ドジャースタジアム観戦ガイド – 服装・マップ・入場ゲート・見どころ・観戦マナーまで徹底解説

本記事ではドジャースタジアム観戦の基本情報を詳しく解説します。
服装や気温、球場マップや入場ゲート、見どころなど、現地で役立つ情報をまとめてご紹介。初めて訪れる方でも安心して観戦を楽しめるよう、実体験をもとに詳しくお伝えします。
さらに、チケットの購入方法、スタジアムへの行き方といった情報にも簡単に触れつつ、詳しい内容はそれぞれの解説ページにリンクしています。観戦準備をスムーズに進めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ドジャース関連記事
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ドジャース観戦の基本・準備編
まずは、ドジャー・スタジアムの所在地や座席構成、チケット料金、アクセス手段などの基本情報をまとめた表をご覧ください。
所在地 | 1000 Vin Scully Ave, Los Angeles, CA 90012 住所をタップするとGoogleマップが開きます。 |
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収容人数 | 約56,000人(MLB最多クラス) |
座席エリア構成 |
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チケット料金の目安 |
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チケットの形態 | ドジャー・スタジアムでは電子チケットのみが利用可能で、紙チケットは使用できません。 |
球場へのアクセス方法 |
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開場時間 | 試合開始の2時間半前 |
表内の詳しい情報については、次項以降で順じ補足解説していきます。
チケットはどこで買えるの?
ドジャースタジアムのホームゲームチケットはオンラインまたは現地チケットブースで購入可能です。詳細は以下の通りです。
オンラインで購入する(推奨)
「ドジャースの公式HP」またはリセールサイト「StubHub」「viagogo」などのサイトからチケットのオンライン購入が可能です。最前列などは公式サイトに出回らないので、リセールサイトからの購入が必須と言えます。
現地チケットブースで購入する(英語)
当日にチケットに空きがある場合のみ、球場のバックネット側(駐車場P近く)など、球場ゲート近くに複数あるチケットブースにて当日券を購入する事ができます。ホームで試合がある日の窓口は、午前10時(デーゲーム時は午前11時)にオープンし、6回終了(デーゲーム時は試合終了から30分後)まで営業しています。座席を選ばなければ当日券で入場できる可能性も高いですが、基本はお勧めしません。
ドジャースタジアムでは紙チケットは廃止されており、MLBの公式アプリ「MLB Ballpark」上で「Eチケット(電子チケット)」として提示する事が強く推奨されています。
▼ ドジャース戦のEチケット
現地チケットブースで購入する場合も紙チケットは発券されませんので、スマートフォンとメールアドレスが必要です。球場周辺では無料Wifiに接続できますので、当日券を購入される場合も、スマートフォンさえあれば対応可能です。
チケットの購入方法や購入したチケットのスマートフォンでの提示方法などは、以下の記事にて詳しく解説しております。
ロサンゼルス・ドジャースのチケット購入方法を徹底解説
気温や服装は?雨で中止の可能性は?
ロサンゼルスの日中は、Tシャツ1枚で快適に過ごせるほど暖かい一方、夜間は気温が急激に下がり、冬用のジャケットが必要になることもあります。特にナイトゲーム観戦時は、気温差に備えて防寒対策が欠かせません。
筆者が5月に観戦した際の服装がこちらです。
厚手のマウンテンパーカーに、ヒートテック+厚手のセーターを重ねてちょうど良い体感でしたが、それでもナイター中は寒さを感じる場面がありました。一方、同じ日の昼間はTシャツ1枚で歩けるほど暑く、ロサンゼルスは昼夜の寒暖差が非常に大きいと実感しました。
このような気候を踏まえ、3月後半〜6月頃や10月の観戦には、秋〜初冬向けの服装(マウンテンパーカーや中厚セーター)がおすすめです。また、7〜9月の夏場でも、羽織れるカーディガンや薄手パーカーを用意しておくと安心です。
実際の観戦者の服装もさまざまで、Tシャツ1枚やユニフォームのみの軽装の人もいれば、「パーカーの上にユニフォーム」という実用的なスタイルもよく見かけました。
▲5月観戦時の様子。
ドジャース観戦|雨で中止の可能性は?
