【現地体験ブログ】ドジャー・スタジアムツアー完全ガイド|料金・予約方法・集合場所・見学ルートまで解説
本記事では「ドジャースタジアム」の試合前に行われる「スタジアムツアー」について、筆者が実際に2025年に参加した経験を踏まえて、基本情報や予約方法はもちろん、集合場所からツアー内容まで徹底解説します。
これからスタジアムツアーに参加しようとお考えの方向けのお役立ち情報が満載です。
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スタジアムツアーの概要|所要時間・料金・実施日など

ドジャーススタジアムでは、野球ファンならずとも楽しめる「スタジアムツアー」が実施されています。
このツアーでは、通常は入れないクラブハウスやダグアウト、記者席など、スタジアムの裏側を間近で見学できます。
ここでは、スタジアムツアーの所要時間や見学場所、開催時間などの基本情報を整理して紹介します。訪問前にチェックしておきたいポイントをまとめたので、参加を検討している方はぜひ参考にしてください。
| 見学形式 | 30人〜50人のガイドツアー形式 |
|---|---|
| 開催時間 | 【非ゲーム日】
12:10または13:10試合開始日はツアー休止 【日本語ツアー】
ツアー休止開始15分前までにTop Deckに集合。 |
| 開催頻度 | ほぼ毎日(イベント・試合日程により休止あり) |
| 料金 | 【大人(15歳以上)】
価格は日程により変動あり。購入後のキャンセル・変更不可。 |
| 所要時間 | 約75分(徒歩による見学/階段やスロープあり) |
| チケット予約方法 |
満席の場合は当日受付不可。 |
| 集合場所・アクセス |
|
| 主な見学エリア |
見学内容は当日の状況により変更される場合があります。 選手が練習に出ていな時は、高確率でグラウンドエリアに移動して見学できます。 |
| 注意事項 |
|
「スタジアムツアー」への参加に「当日の観戦チケット」は必要ありません。「スタジアムツアー」のチケットだけを予約すれば、ツアー参加が可能です。
スタジアムツアーの予約方法
スタジアムツアーの予約は「ドジャース公式HP」の「Tours of Dodger Stadium(英語)」ページより可能です。
当日に空きがあれば、当日券を購入しての参加も可能ですが確実ではありません。事前のオンライン予約を強く推奨します。
サイトにアクセスすると、ページ内に複数のツアーが並んでいますが、やや下方の「Stadium Tour」のタイトルを見つけて、そのエリア内の「Buy Tickets」ボタンをタップします。

予約可能な「スタジアムツアー」が日付順に表示されるので、ご希望日の日付と言語を確認の上で、希望のツアーをタップします。

「Dodger Stadium Tour in Japanese」が日本語のスタジアムツアーです。「Dodger Stadium Tours 」が英語ツアーになります。VIPツアーやスペイン語のガイドツアーなどもあるので、確認の上で選択してください。
次の画面で「枚数を選択」して「Doneボタンをタップ」すると、空き状況に応じて予約可能な時間枠が表示されるので、希望の「時間帯を選択」します。

時間枠が表示されない場合は売り切れです。
時間を選択したら、ページ下部付近に出現する黒いボタンをタップし、表示される項目から「年齢に応じて予約枚数」を選択します。

枚数の選択が完了したら、画面下の「Buy 1 Seatボタン」をタップして次のステップに進みます。
次のステップで「ログイン」または「アカウント作成」を求められます。

既に観戦チケット購入などでアカウント作成済みであれば「ログイン」、未作成の場合は「Sign Up」の文字をタップしてアカウント作成を行います。
ログインまたはアカウント作成後の流れは通常の観戦チケット購入時と同じになりますので、別記事「ロサンゼルス・ドジャースのチケット購入方法を徹底解説」内の項目「お支払い情報の選択と入力」などの内容を参考にチケット購入を完了してください。
お支払いが完了して、以下の画面が表示されていれば予約完了です。

