ルーブル美術館 入門編 – 歴史、料金、行き方、当日券の買い方

(公開:2021年1月15日)

ルーブル美術館 パリ
ルーブル美術館 マルリーの中庭

本記事では、これからルーブル美術館を観光する上で必要となる基本的な観光情報を中心にご紹介します。

ルーブル美術館の概要や歴史などはもちろん、料金、営業時間、必見作品、当日券の買い方などについてもご紹介します。初めてルーブルを訪問される方に向けた実用情報が満載です。

ルーブル美術館とは

ルーブル美術館 展示エリア

ルーブル美術館は、紀元前8000年から1848年までの美術・工芸品を所蔵・展示するフランス パリ中心部にある美術館です。

世界一有名な絵画「モナ・リザ」を所蔵している美術館としても知られ、年間来場者数は700〜800万人にも上ります。過去には年間来場者数が1000万人を超えた事もありました。

館内には30万点以上もの芸術作品が所蔵されており、そのうち随時約35,000点もの作品が総面積6万600平方メートルの展示エリアに並びます。

展示美術品のジャンルは多岐に渡りますが、大きく以下の8項目に分類されています。

  • ・古代オリエント
  • ・イスラム芸術
  • ・古代エジプト
  • ・古代ギリシャ、エトルリア、ローマ
  • ・絵画
  • ・彫刻
  • ・美術工芸
  • ・グラフィックアート
  • ・アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカ芸術

館内見学のメインは言わずもがな「イタリア」や「フランス」の名画を中心に展示している絵画セクション(1階ドゥノン翼)になります。特にイタリア絵画では、寡作で知られる「レオナルド・ダ・ヴィンチ」が生涯で描いた10数点のうち、5点もの作品を一度に鑑賞する事ができます。世界中で3点以上のダ・ヴィンチ作品を所蔵しているのは、このルーブルをおいて他にありません。

ルーブル美術館の歴史

ルーブル美術館の起源は古く、12世紀頃まで遡ります。

城砦だった頃のルーブル美術館{{PD-US}} - image source by WIKIMEDIA

当時のフランス国王「フィリップ・オーギュスト」がイギリスの侵略に備えるため、パリのセーヌ川右岸に城砦(画像上)を築いた事が起源となっています。ルーブルと言う名も、この城砦が建てられた「ルバラ」と呼ばれていた土地の名に由来しています。

14世紀後半になり、国王シャルル5世は、建築家「レーモン・デュ・タンプル」に命じ、かつて城砦だった建物を美しい装飾で飾られた王室住居として改築させます。

その後は100年戦争の勃発などもあり、この建物は1世紀ほど完全に放置された状態となりますが、「フランソワ1世(画像右下)」時代の1546年に再び大改修が行われます。

フランソワ1世の肖像画フランソワ1世の肖像画

フランソワ1世は、建築家の「ピエール・レスコー」にルネサンス様式の建物を設計させ、内部の装飾を彫刻家「ジャン・グージョン」に命じました。現在のルーブルの建物としての沿革はこの時に築かれたものです。そして、この改修後の建物に、ダ・ヴィンチやラファエロをはじめとする数々の名画を収蔵した事が、現在のルーブル・コレクションの始まりとされています。世界で最も有名な絵画「モナリザ」も、この頃にダ・ヴィンチの弟子からフランソワ1世が買い取ったものです。

莫大な美術品の収集家として知られる国王「フランソワ1世」は、芸術でフランスを発展させようと考えた人物です。ダ・ヴィンチをイタリアからフランスに招いたのもこのフランソワ1世で、ルーブルの産みの親と言っても過言ではありません。

ルーブルの改築工事は、次の国王「アンリ2世」から歴代国王にも引き継がれ、16世紀後半のアンリ4世の時代には、全長450メートルにも及ぶ大回廊「グランドギャラリー」が完成します。

ルイ14世の肖像画ルイ14世の肖像画

その後、ルーブルの改修は、ルイ13世とルイ14世の統治時代にも継続され、建物は更に拡張されていきます。この頃のフランス王室の美術コレクションも1500点ほどに達していました。しかし、徐々にルイ14世の関心はルーブルから薄れていき、王宮をフランス郊外のヴェルサイユ宮殿へと移してしまいます。

王室から完全に忘れさられる存在となったルーブルは荒廃し、芸術家をはじめ、あらゆる階層の人達が住み着く様になります。一方で、フランス王家が拠点をヴェルサイユ宮殿に移した後も、王室の美術コレクションは飛躍的に増加していきます。

18世紀のルイ16世の頃には、王室のコレクションを「ルーブル」で一般公開する事が検討されますが、フランス革命によって王政は廃止され、この話も立ち消えとなります。そして、莫大な美術コレクションが国有となった後の1793年、国民公会はルーブルを美術館として一般公開する事を決定します。実質的にこれがルーブル美術館の開館と言えます。

ナポレオンの肖像画ナポレオンの肖像画

ナポレオンの統治時代になると、他国からの略奪品によって、ルーブル美術館の所蔵品は莫大に増加していきます。19世紀初めにルーブルを「ナポレオン美術館」と呼んでいた事もありました。略奪品はナポレオン失脚後に返還を余儀なくされますが、ルーブル美術館はその後も拡張と発展をし続けます。

1981年には、ミッテラン大統領の下で「大ルーブル計画(グラン・ルーブル計画)」が実行され、ルーブルの近代化が進みます。現在ルーブルのシンボルとなっているガラスのピラミッドとナポレオンホールもこの近代化計画の下で、1989年に完成したものです。

