【2026年体験レポ】ノートルダム大聖堂の塔の登り方ガイド|展望フロアの景色・所要時間・見どころを解説
()
パリ
本記事では、「ノートルダム大聖堂」に付属する「塔(タワー)」の見学ツアーについて、実際に訪問した体験をもとに、入場の流れや塔内部の様子、展望フロアからの景色、所要時間などを詳しくご紹介します。
これからノートルダム大聖堂の塔に登ろうと考えている方に向けて、見学前に知っておきたい実用的な情報をまとめています。
なお、「ノートルダム大聖堂の内部見学」と「塔の見学ツアー」では、予約システムや入場ルートなどが大きく異なります。大聖堂本体の見学方法や、塔を含む関連施設の詳しい予約方法について知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ノートルダム大聖堂の塔の基本情報|料金・登り方・公式サイトは?

ノートルダム大聖堂は宗教施設のため、「大聖堂」内部への入場は無料ですが、付属の「塔(タワー)」の見学は有料かつ事前予約が必要となります。
また、塔の見学は大聖堂本体とは別の管理(フランス国立モニュメントセンター)で運営されており、大聖堂の入場予約とは完全に別枠で管理されている点に注意が必要です。
パリミュージアムパスを利用する場合は入場料金は無料となりますが、通常チケットと同様に事前予約が必須です。
塔の見学は時間指定制となっており、特に4月〜10月のピークシーズンは早い段階で満席になることもあります。
まずは、見学前に知っておきたい基本情報を確認しておきましょう。
| 見学形式 | 自由見学(入場時間指定制) スタッフの同行はありますが、ガイドによる解説はありません。 |
|---|---|
| 営業時間 |
|
| 入場料金 |
18歳未満は年齢確認書類(パスポート等)の提示を求められる場合あり |
| トータルの所要時間 | 約60分〜80分 見学ツアー自体の所要時間は45分程度 |
| その他 |
|
上記表は、ノートルダム大聖堂に付属する「塔(タワー)」の見学情報です。大聖堂内部の見学とは、営業時間・予約システム・入場ルートなどが異なります。大聖堂本体や宝物庫を含む関連施設の見学情報については、別記事内の「ノートルダム大聖堂と関連施設の見学情報」をご覧ください。
塔の見学ツアーの公式予約サイトについて

ノートルダム大聖堂に付属する「塔(タワー)」の見学予約は、フランス国立モニュメントセンターが運営する公式予約サイト「the Monuments nationaux website」から行います。
このサイトでは「ノートルダム大聖堂の塔」だけでなく、「凱旋門」や「サント・シャペル」など主要観光スポットの予約もまとめて管理されているため、操作に慣れておくとパリ観光全体がスムーズになります。
予約はおおよそ60日先の日付まで可能
支払いはクレジットカード決済のみ(JCBは利用不可)
JCBカードが利用できないため、VISAまたはMastercardを事前に用意しておくと安心です。
また、予約完了後に発行されるQRコード付きチケットは、スマートフォン画面での提示でそのまま入場可能です(印刷不要)。
こちらが、筆者が実際に予約した「ノートルダム大聖堂 塔の予約書(入場チケット)」です。

実際の予約画面を使った詳しい予約手順については、別記事「塔の見学ツアー予約手順」をご覧ください。通常予約だけでなく、パリミュージアムパス利用時の予約方法についても画像付きで解説しています。
【訪問レポート1】ノートルダム大聖堂の塔へ入場|集合場所・待機エリア・階段で展望フロアへ
ここでは、筆者が2026年2月に実際に「ノートルダム大聖堂の塔」を見学した実体験を元に、当日のツアー参加の流れから塔内部の様子まで詳しくレポート致します。
大聖堂西側ファサードの横手から入場

事前に「公式サイト」から予約のうえで塔の見学ツアーに参加する場合、大聖堂の正面(西側ファサード)に向かって右手側(出口付近)に専用の入場口が設けられています。

入口付近にはスタッフが立っており、ここで予約時間とQRコードの確認(スキャン)が行われます。

見学当日は、開始時間の30〜40分前を目安に現地へ到着しておくと安心です。
筆者は16:00の枠で予約しましたが、15:25ごろにはレーンの奥へ案内されました。塔の見学は、入場後に階段移動やショップ通過を経て開始地点へ向かうため、ギリギリ到着よりも余裕を持った行動が重要です。
塔の見学は時間指定のグループ制となっており、開始時間に遅れると参加できない可能性があります。大聖堂本体とは異なり、時間管理が厳格な点には注意が必要です。
予約書はスマートフォン画面での提示で問題ありませんが、筆者が訪問した際はプリントアウトしている方も一部見られました。