ツアーチケットも、最終的には観戦チケットと同様に「MLB Ballpark」内で表示します。

予約完了後のチケット表示方法については、こちらの「公式アプリ「MLB Ballpark」でのチケット利用方法」の項目を参考にしてください。
スタジアムツアーを日本語で予約する方法(送迎付き)

筆者の知る限り、日本語ページから「スタジアムツアー」を予約できるサイトはほとんど存在しませんが、唯一予約可能なのが「楽天観光体験(日本語サイト)」の以下のページです:
アメリカ ロサンゼルス ドジャース球場スタジアムツアー 予約<日本語解説つき>
ツアー料金は「ダウンタウンエリアからのホテル送迎」が含まれる分、公式サイトより割高ですが、「ミヤコホテル」などユニオンステーション駅やリトルトーキョー周辺に宿泊する方には、送迎の利便性が大きな魅力です。
楽天グループが運営するサイトのため、予約金額の1%分の楽天ポイントが付与されるほか、ポイントを使っての支払いも可能。さらに、日本語でのサポート対応も受けられるため、万が一の際にも安心です。
なお、楽天観光体験を通じて予約した場合でも、現地で参加するのは、公式サイトから予約する場合と同一の「日本語スタジアムツアー(Dodger Stadium Tour in Japanese)」となります。
スタジアムツアーの集合場所とアクセス方法

ドジャースタジアムのスタジアムツアーの集合場所は、球場南側のTop Deck(トップデッキ)の「チームストア」前です。

この付近で待機していれば、開始15分ぐらい前に当日のガイドさんがやってくるので、チケットを提示してツアーに参加してください。
30分ぐらい早く到着すれば、集合場所横のチームストアでショッピングも楽しめます。

ただし、ツアー前にストアで買い物すると、ツアーの邪魔になるので「ストア」にはツアー終了後に立ち寄る事をお勧めします。ツアーの解散場所も集合場所と同じです。

参考までに、ツアー開始前でもトイレに行きたい旨を伝えると、ゲートの先のトイレを利用する事は可能です。

筆者が訪問した際も、多くの方がツアー開始前にトイレに立ち寄っていました。ゲートを抜けて右側に進むとトイレがあります。
「Top Deck(トップデッキ)」へのアクセスルート
「Top Deck(トップデッキ)」のゲートは球場の高台に位置します。通常は「サンセットゲートA」から坂道を上って「LOT P(駐車場 P)」を通過するルートでアクセスします。

球場にはA〜Eまでのゲートがありますが、トップデッキに行く場合は、この「サンセットゲートA(SUNSET GATE A)」からアクセスするのが一般的です。
Uberで球場にアクセスする場合、この「サンセットゲートA」の先にある「Lot 1」が乗降者ポイントに指定されているので、下地図のルートで「トップデッキ」方面にアクセスします。

Uberで行けるのは「Lot 1」までですが、通常の車であれば、トップデッキ前の「Lot P」までいける上、スタジアムツアーに参加する場合は、駐車場料金は無料です。

スタジアムエリアの日本語案内は、大谷選手の入団以降かなり増えました。
ドジャースエクスプレスでアクセスできる?
残念ながら「スタジアムツアー」開催前後の時間帯で「ドジャースタジアム・エクスプレス」は運行しておりません。運行は試合開始の2時間30分前からとなります。 徒歩以外でアクセスする場合は、「Uber」を利用して「Lot 1」までいき、そこから徒歩でアクセスするのが現実的です。
「サンセットゲートA」を通過する際に、あまりに早く到着すると、奥に進ませてもらえないので、早くてもツアー開始の40分〜50分前ぐらいの到着が現実的です。

徒歩で通過する際も、車で通過する際も(ドライバー越しに)、チケットを提示して「スタジアムツアー」に参加する旨を伝えてください。通過時に特に制止されたり何も聞かれなければ、そのまま奥に進んでOKです。
【実体験レポート】スタジアムツアーの見学ルートと内容