2019年〜2020年にかけては、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品を世界中から集めた大企画「ダ・ヴィンチ展」も開始されるなど、ルーブル美術館は時代と共に常に進化し続けています。

ルーブル美術館の必見作品13選

ルーブル美術館の見学のメインとなるのは、やはり「絵画」と「彫刻」です。その中でも特に必見の13作品をご紹介いたします。

■ モナリザ

モナ・リザ

ダ・ヴィンチ作(1503年〜1506年頃)展示室711 / ドゥノン翼1階

言わずと知れた、世界で最も有名な絵画「モナ・リザ」です。モデルに関しては、フィレンツェの富豪「フランチェスコ・デル・ジョコンダ」の妻という説が近年最も有力となっています。

■ 岩窟の聖母

イタリア絵画 岩窟の聖母(レオナルド・ダ・ヴィンチ作 - 1483-1486年)

ダ・ヴィンチ作(1483~1486年頃)ドゥノン翼1階

巌窟の聖母は、サン・フランチェスコ・グランデ教会の礼拝堂に飾るため、当時30歳だったダ・ヴィンチが手がけた作品です。依頼人は本作を気に入らず、ダ・ヴィンチは全く同じ構図で別バージョンを描く羽目になりました。現在その別バージョンは、ロンドン ナショナルギャラリーに所蔵されています。

■ ラ・ベル・フェロニエール

ラ・ベル・フェロニエール - レオナルド・ダ・ヴィンチ作

ダ・ヴィンチ作(1490〜97年)イタリア絵画(グランド・ギャラリー内)/ ドゥノン翼1F

モナ・リザの原型とも言える作品で、絵のモデルは、ミラノ公イル・モーロの寵愛を受けた愛人「ルクレツィア・クリヴェッリ」であるという説が最も有力です。モナ・リザの影に隠れてガイドブックなどでもピックアップされないことが多いですが、一押しの必見作品です。

■ 聖アンナと聖母子

聖アンナと聖母子

ダ・ヴィンチ作(1512~1516年)イタリア絵画(グランド・ギャラリー内)/ ドゥノン翼1F

フィレンツェのサンティッシマ・アンヌンツィアータ教会の祭壇画として依頼された未完の作品です。作中では、キリストの家族の3世代、聖アンナ(マリアの母)、聖母マリア(イエスの母)、イエスの姿が描かれています。

■ 洗礼者ヨハネ

洗礼者ヨハネ - レオナルド・ダ・ヴィンチ作

ダ・ヴィンチ作(1513~1516年頃)イタリア絵画(グランド・ギャラリー内)/ ドゥノン翼1F

洗礼者ヨハネは、ダ・ヴィンチがフランスで晩年を過ごしていた時の作品です。実質的に遺作となった本作は、ダ・ヴィンチが「モナ・リザ」や「聖アンナと聖母子」と共に生涯手を入れ続け、死ぬまで手元においていた作品です。

■ 聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ(美しき女庭師)

聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ

ラファエロ・サンティ(1507~1508年頃)ドゥノン翼1階

ダ・ヴィンチとミケランジェロと並びルネサンス三大巨匠の1人と称される「ラファエロ」が24歳の時に描いた作品。本作は、フランス語で「美しき女庭師」を意味する「ラ・ベル・ジャルディニエール」という呼び名でも親しまれています。

■ カナの宴

イタリア絵画 カナの宴

ヴェロネーゼ作(1562〜1563年)展示室711 / ドゥノン翼1階

カナの宴は、ルーブル美術館で最も大きな絵画で、縦662×横990cmの大きさがあります。元々はヴェネチアのサンジョルジョ・マッジョレー修道院の食堂に飾られていましたが、当時絶対的な軍事力を誇った「ナポレオン」によってフランスに持ち込まれました。

■ ナポレオン一世の戴冠式

ナポレオン一世の戴冠式

ダヴィッド作(1805〜1807年)展示室702 / ドゥノン翼1階

フランス絵画の巨匠「ジャック=ルイ・ダヴィッド」の代表作の一つで、ルーブル美術館の中では「カナの婚礼」に次ぐ大きさ(縦621cm × 横979cm)を誇ります。作中では、1804年にパリのノートルダム大聖堂で行われたナポレオンの戴冠式の様子が誇張されて描かれています。

■ メデューズ号の筏

メデューズ号の筏

ジュリコー作(1818年~1819年)展示室700 / ドゥノン翼1階

1816年に400人を乗せたフランス海軍のフリゲート艦戦メデューズ号が難破した際の海難事故をテーマーにした作品。絵の大きさは縦491×横716cmもあり、絵の前の人たちと比べて頂くと分かりますが、実物大で描かれています。

■ 民衆を導く自由の女神

民衆を導く自由の女神

ウージェーヌ・ドラクロワ作(1830年)展示室700 / ドゥノン翼1階

シャルル10世が失権し、ルイ・フィリップが政権を奪った1830年7月28日に起きた「7月革命」を大胆な構図で描いた作品。中央の「自由の女神」がフランス国旗を掲げ、民衆を導く事で革命を表現しています。

