ブダペスト観光 おすすめスポットとモデルコース

(2017年12月5日) ハンガリー  ブダ地区とペスト地区

本ページではブダペストの人気観光地「ブダ城」「三位一体広場」「マーチャーシュ教会」「漁夫の砦」「英雄広場」の基本情報からアクセス情報まで詳しく解説しております。

歴史的建造物と美術品の宝庫「王宮の丘」

王宮の丘の景観

ブダ地区の高台に位置にする「王宮の丘」。この丘のおおよそ1000m×300mほどの範囲に、「ブダ城(王宮)」をはじめ、「マーチャーシュ教会」「漁夫の砦」「三位一体広場」など、ブダペストの観光スポットが集中しています。また、高台に位置しているので、ブダ地区とペスト地区を一望できるほか、夜のくさり橋の絶好撮影スポットとしても知られています。その他にも、お土産屋やレストランなども営業しており、王宮の丘は一つの小さな街と考えるとイメージしやすいかもしれません。

■アクセス・ロケーション

王宮の丘のたもとまでは、地下鉄2番(M2)で「Batthyány tér(バッチャーニ広場)」駅で下車後、徒歩10分~15分ほど。もしくは、バス系統 16,16A,116番に乗って「Disz ter(ディース・テール)」駅で下車後、徒歩4分ほどになります。

【ケーブルカーの基本情報】

  • ・営業時間:07:30~22:00※最終運行は21:50
  • ・運行間隔:5分〜10分間隔で運行
  • ・チケット料金(片道):1,200HUF(約500円)
  • ・チケット料金(往復):1,800HUF(約800円)

王宮の丘のたもとから丘の上までは、ケーブルカーで登る事ができます。徒歩でも5分〜10分ほどで上まで行ける距離ですが、折角なので、登りだけでもケーブルカーの利用がおすすめです。帰りは徒歩でも十分ですが、夜はやや暗い道を通るので、女性の方などはご注意ください。

ブダペストの詳細地図

■ブダ城

様々な国の干渉を受け、破壊と再生を繰り替えしてきた歴史的な王宮

旧王宮の景観

王宮の丘に登って一番最初に目にする観光スポットが、このブダ城です。ブダ城は、13世紀に近隣列強諸国の侵略から自国を守るための要塞として築かれました。しかし、16世紀のオスマン帝国の侵攻よって、王宮は壊滅的な打撃を受け、建物は瓦礫と化しました。

18世紀になると、ハンガリー王国は、オーストリア女帝「マリア・テレジア」の王政下となります。マリア・テレジアは、王宮に新たに200以上もの部屋を加え、建物を再建させましたが、19世紀の3月革命によって、再び壊滅的な打撃を受けます。その後も何度か王宮は破壊と再建を繰り替えし、1980年代の修復工事によって、ようやく現在の姿となりました。

ブダ城は、数世紀に渡り破壊と再建が繰り替えされたため、ゴシックからバロックまで、多岐に渡る建築様式が用いられています。現在は城内に複数の博物館を擁し、中央に「国立美術館」南側に「ブダペスト歴史博物館」、その反対側が「セーチェ二国立図書館」になっています。また、城内の中庭には、マーチャーシュの噴水や、ハンガリーの偉人たちの彫像なども多数置かれています。

【国立美術館の基本情報】

ハンガリー建国以来の18世紀から19世紀の美術品を展示しています。元々は、国立博物館の美術部門が独立したもので、かつては別の場所にありました。1973年になり王宮内へと移転しました。館内のドーム部分にあるテラスからは絶景を楽しめるほか、カフェやギフトショップなども併設しています。展示品の数は莫大で、絵画が約6千点、彫刻が約2千点、全ての展示品を合計すると、2万点以上にも上ります。本気で見学しようとすると、半日は必要です。

  • ・営業時間:10:00~18:00 ※月曜休日、入場は17時まで
  • ・入場料金:1800HUF(約1,000円)

【歴史博物館の基本情報】

ブダとペスト時代、合併後のブダペスト時代まで、それらの歴史にまつわる様々な物品を展示しています。館内には、当時の写真や、家具、衣装、書籍、アート、土器、地元で発見された武具や装飾品など、ブダペストの歴史に関わるありとあらゆる物が展示されています。

  • ・営業時間:10:00~18:00(3月-10月)、10:00~16:00(11月-2月)※月曜休日
  • ・入場料金(ローシーズン/ハイシーズン):1800HUF/2000HUF(約1,000円/1,200円)