ここからは、筆者が実際に2025年5月にロサンゼルスの「ドジャースタジアム スタジアムツアー」に参加した際の体験を、見学の流れに沿ってレポート形式でご紹介します。
本記事には、展示内容やガイドさんの解説内容などの“ネタバレ”が含まれています。現地での体験を新鮮に楽しみたい方は、ここから先は流し読み程度にとどめることをおすすめします。
参加したのは、12時30分スタートの日本語ガイド付きツアー。現地の雰囲気や動線、注意点などを、写真付きで詳しくお伝えします。
なお、「スタジアムツアー」は基本的に試合のない時間帯に開催されるため、荷物検査が省略されるケースが多いです(筆者の参加時も検査はありませんでした)。一方、試合直前に開催される「プリゲームツアー」では、通常の観戦時と同様に厳しい荷物検査が実施されていました。
スタジアムツアーでは、当日の状況によって見学ルートや立ち入り範囲が変わることもありますが、筆者が参加した際のルートは以下のとおりです。
TOP DECK(トップデッキ)
トロフィーギャラリー
ダグアウトクラブ
グラウンド入場(ダートエリアのみ)
ヴィン・スカリー・プレスボックス
展示ギャラリー
ここからは、実際の見学順に沿って、各ポイントを写真とともに詳しく解説していきます。
当日は、開始15分前ごろに、日本人ガイドの方が集合場所である「トップデッキ」付近に到着し、参加者をゲート内へと誘導してくれました。

このタイミングでスタジアムツアーのチケット提示が必要になります。スマートフォンですぐに表示できるよう、事前に準備しておくとスムーズです。
見学ポイント①「TOP DECK(トップデッキ)」
トップデッキのゲートを抜けた瞬間、目の前に広がるドジャースタジアムの絶景に思わず感動。初めてこの景色を見た方はきっとテンションが上がるはずです。

この時点ではまだ開始10分前だったため、参加者はスタジアムを背景に自由に写真撮影を楽しむ時間がありました。ギリギリに到着するよりも15分前ぐらいに到着しておいた方が撮影タイムを多めに取れます。

緑のパーカーを着た方も同行するスタッフです。ツアー中はガイド以外にも数名のスタッフが同行し、誘導・サポートしてくれます。
定刻の12時30分、ガイドさんのユーモアたっぷりの解説と共にスタジアムツアーがスタート。

ドジャーススタジアムや球団の歴史、選手の裏話などを交えながら、まるでアナウンサーのような語り口で、ツアー全体をとても楽しく盛り上げてくれました。正直この日はかなり当たりのツアーガイドさんでした。
ツアー前半、トップデッキで5分前後の記念撮影時間が確保されており、参加者たちはドジャーススタジアムを背景に思い思いのポーズで写真を撮っていました。

このタイミングで、球団カメラマンによる無料の記念撮影サービスも行われますが、撮影された写真を受け取るには後ほど有料での購入が必要です。ちなみに、写真の購入は希望者のみで、購入を断っても全く問題ありません。ツアーの雰囲気は終始フレンドリーで、押し売りのような場面は一切ありませんでした。
見学ポイント②「トロフィーギャラリー」
トップデッキでの解説と写真撮影を約10分ほど楽しんだ後、案内された次の見学ポイントは「トロフィーギャラリー」でした。

このトロフィーギャラリーでは、ワールドシリーズ優勝トロフィーや往年の名選手に関する展示を見ることができます。ドジャースの歴史を体感できるエリアとして、野球ファンには特に見応えのある場所です。
エリア内には、ワールドシリーズの優勝トロフィーも展示されており、間近でその輝きを見ることができます。

なお、このワールドシリーズ・トロフィーは、以前は「Balfour社」がデザインを手がけていましたが、現在は高級ジュエリーブランドの「ティファニー(Tiffany & Co.)」が製作を担当しています。展示ケースの中央に飾られているのが、2024年にドジャースがワールドシリーズを制覇した際の優勝トロフィーです。
同展示エリア内には、ドジャースの歴代ナショナルリーグMVP受賞者の写真と記念盾も展示されています。