■ サモトラケのニケ

サモトラケのニケ

前200–前190年頃展示室703 / ドゥノン翼1階

エーゲ海のサモトラケ島で、フランス人副領事によって発見された作品。ニケは、ギリシャ神話に登場する勝利の女神の事で、軍船の先頭に立つ女神の姿を表現しています。

■ ミロのヴィーナス

ミロのヴィーナス

作者不明(紀元前2世紀末)展示室346 / ドゥノン翼0階

ヘレニズム時代の最高傑作と言われるミロのヴィーナスは、1820年にギリシャ人農夫によってミロス島で発掘されました。

■ レースを編む女

レースを編む女

フェルメール(1669‐1670年頃)展示室837 / リシュリュー翼2F

2019年に東京や大阪で「フェルメール展」が行われるなど、日本でも非常に人気の高い画家「フェルメール」の一作です。フェルメールは生涯で30点ほどしか作品を残しておらず、ルーブルでは他にも「天文学者」という作品を鑑賞することができます。

以上がルーブル美術館の必見作品です。と言いたいところですが、ルーブルでは通常の美術館では目玉となる主役級の作品がゴロゴロしています。本記事では断腸の想いで必見を13作品だけに絞りましたが、まだまだ有名作品はいくつも存在しています。ルーブルの展示作品に関しては以下の記事にて詳細に解説しております。

ルーブル見学の基本7箇条

入場チケットのオンライン予約は必須

ルーブル美術館の公式ページ

ルーブル美術館は当日に入場チケットを購入して入場する事も可能ですが、公式サイト上では、事前のオンラインチケット予約がかなり強く推奨されています。

事前に必ず「ルーブル美術館 公式サイトのチケット予約ページ」より、予約手続きの上でチケットを準備ください。予約したチケットは、プリントアウト提示かスマートフォン上での提示が可能となります。

当日券を購入する場合、チケット窓口があるナポレオンホールにたどり着くまで、1〜2時間ぐらいの待ち時間は覚悟しておいた方が良いと思います。夏場のピークシーズンなどは、当日に入場できない可能性も高いです。

ガラスのピラミッドからの入場は避ける

ルーブル美術館 ガラスのピラミッドに並び観光客

メインエントランスにもなっているガラスのピラミッドは、ルーブル美術館の代名詞的存在の建物です。しかし、多くの方がこの入口を利用して館内に入場するため、最も混雑する入口でもあります。

ルーブル美術館には以下4つの入口がありますので、敢えて混雑必須のガラスのピラミッドから入場する必要は全くありません。

  • ① ガラスのピラミッド中央入口(地上階)
  • ② カルーゼル・デュ・ルーブル入口(地下2階)
  • ③ パッサージュ・リシュリュー入口(地上階)
  • ④ ポルト・デ・リオン入口(地上階 ※閉鎖中)

チケット予約者の方は基本的にどの入り口からもほぼ並ばずに入場できますが、人混みでごちゃごちゃしていない「② カルーゼル・デュ・ルーブル入口」からの入場が便利です。雨の日なども最寄駅から外に出ずにルーブル館内に入場する事ができます。

各入口は下のルーブル周辺マップにてご確認ください。

ルーブル美術館周辺マップと入場口

▶︎ 上の地図を印刷用のPDFで開く

地下2階にある「② カルーゼル・デュ・ルーブル入口」へは「Palais Royal - Musée du Louvre 駅」から直結でアクセスできる以外にも、地上の「カルセール凱旋門左右の階段」と「リヴォル通り沿いの入口」からもアクセスできます。

見学は最低3時間から半日がお勧め

あくまでも目安ですが、ルーブル美術館の見学所要時間として多くの書籍や記事などでは「最低3時間」ぐらいを推奨しています。所要3時間あれば、当記事で紹介している必見作品などはもちろん、絵画以外の展示エリアも比較的余裕を持って見学できると思います。

ただし、ルーブル美術館は展示エリアの総面積だけで6万600㎡もある巨大美術館です。例え1週間あっても回りきれないと言われるほどの規模ですので、見たい作品が多い場合は、最低半日、いっその事1日は時間を割いても良いと思います。

館内マップの入手は必須

館内マップ

展示エリアの面積だけで約6万㎡もあるルーブル見学では館内マップの入手が必須となります。最新のものは現地インフォメーションで無料配布されている日本語のパンフレット(館内マップ付き)が入手可能ですが、事前にオンラインで「ルーブル美術館 日本語館内図PDF」ページからダウンロードする事も可能です。

上記のPDFの館内図は予習用に、現地で最新の館内マップの現物を入手すれば間違いありません。

また、ルーブル美術館の日本語マップのフロア表記は、地上階が0階となるので、以下の様に日本国内の階数表記とは異なります。

ルーブル表記日本での表記
0階地上階(日本の1階)
1階2階
2階3階
-1階地下1階
-2階地下2階

本記事内の全ての箇所でも「ルーブル表記」に合わせて階数を記載しております。基本的に欧州では、日本の1階(地上階)が0階に相当します。

まずはモナ・リザから見学

ルーブル美術館内 モナリザの案内板

ルーブル美術館を訪問して「モナ・リザ」を鑑賞しない方はほとんどいないと思います。ただし、このモナ・リザが展示されている1階南側の「ドゥノン翼」はルーブルの最混雑エリアとして有名です。

モナ・リザの展示室前には、入場待ちの行列ができる事もあり、夏場などは30分ぐらい待った挙句、立ち止まっての見学不可という事も過去にはありました。

確実にモナ・リザを見学されたい方は決して後回しにはせずに、何を差し置いてもまずは「モナ・リザ」を目指してください。モナ・リザを後回しにすると見学機会を失う事があります。

例外として閉館時間近くや夜間開放がある水曜と金曜の遅い時間帯などは、逆に空いている事もあります。この辺は状況判断が必要ですが、朝一や日中に訪問するのであれば、真っ先にモナ・リザを見学する事をお勧めします。