ロサンゼルスは非常に乾燥した気候で、湿気が少なく、雨もほとんど降りません。特に4月〜10月は晴天が続くため、傘を使う機会はほぼありません。現地スタッフによると、ドジャースの試合が雨天で中止になるのは数年に1度あるかないかとのこと。実際に、過去に9年間一度も中止がなかったという記録もあります。
万が一、試合が中止(Postponed)となった場合でも、チケットはそのまま振替試合(makeup game)に使用できます。同じ席種・エリアで入場可能ですが、日程変更による払い戻しは原則できません。
日本から観戦に訪れる方の中には、振替試合の日程に合わせられないケースもあるかもしれません。ただ、雨天中止は極めて稀なケースであり、もし観戦予定日にあたってしまった場合は、「かなり運が悪かった」と割り切るしかないかもしれません。
観戦時の持ち物は?
観戦に荷物は極力少なくが基本です。ミニマムで行く場合、スマートフォンとクレジットカードさえあれば事足りてしまうと思います。
参考までに筆者の前回観戦時の持ち込み荷物の写真がこちらです。中身が見えるクリアバックに入れて荷物を持ち込むのが鉄板のルールとなります。
写真の荷物に加えて、筆者はモバイルバッテリー、小さめの財布(クレジットカード数枚入り)、そして防寒用に折りたたんだマウンテンパーカーをバッグに収納して持ち込みました。
なお、球場内でアルコールを購入する場合は、パスポートの提示が必須となります。アルコールを飲まない方は、パスポートを持参する必要はありません。また、スタジアム内は基本的にキャッシュレスのため、現金は使えないと考えておくのが無難です。
ドジャー・スタジアムをはじめ、MLB球場は持ち込み荷物の制限が非常に厳しいことで知られています。不要なものはできる限り持ち込まないようにし、サイズ・内容をオーバーした荷物は入口で没収される可能性があるため注意が必要です。
持ち込み荷物の制限や、禁止持ち込み荷物などは別記事「ドジャー・スタジアム観戦の荷物ルール|クリアバッグ必須・カバン・持ち込み禁止リスト」にて詳しく解説しております。
ドジャースタジアムのアクセス・宿泊事情
ドジャー・スタジアムは、ロサンゼルス市街地の北東部にあるエリシアン・パーク(Elysian Park)という高台の丘の上に位置しています。
自然に囲まれた広大な敷地にありながら、ロサンゼルス中心部からのアクセスもしやすいロケーションです。
各主要エリアからドジャー・スタジアムまでの距離と所要時間(車利用時)は以下の通りです。
- ロサンゼルス国際空港(LAX)から:
約30km(所要30〜45分) - ハリウッドエリアから:
約13km(所要20〜25分) - ダウンタウン・ロサンゼルスから:
約5km(所要10〜15分) - アナハイム(ディズニーランド/エンジェル・スタジアム周辺)から:
約50km(所要45〜60分)
ダウンタウンエリアにあるユニオン駅では球場まで直通の無料シャトルバス「Dodger Stadium Express」が運行されており、観戦チケットの提示で無料乗車可能です。試合開始直前はシャトル乗り場が混雑するため、早めの移動がおすすめです。
ドジャースタジアム周辺にはホテルが少なく、最も近い宿泊施設でも球場まで徒歩15分前後かかります。また、スタジアムは高台に位置しているため、行きは急な坂道を登ってアクセスする必要があります。
年配の方や体力に不安がある方には、徒歩でのアクセスはあまりおすすめできません(帰り道は下り坂なので比較的楽です)。
筆者の場合は球場徒歩圏内のホテルに宿泊するのが基本ですが、球場の徒歩圏内には高級ホテルやフルサービスの4つ星ホテルは少ないため、日本人観戦者の多くは、ダウンタウン・ロサンゼルスやチャイナタウン周辺の宿泊施設を利用し、UberやLyftなどの配車サービス、または前述した「ドジャースタジアムエクスプレス」を利用してスタジアムへアクセスする人が多いです。
ドジャースタジアム周辺ホテルに関する記事
スタジアムへの行き方や、ナイトゲーム後の帰り方については、以下の関連記事で詳しく解説しています。
スタジアムマップで見るフロア構成と入場ゲート
この章では、座席マップや実際の写真を交えて、各階層の特徴や位置関係をわかりやすく解説します。
さらに、入場ゲートの位置や開場時間、階層間の移動手段(階段・エスカレーター)についても紹介。観戦前に球場全体を散策したい方や、売店・フォトスポット巡りをしたい方に役立つ情報をまとめています。
ドジャースタジアムのフロア構成|何階まであるの?