写真に写っているのは、2014年にMVPを獲得したクレイトン・カーショウ(左)と、2019年のMVPであるコディ・ベリンジャー(右)です。
残念ながら、2025年5月時点では「大谷翔平選手」の盾や写真はまだ展示されていませんでしたが、今後スタジアムツアーに参加される方は、大谷選手の展示を見ることができる可能性が高いです。
続いて同展示エリア内で案内されたのは、「サイ・ヤング賞(Cy Young Award)」の盾が並ぶエリアです。

ここには、ドジャースの投手としてサイ・ヤング賞を受賞した歴代選手たちの記念盾がずらりと飾られています。
中でも目を引くのは、クレイトン・カーショウ投手やサンディ・コーファックス投手など、球団の歴史に名を刻んだ名投手たちの受賞記録です。

カーショウ投手は2011年・2013年・2014年の3度にわたってサイ・ヤング賞を受賞しており、その偉業はこの展示の中でもひときわ存在感を放っています。
サイ・ヤング賞の盾が並ぶエリアのすぐ左手には、MLB新人王の記念プレートが展示されたコーナーがあります。

この展示エリアの下段中央に位置するのが、「ジャッキー・ロビンソン賞(Jackie Robinson Award)」の記念プレートです。1995年にロサンゼルス・ドジャースの一員としてナ・リーグ新人王を受賞した野茂英雄選手のプレートも本来はこの場所に展示されていましたが、現在は日本国内での特別展示のため貸し出されており、2025年5月時点では戻ってきていませんでした。
この賞は、かつて「新人王(Rookie of the Year)」として知られていましたが、2004年からジャッキー・ロビンソン賞と改称され、人種の壁を越えてMLBの歴史を変えたロビンソン氏の偉業を称えるものになりました。
このギャラリーには、「シルバースラッガー賞」や「ゴールデングラブ賞」など、他にもさまざまな受賞トロフィーが展示されています。

こちらは2022年に「ムーキーベッツ」が受賞した「ゴールドグラブ賞(ローリングス製)」のトロフィーです。
見学ポイント③「Dug Out Club(ダグアウトクラブ)」
この日の次の見学ポイントは「Dug Out Club(ダグアウトクラブ)」でした。

この場所は、ドジャーススタジアムの3塁側中層階(いわゆるClub Level)に位置する、高級感あふれるラウンジ&レストランエリアです。通常はクラブ会員や一部のシーズンチケットホルダーしか入れない特別なエリアですが、スタジアムツアーではその内部を特別に見学することができます。

このレストランエリアは、Stadium Club会員など限られた人だけが利用できる特別な空間で、一般観客は原則立ち入れません。マスコミの目を避けたい有名人やセレブリティが、あえてこの場所で観戦することも多いそうで、静かに食事を楽しみながら、野球を堪能できる“隠れた特等席”のような存在です。
野茂選手の入団時の写真に直筆文字が添えられたパネルも飾られています。

こちらは同じくこのエリアに展示されている「カーク・ギブソンの劇的なサヨナラ本塁打」を描いた作品で、ドジャースの歴史の中でも特に語り継がれる伝説的なシーンです。

1988年のワールドシリーズ第1戦、ドジャースはアスレチックスを相手に1点ビハインドで迎えた9回裏、2アウトという土壇場の場面。両足を痛めて満足に走ることすら困難だった代打・カーク・ギブソン選手が、劇的な逆転サヨナラ2ランホームランを放ち、球場を熱狂の渦に包みました。この一打は、MLB史に残る名場面として今も語り継がれ、ドジャースファンにとって永遠の象徴とも言える瞬間です。
そして、2024年のワールドシリーズ第1戦では、フレディ・フリーマン選手がそのギブソンの伝説に重なるような劇的な本塁打を放ちました。延長10回裏、2アウト満塁の場面で、右足首を負傷していたフリーマン選手が代打で登場。初球を右翼スタンドへ運ぶサヨナラ満塁ホームランを放ち、チームに歴史的勝利をもたらしました。実況では、往年の名セリフ「She is gone!」に続き、「Gibby, meet Freddie!(ギビー、フレディによろしく)」という言葉が添えられ、ドジャース史の“過去と現在”が象徴的に重ね合わされました。
見学ポイント④「グラウンド入場(ダートエリアのみ)」