モナ・リザにアクセスする際は、地図などを見るよりも、館内の至る所にあるモナ・リザの案内板(画像下)に従って歩いて行くのが手っ取り早いです。

ルーブル美術館 モナ・リザの展示場所案内板

1階南側のドゥノン翼は必見

1階ドゥノン翼 フランス絵画の展示室

モナ・リザの展示がある1階ドゥノン翼は、名作揃いのイタリアとフランス絵画の展示セクションです。モナ・リザさえ目指して行けばこのエリアにはたどり着けるので、本記事の「ルーブル美術館の必見作品13選」の項で紹介した作品のうち、以下10作品を自ずと網羅する事ができます。

  • ・サモトラケのニケ
  • ・モナ・リザ(ダ・ヴィンチ作)
  • ・岩窟の聖母(ダ・ヴィンチ作)
  • ・ラ・ベル・フェロニエール(ダ・ヴィンチ作)
  • ・聖アンナと聖母子(ダ・ヴィンチ作)
  • ・洗礼者ヨハネ(ダ・ヴィンチ作)
  • ・聖母子と幼き洗礼者聖ヨハネ(ラファエロ作)
  • ・カナの婚礼
  • ・ナポレオン一世の戴冠式
  • ・メデューズ号の筏

すでにお気づきかと思いますが、ルーブル美術館の名作は「1階南側のドゥノン翼」にかなり集中しています。余程館内を把握している方以外は、とにかくまずはモナ・リザを目指して「1階南側のドゥノン翼」に足を運んでください。自ずと超がつくほどの名画を網羅できます。ルーブル観光に1時間~2時間しかない方は、なおさらこの1階ドゥノン翼だけに絞って見学すれば、有名作品を効率よく鑑賞できると思います。

見つからない作品は係員に確認

ルーブル美術館の館内は、地図で見るほどシンプルではありません。地図には記されない小階段なども入り組んでおり、思う様に見学できない方の方が多いと思います。また、ルーブルでは頻繁に作品の貸し出しや移動なども行っており、普段ある場所にその作品がない事もかなり多いです。

どうしても目当ての作品が見つからない時は、館内の至る所にいる「係員」に展示場所を尋ねるのが手っ取り早いです。ほとんどの係員は有名作品の展示場所や貸出状況を把握しています。

複雑な英会話をする必要はなく、探している作品名を伝えるか、作品写真を見せたりするだけで十分に伝わります。経験上、ほとんどの係員がかなり親切に作品の展示場所を教えてくれます。こんな記事を書いている私自身も毎回係員に作品の展示場所を聞きまくっています。係員は主要な展示室の隅っこにパイプ椅子に腰掛けて座っています。

観光の基本情報

ルーブル美術館の展示エリア

営業時間・休館日

ルーブル美術館の休館日は毎週火曜日となります。それ以外の曜日は以下の時間帯で年中無休で営業しております

  • ・9時〜18時(月、木、土、日)
  • ・9時〜21時45分(水、金)

※ 入場は閉館の30分前まで可能となっています。
※ 12月25日と31日の閉館時間は17時となります。

水曜と金曜は、通常時であれば「21時45分」までの営業となりますが、コロナが落ち着くまでは夜間営業は行われておりません。通常通り18時閉館となります。

入場料金

入場料金は、現地で購入する場合と、事前に公式ページでオンライン購入する場合で異なります。

  • ・15ユーロ(現地購入)
  • ・17ユーロ(オンライン購入)

※18歳未満の方は入場無料です。
※10月から3月までのローシーズンに限り、毎月第1日曜日は無料で入場できます。

入場チケットは上記の通り、オンライン購入の方が2ユーロ高くなりますが、予約さえしておけば、10分と待たずに入場できる場合がほとんどです。逆に予約しないで訪問した場合、1〜2時間待ちはまだ良い方で、最悪の場合は入場制限がかかって館内に入場できない事も普通にあり得ます。ルーブル美術館訪問時のオンライン予約は必須と言えます。

ルーブル美術館のチケット予約・購入方法については以下の記事にて詳しく解説して下ります。

【ルーブル美術館に関する参考記事】

館内施設と設備(インフォメーション・クロークルームなど)

ルーブル美術館の最下層である地下2階には、観光をサポートしてくれるインフォメーションをはじめ、クロークルーム、レストラン・カフェ、ギフトショップなどが併設しております。

ルーブル美術館 ナポレオンホール拡大マップ

以下より、その中でも多くの方が利用するであろう施設と設備をいくつかご紹介します。

インフォメーション

ナポレオンホールのインフォメーション

ナポレオンホールの西側には「インフォメーション」が2か所あります(写真上)。インフォメーションでは日本語の館内マップ付きパンフレットを無料で入手する事ができます。

パンフレットには、主要作品の展示場所などが記載されているので、あると重宝します。必要な方は観光前にインフォメーションにお立ち寄りください。

インフォメーションで配布されている館内マップ

パンフレットは1種類だけですが、言語別で色分けされています。2020年訪問時は黄色が日本語でしたが、毎年変わると思います。

クロークルーム

ナポレオンホールのクロークルーム入口

ナポレオンホールの北側にはコートやリュック程度の荷物を預ける事ができる「クロークルーム(Cloakroom)」があります。

一応「クロークルーム」となっていますが、中に入るとコインロッカーが無数に並んでいるだけです。ご自身で空いているコインロッカーを見つけて、荷物を預ける形になります。ロッカーの利用は無料です。

