カリフォルニアディズニーのロッカー完全ガイド|料金・場所・スーツケースは預けられる?

本記事では、カリフォルニア・ディズニーに設置されている「ロッカー」について、筆者自身がホテルをチェックアウトした帰国日に、スーツケース対応のロッカーを実際に利用した体験をもとに、わかりやすく徹底解説します。
ロッカーの設置場所、サイズごとの料金、収納できる荷物の大きさ、使い方の流れなど、現地で役立つ実践的な情報を詳しく紹介しています。
なお、本文中では「ディズニーランド・パーク」を「ランド・パーク」、「ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク」を「アドベンチャー・パーク」と表記します。
カリフォルニア・ディズニーのロッカー料金とサイズ
カリフォルニア・ディズニーのロッカーは、サイズ別に「レギュラー」、「ラージ 10ドル」、「ラージ 12ドル(エクストララージ)」、「ジャンボ」の4種類があり、リゾート内に計4箇所の設置場所があります。
表はスワイプ(横スクロール)で全体表示可能です。
サイズ | 外寸 幅 × 高さ × 奥行き(cm) | 1日料金 | スーツケース収納可 |
---|---|---|---|
レギュラー (ミディアム) | 約32×43×46cm | $7 | × リュックやお土産袋など手荷物向け |
ラージ (ラージ 10ドル) | 約38×42×57cm | $10 | △ 機内持ち込み上限サイズのスーツケースだと入らない可能性あり |
エクストララージ (ラージ 12ドル) | 約38×58×57cm | $12 | 〇 機内持ち込みスーツケースは問題なく収納可能 |
ジャンボ | 約46×64×94cm | $15 | ◎ 中型(Mサイズ)は可能、大型(Lサイズ)はサイズ次第 |
記載サイズはロッカーのサイズです。収納可能サイズではありません。
ディズニーのロッカーは、奥行きが特に深く設計されているのが特徴です。スーツケースを収納する際は横に寝かせて入れる形になるため、表に記載された奥行きのサイズが、スーツケースの高さに対応しているかが収納可否の大きなポイントになります。
筆者が2025年に現地で確認したところ、ラージという表記のロッカーには、$10と$12の2種類の料金設定が存在しており、$12のラージは高さがある分、より大きな荷物に対応したサイズになっています。このサイズは、公式情報でいう「エクストララージ」に該当します。ただし、現地のロッカー操作画面上ではどちらも「ラージ」と表示されるため、実際のサイズ差は料金の違いから判断する必要があります。
なお、「レギュラー(ミディアム)」と「ラージ 10ドル」はリゾート内の4箇所中3箇所に設置されていますが、「ラージ 12ドル(エクストララージ)」と「ジャンボ」は、1箇所のみ(ピクニックエリア)での取り扱いです。
したがって、スーツケースを確実に預けたい方は、ピクニックエリアのロッカーを利用するのが確実です。次項では、地図付きでロッカーの設置場所をご紹介します。
ロッカーの設置場所一覧|詳細マップ付き
筆者が2025年5月にカリフォルニア・ディズニーを訪問した際に確認したところ、ロッカーの設置場所は全4か所でした。以下の地図では、それぞれの場所と対応サイズをまとめています。荷物の大きさに合わせて、事前にロッカーの位置を把握しておくと安心です。
全てのロッカーは荷物検査後にしかアクセスできないので、小型の手荷物はもちろん、スーツケースなどの大型荷物を持ち込む場合は必ず荷物検査を受ける必要があります。筆者も機内サイズの大型リュックを開いて中身を確認されました。荷物検査を通過すると、地図上中央の「エスプラネード」と呼ばれるエリアに出ます。
参考までに、カリフォルニア・ディズニー公式サイトの Locker Rentals ページでは、ロッカーの設置場所が以下のように地図で示されています。
筆者が2025年5月に現地確認した時点では、赤丸で囲った3か所のロッカーは実際に稼働していましたが、北側ランド内のメインストリート沿いにロッカーは見つかりませんでした。すでに撤去されている可能性もあるため、現地では他のロッカーを中心に探すのが無難です。
ここから先では、筆者が実際に確認できた4か所すべてのロッカーについて、実際の写真を交えながら、サイズや設置場所の詳細をご紹介していきます。
スーツケースを預けたい方へ(ジャンボ・エクストララージ)
スーツケースサイズの大型荷物を預けられるロッカーの設置は、ピクニックエリア内のみです。