パリミュージアムパス利用者は、予約書に加えてパス本体の提示も必要となるため、このタイミングで提示する

荷物検査を通過して塔に入場
予約確認後、奥に進むと入場レーンがあり、時間帯ごとに2つに分かれています。

案内板の表示に従い、「0分・30分」または「15分・45分」のいずれかのレーンに並びます。筆者は16時の予約だったので左側のレーンから奥に進みました。
レーンを奥に進んだ先には窓口があり、ここでスタッフによる荷物検査が行われます。

荷物検査を終え、そのまま奥へ進んで階段を上がると、塔内への入口があります。筆者はこの時点で午後3時31分、予約時間の29分前にはここまで到達しました。

螺旋階段を上がって見学ツアー開始
塔内に入ると、まず螺旋階段を上っていきます。1分ほど上がると、途中に分岐ポイントがあります。

分岐では、左手側が「ギフトショップ」、右手側が「塔の見学ツアー開始口」への順路です。ギフトショップはこのタイミングでしか立ち寄れないため、時間に余裕があれば休憩を兼ねて見ておくのがおすすめです。

塔内のギフトショップは、ここでしか買えない「ノートルダム大聖堂」のオリジナルグッズを多数販売しています。

ただし、この後も階段を登ったり狭い通路を歩いたりするので、買い物で荷物を増やし過ぎると、塔見学の邪魔になる可能性がある点にはご注意ください。
なお、ギフトショップの商品については、記事の後半でまとめてご紹介します。
ギフトショップを見学した後は、再び階段の分岐ポイントまで戻り、「ツアー開始口」を目指す流れになります。

塔内入場から約6分で、「塔の見学ツアーの開始口(待機エリア)」に到着しました。

ギフトショップに立ち寄らない場合は、通常のペースで約4〜5分ほどで到達可能です。ただし、階段を休憩なしで上がり続けるのは想像以上に負担が大きいため、無理のないペースで進むことをおすすめします。
なお、この日は予約時間の約15分前にスタッフが合流し、そのままツアーが開始されました。

開始直前に息を切らしながら合流した訪問者もいましたが、休む間もなくそのまま階段を登り続ける流れとなり、体力的にかなり大変そうな様子でした。
以上の状況を踏まえると、予約時間の30〜40分前には大聖堂右手側から入場レーンに並び、20分前までにツアー開始口に到着しておくのが理想的です。
このタイミングであれば、途中でギフトショップに立ち寄ったり、階段で適度に休憩を挟んだりしても余裕を持って合流できるため、体力的にも無理のないスケジュールで見学できます。
ガイドの案内に従って螺旋階段を上がっていくと、展望フロアへ到着します。

ここからが、ノートルダム大聖堂の塔見学のハイライトとなるエリアです。

なお、ツアーと言っても特に解説がある訳ではありません。スタッフはあくまで訪問者の監視と時間管理の役割のみです。
【訪問レポート2】ノートルダム大聖堂の塔からの景色と展望フロアの見どころを紹介
最初の展望フロアでは、約10分ほどの見学時間が設けられています。

撮影は金網越しになりますが、レンズを金網ギリギリまで近づけることで写り込みをほぼ消すことが可能です。
フロアの外周に沿って進みながら、パリの街並みや塔の装飾を制限時間内で見学していくスタイルです。

特に見どころとなるのが、外側に並ぶガーゴイル像とパリの景観の組み合わせです。

ガーゴイル像を手前に入れて撮影すると、パリの街並みに奥行きが生まれ、ノートルダム大聖堂ならではの迫力ある写真を撮ることができます。

特におすすめなのが夕暮れの時間帯です。低い位置から差し込む光により、ガーゴイルや街並みに立体感が生まれ、神秘的な雰囲気の写真を撮影できます。

目安としては、冬場は16時前後、夏場は19時半〜21時頃がベストタイミングです。奥に見える大きなドーム状の建物は「パンテオン」で、パリ左岸を代表するランドマークのひとつです。

参考までに、こちらは火災以前の北塔側からの景観です。

北塔側は、キマイラ像とエッフェル塔、さらにセーヌ川を同時に収められるベスト撮影ポジションとして知られていました。
しかし、現在の見学ツアーは、入口・見学ルートともに南塔側に変更されたため、北塔側からのこの構図での撮影はできません。
なお、展望フロアには、外側に配置されているキマイラ(怪物像)についての解説プレートが設置されています。