記事前半でも触れたとおり、ドジャー・スタジアムは大きく5つの階層+外野席で構成されています。階層構造は以下のとおりです。
- 0階:ダッグアウト席・ベースライン席(グラウンド至近)
- 1階:フィールド席
- 2階:ロッジ席
- 3階:リザーブ席
- 4階:トップデッキ席(最上階)
- 外野席:レフト/ライトフィールド側の独立ブロック
実際のスタジアムの写真でも階層構造をご覧ください。
写真には写っていませんが、2階「ロッジ席」と3階「リザーブ席」の間には、「CLUB(2.5階)」と呼ばれるVIP専用のスイートエリアもあります。ここには、特別なチケットを持つ方や見学ツアー参加者のみが立ち入ることができます。
スイートエリアの通路
この通路には、ドジャース選手の家族や法人団体などが利用するVIP観戦席が並んでいます。
なお、スイートエリアや「ダグアウトクラブ」などの特別席を除けば、球場内はエスカレーターや階段で自由に移動できます。たとえば、外野側のゲートから入場してバックネット裏のコンコースまで移動することも可能です。
入場ゲートの場所と開場時間
ドジャー・スタジアムの入場ゲートは試合開始の約2時間前にオープンします。
図中の丸印が「入場ゲート」を示しており、球場外周に沿って複数設置されています。観戦エリアには、いずれかのゲートでチケットを提示し、セキュリティチェックを受けた上で入場します。
主要な入口ゲートは全部で9箇所、ホーム側の「TOP DECK (LEFT FIELD)」から時計回りで「TOP DECK (RIGHT FIELD)」「RESERVE (RIGHT FIELD)」「LOGE (RIGHT FIELD)」「LEFT FIELD(外野席)」「CENTER FIELD(外野席)」「RIGHT FIELD(外野席)」「LOGE (LEFT FIELD)」「RESERVE (LEFT FIELD)」となります。
▼ CENTER FIELDゲート
今話題の選手と合成動画が撮影できる「ARフォト体験ブース」などは、このCENTER FIELDゲートから入場するのが一番近いです。
観戦チケットの「GATE」部分に入場推奨ゲートが記されていますが、基本はどのゲートから入場してもOKです。
VIPとスイート以外の階層やセクションには階段やエスカレーターを利用してスタジアム全体を自由に回遊できます。
▼球場内の階段
▼球場内のエスカレーター
たとえば、外野席側の入口から入って内野コンコースを歩いたり、最上階のトップデッキ席から下層階の売店エリアまで降りたりすることも可能。観戦前にスタジアム全体を散策したい方や、売店・フォトスポット巡りをしたい方にとって非常に便利です。
▼球場内のコンコース(通路)
球場内の見どころ
展示エリア・体験ブース・撮影スポットなど
ドジャー・スタジアム内には、観戦以外にも楽しめる見どころが多数あります。
球団の歴史を紹介する展示エリアや、写真映えスポットなど、初めて訪れる方はもちろんリピーターでも十分に楽しめるポイントが揃っています。以下では、筆者が実際に訪れた際の体験をもとに、注目のエリアをカテゴリーごとにご紹介します。
ドジャースの歴史を感じる展示エリア
「LOGE(2階)」と「RESERVE(3階)」の中間層にある「CLUB LEVEL(2.5階)」では、ドジャースの歴史を振り返る展示が行われています。過去の名選手に関する資料やユニフォーム、写真などが展示されており、観戦以外の時間にも楽しめます。この展示エリアはスタジアム見学ツアーのルートにも含まれていますが、ツアーに参加しなくても見学は可能です。
スタジアム見学ツアー(要予約)
「Stadium Tour」や「Pregame Tour」など、ガイド付きの見学ツアーも人気です。通常は立ち入れないダグアウトやプレスルーム、ブルペン、フィールド周辺まで入れる内容もあり、臨場感のある体験が可能です。プレゲームツアーは英語のガイドのみとなりますが、スタジアムツアーは日本語ガイドの回もあり料金もお手頃なのでお勧めです。観戦チケットとは別途で参加チケットが必要となります。
関連記事
ARフォトブース(センター奥)
センターフィールド奥には、選手と一緒に写っているようなAR動画を撮影できるフォトブースがあります。撮影した動画はスマホにダウンロードでき、無料で利用可能。特にナイトゲーム前は混雑しやすいため、早めの利用がおすすめです。
チームストア
ドジャースのユニフォームやオフィシャルグッズを販売するチームストアは球場の至るところにあります。イベントがある際は限定グッズも販売されるほか、大谷翔平選手関連アイテムなどが多数取り揃えられています。「トップデッキゲート前のチームストア」などは観戦チケットがなくても入れるエリアにあるため、お土産購入だけでも立ち寄れます。