この日のツアー後半では、通常は立ち入ることのできない、グラウンド上のダートエリア(内野の土の部分)まで足を踏み入れる特別な体験ができました。

ガイドの方によれば、このダートエリアでの見学は、当日に選手の練習が行われていない場合に限って許可されるため、毎回必ず体験できるわけではないとのことです。公式のスタジアムツアー案内でも、この見学ポイントについては詳しく明記されていません。
スタジアムの芝とベンチを間近に感じられるこの場所は、野球ファンにとってたまらない特別な瞬間です。

こちらはビジター用の1塁側ベンチです。ここにジャッジやアクーニャなどのスーパースターが座っていると思うと感慨深いですね。

一塁側内野付近のダートエリア(内野の土の部分)あたりまでは移動してOKですが、芝生のエリアはもちろん、三塁側方面にも立ち寄れません。

こちらの最前列エリアの座席「DUG OUT」は、最高ランクで値段も最低「$800 〜」からです。ヤンキース戦などは余裕で「$1000 〜」超えます。

見学ポイント⑤「ヴィン・スカリー・プレスボックス(記者席)」
グラウンドレベルから少し階層を上がり、次なる見学ポイントは「ヴィン・スカリー・プレスボックス(記者席)」です。

このエリアは、ドジャースの試合を取材する報道関係者のみが立ち入れる専用の記者席です。スタジアムの中段、ロッジ席のやや上部に位置しており、球場全体を俯瞰できる絶好の視点が確保されています。

ただしこのエリアには、一般の観客席とはまったく異なる独特のルールがあります。報道関係者は中立性を守るため、一切の感情表現――歓声、拍手、ガッツポーズなどが禁じられているのです。
記者にとっては「球場で最も盛り上がれない場所」「最悪の席」とも揶揄されることもあります。

また、プレスボックスの名称にもなっている「ヴィン・スカリー」氏は、ロサンゼルス・ドジャースの実況アナウンサーとして実に67年間チームを支え続けた伝説的人物です。

その温かみのある語り口と独自の視点による実況は多くのファンに愛され、引退後には市民の署名活動によって、スタジアム周辺の道路名が「ヴィン・スカリー・アベニュー」に改称されるなど、地元ロサンゼルスではまさに“語り継がれる存在”となっています。
見学ポイント⑥「展示ギャラリー」
続いての見学ポイントは、球団の歴史を辿る「展示ギャラリー」エリアです。館内には、ドジャースの長い歴史と進化を物語る多彩な展示が並んでいます。

このエリアでは、ドジャースの創設当初から現在に至るまでの歩みを、当時実際に使用されていたユニフォームやロッカー、ベンチ、チケットなどの実物資料を通じて臨場感たっぷりに体感することができます。写真に写っているのは、球団の歴代永久欠番のユニフォームの展示コーナー。ガイドによる丁寧な解説とあわせて、ドジャースの栄光の歴史にリアルな重みを感じられる貴重なエリアです。
このエリアで、ひときわ目を引くのが、かつてピッチャー交代時に使用されていた「ブルペンカート」です。

ヘルメット型の屋根がユニークなこのカートは、90年代に活躍した日本人投手・野茂英雄選手の時代に監督を務めたトミー・ラーソーダ氏のお気に入りとしても知られており、彼のユーモラスでファン思いなキャラクターを象徴するアイテムのひとつです。
年代ごとの入場チケットのデザイン変遷も展示されています。

中には1955年のワールドシリーズや、ドジャーススタジアムが完成した1962年のグランドオープン初戦(対レッズ戦)のチケットなど、ファン垂涎のコレクションが並びます。
下の写真は、実際に1962年4月10日に行われたドジャーススタジアム開場初戦の入場チケット。価格はなんと「$3.50」。

