【2024年版】バリ島エリア別観光ガイド – エリアの特徴とおすすめスポット

バリ島の各エリアをご紹介する前に、まずはマップで主要エリアと「空港」のおおよその位置関係をご覧ください。

地図のうち、観光や宿泊地として人気の以下9エリアを厳選してご紹介します。

• スミニャック
• クロボカン
• クタ・レギャン
• サヌール
• ヌサドゥア
• ウブド
• デンパサール
• ジンバラン
• ウルワツ

まずは人気の「スミニャック」からご紹介します。

スミニャックの特徴と概要

スミニャックは、バリ島で最も洗練された最先端エリアの一つです。

大通りには、おしゃれなカフェやレストランが並び、ローカル料理や多国籍料理を楽しめるグルメスポット、ショッピング、インスタ映えする場所など、様々な要素を兼ね備えたエリアです。

バリ島初訪問の方には特におすすめのエリアで、二大ショッピングモール「スミニャック・ヴィレッジ」と「スミニャック・スクエア」を拠点に散策すれば、買い物、スパ、グルメ（おしゃれなレストラン・カフェ・スイーツ）など全てを満喫できます。

ただし、観光客向けのレストランやおしゃれなカフェ、スイーツ店が中心となっているため、地元のインドネシア料理店はあまり多くありません。一方で、スパやマッサージ、ホテルの選択肢が豊富で、様々な予算に対応しています。

総じて、スミニャックは観光客向けの高級志向エリアと言えますが、お手頃価格から高級まで幅広い施設が揃っており、バリ島を初めて訪れる方にも滞在プランを立てやすいエリアです。

エリア内の有名なホテルには「Wバリ（W Bali）」や「アリラ・スミニャック（Alila Seminyak）」などがあり、日本人にも人気です。

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クロボカンの特徴と概要

クロボカンは、観光客向けのエリアというよりも、地元民や長期滞在者が多く、バリ島の田園風景が楽しめる落ち着いたエリアです。

スミニャックと同様に紹介されることもありますが、よりローカル感が強く、観光客向けの施設は少なめです。一方で、手頃な価格の宿泊施設が多く、スパやマッサージもリーズナブルに提供されています。

また、店舗数こそ少ないものの、おしゃれなセレクトショップ、雑貨店、スパなどが点在しており、ウブドに本店がある人気ナチュラルコスメ「ウタマスパイス(UTAMA SPICE)」の店舗もあります。

宿泊施設はスミニャックほど多くありませんが、ホテルやヴィラの種類は豊富です。

クタ・レギャンの特徴と概要

「クタ・レギャン」は「スミニャック・クロボカン」エリアと比べると、よりローカル色が強く活気溢れるエリアです。

特に「クタ」エリアはサーフィンやビーチアクティビティが有名で、若い旅行者やバックパッカーに人気が高く、ナイトライフが充実しているのが大きな特徴です。

ここぞという観光スポットとしては「クタビーチ（Kuta Beach）」と「ウォーターボム・バリ（Waterbom Bali）」ぐらいしかありませんが、目抜き通りである「レギャン通り」や「カルティカプラザ通り」には、個人経営のお土産店やレストラン、大型ショッピングモール、スーパー、コンビニなどが軒を連ねています。

食事やショッピングはもちろん、歩いているだけでバリ島のローカルな雰囲気を楽しむことができます。

クタの宿泊施設は、バリ島の中でもリーズナブルな部類で、お手頃価格のホテルやホステルが数多くあります。

また、エリア内には、高級リゾートホテルも複数あり、スミニャック・クロボカンエリアのそれと比べると料金設定が安くコスパが高いです。敢えて、このローカルエリアに絞って高級ホテルを探すのもお勧めです。