おすすめ撮影スポット
ここでは、ドジャースタジアムのおすすめ撮影スポットをピックアップしてご紹介します。
現役スター選手とレジェンド選手の壁画
試合当日、球場入場前に外周を少し歩いてみると、スタジアムの外壁に描かれた巨大なアート作品を見ることができます。ライト外野ゲート付近には、大谷翔平選手を中心とした現役ドジャース選手たちの壁画があり、写真映えするスポットとして人気です。
一方、レフト外野ゲート側には、伝説的ピッチャー「フェルナンド・バレンズエラ」氏の壁画が描かれており、往年のファンにとっては感慨深いエリアとなっています。
歴代新人王のパネル(野茂英雄など)
外野のセンターゲート付近には、ドジャースの歴代新人王を讃えるパネル展示がずらりと並んでいます。球団の象徴的存在である「ジャッキー・ロビンソン」をはじめ、コーリー・シーガー、コディ・ベリンジャーなど、近年の主力選手たちの姿も見られます。
また、日本人メジャーリーガーの先駆者である「野茂英雄選手」のパネルも掲出されており、彼とバッテリーを組んでいた捕手「マイク・ピアザ」のパネルと並ぶ姿に、当時を知るファンなら思わず胸が熱くなるはずです。
大谷選手の50×50の記念展示(三塁側)
三塁側の「クラブレベル(クラブフロア)専用チケット確認エリアの手前には、大谷翔平選手が50本塁打・50盗塁を達成した際のユニフォーム、スパイク、ベースなどが展示された特設ショーケースがあります。
この「50×50」はMLB史に残る歴史的快挙であり、その記録を讃える記念展示はファンならずとも一見の価値ありです。クラブレベル自体への立ち入りには専用チケットが必要ですが、この展示エリアは誰でも見学可能なので、観戦前後にぜひ立ち寄ってみてください。
センターエリアのフォトスポットオブジェクト集
チケット提示後に入場できるセンター外野エリアには、ファン必見のフォトスポット系オブジェクトが多数設置されています。なかでも目を引くのが、名将「トミー・ラソーダ監督」の大型フィギュア。殿堂入り時のプレートを手に持った姿が再現されており、来場者が代わる代わる写真を撮っていく人気のスポットです。
その周辺には、2024年の優勝を記念して設置された「ワールドシリーズ・トロフィー風モニュメント」なども並んでおり、どれも記念撮影にぴったりです。
Top Deckからの眺望
ドジャー・スタジアムの最上階にあたる「Top Deck(トップデッキ)」は、スタジアム全体を一望できる迫力あるビューが楽しめるエリアです。グラウンド全体の配置やフィールドの広がりを俯瞰で感じられるため、野球観戦そのものを“景色”として楽しみたい方にもおすすめです。
外野ポール際付近のブルペン
ドジャー・スタジアムの外野席、左右のポール際には、それぞれ投球練習用のブルペン(Bullpen)が設けられており、ピッチャーのウォームアップを間近で見られる臨場感あふれるスポットになっています。
レフト側がドジャースのブルペン、ライト側がビジターチームのブルペンです。試合開始前のタイミングが合えば、大谷翔平選手や山本由伸投手の投球練習を目の前で見ることができるチャンスも。MLBファンにとっては、試合中とはまた違った見応えのある時間になるはずです。
ドジャース観戦編 - 座席の雰囲気とマナー
この章では、ドジャー・スタジアムの観戦席の雰囲気や、現地で観戦する際に知っておきたいマナーや気配りについて、実際の観客席の写真を交えながら、ビジュアルとともにわかりやすく解説します。
海外のスポーツ観戦というと、過激な応援やフーリガンのような存在を心配する方もいるかもしれません。しかし、MLBの観戦は全体的に落ち着いた雰囲気で、内野・外野問わず観客は礼儀正しく試合を楽しんでいます。ドジャー・スタジアムでも、治安の不安を感じるような場面はほとんどなく、初めての方でも安心して観戦を楽しめる環境が整っています。
とはいえ、熱狂度や盛り上がりは非常に高く、選手の活躍や得点シーンではスタンド全体が一体となって歓声を上げる場面も多く見られます。
ホームラン時のスタンディングオベーションや、ウェーブ(観客席での波の動き)も頻繁に起こり、日本のプロ野球とはまた違ったエネルギーを感じられるのも魅力です。
当然ですが、座席はグラウンドに近いほど高く、最前列の座席エリア「ダッグアウト」の内野席などは、大谷選手を目の前で見る事ができます。
座席エリアの詳細や料金、エリア別の見え方などについては以下の記事で詳しく解説しております。
ドジャースの座席・料金関連の記事
観戦時のマナーについて
MLB観戦には、日本のような厳密な「応援ルール」や「統一されたマナー」は存在しませんが、周囲の観客への配慮が基本となっています。
