在しています。

アプサラダンスはカンボジアの伝統的舞踊で、このショーを鑑賞するのは、アンコール観光における夜の定番アクティビティの一つになっています。

アプサラダンスを披露するレストランの中でも、会場の規模やロケーション、踊りや料理の質などのトータルバランスが良くてお勧めなのが、この「クーレンレストラン」です。

クーレンレストランは1998年にオープンした老舗のショーレストランで、ビュッフェ形式の料理の品数は80点以上と非常に多く評判も上々です。味に関しては所詮はビュッフェなので格段に美味しいと言う訳ではありませんが、合格点のクオリティは満たしていると思います。どちらにしても、アプサラダンスのショーレストランの料理の質はどこも似たりよったりなので、アプサラダンスを見るなら料理に拘るよりも、会場の規模や踊りの質などで選んだ方が良いです。

予約は「公式HP(英語)」からWEBで可能ですが、観光前日か当日にホテルを通して予約してもらっても問題ないと思います。

【営業時間】

■ブュッフェ:18時30分〜20時30分

■ショー:19時30分〜20時30分

【料金(食事とショー鑑賞)】

12ドル

その他のモデルコース

他にもモデルプランを複数ご用意いたしましたので、観光日数に余裕がある方は是非参考にしてください。郊外の遺跡の見どころも含めて詳しく解説しております。それぞれのモデルプランのタイトルをクリックすると該当プランの項に移動します。

  • ◼️郊外遺跡観光コースA郊外遺跡の中でも人気の高い「ベンメリア」と「バンテアイ・スレイ」、更に「クバールスピアン」を1日で観光します。

  • ◼️郊外遺跡観光コースBアンコール周辺と郊外も含めた一通りの主要遺跡を網羅済みの方にお勧め。アンコール東側の「ロリュオス遺跡群」と、カンボジアで間違いなくNO1の絶景スポットで世界遺産の「プレアヴィヒア寺院」を訪問します。

  • ◼️スパとショピングコースカンボジア観光の最終日にお勧め。お土産や雑貨探しにお勧めのショップを周遊。更にスパも堪能する女子向けのモデルプランです。

小回りコースと大回りコースの概要と基本情報

本記事では、当サイトオリジナルのモデルコースを紹介しておりますが、念のため「小回りコース」と、もう一つの定番コースである「大回りコース」の基本情報やルートについても解説しておきます。現地発着のオプショナルツアーをはじめ、アンコールワット観光はこの「小回りコース」か「大回りコース」で観光するのが最もポピュラーとされています。

小回りコース(Small Course)

小回りコース、通称「Small Course(スモールコース)」と呼ばれるこのツアーは、アンコール遺跡を観光する最も王道のコースと言えます。この小回りコースのルートで可能すれば、アンコール三大遺跡「アンコール・ワット」「アンコール・トム」「タ・プローム」は全て網羅できるほか、夕日の絶景スポットである「プノン・バケン」にも足を運ぶ事ができます。

所要日数の項でも触れましたが、観光日数が限られる方は、どにかくこの「小回りコース」のルートで観光すれば1日でアンコール・ワット周辺の遺跡を網羅する事ができます。

【小回りコースの基本情報】
料金相場【トゥクトゥク利用時】
  • ・12〜15ドル
【カーチャーター時】
  • ・30ドル〜(4人乗り)
所要時間6〜7時間
【小回りコースの観光ルート】

小回りコースの観光ルートと訪問遺跡は以下のグーグルマップをご確認ください。❶から❼の順で遺跡を巡って行きます。

アンコール・ワット、、 プノン・バケン アンコール・トム タ・ケウ タ・プローム バンテアイ・クデイ タ・ケウ
トマノン チャウ・サイ・テヴォーダ プラサット・クラヴァン

上記のスポットのうち赤丸のまでは、小回りコースでほぼ確実に立ち寄る遺跡になります。一方、黒丸の❶〜❸は小さな遺跡なので、運転手やツアーに寄りますが、立ち寄らない場合がほとんどです。

大回りコース(Grand Course)

大回りコース、通称「Grand Course(グランドコース)」と呼ばれるこのツアーは、どちらかと言えば、カンボジア王国や遺跡の歴史、建築様式などに深い関心のある方向けのコースです。

大回りコースでは、アンコール三大遺跡は訪れず、小回りコースのやや北東側にある遺跡を中心に観光します。

大回りコースで回る遺跡は、小回りコースでも見た様な遺跡ばかりなので、このコースで遺跡を巡るなら「ロリュオス遺跡群」や「ベン・メリア」「バンデイ・アイスレイ」などの観光に時間を割いた方が遥かに有意義だと思います。

【大回りコースの基本情報】
料金相場【トゥクトゥク利用時】
  • ・15〜20ドル
【カーチャーター時】
  • ・45ドル〜(4人乗り)
所要時間4〜5時間
【大回りコースの観光ルート】

大回りコースの観光ルートと訪問遺跡は以下のグーグルマップをご確認ください。❶から❻の順で遺跡を巡って行きます。

プリヤ・カン ニャックポアン タ・ソム 東バライ 東メボン プレ・ループ

大回りのコースは小回りコースに比べると、立ち寄る遺跡が運転手やツアーによってまちまちです。もし確実に行きたい遺跡がある場合は、明確に予約時及び運転手に意思表示を行っておく必要があります。大回りコースの場合は最後に夕日の鑑賞スポットである「プレ・ループ」を訪れる様に回ると美しいサンセットを見る事ができます。

アンコール遺跡群の入場チケットについて

アンコールワットと周辺遺跡の入場は「アンコール・パス」と呼ばれるフリーパスチケットの購入が必要となります。「アンコール・パス」はシェムリアップ内に一箇所だけある「チケットオフィス」で購入が可能です。

チケットの購入方法や料金に関しては別記事の「アンコールワットと周辺遺跡 チケット購入方法から料金まで徹底解説」にて詳しく解説しております。

次のページでは「ベンメリア」などの郊外遺跡観光のモデルコースや、ショッピングやスパを満喫するモデルコースを紹介しております。