カッパドキア・グリーンツアー体験ブログ|当日の流れ・見どころ・ランチ・所要時間
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カッパドキア
本記事では、カッパドキアのグリーンツアーに実際に参加した体験をもとに、当日の流れや各見学スポットの様子、ランチの内容、実際の所要時間を豊富な写真とともに紹介します。グリーンツアーへの参加を検討している方は、当日の雰囲気や見どころをイメージする際の参考にしてください。
なお、グリーンツアーは、滞在ホテルを通じて手配できるほか、「GetYourGuideのグリーンツアーページ」など、日本語対応の予約サイトからも申し込めます。
グリーンツアーの見学コースと実際のスケジュール
まずは、筆者が実際に参加したグリーンツアーのタイムスケジュールをもとに、当日の見学コースと全体の流れをご紹介します。
AM 9:30 - ギョレメのホテルを出発

送迎車で約20分
AM 9:50 - ギョレメパノラマを見学

見学後、送迎車で地下都市へ移動
AM 10:52 - デリンクユ地下都市を見学

見学後、送迎車でウフララ渓谷へ移動
PM 1:00 - ウフララ渓谷をトレッキング

渓谷内を約1時間20分歩く
PM 2:20 - トレッキング終了後にランチ

ランチ後、送迎車でセリメ修道院へ移動
PM 3:30 - セリメ修道院を見学
ヤプラクヒサルの景観を鑑賞
見学後、送迎車でピジョンバレーへ移動
PM 5:20 - ピジョンバレー(鳩の谷)を見学

送迎車でギョレメのホテルへ移動
PM 6:00 - ギョレメのホテルへ帰着

グループツアーでは複数のホテルを順番に回って参加者を送迎するため、移動やホテル帰着には、通常の車移動より時間がかかる場合があります。
訪問スポットや巡る順番は催行会社やプランによって異なりますが、筆者が参加したツアーでは、地下都市やウフララ渓谷、セリメ修道院など、グリーンツアーの定番スポットを一通り巡りました。
次章からは、当日の訪問順に沿って、各スポットの見どころや実際の見学風景、ランチの内容などを豊富な写真とともに紹介します。
ギョレメパノラマの見どころ

筆者が参加したグリーンツアーで最初に訪れたのが、ギョレメの街と周囲の奇岩群を高台から一望できる「ギョレメパノラマ」です。
グリーンツアーでは、この後に地下都市やウフララ渓谷など、ギョレメから離れた南西方面の観光スポットへ向かうため、出発直後の景色を楽しむ展望ポイントとして立ち寄ることが多い場所です。
展望エリアからは、長い年月をかけて形成された谷や奇岩が幾重にも連なる、カッパドキアらしい景観を広範囲に見渡せます。

地下都市や岩窟教会などの歴史的な見どころとは異なり、ここではカッパドキアの地形そのものを眺められるのが大きな魅力です。
トルコの魔除け「ナザールボンジュウ」が飾られた木の近くは、カッパドキアの景色と一緒に撮影できる人気の写真スポットです。

筆者が参加した際は、ガイドから周辺の地形や、この後に巡る場所について簡単な説明を受けた後、自由に景色を眺めたり写真を撮ったりする時間が設けられました。観光の中心は展望と写真撮影となるため、長時間滞在する場所ではありませんが、ツアーの始まりにカッパドキアの全体像をつかむには最適です。
また、展望ポイントの周囲には、土産物店や飲食店、トイレなどもあります。ツアー出発後の最初の休憩場所になる場合もあるため、必要であれば飲み物を購入したり、トイレを済ませたりしておくと安心です。

なお、「ギョレメパノラマ」という名称は、特定の建物や有料施設を指すものではなく、ギョレメ周辺を見渡せる道路沿いの展望エリアを指して使われています。ツアー会社によって停車する場所や滞在時間が多少異なる場合があります。
デリンクユ地下都市の見どころと注意点

グリーンツアーの代表的な見どころの一つが、カッパドキアに点在する地下都市です。筆者が参加したツアーでは、ギョレメから南へ約35〜40km離れた場所にある「デリンクユ地下都市」を見学しました。