ネット上では「イニングの間(回と回の間)に立ち上がるのがマナー」といった情報も見かけます。実際、これは理想的なタイミングであり、プレー中に頻繁に立ち上がるのは控えるのがスマートですが、現地では回の途中にトイレやフードを買いに席を立つ人も多く見られます。
また、歓声が上がるシーンでは立ち上がって盛り上がる観客も多く、「前が見えない(笑)」という状況になることもあります。ただし、これは現地では自然な光景であり、あまり神経質になる必要はありません。
座席から通路に出る際には、他の観客の前を横切ることになりますが、どの席でも「人が前を通ること」は想定済みで、皆さん非常に寛容です。声をかけながら通る・飲み物をこぼさないようにするなど、最低限の配慮があれば問題ありません。
全体として、ドジャース観戦におけるマナーは、形式的なルールよりも「お互いに気持ちよく観戦できる雰囲気を保つこと」が基本です。少しの気配りと笑顔があれば、初めてのMLB観戦でも心配はいりません。
ドジャース飲食編 |支払いやチップは?
ドジャー・スタジアムでの飲食は、主に各階のコンコース沿いにある売店や、センターフィールドのフードコートなどで楽しめます。
名物の「ドジャー・ドッグ(7.99ドル)」をはじめ、豪快な「チリチーズ・ナチョ・ヘルメット(14.99ドル)」、さらにボリューム満点の「チリチーズ・フライ・ヘルメット(15.99ドル)」などが人気です。
ドジャースタジアムに来たら名物「ドジャー・ドッグ」は必食です。
「ヘルメットメニュー」は、球場ロゴ入りの特製容器に盛られ、お土産として持ち帰る人も多く見られます。また、ポップコーンやソフトクリームも「ヘルメット型」の容器入りがあり、観戦の記念にもぴったりです。
その他にも、フリトレー系のスナック(5.99ドル)や、チーズディップ付きの「プレッツェル(8.50ドル)」、冷たいソフトドリンクなど、定番の軽食も充実しています。ドリンク類は、コーラなどのソーダ系が約4.50ドル、リフィル(おかわり)対応のスーベニアカップ(10.99ドル)も用意されており、ボリュームを重視したい方に人気です。
なお、円安と物価高が進む現在、球場内で最低限の飲食(ホットドッグとドリンク程度)をする場合でも、日本円で約2,000円以上はかかると考えておいた方が良いでしょう。
さらに、スタジアム内には、気軽に立ち寄れるセルフ形式の売店も充実しています。
たとえば、上の「EXPRESS(エクスプレス)」と表示された売店は、並べられた商品を自分でトレーに取り、最後にレジでまとめて会計するシステムです。スタッフに一つずつ注文する必要がないため、英語が苦手な方でもスピーディーに購入を済ませられるのが特徴です。ただし、フードやドリンクの選択肢が限られるのがデメリットです。
2025年より築地銀ダコも出店しています。
VIP・クラブ席限定のブッフェも
「スタジアムクラブ」や「ダグアウトクラブ」などのスイートエリアにアクセスできるチケットをお持ちの場合は、専用のブッフェエリアで高品質な食事を楽しむことも可能です。
ブッフェ形式でメイン・デザート・アルコール類などが提供されますが、試合中に利用するとモニター越しの観戦になるため、利用は試合前が最もおすすめです。
持ち込みは一部可能
ドジャースタジアムでは、サイズ規定内のクリアバッグに収まる範囲であれば、おにぎり・サンドイッチ・スナック菓子・水(未開封ボトル)などの持ち込みが可能です。アルコールや缶飲料、ガラス瓶入りの飲み物は持ち込み禁止なのでご注意ください。
すべてキャッシュレス。チップは任意
ドジャー・スタジアムでは、すべての支払いがキャッシュレスです。現金は使えませんが、クレジットカード(特にMastercard推奨)やApple Pay、Google Payなどの非接触型決済が利用可能です。
また、注文時に設置された決済端末では、支払い時にチップ額(例:10%、15%、20%)を選択する画面が表示されることが多いです。相場は10〜15%が一般的ですが、売店スタッフはチップを意識していない様子も多く、無理に支払う必要はなく、自由意志で設定すればOKです。
なお、現金しか持っていない場合は、スタジアム内に設置された「Cash-to-Card」キオスクで、現金をプリペイドカードにチャージすることができます(手数料無料・最大500ドルまで)。
よくある質問(FAQ形式)
本記事の最後に、アクセス方法・チケットの扱い・荷物のルール・スタジアムの設備やサービスなど、実際によく寄せられる質問をQ&A形式でわかりやすくまとめました。観戦前の不安や当日の疑問解消にぜひご活用ください。
Qドジャー・スタジアムへのアクセスにUberを利用できますか?