当時としてもかなり安価な価格設定で、ガイドの方いわく「とにかく新球場に足を運んでもらう」ために、意図的に低価格に設定されていたとのことです。ちなみに、現在の観戦チケットは、最も安い席でも$20〜が相場。スタジアム開業当時の価格の破格さがよく分かります。
続いてはこちら、選手たちが実際に使用していたロッカーを再現した展示エリアです。

ユニフォームやシューズ、帽子などがリアルに並べられており、まるで当時のクラブハウスを覗き見ているような臨場感があります。
各ロッカーには貴重品用のセーフティーボックスも備えられているそうです。

この展示ギャラリーには、他にも「ベンチ」や「歴代キャップの変遷を紹介する展示」、往年のグラブやバット、ボールなど、ファンにはたまらない貴重な実物資料がずらりと並ぶ小規模なフォトギャラリーも用意されています。

展示内容や見学ルートは日によって多少異なる可能性がありますが、筆者が参加したツアーは、ここが最後の見学ポイントになりました。
ところがここで、まさかのビッグサプライズ!なんとテオスカー・ヘルナンデス選手が、球団スタッフと共に突如現れ、エレベーターに乗り込む姿を目撃しました。

あまりに突然の出来事だったため、写真には顔の一部しか写せませんでしたが、実はこのツアーで巡るエリアは、選手たちが実際に通行する動線にもなっているのです。
ちなみに、筆者が参加したこの2日前の「プリゲームツアー」では、山本由伸選手を目撃しました。運が良ければ、皆さんも大谷翔平選手とすれ違える可能性があるかもしれません(※もちろん、選手への声かけや迷惑行為はご遠慮ください)。
「スタジアムツアー」はスタート地点の「トップデッキ エリア」に戻って終了となります。この時点で13時45分だったので、所要約75分でした。