ただし、同じグリーンツアーでも、運行会社や予約するプランによっては、デリンクユではなく「カイマクル地下都市」などを訪れる場合があります。見学できる深さや内部構造には違いがありますが、どちらでも狭い通路や居住空間、食料庫など、カッパドキアの地下都市を代表する特徴を見学できます。
一般的な観光であれば、どちらか一方が明確に優れているというほどの大きな差はありません。2つの地下都市の主な特徴は、以下のとおりです。
デリンクユ地下都市
地下約85mに達する大規模な地下都市で、地下深くへ降りていく迫力やスケール感が魅力です。狭い通路や階段を進みながら、居住空間、食料庫、教会などを見学でき、より強い非日常感を味わいたい方に向いています。カイマクル地下都市
横方向に広がる複雑な構造が特徴で、居住空間や家畜小屋、食料庫など、地下での生活の様子をイメージしやすい地下都市です。デリンクユほど深くはありませんが、狭く天井の低い通路も多く、地下都市らしい見応えは十分にあります。
特定の地下都市を見学したい方は、予約前にツアーの訪問スポットを確認しておきましょう。
こちらは「デリンクユ地下都市の入口」です。地上にある施設から、地下の見学ルートへ入っていきます。

地下都市が最初に造られた時期や、その後の拡張過程については諸説ありますが、外敵の侵入や迫害から逃れるための避難場所として、長い時代にわたって利用されてきたと考えられています。

内部には、腰をかがめなければ通れないほど天井が低く、幅の狭い通路もあります。

敵が侵入した際に通路を封鎖できるよう、内部には円盤状の大きな石扉も設置されており、居住空間だけでなく防御施設としての役割も備えていました。
狭い通路を抜けると、集会などに使用されたと考えられる比較的広い空間も現れます。

地下都市内には、居住空間のほか、家畜小屋、食料庫、ワインの醸造・貯蔵場所、食堂、教会、宗教学校など、一定期間生活するための設備が整えられていました。

換気設備や井戸も設けられ、多くの人が地下で暮らせるよう工夫されています。

見学ではガイドの案内に従い、階段や複雑に入り組んだ通路を通りながら地下へ進んでいきます。

見学できるのは地下都市全体の一部ですが、ガイドの説明を聞きながら巡ることで、それぞれの空間の用途や役割を理解しやすくなります。

内部には段差や急な階段、足元が暗い場所もあるため、歩きやすく滑りにくい靴で参加し、両手を空けておくと安心です。
また、閉所が苦手な方には強い圧迫感を感じる可能性があるため、無理をせず、必要に応じてガイドに相談しましょう。
ウフララ渓谷の見どころとトレッキング体験

ウフララ渓谷は、ウフララ村からセリメ村付近まで約14kmにわたって続く、深さ約100〜120mの渓谷です。ハッサン山など周辺の火山活動によって形成された大地を、渓谷内を流れるメリンディズ川が長い年月をかけて削ることで、現在の深い谷が造られました。
谷底には川が流れ、その周囲には木々が茂っているため、乾燥した奇岩地帯が広がるギョレメ周辺とは異なる、緑豊かな景観を楽しめます。

グリーンツアーの中でも、車から降りて自然の中を実際に歩く時間が長いスポットです。
かつて渓谷内には多くの人々が暮らし、岩壁には住居や教会、修道院が数多く造られました。現在も100を超える岩窟教会が確認されており、その一部は内部を見学できます。教会内には、キリストや聖書にまつわる場面を描いたフレスコ画も残されています。

筆者が参加したグリーンツアーでは、渓谷の全長を歩くのではなく、約3kmの区間を1時間15分ほどかけて散策しました。実際に歩く距離や立ち寄る教会、所要時間はツアーによって異なりますが、一般的なグリーンツアーでも渓谷の一部を歩く形が中心です。
こちらがウフララ渓谷の入場口です。ここから谷底へ下り、メリンディズ川沿いの散策路へ向かいます。

ウフララ渓谷の入場料は、あらかじめツアー料金に含まれている場合と、参加当日に現地で別途支払う場合があります。特に、相場より極端に安いツアーは、ウフララ渓谷をはじめとする各見学スポットの入場料が含まれていないこともあるため、予約前に料金に含まれる内容を必ず確認しておきましょう。

一概には言えませんが、入場料が別料金のプランは、現地での追加費用を含めると、最終的な支払総額が入場料込みのプランより高くなるケースもあります。表示料金だけで判断せず、ランチや各施設の入場料まで含めた総額で比較するのがおすすめです。なお、筆者は見学スポットごとに現金やカードで支払い手続きをする手間を省きたいので、各施設の入場料があらかじめツアー料金に含まれているプランを選ぶようにしています。
谷底まで下りた後は、川の流れや木々に囲まれた比較的平坦な道を歩いていきます。