ルーブル美術館 クロークルーム内の景観

展示エリアには傘も持込めませんので、こちらで預ける形になります。

荷物を入れてロッカーを閉じたら、左下の「C」ボタンを最初に押してから、任意4桁の暗証番号を押します。最後に鍵マークのアイコンを押すと施錠(ロック)されます。ロッカーを開くときも手順は同じです。

ロッカーの操作解説

これは老婆心ですが、初めて利用する際は、ロッカーに何も入れない状態で、ロックとロック解除を1度練習してみる事をお勧めします。また、ご自身のロッカー番号を忘れない様にスマホで撮影しておくとよいと思います。ロッカーは透明なので、外からも中を確認できますが念のためです。

ギフトショップ・書店

ルーブル美術館のギフトショップ

ルーブル美術館内の地下2階「ナポレオンホール」と地下1階「ドゥノン翼入口付近」には、ルーブル関連のグッズを扱うギフトショップや書店が併設しています。モナ・リザグッズを筆頭に、ルーブルの人気作品をあしらった雑貨や文具、T-シャツなどバラエティに富んだ商品が販売されています。

ルーブル美術館のギフトショップ モナ・リザグッズ

参考までに、ルーブルグッズは館内よりも、「カルーゼル・デュ・ルーブル」という地下ショッピングモール内にあるギフトショップの方が種類が豊富です。「カルーゼル・デュ・ルーブル」は、ルーブルの地下出口から地下鉄駅に行く途中に必ず通過します。

レストラン・カフェ

ナポレオンホールのカフェとレストラン

ルーブル美術館内の地下2階と地上1階(日本の2階)には複数のレストランとカフェが営業しています。以下、そのうちのナポレオンホールにあるカフェ2件をご紹介致します。

【フランス風ベーカリー PAUL(ポール)】

フランス風ベーカリーカフェ PAUL(ポール)

地下2階にあるフランス風ベーカリー「PAUL(ポール)では、軽食や各種ドリンクを販売しています。店内はスタンディング用のテープル席のみとなるので、さっと飲食して立ち去りたい時に便利です。

【 Café Grand Louvre (カフェ・グラン・ルーヴル)】

Café Grand Louvre (カフェ・グラン・ルーヴル)

同じく地下2階のナポレオンホール内にある「カフェ・グラン・ルーヴル」では、伝統的なフランス料理を提供しています。カフェというよりはカジュアルなレストランという雰囲気です。座ってがっつり食事したい時はこちらの利用が便利です。

ルーブル美術館のレストランやカフェについて詳しく知りたい方は、ルーブル公式サイトの「カフェ&レストラン ページ(日本語)」をご覧ください。

ロケーションとアクセス概要

ルーブル美術館はパリの1区に位置しています。地下鉄と徒歩でのアクセスが最も一般的で、メトロ1番線または7番線が走る「パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーブル駅(Palais-Royal Musée du Louvre)」で下車後、ルーブルの入場口までは徒歩5分ほどです。

以下のグーグルマップにて「ルーブル美術館」のロケーションもご確認ください。

ルーブル美術館への行き方

カルーゼル・デュ・ルーブル入口

本項では最もポピュラーな地下鉄と徒歩で「ルーブル美術館」にアクセスし、地下にある「カルーゼル・デュ・ルーブル入口」からルーブル館内に入場する流れを詳しく解説致します。

【STEP1】ルーブルの最寄り駅にアクセス

まずは地下鉄でルーブル美術館の最寄り駅である「パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル駅(Palais Royal - Musée du Louvre)」にアクセスします。本駅はメトロL1番線または7番線でアクセス可能です。参考までにそれぞれの路線図もご確認ください。

【メトロ1番線 - Line1】

メトロ Line1
  • シャトー ド ヴァンセンヌ(Château de Vincennes)
  • ベロー(Bérault)
  • サン マンデ(St-Mandé)
  • ポルト ド ヴァンセンヌ(Porte de Vincennes)
  • ナシオン(Nation)
  • ルイイ ディドロ(Reuilly-Diderot)
  • ガール ド リヨン(Gare de Lyon)
  • バスティーユ(Bastille)
  • サン・ポール(St-Paul)
  • オテル ド ヴィル(Hôtel de Ville)
  • シャトレ(Châtelet)
  • ルーブル・リヴォリ(Louvre Rivoli)
  • パレ ロワイヤル ミュゼ デュ ルーヴル(Palais Royal Musée du Louvre)
  • チュイルリー(Tuileries)
  • コンコルド(Concorde)
  • シャンゼリゼ・クレマンソー(Champs Élysées Clemenceau)
  • フランクラン・デ・ルーズヴェルト(Franklin D.Roosevelt)
  • ジョルジュ サンク(George V)
  • シャルル ド ゴール エトワール(Charles de Gaulle Étoile)
  • アルジャンティヌ(Argentine)
  • ポルト マイヨ(Porte Maillot)
  • レ サブロン(Les Sablons)
  • ポン ド ヌイイ(Pont de Neuilly)
  • エスプラナード ド ラ デファンス(Esplanade de La Défense)
  • ラ デファンス(La Défense(Grande Arche))