トップデッキゲート横のスタジアムストアがオープンしていれば、観戦客の混雑に巻き込まれずにショッピングも可能です。
スタジアムツアーとプレゲームツアーの違いを比較
初めてならスタジアムツアーがおすすめ?
ドジャースタジアムの見学ツアーは複数あり、人気は試合日のみ開催される「プリゲームツアー」と、試合日と試合のない日にも開催される「スタジアムツアー」の2種類です。それぞれ魅力のある内容ですが、結論から言えば、初めて訪れる方には「スタジアムツアー」がおすすめです。理由については比較表のあとで詳しく解説します。
まずは、両ツアーで実際に見学できる主なエリアや条件を比較してみましょう。
| 比較項目 | スタジアムツアー | プリゲームツアー |
|---|---|---|
| 開催日 | ほぼ毎日 | 試合日のみ |
| 料金 | $45〜 | $80〜 |
| 観戦エリアでの 展望体験 | トップデッキ・ロッジなど | 外野・バックネット裏など |
| グラウンド立ち入り | ◯ ※1 | × |
| プレスボックス | ◯ | × |
| ダグアウトクラブ | ◯ | × |
| 展示ギャラリー | ◯ | ◯ |
| トロフィーギャラリー | ◯ | ◯ |
| スイートエリア | × | ◯ |
| バッティング練習見学 | × | ◯ ※1 |
| ギブアウェイ(記念品) | × | 確実に 入手可 ※2 |
| 観戦チケットの要否 | 不要 | 必要 (要別途購入) |
当日の状況によって入場・見学不可の場合あり
ギブアウェイの配布がある場合のみ
どちらも魅力的なツアーですが、日本語のガイドツアーがあって、実際にフィールドに足を踏み入れられる「スタジアムツアー」はコスパ的にも内容的にも満足感が高いです。料金的にもプリゲームツアーよりお手頃なのも魅力です。
以上から、総合的に判断して、初めてドジャースタジアムを訪れる方には、断然「スタジアムツアー」がおすすめです。
ただし、例えば大谷翔平選手のボブルヘッドが配布される日など、記念品付き観戦日と重なる場合は、プリゲームツアーに参加すれば確実にギブアウェイを受け取れるというメリットがあります。こういった日であれば、「プリゲームツアー」の方がより満足度の高い体験になるかもしれません。
なお、現時点で日本語ガイドによる「プリゲームツアー」は、JTBを通じてのみ提供されています。ただし、昨今の日本人来場者の増加や大谷選手人気の影響もあり、将来的にはプリゲームツアーにも日本語ガイドが正式導入される可能性も十分に考えられます。
スタジアムツアーに関する補足・注意事項
荷物制限・動画撮影・ロッカーなど
ここでは、記事内で触れきれなかった「スタジアムツアーに関する補足・注意事項」をご紹介します。参加前の準備や持ち物の参考にしていただければ幸いです。
荷物検査:
スタジアムツアーは試合と関係のない時間帯に行われるため、荷物検査は原則として行われません。ただし、当日の運営判断によっては実施される場合もあります。持ち込み荷物:
試合観戦時ほど厳しい制限はなく、トートバッグなどの手荷物であれば持ち込み可能です。ただし、スーツケースなどの大きな荷物は持ち込めません。ロッカーの有無:
球場外にあるモバイルロッカー(Mobile Locker)は、ツアー開催時間帯には営業していないことが多いため、大きな荷物の持参は避けるのが無難です。写真撮影:
ツアー中は写真撮影が可能です。一部のエリアでは、球団スタッフによる記念撮影サービスも実施されています(※写真は希望者のみ購入できます)。動画撮影:
短時間(目安として15秒程度)の動画撮影であれば可能です。他の参加者の迷惑にならないよう配慮しましょう。ツアー終了後:
ツアー終了後はスタジアム内に残ることはできません。観戦チケットを持っていても、一度外に出る必要があります。ショッピング:
ツアー前後にスタジアムショップが営業していれば、グッズ購入も可能です。試合開催日は営業していることが多いです。
実際に参加して感じたスタジアムツアーの魅力と感想
実際に参加してみてまず感じたのは、スタジアムツアーは料金以上の価値があるという点です。日本語ガイドによる丁寧な解説は内容が濃く、チームの歴史やスタジアムの裏側について深く知ることができました。さらに、状況が合えば内野のダートエリア(グラウンド)にも足を踏み入れることができ、スタジアムの臨場感を肌で感じられるのも大きな魅力です。
試合がない日でも球場の雰囲気をたっぷり味わえるこのツアーは、観戦できない旅行者にとっても非常におすすめです。終了後は混雑を避けてチームストアにも立ち寄れるため、グッズ購入もゆっくり楽しめました。
一方で、ガイドさんの解説は各スポットでじっくり時間をかけるため、どちらかというと大人向けの内容です。野球やドジャースに関心のあるお子さんなら楽しめると思いますが、興味がない場合は退屈に感じるかもしれません。
また、ベビーカーはルート的には対応可能となっているものの、館内移動が多く、段差や傾斜もあるため、持ち込みは実際には負担になる印象でした。小さなお子さん連れの場合は、抱っこひもなどの方が現実的かもしれません。