途中で小さな橋を渡ったり、岩窟教会へ向かうために坂や階段を上ったりする場所はありますが、筆者が歩いた区間には険しい登山道のような場所はありませんでした。

ただし、舗装されていない道や段差、滑りやすい場所もあるため、歩きやすいスニーカーなどで参加するのがおすすめです。

体力的には極端にハードなコースではありませんが、普段あまり歩かない方や足腰に不安がある方は、ツアーを予約する前に散策距離を確認しておくと安心です。
散策の途中では、岩壁をくり抜いて造られた「アーチアルトゥ教会」にも立ち寄りました。

こちらは教会の内部に残るフレスコ画です。

傷みは見られるものの、人物の表情や衣服、鮮やかな色彩が現在も残っています。
グリーンツアーでは散策時間が限られているため、渓谷内にあるすべての教会を見学することはできません。それでも、自然の中を歩きながら岩窟教会とフレスコ画を見学でき、カッパドキアの自然と歴史を同時に体感できるのが、ウフララ渓谷の大きな魅力です。
グリーンツアーのランチ内容と食レポ
筆者が参加したグリーンツアーでは、ウフララ渓谷のトレッキング終了地点にある休憩エリア付近のレストランで、ランチタイムが設けられていました。

こちらが、当日のランチで提供された料理です。

スープと平たいパンに加え、魚料理または鶏肉のトマト煮込み風料理と、付け合わせのブルグルが提供されました。このほか、甘めの缶ジュースも付いてきました。
スープはおかわり自由でしたが、味付けはかなり薄めでした。周囲の参加者からも、あまり口に合っていない様子が見受けられ、筆者自身も特別おいしいとは感じませんでした。

メイン料理は魚料理と鶏肉料理から選べました。魚は丸ごと一匹を焼いたもので、骨が非常に多く、味付けも控えめです。

一方、鶏肉料理はトマトベースのソースで煮込まれていましたが、香辛料の刺激がやや強い割に、全体的な味は薄く感じました。
付け合わせのブルグルは、米のように見えますが、小麦を挽いて加熱したトルコでは定番の食材です。
また、平たいパンは焼きたてのようなパリッとした食感ではなく、ややしっとりとしており味もイマイチでした。

筆者は記事を書く都合もあり、これまでグリーンツアーやレッドツアーでは、基本的にランチ付きのプランを選んでいます。ただし、これまで参加したツアーの中で、ランチを特別おいしいと感じたことはなく、正直に言えば、毎回不味いと感じています。
もちろん、料理の内容や味は利用するレストラン、運行会社、参加日によって異なります。あくまで筆者個人の感想ですが、ランチの有無を選択できる場合は、無理に付けなくてもよいと思います。
ランチなしのプランを選ぶ場合は、ツアー中に自由に食事を取れる時間があるとは限らないため、シリアルバーやパンなど、短時間で食べられる軽食を持参しておくと安心です。
セリメ修道院の見どころと見学時の注意点

セリメ修道院は、ウフララ渓谷の北西側、セリメ村を見下ろす岩山に造られた大規模な岩窟修道院です。筆者が参加したグリーンツアーでは、ウフララ渓谷でのトレッキングとランチを終えた後に訪れました。
8〜9世紀頃に造られたとされる修道院で、岩山を掘って造られた教会をはじめ、礼拝堂、居住空間、厨房、食料庫などが複雑につながっています。

遠くから見ると一つの巨大な岩山ですが、内部へ入ると、複数の階層に大小さまざまな空間が広がっています。

天井の高い教会空間や、岩を削って造られた柱、アーチ状の通路なども残っています。

見学では、岩肌に設けられた坂道や階段を上りながら、修道院の内部を巡っていきます。

整備された平坦な観光施設とは異なり、足場がでこぼこしている場所や傾斜のある通路もあるため、歩きやすく滑りにくい靴で参加するのがおすすめです。
「レッドツアー」などで見学する「ギョレメ野外博物館」の「岩窟教会」と比べても規模が大きく、巨大な岩山全体を修道院として利用していたことが実感できます。

筆者が実際に見学した際も、外観から想像する以上に内部が広く、通路を抜けるたびに教会や居住空間が現れました。自由に歩いて見学できる範囲が広いため、限られた滞在時間の中では、ガイドの案内を聞きながら主要な場所を効率よく回るのがおすすめです。
また、高い場所まで上ると、眼下にセリメ村と周囲の渓谷を一望できます。