サヌールの特徴と概要

サヌールは落ち着いた雰囲気が魅力のエリアで、のんびりとしたバリ島らしい時間を楽しむことができます。

エリア内には、リゾートホテルが立ち並び、カフェやスパも充実し、観光スポットでは「サヌールビーチ（Sanur Beach）」や「バリ・シェルミュージアム（Bali Shell Museum）」などがあります。

お土産を探すには非常に便利なエリアで、巨大ギフトショップ「クリスナ オレオレ バリ(KRISNA OLEH-OLEH BALI)」や、最新型ショッピングモール「アイコンバリ(ICON BALI MALL)」、高級チョコレート店「ジャングルゴールドバリ(Junglegold bal)」などがあります。「クリスナ オレオレ バリ」に足を運べば、バリ島の定番土産が何でも揃うと言っても過言ではありません。

ただし、クタやスミニャックの様に特定のエリアにショップやレストランが集中している訳ではないので、「カーチャーター」や「Grab（定額タクシー）」を活用して観光するのがお勧めです。

「サヌール」は、手頃な価格で質の高いスパを提供する施設が充実しているほか、エリア内のホテルでは「ハイアット・リージェンシー・バリ」や「マヤ・サヌール・リゾート＆スパ」などが有名で、長期滞在に適したホテルやヴィラも多数あります。

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ヌサドゥアの特徴と概要

ヌサドゥアは、バリ島随一の高級リゾートエリアです。

バリ島南部の観光産業を発展させるために、インドネシア政府によって計画的に開発されました。政府計画の一環として、観光だけでなく、国際的なイベントを開催するための大規模な会議施設が設けられ、ビジネスや外交の場としても広く利用されています。

バリ島内で最も治安の高いエリアで、宿泊施設が立ち並ぶエリアは「メインゲート」と呼ばれる24時間体制のセキュリティゲートで厳重に警備されています。

エリア内のホテルには、バリ島で唯一の6つ星ホテル「ザ・ムリア」を筆頭に、断崖の絶景で知られる「アヤナリゾート＆スパ」、「ザ・リッツ・カールトン バリ」「グランドハイアット バリ」など、有名高級ホテルリゾートが揃い踏みです。

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「ヌサドゥア」のホテルやヴィラは、スパから食事まで、広大な宿泊施設内で全て完結する事を前提としているので、徒歩でちょっとした買い物やスパに出向くには若干不憫なエリアです。

一方で、いくつかのホテルからは「バリコレクション」と呼ばれるショッピングエリアへの往復無料シャトルバスが定期的に運行されており、ショッピングは「バリコレクション」を利用する方が非常に多いです。

このエリアのリゾートは敷地内に質の高いスパを必ずと言っていいほど併設していますが、タクシーで10分〜15分ほど羽を伸ばせば、安くて質の高いスパも複数見つけることができます。ヌサドゥアエリア内のホテルなら無料で往復送迎してくれる「ザラスパ(Zahra Spa)」などは当サイトのお勧めです。

ウブドの特徴と概要

ウブドはバリ島の伝統文化の中心地で、緑豊かな自然とアート、スピリチュアルな体験を楽しめるエリアです。

歴史と文化を感じるスポットが多く、壮大で穏やかな景観が魅力の棚田「テガララン・ライステラス」をはじめ、野生のサルが生息する「モンキーフォレスト（Monkey Forest）」、「ゴアガジャ遺跡（Goa Gajah)」「ウブド王宮（Ubud Palace）」など様々です。

ショッピングポイントである「ウブド市場 (Ubud Art Market)」に足を運べば、織物や手作りアクセサリーなど、バリの伝統的なお土産や工芸品を、地元文化を感じながら購入できます。

そして、ウブドの醍醐味は何と言っても、自然と一体化したヴィラホテルへの滞在です。大人気の「カマンダル ウブド リゾー」や「マンダパ、ア・リッツ・カールトン・リザーブ」などに宿泊すれば、まるで森の中に宿泊している気分を味えます。

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静かな環境でリラックスして過ごしたい方や、バリ文化と芸術に触れたい方などには、ウブドは特にお勧めです。