全体としては、ドジャースファンやMLBファンはもちろん、野球に詳しくない大人でも十分に楽しめる内容で、ロサンゼルス滞在中の体験としてぜひ検討したいツアーです。
スタジアムツアーの重要ポイントまとめ|短時間でサクッと理解!
サクッと要点だけ知りたい方へ。スタジアムツアー参加前に押さえておきたい情報を一覧でご紹介します。
所要時間:
約75分(徒歩による見学/階段やスロープあり)料金(1人あたり):
【大人(15歳以上)】45〜65ドル前後
【子供(4〜14歳)・シニア(55歳以上)】35〜55ドル前後
※価格は日程やイベントにより変動。購入後の変更・キャンセル不可チケット予約方法:
・公式サイト(事前購入推奨)
・当日窓口(空席があれば)
・旅行代理店など
※満席の場合は当日受付不可集合場所・アクセス:
集合:Top Deck(Top of the Park チームストア付近)
駐車:Gate A(サンセットゲート)からLot Pへ参加形態:
少人数制(ガイド1名+スタッフ複数名同行)主な見学ポイント:
・トップデッキ
・トロフィーギャラリー
・ダグアウトクラブ
・グラウンド入場(ダートエリアのみ)
・ヴィン・スカリー・プレスボックス(記者席)
・展示ギャラリー
※当日の状況により変更あり。選手が練習していない場合はグラウンド側へ移動できることが多いチケット提示方法:
ゲート入場時にスマートフォンで提示(事前に表示準備を)観戦チケットとの関係:
スタジアムツアーは観戦とは別チケット。観戦チケットなしでも参加可能グラウンド立ち入り:
練習のない時間帯のみ可能。必ず立ち入れるわけではない選手との遭遇:
運が良ければ通路で遭遇の可能性あり(声かけ・撮影はNG)注意事項:
・購入後の返金・日時変更は不可
・階段や坂の昇降あり(車椅子対応可)
・試合開催日にはツアーが実施されない場合もあり
以上、所要時間や集合場所、チケット提示のタイミング、見学できるエリアの傾向など、実際の体験をもとに整理しています。短時間で全体像を把握したい方は、ぜひこのまとめを参考にしてください。
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この記事への質問と回答一覧
大変貴重なサイトで何回も参考にさせてもらっています。
9月に観戦に行く際に、スタジアムツアーを申し込もうと思っていますが、ツアーが12時30分からとのこと。その日の試合開始が19時10分からです。ツアー終了後は一度ホテル(都ホテル予約済み)にもどるのが賢明でしょうか。スタジアム周辺に開始までいることは可能でしょうか。
ツアーはなんだかんだ結構疲れますので、ホテルに戻るべきだと思います。
チームストアで時間潰しても、せいぜい1時間が限界かと思います。ドジャースタジアムの周辺に観光スポットはありませんし、夏場などは厳しいかと。
年齢的にお若い方でしたら、体力的に余裕だと思いますので、Uberでハリウッド観光やワーナーブラザーズのスタジオツアーなどに参加するのもおすすめです。
こんにちは、教えてください。
今度ロサンゼルスに行き、Dスタジアムツアー(日本語)に参加しようと思っています。
年齢が55歳より上なのですご、日本人もシニア料金で参加できるのでしょうか?
どうぞよろしくお願いします。
はい、日本人観光客でも、年齢が55歳以上であれば問題なくシニア料金で購入できます。
予約手続きを進める際に、チケット枚数の選択ステップで「Tour Senior (55+) or Military」からチケット枚数を選択ください。
早々に回答いただきありがとうございます。
当日は口頭だけでOKですかね?パスポートを持参した方がいいですか?
購入前に、こちらのサイトをみつけて良かったです。
とても勉強になります。
試合のチケットは残念ながら購入してしまいましたが、これから、その他諸々勉強させていただきます。
ドジャー・スタジアムのプリゲームツアーや試合チケットのシニア料金は、原則として「年齢を証明する身分証の提示は求められない」運用です。
このため、実際には 不正利用(ズル)が理論的には可能です。
◾️背景
•アメリカのスポーツ施設は、多くが「顧客の良心」に委ねる文化で、運営側もID確認を強制するコストや混乱を避ける傾向があります。
•特にプリゲームツアーは観光目的の人が多く、入場ゲートやツアー開始時に混雑するため、年齢確認までしていられないのが実情です。
•公式に「不正利用はおやめください」という注意書きはあります。
以上からパスポートは不要ですが、試合観戦時にアルコールを購入する場合はパスポートが必要です。
ツアーでは特に年齢を伝える場面もないと思います。
再度、丁寧な回答ありがとうございました。
よくわかりました。
もう一つだけすみません教えてください。
アルコール購入の際のパスポート提示は、コピーでも大丈夫ですか?
なるたけ持ち歩きたくないなぁ…と思ったので。
よろしくお願いします。
コピー、写し、画像保存されたものでは身分証明として受理されません。運営やセキュリティ側の規定で、“valid ID” =”original, current government-issued ID” と明確に定められています。