奇岩の内部を見学するだけでなく、見晴らしのよい場所からカッパドキア南部の景色も楽しめます。

この様に、岩山の内部に造られた複雑な構造や、建物全体のスケールを体感することが、セリメ修道院の大きな見どころになります。

参考までに、こちらはセリメ修道院付近から眺めた「セリメ村」の全景です。

村の中心にはモスクが建ち、その周囲に住宅や墓地が広がっています。一般的なグリーンツアーでは、セリメ村の内部を歩いて観光するのではなく、セリメ修道院の見学時に周辺の景観として眺める形が中心です。筆者が参加したツアーでも、村内には立ち寄らず、修道院付近から全景を眺めました。
ヤプラクヒサルの景観と見どころ

ヤプラクヒサルは、セリメ村の対岸付近に広がる奇岩地帯です。筆者が参加したグリーンツアーでは、セリメ修道院へ向かう途中に立ち寄り、遠方から円錐形の奇岩が連なる景観を眺めました。
グリーンツアーの定番スポットとして必ず訪れる場所ではなく、近年のツアーでは行程に含まれない場合もあります。また、立ち寄る場合も、奇岩群の中を歩いて見学するのではなく、道路沿いの展望地点などから短時間眺める形が一般的です。
その独特な景観が、映画「スター・ウォーズ」に登場する惑星の風景に似ていることから、撮影地だったという話を耳にすることがあります。しかし、カッパドキアで同作品の撮影が行われたという事実は確認されておらず、実際のロケ地ではありません。
なお、ヤプラクヒサルが訪問先に含まれていなくても、地下都市やウフララ渓谷、セリメ修道院などの主要スポットを巡るツアーであれば、一般的なグリーンツアーとして内容が不足しているわけではありません。
ピジョンバレー(鳩の谷)の見どころ

グリーンツアーの最後に立ち寄ることが多いのが、ウチヒサールとギョレメの間に広がる「ピジョンバレー」です。日本語では「鳩の谷」と呼ばれ、筆者が参加したツアーでも、1日の観光を締めくくる最後のスポットとして訪れました。
一般的なグリーンツアーでは、谷の中を歩くのではなく、道路沿いの展望スポットから奇岩や谷の景観を眺める形が中心です。筆者が参加した際も、短時間の自由時間が設けられ、谷の奥まで連なる奇岩を眺めたり、写真を撮影したりして過ごしました。
ピジョンバレー最大の特徴は、岩の斜面に無数の小さな穴が掘られていることです。これらの穴は自然にできたものではなく、かつて地域の人々が鳩を住み着かせるために人工的に造った「鳩小屋」です。

▲岩の斜面をよく見ると、鳩を住み着かせるために掘られた四角い穴が無数に並んでいます。
カッパドキアでは古くからブドウ栽培が盛んで、鳩の糞は畑やブドウ園の肥料として利用されてきました。岩壁に鳩小屋を造って鳩を住み着かせ、そこで効率よく糞を集めていたことから、鳩は地域の農業や暮らしを支える重要な存在だったと考えられています。
現在では、すべての鳩小屋が昔と同じ目的で使われているわけではありませんが、岩壁に残る無数の穴からは、鳩とカッパドキアの人々の暮らしが深く結び付いていたことが分かります。
見学時間はそれほど長くありませんが、グリーンツアーの最後にカッパドキアらしい奇岩の風景をもう一度眺められるため、1日の締めくくりにふさわしいスポットです。なお、ツアー会社によっては「ピジョンバレー・パノラマ」や「鳩の谷展望台」などの名称で案内されています。
また、このエリアの展望スポットからは、ピジョンバレーの奇岩だけでなく、カッパドキアを代表する景観の一つである「ウチヒサール城」と、その周囲に広がる街並みも眺めることができました。

ツアー終了|実際の所要時間は約8時間30分
この日は、最終訪問地となった「ピジョンバレー(鳩の谷)」を午後5時30分ごろに出発しました。その後、筆者が宿泊していたギョレメ中心部のホテルまで送迎してもらい、午後6時ごろにツアー終了となりました。
ホテルへのピックアップは午前9時30分ごろだったため、送迎を含めたトータルの所要時間は約8時間30分でした。
グリーンツアーの所要時間は、時期や参加するプラン、当日の交通状況などによって異なりますが、一般的には7〜9時間ほどかかる1日ツアーです。参加当日は、朝から夕方まで予定を空けておくのがおすすめです。
グリーンツアーは、滞在ホテルを通じて手配できるほか、「GetYourGuideのグリーンツアーページ」など、日本語対応の予約サイトからも申し込めます。
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