たとえ機内持ち込みサイズの小型スーツケースであっても、他の3箇所のロッカーでは収納が難しいため、スーツケースを持参する方はピクニックエリアのロッカー一択と考えておいた方が良いでしょう。
このロッカーでは、「ジャンボ」または「大(ラージ)」の2種類から選択して荷物を預けることができます。
ここでいう「大(ラージ)」は12ドルに設定されており、他のエリアのラージ(10ドル)よりもサイズが大きく、実質「エクストララージ」に相当します。公式サイトのサイズ表記「約38×58×57cm」から判断する限り、機内持ち込みサイズのスーツケースであれば問題なく収納可能と考えられます。
参考までに ジャンボサイズのロッカーに、機内持ち込みサイズ上限(55×35×22cm/約22L)の大型リュックを収納した際の様子が以下の写真です。
ご覧の通り収納後も空きスペースにかなり余裕があります。正直なところ「ラージ(12ドル)」サイズのロッカーで筆者の場合は十分でした。
しかし、ロッカーは隣の操作機でクレジットカード決済を完了させないと開けることができないため、課金後にロッカーを開けてスーツケースが入らなかった場合でも返金されません。つまり、実際に収納できるかどうかは課金後にしか確認できない仕様のため、筆者は念のため余裕のあるジャンボサイズを選択しました。
実際に使ってみて感じたのは、機内持ち込みサイズのスーツケースまでであれば「エクストララージ(ラージ 12ドル)」、中型(Mサイズ)以上のスーツケースであれば「ジャンボ」を選ぶのが無難です。
大型(Lサイズ)スーツケースは、平均的な大型(Lサイズ)スーツケースの大きさから判断するかぎりでは、ジャンボサイズのロッカー(約46×64×94cm)に収納できる可能性が高いですが、事前にご自身のスーツケースの寸法を確認しておくと安心です。
また、筆者は朝一番でこのロッカーを訪れてスーツケースを預けることができましたが、午後2時頃に戻った際にはすでに空きがなくなっていました。スーツケースを確実に預けたい場合は、できるだけ早い時間帯、遅くとも午前10時までの利用をおすすめします。
手荷物・リュックを預けたい方へ(ラージ・レギュラー)
「レギュラー・ラージサイズ」のロッカーは全部で3箇所あり、ロッカー数に違いはありますが、ロッカーの大きさはすべて同じ「レギュラー・ラージサイズ」のみとなります。
3件のうち、パーク内にあるロッカーは1件のみで「アドベンチャーパーク」の入口近くの右手側(西側)にあります。それ以外はのロッカーは全てエスプラネード(パーク外)にあります。
以下より3件の「レギュラー・ラージサイズ」のロッカーについて写真付きでご紹介致します。
ランド・パーク入口付近のロッカー情報
ディズニーランドパークの入口近く、ピクニックエリアの北側に「レギュラー・ラージサイズ」に対応したロッカーがあります。
ディズニーランドパークの入口を正面にして、左手方向に歩いていくとすぐに見つかります。
このロッカーは、アドベンチャーパーク内にある「レギュラー・ラージサイズ」のロッカーよりも、利用者は少ない印象で、15時頃に確認した時点では、結構ロッカーの空きはありました。
左手側と正面奥が「レギュラーサイズ(約32×43×46cm)」、右手側が「ラージサイズ(約38×42×57cm)」のロッカーになります。
下が「レギュラーサイズ」のロッカーの預けイメージです。
お土産と通常のリュックサック程度なら余裕で収まりそうですね。
ロッカーの預け方については、記事後半で解説しますが、タッチパネルを操作の上で、利用するロッカーサイズを「レギュラー」か「大(ラージ)」のいずれかより選択すると、ロッカー番号が記載されたレシートがプリントアウトされるので、そのロッカーを利用する流れになります。
アドベンチャー・パーク入口付近のロッカー情報
アドベンチャーパークの入口を正面にして左手(東)側にも「レギュラー・ラージサイズ」に対応したロッカーがあります。
4つあるロッカーの中では最も小規模ですが、人気は少なく穴場かもしれません。
奥と奥の右手側が「ラージサイズ(約38×42×57cm)」、それ以外が「レギュラーサイズ(約32×43×46cm)」のロッカーになります。
写真手前側に見えるのがロッカーの操作機になり、どのロッカーも預け方や荷物の取り出し方は同じです。
アドベンチャー・パーク内のロッカー情報
ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーパーク内にも、レギュラー・ラージサイズ対応のロッカーが設置されています。場所は、パーク入口を入ってすぐ右手側にあります。
筆者が確認した2025年5月時点ではパーク内にある唯一のロッカーです。ちなみに、このロッカーに向かって右手側に男性トイレがあります。
狭い4列の通路にびっしりとロッカーが並んでいます。
混雑時はちょっとストレスを感じかもしれませんが、アドベンチャーパークで遊ぶ方にとっては使い勝手のいいロッカーです。
筆者が16時頃に訪れた際は、人気も少なくロッカーにも空きがありました。
ロッカーの使い方|支払い・操作画面の手順を解説
カリフォルニア・ディズニーに設置されている全てのロッカーは、共通の操作端末を使用して管理されています。ロッカーエリアに設置された赤や緑の端末のタッチパネルで操作を行い、支払い完了後に発券される紙のレシートに記載されたロッカー番号のロッカーを使用する仕組みです。
以下では、実際の操作手順を画像付きで解説します。
① 表示言語を日本語に変更
まずは画面下に表示されている日本国旗をタップし、日本語表示に切り替えます。
② ロッカーサイズを選択
希望のロッカーサイズ(ジャンボ、ラージ、レギュラーなど)を選択します。表示されないサイズがある場合は、そのサイズのロッカーに空きがないことを示しています。
③ クレジットカードをスワイプ
次に、操作端末の右手側にある縦型のカードリーダーにクレジットカードをスワイプして支払いを行います。カードの裏面を左手側に向けて、縦方向にゆっくりと下までスライドさせてください。
④ 任意の4桁のアクセスコードを設定
4桁の数字を入力し、自分専用のアクセスコード(パスワード)を設定します。「Enter」ボタンを押すと次に進みます。
⑤ アクセスコードを再入力
続いて、再び同じような画面が表示されます。「アクセスコードを再入力してください」という案内に従い、先ほどと同じ4桁の数字を入力し、「ENTER」ボタンを押してください。
⑥ ロッカー番号を確認
アクセスコードが確定すると、「あなたのロッカー番号は〇〇〇〇」と表示され、レシートが発券されます。ロッカーの場所と番号はこのレシートで確認します。
⑦ ロッカーに荷物を収納
発券されたロッカー番号のロッカーを見つけたら、先ほど設定した4桁のアクセスコードを入力し、「ENTER」ボタンを押してください。ロッカーが開くので荷物を収納します。 荷物収納後、ロッカーの扉は閉めると自動でロックされます。再度開ける際も、同じようにアクセスコードを入力して「ENTER」を押せば開きます。
荷物の出し入れは自由なので、再びロッカーに戻ってきて必要な手荷物の出し入れも可能です。筆者も充電バッテリーを何度か出し入れしました。
パーク内のロッカーは、パークの営業時間内のみ利用可能ですので、仮に2日連続で訪問する場合も、必ず営業時間前にロッカーから荷物を回収するようにしてください。ロッカーに荷物を一晩中保管することはできません。
ロッカー利用の重要ポイントまとめ
カリフォルニア・ディズニーのロッカーに関する重要ポイントをまとめると以下の通りです。
設置場所は全4箇所。そのうち3箇所はエスプラネード(パーク外の共通エリア)にある
スーツケースを預けられるのはピクニックエリア内にあるロッカーのみ
(設置場所MAPを見る)スーツケースが収納できるピクニックエリア内のロッカーは、早い時間に埋まるため、午前中(可能なら午前10時前)までに預けるのがおすすめです。
ロッカーサイズと料金(1日あたり):
・レギュラー:$7
・ラージ:$10
・エクストララージ:$12
・ジャンボ:$15利用可能時間はパーク営業時間内のみ
支払い方法:
・クレジットカード専用(現金不可)
・Visa, Mastercard, American Express 対応(JCB不可)利用の流れ(タッチパネル操作):
① 日本語選択 → ② ロッカーサイズ選択 → ③ クレジットカードをスワイプ
④ 4桁のアクセスコードを設定 → ⑤ 同じコードを再入力 → ⑥ ロッカー番号とレシート受取 → ⑦ 荷物収納出し入れの自由度:
・当日の営業時間内であれば何度でも出し入れ自由(アクセスコード使用)注意点:
・ロッカーに入らなかった場合でも返金不可
・利用前にサイズ確認はできない(支払い後に初めて開く)
・宿泊荷物の保管や翌日への持ち越し不可
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