【セーチェ二国立図書館の基本情報】

セーチェ二が19世紀に設立したハンガリー最大の図書館です。彼が世界中を旅行して集めたハンガリー関連の書籍をはじめ、約1万5千冊の本と、2000冊の写本を所蔵しています。観光スポットとしてだけでなく、市民の図書館としても広く利用されています。

  • ・営業時間:09:00~20:00
  • ・入場料金:1200HUF(500円~600円)

■マーチャーシュ教会

高さ88mの尖塔がシンボル。歴代王の戴冠式が行われた別名「戴冠教会」

【マーチャーシュ教会の基本情報】

  • ・営業時間:09:00~17:00(月-金)、09:00-13:00(土)、13:00-17:00(日)
  • ・入場料金:1500HUF(約700円)
  • ・入場料金(尖塔の入場料):1500HUF(約700円)

マーチャーシュ教会は、ハンガリー国王「ベーラ4世」によって13世紀に建立されたネオゴシック様式の教会です。この教会は、モザイク柄が描かれた屋根と、非常に細かい装飾が施された高さ88mの尖塔が非常に特徴的です。教会の正式名称は「聖母マリア聖堂」ですが、一般的にはマーチャーシュ教会という通称で呼ばれています。

現在、教会内部を有料で見学ができるほか、別料金で尖塔の上に登ってパノラマビューの景色を楽しむ事もできます。また、普段は通常の教会としても使用されており、結婚式やコンサートなども行われています。

■漁夫の砦

大小7つの塔を持つ漁師たちによって造られた白亜の要塞 漁夫の砦(奥)と聖イシュトヴァーン1世の像(手前)

【漁夫の砦 基本情報】

  • ・営業時間:09:00~19:00(3月16日-4月30日)、09:00~20:00(5月1日-10月15日)
  • ・チケット料金:400HUF(約200円)

漁夫の砦は19世紀に漁業組合によって、城を守るために建設されたネオゴシック様式の砦です。緊急時には漁師たちもブダ城を守るという役割を担っていたので、漁夫の砦と呼ばれる様になりました。

漁夫の砦の砦部分への入場は有料で、砦の上からは、ブダ地区とペスト地区のパノラマビューを楽しむ事ができます。

砦の西側の景観 砦の西側の景観です。夕焼け時は沈みかけの太陽に照らされ、ムードが出ます。

聖イシュトヴァーンの像 砦の南側の広場中央に建つハンガリー建国の父、聖イシュトヴァーンの像

漁夫の砦からの景観1 漁夫の砦からは、くさり橋を望む事もできます。

漁夫の砦からの景観2 砦の上からは国会議事堂の全景も眼下にとらえる事ができます。

■三位一体広場

悪病が再び流行しない事を願って建設された記念碑のある広場

三位一体広場は、マーチャーシュ教会の目の前にある広場で、バスの停留所にもなっています。これといって特に何もない広場ですが、中央にバロック様式の記念碑が建っています。この記念碑は18世紀の疫病で生き残った人々の手によって造られたものです。

三位一体広場は、わざわざ時間をかけて足を運ぶほどの場所ではありませんが、マーチャーシュ教会や漁夫の砦を観光する際に、必ず通る場所にありますので、自ずと観光する事になると思います。記念撮影のランドマークとしては悪くない場所です。

英雄広場

長さ2.5kmほどのアンドラーシ通りを歩いて行くと一際高い塔がそびえる「英雄広場」にたどり着きます。英雄広場は、1896年にハンガリー建国1000年を記念して建設されたブダペスト最大の広場です。

広場の中央に建つ高さ36mの塔の頂点には、王冠と十字架を手にした大天使ガブリエルの像が建ち、その塔を囲む様にハンガリー人の起源となる7種族の長の像が建っています。この塔は1900年にパリ万博でグランプリを受賞したものです。また、その後方には、塔を取り巻く様に、左右で14体のハンガリーを代表する英雄の像が建っています。

1989年には、ソ連軍によって絞首刑にされた元大統領「ナジ・イムレ」を追悼するために、この英雄広場に25万人もの人が集まりました。英雄広場はハンガリーの歴史的な事件と非常に関わりの深い場所です。

■アクセス・ロケーション

アクセス方法は、メトロM1「Hősök tere(ホーショク・テレ)」駅で下りて、そこから徒歩1分ほどですが、英雄広場へと続くアンドラーシ通りは、ショップや飲食店、美術館などが並ぶ観光名所の一つなので、地下鉄A線の少し手前の「 Kodály körönd (コダーイ・コロンド)」駅あたりで降りて、徒歩10分ほど歩きながら英雄広場を目指すのもおすすめです。

ブダペスト詳細地図