写真のプレートでは、左が「鷹の頭を持つ悪魔(Le Démon à tête de faucon)」、右が「悲しげな鳥(L’Oiseau triste)」と紹介されており、それぞれ異なるモチーフの彫像であることが分かります。
これらの彫像は中世から存在するものではなく、19世紀の修復時に追加された装飾で、ノートルダム大聖堂の象徴的な存在として知られています。
約10分の見学後、スタッフの案内に従って次のエリアへ移動します。再び階段を上り、1つ上のフロアへ向かいます。

狭い通路や急な階段を何度も上り下りするため、スニーカーなど歩きやすい靴での参加がおすすめです。
このフロアでは、塔の南側だけでなく「東側」「北側」「西側」と、各方向の景観を楽しむことができます。

東側では、ノートルダム大聖堂の屋根と尖塔(フレッシュ)を間近に見下ろすことができます。

中央にそびえる尖塔は、2019年の火災後に再建が進められている部分で、2026年時点ではクレーンとともに修復中ならではの景観を見ることができました。
その奥にはセーヌ川が大きくカーブしながら流れ、パリの街並みが広がる開放的な眺めも楽しめます。
一方、北側では反対側の塔を間近に望むことができます。

さらに西側には、パリを代表するランドマークであるエッフェル塔も確認できます。

1つ下のフロアではキマイラ像とパリ市街の景観が中心でしたが、このフロアではより広い視点でパリ全体の景観を楽しめるほか、塔の構造や装飾を間近で体感できるのが特徴です。
このフロアの見学はおおよそ7〜8分程度で終了し、通路の奥から階段を下って次のエリアへ移動します。

続いては塔の内部エリアへ。ここでは、普段は見ることのできないノートルダム大聖堂の内部構造や鐘(ベル)を間近で見学できます。

木造の梁が組み合わさった重厚な構造の中に、大きな鐘が設置されており、歴史ある大聖堂の内部を支える仕組みを体感できるエリアです。

鐘は現在も実際に使用されており、その迫力あるサイズ感を間近で感じられるのも、この見学ルートならではの見どころとなっています。
さらに階段を下ると、今度は2つの塔の中間にあるエリアを見学します。

このエリアでは、塔の装飾や回廊構造を間近に見学できるほか、列柱越しにパリの街並みを眺めることができます。

列柱をフレームのように使って撮影すると、ノートルダム大聖堂らしい雰囲気のある写真を撮影できます。
展望フロアのような派手さはありませんが、静かな回廊空間と柔らかく差し込む光が印象的で、どこか神秘的な雰囲気を感じるエリアでした。

また、視線を上に向けると、巨大な塔の装飾や鐘楼部分を迫力あるアングルで見上げることができます。

繊細な装飾が連続するゴシック建築らしいデザインを間近で観察できるのも、このエリアならではの見どころです。

中央に設置された木製の案内板では、「キマイラ(怪物像)」に関する解説を見ることができます。

案内板には、それぞれのキマイラの名称や特徴が紹介されており、展望フロアで見た怪物像について理解を深めることができます。
さらに進むと、ノートルダム大聖堂の屋根構造(梁組み)も見学できます。

この梁組みは「森(La Forêt)」という別名で知られており、高さ約10メートル、長さ100メートル以上にわたって広がっています。

2019年の火災以前は、12世紀末〜13世紀初頭のゴシック様式の梁組みが現存する非常に貴重な例として知られていました。

現在の構造は、フランス全土から選ばれた1,200本以上のオーク材を使用し、当時とほぼ同じ姿で復元されたものです。

修復では、伝統的な木工技術に加え、最新の防火技術も導入されており、歴史的建築と現代技術が融合した修復現場を間近で体感できるのも、このツアーならではの見どころとなっています。
エリア内では、「ドニ・ダヴィ(Denise David)」と呼ばれる鐘を間近で見学できます。

この鐘は1856年にギヨーム=ベッソンによって鋳造されたブロンズ製の鐘で、重量は約767kgあります。

19世紀の修復時に設置された4つの鐘のうちの1つで、かつての鐘は音質に問題があると判断されたため、2013年に「アンシャン・レジーム(旧体制)」時代の音色を再現することを目指した新しい鐘のセットへ交換されました。
なお、現在大聖堂で実際に使用されているのは、2013年に設置された新しい8つの鐘のセットです。
そして特に印象的なのが、これらすべての鐘が2019年の大火災を耐え抜いたという点です。
先ほど見学した「森(La Forêt)」と呼ばれる屋根構造とあわせて見ることで、ノートルダム大聖堂が破壊から再生へ向かう歴史を、より深く感じられる展示となっていました。
この屋根構造(梁組み)と鐘のエリアがツアー最後の見学ポイントとなり、5分程度見学した後は、ご自身で螺旋階段を降りて見学終了となります。