【メトロ7番線 - Line7】

メトロ Line7
  • ラ クルヌヴ ユイ メ ミルヌフソンキャロントサンク(La Courneuve 8 Mai 1945)
  • フォル ドーベルヴィリエ(Fort d'Aubervilliers)
  • オーベルヴィリエ パンタン キャトル シュマン(Aubervilliers Pantin Quatre Chemins)
  • ポルト ド ラ ヴィレット(Pte de la Villette)
  • コランタン カリウ(Corentin Cariou)
  • クリメ(Crimée)
  • リケ(Riquet)
  • スターリングラド(Stalingrad)
  • ルイ ブラン(Louis Blanc)
  • シャトー ランドン(Château Landon)
  • ガール ド レスト 東駅(Gare de l'Est)
  • ポワッソニエール(Poissonnière)
  • カデ(Cadet)
  • ル ペルティエ(Le Peletier)
  • ショセ・ダンタン ラ・ファイエット(Chaussée d'Antin La Fayette)
  • オペラ(Opéra)
  • ピラミッド(Pyramides)
  • パレ ロワイヤル ミュゼ デュ ルーヴル(Palais Royal Musée du Louvre)
  • ポン ヌフ(Pont Neuf)
  • シャトレ(Châtelet)
  • ポン マリー(Pont Marie)
  • シュリー・モルラン(Sully Morland)
  • ジュシュー(Jussieu)
  • プラス モンジュ(Place Monge)
  • サンシエ・ドーバントン(Censier Daubenton)
  • レ ゴブラン(Les Gobelins)
  • プラス ディタリー(Place d'Italie)
  • トルビアック(Tolbiac)
  • メゾン ブランシュ(Maison Blanche)
  • ポルト ディタリー(Porte d'Italie)
  • ポルト ド ショワジー(Porte de Choisy)
  • ポルト ディヴリー(Porte d'Ivry)
  • ピエール エ マリー キュリー(Pierre et Marie Curie)
  • メリー ディヴリー(Mairie d'Ivry)

【STEP2】地下通路を通ってルーブルの入口へアクセス

「パレ・ロワイヤル=ミュゼ・デュ・ルーヴル駅」に到着したら、地上には上がらずに、駅ホームの「Musée du Louvre(ルーブル美術館)」と書かれた案内板に従って歩いてください。

Musee du Louvre(ルーブル美術館)の標識

駅のホームから標識に従って、赤矢印のルートで歩いてきます。

Musee du Louvre(ルーブル美術館)へのルート案内画像

矢印の先にある短いエスカレーターを下ると、地下のショッピングモール「Carrousel du Louvre(カルーゼル・デュ・ルーブル)」に出ます。

カルーゼル・デュ・ルーブルのエスカレーター

奥に光って見える場所が、ルーブル美術館の地下入口があるホールになります。

左右にはお洒落な雑貨店やルーブルの土産物店などが並んでいますが、ひたすら奥に見える「逆さピラミッド」を目指して真っ直ぐ進んでいきます。

「Carrousel du Louvre(カルーゼル・デュ・ルーブル)の景観」

100mぐらい進んだ先に「逆さピラミッド」がある地下の大きなホールに出ます。

ルーブル美術館地下の逆さピラミッド

逆さピラミッドを正面にして、左手側にルーブル美術館の入口がありますので、ここから入場します。

ルーブル美術館 カルーゼル・デュ・ルーブル入口

「カルーゼル・デュ・ルーブル入口」には、入場レーンが2つあります。

一般入場口と優先入場口

入場口に向かって左側が当日券を購入して入場する一般入場レーン、右側が、オンラインチケット予約者や、ミュージアムパス保有者が並ぶ優先レーンになります。ただし、並び位置は時期によっても変わるので当日の案内版などに従ってください。予約者の方は仮に少し行列が出来ていても、優先レーンからスムーズに入場する事ができます。

一方、当日券を購入される方は、行列の長さに応じた分だけ並んで入場します。さすがに、メイン入口の「ガラスのピラミッド」よりは混雑は緩やかですが、どのぐらい並ぶかは行列次第です。参考までに、予約なしのレーンには、下画像の様な感じで行列ができます。

ルーブル美術館 カルーゼル・デュ・ルーブル入口に並ぶ観光客

予約なしの方(チケット非保有者の方)は、館内に入場してから入場チケットを購入する形になります。予約者の方も、館内で3翼に分かれる展示エリアに入場する際には、その都度チケット提示が必要となります。入場チケットは退館するまで無くさない様にしてください。

展示エリアと館内構造について

ルーブル美術館の展示スペースは、地上3階と、地下2階の全5階層で構成され、全てのフロアの北側は「シュリー翼」、東側は「リシュリュー翼」、南側は「ドゥノン翼」と呼ばれる3つのセクション(3翼)で分類されています。

ルーブル美術館の全体図

最も人気で必見なのが、ダ・ヴィンチやラファエロなどの「イタリア絵画」を展示する一階のドゥノン翼です。

以下より館内見学で重要なエリアをいくつかご紹介いたします。

ガラスのピラミッド

ガラスのピラミッド

現在もルーブル美術館のメインエントランスとして利用されている「ガラスのピラミッド」は、ミッテラン大統領による「大ルーブル計画」の一部として1989年に建設されました。設計は幾何学の魔術師と言う異名を持つ中国系の建築家「イオ・ミン・ペイ」が手がけました。

ピラミッドは、603枚のひし形のガラス板と70枚の三角形のガラス板で構成され、高さは約21m、底辺の長さは35メートルあります。

当時は、石造りのルーブルには、現代的で斬新なこの建造物はマッチしないなど、多くの反対意見もありましたが、今やルーブルと言えば誰もがこのガラスのピラミッドを連想するほど、代名詞的な存在となっています。メインエントランスであるガラスのピラミッドは、地下2階の「ナポレオンホール」という大きな広間へと通じています。