グルメに関しては、オーガニックカフェやヘルシーレストラン、地元の料理を楽しめるワルン（小さな食堂）も数多くあり、バリの食文化を余す事なく堪能できます。

ウブドには「カーチャーター」で日帰り観光する方も多いので、バリ島に来たら、是非一度は訪れてみてください。

デンパサールの特徴と概要

「デンパサール」は、バリ島の商業や政治の中心となっているエリアです。

このエリア内に空港があると勘違いされる方も多いですが、「デンパサール空港(イ・グスティ・ングラ・ライ国際空港)」は、このエリアから南へ約13キロ離れたトゥバン (Tuban) という地域に位置しています。

「デンパサール」は、一般的に観光地としてのイメージは強くありませんが、ローカル市場やショッピングセンターなどが意外に充実しています。「バリ博物館（Bali Museum）」や「ププタン広場（Puputan Square）」などの観光スポットもあり、バリの歴史と日常を感じながら、ショッピングやグルメを楽しむ事ができます。

ジンバランの特徴と概要

空港からも近い海沿いエリアのジンバランは、静かで落ち着いた高級ビーチリゾートです。

特に有名なのは、美しい夕日を眺めながら新鮮なシーフードを楽しむビーチ沿いのシーフードレストランです。リラックスした雰囲気があり、家族連れやカップルが多く訪れます。

ジンバランは主にリゾート内でのリラクゼーションを楽しむエリアであり、ビーチでのんびりしたり、ホテルのスパを利用したりする人が多いです。賑やかなナイトライフを求める人よりも、リラックスした雰囲気を好む人々に人気です。

ショッピングには不向きなエリアで、地元の工芸品やアートも見つかることがありますが、観光客向けの高級ブティックやリゾート内のギフトショップが中心です。

ウルワツの特徴と概要

バリ島の南西端に位置するウルワツは、壮大な断崖絶壁とウルワツ寺院で有名なエリアです。

息を呑むような海の景色を楽しめるだけでなく、夕方にはウルワツ寺院で開催される伝統的なケチャダンスも観光のハイライトです。サーフィンの聖地としても知られ、上級者向けの大きな波がサーファーに人気です。

ウルワツは、自然の絶景やバリの伝統文化を体験したい観光客にとって理想的なエリアです。静かなリゾートで過ごしたり、崖の上にあるラグジュアリーヴィラでリラックスする滞在が主流で、リゾートライフと自然の美しさを満喫できます。

ショッピングに関しては、ウルワツはサーフカルチャーに根ざしたエリアで、サーフギアを扱うショップが多く見られます。また、小規模なクラフトマーケットで地元のアートや手工芸品が販売されていますが、ショッピングエリアとしては限られています。

前項でご紹介した各エリアのジャンル別評価を表にまとめました。最高が星5つ、最低が星1つになります。

表はスワイプ(横スクロール)で全体表示可能です。

バリ島で何を重視するかによってお勧めエリアも変わってきますので「宿泊」「ショッピング」「スパ・グルメ」の3項目に分けて、おすすめエリアをご紹介致します。

宿泊にお勧めのエリア

観光スポットなどは多く巡らずにリゾート施設内でゆったりとラグジュアリーな時間を過ごしたい方は「ヌサドゥア」エリアへの宿泊がお勧めです。

特にバリ唯一の6つ星ホテルである「ザ・ムリア」に宿泊すれば、豪華な朝食やアフタヌーンティーを毎日無料で堪能できます。東京ドーム6個分の広さを誇る敷地内は、何日滞在しても飽きる事はありません。

また、バリ島初訪問であれば、宿泊の選択肢が多くて空港からも近い「クタ・レギャン」や「スミニャック」エリアへの宿泊がお勧めです。バリ島の中央部に位置するこの2つのエリアは、どのエリアに足を運ぶにもバランスが良いと思います。エリア内にショッピング、グルメ、スパなどが充実しているのも魅力です。