登った時とは反対側の北塔側の階段を降りていきます。

午後4時25分ごろ、出口に到着しました。

ツアー開始は3時45分ごろだったので、見学時間は約40分ほどでした。
ノートルダム大聖堂の塔の所要時間|何分前に行くべき?
ノートルダム大聖堂の塔の見学ツアー自体の所要時間は約40分です。ただし、入場レーンでの待機や、ツアー開始地点までの移動時間も含めると、トータルでは60分〜80分程度を見込んでおくと安心です。
参考までに、筆者が2026年2月に16時予約で訪問した際の当日の流れは以下の通りでした。
- 15:25:南塔側の専用入口から入場
- 15:45:塔の見学ツアー開始
- 16:20:塔の見学ツアー終了
- 16:25:北塔側から退場
この日は16時予約でしたが、実際には予約時間の15分前にツアーがスタートしたため、トータル所要時間は約60分でした。
一方で、もし16時ちょうどにツアー開始となっていた場合は、トータル所要時間は75分程度になっていた計算です。
開始時間は参加者の集まり状況や予約枠の混雑状況によって前後する可能性がありますが、基本的には予約時間の30〜40分前には、西側ファサード右手側の専用入口へ移動しておくのがおすすめです。

夏場のピークシーズンは、予約枠ごとの入場管理が厳しくなるため、早く到着しすぎても30分前頃まで塔内へ入場できず、入口付近で待機となる可能性がありますが、当日の混雑状況や運用変更にも対応しやすいため、どのシーズンでも40分前には入口周辺へ到着しておくと安心です。
ノートルダム大聖堂 塔内のギフトショップの商品紹介
最後に、ノートルダム大聖堂の塔内にあるギフトショップで販売されていた商品を、写真とあわせてご紹介します。
ショップの中央には、ノートルダム大聖堂の立体模型が展示されていました。

模型の周囲には大聖堂の歴史に関する年表も記されており、ショップというより、ちょっとした展示スペースのような雰囲気もありました。
販売商品は、ノートルダム大聖堂をモチーフにした雑貨や文具、ポストカード、インテリア用品などが中心です。

クッションや小物類など、一般的な教会土産というよりも、塔の見学体験とつながるデザインの商品が多く並んでいました。

特に目を引いたのが、塔の見学でも印象的だったガーゴイルやキマイラをモチーフにしたグッズです。

こちらは、キマイラ像の置物や、ノートルダム大聖堂の外観をデザインした小物類です。
ノートやポストカード類も充実しており、ノートルダム大聖堂の正面ファサードを描いたデザインが多く見られました。

色合いも落ち着いたものから明るいものまであり、ばらまき用というより、自分用の記念品として選びたくなるデザインが多い印象です。

布製のポーチやトートバッグ、クッションカバーなども販売されていました。
定番のお土産としては、ノートルダム大聖堂のスノードームも並んでいました。

そのほか、子ども向けの塗り絵セットやパズルのような商品もあり、ファミリー旅行のお土産にも選びやすいラインナップです。
少しユニークだったのが、ヴィクトル・ユーゴーをモチーフにした雑貨系グッズです。

『ノートルダム・ド・パリ』の作者として知られるヴィクトル・ユーゴーに関連したデザインで、ノートルダム大聖堂の歴史や物語性を感じられる商品です。

壁際の棚には、ポストカードや小型のミニチュア像、書籍類なども並んでいました。

コンパクトで持ち帰りやすい商品が多いので、スーツケースの空きが少ない旅行中でも選びやすいと思います。
ノートルダム大聖堂そのものだけでなく、文学やパリの歴史を感じさせる商品がある点も、このショップならではの特徴です。
全体的に、塔内のギフトショップは規模こそ大きくありませんが、ノートルダム大聖堂らしさを感じられる商品がコンパクトにまとまっている印象でした。
特に、ガーゴイルやキマイラ関連のグッズは、塔の見学後だからこそ魅力が伝わりやすいアイテムです。
以上、本記事では「塔の登り方や展望フロアの様子」などについて解説しましたが、塔の詳細な予約方法や大聖堂の見学情報については、以下の記事を参考にしてください。
この記事をシェアする