Aはい。Uber利用時は球場内駐車場の「LOT 1」までアクセス可能です。一方、Lyftは公式配車サービスとして認可されていませんので、球場の敷地外までしかアクセスできません。
⇨ Uberで「ドジャースタジアム」へ行く方法Q駐車場は利用できますか?
Aはい。ドジャースタジアムを囲む様に30以上の駐車場があります。駐車券は「公式サイトのパーキング予約ページ」か「入口ゲート付近にあるブース」で購入可能です。
⇨ ドジャースタジアムの駐車場|マップ・料金・予約方法・当日の流れまで徹底解説Qドジャー・スタジアムの観戦チケットの購入方法は?
A「ドジャースの公式HP」またはリセールサイト「StubHub」「viagogo」などのサイトからチケットのオンライン購入が可能です。
Q雨天で中心になった場合、購入料金の払い戻しは可能ですか?
Aいいえ。MLBのチケットに払い戻しはなく、振替になった試合に同じ座席にて入場が可能です。ただし、日程が合わないと実質的に購入料金が無駄になってしまいます。
Q荷物にサイズ制限などありますか?
Aはい。透明なクリアバッグの場合は「最大約30cm × 30cm × 15cm」まで、非透明バッグは「約13cm × 20cm × 5cm」までです。リュックなどの大きな荷物は持ち込み禁止です。
⇨ ドジャー・スタジアム観戦の荷物ルール|クリアバッグ必須・カバン・持ち込み禁止リストQ球場内に飲食物は持ち込めますか?
Aはい。軽食やスナック、未開封のペットボトルなどは、規定サイズのクリアバック内に入れて持ち込む事が可能です。ただし、アルコール飲料の持ち込みは禁止です。
Q観戦チケットはプリントアウトして利用できますか?
Aいいえ。ドジャースタジアムで利用できるのは電子チケットのみです。公式アプリ「MLB Ballpark」にメールアドレスを連携してEチケット(電子チケット)として表示する事が強く推奨されています。
⇨ 公式アプリ「MLB Ballpark」でのチケット利用方法Q球場内に荷物を預ける施設はありますか?
Aはい。センターフィールド付近に「モバイルロッカー」と呼ばれるカータイプの有料ロッカーの利用が可能で、スーツケースなどの大型荷物を預ける事ができます。
⇨ スーツケースなど荷物は預けられる? モバイルロッカーとはQ球場内で現金は使えますか?
Aいいえ。ドジャースタジアム内ではキャッシュレスが基本です。クレジットカードを必ずご持参ください。JCBも利用可能です。万が一、現金しか持っていない場合は、スタジアム内に設置された「Cash-to-Card」キオスクで、現金をプリペイドカードにチャージすることで利用できます。
Qナイター終了後のドジャースタジアム周辺の治安は?
A球場の帰路は人通りが多く明るい大通りを通るので基本的に安全です。ただし、球場徒歩圏内のホテルは限られるため、Uberやドジャースエクスプレスを利用してホテルに戻るのが基本になります。
⇨ ドジャース観戦におすすめの徒歩圏内ホテル4選+1選
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この記事への質問と回答一覧
入場時の、ドジャース観戦チケットの提示は1人1人必要ですか?
母が携帯を持っていない場合、2人一緒に入場することはできますか?
1つのスマホで2人分のチケットを提示して一緒に入場できます。
質問者さんのスマホにMLB公式アプリをダウンロードの上で、アプリ上で二人分のチケットを提示できる状態にしてください。
複数枚のチケットはスワイプ(指で横スクロール)で切り替えて表示できます。