参考までに、下画像は前回のバリ訪問時に2日間滞在したクタにある「ザ ヴィラ バリ ブティック ホテル アンド スイート」です。

クタエリアでは、やや高級ホテルの部類ですが、接客が素晴らしく、日本人にも人気が高いです。

数日毎に宿泊エリアを変えて滞在するのであれば、「クタ・レギャン」か「スミニャック」に数日滞在し、残りの数日は「ウブド」に滞在すれば、全く異なる雰囲気のバリ島滞在を満喫できます。一方で、ウブドはバリ島の北側に位置するので、他のエリアへのアクセスはあまりよくありませんので、その点はご注意ください。

ショッピングにお勧めのエリア

バリ島には多くのショッピングエリアがあり、どの地域に訪れても多彩な買い物が楽しめますが、短時間で効率よくショッピングを楽しみたい方には、特に「ヌサドゥア」でのショッピングがオススメです。

「ヌサドゥア」にある巨大ギフトショップ「クリスナ オレオレ バリ(KRISNA OLEH-OLEH BALI)」は、バリ島の定番土産をほぼすべて網羅しており、広い店内には雑貨、衣類、菓子類、民芸品、工芸品、家具、サンダルなど、何でも揃っています。人気のジャングルゴールドのチョコレートも手に入るほか、Tシャツの種類は100点以上の品揃えです。

さらに、バリ島の主要エリアには大きなショッピングモールが点在しており、クタでは「リッポー モール クタ(Lippo Mall Kuta)」や「ディスカバリー・ショッピングモール」、スミニャックでは「スミニャック スクエア」や「スミニャック ヴィレッジ」、ヌサドゥアでは「バリコレクション」などが有名です。

このうち、クタの「リッポー モール クタ(Lippo Mall Kuta)」の地下にあるギフトショップとスーパーマーケットは、品数も豊富で料金も比較的リーズナブル、広さもコンパクトで商品が探しやすくお勧めです。

定番土産ではなく、バリの工芸品やオリジナル雑貨などに興味がある方は「ウブド」や「デンパサール」の市場に足を運んでみるといいと思います。また、お洒落で都会的なバリ雑貨やアパレルをお探しの方は「スミニャック・クロボカン」のセレクトショップやブティックに足を運ぶのがお勧めです。

スパ・グルメにお勧めのエリア

バリ島はどのエリアも「スパ」と「グルメ」は充実しているので、宿泊地の近場で探すのが基本ですが、「ウブド」の超自然一体型スパや、地元の新鮮食材を活かしたレストランなどは、この場所ならではの個性や魅力が詰まっており、他では味わえない独自の体験ができます。

ウブドのスパとしては「ファイブレメンツ バリ リゾート(公式サイト)」や「マヤ ウブド リゾート アンド スパ(公式サイト)」などが、レストランでは、植物ベース料理を提供する「Moksa」や、チリ出身のシェフが南米料理を提供する「Pica」などがお勧めです。

もし、滞在エリアから「ウブド」への移動で不安がある方は、旅行体験を販売しているサイト「KKday」の「バリ島貸切チャーター車 日帰り観光ツアー」などを利用すれば、自由に旅程をカスタマイズできます。スパ中などは待機してもらう事も可能です。

また「ウブド」ではありませんが、スパとホテルを手軽に往復したい方は、送迎付きのプランでスパ予約するのがお勧めです。参考までに、以下に「KKday」の送迎付きスパ予約プランを2つご紹介します。

• バリ島 ルヴィアスパ（LLuvia Spa）スパ体験
  利用券予約 往復送迎付き
• ジンバランでのスカール ジュプン スパ体験
  （ホテル送迎付き）

当サイトも前回のバリ島訪問時に「KKday」の送迎付きスパプランを利用しましたが、サポートも親切で当日も送迎からスパ完了までスムーズでした。おすすめです。