ナポレオンホール

ナポレオンホールの景観

ルーブル美術館のフロア構成図

ナポレオンホールは、5階層で構成されるルーブル美術館の最下層(地下2階)に位置する巨大なホールです。丁度、ガラスのピラミッドの真下に位置しています。

ルーブル美術館の4つある入口のうち、「ポルト・デ・リオン入口」を除く、他の3つの入口からセキュリティチェックを受けて入場すると、チケット保有や予約の有無に関係なく、全ての方が必ず最初にこの「ナポレオンホール」に出ます。

ナポレオンホールには、観光マップが貰えるインフォメーションをはじめ、チケット売場や券売機、売店、クロークなどの施設が集まっています。

ルーブル美術館 ナポレオンホール拡大マップ

ルーブルの各作品が展示してある3翼、北側の「RICHELIEU(リシュリュー翼)」、南側「DENON(ドゥノン翼)」、東側の「SULLY(シュリー翼)」に繋がるエスカレーターもこのナポレオンホールにありますので、ここからエスカレーターを上がり、3翼のいずれかの入口から観光をスタートして行く形になります。どの入口から入場した場合も、館内で行き来は可能ですが、ルーブル美術館の広さは半端ではありません。お目当の作品があるセクションから入場してください。

グランド・ギャラリー

グランド・ギャラリー

1階(日本の2階)の、南側ドゥノン翼に位置する「グランド・ギャラリー」は、アンリ4世の統治時代である1610年に造られた全長460mの大回廊です。完成当時、この回廊の一部は王の奨励によって、芸術家のアトリエとして開放されていました。

現在のグランド・ギャラリーには、ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ボッティチェリ、ティツィアーノなど、イタリア ルネッサンスを代表する画家の名作が一堂に会しています。モナリザの間もこの大回廊に面して入り口があります。まさにルーブル見学では訪問必須と言える場所です。

モナ・リザの間

モナ・リザの間

モナ・リザの間に関しては説明不要かと思いますが、レオナルド・ダ・ヴィンチ作の「モナ・リザ」を展示している1階ドゥノン翼 第711室の事です。

モナ・リザは過去に盗難事件などもあった事や外気からの保護のため、特殊なガラスケースに入った状態で展示されています。他の絵画の様に目の前まで接近する事はできず、だいたい半径2~3mぐらい離れた位置で鑑賞する形になります。

上の写真をご覧いただくと分かりますが、室内は常に混雑しています。ルーブル美術館の中でも間違いなく一番の混雑スポットとなっており、夏場などはここに入るためだけに行列ができるほどです。

広間内には、モナ・リザ以外の有名作品も複数展示されています。中でも「カナの宴(画像下)」は必見なのでお見逃しなく。

イタリア絵画 カナの宴


ルーベンスの間

ルーブル美術館 2階 ルーベンスの間

2階のリシュリュー翼には「ルーベンスの間」と呼ばれる巨大な24枚の絵画が並ぶ広間があります。

絵画は全てルイ13世の母「マリー・ドゥ・メディシス」が、ルーベンスに制作を依頼したものです。元々はリュクサンブール宮殿に飾られていましたが、1815年からルーブルの所蔵となりました。

24枚の絵画は「マリー・ド・メディシスの生涯」と呼ばれる連作となっており、21枚にはマリーの生涯の出来事が、残りの3枚にはマリーと両親の肖像画が描かれています。

当日券の買い方

全くおすすめはしませんが、止む無く当日券を購入して入場せざるを得なくなった方のために、ルーブル美術館の当日券購入方法について解説いたします。

ただし、館内のチケット売り場では、窓口も自動券売機も「クレジットカード」しか利用できませんのでご注意ください。JCBやVISAなどは問題なく使用可能です。

ルーブル美術館 チケット売り場の案内板

さて、地上の「ガラスのピラミッドの入り口」や、地下の「カルーゼル・デュ・ルーブル入口」から入場すると、誰もが必ず「ナポレオンホール」と呼ばれる巨大なホールに出ます。

ナポレオンホールの景観

当日券を購入される方もここまではチケットなしで入場できるので、このナポレオンホールにあるチケット売り場でチケットを購入する形となります。

チケット売り場は、ナポレオンホールの南西側にありますが、地図や方角で探すよりもホール内の「Tickets」と書かれた案内板(画像下)に従った方が簡単に見つかると思います。

ナポレオンホール チケット売場の案内板

念のため、以下の簡易的な地図も参考にしてください。「カルーゼル・デュ・ルーブル入口」からナポレオンホールに向かう途中の右手側にあります。

< ルーブル美術館 ナポレオンホール拡大マップ

下はチケット売り場の入り口の写真です。

ナポレオンホール チケット売場

チケット売場では、「有人の窓口」か「自動券売機」のいずれかで入場チケットを購入する事ができます。

チケット売場の窓口と自動券売機

機械操作が苦手な方は「有人の窓口」を利用するなど、お好きな方でご購入ください。ただし「自動券売機」は日本語に対応していますので、空いている場合は自動券売機を利用した方がよいと思います。どちらにしても、チケット売り場は館内への入場列ほどの混雑はありませんので、比較的スムーズに購入できると思います。

自動券売機でのチケット購入方法

下の写真は、チケット売り場に設置してある自動券売機になります。お支払いに使用できるのはクレジットカードのみとなります。

チケット売り場の自動券売機

自動券売機は、最初の画面で日本語を選択すれば、日本語表示でチケット購入を完了する事ができます。操作は画面に直接触れて行います。

自動券売機の言語選択画面

ルーブルの入場チケットは、「美術館 常設展示」になるので、こちらを選択して購入を進めていきます。

自動券売機のチケット選択画面

続いて、購入枚数の選択画面が表示されます。「+」ボタンを押して購入したい枚数を選択してください。

ルーブル美術館 自動券売機の画面説明

枚数の選択が完了したら、右下のオレンジ色のボタン「購入」をタッチします。

購入内容の確認画面が表示されるので、内容に問題が無ければ再び「購入」ボタンをタッチします。

ルーブル美術館 自動券売機の画面説明

画面が切り変わり「Payment request sent…」と表示されます。

ルーブル美術館 自動券売機の画面説明

この画面が表示されたら券売機に向かって右手側の挿入口にクレジットカードを挿入します。

自動券売機のクレジットカード利用方法解説

カード挿入後、四桁の暗証番号(PIN)を入力の上、緑色のボタン「VAL」で確定します。暗証番号が正常であれば、支払い処理が開始され、券売機の下部からチケットが発券されます。

後は、チケットを持ってナポレオンホールから、展示エリアに入場ください。

ルーブル美術館 ナポレオンホール拡大マップ

モナ・リザを含む人気のイタリア絵画は南側の「ドゥノン翼」に全て展示されています。初訪問の方は迷わず「ドゥノン翼」を目指してください。

オーディオガイドレンタルについて

オーディオガイドとヘッドフォン

ルーブル美術館では、日本語対応のオーディオガイド(任天堂DS)を専用の窓口にて、5€でレンタルする事ができます。オーディオガイドは、WEBで事前に予約の上で予約書をプリントアウトして持参するか、ナポレオンホールにある自動券売機で引換券を購入すればレンタルする事ができます。オーディオガイドにはヘッドフォンとネックストラップが付属しています。

オーディオガイドの自動券売機は、ルーブルの入場チケットの券売機と兼用になります。

自動券売機のチケット選択画面

オーディオガイドをレンタルする場合は、画面下の「マルチメディアガイド」を選択してください。購入が完了すると、オーディオガイドの引き換え券(画像下)が発券されます。

オーディオガイドの引換券

※ 引換券のデザインは変更になる場合があります。

オーディオガイドの貸し出しカウンターは、ナポレオンホールからエスカレーターか階段を上がった各展示翼(リシュリュー翼、ドゥノン翼、シュリー翼)の入口付近にあります。下画像はドゥノン翼入口前のエスカレーターと階段です。

ドゥノン翼入口へと上がるエスカレーターと階段

下画像の赤丸と青丸で囲った所が、貸出しカウンターです。時間帯によっては無人のカウンターもありますが、青丸で囲った一番大きい貸出カウンターなら、常に数人のスタッフがいるのでお勧めです。

ルーブル美術館 館内マップ

下の写真は、リシュリュー翼入口横のオーディオガイド貸出カウンターになります。この日はこのカウンターは利用できませんでした。

オーディオガイドの貸し出しカウンター

レンタル時には、入場チケットの提示と、身分証明としてパスポートを預ける必要があります。オーディオガイドを受け取る際に、パスポートと引き換えにレシートの様なものを受け取ります。このレシートはオーディオ返却まで大切に保管する様にしてください。レシートとオーディオガイドの2点と引き換えに、借りた時と同じ場所にて、パスポートが返却される仕組みになっています。

オーディオガイド(任天堂DS)の表示言語は、予約時に予め指定するので、貸出しカウンターで受け取った時点で既に日本語に設定されています。予約なしで現地で引換券を買った場合は借りる際に「ジャパニーズ プリーズ」とお伝えください。

このオーディオガイドはかなり優秀で、GPSで現在地を把握したり、見たい作品の場所をナビゲートしてくれたりします。活用すると、非常に効率良く観光できるので、是非レンタルして見てください。

ルーブル美術館の関連施設

ルーブル美術館は館内や隣接するエリア以外にも関連施設が存在しています。以下そのうちの一部をご紹介致します。

ウジェーヌ・ドラクロワ美術館

ルーブル美術館から徒歩15分ほどの場所にあるこの美術館は、ルーブル美術館の一部として公式サイトでも案内されています。

そのため、ルーブル美術館の入場チケットで入場可能となっており、ドラクロワ作品はもちろん、膨大な書簡や彼の思い出の品々まで見学する事が可能です。

生前のドラクロワはこの場所を1858年から1863年の8月にこの世を去るまで、アトリエ兼自宅として利用していました。館内は寝室、居間、書庫などで構成されており、美術館というよりは優雅な別荘という雰囲気です。

ルーブル・アブダビ

パリ ルーブルの姉妹館(分館)として2017年に創設されたのが、この「ルーブル・アブダビ美術館」です。

本美術館は、アラブ首長国連邦が国の柱である石油輸出業に代わる観光業の核として立ち上げたもので、定期的にルーブル(パリ)コレクションの一部を借り受けできる様になっているそうです。

更に鑑賞の目玉として、アブダビ文化観光局が総力を挙げて購入したのが、ダ・ヴィンチ作の「サルバトール・ムンディ(救世主)」です。

ただし、本作の公開は現在延期となっており、具体的な公開年はアナウンスされていません。公開されれば、この場所の目玉作品として、ダ・ヴィンチ作「サルバトール・ムンディ(救世主)」の見学が可能となります。

ルーブルに関するお役立ち記事と参考サイト